JP4693540B2 - データベース再構成装置、およびデータベース再構成プログラム - Google Patents

データベース再構成装置、およびデータベース再構成プログラム Download PDF

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Description

本発明はデータベースの再構成を行うためのデータベース再構成装置およびデータベース再構成プログラムに関し、特にオンラインでの業務の定時時間を短縮させたデータベース再構成装置およびデータベース再構成プログラムに関する。
データベースの容量が不足した場合には、そのデータベースの再構成が行われる。ただし、データベースの物理的な再構成を行うためには、データを一時的に退避して再格納する必要がある。そして、データベースの規模が大きくなるとデータの待避と再格納に長い時間を要する。そのため、常に一定時間内でのレスポンスを保証する必要があるオンラインでの業務と並行で、データベースの再構成を実施するのは難しかった。
一般的には、オンライン稼動中にデータベースの物理的な再構成を行うことを諦め、週末などのオンライン停止時間帯にデータベースの容量拡張を実施していた。この場合、予想以上のオンライン業務が発生すると、オンライン業務の稼働中にデータベースが容量不足に陥る危険性があった。オンライン稼動中にデータベースの容量不足が発生すると、容量不足が発生した以降のオンライン取引は不可となり、ユーザ等に多大な迷惑をかけてしまう。
そこで、一般的には、週末までデータベースの容量不足が発生しないように、記憶容量に余裕を持たせていた。この場合、必要以上の記憶容量をデータベースに確保しておくこととなり、資源の利用効率の低下を招いていた。
なお、サービス停止時間をできるだけ短く抑えて、データベースの再構成を行うための様々な技術も考えられている(例えば、特許文献1,2,3参照)。
特開平6−75840号公報 特開平10−207754号公報 特開2003−6020号公報
しかし、特許文献1−3に記載された各発明では、データベースの再構成中に提供されたサービスに対応する更新ログを保存しておき、その更新ログを再構成後のデータベースに反映させる必要がある。そのため、更新ログを反映させる間サービスが停止してしまうことは避けられない。しかも、データベースの規模が大きくなるほどデータの移行にも時間を要し、更新ログのデータ量も肥大化する。その結果、更新ログの反映に必要な時間も長くなり、サービス停止期間も長期化してしまう。
なお、本出願人は、特願2004−132350号として、サービスを停止させずにデータベース再構成を行うことができるデータベース再構成方法の発明を出願している。ただし、この発明で対象としているデータベースは、インデックスによって管理されたデータベースである。全てのデータベースがインデックスにより管理されているわけではないため、当該発明では適用できるデータベースが限定されてしまう。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、データベースの管理方法に依存せずに、且つ実用上オンラインでのサービスを停止させずにデータベースを移行させることができるデータベース再構成装置、およびデータベース再構成プログラムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すようなデータベース再構成装置が提供される。本発明に係るデータベース再構成装置は、第1のボリューム1内の現用データベース1aを第2のボリューム2に移行させるために以下の機能を有する。
現用データベースアクセス手段3は、オンライン電文が入力されると、現用データベース1aのデータ構造を定義する現用スキーマ3aを使用して、現用データベース1aに対して物理位置を指定してアクセスする。切替先データベース作成手段4は、第2のボリューム2に切替先データベース2aを作成し、切替先データベース2aのデータ構造を定義する切替先スキーマ5aを生成する。切替先データベースアクセス手段5は、オンライン電文が入力されると、切替先スキーマ5aを使用して、切替先データベース2aに対して物理位置を指定してアクセスする。コピー手段6は、現用データベース1a内のデータを切替先データベース2aにコピーする。データ更新手段7は、コピー手段6によるコピー処理中に現用データベースアクセス手段3により現用データベース1aへのデータ更新アクセスがあると、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かを判断し、未コピーであれば現用データベース1aに対してデータ更新処理を行い、コピー済であれば現用データベース1aと切替先データベース2aとに対してデータ更新処理を行う。切替手段8は、コピー手段6によるコピー処理中のオンライン電文を現用データベースアクセス手段3に振り分け、コピーが完了するとオンライン電文の振り分け先を切替先データベースアクセス手段5に切り替える。
このようなデータベース再構成装置によれば、切替先データベース作成手段4により、第2のボリューム2に切替先データベース2aが作成され、切替先データベース2aのデータ構造を定義する切替先スキーマ5aが生成される。そして、コピー手段6により、現用データベース1a内のデータが切替先データベース2aにコピーされる。コピー手段6によるコピー処理中は、切替手段8によりオンライン電文が現用データベースアクセス手段3に振り分けられる。すると、現用データベースアクセス手段3により、現用データベース1aのデータ構造を定義する現用スキーマ3aを使用して、現用データベース1aに対して物理アドレスを指定したアクセスが行われる。このとき、データ更新手段7により、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かが判断され、未コピーであれば現用データベース1aに対してデータ更新処理が行われ、コピー済であれば現用データベース1aと切替先データベース2aとに対してデータ更新処理が行われる。その後、コピーが完了すると、切替手段8により、オンライン電文の振り分け先が切替先データベースアクセス手段5に切り替えられる。以後、オンライン電文が切替先データベースアクセス手段5に入力され、切替先データベースアクセス手段5により、切替先スキーマ5aを使用して切替先データベース2aに対して物理位置を指定したアクセスが行われる。
