JP4693188B2 - シリコンウェハのエッチング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、シリコンウェハについて短時間で所定の取り代だけ正確に除去する方法及び除去後のシリコンウェハの欠陥検出方法に関する。
従来から、COP(Crystal Originated Particle)やBMD(Bulk Micro Defect)等の欠陥を含まない所定厚さの無欠陥層(DZ:Denuded Zone)と、その下部に、欠陥を有するバルク層とを備えた高品質シリコンウェハ(以下、ウェハと言う)が知られている。
図7に、従来技術に係るウェハ10の側面断面図を示す。図7において、ウェハ10は無欠陥層11とバルク層12とを備えており、バルク層12の内部には、BMD欠陥13とCOP欠陥14とが混在している。
このような無欠陥層11を備えたウェハ10は、BMD欠陥13とCOP欠陥14とを、厚さ方向全体に含んで製作されたウェハ10に対して、水素やアルゴンなどの雰囲気中で1100°C〜1250°Cでアニーリングを行なうことによって製造される。これにより、ウェハ10の表面近くの層からBMD欠陥13及びCOP欠陥14が取り除かれ、無欠陥層11が形成される。
以下、欠陥13,14を含まない無欠陥層11の厚さを、ウェハ10の無欠陥深さtと言う。LSIなどの素子を製造するデバイスメーカは、無欠陥深さtを指定したウェハ10の供給をウェハメーカに要求する。無欠陥深さtは、例えば5μmなど、1μm単位で要求されるのが一般的である。
このとき、無欠陥深さtは、アニーリングの温度及び時間によって変化するので、所定の無欠陥深さtの無欠陥層11を得るためには、アニーリングの温度及び時間との関係を正確に導出する必要がある。また、アニーリングしたウェハ10に対し、所定の無欠陥深さtが得られたか否かを、検査することも必要である。
これらの理由から、ウェハ10の無欠陥深さtを、迅速に、かつ正確に測定する技術が求められている。
従来、例えば波長690μmのレーザ光をウェハ10に照射し、その散乱光に基づいて、ウェハ10の無欠陥深さtを測定するという欠陥数の測定方法が知られている。ところが、このような測定方法では、欠陥の大きさによって検出される深さの値がばらつき、測定精度が不十分であるという問題がある。
これに鑑み、欠陥13,14のうち、COP欠陥14に関する無欠陥深さtを正確に測定するための技術として、例えば、国際公開番号WO01/16409に開示された測定方法が知られている。
即ち、ウェハ10の表層を所定厚さまで研磨によって除去し、除去後に露出した新表面上に酸化膜及び電極からなるMOS構造を作成する。そして、MOS構造に電圧を印加して、GOI(ゲート酸化膜耐圧特性)を測定することにより、無欠陥深さtを測定するというものである。
図8に、従来技術に係る無欠陥深さtの測定法の説明図を示す。図8において、研磨されて露出したウェハ10の新表面18上には酸化膜15が設けられ、その上部にはポリシリコン等からなる電極16A,16Bが形成されている。電極16A,16Bとバルク層12との間には、可変電圧電源17A,17Bによって電圧V,Vが印加され、それぞれ電流iA,iBが流れる。
図8における中心線19の左側の領域Lでは、ウェハ10の浅い領域にCOP欠陥14Aが存在しており、研磨により、COP欠陥14Aがウェハ10の新表面18に出現する。一方、図8の中心線19の右側の領域Rでは、浅い領域のCOP欠陥14がアニーリングによって消滅しており、研磨後も、COP欠陥14Bがウェハ10の新表面18に出現しない。
図9に、COP欠陥14Bがウェハ10の新表面18に出現しない領域Rにおいて、可変電圧電源17Bから電極16Bに印加する電圧Vを変化させた場合の、電流i−電界E曲線を示す。
図9に示すように、電圧Vが電界値に換算して約1MV/cmまでの範囲では、電圧Vを増加させていくに従い、電流iが増大する。そして、電界値換算で6〜7MV/cmまでは電流iはゆっくりと増加し、電界値換算で6〜7MV/cmを越えると、約12MV/cmまでは一気に増加する。
