JP4692592B2 - 構内通信システム - Google Patents

構内通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP4692592B2
JP4692592B2 JP2008213380A JP2008213380A JP4692592B2 JP 4692592 B2 JP4692592 B2 JP 4692592B2 JP 2008213380 A JP2008213380 A JP 2008213380A JP 2008213380 A JP2008213380 A JP 2008213380A JP 4692592 B2 JP4692592 B2 JP 4692592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
event
information
bandwidth
management terminal
information management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008213380A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008295095A (ja
Inventor
享 伊藤
嘉浩 谷川
高志 西村
貴 二本杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008213380A priority Critical patent/JP4692592B2/ja
Publication of JP2008295095A publication Critical patent/JP2008295095A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4692592B2 publication Critical patent/JP4692592B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、集合住宅等の建物構内で利用される、映像や音声などの情報を通信する構内通信システムに関するものである。
近年、情報通信インフラの充実に対応し、マンションなどの集合住宅などの建物構内においても、Ethernet(登録商標)をベースとした100BASE−T等のネットワークケーブルが敷設され、各住戸においてインターネットと24時間常時接続される環境が提供されるインターネットマンションと呼ばれる集合住宅が出現してきている。このような集合住宅では、マンション内の住戸の各部屋にまで張り巡らされた配線がハブやルータなどのネットワーク機器により集約されるとともに、インターネットに通じる公衆回線網との境界にゲートウェイと呼ばれるサーバ装置が設けられマンション内外に通信するデータを適宜中継変換するようになっている。
また、インターネットマンションと呼ばれるマンションの中には、各住戸が常時高速なネットワークにより接続されている利点を活かして、マンションの集合玄関に設けられたロビーインターホンでのカメラモニタによる来客映像及び通話音声の情報や、共用スペースに設けられた共用部カメラの映像の情報を、住戸内に設置されるテレビドアホンなどを内蔵した情報端末で確認できるサービスが提供されるものもある。また、管理会社がマンション内にWEBサイトを開設し、電子掲示板などのマンション内の情報交換の場を提供するようなサービスを提案しているものもある。これらサービスは、住人から好評を博している。一方、マンション内にこのようなネットワークを構築することは、住人側のみならず管理会社やマンションのオーナー側にとってもメリットがある。例えば、資産面でマンションの付加価値を高めるのみならず、運用面でも電子メールやWEB上の掲示板を用いて一括して住人に連絡することが可能となり、業務の効率化を図れるという優れた利点を有する。
ところで、このようなネットワーク環境では、前記情報端末にメールクライアント機能を設けてなる構内通信システムも存在する。この場合、メールサーバにおいて外部のネットワークから送信された電子メールをスプールするようになっており、通常POP(Post Office Protocol)またはIMAP(Internet Message Access Protocol)などのプロトコルを用いて、電子メールの受信または送受信が行われることになる。これらPOPやIMAPといったプロトコルは、TCP/IPのプロトコルを利用してメールクライアント側から電子メールをスプールしているメールサーバに問い合わせを行いメッセージを取得するようになっている。
このように、構内通信システムでは、建物内各所に設けた情報管理端末で、来客映像などの情報や電子メールや電子掲示板の情報を取得し表示することができるようになっており、とても使い勝手の良いものとなっている。
特開2001−265943号公報
しかしながら、各住戸に対して上述のような種々のサービスを提供するにあたり、前記サーバ装置では映像データや制御データなどによる通信がかなり集中することが想定される。特に、前述したPOPやIMAPを用いた電子メールの仕組みにおいては、情報管理端末に設けた各メールクライアントがメールサーバとなるサーバ装置に新着メールが到着していないかを定期的に問い合わせることになり、各住戸からの要求が頻発することになる。これらの要求を情報管理端末などのクライアント側に自由に許可したのでは、サーバ装置側では各住戸からの要求が集中し、最悪の場合輻輳が生じることも予想される。このようなときにおいては、例えば情報管理端末で表示される来客映像などでコマ落ちなどが発生することになる。また、電子掲示板の情報などに関しても、各住戸からのアクセス要求が集中すれば当然サーバ装置の負担が増大することになる。
本発明は、かかる事由に鑑み、電子メールや掲示板情報の利用における利用者の利便性を向上させるとともに、ネットワークにおける輻輳を軽減する構内通信システムを提供するものである。