本発明では、データのコピー中にコピー済のデータに対する物理位置を指定したデータ更新アクセスがあると、現用データベースと切替先データベースとに対してデータ更新処理を行い、コピー完了後にオンライン電文の振り分け先を切替先データベースアクセス手段に切り替えるようにした。これにより、データベースのデータ構造に依存することなく、実用上オンラインサービスを停止させずにデータベースを移行することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の概略を示す図である。本発明に係るデータベース再構成装置は、第1のボリューム1内の現用データベース1aを第2のボリューム2に移行させるために、現用データベースアクセス手段3、切替先データベース作成手段4、切替先データベースアクセス手段5、コピー手段6、データ更新手段7、および切替手段8を有する。
現用データベースアクセス手段3は、オンライン電文が入力されると、現用データベース1aのデータ構造を定義する現用スキーマ3aを使用して、現用データベース1aに対して物理位置を指定してアクセスする。すなわち、現用データベースアクセス手段3は、現用スキーマ3aによって、オンライン電文で示されるデータの第1のボリューム1内の物理的位置を認識し、該当する位置のデータにアクセスする。
切替先データベース作成手段4は、第2のボリューム2に切替先データベース2aを作成し、切替先データベース2aのデータ構造を定義する切替先スキーマ5aを生成する。
切替先データベースアクセス手段5は、オンライン電文が入力されると、切替先スキーマ5aを使用して、切替先データベース2aに対して物理位置を指定してアクセスする。すなわち、切替先データベースアクセス手段5は、切替先スキーマ5aによって、オンライン電文で示されるデータの第2のボリューム2内の物理的位置を認識し、該当する位置のデータにアクセスする。
コピー手段6は、現用データベース1a内のデータを切替先データベース2aにコピーする。例えば、コピー手段6は、第1のボリューム1内の現用データベース1aの領域における開始アドレスに対応するデータから順にコピー処理を行う。この場合、コピー手段6は、最後にコピーしたデータのアドレスを最終コピーアドレス情報として設定しておくことで、コピーの進捗状況をデータ更新手段7に知らせる。
データ更新手段7は、コピー手段6によるコピー処理中に現用データベースアクセス手段3により現用データベース1aへのデータ更新アクセスがあると、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かを判断する。例えば、データ更新手段7は、データ更新アクセスの対象となるアドレスが、最終コピーアドレス情報に設定されたアドレス以下の場合、該当するデータがコピー済であると判断する。一方、データ更新手段7は、データ更新アクセスの対象となるアドレスが、最終コピーアドレス情報に設定されたアドレスより大きい場合、該当するデータが未コピーであると判断する。
アクセス対象のデータが未コピーであれば、データ更新手段7は、現用データベース1aに対してデータ更新処理を行う。また、アクセス対象のデータがコピー済であれば、データ更新手段7は、現用データベース1aと切替先データベース2aとに対してデータ更新処理を行う。
切替手段8は、コピー手段6によるコピー処理中のオンライン電文を現用データベースアクセス手段3に振り分ける。そして、切替手段8は、コピー手段6によるコピーが完了するとオンライン電文の振り分け先を切替先データベースアクセス手段5に切り替える。
このようなデータベース再構成装置によれば、切替先データベース作成手段4により、第2のボリューム2に切替先データベース2aが作成され、切替先データベース2aのデータ構造を定義する切替先スキーマ5aが生成される。そして、コピー手段6により、現用データベース1a内のデータが切替先データベース2aにコピーされる。
コピー手段6によるコピー処理中に入力されたオンライン電文は、切替手段8により現用データベースアクセス手段3に振り分けられる。すると、現用データベースアクセス手段3により、現用データベース1aのデータ構造を定義する現用スキーマ3aを使用して、現用データベース1aに対して物理アドレスを指定したアクセスが行われる。このとき、データ更新手段7により、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かが判断され、未コピーであれば現用データベース1aに対してデータ更新処理が行われ、コピー済であれば現用データベース1aと切替先データベース2aとに対してデータ更新処理が行われる。
その後、コピーが完了すると、切替手段8により、オンライン電文の振り分け先が切替先データベースアクセス手段5に切り替えられる。以後、オンライン電文が切替先データベースアクセス手段5に入力され、切替先データベースアクセス手段5により、切替先スキーマ5aを使用して切替先データベース2aに対して物理位置を指定したアクセスが行われる。
このようにして、データベースのデータ構造に依存せずに、実用上オンライン業務を停止させずにデータベースを移行することができる。すなわち、サービスの停止時間は、オンライン電文の振り分け先を切替先データベースアクセス手段5へ切り替えるための切替処理の時間のみでよい。そのため、大規模のデータベースであっても、サービス停止時間は極めて短時間で済む。その結果、実用上、オンラインのサービスが停止させずに済む。
また、現用データベースアクセス手段3から出力されたデータ更新アクセス(物理アドレスが指定されている)の対象がコピー済のデータであれば、現用データベース1aと切替先データベース2aとに対するデータの同期更新が行われる。そのため、スキーマを使用したデータベースアクセスからハードウェア寄りの機能によってデータベース再構成が実現される。すなわち、物理アドレスを指定したボリュームアクセスは、OS(Operating System)の管理範囲であり、データベース用のアプリケーションソフトウェアに依存しない。そのため、上位のアプリケーションソフトウェアによるデータベース管理手法に関係なく、データベースの再構成が可能となる。