一方、領域Lのように、COP欠陥14Bがウェハ10の新表面18に出現している場合、電圧Vが電界値に換算して約8MV/cmに達するまでに、絶縁が破壊されてしまう。従って、電圧Vを例えば8MV/cmまで印加し、絶縁破壊が行なわれたか否かによって、欠陥の有無を検出することが可能である。
図10に、ウェハ10の平面図を示す。図10に示すように、ウェハ10の図示しない新表面上に設けられた酸化膜15の上には、面積10mm程度の電極16が、100個以上並んでいる。これらの電極16と、その下方にある酸化膜15及びウェハ10との組み合わせを、以下の説明では素子と呼ぶ。
これらの電極16に、図8に示したように所定の電界値となるような電圧Vを印加し、全素子のうち破壊されなかった素子の比率を、酸化膜良品率(又は良品率)として表している。一般的には、良品率が90%以上となる深さを、無欠陥深さtとしている。
国際公開第WO01/16409号パンフレット
しかしながら、前記従来技術には、次に述べるような問題がある。
即ち従来技術においては、ウェハ10の表層を、研磨により除去している。研磨の工程としては、粗い砥粒を用いて研磨を行なう粗研磨工程と、微細な砥粒や砥液を用いる仕上げ研磨工程とが必要となる。
これは、粗研磨のみを行なって仕上げ研磨を行なわないと、粗研磨によって生じた微小な傷がGOI測定の際に素子の耐圧不良を引き起こし、そのために、測定値がウェハ10の特性を表さなくなってしまうことがあるためである。
一方、仕上げ研磨のみによってウェハ10を所定の取り代(例えば9μm)だけ研磨しようとすると、非常に多くの時間を要するため、両者を併せて用いる必要がある。
ところが、1枚のウェハ10に粗研磨と仕上げ研磨とを行なうためには、例えば同一の研磨機にウェハ10をセットした状態でアタッチメントを付け替えたり、或いは異なる研磨機にウェハ10を移し替えたりする必要がある。
図11に、従来技術に係る、無欠陥深さt測定のための手順をフローチャートで示す。まず、粗研磨機によってウェハ10を粗研磨し(ステップS11)、ウェハ10を仕上げ研磨機に搬送し(ステップS12)、仕上げ研磨機によってウェハ10を仕上げ研磨し(ステップS13)、GOI測定を行なう(ステップS14)。或いは、ステップS12において、ウェハ10を搬送する代わりに、アタッチメントを付け替えてもよい。
このように、研磨の際のアタッチメントの付け替えやウェハの搬送に時間を要するために、無欠陥深さtの測定に要する時間が多大なものとなり、ウェハ10の検査コストが増大するという問題がある。
特に昨今、無欠陥層11を備えた上記のような高品質ウェハ10の需要が急増しているため、短時間でウェハ10の無欠陥深さtを測定することが求められている。そのためには、ウェハ10の表層を、短時間で所定の取り代だけ正確に除去する必要がある。
また、粗研磨においては、粗い砥粒を用いるために、ウェハ10の表面に微小な傷や残留応力といったダメージが残ることがある。このようなダメージが、仕上げ研磨によっても完全に除去されずに表面に残り、GOI測定の誤差要因となることがある。
特に、粗研磨及び仕上げ研磨によってウェハ10の表層を短時間で除去するためには、粗研磨でなるべく所望する厚さ近くまで研磨し、その後、仕上げ研磨で微小厚さを研磨することが望まれる。しかしながら、粗研磨で多くを除去するほど、上記のダメージが残ることが多く、これを避けるには、仕上げ研磨で除去する厚さを増やす必要があるため、さらに長い研磨時間が必要となる。
また、測定や検査の頻度が少ない間は、ウェハ10の製造工程に用いる研磨機を測定用にも用いていたが、上述したように、昨今の高品質ウェハの需要増加に伴い、測定用に表層を除去するための装置を専用に設置する必要が生じてきた。しかしながら、研磨機は非常に高価であり、このような高価な装置を測定のみに用いることは、やはりウェハ10の検査コストの増大に繋がる。
本発明は、上記の問題に着目してなされたものであり、短時間で所定の取り代だけ正確に除去する方法や除去後のシリコンウェハの欠陥検出方法を提供する。
上記の目的を達成するために、本発明は、シリコンウェハの表層を略均等に所定の取り代で除去する除去工程と、除去されて露出した新表面における欠陥を検出する欠陥検出工程とを備え、前記除去工程がエッチングによってシリコンウェハの表層を除去している。
