JP4692360B2 - タンク用開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料通路を通じて、燃料タンクへ給油するためのタンク用開閉装置に関し、詳しくは燃料通路を開閉する機構に関する。
自動車の給油するためのインレットパイプの注入口には、一般に回転操作することにより着脱される燃料キャップで封止されている。こうした燃料キャップは、給油の際に複数回の回転操作を必要とするために操作性がよくないだけでなく、外したときに置き場所や紛失を防止するための手段を講じなければならないという課題があった。こうした課題を解決するために、特許文献1のように、燃料キャップにフラップバルブ機構を設けたものが知られている。フラップバルブ機構は、燃料キャップの中央部に注入口を設け、注入口をフラップバルブで閉じるとともにスプリングで付勢することによりシールしており、給油時に給油ガンでフラップバルブをスプリングの付勢力に抗して押すことで注入口を開く。しかし、特許文献1の技術では、フラップバルブに加わるスプリング力の付勢力を、給油ガンでフラップバルブを押すときに加える操作力とシール力との兼ね合いで定めなければならず、これらを両立させることが難しい。
また、特許文献2のように、車体に開閉可能に装着された給油蓋の内側のスペースに、インレットパイプの開口部の一端に開閉可能に装着された外蓋を装着し、この外蓋に連動させてフラップバルブを開閉させる機構が知られている。しかし、特許文献2の技術では、給油時にフラップバルブが開いている状態を維持するために、外蓋を給油蓋側へ常時開いていなければならず、給油蓋の内側周辺に広いスペースが必要である。
米国特許第4,762,247号明細書 国際公開第02/26515号パンフレット
本発明は、上記従来の技術の問題を解決することを踏まえ、給油時にフラップバルブを開いた状態を維持するための機構をコンパクトな構成で実現するとともに、給油時における操作性に優れたタンク用開閉装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
燃料タンクへ燃料を供給する通路を開閉するタンク用開閉装置において、
給油ガンを挿入するための開口から注入口を経て燃料タンクに接続されかつ上記給油ガンから燃料を燃料タンクへ導く燃料通路を有するタンク開口形成部材と、
上記タンク開口形成部材に取り付けられ上記注入口を開閉する開閉部材と、該開閉部材を閉じる方向へ力を加えるスプリングと、上記注入口と上記開閉部材との間に介在することで上記開閉部材が上記注入口を閉じているときにその間をシールするガスケットとを有するフラップバルブ機構と、
外力を受ける押圧部材を有し上記給油ガンが挿入される方向または抜かれる方向に移動可能である作動部材と、その一端部で上記作動部材に回動可能に支持され他端部で上記開閉部材に回動可能に支持されたリンク棒とを有し、上記作動部材が上記挿入される方向または抜かれる方向へ移動することにより上記リンク棒を介して上記開閉部材が開いている開き状態または閉じている閉じ状態に作動させる作動機構と、
上記開閉部材の開き状態を維持するロック位置に設定するロック部材を有するロック機構と、
を備えていることを特徴とする。
ここで、ロック機構により設定されるロック位置は、開閉部材が注入口を全開している全開状態または給油ガンで僅かに押すことで全開させることができる半開状態のいずれの位置も含むものとする。
本発明にかかるタンク用開閉装置では、給油するために、外力により作動機構の作動部材を作動させることにより、開閉部材が注入口を開くとともに、ロック機構がロック部材により開閉部材の開き状態を維持する。この状態にて、給油ガンを開口から挿入し、該給油ガンから燃料を燃料通路を通じて燃料タンクへ供給する。
本発明によると、作動機構は、外力を利用して、作動部材を介して開閉部材を開閉するように作用する。開閉部材は、給油ガンから大きな力を受けることなく、注入口を開くから、操作性に優れている。また、ロック機構は、ロック部材の作用により、開閉部材が開いた状態を維持するために給油ガンなどで開閉部材を押していなくてもよいから、操作性に優れている。
また、開閉部材は、従来の技術で説明したような外蓋に連動しておらず給油蓋側へ常時開いておく必要がないので、給油蓋の周辺のスペースを小さくできる。
さらに、開閉部材は、その開閉動作をするのに、給油ガンにより大きな力で押されないからそれ自体の機械的強度や支持する箇所の耐久性を重視しなくてもよく、シール性を重視する設計をすればよいから、設計が容易となる。
さらに、注入口を開閉するフラップバルブ機構は、タンク開口形成部材に固定されているので、燃料キャップを用いて、タンク開口形成部材から外す構成と比較して、給油時に取り外した燃料キャップの置き場に困ることがない。
