JP4694386B2 - 画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形装置を含む画像形成システムに関し、特に画像形成データの印刷、或いは出力を制限することが出来る画像形成システムに関するものである。
プリンタの普及により、誰でも簡単に印刷が行えるようになり、不特定な印刷によるコストの増大が問題になりつつある。この問題を解決するための方法として、例えばプリンタの印刷ユーザを限定したり、ユーザ別に印刷可能枚数値(上限値)を設けたりする方式が示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005―193560号公報(第7頁から第8頁、図2)
しかしながら、上記した従来の方法では、緊急にプリントアウトしたい情報があっても、印刷枚数が上限値を超えている場合には印刷することができず、利用性において、満足できるものではなかった。
本発明の目的は、上記した問題点を解消し、緊急時においても、対処できる画像形成装置、画像形成システム、及び情報処理装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、画像形成データ及び印刷処理情報を含む印刷データを受信して、前記印刷処理情報に基づいて前記画像形成データを印刷する画像形成装置において、
前記印刷処理情報の、印刷を一時的に許可する一時許可モードが設定されているか否かを示す運用モードの判定を行うデータ解析部と、前記印刷処理情報の内容に対応して設定される印刷制限の有無を格納する印刷制限情報格納部と、前記印刷制限の有無、及び前記運用モードの内容に基づいて、前記画像形成データを印刷するか否かを判定する印刷制限判定部と、前記印刷制限判定部の判定に基づいて前記画像形成データの印刷を行う画像形成処理部とを有し、
前記印刷制限判定部は、前記印刷制限が設定されている場合であっても、前記一時許可モードが設定されている場合には前記画像形成データの印刷を行うよう判定することを特徴とする。
本発明の別の画像形成装置は、画像形成データ及び印刷処理情報を含む印刷データを受信して、前記印刷処理情報に基づいて前記画像形成データを印刷する画像形成装置において、
前記印刷処理情報の、送信ユーザの判定と、印刷を一時的に許可する一時許可モードが設定されているか否かを示す運用モードの判定とを行うデータ解析部と、個々のユーザに対して設定される印刷制限の有無を、前記個々のユーザに対応して格納する印刷制限情報格納部と、前記データ解析部で判定された前記送信ユーザに対する前記印刷制限の有無、及び前記運用モードの内容に基づいて、前記画像形成データを印刷するか否かを判定する印刷制限判定部と、前記印刷制限判定部の判定に基づいて前記画像形成データの印刷を行う画像形成処理部とを有し、
前記印刷制限判定部は、前記データ解析部で判定された前記送信ユーザに対して前記印刷制限が設定されている場合であっても、前記一時許可モードが設定されている場合には前記画像形成データの印刷を行うよう判定することを特徴とする。
本発明による画像形成システムは、前記請求項1乃至5の何れかの画像形成装置と、該画像形成装置にネットワークを介して前記印刷データを送信するクライアントとを有する画像形成システムであって、
前記クライアントが、前記画像形成データを生成するアプリケーションと、前記画像形成データの印刷を指示する前記送信ユーザを特定するユーザ特定部と、印刷を一時的に許可する一時許可モードが設定されているか否かを示す前記運用モードを特定する運用モード特定部と、前記画像形成データに、前記送信ユーザ及び前記運用モードを含む前記印刷処理情報を加えて前記画像形成装置が解釈できる前記印刷データに変換して送信する画像形成データ生成部とを有することを特徴とする。
参考例としての情報処理装置は、
画像形成データを生成するアプリケーションと、前記画像形成データの印刷を指示する送信ユーザを特定するユーザ特定部と、印刷を一時的に許可する一時許可モードが設定されているか否かを示す運用モードを特定する運用モード特定部と、前記送信ユーザの判定と前記運用モードの判定を行うデータ解析部と、個々のユーザに対して設定される印刷制限の有無を、前記個々のユーザに対応して格納する印刷制限情報格納部と、前記データ解析部で判定された前記送信ユーザに対する前記印刷制限の有無、及び前記運用モードの内容に基づいて、前記画像形成データを出力するか否かを判定する印刷制限判定部と、前記印刷制限判定部の判定に基づいて前記画像形成データを出力する画像形成データ出力部とを有し、
前記印刷制限判定部は、前記データ解析部で判定された前記送信ユーザに対して前記印刷制限が設定されている場合であっても、前記一時許可モードが設定されている場合には前記画像形成データを出力するよう判定することを特徴とする。
本発明によれば、印刷制限により印刷が行えないユーザに対しても、緊急時には一時的に印刷を行わせることが可能となる。
実施の形態1.