これによれば、エッチングによってウェハの表層を除去するので、粗研磨よりも短時間で除去が可能である。また、シリコンウェハにダメージが残りにくいので、このダメージを欠陥と誤認識することが少ない。
また本発明は、前記エッチングが、取り代の寸法精度が±0.5μm以内となるようにシリコンウェハの表層を除去可能なエッチングである。
これにより、1μm単位での無欠陥深さの測定が可能であり、デバイスメーカが要求する仕様を満足することができる。
また本発明は、前記エッチングが、シリコンウェハを回転させつつその表面にエッチング液を供給して表層を除去するスピンエッチングである。
スピンエッチングは、高速でシリコンウェハの表層を除去可能であり、測定に要する時間が短縮される。しかも取り代の精度が正確で、除去後の面粗さが小さいので、無欠陥深さの測定が正確になる。
また本発明は、前記スピンエッチング直後に、エッチングによって露出したシリコンウェハの表面にエッチングの進行を停止させるリンス液を供給している。
これにより、エッチング液の供給停止後にエッチングが進行することが少なく、シリコンウェハの表面の荒れが少なくなってヘイズが減少する。その結果、欠陥検出時に、ヘイズに起因する素子の耐圧不良が発生することが少なくなり、検出結果がより正確になる。
また本発明は、前記除去工程が、エッチング工程によって露出した表面を仕上げ研磨してシリコンウェハの新表面を露出させる仕上げ研磨工程を備えている。
これにより、シリコンウェハの新表面がより滑らかになってヘイズがほぼなくなり、同様に検出結果がより正確になる。
また本発明は、前記欠陥検出工程が、露出した新表面に酸化膜及び電極からなるMOS構造を作成するMOS作成工程と、MOS構造に所定の電圧を印加してその電流−電圧特性に基づいて欠陥を検出する電圧印加工程とを備えたゲート酸化膜耐圧特性測定工程である。
エッチングとGOI測定とを組み合わせることにより、欠陥数を正確に、かつ迅速に測定することができる。
また本発明は、シリコンウェハを回転させつつその表面にエッチング液を供給するスピンエッチング工程と、エッチング液の供給停止直後に、エッチングによって露出したシリコンウェハの表面にエッチングの進行を停止させるリンス液を供給するリンス工程とを備えている。
これにより、エッチング液の供給停止後にエッチングが進行することが少なく、ヘイズの少ない、滑らかなシリコンウェハの新表面が得られる。
(1)シリコンウェハ10の表層を略均等に所定の取り代で除去する除去工程と、除去されて露出した新表面18における欠陥を検出する欠陥検出工程とを備え、前記除去工程がエッチングによってシリコンウェハ10の表層を除去することを特徴とする、シリコンウェハの欠陥検出方法。
(2)上記(1)に記載のシリコンウェハの欠陥検出方法において、前記エッチングが、取り代の寸法精度が±0.5μm以内となるようにシリコンウェハ10の表層を除去可能なエッチングであることを特徴とするシリコンウェハの欠陥検出方法。
(3)上記(1)に記載のシリコンウェハの欠陥検出方法において、前記エッチングが、シリコンウェハ10を回転させつつその表面にエッチング液25を供給して表層を除去するスピンエッチングであることを特徴とするシリコンウェハの欠陥検出方法。
(4)上記(3)に記載のシリコンウェハの欠陥検出方法において、前記スピンエッチング直後に、エッチングによって露出したシリコンウェハ10の表面にエッチングの進行を停止させるリンス液27を供給するようにしたことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検出方法。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のシリコンウェハの欠陥検出方法において、前記除去工程が、エッチング工程によって露出した表面を仕上げ研磨してシリコンウェハ10の新表面18を露出させる仕上げ研磨工程を備えたことを特徴とするシリコンウェハの欠陥検出方法。
(6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載のシリコンウェハの欠陥検出方法において、前記欠陥検出工程が、露出した新表面18に酸化膜15及び電極16からなるMOS構造を作成するMOS作成工程と、MOS構造に電圧を印加してその電流−電圧特性に基づいてシリコンウェハ10の欠陥を検出する電圧印加工程とを備えたゲート酸化膜耐圧特性測定工程であることを特徴とするシリコンウェハの欠陥検出方法。