請求項1に記載の構内通信システムは、集合住宅等の建物構内に敷設される構内ネットワークを介して、この構内ネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、電子メールの送受信にかかるメールサーバ手段と、新着メールが到着すると宛先となる情報管理端末に電子メールの到着を知らせる新着メールイベント通知手段とを備えてなり、帯域制御手段は、新着メールが到着すると、新着メールイベントを宛先となる情報管理端末に通知する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、新着メールを送信してきた前記情報管理端末の通信要求を延期することにより、使用帯域を制限するものであり、情報管理端末から定期的に電子メールの到着をメールサーバ手段に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ新着メールイベントを通知することを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の構内通信システムは、集合住宅等の建物構内に敷設される構内ネットワークを介して、この構内ネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、構内で情報を共有する掲示板情報を表示するためのHTTPサーバ手段と、掲示板情報が更新されると宛先となる情報管理端末に掲示板情報の更新を知らせる掲示板更新イベント通知手段とを備えてなり、帯域制御手段は、掲示板情報がサーバ装置でアップロードされると、掲示板更新イベントを宛先となる情報管理端末に通知する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、掲示板閲覧を要求する前記情報管理端末の通信要求を延期することにより、使用帯域を制限するものであり、掲示板更新の成否を掲示板更新イベント通知手段に情報管理端末から定期的に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ掲示板更新イベントを通知することを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の構内通信システムは、請求項1または2記載の発明において、前記情報管理端末に、イベントを受信するイベント受信手段と、到着したイベントを解析し報知するイベント報知手段とを設け、前記新着メールイベント通知手段または前記掲示板更新イベント通知手段により新着メールイベントまたは掲示板更新イベントが通知されると、情報管理端末は到着したイベントを解析しそのイベントの情報を報知することを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の構内通信システムは、請求項1乃至3の構内通信システムであって、サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、時刻情報を送信する時刻情報送信手段とを備えるとともに、情報管理端末には時刻情報に基づき時刻を調整する時刻調整手段を備えてなり、前記時刻情報送信手段は、時刻情報を宛先となる情報管理端末に送信する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、その時刻情報の通信を延期することにより、使用帯域を制限することを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の構内通信システムは、請求項1乃至4の構内通信システムであって、サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作の優先度を規定した帯域制御規則と検査コマンド送信手段を備えるとともに、情報管理端末には端末内の動作を検査する自己検査手段とを備えてなり、前記検査コマンド送信手段は、検査コマンドを宛先となる情報管理端末に送信する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、検査コマンドの通信を延期することにより、使用帯域を制限することを特徴とするものである。
またさらに、請求項6に記載の構内通信システムは、集合住宅等の建物構内に敷設される構内ネットワークを介して、この構内ネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、
サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、電子メールの送受信にかかるメールサーバ手段と、新着メールが到着すると宛先となる情報管理端末に電子メールの到着を知らせる新着メールイベント通知手段と、構内で情報を共有する掲示板情報を表示するためのHTTPサーバ手段と、掲示板情報が更新されると宛先となる情報管理端末に掲示板情報の更新を知らせる掲示板更新イベント通知手段と、時刻情報を送信する時刻情報送信手段と、検査コマンド送信手段と、を備え、情報管理端末には、時刻情報送信手段から得られる時刻情報に基づき時刻を調整する時刻調整手段と、端末内の動作を検査する自己検査手段とを備えてなり、帯域制御手段は、新着メールが到着すると、ネットワークの現帯域情報を参照するとともに、帯域制御規則に基づき新着メールイベントを宛先となる情報管理端末に通知するのみならず、さらに、情報管理端末から定期的に電子メールの到着をメールサーバ手段に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ新着メールイベントを通知するものであり、掲示板更新イベント通知手段は、掲示板情報がサーバ装置でアップロードされると、ネットワークの現帯域情報を参照するとともに、帯域制御規則に基づき掲示板更新イベントを宛先となる情報管理端末に通知するのみならず、さらに、掲示板更新の成否を掲示板更新イベント通知手段に情報管理端末から定期的に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ掲示板更新イベントを通知するものであり、前記時刻情報送信手段は、時刻情報を送信する前にネットワークの現帯域情報を参照するとともに、前記帯域制御規則に基づいて時刻情報を送信するものであって、前記検査コマンド送信手段は、検査コマンドを送信する前にネットワークの現帯域情報を参照するとともに、前記帯域制御規則に基づいて検査コマンドを送信するものであり、前記帯域制御規則として、情報管理端末宛てに配信する情報であるユーザー系イベントと、サーバ装置で発行するコマンドに含まれる情報であるサーバー系イベントと称する2種の規則化済みのイベント体系を記憶しており、ユーザー系イベントとしては、火災感知器で感知した火災感知情報を基にした火災感知イベントを、最優先イベントである第一優先度のイベントとし、第一優先度のイベントの次点の優先度を与える第二優先度のイベントを、ドアホンによる来客報知イベントとし、第二優先度のイベントの次点の優先度を与える第三優先度のイベントを、構内のロビーに設置される監視カメラによる監視カメラ映像イベントと、棟内での前記情報管理端末どうしの間のチャットによるチャットイベントとし、第三優先度のイベントの次点の優先度を与える第四優先度のイベントを、掲示板を閲覧したい旨の掲示板閲覧イベントと、電子メールを閲覧したい旨の電子メール閲覧イベントとし、第四優先度のイベントの次点の優先度を与える第五優先度のイベントを、インターネットを使用したい旨のインターネット閲覧イベントとし、サーバー系イベントとしては、前記第三優先度と同じ優先度として、サーバー装置に新着メールイベントが到着したことをあらわす新着メールイベントを、前記第四優先度と同じ優先度として、掲示板情報が更新されたことをあらわす掲示板更新イベントと、検査コマンドを発行する旨の検査コマンドイベントと、時刻を調整する旨の時刻調整イベントとの各種イベントを、それぞれ設定されており、帯域制御手段は、上記各種イベントを宛先となる情報管理端末に送信する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、第一優先度から第五優先度までの優先順位に基づき、既に通信中のイベントに比べて新たなイベントの優先順位が高ければ、当該新たなイベントを実行する一方で、既に通信中のイベントに比べて新たなイベントの優先順位が等しいもしくは低ければ、当該新たなイベントの実行を拒否又は延期することにより、使用帯域の限界値超過を防止することを特徴とする。