次に、本実施の形態の詳細を説明する。
図2は、本実施の形態のシステム構成例を示す図である。本実施の形態のシステムでは、複数のノード100,100a,・・・によってクラスタが組まれている。各ノード100,100a,・・・は、オンライン電文によって入力された処理要求に応じて、データベースアクセスを伴うデータ処理を行うコンピュータである。また、各ノード100,100a,・・・は、共用可能なシステム記憶部210に接続されており、システム記憶部210を介して情報を共有する。
さらに、各ノード100,100a,・・・は、第1のボリューム220と第2のボリューム230とに接続されている。第1のボリューム220と第2のボリューム230は、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)内に定義されたデータ記憶領域である。第1のボリューム220には、現用データベース(DB)221が構築されている。また、第2のボリューム230には、データベース再構成時に切替先DB231が構築される。
各ノード100,100a,・・・は、ロードバランサ240を介して、オンライン電文を受け付ける。ロードバランサ240は、各ノード100,100a,・・・の負荷を監視している。そして、ロードバランサ240は、端末装置21,22,・・・からのオンライン電文をネットワーク10を介して受け取り、そのオンライン電文を各ノード100,100a,・・・の負荷に応じて、適切なノードにオンライン電文を転送する。
端末装置21,22,・・・は、ユーザが使用するコンピュータである。
図3は、本実施の形態に用いるノードのハードウェア構成例を示す図である。ノード100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス109を介してRAM(Random Access Memory)102、グラフィック処理装置104、入力インタフェース105、通信インタフェース106、システム内通信インタフェース107、およびディスクインタフェース108が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOSのプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。
グラフィック処理装置104には、モニタ11が接続されている。グラフィック処理装置104は、CPU101からの命令に従って、画像をモニタ11の画面に表示させる。入力インタフェース105には、キーボード12とマウス13とが接続されている。入力インタフェース105は、キーボード12やマウス13から送られてくる信号を、バス109を介してCPU101に送信する。
通信インタフェース106は、各種ネットワークに接続されている。通信インタフェース106は、接続されたネットワークを介して、他のコンピュータとの間でデータの送受信を行う。
システム内通信インタフェース107は、システム記憶部210に接続され、システム記憶部210に対するデータの入出力を行う。ディスクインタフェース108は、第1のボリューム220と第2のボリューム230に対するデータの入出力を行う。
以上のようなハードウェア構成によって、本実施の形態の処理機能を実現することができる。なお、図3には、ノード100のハードウェア構成を示したが、他のノード100a,・・・も同様のハードウェアで実現することができる。
図4は、ノードが有するデータベース再構成機能を示すブロック図である。ノード100には、現用DB221のデータ構造を定義した現用スキーマ111と、切替先DB231のデータ構造を定義した切替先スキーマ112とが設けられている。なお、現用スキーマ111は、現用DB221を用いたシステム運用開始時に予め用意される。また、切替先スキーマ112は、現用DB221から切替先DB231へのデータベース再構成を行う際に、管理者等によってノード100内に設定される。
現用ジョブ121は、オンライン電文による処理要求に基づいて、現用スキーマ111を使用して現用DB221にアクセスする。切替先ジョブ122は、オンライン電文による処理要求に基づいて、切替先スキーマ112を使用して切替先DB231にアクセスする。
DB容量不足検出部130は、現用DB221の使用状況を監視し、空き容量が不足しているか否かを随時判断する。例えば、DB容量不足検出部130は、常時確保すべき空き容量(最低空き容量)が予め設定されており、現用DB221が構築された第1のボリューム220内の空き容量が最低空き容量以下となったとき、容量不足と判断する。容量不足になると、DB容量不足検出部130は、その旨を切替先DB作成部140に通知する。
切替先DB作成部140は、現用DB221の容量不足が通知されると、初期化済みの切替先DB231を第2のボリューム230に作成する。なお、切替先DB231は、物理構造(収容ボリューム・物理位置・容量)については、現用DB221から変更されている。例えば、データベース容量が拡大されている。このとき、切替先DB作成部140は、切替先DB231を含む切替先スキーマ112をシステムに組み込む。
エクステントコピー処理部150は、オンライン処理を稼働させたまま、現用DB221から初期化済みの切替先DB231へのデータのコピーを行う。このように、再構成後の初期化済み切替先DB231に対して、現用DB221のデータをコピーすることにより、初めてオンライン電文に基づくデータベースアクセスの対象を、再構成後の切替先DB231とすることができる。このようなオンライン処理中のエクステントコピーを実現するために、エクステントコピー処理部150には、データコピー部151、I/Oインタセプト・反映部152、およびクラスタ間通信部153が設けられている。
データコピー部151は、切替先DB231が作成されると、現用DB221内のデータを切替先DB231にコピーする。