(7)シリコンウェハ10を回転させつつその表面にエッチング液25を供給するスピンエッチング工程と、エッチング液25の供給停止直後に、エッチングによって露出したシリコンウェハ10の表面にエッチングの進行を停止させるリンス液27を供給するリンス工程とを備えたことを特徴とするシリコンウェハのエッチング方法。
以下、図を参照しながら、本発明に係る実施形態を詳細に説明する。
まず、第1実施形態を説明する。図1に、第1実施形態に係る無欠陥深さtの測定方法の一例を、フローチャートで示す。
まず、ウェハを後述するスピンエッチャーに搭載し、スピンエッチングにより、表層を所定の厚さだけ除去する(ステップS21)。スピンエッチャーとは、ウェハを高速で回転させながら、その表面にエッチング液を供給することにより、ウェハの表層を所望する取り代にわたってエッチングして除去するものである。これにより、ウェハの表層は均一に除去され、滑らかな新表面が露出する。
そして、こうして表層を除去したウェハ10に対し、前述したようにGOI測定を行なう(ステップS22)。
即ち、図8に示したように、除去後に露出した新表面18上に、酸化膜15及び電極16からなるMOS構造を作成する。そして、MOS構造に電圧を印加して、GOI(ゲート酸化膜耐圧特性)を測定することにより、ある深さにおける欠陥を検出する。
以下、スピンエッチャーについて、詳細に説明する。
図2に、スピンエッチャー22の一例を示す。本実施形態に好適なスピンエッチャー22の一例としては、日本エスイーゼット社製のRST200等がある。図2においてスピンエッチャー22は、モータ28によって高速で回転する回転台23を備えている。回転台23の上部には、ベルヌーイチャックによる図示しない保持機構が備えられ、ウェハ10を表面を上方に向けて略水平に保持している。
スピンエッチャー22は、ウェハ10の上方から、その表面に硝酸(HNO)、弗酸(HF)、及び硫酸(HSO)のうち少なくとも1つを含むエッチング液25を供給するエッチング液供給管24を備えている。
また、ウェハ10表面に、エッチング液25を中和したり洗い流したりして、エッチングの進行を停止させる(リンスする)、純水等のリンス液27を供給するリンス管26を備えている。
エッチング時には、ウェハ10を高速で回転させながら、その表面の略中央部に、エッチング液供給管24からエッチング液25を略垂直に供給する。ウェハ10中央部に供給されたエッチング液25は、遠心力によって、ウェハ10の表面に略同一厚さで拡散する。これにより、エッチングがウェハ10の表面で同時に略同速度で進行し、ウェハ10の表層を、略均一厚さで除去することが可能となっている。
このとき、図示しないコントローラからの指令により、ウェハ10の回転速度とエッチング液25の供給量を調節し、ウェハ10の取り代を、所望する値に制御可能である。
ウェハ10の表層が所定の取り代だけ除去されると、エッチング液25の供給を停止するとともに、即座にリンス管26からリンス液27を供給する。これにより、エッチング液25が中和されたり洗い流されたりして、エッチングの進行が停止する。そして、エッチングの終了したウェハ10を、洗浄装置21に搬送して、純水等でウェハ10の洗浄を行ない、図示しない乾燥装置で乾燥させる。
従来のスピンエッチングにおいては、リンス液27の供給をどのようなタイミングで行なうかといった技術は知られていない。
例えば、ある程度の時間が経過してからリンス液27を供給したり、或いはリンス管26からはリンス液27の供給を行なわず、ウェハ10上にエッチング液25が残存している状態で、ウェハ10を洗浄装置に搬送してリンスや洗浄を行なったりしていた。
ところが、エッチング液25の供給停止直後にリンス液27の供給を行なわないと、表面にわずかに残存したエッチング液25によって、供給停止後にもエッチングが不均一に進行することがわかってきた。このようなエッチングの進行により、露出したウェハ10の新表面18が荒れて、ヘイズと呼ばれる曇りが広い面積にわたって発生する。これは、目視でも明らかであり、新表面18が一様に輝きを失ったような状態になっている。