上記のように本発明に係る請求項1に記載の構内通信システムにあっては、集合住宅等の建物構内に敷設されるネットワークを介して、このネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、サーバ装置には、制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、電子メールの送受信にかかるメールサーバ手段と、新着メールが到着すると宛先となる情報管理端末に電子メールの到着を知らせる新着メールイベント通知手段とを備えてなり、新着メールが到着すると、ネットワークの現帯域情報を参照するとともに、帯域制御規則に基づき新着メールイベントを宛先となる情報管理端末に通知するようにしたもので、情報管理端末から問い合わせをしなくとも新着メールが到着すると通知されるようになっているので、電子メールにおける利用者の利便性を向上させるとともに、ネットワークにおける輻輳を軽減する構内通信システムを提供することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項2に記載の構内通信システムにあっては、集合住宅等の建物構内に敷設されるネットワークを介して、このネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、サーバ装置には、制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、構内で情報を共有する掲示板情報を表示するためのHTTPサーバ手段と、掲示板情報が更新されると宛先となる情報管理端末に掲示板情報の更新を知らせる掲示板更新イベント通知手段とを備えてなり、掲示板情報がサーバ装置でアップロードされると、ネットワークの現帯域情報を参照するとともに、帯域制御規則に基づき掲示板更新イベントを宛先となる情報管理端末に通知するようにしたもので、情報管理端末から問い合わせをしなくとも掲示板情報が更新されると通知されるようになっているので、掲示板情報の利用における利便性を向上させるとともに、ネットワークにおける輻輳を軽減する構内通信システムを提供することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項3に記載の構内通信システムにあっては、請求項1または2記載の発明において、前記情報管理端末に、イベントを受信するイベント受信手段と到着したイベントを解析し報知するイベント報知手段とを設け、前記新着メールイベント通知手段または前記掲示板更新イベント通知手段により新着メールイベントまたは掲示板更新イベントが通知されると、情報管理端末は到着したイベントを解析しそのイベントの情報を報知するようにしたもので、情報管理端末から要求を送信しなくとも新着メールや掲示板更新といった情報が通知されるという効果を奏する。
また、請求項4に記載の構内通信システムにあっては、集合住宅等の建物構内に敷設されるネットワークを介して、このネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、サーバ装置には、制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と時刻情報を送信する時刻情報送信手段とを備えるとともに、情報管理端末には時刻情報に基づき時刻を調整する時刻調整手段を備えてなり、前記時刻情報送信手段は、時刻情報を送信する前にネットワークの現帯域情報を参照するとともに、前記帯域制御規則に基づいて時刻情報を送信するようにしたもので、サーバ側で調整間隔を指定することができる上に、ネットワークの帯域使用状況に応じて時刻情報送信のタイミングを決定できるので、システム内の各機器における時刻調整をすることができるとともにネットワークにおける輻輳を軽減する構内通信システムを提供することが可能となるという効果を奏する。
また、請求項5に記載の構内通信システムにあっては、集合住宅等の建物構内に敷設されるネットワークを介して、このネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、サーバ装置には制御動作の優先度を規定した帯域制御規則と検査コマンド送信手段を備えるとともに、情報管理端末には端末内の動作を検査する自己検査手段とを備えてなり、前記検査コマンド送信手段は、検査コマンドを送信する前にネットワークの現帯域情報を参照するとともに、前記帯域制御規則に基づいて検査コマンドを送信するようにしたもので、サーバ側で検査間隔を指定することができる上に、ネットワークの帯域使用状況に応じて検査コマンド送信のタイミングを決定できるので、システム内の各機器における故障検査をすることができるとともにネットワークにおける輻輳を軽減する構内通信システムを提供することが可能となるという効果を奏する。
さらに、請求項6記載の構内通信システムにあっては、最も緊急性を要する火災感知イベントを最優先イベントとしたものであって、さらに、上記請求項1乃至5の各別の効果を総合した、包括的な効果を奏するのである。
以下、本発明の一実施の形態を図1に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る構内通信システムの構成図であり、図2は、サーバ装置のブロック図である。また図3は、情報管理端末のブロック図である。
本実施形態は、図1に示すように、複数棟からなる集合住宅に設置されるマンションHA(Home Automation)システムに適用したもので、マンション構内の各住戸にまで敷設された100BASE−Tや10BASE−T仕様のネットワークの信号線Lに、各棟X1・・を統括して管理する管理人室Kに設けられるサーバ装置1と、各住戸Hに設けられる情報管理端末2、ドアホン子機3、センサ4と、ロビーLBに設けられるロビーインターホン5及び共用部カメラ6とが接続され構成される。そして、その構内ネットワークの信号線Lを分岐するために棟内に設けられたハブ7、そして、各棟X1・・内の構内通信システムのネットワークを接続するとともにサーバ装置1とのルーティングを行うためのルータ8、そのルータ8に対して外部へのゲートウェイとなるサーバ装置1を接続するハブ9などのネットワーク機器が接続されて構成される。また、この構内通信システムは、外部の公衆網PTに対してはサーバ装置1を介して接続されており、インターネットINには、公衆網PT上にアクセスポイントを設けたインターネット接続業者ISPを通じて接続されることになる。
