JP4691050B2 - Parcor係数算出方法、及びその装置とそのプログラムと、その記憶媒体 - Google Patents
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Description
Burg法の概要を説明する。Burg法では、モデル次数m−1の線形予測モデルをモデル次数mの線形予測モデルに拡張することを考える。つまり、Burg法では、線形予測モデルのPARCOR係数を、あるモデル次数m−1におけるPARCOR係数から当該モデル次数よりも1大きいモデル次数mにおけるPARCOR係数を求める漸化関係から算出する。
1個のCPUや、1個のシステムクロックを動作の基本単位にしたハードウェアで構成される装置では、各ステップは時系列的に処理されるのが普通であるが、図21の動作フロー図は、PARCOR係数を演算する式(9)をイメージし易いように、一部の動作ステップを並列に表記している。
日野幹雄著、"スペクトル解析"、12.4章、朝倉書店、1979
前向き予測誤差サンプル生成部は、フレーム化部の出力信号と初期値設定部が設定した初期値と1サンプル前のPARCOR係数を入力として、前向き予測誤差サンプルを生成する。
後向き予測誤差サンプル生成部は、フレーム化部の出力信号と初期値設定部が設定した初期値と1サンプル前のPARCOR係数を入力として、後向き予測誤差サンプルを生成する。
PARCOR係数算出部内の数値解析手段が、前向き予測誤差符号と後向き予測誤差符号を累計した符号量を各次のPARCOR係数で偏微分した値が0となるPARCOR係数を算出する。
前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルとの内積値を演算し、内積値に上記重み係数を乗算する内積演算部と、
前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルの、それぞれのエネルギー値を演算し、それぞれのエネルギー値に上記重み係数を乗算するエネルギー演算部と、
重み係数が乗算された内積値を、重み係数が乗算されたエネルギー値の平均値で除する除算部とを備え、
重み係数が乗算された内積値を、重み係数が乗算されたエネルギー値の平均値で除算してPARCOR係数を算出する。
この実施例1の要部は、符号長近似部12で前向き予測誤差と上記後向き予測誤差の、それぞれの振幅の絶対値を微分可能な連続関数に近似する部分と、PARCOR係数算出部14内に数値解析手段14aを備える部分である。
E(xi)=2|xi+0.25|+0.5 (10)
ところが、絶対値は微分値が常に一定で、原点で微分出来ないので、微分に基づく最小化基準として使えない。
E(xi)=2(δ+xi q)(1/q) (11)
このように近似した絶対値近似誤差による全体の推定符号量Jtotalは、式(16)で計算出来る。
例えば、φmとψmは、φm=φm ’(1-γm−1,m−1 2)、ψm=ψm ’(1-γm−1,m−1 2)で近似することも可能である。
内積値を平均エネルギー値で除算することでm次のPARCOR係数が算出される(ステップS54)。なお、内積演算部144aとエネルギー演算部144bは、予測誤差更新値の振幅の絶対値を微分可能な連続関数に近似する演算も同時に行う例で説明を行ったが、実施例1と同じように、PARCOR係数算出部46に予測誤差更新値が入力される前に符号長近似部42で近似演算を行ってもよい。
実施例5は実施例3に対して符号長近似部82内に可変長符号化開始ビット設定部111を備えたことを特徴とする。他の構成は実施例3と同じである。
この可変長符号化開始ビットβを求める方法は、ISO規格(ISO/IEC14496-5 2001/AMD 10 Reference Software
)に例示されている。
E(xi)=2|(xi/2β)+0.25|+β+0.5 (37)
符号長E(xi)は式(38)で近似出来る。ここでxiは、前向き予測誤差gm,iと後向き予測誤差fm,iの振幅である。
その前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルの振幅が大きいほど小さい重み係数を乗算するこの発明のPARCOR係数算出装置60を示す機能構成例を図16に、その動作フローを図17に示す。
エネルギー演算部93は、前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルの各エネルギーGとFを演算し、その各エネルギー値に重み係数をそれぞれ乗算して各エネルギー値GとFとする。
以降の、各エネルギー値GとFの平均エネルギーUを求める処理(ステップS52)及び、内積値Vをエネルギーの平均値Uで除算してPARCOR係数を求める処理(ステップS54)は、実施例2や3と同じである。
このように予め重み係数を固定値としてPARCOR係数算出部96内に持たせておいてもよい。
例えば、MPEG標準ではライス符号を使用することが決められている。そこで、ライス符号を使用する前提でシミュレーションを行う。ライス符号を使うと、フレーム内の予測誤差信号毎の符号長の総和の符号量は、各予測誤差信号の振幅の絶対値の大きさに比例する。フレーム内の符号量の総和を最小にすることは、各予測誤差信号の振幅の絶対値の総和を最小化することで近似出来る。
二乗誤差の総和を最小にする従来法と、絶対値の総和を最小にするこの発明による符号量の比較を、予測次数を変えて行なった結果を図18に示す。図18の横軸は予測次数を示し、縦軸は圧縮率を%で示す。圧縮率は、分母を通常のPCM符号の場合の符号量とした値である。
Claims (28)
- 離散的時系列ディジタル信号を所定サンプル数毎にフレーム分割するフレーム化部の出力信号を入力とし、逐次次数を増やしてPARCOR係数を求めるPARCOR係数算出装置において、
上記フレーム化部の出力信号を入力として、初期値としての前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルと1次のPARCOR係数を設定する初期値設定部と、
上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として、前向き予測誤差サンプルを更新する前向き予測誤差更新部と、
上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として、後向き予測誤差サンプルを更新する後向き予測誤差更新部と、
上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルを入力として、前向き予測誤差符号長と後向き予測誤差符号長の絶対値を微分可能な連続関数を利用して近似する符号長近似部と、