このようなヘイズが、これまでにさほど問題とならなかったのは、スピンエッチングが、酸化膜の除去などの目的に用いられてきたためであるが、GOI測定のように平坦な表面が必要な場合には問題となる。即ち、ヘイズは、GOI測定時に、COP欠陥14と同様に絶縁破壊の生じる電界Eを下げるような働きをするため、GOI測定の精度が低下してしまう。
これに対し、本実施形態で示したように、エッチング液25の供給停止直後にリンス液27を供給することにより、エッチングの進行が停止し、ヘイズの少ない滑らかな新表面18が得られる。これも、目視で明らかであり、曇っている領域が減少している。これにより、GOI測定時の誤差要因が減少する。
こうして、表層を所定の取り代にわたって除去したウェハ10に対し、図8に示したような方法でGOI測定を行なうことにより、ウェハ10の無欠陥深さtを、正確に測定することが可能である。
次に、エッチングと研磨との、GOI測定に対する影響の比較について、詳細に説明する。
エッチングによって表層を除去したウェハ10に対してGOI測定を行なった場合に、従来の研磨によって表層を除去した場合と同様の精度の測定結果が得られるか否かについて、実験を行なった。実験は、次の条件で行なわれた。
3枚のウェハ10を1組として、約20組のウェハ10を用意した。そして、水素100%の雰囲気下で、熱を1100°C〜1200°C、加熱時間を1〜4時間の範囲で、組ごとにさまざまに条件を変えてアニーリングを行なった。
その結果、同一条件でアニーリングを行なった3枚のウェハ10を1組とする、20組のアニーリング済ウェハ10が得られた。
そして、1組3枚のウェハ10のうち、1枚は研磨(粗研磨及び仕上げ研磨)によって厚さ9μmの表層を除去し、他の2枚はスピンエッチングによって厚さ9μmの表層を除去した。これらの表層除去済ウェハ10に対して、図10に示したように素子を多数作成し、各素子に対してGOI測定を行なった。そして、8MV/cm程度の電界をかけた際に絶縁破壊を起こさなかった素子数の、全素子数に対する比率を良品率とした。
図3に、スピンエッチングを行なったウェハ10と、従来技術に係る研磨を行なったウェハ10との両者において、GOI測定による良品率を比較した実験結果を、グラフで示す。図3においては、3個1組のウェハ10に対して1つのプロットを対応させ、縦軸にスピンエッチングした2枚のウェハ10,10の良品率の平均値を、横軸に研磨した1枚のウェハ10の良品率を、それぞれとっている。
その結果、例えばプロット29に示すように、同一条件でアニーリングしたウェハ10に対し、スピンエッチングを行なった場合と研磨を行なった場合とでは、良品率がどちらも57%程度で、ほぼ一致している。また、両者の良品率には、強い相関が見られる。
この結果から、研磨の代わりにスピンエッチングを用いてウェハ10の表層を除去しても、正確なGOI測定の結果が得られることがわかる。
次に応用例として、スピンエッチングを施したウェハ10にGOI測定を行ない、アニーリングのパラメータと良品率との関係を導いた実験結果を示す。
実験に際し、まず、小さなCOP欠陥14が高密度で存在するウェハ群10Aと、大きなCOP欠陥14が低密度で存在するウェハ群10Bとを、それぞれ20枚ずつ製作した。尚、COP欠陥14の大きさや密度に関しては、例えばウェハ10の結晶を引き上げる際の引き上げ速度や雰囲気温度等の諸条件により、予め予測が可能である。
そして、これらのウェハ群10A,10Bに対して、アルゴン100%の雰囲気中で、アニーリング条件をさまざまに変化させてアニーリングを行なった。アニーリング条件は、次の4通りである。
1)1100°Cで1時間
2)1150°Cで1時間
3)1200°Cで1時間
4)1200°Cで2時間
そして、アニーリング条件と無欠陥深さtとの関係を調べるために、各条件でアニーリングしたウェハ群10A,10Bに対してスピンエッチングを施し、GOI測定を行なった。
スピンエッチングの取り代は、1,3,6,9μmとした。また、比較のために、除去を行なわない取り代0のウェハ10に対しても、GOI測定を行なった。GOI測定においては、酸化膜の厚さを24nmとし、8MV/cmまでの電界を印加して、破壊されなかった素子を良品と評価した。