この構成により、ロビーインターホン5や共用部カメラ6での情報がサーバ装置1にIPプロトコルを用いたデジタル多重伝送により伝達されるとともに、来客映像などの撮像された映像がマンション内に敷設された構内ネットワークの信号線Lを介して各住戸にまでデジタル多重伝送されるので、住戸内の情報管理端末2にてその映像情報を確認することができる。また、各住戸内のセンサ4で取得される情報は、構内ネットワークの信号線Lを介してサーバ装置1に伝送されるので、住戸内の警報イベントがサーバ装置1に通報されることとなる。
本実施形態に用いる構内通信システムの各機器の構成と機能について、以下に説明する。
サーバ装置1は、マンションの管理人室などに設置される装置であり、図2に示すように、マンション内のネットワークの信号線LとのインターフェースとなるネットワークI/F部10、公衆回線網とのインターフェースとなる公衆網I/F部11、各住戸のアドレス情報などを記憶する記憶部12、時刻調整に用いる計時部13、それら各部を制御する制御部14とから構成され、構内通信システムの構内ネットワークにおける帯域を制御したり、公衆網PT及びインターネットINへの接続管理をしたり、各住戸における警報イベントを監視を行う。
ネットワークI/F部10は、LANボード等にて構成されるもので、構内通信システムのネットワークにおけるIPアドレスが割り振られており、IPプロトコルを用いたデジタル多重伝送による通信が行われる。
公衆網I/F部11は、DSU(Digital Service Unit)等にて構成されるもので、外部のネットワークに合わせた伝送を行う。この公衆網I/F部11は、公衆網PTを介してインターネットINと接続されるもので、ISDNやADSL、光ファイバーなど外部のネットワークの媒体にあわせたものが利用されることになる。
記憶部12は、RAMやROMにて構成されるものであり、後述する制御部14での機能を実現するための処理プログラムを格納するとともに、各住戸のIPアドレスなどのアドレス情報、マンション内にどのような種類の機器が接続されているかを示す機器情報、そして、図4に示すような、ネットワークの帯域をどのように使用するかなどの制御動作の優先度を定めた帯域制御規則などの情報を格納する。
計時部13は、ネットワーク内の各機器の時刻の同期をとるためのものであり、後述するように、住戸内の情報管理端末2に対して時刻情報を送信する際に用いられる。
制御部14は、マイクロコンピュータにて構成されるもので、帯域制御機能、接続管理機能、警報監視機能、メールサーバ機能、HTTPサーバ機能、時刻情報送信機能、検査コマンド送信機能を有してなる。これら機能は、各処理プログラムにて実現されることになる。
帯域制御機能は、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能であり、各機器から送信される通信要求コマンドによって使用帯域を管理し、帯域が或る限界値以上になった場合は、通信要求を拒否することにより、使用帯域を制限する。
接続管理機能は、構内ネットワークと外部のネットワークを中継するための機能であり、外部のIPアドレスへのパケットを受信した場合、通信データを変換し、公衆網I/F部11より他のゲートウェイやインターネット接続業者ISPのアクセスポイントへ接続し、音声情報、映像情報、相手先電話番号或いはIPアドレスのデータ等を転送することになる。また、公衆網I/F部11を介して外部のネットワークから通信データを受信した場合は、信号を変換解析し、記憶部12のアドレス情報を参照し、ネットワークI/F部10を介して構内通信システムの構内ネットワークに接続された各機器へデータを転送することになる。
警報監視機能は、各住戸において監視される警報を管理するための機能であり、情報管理端末2からの火災発生や非常通報に対応する警報イベントを受信した場合に、記憶部12に予め登録されている各情報管理端末2のネットワークI/F部20のIPアドレス情報を参照し、他の複数の住戸の情報管理端末2への警報用報知コマンド情報をマルチキャスト通信する。
メールサーバ機能は、電子メールの保存や送受信にかかる機能であり、公衆網I/F11を介して外部ネットワークから送信される電子メールを受信し記憶部12に設けられたメールボックスに保存するようになっており、情報管理端末2に搭載されたメールクライアントからの要求に応じて適宜受け渡されることになる。これら電子メールは、ネットワークI/F10を介して構内ネットワークから送信されるものも含まれる。また、新着メールがメールサーバに到着した場合、現在の帯域情報を参照するとともに、記憶部12に記憶された帯域制御規則に基づいて、新着メール到着イベントを適宜宛て先となる情報管理端末2へ通知するようになっている。なお、その際のメッセージ構成は、図5(A)に示すようなものになっている。
HTTPサーバ機能は、住戸の情報管理端末2に搭載されたWEBブラウザ等のリクエストに応答するための機能であり、該当するWEBコンテンツを記憶部12から読み出し返答する。この場合、WEBコンテンツは掲示板情報として利用されるHTMLファイルであり、構内通信システムの管理者により作成及び更新される。また、掲示板情報となるHTMLファイルがサーバ装置1で更新されアップロードされると、現在の帯域情報を参照するとともに、記憶部12に記憶された帯域制御規則に基づいて掲示板更新イベントをマンション内の情報管理端末2へ通知するようになっている。なお、その際に送信されるメッセージ構成は、図5(A)に示すようなものになっている。
時刻情報送信機能は、構内通信システム内の時刻の同期をとるための機能であり、住戸内の情報管理端末2に対して時刻情報を送信するために用いられる。なお、その際のメッセージ構成は、図5(B)に示すようなものになっている。
検査コマンド送信機能は、各住戸内の情報管理端末2に対して検査コマンドを送信するための機能であり、この検査コマンドを受けた情報管理端末2は、接続された機器が正常に動作するかを検査したり、メモリチェックなどが行われることになる。なお、その際に送信されるメッセージ構成は、図5(C)に示すようなものになっている。
情報管理端末2は、住戸内で扱う情報を統括的に管理するための情報機器であり、主な機能として、ドアホン子機3からの来客映像の表示やセンサ4からの警報イベントの通知、そして、電子メールの作成や送受信などの機能を備えるものである。この情報管理端末2は、図3のブロック図に示すように、ネットワークI/F部20、ドアフォンI/F部21、センサI/F22、記憶部23、表示部24、映像処理部25、音声入出力部26、音声処理部27、操作部28、制御部29から構成される。
ネットワークI/F部20は、サーバ装置1におけるネットワークI/F部10と同様にLANカード等にて構成されるもので、構内通信システムのネットワークにおけるIPアドレスが割り振られており、IPプロトコルを用いたデジタル多重伝送による通信が行われる。