I/Oインタセプト・反映部152は、DB更新を伴うオンライン処理中のデータコピーを可能とするために、コピー中およびコピー後の現用DB221への更新I/Oをインタセプトして、切替先DB231に同期反映する。具体的には、エクステントコピーは、初期コピーフェーズと等価維持フェーズとの2つのフェーズからなる。
初期コピーフェーズでは、現用DB221から切替先DB231へ、順次、一定の単位(例えばトラック単位)でデータをコピーする。この間に現用ジョブ121から現用DB221に対する更新I/Oが発生すると、I/Oインタセプト・反映部152は、アクセス対象のデータ領域がコピー済み領域か否かを判断する。未コピーであれば、I/Oインタセプト・反映部152は、現用DB221に対して、更新I/Oを実施する。また、I/Oインタセプト・反映部152は、コピー済み領域ならば、現用DB221と切替先DB231とに同期反映する。
等価維持フェーズでは、I/Oインタセプト・反映部152は、現用DB221に対する更新要求は、現用DB221と切替先DB231とに同期反映する。
クラスタ間通信部153は、他のノード100aのエクステントコピー処理部150aと通信し、エクステントコピーに関する情報の受け渡しを行う。例えば、クラスタ間通信部153は、エクステントコピーが開始されると、その旨をノード100aのエクステントコピー処理部150aに通知する。これにより、ノード100aにおいても、現用DB221に対する更新I/Oが発生した際に、現用DB221と切替先DB231とに対する同期反映が行われる。また、クラスタ間通信部153は、データコピー部151によるコピーの進捗状況を示す情報を、ノード100aのエクステントコピー処理部150に渡す。これにより、他のノード100aにおいても、更新I/Oの対象となるデータがコピー済か否かを判断できる。
スキーマ切替部160は、コピーを行った切替先DB231をオンラインで有効とするために、ジョブで使用するスキーマを、現用スキーマ111から切替先スキーマ112に変更する。なお、スキーマの切替先はオンライン取引を継続しながら行う必要があるが、1ジョブでは世代の異なるスキーマを同時に使用することはできない。そこで、スキーマ切替部160は、それぞれのスキーマに対応した現用ジョブ121と切替先ジョブ122とを並行して、予め立ち上げておく。そして、スキーマ切替部160は、データのコピーが終了すると、オンライン電文の振り分け先ジョブを、切替先ジョブ122に切り替える。これにより、スキーマの切替が実現できる。
また、オンライン電文の振り分け先ジョブを切り替える際には、現用DB221と切替先DB231の更新状態が等価となっている必要がある。そのため、スキーマ切替部160は、ジョブを切り替える際には、現用DB221と切替先DB231への更新を瞬間的に抑止する。ジョブ切替時の処理は、現用DB221と切替先DB231への更新I/Oを完了させ、オンライン電文の振り分けを行うのみである。そのため、更新の抑止時間は非常に短時間で済む。
コピーの進捗状況は、コピー中アドレス簿170で管理される。コピー中アドレス簿170には、現用DB221と切替先DB231との範囲を示す情報、および現用DB221のうちコピーが完了した領域を示す情報が格納される。このコピー中アドレス簿170は、クラスタ間通信部153によって、他のノード100aとの間で共有される。
図5は、コピー中アドレス簿の内容を示す図である。コピー中アドレス簿170には、複写元エクステント範囲情報171、複写先エクステント範囲情報172、および最終コピー済アドレス情報173が含まれている。
複写元エクステント範囲情報171には、現用DB221のデータ格納領域を示す情報が設定されている。例えば、第1のボリューム220内での現用DB221の開始アドレス、および現用DB221の容量によって、現用DB221の範囲が示される。
複写先エクステント範囲情報172は、切替先DB231のデータ格納領域を示す情報が設定されている。例えば、第2のボリューム230内での切替先DB231の開始アドレス、および切替先DB231の容量によって、切替先DB231の範囲が示される。
最終コピー済アドレス情報173は、現用DB221のうち、コピー済のデータの範囲を示している。本実施の形態では、現用DB221内のデータが、開始アドレスの位置から順番に切替先DB231にコピーされる。そこで、最終コピー済アドレス情報173には、最後にコピーされたデータのアドレスが設定される。これにより、最終コピー済アドレス情報173より小さい値のアドレスの領域はコピー済であり、大きい値のアドレスの領域は未コピーであることが判別できる。
次に、エクステントコピーの処理手順について、図6を参照して説明する。
図6は、エクステントコピー処理の手順を示すフローチャートである。以下、図6に示す処理をステップ番号に沿って説明する。
[ステップS11]DB容量不足検出部130は、現用DB221が設けられた第1のボリューム220において、空き容量の不足が検出されたか否かを判断する。空き容量の不足が検出された場合、処理がステップS12に進められる。空き容量が十分にある場合、ステップS11の処理が繰り返され、現用DB221の監視が継続される。
[ステップS12]切替先DB作成部140は、第2のボリューム230に切替先DB231を作成し、その切替先DB231を初期化する。
[ステップS13]切替先DB作成部140は、切替先DB231のデータ構造を定義した切替先スキーマ112をシステムに組み込む。
[ステップS14]データコピー部151は、現用DB221から切替先DB231へ、データコピーを開始する。
[ステップS15]I/Oインタセプト・反映部152は、現用ジョブ121から更新I/Oが発生したか否かを判断する。更新I/Oが発生した場合、処理がステップS16に進められる。更新I/Oが発生していなければ、処理がステップS19に進められる。
[ステップS16]I/Oインタセプト・反映部152は、更新I/Oの対象となる記憶領域のデータが、切替先DB231にコピー済か否かを判断する。コピー済であれば、処理がステップS18に進められる。未コピーであれば、処理がステップS17に進められる。