まず、小さなCOP欠陥14が高密度で存在するウェハ群10Aについて、実験結果を説明する。
図4に、ウェハ群10Aに関し、横軸に取り代、縦軸に良品率を取ったグラフを示す。図4に示すようにウェハ群10Aにおいては、条件3),4)の1200°Cでアニーリングしたものは、深さ9μmまで表層を除去しても、良品率が90%を越えている。
これにより、小さなCOP欠陥14が高密度で存在するようなウェハ10Aに対しては、1200°C以上のアニーリングを1時間以上施すことにより、深さ9μmまでCOP欠陥の除去が可能であることがわかる。
次に、大きなCOP欠陥14が低密度で存在するウェハ群10Bについて、実験結果を説明する。
図5に、ウェハ群10Bに関し、横軸に取り代、縦軸に良品率を取ったグラフを示す。図5に示すようにウェハ群10Bにおいては、条件4)のように1200°Cで2時間アニーリングしたウェハ10のみが、取り代3μmまで良品率90%を越えており、6μmの取り代においても、80%の良品率を得ている。
一方、条件4)以外では、取り代1μmであっても、どのアニーリング条件のウェハも良品率90%を越えることができない。従って、大きなCOP欠陥14を除去するためには、高温で長時間のアニーリングが必要であり、ことに無欠陥深さtが9μmのウェハ10を得るためには、さらに好適なアニーリング条件を探す必要があることがわかる。
このように、スピンエッチングによって、ウェハ10の表層を除去し、GOI測定を行なうことで、アニーリングのパラメータとCOP欠陥の深さ方向の分布との関係を把握することが可能である。
本発明の最大の効果としては、ウェハの欠陥検出に要する時間の短縮が挙げられる。
例えば、従来の研磨を用いた測定方法によれば、ウェハ10の表層を9μmの取り代にわたって除去するためには、粗研磨と仕上げ研磨とを合わせて、1枚当たり約12分を要していた。これに対し、本実施形態のスピンエッチングを用いるならば、約8分で除去が完了する。
このように、無欠陥深さtの測定や検査に要する時間を短縮することが可能となっている。
また、スピンエッチングによれば、化学変化によって表層を除去しているので、ウェハ10表面に傷やストレスを与えることが少なく、しかも、他のエッチング方法に比べ、正確な取り代寸法で除去することが可能である。さらには、新表面の荒れも小さい。
従って、GOI測定の測定結果に、高い信頼性が得られる。
尚、上述したように、デバイスメーカは、一般的に無欠陥深さtを1μm単位で指定してくる。そのため、スピンエッチングによる除去は、取り代の寸法精度が、±0.5μm以内である必要がある。逆に、研磨よりも速く、かつ精度±0.5μm以内という条件を満たすようなエッチング方法であれば、スピンエッチングに限られるものではなく、他のエッチング方法であってもよい。
また、スピンエッチング時に、エッチング液25の供給停止直後にリンス液27をウェハ10に供給し、エッチングの進行を即座に停止させることによって、ウェハ10の新表面18にヘイズが生じるのを防止している。
これにより、ウェハ10の新表面18のヘイズによって、GOI測定に誤差が生じることが少なく、より正確な無欠陥深さtの測定が可能である。
また、一般的にスピンエッチャーは、研磨機に比べて比較的安価である。従って、これを検査や測定用の専用機として設置しても、研磨機に比べてコスト増大の度合いが小さい。
次に、第2実施形態について、説明する。
図6に、第2実施形態に係るGOI測定方法のフローチャートを示す。まず、スピンエッチャー22によってウェハ10をエッチングし(ステップS31)、ウェハ10を仕上げ研磨機に搬送し(ステップS32)、仕上げ研磨機によってウェハ10を仕上げ研磨して(ステップS33)、GOI測定を行なう(ステップS34)。
このとき、取り代が例えば9μmであったとすると、ステップ31においてエッチングによって約8μmを除去し、ステップS33において、残り1μmを仕上げ研磨して新表面を露出させるようにする。8μmを粗研磨するのに比べると、スピンエッチングによって8μmを除去するほうが、比較的短時間ですむ。従って、粗研磨の代わりにスピンエッチングを用いることによっても、ウェハ10の表層の除去に要する時間を短縮可能である。
また、第1実施形態においては、スピンエッチングの直後にリンス液27によってエッチングを停止させているが、それにも拘らず、わずかなヘイズが発生することがある。そのヘイズのうちの一部が、耐圧不良を起こして、GOI測定誤差の原因となる。
また、ウェハ10の欠陥の検出方法としては、GOI測定以外にも、例えばパーティクルカウンタを用いて、新表面18上のCOP欠陥14を測定する方法がある。上述したように、スピンエッチングによっても、ウェハ10の表面にわずかなヘイズが残存することがあるが、パーティクルカウンタは、このようなヘイズをすべて欠陥であるとカウントしてしまうので、GOI測定よりも大きな誤差が出やすくなる。
従って、第2実施形態に示したように、スピンエッチングの後に仕上げ研磨を行なうことにより、ヘイズをより確実に除去し、GOI測定やこれ以外の測定方法においても、正確な欠陥検出を可能としている。
また、エッチングは化学的な方法でウェハ10の表層を除去するため、従来技術の粗研磨で生じる、GOI測定の誤差要因であるダメージが残ることが、非常に少ない。従って、ウェハ10の表層の除去に、研磨とエッチングとで略同一の時間を要したとしても、エッチングのほうが欠陥検出の誤差が小さく、正確な測定が可能となっている。
また、仕上げ研磨はエッチングのみよりも、正確な取り代寸法でウェハ10の表層を除去することが可能である。前述したように、現状ではデバイスメーカの、無欠陥深さtに対する要求は、1μm単位で行なわれているが、これを0.5μmや0.25μm単位で行なうようにしてきた場合には、エッチングのみでは正確な厚さの除去が困難な場合がある。
これに対し、本実施形態に述べたように、エッチング後に仕上げ研磨を行なうことにより、より正確な厚さの除去が可能となっている。
また、スピンエッチャー22は、非常に正確な寸法で取り代の除去が可能であるが、他のエッチング方法に比べて、所要時間が長い場合もある。
従って、まずスピンエッチャー22以外の、取り代の精度は粗いが所要時間の短いエッチング方法によってウェハ10の表層を除去し、その後に仕上げ研磨を施すことにより、除去に必要な時間をさらに減らすことも可能となっている。
第1実施形態に係る無欠陥深さの測定方法の一例を示すフローチャート。 スピンエッチャーの一例を示す説明図。 研磨とエッチングとによるGOI測定結果の比較を示すグラフ。 アニーリング条件と良品率との比較を示すグラフ。 アニーリング条件と良品率との比較を示すグラフ。 第2実施形態に係る無欠陥深さの測定方法を示すフローチャート。 従来技術に係るウェハの断面図。 従来技術に係る無欠陥深さの測定法の説明図。 従来技術に係る電流−電界曲線のグラフ。 ウェハの平面図。 従来技術に係る無欠陥深さの測定方法を示すフローチャート。
符号の説明
10:ウェハ、11:無欠陥層、12:バルク層、13:BMD欠陥、14:COP欠陥、15:酸化膜、16:電極、17:可変電圧電源、18:新表面、19:中心線、21:洗浄装置、22:スピンエッチャー、23:回転台、24:エッチング液供給管、25:エッチング液、26:リンス管、27:リンス液、28:モータ。

Claims (2)

  1. 所定の無欠陥深さを有するシリコンウェハの製造方法におけるエッチング方法であって、
    シリコンウェハを水素やアルゴンなどの雰囲気中でアニーリング処理をし、
    該シリコンウェハの表層を略均等に3μm以上の取り代で寸法精度が±0.5μm以内となるように除去する除去工程を備え、
    前記除去工程が、硝酸(HNO)、弗酸(HF)、及び硫酸(HSO)のうち少なくとも1つを含むエッチング液を用いたスピンエッチングによってシリコンウェハ(10)の表層を除去するが、シリコンウェハ(10)の回転速度とエッチング液(25)の供給量を調節して、前記取り代を除去し、前記エッチング液の供給停止直後に、エッチングによって露出したシリコンウェハ(10)の表面にリンス液(27)を供給し前記エッチング液を中和し洗い流してエッチングの進行を即座に停止させるスピンエッチングを研磨の代わりに用いることを特徴とするエッチング方法。
  2. 前記アニーリング処理は、1200°C以上、1時間以上であることを特徴とする請求項1に記載のエッチング方法。
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