ドアフォンI/F部21は、ドアホン子機3との映像信号、音声信号の送受信を行うもので、後述する表示部24にて映像の情報が表示される。また、音声の情報は、後述する音声入出力部26にて出力されるので、ドアホン子機3との通話が可能となる。
センサI/F部22は、センサ4からの警報イベントの警報検出信号の検出を行う。警報検出信号が検出されると、警報イベントが発生したことを表示部24にて表示するとともに、ネットワークI/F部20を介してサーバ装置1にその警報イベントが通知される。
記憶部23は、RAMやROMにて構成されるものであり、後述する制御部29での機能を実現するための処理プログラムを格納するとともに、映像情報や音声情報を記憶するものである。
表示部24は、後述する映像処理部25からのアナログ映像信号の画面出力を行うモニタを構成するものであり、例えば図6のように表示される。
映像処理部25は、ビデオボード等にて構成されるもので、ネットワークI/F部20より受信され制御部29でアンパケットされた映像情報、又は記憶部23に予め保存されている警報用の映像情報を復号化、D/A変換によるアナログ映像信号への変換を行う。
音声入出力部26は、アナログ音声信号の入出力をマイク及びスピーカとで音声通話のための音声の入出力を行う。
音声処理部27は、制御部29でアンパケットされた音声情報、または記憶部23に予め保存されている警報用の音声情報の復号化、D/A変換によるアナログ音声信号への変換を行うとともに、音声入出力部26より入力したアナログ音声信号のA/D変換、符号化を行って制御部29へ渡す。
操作部28は、タッチパネル等にて構成されるもので、入力される文字や選択されたコマンドなどの入力情報が制御部29へ渡されることになる。
制御部29は、マイクロコンピュータにて構成されるもので、各部の統括を行う。また、この制御部29は、メールクライアント機能とHTTPクライアント機能、時刻調整機能、自己検査機能を有してなる。
メールクライアント機能は、MUA(Mail User Agent)と呼ばれるような機能であり、電子メールの読み書きや、サーバ装置1に備えられたメールサーバへの送信及びメールサーバに設けられた自分のメールボックスからのメールの受信などを行う。ただし、新着メールの到着は、サーバ装置1から新着メール到着イベントとして通知されるので、定期的にメールサーバに問い合わせる必要はないようになっている。なお、新着メールイベントを受信した場合、図7の画面例に示すような表示が行われる。
HTTPクライアント機能は、インターネットINなどのネットワーク上のHTTPサーバーに蓄積されたHTML形式のファイルを閲覧するための機能である。この場合、マンション内のサーバ装置1はHTTPリクエストに応答するためのHTTPサーバの機能を備えるとともに、その記憶部12に掲示板情報となるWEBコンテンツが用意されている。したがって、この情報管理端末2から、掲示板情報が位置するURLを指定することにより、掲示板情報を閲覧することができるようになっている。なお、掲示板更新イベントを受信した場合、図8の画面例に示すような表示が行われる。
時刻調整機能は、構内通信システム内の各機器の時刻の同期をとるための機能であり、サーバ装置1から送出される時刻情報のメッセージを解析し同期を取るようになっている。
自己検査機能は、接続された機器が正常に動作するかを検査する機能であり、サーバ装置1から送出される検査コマンドを受信すると、その処理プログラムが動作することになる。この場合、ドアホン子機3やセンサ4に対して、正常動作をしているかどうかの確認コマンドを送出することになる。ここで異常があった場合はその旨が返答されることになり、表示部24にて表示される。また、使用しているメモリ領域が正常かどうかの確認なども行われることになる。
ドアホン子機3は、正面にカメラが付設されてなるカメラ付きドアホンであり、住戸内の情報管理端末2にカメラ前の来客者にかかる映像信号を送信するとともに音声信号を送受信する。
センサ4は、火災センサや非常用押釦などの各住戸で設置されるセンサであり、警報イベントを発生し情報管理端末2に通知する。この場合、センサ4は、センサI/F部22を介して情報管理端末2にイベントを通知する。また最終的に警報イベントは、サーバ装置1に通知され、通知を受けたサーバ装置1は、警報が発生した住戸以外の各住戸の情報管理端末2への警報イベント情報をマルチキャスト通信にて通知することになる。
ロビーインターホン5は、情報管理端末2と同様に映像や音声を通信する機能を有してなる。このロビーインターホン5での映像は、本体正面に取付けられたカメラから撮像されキャプチャーされる。このカメラにてキャプチャーされたアナログ映像信号はA/D変換と符号化が行われ、そして符号化された映像情報がパケット化され、IPプロトコルによるデジタル多重パケット伝送にて構内ネットワークの信号線Lに送信されるようになっている。また、ロビーインターホン5での来客情報は、最初にサーバ装置1に伝えられることになっており、サーバ装置1では来客情報にかかる部屋番号の情報を抽出し、対応する住戸のIPアドレスに変換することで、来客があることを呼び出し先である住戸の情報管理端末2に通知するようになっている。
共用部カメラ6は、監視カメラ等の目的で使用されるもので、この場合共用部となるロビーLに設置される。この共用部カメラ6は、音声情報の通信機能は持たず、映像情報の送信機能のみを持ち、通信要求コマンドによる映像配信要求があるとその映像情報を一定時間毎に要求元に配信するようになっている。なお、映像情報に関する通信処理はロビーインターホン5と同様に行われる。
以下に、構内通信システムにおける動作について、図9及び図10を用いて説明する。サーバ装置1では、ユーザ側からリクエストされる通常処理として、帯域制御機能、接続管理機能、警報監視機能、メールサーバ機能、HTTPサーバ機能、来客報知機能などがマルチタスク処理で実現されている。これらの処理に対して割り込みとなる本発明に係るイベントに、新着メールイベント通知、掲示板更新イベント通知、検査コマンド送信、時刻情報送信といったサーバ系のイベントが存在することになる。これらの処理のうちメールサーバの処理について説明を行う。
図9は、サーバ装置1におけるメールサーバ機能の処理の流れを示している。メールサーバ機能では、通常電子メール受信待ち状態になっている(ST1)。この状態で、電子メールが受信された場合、それが自己内宛ての電子メールかどうか判断される。自己宛ての電子メールでなかった場合、その電子メールを他のメールサーバに送信してメール受信待ち状態へ戻る(ST2)。自己内宛ての電子メールであった場合、受信処理が行われる(ST3)。
受信処理(ST3)では、サーバ装置1の記憶部12に設けられたメールボックスに、その電子メールを格納することになる。また、新着メールがあることを宛先となる情報管理端末に通知する新着メールイベント通知処理が行われることになる。ここではまず、現在のネットワークにおける帯域情報が参照される(ST4)。帯域が混雑していた場合、再びメール受信待ち状態に戻る。帯域に空きがある場合、新着メールイベント通知などのイベント処理(ST5)が行われることになる。このようにして、クライアントとなる情報管理端末2から問い合わせをしなくとも、電子メールの到着を知らせることができる。