上記前向き予測誤差符号長と上記後向き予測誤差符号長を累計した符号量を各次のPARCOR係数で偏微分した値が0となるPARCOR係数を数値解析手段により求めるPARCOR係数算出部とを、
具備することを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 離散的時系列ディジタル信号を所定サンプル数毎にフレーム分割するフレーム化部の出力信号を入力とし、逐次次数を増やしてPARCOR係数を求めるPARCOR係数算出装置において、
上記フレーム化部の出力信号を入力として、初期値としての前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルと1次のPARCOR係数を設定する初期値設定部と、
上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として、前向き予測誤差サンプルを更新する前向き予測誤差更新部と、
上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として、後向き予測誤差サンプルを更新する後向き予測誤差更新部と、
上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルの振幅が大きいほど抑圧する重み係数を生成する重み係数生成部と、
上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルとの内積値を演算し、上記内積値に上記重み係数を乗算する内積演算部と、
上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルの、それぞれのエネルギー値を演算し、上記それぞれのエネルギー値に上記重み係数を乗算するエネルギー演算部と、
上記重み係数が乗算された内積値を、上記重み係数が乗算されたエネルギー値の平均で除し、上記PARCOR係数を算出する除算部を備えることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項2に記載のPARCOR係数算出装置において、
上記重み係数生成部は、上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルの振幅を評価し、振幅に対応した重み係数を重み係数テーブルから読み出して上記重み係数とするものであることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 離散的時系列ディジタル信号を所定サンプル数毎にフレーム分割するフレーム化部の出力信号を入力とし、逐次次数を増やしてPARCOR係数を求めるPARCOR係数算出装置において、
上記フレーム化部の出力信号を入力として、初期値としての前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルと1次のPARCOR係数を設定する初期値設定部と、
上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として、前向き予測誤差サンプルを更新する前向き予測誤差更新部と、
上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として、後向き予測誤差サンプルを更新する後向き予測誤差更新部と、
上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差からPARCOR係数を算出するPARCOR係数算出部とを、具備し、
上記PARCOR係数算出部は、上記前向き予測誤差のエネルギーと上記後向き予測誤差のエネルギーとの和を上記PARCOR係数と無関係な、それぞれの予測誤差のエネルギーとして近似する誤差近似部と、
上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差との内積値に乗ずる重み係数と、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差のエネルギー値のそれぞれに乗ずる重み係数とを生成する重み係数生成部と、
上記重み係数が乗算された内積値を、上記重み係数が乗算されたエネルギー値の平均で除し、上記PARCOR係数を算出する除算部を備えることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項4に記載のPARCOR係数算出装置において、
上記誤差近似部は、PARCOR係数の次数m毎に定数φmと定数ψmとを、PARCOR係数の次数mが所定の値よりも小さい時は1以下の値に定め、上記次数mが所定の値より大きい時は1に定め、
上記前向き予測誤差の二乗値と上記後向き予測誤差の二乗値との和に、上記定数φmを乗算した値を上記前向き予測誤差のエネルギー、上記ψmを乗算した値を上記後向き予測誤差のエネルギーとする近似を行うことを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項5に記載のPARCOR係数算出装置において、
上記定数φmと定数ψmが、φm=ψmであることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項6に記載のPARCOR係数算出装置において、
上記PARCOR係数算出部は、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差との内積値と、上記前向き予測誤差のエネルギー値と上記後向き予測誤差のエネルギー値との和、それぞれに同じ重み係数を乗じた値を用いてPARCOR係数を算出するものであることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項7に記載のPARCOR係数算出装置において、
上記PARCOR係数算出部は、上記フレーム内の上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差の絶対値の平均値を算出する絶対値平均算出部と、
上記絶対値平均値と上記サンプルの予測誤差とを比較する比較部と、
を具備し、上記サンプルの予測誤差が上記絶対値平均値より小の場合は、重みを考慮せず、上記サンプルの予測誤差が上記絶対値平均値より大の場合は、サンプルの予測誤差に上記各サンプルの予測誤差の平方根の逆数が重み係数として乗算された上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差とからPARCOR係数を算出するものであることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項1乃至8の何れかに記載のPARCOR係数算出装置において、
上記PARCOR係数算出部は、PARCOR係数を求める動作を繰り返す繰り返し部と、
上記繰り返し部の繰り返し動作を終了させるか否かを判定し上記繰り返し部に終了信号を出力する終了判定部とを、具備するものであることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項9に記載のPARCOR係数算出装置において、
上記終了判定部は、上記繰り返し部の繰り返し回数が所定回数に達すると、終了信号を出力する回数判定部を具備するものであることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項9に記載のPARCOR係数算出装置において、
上記終了判定部は、上記繰り返し求められた前回のPARCOR係数と今回のPARCOR係数の差が所定値以下になると、終了信号を出力する収束判定部を具備するものであることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項1乃至11の何れかに記載したPARCOR係数算出装置において、
上記符号長近似部は、上記フレーム内の上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差の絶対値の平均値を算出する絶対値平均算出部と、上記可変長符号化開始ビット数を決定する可変長符号化開始ビット計算部とからなる可変長符号化開始ビット設定部を具備し、
上記PARCOR係数算出部は、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差との内積値に乗ずる重み係数と、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差のエネルギー値のそれぞれに乗ずる重み係数とを生成する重み係数生成部を具備し、
上記可変長符号化開始ビット数以上の上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差とに乗ずる上記重み係数と、上記可変長符号化開始ビット数未満に乗ずる上記重み係数とが異なることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 請求項12に記載したPARCOR係数算出装置において、
上記可変長符号化開始ビット数未満の上記それぞれの予測誤差信号に掛けられる重みは、上記可変長符号化開始ビット以上に掛けられる重み以下であることを特徴とするPARCOR係数算出装置。 - 離散的時系列ディジタル信号を所定サンプル数毎にフレーム分割するフレーム化部の出力信号を入力とし、逐次次数を増やしてPARCOR係数を求めるPARCOR係数算出方法において、
初期値設定部が、上記フレーム化部の出力信号を入力として、初期値としての前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルと1次のPARCOR係数を設定する初期値設定過程と、
前向き予測誤差サンプル生成部が、上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として前向き予測誤差サンプルを更新する前向き予測誤差サンプル生成過程と、
後向き予測誤差サンプル生成部が、上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として後向き予測誤差サンプルを更新する後向き予測誤差サンプル生成過程と、
符号長近似部が、上記前向き予測誤差更新値と上記後向き予測誤差更新値の、それぞれの振幅の絶対値を微分可能な連続関数に近似して、前向き予測誤差符号長と後向き予測誤差符号長を算出する符号長近似過程と、
PARCOR係数算出部の数値解析手段が、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差を累計した符号量を各次のPARCOR係数で偏微分した値が0となるPARCOR係数を算出するPARCOR係数算出過程とを、有することを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 離散的時系列ディジタル信号を所定サンプル数毎にフレーム分割するフレーム化部の出力信号を入力とし、逐次次数を増やしてPARCOR係数を求めるPARCOR係数算出方法において、
初期値設定部が、上記フレーム化部の出力信号を入力として、初期値としての前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルと1次のPARCOR係数を設定する初期値設定過程と、
前向き予測誤差サンプル生成部が、上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として前向き予測誤差サンプルを更新する前向き予測誤差サンプル生成過程と、
後向き予測誤差サンプル生成部が、上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として後向き予測誤差サンプルを更新する後向き予測誤差サンプル生成過程と、
重み係数生成部が、上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルの振幅が大きいほど抑圧する重み係数を生成する重み係数生成過程と、
内積演算部が、上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルとの内積値を演算し、上記内積値に上記重み係数を乗算する内積演算過程と、
エネルギー演算部が、上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルの、それぞれのエネルギー値を演算し、上記それぞれのエネルギー値に上記重み係数を乗算するエネルギー演算過程と、
除算部が、上記重み係数が乗算された内積値を、上記重み係数が乗算されたエネルギー値の平均で除し、上記PARCOR係数を算出するPARCOR係数算出過程とを、有することを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項15に記載されたPARCOR係数算出方法において、
上記重み係数生成過程は、上記前向き予測誤差サンプルと上記後向き予測誤差サンプルの振幅を評価し、振幅に対応した重み係数を重み係数テーブルから読み出して上記重み係数とする過程であることを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 離散的時系列ディジタル信号を所定サンプル数毎にフレーム分割するフレーム化部の出力信号を入力とし、逐次次数を増やしてPARCOR係数を求めるPARCOR係数算出方法において、
初期値設定部が、上記フレーム化部の出力信号を入力として、初期値としての前向き予測誤差サンプルと後向き予測誤差サンプルと1次のPARCOR係数を設定する初期値設定過程と、
前向き予測誤差サンプル生成部が、上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として前向き予測誤差サンプルを更新する前向き予測誤差サンプル生成過程と、
後向き予測誤差サンプル生成部が、上記初期値及び1サンプル前のPARCOR係数を入力として後向き予測誤差サンプルを更新する後向き予測誤差サンプル生成部過程と、
PARCOR係数算出部が、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差からPARCOR係数を算出するPARCOR係数算出過程とを、具備し、
上記PARCOR係数算出過程は、上記前向き予測誤差のエネルギーと上記後向き予測誤差のエネルギーとの和を上記PARCOR係数と無関係な、それぞれの予測誤差のエネルギーとして近似する誤差近似ステップと、
上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差との内積値に乗ずる重み係数と、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差のエネルギー値のそれぞれに乗ずる重み係数とを生成する重み係数生成ステップと、
上記重み係数が乗算された内積値を、上記重み係数が乗算されたエネルギー値の平均で除し、上記PARCOR係数を算出するPARCOR係数算出過程とを、有することを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項17に記載のPARCOR係数算出方法において、
上記誤差近似ステップは、上記前向き予測誤差の二乗値と上記後向き予測誤差の二乗値との和を演算するステップと、上記二乗値の和に定数ψmを乗算して上記前向き予測誤差のエネルギー、上記二乗値の和に定数φmを乗算して上記後向き予測誤差のエネルギーとする近似を行うステップとを、含むことを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項18に記載のPARCOR係数算出方法において、
上記定数φmとψmがそれぞれ乗算されるステップの上記定数φmとψmが等しい値であることを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項19に記載のPARCOR係数算出方法において、
内積値に乗ずる重み係数を生成するステップと、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差のエネルギー値に乗ずる重み係数を生成するステップの、重み係数が同じ値であることを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項20に記載のPARCOR係数算出方法において、
上記PARCOR係数算出過程は、
上記フレーム内の上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差の絶対値の平均値を算出する絶対値平均値算出ステップと、
上記前向き予測誤差及び上記後向き予測誤差と上記絶対値平均値とを比較する比較ステップとを備え、
上記サンプルの予測誤差が上記予測誤差の平均値より小の場合は、重みを考慮せず、上記サンプルの予測誤差が上記予測誤差の平均値より大の場合は、サンプルの予測誤差に上記各サンプルの予測誤差の平方根の逆数を重み係数として乗算するステップを含むことを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項14乃至21の何れかに記載のPARCOR係数算出方法において、
上記PARCOR係数算出過程は、PARCOR係数を繰り返して求める動作を終了判定部が終了信号を出力するまで、繰り返すステップを含むことを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項22に記載のPARCOR係数算出方法において、
上記終了信号を出力するステップは、上記繰り返す過程の繰り返し回数が、所定回数に達すると終了信号を出力するものであることを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項22に記載のPARCOR係数算出方法において、
上記終了信号を出力するステップは、上記繰り返し求められた前回のPARCOR係数と今回のPARCOR係数との差が所定値以下になると、終了信号を出力するものであることを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項14乃至24の何れかに記載のPARCOR係数算出方法において、
符号長近似部内の絶対値平均算出部が、上記フレーム内の上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差の絶対値の平均値を算出する予測誤差平均値算出過程と、
符号長近似部内の可変長符号化開始ビット設定部が、可変長符号化開始ビット数を決定する過程と、
PARCOR係数算出部内の重み係数生成部が、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差との内積値に乗ずる重み係数と、上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差のエネルギー値のそれぞれに乗ずる重み係数とを生成する過程とを、備え、
上記可変長符号化開始ビット数以上の上記前向き予測誤差と上記後向き予測誤差とに乗ずる上記重み係数と、上記可変長符号化開始ビット数未満に乗ずる上記重み係数とが異なることを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項25に記載のPARCOR係数算出方法において、
上記可変長符号化開始ビット数未満の上記それぞれの予測誤差信号に掛けられる重みは、上記可変長符号化開始ビットに掛けられる重み以下である過程であることを特徴とするPARCOR係数算出方法。 - 請求項1乃至13の何れかに記載した各装置としてコンピュータを機能させるための装置プログラム。
- 請求項27に記載した何れかのプログラムを記憶したコンピュータで読み取り可能な記憶媒体。
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