また、本発明の好適な態様として、上記タンク開口形成部材の開口を覆いかつ車体に開閉可能に取り付けられた給油蓋を備え、上記ロック機構は、上記ロック位置と上記開閉部材が開閉自在な状態とする非ロック位置とに上記ロック部材を設定可能であり、上記給油蓋に連動して上記ロック部材が上記ロック位置から非ロック位置へ移行するように構成することができる。このように給油蓋に連動させてフラップバルブ機構の開閉動作をさせることにより、開閉部材の閉め忘れをなくすことができる。
ロック機構を給油蓋に連動させる好適な構成として、上記給油蓋は、上記車体の外板に倣った蓋本体と、該蓋本体に形成された起動部材とを備え、上記ロック部材は、上記給油蓋の開閉により上記起動部材に倣うカムを有し、上記給油蓋の閉じ動作により上記ロック位置から非ロック位置に移行するように構成することができる。
また、ロック機構の好適な態様として、上記タンク開口形成部材に設けられたロックピンを備え、該ロックピンは、上記ロック部材に上記ロック位置にて係合することで上記作動部材の移動を規制するように構成することができる。この構成において、上記ロック部材は、上記作動部材に連動して昇降するとともに、該作動部材が所定位置まで移動したときに上記ロックピンに係合するように回動可能に支持されている構成をとることができる。さらに、この構成において、ロック機構は、上記作動部材が上記所定位置まで移動したときに上記ロック部材を押圧する駆動機構を備え、該駆動機構は、上記ロック部材を上記ロックピンに係合するように非ロック位置から上記ロック位置へ回動させるように構成することができる。
さらに、本発明の好適な態様として、上記給油蓋は、上記車体の外板に倣った蓋本体と、該蓋本体に形成された起動部材とを備え、上記ロック機構は、上記給油蓋の閉じ動作により上記起動部材が上記ロック部材を上記駆動機構に向けて押圧することで上記ロック位置から上記非ロック位置に移行するように構成することができる。
また、本発明の好適な態様として、上記ロック機構のロック位置は、上記給油ガンが上記注入口へ挿入されたときに上記開閉部材を上記スプリングの付勢力に抗して開き方向へさらに移行させることを許容する待機位置である構成をとることができる。この構成により、ロック機構は、開閉部材を半開き状態である待機位置にするから、給油ガンを挿入するときに開閉部材を押す力を低減させ、給油ガンの挿入作業性を改善することができる。
この態様において、上記ロック機構は、上記待機位置にて上記給油ガンが挿入されたときに上記ロック位置を解除して、上記開閉部材を閉じ方向へ移行させる給油位置を設定する構成をとることにより、給油ガンを抜くと、ロック位置が解除されて開閉部材が自動的に閉じるから、開閉作業が容易になる。
この態様の好適な構成として、上記ロック機構は、上記タンク開口形成部材に設けられたロックピンと、上記作動部材と一体に連動しかつ該ロックピンを倣わせるロック溝とを備え、上記待機位置および給油位置は、上記ロック溝に上記ロックピンが一時的に停止するように構成することができ、また、上記ロック溝は、上記ロックピンを作動部材に連動しかつ一方向に倣わせるループ状である構成をとることができる。
以上説明した本発明の構成・作用を一層明らかにするために、以下本発明の好適な実施例について説明する。
A.第1実施例
(1) タンク用開閉装置の概略構成
図1は本発明の第1実施例に係る自動車の後部に配置された給油蓋を開いた状態を示す斜視図である。自動車の車体の後部には、燃料を給油するための給油蓋FLが開閉可能に支持されている。給油蓋FLは、車体の外板に倣った蓋本体FLaがヒンジFLbを介して車体の外板に開閉可能に支持されている。給油蓋FLを開いたスペースは、給油室FRになっており、この給油室FR内に、基板BPに支持されたタンク用開閉装置10が配置されている。タンク用開閉装置10は、燃料キャップを用いないで、燃料タンクに燃料を供給するための機構であり、給油蓋FLを開いた後に給油ガンからの外力などで燃料通路を開閉することで、給油ガンから燃料タンクへ燃料を供給することができる機構である。以下、タンク用開閉装置の詳細な構成について説明する。
(2) 各部の構成
図2はタンク用開閉装置10の平面図、図3は図2の3−3線に沿った断面図である。図3において、タンク用開閉装置10は、燃料タンクに接続される燃料通路11Pを有するタンク開口形成部材11と、燃料通路11Pを開閉する開閉機構30とを備えている。
(2)−1 タンク開口形成部材11
図3において、タンク開口形成部材11は、燃料通路11Pを有する管体であり、燃料タンク(図示省略)に接続される接続管12と、接続管12の上端部に接続されるパイプ本体14と、パイプ本体14の上部に固定された開口形成部材16と、パイプ本体14内に装着された支持体20とを備えている。
接続管12は、パイプ本体14の燃料タンク側を徐々に縮径した縮径部12aと、縮径部12aに接続された直管部12bとを備え、これらを一体に形成している。
パイプ本体14は、縮径部12aの上部に接続された大径部14aと、大径部14aより小径の小径部14bと、大径部14aと小径部14bとを接続するフランジ部14cとを備えている。フランジ部14cの内側は、燃料通路11Pの一部を構成する注入口14dになっている。