図1は、本発明による画像形成システムの実施の形態1の構成例を示すブロック図である。
この画像形成システム10では、画像形成装置としてのプリンタ11とクライアント13が、ネットワーク12を介して通信可能に接続されている。クライアント13は、クライアントユーザや印刷許可に関する情報を含む印刷データをプリンタ11に送信するもので、アプリケーション62、プリンタドライバ61、キーボードなどの入力装置63、CRTなどの表示装置64から構成されている。
アプリケーション62は、文書、画像などの作成、印刷を行うためのソフトウエアである。プリンタドライバ61は、画像形成データ生成部66、ユーザ特定部67、運用モード特定部68から構成されている。ユーザ特定部67は、アプリケーション62から印刷指示が行われた場合、その印刷を要求する送信ユーザを特定する。運用モード特定部68は、後述するように、プリンタドライバ61に設定された運用モードの設定を特定する。画像形成データ生成部66は、アプリケーション62からプリンタドライバ61に渡された各種描画命令を画像形成データとしてプリンタが解釈出来るコマンドヘ変換し、更に印刷処理情報として、ユーザ特定部67で特定された送信ユーザ情報、及び運用モード特定部68で特定された運用モードからなる印刷制限情報をプリンタ11が解釈できるコマンドヘ変換する。そして変換したこれらの各データを結合し、印刷データとしてプリンタ11へ送信する。
プリンタ11は、受信処理部51、データ解析部52、カラー/モノクロデータ識別部53、印刷制限判定部55、画像形成処理部58、ディスプレイなどの表示装置57及び印刷不許可の場合、このことをユーザへ報知するように表示装置57へ指示する報知部56、個々のユーザ毎の印刷制限を、予め各ユーザに対応して格納する印刷制限情報格納部54から構成されている。
受信処理部51は、クライアント13からの印刷データを受信する。データ解析部52では、受信した印刷データに含まれているコマンドからクライアント13の送信ユーザ情報と運用モードの判定を行う。カラー/モノクロデータ識別部53は、印刷データの画像形成データがカラー印刷データであるか、モノクロ印刷データであるかの識別を行う。
印刷制限判定部55は、前記データ解析部52にて判定された送信ユーザに対する印刷制限情報を印刷制限情報格納部54から読み取り、またデータ解析部52で特定された運用モードを読み取り、後述するようにこれらの情報に基づいて印刷を実行するか否かを判断し、印刷を行うと判断した場合には、画像形成処理部58に対して印刷の実行を指示する。画像形成処理部58は、この印刷指示を受信すると、画像形成データの印刷を実行する。
図2は、印刷制限情報格納部54に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。同図に示すように、本実施の形態では、個々のユーザと印刷制限の有無が対になって登録されている。ここでは、ユーザ名「山田」は、例えば設定された印刷可能枚数をすでに印刷済(利用済)であるため、印刷制限が設定された「オン」状態になっていることを示している。ユーザ名「鈴木」は、印刷制限が設定されていない「オフ」状態になっていることを示している。
図3は、クライアント13からプリンタ11に送信される印刷データの一例を示す印刷データ構造図である。同図に示すように、ここでは、クライアント13から送信される印刷データの、その送信ユーザ名が「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」であり、更に印刷が行われる画像形成データが「カラー印刷データ」であることを示している。
図4は、プリンタドライバ61のドライバユーザインターフェース上で表示装置64に表示される運用モード設定画面例を示している。プリンタドライバ61には、運用モードとして「通常モード」と「一時許可モード」の選択肢がある。「通常モード」は、後述するように、結果的には、プリンタ11の印刷制限情報格納部54に格納されているユーザ毎の印刷制限の「オン」、「オフ」に従って、印刷の実行が判定されるモードである。例えば印刷制限が「オン」場合には印刷は実行されず、印刷制限が「オフ」場合には印刷は実行される。
「一時許可モード」は、後述するように、印刷制限が「オン」になっているユーザであっても一時的に印刷が行えるモードである。図2,3に示す例では、図2に示すように送信ユーザ名「山田」に対しては、印刷制限が「オン」に設定されているが、図3に示すように印刷データの運用モードが「一時許可モード」になっているため、一時的に印刷制限が解除されてこの画像形成データの印刷が実行される。
以上の構成において、この画像形成システムの動作例について説明する。
図5は、クライアント13の動作フローチャートであり、ここでは印刷制限が設定されているユーザ「山田」が、印刷を要求する場合を想定し、このフローチャートを参照しながら、先ずクライアント13の動作について以下に説明する。
先ず、ユーザ「山田」は、例えば緊急に印刷を行う必要が生じたため、一時的に印刷を行うべくプリンタドライバ61のプロパティ内にある前記した運用モードの設定を「一時許可モード」に設定する(ステップS101)。この設定に際しては、前記した図4の運用モード設定画面を表示させて、所望するモードをチェックする。
次に印刷を行いたいアプリケーションから印刷指示が出されると(ステップS102)、ユーザ特定部67はその時のクライアント13のユーザ情報、例えば印刷を要求する送信ユーザ名「山田」やPC名やPCアドレス等を取得し、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS103)。この場合の送信ユーザ名は、例えば表示装置64にドライバユーザインターフェース上でユーザ名の入力を要求する画面を表示し、ユーザに入力装置63を介して自分の名前を入力させるようにして得ることができる。運用モード特定部68は、前記したステップS101で設定した、ドライバユーザインターフェース上の運用モード設定を読み取り、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS104)。
画像形成データ生成部66は、画像形成データ(各種描画命令)を、前記ユーザ情報及び運用モードと共にプリンタ11が解釈できる印刷データとして生成し、プリンタ11へ送信する(ステップS105)。送信後、プリンタドライバ61は、運用モードの設定を自動的に「一時許可モード」から「通常モード」に戻す(ステップS106)。この動作により、次回の印刷指示が出される際に、運用モードを「一時許可モード」に設定しない限り「通常モード」が設定される。
図6は、プリンタ11の動作フローチャートである。このフローチャートを参照しながら、プリンタ11の動作について以下に説明する。
受信処理部51において、クライアント13からの印刷データを受信し(ステップS151)、この印刷データからユーザ情報及び運用モードの識別を行う(ステップS152)。次にプリンタ11の印刷情報格納部54において、前記識別されたユーザ情報の送信ユーザに対して印刷制限が設定されているか否かを判断する(図2参照、ステップS153)。ここで印刷制限が設定されていない場合(ステップS153、No)にはステップS156に至って直ちに印刷を実行し、印刷制限が設定されている場合(ステップS153、Yes)、続いて画像形成データが、カラーデータか或いはモノクロデータかを識別する(ステップS154)。
ここでモノクロデータと判定された場合にはステップS156に至って直ちに印刷が実行され、前記識別でカラーデータと判断された場合、続いて、設定されている運用モードが「一時許可モード」か否(この場合「通常モード」)かを判定する(ステップS155)。ここで、「一時許可モード」と判定された場合(ステップS155、Yes)にはステップS156に至って直ちに印刷を実行し、「通常モード」と判定された場合(ステップS155、No)には印刷を行わない(ステップS157)。印刷を行わない場合には、報知部56は表示装置57に対して印刷が不許可である旨の通知を行い(ステップS158)、表示装置57はユーザに印刷不許可であることを文字などで表示する(ステップS159)。
従って、今、印刷データの、送信ユーザが図2に示すように印刷制限が設定されているユーザ「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」に設定され、且つ画像形成データがカラーデータであった場合、ステップS151〜ステップS156の流れに従って、その画像形成データは印刷される。一方、送信ユーザに対して印刷制限が設定され、画像形成データがカラーデータであり、且つ運用モードが「通常モード」の場合のみ、その画像形成データが印刷されないことがわかる。
尚、本実施の形態の場合、許可情報は一つであるが、パスワードとの対など複数の情報の組み合わせでもよい。この場合、以下のように処理内容を追加変更することで実施できる。
(1)ドライバ上で「一時許可モード」が選択された場合、更にパスワード入力を要求する。
(2)ユーザはパスワードを入力する。例えばステップS101(図5)で同時に処理する。
(3)ドライバは、入力されたパスワードを、「一時許可モード」にされた運用モードと共にプリンタに送信する。例えばステップS105(図5)で同時に処理する
(4)プリンタは運用モードが「一時許可モード」に設定されている場合、同時に送信されたパスワードを認識し、予めプリンタに設定されたパスワード(ユーザ毎に設定されるものでもよい)と比較し、同一の場合に印刷を許可する。例えばステップS155(図6)で同時に処理する。
また、ここで「一時許可モード」の代わりに、「パスワード」が入っていて、且つそのパスワードが予めプリンタに設定されたパスワードと一致した場合に許可するようにしてもよい。
また、報知部56による報知は、クライアントに対して表示データを送信するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態の画像形成システムによれば、印刷制限により印刷が行えないユーザに対しても、緊急時には一時的に印刷を行わせることが可能となる。
実施の形態2.
図7は、本発明による実施の形態2のプリンタ71の内部構成を示すブロック図である。
このプリンタ71が、前記した図1に示す実施の形態1のプリンタ11と主に異なる点は、印刷制限判定部72に印刷許可回数判定部73が追加された点である。従って、このプリンタ71が、前記した実施の形態1のプリンタ11(図1)と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。尚、このプリンタ71は、図1に示す画像形成システムにおいて、実施の形態1のプリンタ11に換えて設けることができ、本実施の形態では、実施の形態1で説明した画像形成システム10のプリンタ11に換えてこのプリンタ71を採用したものとして説明する。従って、画像形成システム10における、その他の共通する構成についてのここでの説明は省略する。
図8は、印刷制限情報格納部54に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。同図に示すように、本実施の形態では、個々のユーザと印刷制限の有無及び許可条件(印刷許可回数)が対になって登録されている。この許可条件(印刷許可回数)は、後述するように、運用モードが「一時許可モード」のときに印刷が可能な印刷回数を示すものである。
ここでは、ユーザ名「山田」は、印刷制限が設定された「オン」状態になっており(例えば、設定された印刷可能枚数をすでに印刷済(利用済)であるため)、更に許可条件(印刷可能回数)が10回であることを示している。ユーザ名「鈴木」は、印刷制限が設定されていない「オフ」状態になっており、同じく許可条件(印刷可能回数)が10回であることを示している。
このプリンタ71に印刷データを送信するクライアントは、前記した実施の形態1で説明したクライアント13であり、その印刷データの一例を図3に示す。同図に示すように、ここでは、クライアント13から送信される印刷データの、その送信ユーザ名が「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」であり、更に印刷が行われる画像形成データが「カラーデータ」であることを示している。尚、クライアント13のここでの説明は省略する。
図9は、プリンタ71の動作フローチャートである。このフローチャートを参照しながら、プリンタ71の動作について以下に説明する。
受信処理部51において、クライアント13からの印刷データを受信し(ステップS251)、この印刷データからユーザ情報及び運用モードの識別を行い(ステップS252)、更にプリンタ71の印刷情報格納部54において、前記識別されたユーザ情報の送信ユーザに対して設定されている許可条件(印刷許可回数)を読み出す(図8参照、ステップS253)。次に同じく印刷情報格納部54において、前記識別されたユーザ情報の送信ユーザに対して印刷制限が設定されているか否かを判断する(図8参照、ステップS254)。ここで印刷制限が設定されていない場合(ステップS254、No)にはステップS259に至って直ちに印刷を実行し、印刷制限が設定されている場合(ステップS254、Yes)、続いて画像形成データが、カラーデータか或いはモノクロデータかを識別する(ステップS255)。
ここでモノクロデータと判定された場合にはステップS259に至って直ちに印刷が実行され、前記識別でカラーデータと判断された場合、続いて、設定されている運用モードが「一時許可モード」か否(この場合「通常モード」)かを判定する(ステップS256)。ここで、「一時許可モード」と判定された場合(ステップS256、Yes)には、更に読み出された許可条件(印刷許可回数)がゼロであるか否かを判定する(ステップS257)。ステップS256で「通常モード」と判定された場合(ステップS256、No)、及びステップS257でゼロと判定された場合(ステップS257、Yes)には印刷は行わない(ステップS260)。
印刷を行わない場合には、報知部56は表示装置57に対して印刷が不許可である旨の通知を行い(ステップS261)、表示装置57はユーザに印刷不許可であることを文字などで表示する(ステップS262)。一方ステップS257で、読み出された許可条件(印刷許可回数)がゼロ以外(正値)と判定された場合(ステップS257、No)、許可条件(残りの印刷可能回数N)を一つ減算し(ステップS258)、その後印刷を実行する(ステップS259)。
従って、今、印刷データの、送信ユーザが図2に示すように印刷制限が設定されているユーザ「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」に設定され、且つ画像形成データがカラーデータであった場合、ステップS251〜ステップS259の流れに従って、残りの印刷許可回数がゼロになるまで、受信する画像形成データは印刷される。一方、送信ユーザに対して印刷制限が設定され、画像形成データがカラーデータであって、運用モードが「通常モード」、或いは前記印刷許可回数がゼロである場合に、その画像形成データが印刷されないことがわかる。
上記実施の形態では、「一時許可モード」での印刷回数の制限を設定して、その制限に達した段階で印刷が行えないようにしたが、印刷は行えるようにしたまま、その制限に達した段階で、そのログ(ユーザ情報、枚数、時刻等)をプリンタのメモリ内に記憶したり、システム管理者に上記ログを通知するようにしても良い。また、残りの印刷可能回数Nをクライアント側へ送信し、プリンタドライバ上で表示するようにしても良い。この場合、図4において”一時許可モード(残り4回)”等のように表示する。
また、報知部56による報知は、クライアントに対して表示データを送信するようにしてもよい。更に本実施の形態では許可情報は一つであるが、パスワードとの対など複数の情報の組み合わせでもよい。
以上のように、本実施の形態の画像形成システムによれば、印刷制限により印刷が行えないユーザに対しても、緊急時には一時的に印刷を行わせることが可能となる。更に本実施の形態の画像形成システムによれば、一時許可モードでの印刷回数を制限することができる。
尚、本実施の形態では、一時許可モードでの印刷回数を制限するように構成したが、印刷枚数を制限するようにしても良い。
実施の形態3.
図10は、本発明による画像形成システムの実施の形態3の構成例を示すブロック図である。
この画像形成システム110が、前記した図1に示す実施の形態1の画像形成システム10と主に異なる点は、印刷データにドキュメント名が追加され、これを処理するための構成要素が追加されている点である。従って、この画像形成システム110が前記した図1に示す画像形成システム10、或いは前記した実施の形態2のプリンタ71と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
図10に示すように、クライアント113には、プリンタドライバ114の構成としてドキュメント名特定部118が追加されている。このドキュメント名特定部118は、送信ユーザが印刷を実行しようとするドキュメント(画像形成データ)のドキュメント名を特定する。画像形成データ生成部66は、アプリケーション117からプリンタドライバ114に渡された各種描画命令を画像形成データとしてプリンタが解釈出来るコマンドヘ変換し、更に印刷処理情報として、ユーザ特定部67で特定されたユーザ情報、運用モード特定部68で特定された運用モード、及びドキュメント名特定部118で特定されたドキュメント名をプリンタが解釈できるコマンドヘ変換する。そして変換したこれらの各データを結合し、印刷データとしてプリンタ111へ送信する。
一方、プリンタ111では、その印刷制限判定部115に、前記した印刷許可回数判定部73と後述するドキュメント名判定部116が追加されている。
図11は、印刷制限情報格納部54に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。同図に示すように、本実施の形態では、個々のユーザと、印刷制限の有無、許可条件(印刷許可回数)、及び「一時許可モード」のもとで前回印刷された画像形成データのドキュメント名が許可条件として対になって登録されている。ここでは、ユーザ名「山田」は、印刷制限が設定されて「オン」状態になっており(例えば、設定された印刷可能枚数をすでに印刷済(利用済)であるため)、許可条件(印刷可能回数)が10回であり、更にドキュメント名に「経理資料.doc」が格納されていることを示している。ユーザ名「鈴木」は、印刷制限が設定されていない「オフ」状態になっていることを示している。
図12は、クライアント113からプリンタ111に送信される印刷データの一例を示す印刷データ構造図である。同図に示すように、ここでは、クライアント113から送信される印刷データの、その送信ユーザ名が「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」であり、ドキュメント名が「経理資料.doc」であり、更に印刷が行われる画像形成データが「カラー印刷データ」であることを示している。
以上の構成において、この画像形成システムの動作例について説明する。
図13は、クライアント113の動作フローチャートであり、ここでは印刷制限が施されているユーザ「山田」が、印刷を要求する場合を想定し、このフローチャートを参照しながら、先ずクライアント113の動作について以下に説明する。
先ず、ユーザ「山田」は、例えば緊急に印刷を行う必要が生じたため、一時的に印刷を行うべく、プリンタドライバ114のプロパティ内にある前記した運用モードの設定を「一時許可モード」に設定する(ステップS301)。この設定に際しては、前記した図4の運用モード設定画面を表示させて、所望するモードをチェックする。
次に印刷を行いたいアプリケーションから印刷指示が出されると(ステップS302)、ユーザ特定部67はその時のクライアント113のユーザ情報、例えば印刷を要求する送信ユーザ名「山田」やPC名やPCアドレス等を取得し、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS303)。運用モード特定部68は、前記したステップS301で設定した、ドライバユーザインターフェース上の運用モード設定を読み取り、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS304)。ドキュメント名特定部118は、印刷指示が出される際にアプケーション117から渡される画像形成データのドキュメント名を特定し、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS305)。
画像形成データ生成部66は、画像形成データ(各種描画命令)を、前記ユーザ情報、運用モード及びドキュメント名と共にプリンタが解釈できる印刷データとして生成し、プリンタ111へ送信する(ステップS306)。送信後、プリンタドライバ114は、運用モードの設定を自動的に「一時許可モード」から「通常モード」に戻す(ステップS307)。この動作により、次回の印刷指示が出される際に、運用モードを「一時許可モード」に設定しない限り「通常モード」が設定される。
図14は、プリンタ111の動作フローチャートである。このフローチャートを参照しながら、次にプリンタ111の動作について以下に説明する。
受信処理部51において、クライアント113からの印刷データを受信し(ステップS351)、この印刷データからユーザ情報及び運用モードの識別を行い(ステップS352)、更にプリンタ111の印刷情報格納部54において、前記識別されたユーザ情報の送信ユーザに対して設定されている許可条件(印刷許可回数及びドキュメント名)を読み出す(図11参照、ステップS353)。次に同じく印刷情報格納部54において、前記識別されたユーザ情報の送信ユーザに対して印刷制限が設定されているか否かを判断する(図11参照、ステップS354)。ここで印刷制限が設定されていない場合(ステップS354、Noの場合)にはステップS361に至って直ちに印刷を実行し、印刷制限が設定されている場合(ステップS354、Yes)、続いて画像形成データが、カラーデータか或いはモノクロデータかを識別する(ステップS355)。
ここでモノクロデータと判定された場合にはステップS361に至って直ちに印刷が実行され、前記識別でカラーデータと判断された場合、続いて、設定されている運用モードが「一時許可モード」か否(この場合「通常モード」)かを判定する(ステップS356)。ここで、「一時許可モード」と判定された場合(ステップS356、Yes)には、更に読み出された許可条件(印刷許可回数)がゼロであるか否かを判定する(ステップS357)。ステップS356で「通常モード」と判定された場合(ステップS356、No)、又はステップS357でゼロと判定された場合(ステップS357、Yes)には、印刷制限情報格納部54のユーザ名と対になって格納されている印刷条件(ドキュメント名)を空にし(ステップS362)、印刷は実行しない(ステップS363)。
印刷を行わない場合には、報知部56は表示装置57に対して印刷が不許可である旨の通知を行い(ステップS364)、表示装置57はユーザに印刷不許可であることを文字などで表示する(ステップS365)。
一方ステップS357で、読み出された許可条件(印刷回数)がゼロ以外(正値)と判定された場合(ステップS357、No)、印刷データからドキュメント名を読み出し(ステップS358)、前記印刷制限情報格納部54において、送信ユーザ名に対応するドキュメント名が空であるかを判別する(図11参照、ステップS359)。ステップ359で空ではないと判別された場合(ステップS359、No)、更に印刷データから読み出したドキュメント名と、ステップS353で印刷制限情報格納部54から読み出したドキュメント名とが同一であるか否かを判別する(ステップS360)。
ステップS359で空と判定された場合(ステップS359、Yse)、及びステップS360で同一でないと判定された場合(ステップS360、No)、印刷データから読み出したドキュメント名を、印刷制限情報格納部54において(図11参照)、送信ユーザ名と対応するドキュメント名欄に上書きし(ステップS366)、更に許可条件(残りの印刷可能回数N)を一つ減算し(ステップS367)、その後印刷を実行する(ステップS361)。一方、ステップS360で同一と判定された場合には(ステップS360、Yes)、直ちに印刷を実行する(ステップS361)。
従って、今、印刷データの、送信ユーザが図11、図12に示すように印刷制限が設定されているユーザ「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」に設定され、ドキュメント名が「経理資料.doc」であり、且つ画像形成データがカラーデータであった場合、ドキュメント名“経理資料.doc”が既に格納されているため、ステップS351〜ステップS361の流れに従って、残りの印刷許可回数を減らすことなく受信する画像形成データは印刷される。また、ドキュメント名が「経理資料.doc」以外の場合、新たなドキュメント名が保存されて、画像形成データは印刷される。この場合残りの印刷許可回数は一つ減ることになる。一方、送信ユーザに対して印刷制限が設定され、画像形成データがカラーデータであって、運用モードが「通常モード」或いは前記印刷許可回数がゼロである場合に、その画像形成データが印刷されないことがわかる。
尚、本実施の形態では許可情報は一つであるが、パスワードとの対など複数の情報の組み合わせでもよい。
また、ステップS354の後に、直ちにステップS360を行い、ここで「Yes」の場合には印刷を行い、「No」の場合にはステップS355〜ステップS357の処理を行うようにしても良い。この場合、一時許可モードを設定しなくても印刷が行える。
以上のように、本実施の形態の画像形成システムによれば、印刷制限により印刷が行えないユーザに対しても、緊急時には一時的に印刷を行わせることが可能となり、且つ一時許可モードでの印刷回数を制限することができる。更に、前回印刷を行ったドキュメントと同一のドキュメント名のドキュメントを連続して印刷する場合には、残りの印刷可能回数Nを減らすことなく印刷できるので、例えば修正が発生し、再度印刷する必要がある場合には、何度でも印刷が可能となる。
実施の形態4.
図15は、本発明による画像形成システムの実施の形態4の構成例を示すブロック図である。
この画像形成システム210が、前記した図1に示す実施の形態1の画像形成システム10と主に異なる点は、印刷データに印刷時刻情報が追加され、これを処理するための構成要素が追加されている点である。従って、この画像形成システム210が前記した図1に示す画像形成システム10と共通する部分には同符号を付して、或いは図面を省いて説明を省略し、異なる点を重点的に説明する。
図15に示すように、クライアント213には、プリンタドライバ214の構成として時刻特定部218が追加されている。この時刻特定部218は、送信ユーザが印刷指示を行った時刻を特定する。画像形成データ生成部66は、アプリケーション62からプリンタドライバ114に渡された各種描画命令を画像形成データとしてプリンタが解釈出来るコマンドヘ変換し、更に印刷処理情報として、ユーザ特定部67で特定されたユーザ情報、運用モード特定部68で特定された運用モード、及び時刻特定部218で特定された印刷指示時刻をプリンタが解釈できるコマンドヘ変換する。そして変換したこれらの各データを結合し、印刷データとしてプリンタ211へ送信する。
一方、プリンタ211では、その印刷制限判定部215に、時刻判定部216が追加されている。
図16は、印刷制限情報格納部54に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。同図に示すように、本実施の形態では、個々のユーザと、印刷制限の有無、一時許可された後の印刷利用可能時間を制限する、及び「一時許可モード」のもとで最初に印刷された画像形成データの印刷指示時刻が対になって登録されている。ここでは、ユーザ名「山田」は、印刷制限が設定されて「オン」状態になっており、後述する、許可条件(印刷利用可能時間)が60分であり、更に、印刷指示時刻の欄には何も情報が記録されていないため、「一時許可モード」での印刷がまた行われていないことを示している。ユーザ名“鈴木”は、印刷制限が設定されていない「オフ」状態になっていることを示している。
図17は、クライアント213からプリンタ211に送信される印刷データの一例を示す印刷データ構造図である。同図に示すように、ここでは、クライアント213から送信される印刷データの、その送信ユーザ名が「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」であり、印刷指示された印刷指示時刻が2005年10月4日9時であることを示している。
以上の構成において、この画像形成システムの動作例について説明する。
図18は、クライアント213の動作フローチャートであり、ここでは印刷制限が施されているユーザ山田が、印刷を要求する場合を想定し、このフローチャートを参照しながら、先ずクライアント213の動作について以下に説明する。
先ず、ユーザ「山田」は、例えば緊急に印刷を行う必要が生じたため、一時的に印刷を行うべく、プリンタドライバ214のプロパティ内にある前記した運用モードの設定を「一時許可モード」に設定する(ステップS401)。この設定に際しては、前記した図4の運用モード設定画面を表示させて、該当するもモードをチェックする。
次に印刷を行いたいアプリケーションから印刷指示が出されると(ステップS402)、ユーザ特定部67はその時のクライアント213のユーザ情報、例えば送信ユーザ名「山田」やPC名やPCアドレス等を取得し、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS403)。運用モード特定部68は、前記したステップS401で設定した、ドライバユーザインターフェース上の運用モード設定を読み取り、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS404)。時刻特定部218は、アプリケーションから印刷指示が出された時間(時刻)を特定し、画像形成データ生成部66へ引き渡す(ステップS405)。
画像形成データ生成部66は、画像形成データ(各種描画命令)を、前記ユーザ情報、運用モード及び印刷指示時刻と共にプリンタが解釈できる印刷データとして生成し、プリンタ211へ送信する(ステップS306)。送信後、プリンタドライバ214は、運用モードの設定を自動的に「一時許可モード」から「通常モード」に戻す(ステップS407)。この動作により、次回の印刷指示が出される際に、運用モードを「一時許可モード」に設定しない限り「通常モード」が設定される。
図19は、プリンタ211の動作フローチャートである。このフローチャートを参照しながら、次にプリンタ211の動作について以下に説明する。
受信処理部51において、クライアント213からの印刷データを受信し(ステップS451)、この印刷データからユーザ情報及び運用モードの識別を行い(ステップS452)、更にプリンタ211の印刷情報格納部54において、前記識別されたユーザ情報の送信ユーザに対して設定されている許可条件(印刷利用可能時間及び印刷指示時刻)を読み出す(図16参照、ステップS453)。次に同じく印刷情報格納部54において、前記識別されたユーザ情報の送信ユーザに対して印刷制限が設定されているか否かを判断する(図16参照、ステップS454)。ここで印刷制限が設定されていない場合(ステップS454、No)にはステップS461に至って直ちに印刷を実行し、印刷制限が設定されている場合(ステップS454、Yes)、続いて画像形成データが、カラーデータか或いはモノクロデータかを識別する(ステップS455)。
ここでモノクロデータと判定された場合にはステップS461に至って直ちに印刷を実行し、前記識別でカラーデータと判断された場合、続いて、設定されている運用モードが「一時許可モード」か否(この場合「通常モード」)かを判定する(ステップS456)。ここで「通常モード」と判定された場合(ステップS456、No)は、印刷制限情報中の対応する印刷利用可能時間の欄を空(=0)にし(ステップS462)、印刷は実行しない(ステップS463)。印刷を行わない場合には、報知部56は表示装置57に対して印刷が不許可である旨の通知を行い(ステップS464)、表示装置57はユーザに印刷不許可であることを文字などで表示する(ステップS465)。
ステップS456で「一時許可モード」と判定された場合(ステップS456、Yes)には、印刷データから印刷指示時刻情報を読み出し(ステップS457)、更に印刷情報格納部54において、該当する印刷指示時刻の欄に、すでに何らかの時刻が格納されているか判定する(ステップS458)。
一時許可モードにおいてまだ印刷が行われていないため、印刷指示時刻の欄が空白になっている場合(ステップS458、No)、ステップS457で読み出した印刷指示時刻を印刷制限情報(図16参照)中の該当する印刷指示時刻の欄に格納し(ステップS460)、印刷を実行する(ステップS461)。一方、一時許可モードですでに印刷が行なわれ、その印刷データの印刷指示時刻がすでに格納されている場合(ステップS458、Yes)、ステップS457で読み出された印刷時刻との比較を行い、すでに印刷した印刷データの印刷指示時刻から今回印刷しようとする印刷データの印刷指示時刻までの経過時間が、ステップ453で読み出された印刷利用可能時間(60分)を超えているか否かを判断する(ステップS459)。経過時間が超過していないと判断された場合(ステップS459、Noの場合)には印刷を実行し(ステップS461)、印刷利用可能時間を越えている場合(ステップS459、Yes)には前記したステップS463に至って印刷を実行しない。
従って、今、印刷データの、送信ユーザが図16、図17に示すように印刷制限が設定されているユーザ「山田」であり、運用モードが「一時許可モード」に設定され、印刷指示時刻が2005年10月4日9時であった場合、印刷制限情報格納部54内の印刷制限情報中の対応する印刷指示時刻の欄が空になっているため、ステップS451〜ステップS458、ステップS460、ステップS461の流れに従って画像形成データは印刷される。またこの時、印刷指示時刻2005年10月4日9時が、印刷制限情報格納部54内の該当する印刷指示時刻の欄に格納される。
次に、同様にして印刷指示時刻が2005年10月4日9時から60分以内の印刷データが送信された場合にはステップS451〜ステップS459、ステップS461の流れに従って何度でも画像形成データが印刷され、印刷指示時刻が2005年10月4日9時から60分を越える印刷データが送信された場合には画像形成データは印刷されない。
尚、本実施の形態では許可情報は一つであるが、パスワードとの対など複数の情報の組み合わせでもよい。
また、ステップS454の後に、ステップS457〜ステップS459を行ってもよい。この場合、S458で“Yes”の場合にはステップS459に移行し、“No”の場合にはステップS455に移行する。更に、ステップS459で“Yes”の場合にはステップS455に移行し、“No”の場合には印刷を行うようにする。
以上のように、本実施の形態の画像形成システムによれば、印刷制限により印刷が行えないユーザに対しても、緊急時には一時的に印刷を行わせることが可能となる。更に、一時許可モードにおいて、一度印刷が行われた後の印刷可能時間を設定することができる。
尚、本実施の形態では、一時許可モードにおいて、一度印刷が行われた後の印刷可能時間を制限したが、前後して印刷される印刷時間間隔を制限するように構成しても良い。
実施の形態5.
図20は、本発明による情報処理装置の実施の形態の構成例を示すブロック図である。
同図に示す情報処理装置250が、前記した実施の形態1に示す画像形成システム10(図1)と異なる点は、画像形成システム10において、クライアント13の構成に、プリンタ11の構成要素であるデータ解析部52、カラー/モノクロデータ識別部53、印刷制限判定部55、印刷制限情報格納部54、報知部56を移した内容の構成となっている点である。
そして実施の形態1の画像形成システム10(図1)では、画像形成処理部58が印刷制限判定部55からの印刷指示を受けて印刷を実行したのに対し、本実施の形態の情報処理装置250では、画像形成データ出力部251が、印刷制限判定部55からの印刷指示を受けて、画像形成データを出力する点にある。ここから出力される画像形成データは、例えば、画像形成処理部251に出力され、画像形成処理部251では、この画像形成データを受けて、無条件でこの画像形成データの印刷を実行する。その他の動作は、前記した実施の形態1の画像形成システム10(図1)の処理と全く同じに行なわれるため、ここでの説明は省略する。
以上のように、この情報処理装置250は、実施の形態1の画像形成システム10における画像形成部58(図1)以外の構成要素による動作を実現するもので、そのために必要な構成を備えたものである。
尚、図20には、前記した実施の形態の画像形成システム10に対応する構成を有する情報処理装置250を示したが、この構成に、前記した実施の形態2のプリンタ71(図7)のように、印刷許可回数判定部73を追加することで、同様の動作を実現することが可能であり、前記した実施の形態3の画像形成システム110(図10)のように、印刷許可回数判定部73、ドキュメント名判定部116、及びドキュメント名特定部118を追加して、同様の動作を実現することが可能であり、更に前記した実施の形態4の画像形成システム210(図15)のように、時刻判定部216及び時刻特定部218を追加して、同様の動作を実現することが可能である。
前記したプリンタに代えて、コピー機やFAX、又は複合機を使用した場合にも、本発明は適用が可能である。
本発明による画像形成システムの実施の形態1の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1で印刷制限情報格納部に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。 実施の形態1でクライアントからプリンタに送信される印刷データの一例を示す印刷データ構造図である。 表示装置に表示される運用モード設定画面例を示す図である。 実施の形態1におけるクライアントの動作の流れを示す動作フローチャートである。 実施の形態1におけるプリンタの動作の流れを示す動作フローチャートである。 実施の形態2のプリンタの内部構成を示すブロック図である。 実施の形態2で印刷制限情報格納部に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。 実施の形態2におけるプリンタの動作の流れを示す動作フローチャートである。 本発明による画像形成システムの実施の形態3の構成例を示すブロック図である。 実施の形態3で印刷制限情報格納部に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。 実施の形態3でクライアントからプリンタに送信される印刷データの一例を示す印刷データ構造図である。 実施の形態3におけるクライアントの動作の流れを示す動作フローチャートである。 実施の形態3におけるプリンタの動作の流れを示す動作フローチャートである。 本発明による画像形成システムの実施の形態4の構成例を示すブロック図である。 実施の形態4で印刷制限情報格納部に格納されている印刷制限情報の一例を示す記憶データ構造図である。 実施の形態4でクライアントからプリンタに送信される印刷データの一例を示す印刷データ構造図である。 実施の形態4におけるクライアントの動作の流れを示す動作フローチャートである。 実施の形態4におけるプリンタの動作の流れを示す動作フローチャートである。 本発明による情報処理装置の実施の形態4の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
10,110,210 画像形成システム、
11,71,111,211 プリンタ、
12 ネットワーク、
13,113,213 クライアント、
51 受信処理部、
52 データ解析部、
53 カラー/モノクロデータ識別部、
54 印刷制限情報格納部、
55,72,115,215 印刷制限判定部、
56 報知部、
57 表示装置、
58,251 画像形成処理部、
61,114,214 プリンタドライバ、
62,117 アプリケーション、
63 入力装置、
64 表示装置、
66 画像形成データ生成部、
67 ユーザ特定部、
68 運用モード特定部、
73 印刷許可回数判定部、
116 ドキュメント名判定部、
118 ドキュメント名特定部、
216 時刻判定部、
218 時刻特定部、
250 情報処理装置。

Claims (9)

  1. 画像形成データ及び印刷処理情報を含む印刷データを受信して、前記印刷処理情報に基づいて前記画像形成データを印刷する画像形成装置において、
    前記印刷処理情報の、印刷を一時的に許可する一時許可モードが設定されているか否かを示す運用モードの判定を行うデータ解析部と、
    前記印刷処理情報の内容に対応して設定される印刷制限の有無を格納する印刷制限情報格納部と、
    前記印刷制限の有無、及び前記運用モードの内容に基づいて、前記画像形成データを印刷するか否かを判定する印刷制限判定部と、
    前記印刷制限判定部の判定に基づいて前記画像形成データの印刷を行う画像形成処理部と
    を有し、
    前記印刷制限判定部は、前記印刷制限が設定されている場合であっても、前記一時許可モードが設定されている場合には前記画像形成データの印刷を行うよう判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 画像形成データ及び印刷処理情報を含む印刷データを受信して、前記印刷処理情報に基づいて前記画像形成データを印刷する画像形成装置において、
    前記印刷処理情報の、送信ユーザの判定と、印刷を一時的に許可する一時許可モードが設定されているか否かを示す運用モードの判定とを行うデータ解析部と、
    個々のユーザに対して設定される印刷制限の有無を、前記個々のユーザに対応して格納する印刷制限情報格納部と、
    前記データ解析部で判定された前記送信ユーザに対する前記印刷制限の有無、及び前記運用モードの内容に基づいて、前記画像形成データを印刷するか否かを判定する印刷制限判定部と、
    前記印刷制限判定部の判定に基づいて前記画像形成データの印刷を行う画像形成処理部と
    を有し、
    前記印刷制限判定部は、前記データ解析部で判定された前記送信ユーザに対して前記印刷制限が設定されている場合であっても、前記一時許可モードが設定されている場合には前記画像形成データの印刷を行うよう判定することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記印刷制限判定部は、更に前記一時許可モードで印刷する印刷回数をカウントし、該印刷回数が所定の回数に達した段階で、前記画像形成データを印刷しないように判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 前記データ解析部は、更に前記画像形成データのドキュメント名を判定し、前記印刷制限情報格納部は、更に前記ドキュメント名を必要に応じて一時格納し、前記印刷制限判定部は、前記一時許可モードでドキュメント名が同じ画像形成データを印刷する場合、前記カウントを一時停止することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
  5. 前記データ解析部は、更に前記画像形成データの印刷指示に係る印刷指示時刻を判定し、前記印刷制限情報格納部は、更に所定の制限時間情報を格納すると共に前記印刷指示時刻を必要に応じて一時格納し、前記印刷制限判定部は、前記一時許可モードで、先行して印刷した画像形成データの印刷時刻から、前記所定の制限時間を越える印刷時刻の画像形成データを印刷しないように判定することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷制限判定部において、印刷を行わないと判定された場合に、印刷しないことをユーザに知らせる通知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の画像形成装置。
  7. 前記請求項1乃至6の何れかの画像形成装置と、該画像形成装置にネットワークを介して前記印刷データを送信するクライアントとを有する画像形成システムであって、
    前記クライアントが、
    前記画像形成データを生成するアプリケーションと、
    前記画像形成データの印刷を指示する前記送信ユーザを特定するユーザ特定部と、
    印刷を一時的に許可する一時許可モードが設定されているか否かを示す前記運用モードを特定する運用モード特定部と、
    前記画像形成データに、前記送信ユーザ及び前記運用モードを含む前記印刷処理情報を加えて前記画像形成装置が解釈できる前記印刷データに変換して送信する画像形成データ生成部と
    を有することを特徴とする画像形成システム。
  8. 前記クライアントは、更に前記画像形成データの前記ドキュメント名を特定するドキュメント名特定部を有し、前記画像形成データ生成部は、前記印刷処理情報に前記ドキュメント名を含めることを特徴とする請求項7記載の画像形成システム。
  9. 前記クライアントは、更に前記アプリケーションから印刷指示が出された前記印刷指示時刻を特定する時刻特定部を有し、前記画像形成データ生成部は、前記印刷処理情報に前記印刷指示時刻を含めることを特徴とする請求項7記載の画像形成システム。
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