[ステップS17]I/Oインタセプト・反映部152は、現用DB221に対して、更新I/Oに応じたデータの書き込みを行い、データの内容を反映させる。その後、処理がステップS19に進められる。
[ステップS18]I/Oインタセプト・反映部152は、現用DB221と切替先DB231とに対して、更新I/Oに応じたデータの書き込みを行い、データの内容を同期反映させる。
[ステップS19]スキーマ切替部160は、エクステントコピーが完了し、現用DB221と切替先DB231とが等価状態になったか否かを判断する。等価になった場合、処理がステップS20に進められる。等価になっていない場合、処理がステップS15に進められる。
[ステップS20]スキーマ切替部160は、端末装置21,22,・・・から送られるオンライン電文の振り分けを抑止する。
[ステップS21]スキーマ切替部160は、オンライン電文の振り分け先を、切替先スキーマ112に基づいてデータベースアクセスを行う切替先ジョブ122に切り替える。
[ステップS22]スキーマ切替部160は、オンライン電文の振り分けの抑止を解除する。
このようにして、オンライン業務を実質的には停止させずにデータベースを再構成することができる。
図7は、エクステントコピーによるDB容量拡張状況を示す図である。図7に示すように、第1のボリューム220には、拡張対象エクステントとして、現用DB221が構築されている。第1のボリューム220内に空き容量が所定値以下になると、第2のボリューム230に容量を拡張した切替先DB231が作成される。図7では、拡張分の記憶領域が網掛で示されている。作成された切替先DB231は初期化され、対応する切替先スキーマ112がシステムに組み込まれる。
その後、現用DB221内のデータが切替先DB231内にコピーされる。現用DB221から切替先DB231へのデータのコピーは、HDD内のトラック単位で行われる。この際、第1のボリューム220でのデータの物理位置と第2のボリューム230でのデータの物理位置とは、異なる値となる。そして、現用DB221の最終トラックについては、エンドオブファイル(EOF)レコード(終端であることを示すレコード)までをコピーし、終了する。
また、データのコピー中もオンラインでの業務を継続させるため、更新I/Oの対象となる領域のデータがコピーされていれば、現用DB221と切替先DB231との両方に対して、更新すべきデータが同期的に反映される。
具体的には、最終コピー済アドレス情報173に設定されている「アドレスB」と更新I/Oで指定された「アドレスC」とを比較し、「アドレスB」≧「アドレスC」であれば、コピー済の領域への更新であることが分かる。また、「アドレスB」<「アドレスC」であれば、未コピーの領域への更新である。
更新済の領域への更新I/Oを行う場合、第1のボリューム220における「アドレスC」の領域に、データ221aが書き込まれる。そして、切替先DB231に対しても同期反映される。
同期反映においては、現用DB221の開始位置を示す「アドレスA」と更新I/Oで指定された「アドレスC」との差分から、「相対アドレスD」が求められる。そして、第2のボリューム230における切替先DB231の開始位置を示す「アドレスE」に「相対アドレスD」を加算した「アドレスF」(物理位置+相対位置)の領域に、データ221aと同じ内容のデータ231aが書き込まれる。
次に、エクステントコピーにおける初期コピーフェーズと等価維持フェーズとについて説明する。
図8は、初期コピーフェーズを示す図である。初期コピーフェーズでは、第1のボリューム220内の「アドレスA」のデータから順に、第2のボリューム230にコピーされる。第2のボリューム230に対して、「アドレスE」から順にコピー対象のデータが書き込まれる。図8では、コピー済のデータが網掛で示されている。
初期フェーズの間に、コピー済の領域に対する更新I/Oが発行されると、第1のボリューム220内にデータが書き込まれると共に、その領域に対応する第2のボリューム230内の領域に、同じデータが同期反映される。すなわち、初期コピー中のコピー済み領域に対する更新I/Oが、I/Oインタセプト・反映部152でインタセプトされる。そして、I/Oインタセプト・反映部152によって切替先DB231の該当箇所への更新I/Oのチャネルプログラムが作成され、そのプログラムが実行される。このような、二重化制御によって、同期反映が実現される。
また、初期フェーズの間に未コピーの領域に対する更新I/Oが発行されると、第1のボリューム220内にのみデータが書き込まれる。
図9は、等価維持フェーズを示す図である。等価性維持中も、現用DB221に対する更新I/Oが切替先DB231に同期反映される。初期コピー完了後は、常に等価性を維持している。そして、スキーマ切替部160に対するコマンド等の指示により、瞬時にデータベースを切り替えることが可能となる。
以下に、エクステントコピーの処理手順を、フローチャートを参照して説明する。
図10は、エクステントコピーの処理手順を示すフローチャートである。以下、図10に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、以下の処理は、特に断らない限り、代表となるノード(以下の例では、ノード100)で実行される処理である。
[ステップS31]データコピー部151は、コピー中アドレス簿170を初期設定する。具体的には、データコピー部151は、コピー中アドレス簿170を生成し、複写元エクステント範囲情報171に現用DB221の先頭アドレスおよび容量を設定する。また、データコピー部151は、コピー中アドレス簿170の複写先エクステント範囲情報172に、切替先DB231の先頭アドレスと容量とを設定する。
[ステップS32]データコピー部151は、現用DB221の先頭アドレスをコピー中アドレス簿170の最終コピー済アドレス情報173に設定する。
[ステップS33]データコピー部151は、I/O静止処理を行う。この処理は、クラスタ間通信部153で互いに同期を取った上で、クラスタを構成する全てのノード100,100a,・・・で実行される。
[ステップS34]データコピー部151は、現用DB221からデータを読み込む。
[ステップS35]データコピー部151は、ステップS34で読み込んだデータを、切替先DB231へ書き込む。
[ステップS36]データコピー部151は、コピーしたデータの次のデータのアドレスを、コピー中アドレス簿170の最終コピー済アドレス情報173に設定する。
[ステップS37]データコピー部151は、I/O静止解除処理を行う。この処理は、クラスタ間通信部153で互いに同期を取った上で、クラスタを構成する全てのノード100,100a,・・・で実行される。
[ステップS38]データコピー部151は、コピー終了か否かを判断する。EOFファイルまでコピーが終了した場合には、エクステントコピーが終了と判断される。コピーが終了した場合、処理が終了する。コピーが終了していない場合、処理がステップS33に進められる。
次に、コピー中の更新I/Oに応じたデータ更新処理手順を説明する。
図11は、更新I/Oの処理手順を示すフローチャートである。以下、図11に示す処理をステップ番号に沿って説明する。なお、ノード100内の処理として説明するが、クラスタを構成する他のノード100a,・・・でも同様の処理が行われる。
[ステップS41]I/Oインタセプト・反映部152は、現用ジョブ121から更新I/Oが出力されると、I/O静止中か否かを判断する。I/O静止中であれば、処理がステップS42に進められる。I/O静止中でなければ、処理がステップS43に進められる。
[ステップS42]I/Oインタセプト・反映部152は、I/O静止が解除されるのを待つ。I/O静止が解除されたら、処理がステップS43に進められる。
[ステップS43]I/Oインタセプト・反映部152は、アクセス先の「アドレスC」と最終コピー済の「アドレスB」とを比較する(図7参照)。「アドレスC」が「アドレスB」以下であれば、処理がステップS44に進められる。「アドレスC」が「アドレスB」を超えていれば、処理がステップS46に進められる。
[ステップS44]I/Oインタセプト・反映部152は、切替先DB231へのI/O用チャネルプログラムの作成処理を行う。詳細には、以下の手順でI/O用チャネルプログラムが作成される(アドレスに関しては、図7参照)。
・切替先DB231の開始アドレス「アドレスE」を取得する。
・現用DB221の開始アドレス「アドレスA」からアクセス対象のアドレス「アドレスC」までの相対アドレスを示す「相対アドレスD」を求める。
・切替先DB231の該当アドレス「アドレスF」を求める(「アドレスE」+「相対アドレスD」)。
・切替先DB231のI/O用チャネルプログラムを作成する(現用DB221用のチャネルプログラムを元に、アドレスの情報を切替先DB231に合わせて変更する)。
[ステップS45]I/Oインタセプト・反映部152は、I/O用チャネルプログラムを用いて、切替先DB231に対するデータ更新処理を実行する。
[ステップS46]I/Oインタセプト・反映部152は、現用DB221に対するデータ更新処理を実行する。
このようにして、エクステントコピー中であっても、オンライン電文に応じた更新I/Oが可能となる。以下、エクステントコピーの処理状態に応じたオンライン電文の取り扱いの違いについて説明する。
図12は、ジョブ切替前のオンライン電文の取り扱いを示す図である。ジョブ切替前の状態で端末装置21からオンライン電文が出力されると、スキーマ切替部160は、オンライン電文を現用ジョブ121に振り分ける。現用ジョブ121は、現用スキーマ111によって現用DB221のデータ構造を認識し、オンライン電文に応じたI/Oアクセスを現用DB221に対して行う。
その後、エクステントコピーが開始されると、スキーマ切替部160は、切替先ジョブ122を立ち上げる。
図13は、ジョブ切替中のオンライン電文の取り扱いを示す図である。ジョブ切替中は、スキーマ切替部160は、現用DB221と切替先DB231とに対する更新I/Oが、等価維持フェーズで処理されていることを確認する。そして、スキーマ切替部160は、端末装置21から出されるオンライン電文を抑止する。オンライン電文抑止中は、スキーマ切替部160によって、端末装置21へエラー応答が返される。
その後、スキーマ切替部160は、エクステントコピーの等価維持フェーズを解除し、電文振り分け先を、現用ジョブ121から切替先ジョブ122に変更する。そして、スキーマ切替部160は、オンライン電文の抑止を解除する。
なお、電文振り分け先を切り替える間、端末装置21からオンライン電文に対してエラーが返されることになるが、電文振り分け先の切り替えは、短時間で完了できる。そのため、エラー応答を受けた端末装置21でオンライン電文の再送を行えば、その時点で電文振り分け先の切替が完了している。そのため、短時間のオンライン処理でエラーが発生するのみであり、オンラインサービスが実質的に停止することはない。
図14は、切替後のオンライン電文の取り扱いを示す図である。端末装置21から出力されたオンライン電文は、スキーマ切替部160によって切替先ジョブ122に振り分けられる。切替先ジョブ122が、オンライン電文に応じた処理を切替先DB231に対して行う。
このとき、現用ジョブ121は、スキーマ切替部160によって停止される。また、切替元であった現用DB221はデータコピー部151によって削除され、現用ジョブ121が使用していた現用スキーマ111は、スキーマ切替部160によって削除される。
これにより、以後、切替先DB231が現用のデータベースとして使用される。
以上説明したようにして、本実施の形態ではデータベースの管理構造に依存せずにデータベースの再構成が可能となる。しかも、大規模なデータベースであってもオンラインのサービスを実質的に停止させることがない。すなわち、サービスが停止するのはスキーマ切替処理の間のみであるため、データベースの規模に関係なく短時間で済む。
なお、上記の実施の形態では、データベースの容量を拡張する場合について説明したが、本実施の形態に係る処理は、それ以外のデータベース再構成にも適用できる。例えば、データベースの容量を変えずに、ボリュームの変更(例えば、高速アクセス可能なボリュームへのデータベースの移行)のみを目的としたデータベース再構成にも適用できる。また、データベースの分割を伴うデータベース再構成にも適用できる。さらに、データベースの統合を伴うデータベース再構成にも適用できる。
また、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、各ノードが有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disc)、DVD−RAM、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
なお、本発明は、上述の実施の形態にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることができる。
以上説明した実施の形態の主な技術的特徴は、以下の付記の通りである。
(付記1) 第1のボリューム内の現用データベースを第2のボリュームに移行させるデータベース再構成装置において、
オンライン電文が入力されると、前記現用データベースのデータ構造を定義する現用スキーマを使用して、前記現用データベースに対して物理位置を指定してアクセスする現用データベースアクセス手段と、
前記第2のボリュームに切替先データベースを作成し、前記切替先データベースのデータ構造を定義する切替先スキーマを生成する切替先データベース作成手段と、
オンライン電文が入力されると、前記切替先スキーマを使用して、前記切替先データベースに対して物理位置を指定してアクセスする切替先データベースアクセス手段と、
前記現用データベース内のデータを前記切替先データベースにコピーするコピー手段と、
前記コピー手段によるコピー処理中に前記現用データベースアクセス手段により前記現用データベースへのデータ更新アクセスがあると、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かを判断し、未コピーであれば前記現用データベースに対してデータ更新処理を行い、コピー済であれば前記現用データベースと前記切替先データベースとに対してデータ更新処理を行うデータ更新手段と、
前記コピー手段によるコピー処理中のオンライン電文を前記現用データベースアクセス手段に振り分け、コピーが完了するとオンライン電文の振り分け先を前記切替先データベースアクセス手段に切り替える切替手段と、
を有することを特徴とするデータベース再構成装置。
(付記2) 前記コピー手段は、前記第1のボリューム内の前記現用データベースの領域における開始アドレスに対応するデータから順にコピー処理を行い、最後にコピーしたデータのアドレスを最終コピーアドレス情報に設定し、
前記データ更新手段は、前記データ更新アクセスの対象となるアドレスが、前記最終コピーアドレス情報に設定されたアドレス以下の場合、該当するデータがコピー済であると判断し、前記データ更新アクセスの対象となるアドレスが、前記最終コピーアドレス情報に設定されたアドレスより大きい場合、該当するデータが未コピーであると判断する、
ことを特徴とする付記1記載のデータベース再構成装置。
(付記3) 前記スキーマ切替手段は、前記コピー手段によるコピー処理が完了後、オンライン電文の受け付けを一時的に抑止し、オンライン電文の振り分け先の切替後、オンライン電文の抑止を解除することを特徴とする付記1記載のデータベース再構成装置。
(付記4) 前記コピー手段は、コピー中のデータに対するアクセスを静止状態とし、
前記データ更新手段は、アクセス先のデータへのアクセスが静止中の場合、静止状態の解除を待ってアクセス処理を続行することを特徴とする付記1記載のデータベース再構成装置。
(付記5) 第1のボリューム内の現用データベースを第2のボリュームに移行させるためのデータベース再構成プログラムにおいて、
コンピュータを、
オンライン電文が入力されると、前記現用データベースのデータ構造を定義する現用スキーマを使用して、前記現用データベースに対して物理位置を指定してアクセスする現用データベースアクセス手段、
前記第2のボリュームに切替先データベースを作成し、前記切替先データベースのデータ構造を定義する切替先スキーマを生成する切替先データベース作成手段、
オンライン電文が入力されると、前記切替先スキーマを使用して、前記切替先データベースに対して物理位置を指定してアクセスする切替先データベースアクセス手段、
前記現用データベース内のデータを前記切替先データベースにコピーするコピー手段、
前記コピー手段によるコピー処理中に前記現用データベースアクセス手段により前記現用データベースへのデータ更新アクセスがあると、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かを判断し、未コピーであれば前記現用データベースに対してデータ更新処理を行い、コピー済であれば前記現用データベースと前記切替先データベースとに対してデータ更新処理を行うデータ更新手段、
前記コピー手段によるコピー処理中のオンライン電文を前記現用データベースアクセス手段に振り分け、コピーが完了するとオンライン電文の振り分け先を前記切替先データベースアクセス手段に切り替える切替手段、
として機能させることを特徴とするデータベース再構成プログラム。
(付記6) 第1のボリューム内の現用データベースを第2のボリュームに移行させるためのデータベース再構成方法において、
切替先データベース作成手段が、前記第2のボリュームに切替先データベースを作成し、前記切替先データベースのデータ構造を定義する切替先スキーマを生成し、
コピー手段が、前記現用データベース内のデータを前記切替先データベースにコピーし、
切替手段が、前記コピー手段によるコピー処理中のオンライン電文を現用データベースアクセス手段に振り分け、
前記現用データベースアクセス手段が、オンライン電文が入力されると、前記現用データベースのデータ構造を定義する現用スキーマを使用して、前記現用データベースに対して物理位置を指定してアクセスし、
データ更新手段が、前記コピー手段によるコピー処理中に前記現用データベースアクセス手段により前記現用データベースへのデータ更新アクセスがあると、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かを判断し、未コピーであれば前記現用データベースに対してデータ更新処理を行い、コピー済であれば前記現用データベースと前記切替先データベースとに対してデータ更新処理を行い、
前記切替手段が、コピーが完了するとオンライン電文の振り分け先を切替先データベースアクセス手段に切り替え、
前記切替先データベースアクセス手段が、オンライン電文が入力されると、前記切替先スキーマを使用して、前記切替先データベースに対して物理位置を指定してアクセスする、
ことを特徴とするデータベース再構成方法。
本実施の形態の概略を示す図である。 本実施の形態のシステム構成例を示す図である。 本実施の形態に用いるノードのハードウェア構成例を示す図である。 ノードが有するデータベース再構成機能を示すブロック図である。 コピー中アドレス簿の内容を示す図である。 エクステントコピー処理の手順を示すフローチャートである。 エクステントコピーによるDB容量拡張状況を示す図である。 初期コピーフェーズを示す図である。 等価維持フェーズを示す図である。 エクステントコピーの処理手順を示すフローチャートである。 更新I/Oの処理手順を示すフローチャートである。 ジョブ切替前のオンライン電文の取り扱いを示す図である。 ジョブ切替中のオンライン電文の取り扱いを示す図である。 切替後のオンライン電文の取り扱いを示す図である。
符号の説明
1 第1のボリューム
1a 現用データベース
2 第2のボリューム
2a 切替先データベース
3 現用データベースアクセス手段
3a 現用スキーマ
4 切替先データベース作成手段
5 切替先データベースアクセス手段
5a 切替先スキーマ
6 コピー手段
7 データ更新手段
8 切替手段


Claims (5)

  1. 第1のボリューム内の現用データベースを第2のボリュームに移行させるデータベース再構成装置において、
    オンライン電文が入力されると、前記現用データベースのデータ構造を定義する現用スキーマを使用して、前記現用データベースに対して物理位置を指定してアクセスする現用データベースアクセス手段と、
    前記第2のボリュームに切替先データベースを作成し、前記切替先データベースのデータ構造を定義する切替先スキーマを生成する切替先データベース作成手段と、
    オンライン電文が入力されると、前記切替先スキーマを使用して、前記切替先データベースに対して物理位置を指定してアクセスする切替先データベースアクセス手段と、
    前記現用データベース内のデータを前記切替先データベースにコピーするコピー手段と、
    前記コピー手段によるコピー処理中に前記現用データベースアクセス手段により前記現用データベースへのデータ更新アクセスがあると、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かを判断し、未コピーであれば前記現用データベースに対してデータ更新処理を行い、コピー済であれば前記現用データベースと前記切替先データベースとに対してデータ更新処理を行うデータ更新手段と、
    前記コピー手段によるコピー処理中のオンライン電文を前記現用データベースアクセス手段に振り分け、コピーが完了するとオンライン電文の振り分け先を前記切替先データベースアクセス手段に切り替える切替手段と、
    を有することを特徴とするデータベース再構成装置。
  2. 前記コピー手段は、前記第1のボリューム内の前記現用データベースの領域における開始アドレスに対応するデータから順にコピー処理を行い、最後にコピーしたデータのアドレスを最終コピーアドレス情報に設定し、
    前記データ更新手段は、前記データ更新アクセスの対象となるアドレスが、前記最終コピーアドレス情報に設定されたアドレス以下の場合、該当するデータがコピー済であると判断し、前記データ更新アクセスの対象となるアドレスが、前記最終コピーアドレス情報に設定されたアドレスより大きい場合、該当するデータが未コピーであると判断する、
    ことを特徴とする請求項1記載のデータベース再構成装置。
  3. 前記スキーマ切替手段は、前記コピー手段によるコピー処理が完了後、オンライン電文の受け付けを一時的に抑止し、オンライン電文の振り分け先の切替後、オンライン電文の抑止を解除することを特徴とする請求項1記載のデータベース再構成装置。
  4. 前記コピー手段は、コピー中のデータに対するアクセスを静止状態とし、
    前記データ更新手段は、アクセス先のデータへのアクセスが静止中の場合、静止状態の解除を待ってアクセス処理を続行することを特徴とする請求項1記載のデータベース再構成装置。
  5. 第1のボリューム内の現用データベースを第2のボリュームに移行させるためのデータベース再構成プログラムにおいて、
    コンピュータを、
    オンライン電文が入力されると、前記現用データベースのデータ構造を定義する現用スキーマを使用して、前記現用データベースに対して物理位置を指定してアクセスする現用データベースアクセス手段、
    前記第2のボリュームに切替先データベースを作成し、前記切替先データベースのデータ構造を定義する切替先スキーマを生成する切替先データベース作成手段、
    オンライン電文が入力されると、前記切替先スキーマを使用して、前記切替先データベースに対して物理位置を指定してアクセスする切替先データベースアクセス手段、
    前記現用データベース内のデータを前記切替先データベースにコピーするコピー手段、
    前記コピー手段によるコピー処理中に前記現用データベースアクセス手段により前記現用データベースへのデータ更新アクセスがあると、アクセス先のデータのコピーが済んでいるか否かを判断し、未コピーであれば前記現用データベースに対してデータ更新処理を行い、コピー済であれば前記現用データベースと前記切替先データベースとに対してデータ更新処理を行うデータ更新手段、
    前記コピー手段によるコピー処理中のオンライン電文を前記現用データベースアクセス手段に振り分け、コピーが完了するとオンライン電文の振り分け先を前記切替先データベースアクセス手段に切り替える切替手段、
    として機能させることを特徴とするデータベース再構成プログラム。

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