開口形成部材16は、パイプ本体14の上部に装着され、円筒状の側壁部16aと、上壁部16bとを備えており、その下部の係合穴16cにパイプ本体14の上部に形成された係合爪14eを係合することによりパイプ本体14に装着されている。開口形成部材16の上壁部16bは、平面部16dと、傾斜面16eから構成されている。図1に示すように傾斜面16eは、半円にわたって中心部が凹むように形成されている。図3の上壁部16bの中央部には、摺動孔16fが形成されている。
支持体20は、パイプ本体14内に嵌合され、開閉機構30の一部を支持するための部材であり、燃料通路11Pの一部を形成する通路21aを有する支持本体21bと、支持本体21bの下部に形成され燃料通路11Pの一部を構成する開口部21cと、ガイド部21dとを備えている。ガイド部21dは、給油ガンを通路21aから開口部21cへ導くための傾斜したリブで形成されている。
(2)−2 開閉機構30
図4は開閉機構30を示す断面図、図5は開閉機構30を説明する説明図である。図4および図5において、開閉機構30は、フラップバルブ機構40と、作動機構50と、ロック機構60とを備えている。開閉機構30は、給油時に、給油蓋FL(図1)を開き、さらに作動機構50への手動操作により、フラップバルブ機構40を開き動作させて燃料通路11Pを開き、ロック機構60によりフラップバルブ機構40を開いた状態に維持する機構である。
フラップバルブ機構40は、開閉部材41と、スプリング42と、ガスケットGSとを備えている。開閉部材41は、支持体20の支持本体21bに軸支され、注入口14dを開閉する円板形状の部材である。スプリング42は、弦巻スプリングであり、そのコイル状の支持部42aが支持本体21bに支持され、開閉部材41を閉じる方向に付勢している。すなわち、スプリング42の押圧端42bが開閉部材41のスプリング押圧部41bに当接し、他端である支持端42cが支持本体21bの内壁に当接するように支持され、これによりスプリング42が開閉部材41を閉じ方向に付勢している。開閉部材41のスプリング押圧部41bは、中心部が山形状に突出し、その外周が凹所になっており、スプリング42が開閉部材41を均等に上方へ押圧してガスケットGSによるシール面圧を均一にするように作用する。
ガスケットGSは、ゴム材料から断面C字形に形成され、パイプ本体14のフランジ部14cの内周部に形成されたシール保持部14fに圧入固定されており、開閉部材41に押圧されることでシールした状態で注入口14dを閉じる。
作動機構50は、フラップバルブ機構40を開き動作させるための力を加えるための機構であり、手動により力を直接加える作動部材52と、作動部材52からの力をフラップバルブ機構40に伝達するためのリンク機構58とを備えている。
作動部材52は、作動部材本体53と、押圧部54と、連結板55(図5)と、押しボタン56(図5)とを備えている。押圧部54と押しボタン56は、押圧部材を構成しており、これらは使用者が押しやすい方を選択して操作力を加えるように設けられている。作動部材本体53は、開口形成部材16の摺動孔16fに摺動自在に支持された円筒であり、その上部を開口53aとするとともに燃料通路11Pの一部を構成する導入通路53bを形成している。図5に示すように押圧部54は、作動部材本体53の上部外周部から一方の側、つまり、傾斜面16e側に突出した放射状に複数個のリブ54aから形成されており、平面部16dと同じ高さになっている。すなわち、傾斜面16eには、リブ54aの形状に倣った切欠き16gが形成され、この切欠き16gにリブ54aが出没可能に設けられている。よって、リブ54aを給油ガンの先端で押し下げることにより、作動部材本体53を一体的に押し込むことができる。連結板55は、作動部材本体53の側方に配置され、作動部材本体53の上側部から径方向に突設された連結部材53cが該連結板55の凹所55aに嵌合することにより作動部材本体53と一体的に移動するように形成されている。押しボタン56は、連結板55の端部に固定されており、押圧部54より上方に突設され、上下方向へ押圧することで作動部材本体53を一体に上下方向へ移動することができるようになっている。
リンク機構58は、作動部材本体53の下部とフラップバルブ機構40に連結するものである。すなわち、リンク機構58は、リンク棒58aを備えている。リンク棒58aは、その上端で作動部材52の切欠き53dの上部に回動可能に支持される連結端58bと、他端で開閉部材41の下面の回動部41cに回動可能に連結する連結端58cとを備えている。作動部材52が昇降することで、リンク機構58は、連結端58bおよび連結端58cで僅かに回動して開閉部材41を開閉するための力を伝達する。