次に、サーバ系のイベントの実行の手順と帯域制御方法と手順との関係を、図10に示すフローチャートを用いて説明する。通常、サーバ装置1内ではマルチタスク処理により通常処理が行われている(S1)。この状態で、上記のサーバ系のイベントが発生すると(S2)、まず記憶部12に格納された帯域情報が取得される(S3)。そのあと、空き帯域があるかどうか確認され(S4)、空き帯域がある場合は、実行すべきイベントに応じた帯域が記憶部12の帯域情報に登録され(S5)、上記のサーバ装置1で発生した各イベント処理が実行される(S6)。また、処理が終了後は、帯域情報が更新されるとともに帯域が開放されることになる(S7)。
一方、空き帯域がない場合は(S4)、その実行すべきイベントと、現在サーバ装置1で実行されているタスクとの優先度の比較が行われる(S8)。このサーバ装置1はマルチタスク処理が可能となっているので、実行すべきイベントより優先度が低いタスクがある場合、そのままそのイベント処理は実行される(S9)。なお、実行すべきイベントより優先度が低いタスクがない場合は、そのイベントは無視されて通常処理へ戻ることになる。(S10)。
具体例を挙げて説明する。図4に示す帯域制御規則に従えば、レベル5なる最下位の優先度であるインターネット閲覧により帯域が占有されているときに電子メールの新着メールイベントが発生した場合、新着メールイベントはレベル3の優先度であるため、そのまま新着メールイベントが優先され新着メールイベント通知が行われることになる。逆に、レベル3の優先度である監視カメラ映像にて帯域が占有されているときに掲示板更新のイベントが発生した場合、掲示板更新イベントはレベル4なる下位の優先度であるから、所定の時間待ち状態になるとともに、他のタスクの終了を待つことになる。所定の時間待っても空き領域が生じなかった場合、通常処理(S6)へ戻ることになる。
このように、電子メールや掲示板の更新といったイベントは、クライアントとなる情報管理端末2からサーバ装置1に対して、帯域の使用状態に応じて通知されるものであるので、クライアントとなる情報管理端末2から定期的にサーバ装置1にアクセスされることで帯域を使用されるといったことがないので、電子メールや掲示板情報の利用における利便性を向上させるとともに、ネットワークにおける輻輳を軽減することができる。
なお、本発明の構内通信システムは、上述したもののみ限定されるものではなく、例えば、病院、学校、または事務所に適用するなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の一実施の形態に係る構内通信システムのシステム構成図である。 同上に用いるサーバ装置のブロック図である。 同上に用いる情報管理端末のブロック図である。 同上に用いる帯域制御規則の例を示す説明図である。 同上に用いるメッセージ構成例を示す説明図である。 同上における情報管理端末の画面例を示す説明図である。 同上における情報管理端末の新着メールイベント受信時の画面例を示す説明図である。 同上における情報管理端末の掲示板更新イベント受信時の画面例を示す説明図である。 同上に用いるサーバ装置のメールサーバ機能を説明する状態遷移図である。 同上に用いるサーバ装置の各種イベントの処理を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 サーバ装置
2 情報管理端末
14 帯域制御手段(制御部)
14 メールサーバ手段(制御部)
14 新着メールイベント通知手段(制御部)
14 HTTPサーバ手段(制御部)
14 掲示板更新イベント通知手段(制御部)
29 イベント受信手段(制御部)
29 イベント報知手段(制御部)
14 時刻情報送信手段(制御部)
14 時刻調整手段(制御部)
12 帯域制御規則(記憶部)
14 検査コマンド送信手段(制御部)
29 自己検査手段(制御部)

Claims (6)

  1. 集合住宅等の建物構内に敷設される構内ネットワークを介して、この構内ネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、
    サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、電子メールの送受信にかかるメールサーバ手段と、新着メールが到着すると宛先となる情報管理端末に電子メールの到着を知らせる新着メールイベント通知手段とを備えてなり、
    帯域制御手段は、新着メールが到着すると、新着メールイベントを宛先となる情報管理端末に通知する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、新着メールを送信してきた前記情報管理端末の通信要求を延期することにより、使用帯域を制限するものであり、
    情報管理端末から定期的に電子メールの到着をメールサーバ手段に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ新着メールイベントを通知することを特徴とする構内通信システム。
  2. 集合住宅等の建物構内に敷設される構内ネットワークを介して、この構内ネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、
    サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、構内で情報を共有する掲示板情報を表示するためのHTTPサーバ手段と、掲示板情報が更新されると宛先となる情報管理端末に掲示板情報の更新を知らせる掲示板更新イベント通知手段とを備えてなり、
    帯域制御手段は、掲示板情報がサーバ装置でアップロードされると、掲示板更新イベントを宛先となる情報管理端末に通知する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、掲示板閲覧を要求する前記情報管理端末の通信要求を延期することにより、使用帯域を制限するものであり、
    掲示板更新の成否を掲示板更新イベント通知手段に情報管理端末から定期的に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ掲示板更新イベントを通知することを特徴とする構内通信システム。
  3. 前記情報管理端末に、イベントを受信するイベント受信手段と、到着したイベントを解析し報知するイベント報知手段とを設け、前記新着メールイベント通知手段または前記掲示板更新イベント通知手段により新着メールイベントまたは掲示板更新イベントが通知されると、情報管理端末は到着したイベントを解析しそのイベントの情報を報知することを特徴とする請求項1または2に記載の構内通信システム。
  4. 請求項1乃至3の構内通信システムであって、
    サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、時刻情報を送信する時刻情報送信手段とを備えるとともに、情報管理端末には時刻情報に基づき時刻を調整する時刻調整手段を備えてなり、
    前記時刻情報送信手段は、時刻情報を宛先となる情報管理端末に送信する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、その時刻情報の通信を延期することにより、使用帯域を制限することを特徴とする構内通信システム。
  5. 請求項1乃至4の構内通信システムであって、
    サーバ装置には、構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作の優先度を規定した帯域制御規則と検査コマンド送信手段を備えるとともに、情報管理端末には端末内の動作を検査する自己検査手段とを備えてなり、
    前記検査コマンド送信手段は、検査コマンドを宛先となる情報管理端末に送信する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、検査コマンドの通信を延期することにより、使用帯域を制限することを特徴とする構内通信システム。
  6. 集合住宅等の建物構内に敷設される構内ネットワークを介して、この構内ネットワークにおける帯域情報を管理する帯域制御機能を有してなるサーバ装置と建物各所に設置される情報管理端末とを接続し、IPプロトコルを用いてデジタル多重伝送を行うようにした構成の構内通信システムであって、
    サーバ装置には、
    構内ネットワークの帯域情報を管理する機能を備え制御動作を規定した帯域制御規則に基づき帯域制御を行う帯域制御手段と、
    電子メールの送受信にかかるメールサーバ手段と、新着メールが到着すると宛先となる情報管理端末に電子メールの到着を知らせる新着メールイベント通知手段と、
    構内で情報を共有する掲示板情報を表示するためのHTTPサーバ手段と、
    掲示板情報が更新されると宛先となる情報管理端末に掲示板情報の更新を知らせる掲示板更新イベント通知手段と、
    時刻情報を送信する時刻情報送信手段と、
    検査コマンド送信手段とを備え、
    情報管理端末には、
    時刻情報送信手段から得られる時刻情報に基づき時刻を調整する時刻調整手段と、
    端末内の動作を検査する自己検査手段とを備えてなり、
    帯域制御手段は、新着メールが到着すると、ネットワークの現帯域情報を参照するとともに、帯域制御規則に基づき新着メールイベントを宛先となる情報管理端末に通知するのみならず、さらに、情報管理端末から定期的に電子メールの到着をメールサーバ手段に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ新着メールイベントを通知するものであり、
    掲示板更新イベント通知手段は、掲示板情報がサーバ装置でアップロードされると、ネットワークの現帯域情報を参照するとともに、帯域制御規則に基づき掲示板更新イベントを宛先となる情報管理端末に通知するのみならず、さらに、掲示板更新の成否を掲示板更新イベント通知手段に情報管理端末から定期的に問い合わせずに、帯域制御手段から情報管理端末へ掲示板更新イベントを通知するものであり、
    前記時刻情報送信手段は、時刻情報を送信する前にネットワークの現帯域情報を参照するとともに、前記帯域制御規則に基づいて時刻情報を送信するものであって、
    前記検査コマンド送信手段は、検査コマンドを送信する前にネットワークの現帯域情報を参照するとともに、前記帯域制御規則に基づいて検査コマンドを送信するものであり、
    前記帯域制御規則として、情報管理端末宛てに配信する情報であるユーザー系イベントと、サーバ装置で発行するコマンドに含まれる情報であるサーバー系イベントと称する2種の規則化済みのイベント体系を記憶しており、
    ユーザー系イベントとしては、火災感知器で感知した火災感知情報を基にした火災感知イベントを、最優先イベントである第一優先度のイベントとし、第一優先度のイベントの次点の優先度を与える第二優先度のイベントを、ドアホンによる来客報知イベントとし、第二優先度のイベントの次点の優先度を与える第三優先度のイベントを、構内のロビーに設置される監視カメラによる監視カメラ映像イベントと、棟内での前記情報管理端末どうしの間のチャットによるチャットイベントとし、第三優先度のイベントの次点の優先度を与える第四優先度のイベントを、掲示板を閲覧したい旨の掲示板閲覧イベントと、電子メールを閲覧したい旨の電子メール閲覧イベントとし、第四優先度のイベントの次点の優先度を与える第五優先度のイベントを、インターネットを使用したい旨のインターネット閲覧イベントとし、
    サーバー系イベントとしては、前記第三優先度と同じ優先度として、サーバー装置に新着メールイベントが到着したことをあらわす新着メールイベントを、前記第四優先度と同じ優先度として、掲示板情報が更新されたことをあらわす掲示板更新イベントと、検査コマンドを発行する旨の検査コマンドイベントと、時刻を調整する旨の時刻調整イベントとの各種イベントを、それぞれ設定されており、
    帯域制御手段は、上記各種イベントを宛先となる情報管理端末に送信する前に、ネットワークの現帯域情報を参照し、帯域制御規則に基づき帯域が或る限界値以上になった場合は、第一優先度から第五優先度までの優先順位に基づき、既に通信中のイベントに比べて新たなイベントの優先順位が高ければ、当該新たなイベントを実行する一方で、既に通信中のイベントに比べて新たなイベントの優先順位が等しいもしくは低ければ、当該新たなイベントの実行を拒否又は延期することにより、使用帯域の限界値超過を防止することを特徴とする構内通信システム。
JP2008213380A 2008-08-21 2008-08-21 構内通信システム Expired - Fee Related JP4692592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008213380A JP4692592B2 (ja) 2008-08-21 2008-08-21 構内通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008213380A JP4692592B2 (ja) 2008-08-21 2008-08-21 構内通信システム

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001373257A Division JP2003173312A (ja) 2001-12-06 2001-12-06 構内通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008295095A JP2008295095A (ja) 2008-12-04