図6はタンク用開閉装置10のロック機構60を上方から説明する説明図、図7は図6の7−7線に沿った断面図である。図5ないし図7において、ロック機構60は、給油時にフラップバルブ機構40を開閉させるとともに、開いた状態を維持するための機構であり、タンク開口形成部材11の側部に装着された収納ボックス61に収納されている。ロック機構60は、ロック部材62と、収納ボックス61の内壁に突設されたロックピン64と、駆動機構70と、給油蓋FLの裏面に突設され収納ボックス61に形成された挿入孔61aに挿脱される起動部材FLcと、を主要な構成としている。
ロック部材62は、連結板55に固定された軸体63により回動自在に支持されており、ロックピン64を倣わせるロック溝62aを備えている。ロック溝62aは、上下方向に形成されたガイド溝62bと、ガイド溝62bの上部から軸体63を中心に円弧形状の係止溝62cとを備えている。ロック部材62の上部には、カム65が形成されている。カム65は、ロック部材62を軸体63を中心に回動させるように構成されている。
駆動機構70は、スリーブ71と、スリーブ71内に摺動自在に嵌合しているプランジャ72と、プランジャ72に付勢するスプリング73とを備えている。プランジャ72の押圧端72aは、ロック部材62の側部に当接している。ロック機構60は、図8の給油蓋FLが開かれた直後の非ロック位置、図9の給油中のロック位置、図7の給油蓋FLを閉じたときにロック解除位置をとるように作動する。
(3) タンク用開閉装置の開閉動作
(3)−1 開き動作
図1に示すように、給油蓋FLを開けると、給油室FR内に配置されたタンク用開閉装置10が表れる。このとき、給油蓋FLの裏面に突設された起動部材FLcが収納ボックス61の挿入孔61aから抜かれる。これにより、ロック機構60は、図7に示す状態から図8に示す非ロック位置になり、ロック部材62が軸体63を中心に回動可能になる。そして、図10に示すように、給油ガンや手で作動部材52の押圧部54や押しボタン56を押すと、作動部材本体53が燃料タンク側へ移動する。作動部材本体53は、リンク機構58を介してフラップバルブ機構40の開閉部材41を押し、そして、開閉部材41が軸支部41aを中心に、スプリング42のスプリング力に抗して時計方向へ回動する。これにより、フラップバルブ機構40は、注入口14dを開く。
このとき、図8に示すロック機構60は、非ロック状態から、作動部材52が下方へ移動すると同時に、連結部材53c(図5参照)を介して連結板55を下方へ移動させる。連結板55の移動により、図9に示すようにロック部材62のガイド溝62b内をロックピン64が上方へ倣う。つまり、ロックピン64は、収納ボックス61に固定されているから、連結板55と一体のロック部材62が下方へ移動するにしたがってガイド溝62bの上部まで移動する。ロック部材62の上部に駆動機構70のプランジャ72が当たると、ロック部材62は、軸体63を中心に回動し、これにより、ロックピン64が係止溝62c内を移動し、ロック部材62および連結板55が上方へ移動することを阻止するロック位置になる。図10に示すように、ロック位置では、作動部材52の移動が規制される。これにより、フラップバルブ機構40は、スプリング42の付勢力に抗して開いた状態を維持する。
そして、図11に示すように、フラップバルブ機構40の開き動作が維持されることにより、注入口14dを通じて、給油ガンFGを、導入通路53bから注入口14d、開口部21cを通じて挿入して、燃料通路11Pに給油する。このように、給油ガンFGまたは手で、押圧部54または押しボタン56を押せば、開閉部材41が注入口14dを開くから、給油ガンFGでフラップバルブ機構40を押さなくても給油することができる。
(3)−2 閉じ動作
給油を終えて、給油ガンFGを注入口14dから抜き、さらに給油蓋FLを閉じると、起動部材FLcが挿入孔61aに挿入される。起動部材FLcは、挿入孔61aに挿入されると、カム65を押し、これにより、ロック部材62は、駆動機構70のプランジャ72をスプリング73のスプリング力に抗して、軸体63を中心に回動し、これにより、ロックピン64は、係止溝62cからガイド溝62bへ移行し、ロック機構60のロック位置が解除され、非ロック位置になる。そして、このロック機構60の非ロック位置にて、スプリング42の復元力は、開閉部材41を閉じ方向へ押すとともに、リンク機構58を介して作動部材52を上方へ移動させる。これにより、開閉部材41が注入口14dを閉じるとともに、ロックピン64は、ガイド溝62b内を倣うことで下方に移行して、閉止位置になる。
(4) タンク用開閉装置の作用・効果
上記実施例にかかるタンク用開閉装置10により、以下の作用効果を奏する。
(4)−1 給油するために、給油ガンFGまたは手で押圧部54を押すか、押しボタン56を押すと、作動機構50により開閉部材41が注入口14dを開くから、注入口14dを開くために給油ガンFGで開閉部材41を押す必要がなく、操作性に優れている。
(4)−2 作動機構50は、注入口14dから開口53a側に配置された作動部材52により開閉部材41を開くように構成されているから、簡単な構成で開閉部材41の開閉動作をさせることが可能であり、しかも、作動部材52がガスケットGSより開口53a側に配置されているから、タンク開口形成部材11の燃料通路11Pをシールするための手段がガスケットGSだけでよいから、部品点数を低減し、構成を簡単にできる。
(4)−3 開閉部材41は、その開き動作をするために、給油ガンFGで押されないから、機械的強度や、開閉部材41を支持する箇所の軸支部41aなどの耐久性を重視しなくても、シール性を重視する設計をすればよく、設計が容易となる。
(4)−4 開閉機構30は、タンク開口形成部材11に装着されているので、燃料キャップをネジ式で外すタイプと比べて、給油時に取り外した燃料キャップの置き場に困ることがない。
(4)−5 押圧部54は、タンク開口形成部材11の上壁部16bから給油蓋FL側へ突出しかつ放射状に形成されているリブ54aを備えることにより、給油ガンにより押圧する箇所が簡単かつ分かり易く実現できる。
(4)−6 タンク開口形成部材11の上壁部16bにリブ54aを開口53aに導く傾斜面16eを設け、該傾斜面16eからリブ54aを出没可能に突出させる構成とすることにより、押すための押圧部54の面積を広くとることができ、操作性を向上させることができるとともに、給油ガンFGを開口53aに確実に導くことができる。
(4)−7 上壁部16bから突出した押しボタン56は、使用者が手動で押圧操作することを分かり易くするから、操作性を向上させることができる。
(4)−8 ロック機構60は、ロック部材62の作用により、開閉部材41が開いた状態を維持するために、給油ガンなどで開閉部材41を給油時に常時押していなくてもよいから、操作性に優れている。
(4)−9 給油蓋FLを閉じたときにロック部材62がロック位置から非ロック位置へ移行することにより、つまり給油蓋FLに連動させてフラップバルブ機構40の開閉動作をさせることができ、開閉部材41の閉め忘れをなくすことができる。
B.第2実施例
(1) ロック機構などの構成
図12は第2実施例にかかるタンク用開閉装置10Bのロック機構80を説明する説明図であり、図12(A)がロック機構80の付近を説明する説明図、図12(B)がタンク用開閉装置10Bの軸方向の断面図である。本実施例は、押しボタン56Bを押すことによりフラップバルブ機構40Bの開閉部材41Bを半開き状態に維持するロック機構80の構成に特徴を有する。図13はロック機構を一部分解して示す斜視図である。ロック機構80は、タンク開口形成部材の側部に装着された収納ボックス81に収納されており、ロック部材82と、スプリング84と、カップ形状の摺動支持体86と、連結板55Bに形成されたガイド部材90とを主要な構成としている。
ロック部材82は、ほぼ扇形のロック本体82aを備え、ロック本体82aの上部に突設された支持軸82bが収納ボックス81の側壁に形成された支持穴81aに軸支されることにより収納ボックス81に対して揺動可能に支持されている。ロック部材82の一方の壁面には、ガイド部材90によりガイドされるロックピン82cが突設されている。また、ロック部材82の他方の壁面には、カップ形状の摺動支持体86に摺動自在にガイドされるガイド凸部82dが形成されている。ガイド凸部82dには、スプリング支持部82eが形成されており、このスプリング支持部82eと摺動支持体86との間にスプリング84が掛け渡され、ロック部材82をガイド部材90に向けて付勢している。
図14はガイド部材90のロック溝92を説明する説明図、図15はロック溝92に沿った溝の高低を説明する説明図である。ガイド部材90には、ロックピン82cを倣わせるロック溝92がループ状かつ一方向に倣うように形成されている。ロック溝92は、初期位置93P1、待機位置93P2および給油位置93P3を備えており、各々の位置にロックピン82cが停止する。初期位置93P1は、押しボタン56Bが押される前にロックピン82cが位置する箇所であり、待機位置93P2は押しボタン56Bが押されて離したときにロックピン82cが位置する箇所であり、給油位置93P3は給油ガンFGがフラップバルブ機構40Bの開閉部材41Bを押したときにロックピン82cが位置する箇所である。
初期位置93P1と待機位置93P2との間は、往路上昇部92a、往路下降部92b、往路コーナー部92cおよび移行下降部92dが形成されている。また、待機位置93P2と給油位置93P3との間には、復路下降部92eが形成されている。さらに、給油位置93P3と初期位置93P1との間には、復路コーナー部92f、復路上昇部92g、初期位置戻り下降部92hが形成されている。
ロックピン82cは、連結板55Bの昇降により、ロック溝92を倣うように一方向に移動するとともに、初期位置93P1、待機位置93P2および給油位置93P3で停止する。ここで、初期位置93P1、待機位置93P2および給油位置93P3は、ロックピン82cの逆方向の移動が段差により規制されており、すなわち、初期位置93P1が初期位置戻り下降部92hにより、待機位置93P2が移行下降部92dにより、給油位置93P3が復路下降部92eにより、その段差により逆方向への移動がそれぞれ規制されている。
(2) タンク用開閉装置10Bの動作
タンク用開閉装置10Bの一連の開き動作および閉じ動作について説明する。図16から図19は給油動作を説明する説明図である。
(2)−1 開き動作
図12に示すように、給油蓋を開けた状態では、ロック機構80は、給油蓋に連動しないで、ロック部材82のロックピン82cがガイド部材90のロック溝92内において初期位置93P1に位置している(非ロック状態)。そして、図16に示すように、給油ガンや手で作動部材52Bの押圧部54Bや押しボタン56Bを押すと、作動部材52Bが燃料タンク側へ移動し、リンク機構58Bを介してフラップバルブ機構40Bの開閉部材41Bを押し、注入口14Bdを開く。このとき、作動部材52Bが下方へ移動すると同時に、連結板55Bおよびガイド部材90も下方へ移動するから、ロックピン82cは、ガイド部材90の下方への移動にしたがって往路上昇部92aから往路下降部92bを経て往路コーナー部92cに移行する。
そして、図17に示すように、押しボタン56Bを離すと、フラップバルブ機構40Bのスプリング42Bの付勢力により、作動部材52B、連結板55Bを介して、ロックピン82cが往路下降部92b(図14参照)にガイドされつつ移行下降部92d上を移行して待機位置93P2に達する。待機位置93P2に達したロックピン82cは、待機位置93P2の溝下面で押されて、ガイド部材90の上方への移動を規制し、これにより、連結板55Bおよび作動部材52Bが上方へ移動することを阻止するロック位置になり、フラップバルブ機構40Bは、スプリング42Bの付勢力に抗して開いた状態を維持する。このときの開閉部材41Bの角度は、閉じ状態から45〜75゜に設定している。
そして、図18に示すように、給油ガンFGを挿入し、その先端で開閉部材41Bをスプリング42Bに抗して押すと、開閉部材41Bが90゜近くまで開かれる。このとき、作動部材52Bおよび連結板55Bは下方へ移動するから、ロックピン82cは、復路下降部92eにガイドされ、ロック位置を解除するとともに給油位置93P3に移行する。この給油位置93P3にて、開閉部材41Bが給油ガンFGに当たって連結板55Bの移動が規制されているから、ロックピン82cが給油位置93P3にて止まっていることになる。この状態にて、給油ガンFGから給油する。
このように、給油ガンFGまたは手で、押圧部54Bまたは押しボタン56Bを押せば、開閉部材41Bが半開き状態になり、さらに給油ガンFGで開閉部材41Bを押してその開度を大きくすることにより給油することができる。
(2)−2 閉じ動作
給油を終えて、図19に示すように、給油ガンFGを注入口14Bdから抜くと、開閉部材41Bに加わっていた給油ガンFGの力が解除されるから、スプリング42Bの付勢力が連結板55Bに上方へ加わり、これに連動してガイド部材90にも加わる。このとき、ガイド部材90のロック溝92内のロックピン82cは、給油位置93P3から復路下降部92eの側壁(図14参照)でガイドされて、復路コーナー部92fを通り、さらに復路上昇部92g、初期位置戻り下降部92h上を通って、初期位置93P1に戻る。これにより、開閉部材41Bが注入口14Bdを閉じるとともに、作動部材52および連結板55Bも上方に移動して給油前の位置に戻る。
(3) タンク用開閉装置の作用・効果
(3)−1 ロック機構80は、ロックピン82cがロック溝92内で待機位置93P2になったときに、開閉部材41Bをスプリング42Bの付勢力に抗して開き方向へさらに移行させることができる半開き状態になるから、給油ガンを挿入したときに開閉部材41Bを押す力を低減させることができ、給油ガンの挿入作業性を改善することができる。
(3)−2 ロック機構80は、待機位置93P2にて給油ガンFGが挿入されたときに待機位置93P2から、ロック位置を解除する給油位置93P3に移行するから、給油ガンFGを抜くと、開閉部材41Bが自動的に閉じ、開閉作業が容易になる。
図20は第2実施例の変形例を説明する説明図である。本変形例は、ロック機構80Cのロック部材82Cの構成に特徴を有する。すなわち、ロック部材82Cは、直方体のロック本体82Caを備え、その一方の面にロックピン82Ccを突設し、他方の面にスプリング84Cを配置し、さらに摺動支持体86Cで受けている。そして、ロックピン82Ccが収納ボックス81Cに形成されたスライド溝81Cbをスライドするように構成されている。このロック機構80Cの構成により、ロックピン82Ccがロック溝92Cを倣うにつれてロック部材82Cがスライド溝81Cbを摺動する。
なお、 なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。
本発明の第1実施例に係る自動車の後部に配置された給油蓋を開いた状態を示す斜視図である。 タンク用開閉装置の平面図である。 図2の3−3線に沿った断面図である。 開閉機構を示す断面図である。 開閉機構を説明する説明図である。 タンク用開閉装置のロック機構を上方から説明する説明図である。 図6の7−7線に沿った断面図である。 ロック機構の動作を説明する説明図である。 図8に続く動作を説明する説明図である。 タンク用開閉装置の開閉動作を説明する説明図である。 タンク用開閉装置による給油状態を説明する説明図である。 第2実施例にかかるタンク用開閉装置のロック機構を説明する説明図である。 ロック機構を一部分解して示す斜視図である。 ガイド部材のロック溝を説明する説明図である。 ロック溝に沿った溝の高低を説明する説明図である。 ロック機構の動作を説明する説明図である。 図16に続く動作を説明する説明図である。 図17に続く動作を説明する説明図である。 図18に続く動作を説明する説明図である。 第2実施例の変形例を説明する説明図である。
符号の説明
10...タンク用開閉装置
10B...タンク用開閉装置
11...タンク開口形成部材
11P...燃料通路
12...接続管
12a...縮径部
12b...直管部
14...パイプ本体
14a...大径部
14b...小径部
14c...フランジ部
14d...注入口
14e...係合爪
14f...シール保持部
14Bd...注入口
16...開口形成部材
16a...側壁部
16b...上壁部
16c...係合穴
16d...平面部
16e...傾斜面
16f...摺動孔
16g...切欠き
20...支持体
21a...通路
21b...支持本体
21c...開口部
21d...ガイド部
30...開閉機構
40...フラップバルブ機構
40B...フラップバルブ機構
41...開閉部材
41B...開閉部材
41a...軸支部
41b...スプリング押圧部
41c...回動部
42...スプリング
42B...スプリング
42a...支持部
42b...押圧端
42c...支持端
50...作動機構
52...作動部材
52B...作動部材
53...作動部材本体
53a...開口
53b...導入通路
53c...連結部材
53d...切欠き
54...押圧部
54B...押圧部
54a...リブ
55...連結板
55B...連結板
55a...凹所
56...押しボタン
56B...押しボタン
58...リンク機構
58B...リンク機構
58a...リンク棒
58b...連結端
58c...連結端
60...ロック機構
61...収納ボックス
61a...挿入孔
62...ロック部材
62a...ロック溝
62b...ガイド溝
62c...係止溝
63...軸体
64...ロックピン
65...カム
70...駆動機構
71...スリーブ
72...プランジャ
72a...押圧端
73...スプリング
80...ロック機構
80C...ロック機構
81...収納ボックス
81C...収納ボックス
81a...支持穴
81Cb...スライド溝
82...ロック部材
82C...ロック部材
82a...ロック本体
82b...支持軸
82c...ロックピン
82d...ガイド凸部
82e...スプリング支持部
82Ca...ロック本体
82Cc...ロックピン
84...スプリング
84C...スプリング
86...摺動支持体
86C...摺動支持体
90...ガイド部材
92...ロック溝
92C...ロック溝
92a...往路上昇部
92b...往路下降部
92c...往路コーナー部
92d...移行下降部
92e...復路下降部
92f...復路コーナー部
92g...復路上昇部
92h...初期位置戻り下降部
93P1...初期位置
93P2...待機位置
93P3...給油位置
FG...給油ガン
FL...給油蓋
BP...基板
FR...給油室
GS...ガスケット
FLa...蓋本体
FLb...ヒンジ
FLc...起動部材

Claims (13)

  1. 燃料タンクへ燃料を供給する通路を開閉するタンク用開閉装置において、
    給油ガンを挿入するための開口(53a)から注入口(14d)を経て燃料タンクに接続されかつ上記給油ガンから燃料を燃料タンクへ導く燃料通路(11P)を有するタンク開口形成部材(11)と、
    上記タンク開口形成部材(11)に取り付けられ上記注入口(14d)を開閉する開閉部材(41)と、該開閉部材(41)を閉じる方向へ力を加えるスプリング(42)と、上記注入口(14d)と上記開閉部材(41)との間に介在することで上記開閉部材(41)が上記注入口(14d)を閉じているときにその間をシールするガスケット(GS)とを有するフラップバルブ機構(40)と、
    外力を受ける押圧部材を有し上記給油ガンが挿入される方向または抜かれる方向に移動可能である作動部材(52)と、その一端部で上記作動部材(52)に回動可能に支持され他端部で上記開閉部材(41)に回動可能に支持されたリンク棒(58a)とを有し、上記作動部材(52)が上記挿入される方向または抜かれる方向へ移動することにより上記リンク棒(58a)を介して上記開閉部材(41)が開いている開き状態または閉じている閉じ状態に作動させる作動機構(50)と、
    上記開閉部材(41)の開き状態を維持するロック位置に設定するロック部材(62)を有するロック機構(60)と、
    を備えていることを特徴とするタンク用開閉装置。
  2. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記タンク開口形成部材(11)の開口(53a)を覆いかつ車体に開閉可能に取り付けられた給油蓋(FL)を備え、
    上記ロック機構(60)は、上記ロック位置と上記開閉部材(41)が開閉自在な状態とする非ロック位置とに上記ロック部材(62)を設定可能であり、上記給油蓋(FL)に連動して上記ロック部材(62)が上記ロック位置から非ロック位置へ移行するように構成したタンク用開閉装置。
  3. 請求項2に記載のタンク用開閉装置において、
    上記給油蓋(FL)は、上記車体の外板に倣った蓋本体(FLa)と、該蓋本体(FLa)に形成された起動部材(FLc)とを備え、
    上記ロック部材(62)は、上記給油蓋(FL)の開閉により上記起動部材(FLc)に倣うカム(65)を有し、上記給油蓋(FL)の閉じ動作により上記ロック位置から上記非ロック位置に移行するように構成されているタンク用開閉装置。
  4. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記ロック機構(60)は、上記タンク開口形成部材(11)に設けられたロックピン(64)を備え、該ロックピン(64)は、上記ロック部材(62)に上記ロック位置にて係合することで上記作動部材(52)の移動を規制するように構成されているタンク用開閉装置。
  5. 請求項4に記載のタンク用開閉装置において、
    上記ロック部材(62)は、上記作動部材(52)に連動して昇降するとともに、該作動部材(52)が所定位置まで移動したときに上記ロックピン(64)に係合するように回動可能に支持されているタンク用開閉装置。
  6. 請求項5に記載のタンク用開閉装置において、
    上記ロック機構(60)は、上記作動部材(52)が上記所定位置まで移動したときに上記ロック部材(62)を押圧する駆動機構(70)を備え、該駆動機構(70)は、上記ロック部材(62)を上記ロックピン(64)に係合するように非ロック位置から上記ロック位置へ回動させるように構成されているタンク用開閉装置。
  7. 請求項6に記載のタンク用開閉装置において、
    上記タンク開口形成部材(11)の開口(53a)を覆いかつ車体に開閉可能に取り付けられた給油蓋(FL)を備え、
    上記給油蓋(FL)は、上記車体の外板に倣った蓋本体(FLa)と、該蓋本体(FLa)に形成された起動部材(FLc)とを備え、
    上記ロック機構(60)は、上記給油蓋(FL)の閉じ動作により上記起動部材(FLc)が上記ロック部材(62)を上記駆動機構(70)に向けて押圧することで上記ロック位置から上記非ロック位置に移行するように構成されているタンク用開閉装置。
  8. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記ロック機構(80)のロック位置は、上記給油ガンが上記注入口(14Bd)へ挿入されたときに上記開閉部材(41B)を上記スプリング(42B)の付勢力に抗して開き方向へさらに移行させることを許容する待機位置(93P2)であるタンク用開閉装置。
  9. 請求項8に記載のタンク用開閉装置において、
    上記ロック機構(80)は、上記待機位置(93P2)にて上記給油ガン(FG)が挿入されたときに上記ロック位置を解除して、上記開閉部材(41B)を閉じ方向へ移行させる給油位置(93P3)を設定するタンク用開閉装置。
  10. 請求項9に記載のタンク用開閉装置において、
    上記ロック機構(80)は、上記タンク開口形成部材(11)に設けられたロックピン(82c)と、上記作動部材(52B)と一体に連動しかつ該ロックピン(82c)を倣わせるロック溝(92)とを備え、
    上記待機位置(93P2)および給油位置(93P3)は、上記ロック溝(92)に上記ロックピン(82c)が一時的に停止するように構成したタンク用開閉装置。
  11. 請求項10に記載のタンク用開閉装置において、
    上記ロック溝(92)は、上記ロックピン(82c)を上記作動部材(52B)に連動しかつ一方向に倣わせるループ状であるタンク用開閉装置。
  12. 請求項1に記載のタンク用開閉装置において、
    上記作動部材(52)は、上記開口形成部材(16)の摺動孔(16f)に摺動し、上記燃料通路(11P)の一部を構成している円筒の作動部材本体(53)を有するタンク用開閉装置。
  13. 請求項12に記載のタンク用開閉装置において、
    上記押圧部材は、上記作動部材本体(53)の上部外周部から突出した押圧部(54)または押しボタン(56)を備えているタンク用開閉装置。
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