JP4692592B2 true JP4692592B2 (ja) 2011-06-01

Family

ID=40169288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008213380A Expired - Fee Related JP4692592B2 (ja) 2008-08-21 2008-08-21 構内通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4692592B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5405279B2 (ja) * 2009-11-30 2014-02-05 株式会社メガチップス 映像配信システム
JP2013211730A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Panasonic Corp 集合住宅用情報システム
JP6327536B2 (ja) * 2016-10-04 2018-05-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 集合住宅用インターホンシステム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10257090A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Sony Corp 電子メール用サーバ及び携帯端末装置
JP2000187631A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Casio Comput Co Ltd 情報公開システム、サ―バ及び記録媒体
JP2001186190A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Matsushita Electric Works Ltd 地域限定サービス網
JP2001265943A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Amusing Corporation:Kk 集合住宅等用電子情報・サービスシステム
JP2001320418A (ja) * 2000-05-12 2001-11-16 Nippon Telegraph & Telephone East Corp インターネット共有接続方法およびそのシステム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10257090A (ja) * 1997-03-13 1998-09-25 Sony Corp 電子メール用サーバ及び携帯端末装置
JP2000187631A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Casio Comput Co Ltd 情報公開システム、サ―バ及び記録媒体
JP2001186190A (ja) * 1999-12-22 2001-07-06 Matsushita Electric Works Ltd 地域限定サービス網
JP2001265943A (ja) * 2000-03-17 2001-09-28 Amusing Corporation:Kk 集合住宅等用電子情報・サービスシステム
JP2001320418A (ja) * 2000-05-12 2001-11-16 Nippon Telegraph & Telephone East Corp インターネット共有接続方法およびそのシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008295095A (ja) 2008-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11412027B2 (en) Methods and systems for data communication
JP4595438B2 (ja) 遠隔監視制御システム並びに遠隔監視制御システムのセンタサーバ、遠隔監視制御システムの機器監視制御装置及び遠隔監視制御システムの通信方法
WO2005065117A2 (en) Security messaging system
JP2013211727A (ja) 集合住宅用情報システム
JP4692592B2 (ja) 構内通信システム
KR101048613B1 (ko) 홈 네트워크 서비스 제공 UPnP기반 RG 시스템
JP5587742B2 (ja) 通信ネットワーク対応型集合住宅用インターホンシステム
JP6666179B2 (ja) ドアホン制御装置、ドアホンシステム及びドアホン制御方法
JP5375684B2 (ja) 画像配信方法、および代理サーバ
JP2003173312A (ja) 構内通信システム
JP2009020626A (ja) 携帯電話による遠隔監視警報システム
JP6551760B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム及び制御装置
JP2007181110A (ja) 集合住宅用監視制御システム
JP4240218B2 (ja) 監視システム、監視通報装置および監視システムにおける通信方法
WO2016143018A1 (ja) イベント情報提供装置、イベント情報提供システム、プログラム、イベント情報提供システム
US11706279B2 (en) Methods and systems for data communication
JP6697749B2 (ja) 集合住宅用情報システム
JP6767684B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム、サーバ装置、配信確認方法及びプログラム
JP4066782B2 (ja) 構内通信システムにおけるアドレス設定方法
JP5799215B2 (ja) ローカルサーバ装置、電子メール送受信制御システム
JP5796220B2 (ja) ネットワーク対応型の集合住宅用インターホンシステム
JP5633933B2 (ja) 住宅情報盤、ウェブサーバ装置、および集合住宅用インターホンシステム
JP6548170B2 (ja) 集合住宅用情報システム
JP6327536B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP2004207881A (ja) 集合住宅インターホンシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100816

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees