JP4690874B2 - 特殊車両用インバータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鉱山などで使用する特殊車両を駆動する特殊車両用インバータ装置に係わり、特に電子機器あるいは電気機器を収納する筐体内部への塵埃や雨水の侵入を防止可能な密閉構造を有する特殊車両用インバータ装置に関する。
野外で使用される高電圧のパワーエレクトロニクス製品は著しく塵埃が付着したり、雨水などの浸入で性能劣化を引き起こし本来の目的を達し得ないため、鉱山などで使用する特殊車両を駆動する特殊車両用インバータ装置では、パワーエレクトロニクス製品を密閉された密閉筐体内に収納することが行われている。しかし、半導体製品を使用した電子部品あるいは電気機器は、通電することで発熱し冷却が必要となる。従来の特殊車両用インバータ装置は、一般に、密閉筐体内を適切に冷却するため密閉筺体の天井部分に送風機を配置して外気を吸入する方式が採られており、そのほかの方式としては密閉筐体内の雰囲気を攪拌するファンを配置し、筐体外壁面に遮光板を設け、さらに筐体天井外壁面には放熱フィンを設け、外気排出口を有するように屋根で天井部分を覆ってなる方式が取られ、必要により密閉筐体内部の結露による水分除去のため吸湿材を配置した構成となっている(例えば、特許文献1を参照)。また、そのほかの方式としては筐体を遮光板などで2重構造として通風ダクトを設け天井部に放熱フィンやヒートパイプを配置する構造、密閉筺体内に冷却風の流れる複数の冷却風洞を形成し、各冷却風洞に面するように半導体ユニットをそれぞれ配置するようにしたもの(例えば、特許文献2を参照)、密閉筺体内に複数の冷却手段を配置したもの(例えば、特許文献3を参照)などが知られている。
特開2002−198676号公報 特開2004−140894号公報 特開平9−116285号公報
しかしながら、従来の特殊車両用インバータ装置は、各構成機器を収納する密閉筐体の構成が十分に考慮されていなかったために、耐振強度や寒冷地使用など過酷な環境条件に配慮した構造とするためには密閉筐体が複雑化し高価なものとなっていた。
本発明の目的は、内部に収納した構成機器などを塵埃や雨水の侵入から保護すると共に、効果的な冷却が行えるようにした密閉筐体を有する特殊車両用インバータ装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、インバータ装置およびその整流ユニットを含む構成機器を密閉筐体内部に収納して構成した特殊車両用インバータ装置において、前記密閉筐体内部を複数の密閉した空間に区分し、この複数の空間に前記インバータ装置と前記整流ユニットとを分散配置し、前記密閉された空間の少なくとも一つの空間に補助冷却装置を配置し、前記インバータ装置と前記整流ユニットを分散配置した各空間を連通する通風部を形成すると共に、前記補助冷却装置により冷却した冷却空気流を前記通風部を介して循環する送風手段を設けたことを特徴とする。
また請求項2に記載の本発明は、インバータ装置およびその整流ユニットを含む構成機器を密閉筐体内部に収納して構成した特殊車両用インバータ装置において、前記密閉筐体内部を複数の空間に区分し、この複数の空間の一つに冷却媒体循環路中の冷却媒体を循環するためのポンプと熱交換器を配置すると共に、この一つの空間を外気開放型として構成し、他の複数の空間を密閉型として構成し、この密閉した複数の空間に前記インバータ装置と前記整流ユニットを分散配置し、前記インバータ装置は、前記冷却媒体による冷却方式として構成して前記冷却媒体循環路に接続したことを特徴とする。
さらに請求項3に記載の本発明は、請求項2に記載の特殊車両用インバータ装置において、前記密閉した空間の一つに補助冷却装置を配置し、この補助冷却装置を前記冷却媒体循環路に接続したことを特徴とする。
さらに請求項4に記載の本発明は、請求項2に記載の特殊車両用インバータ装置において、前記整流ユニットを配置した空間内に、前記冷却媒体循環路に接続して配置した補助冷却装置と、補助冷却装置により冷却した冷却空気流を循環送風する送風手段とを設け、前記密閉型の各空間に前記送風手段による冷却空気流を循環させる通風部を形成したことを特徴とする。
さらに請求項5に記載の本発明は、請求項2に記載の特殊車両用インバータ装置において、前記密閉筐体内部は、上下方向および幅方向に複数の空間に区分すると共に、前記密閉型とした空間も上下方向および幅方向に複数形成し、下段に位置する前記密閉型の空間に前記インバータ装置を配置したことを特徴とする。
本発明の特殊車両用インバータ装置によれば、密閉筐体を複数の密閉した空間に区分し、各空間にインバータ装置および整流ユニットなどの主用発熱機器を分散配置するようにしたため、主用発熱機器においてはそれぞれに適した冷却システムを構築することができるし、また、過酷な環境下における塵埃や雨水が筐体内に侵入にすることで電子部品あるいは電子機器の性能劣化を誘発する恐れが無く、長期に亘り安定的にかつ安全に使用することができる。さらに、密閉された空間の少なくとも一つに補助冷却装置を配置し、各密閉した空間内を補助冷却装置により冷却した冷却空気流が循環するようにしたため、各密閉した空間内では発熱に差が生じても、簡易な補助冷却装置により冷却した冷却空気流によって全体を効率的に冷却することができる。
また請求項2に記載の本発明による特殊車両用インバータ装置は、密閉筐体の内部に形成した外気開放型の空間の内部に、インバータ装置に冷却媒体を供給するポンプと熱交換器を配置しているため、密閉型の空間内に配置した主用発熱機器においてはそれぞれに適した冷却システムを構築することができるし、密閉筐体としては外気開放型の空間を含めて全体として効率的に設計することができ、また密閉筐体内に収納したポンプと熱交換器によって外観上もすっきりとした全体構成とすることができる。
さらに請求項3に記載の本発明による特殊車両用インバータ装置は、補助冷却装置としては種々の構成のものを使用することができるが、密閉筐体内に収納したポンプと熱交換器による冷却媒体循環路による接続した補助冷却装置とすることによって、冷却システム全体を簡単に構成することができる。
さらに請求項4に記載の本発明による特殊車両用インバータ装置は、整流ユニットを配置した空間内に、補助冷却装置と送風手段とを設けているため、インバータ装置に次ぐ発熱機器である整流ユニットを効果的に冷却することができると共に、密閉筐体内に収納したポンプと熱交換器による冷却媒体循環路に接続した補助冷却装置とすることができ、各密閉した空間内のバランスをとりながら冷却を行なうことができ、これによって冷却システム全体を簡単に構成することができる
さらに請求項5に記載の本発明による特殊車両用インバータ装置は、密閉筐体を複数空間に区分する際に上下方向に一段の密閉筐体にすることもできるが、上下方向および幅方向に多段多列とし、そのうちの下部に位置した密閉型の空間にインバータ装置を配置したため、主要な発熱機器であるインバータ装置を下段に配置することにより、上段には比較的発熱量の少ないその他の構成機器を配置して簡易な補助冷却装置による冷却を行うことが可能になり、一方、下段ではポンプと熱交換器によりインバータ装置を効率的に冷却することができるようになる。
以下、本発明の最良の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本発明の一実施の形態による特殊車両用インバータ装置の正面図および斜視図である。
特殊車両用インバータ装置は、密閉筐体1内を上下方向に二段、幅方向に三列、合計6つに区分された空間28a、28b、28c、28d、28e、28f内に各種構成機器を配置して構成されている。下段の空間28aは周囲空間に開放された外気開放型であるのに対して、他の空間28b〜28fは周囲空間から密閉された密閉型としている。密閉筐体1は様々な構造物として製作することができるが、ここでは溶接により形成したベース部23と、このベース部23上にボルトまたはリベット等の固定手段で固定した底板24と、この底板24上に幅方向に所定の間隔を保持してそれぞれ固定した4枚の側板25a〜25dと、上下方向を二分する棚板26と、最上部に配置した天井板27とをそれぞれ固定することにより構成している。この密閉筐体1の背面側にはボルトによって取り外し可能に設けたカバーが取り付けられ、また正面側には図示しない開閉可能な扉が付加されている。
図1に示した下段の左方に位置する空間28aは、上述したように周囲空間に対して開放された外気開放型の構成であり、その内部側には冷却媒体、例えば凍結防止用冷却水を冷却するための熱交換器3と、冷却媒体を循環させるためのポンプ2が直列に接続されて配置されている。また、空間28aを形成する側壁部には、側面図である図3に示すように背面側に空気流が通過可能な防護網22が設けられ、また前面下方にはダクト7が設けられ、密閉筐体1外の別の場所に設置したファンなどにより防護網22から入り込んで熱交換器3に作用させた後、ダクト7から排出する空気流を形成するようにし、この空気流によって湿気を除去したり熱交換器3の冷却を行っている。
空間28aの上方部に位置する空間28fには、その下方部分にファンなどの補機を制御するための制御機器11、20が配置され、上方部分にはこれら制御機器11、20の電源スイッチ13が設けられている。詳細な図示を省略しているが制御機器11、20の下部には冷却フィンが設けられ、この冷却フィンは空間28a側にまで突出され、上述した防護網22から吸入した空気流の一部が作用して制御機器11、20の冷却を行うようにしている。このように熱交換器3を冷却および湿気除去のために形成した空気流を利用して、制御機器11、20の動作時における発熱を抑制することができるので、全体としての冷却システムの構成を簡略化することができる。この空間28fの外壁部にはサージタンク5が取り付けられており、後述する冷却媒体の温度変化による体積変化を吸収するようにしている。
下段の残りの空間28b、28cはほぼ同様の構成であり、特殊車両を駆動するモータを制御するためのインバータ装置4a、4bがそれぞれ配置され、このインバータ装置4a、4bは主要な発熱機器であるため、その冷却媒体循環路に冷却媒体を供給することによって冷却する構成、例えば水冷式インバータ装置を構成している。この両空間28b、28cの下方部分には、特に図2に示すように空間28aから同じ下段の空間28b、28cまでまたがってほぼ直線的に延びたステンレス製の戻り側主配管10aと送り側主配管10bがほぼ並行に配置されている。これら戻り側主配管10aおよび送り側主配管10bは、空間28a内に配置したポンプ2および熱交換器3を有する冷却媒体循環路の主循環路を形成するもので、この戻り側主配管10aの一端部側は冷却媒体循環路の戻り側に、また送り側主配管10bの一端側は上述した冷却媒体循環路の送り側にそれぞれ連結されている。
空間28b内に位置する一対の戻り側主配管10aと送り側主配管10bには、分岐管18a、18bの一端がそれぞれ連結され、分岐管18a、18bの他端はそれぞれカプラ19を用いてインバータ装置4aの冷却用として付加した冷却媒体循環路の両端にそれぞれ連結され、こうして冷却媒体の主循環路にインバータ装置4aの冷却用循環路が接続されている。また空間28c内に位置する一対の戻り側主配管10aと送り側主配管10bには、同様に分岐管18c、18dの一端が連結され、分岐管18c、18dの他端はそれぞれカプラ19を用いてインバータ装置4bの冷却用として付加した冷却媒体循環路の両端にそれぞれ連結され、こうして冷却媒体の主循環路にインバータ装置4bの冷却用循環路が接続されている。
上段の右側に位置した空間28dには、その下方部分にインバータ装置4a、4b用の整流ユニット6が配置され、上方部分にはインバータ制御装置12が配置されており、この整流ユニット6は発熱機器であるため、その冷却媒体循環路に冷却媒体を供給することによって冷却する構成、例えば水冷式整流ユニットとして構成されている。空間28cの背面側では、図2に示すように戻り側主配管10aおよび送り側主配管10bからそれぞれ分岐したステンレス製の分岐管21a、21bが側板25cに沿って立ち上げた後、フレキシル部分を有する可撓配管18e、18fにそれぞれ連結されている。この可撓配管1e、18fの先端部は空間28dに位置し、その先端にそれぞれカプラ19を介して整流ユニット6の冷却媒体循環路の両端にそれぞれ連結されている。
また空間28dには、側板25cに取り付けた補助冷却装置8aと、その側部近傍に配置し横方向に通風するためのファンなどの送風手段8bが配置されている。補助冷却装置8aの両端には、図2に示すように戻り側主配管10aおよび送り側主配管10bからそれぞれ分岐し立ち上げたステンレス製の分岐管9a、9bの上端がそれぞれ連結されている。
上述したように戻り側主配管10aおよび送り側主配管10bにそれぞれ一端を接続した各分岐管18a〜18fは、可撓性を有する可撓配管で形成すると共に、その端部接続部にカプラ19を設けているため、万一、インバータ装置4a、4bの障害発生時には正面側からカプラ19による接続部分をワンタッチで切り離し、各分岐管18a〜18fの可撓性を利用して各分岐管18a〜18fを支障のない適当な位置へ折り曲げ、インバータ装置4a、4bを取り出したり点検したりすることが可能である。
また上段の中間に位置する空間28eには、リレーおよびスイッチ類などがユニット化されて正面側から組み込まれている。
上述したように各空間28b〜28fは、ポンプ2および熱交換器3を配置した空間28aとは分離された密閉空間を形成しているが、空間28bと空間28e間を仕切る部分の棚板26と、空間28eと空間28fを仕切る部分の側板25bの上下部と、空間28eと空間28dを仕切る部分の側板25cと、空間28dと空間28cを仕切る部分の棚板26と、空間28cと空間28bを仕切る部分の側板25cには、通風部15、16、17で代表して例示したような通気口によって一連の冷却空気流を形成可能にしている。この一連の冷却空気流は、補助冷却装置8aで冷却された空気を送風手段8bによって強制循環して形成され、各空間28b〜28fの発熱部に対して冷却作用を与えるようにしている。補助冷却装置8aで冷却された空気は、送風手段8bにより空間28eの下部……空間28f……空間28fの上部……空間28e……空間28d……空間28c……空間28b……空間28eの順に循環し、空間28aを除く各空間28b〜28f内に配置した主要な発熱機器であるインバータ装置4a、4bは勿論、その他の発熱機器を冷却することになる。
このような特殊車両用インバータ装置によれば、密閉筐体1を複数空間に区分し、各空間にインバータ装置4a、4bおよび整流ユニット6などの主用発熱機器を分散配置するようにしたため、冷却媒体の循環による冷却システムを効率的に利用することができ、容量の小さなポンプ2および熱交換器3などで冷却システムを構築することができる。望ましくは、主要な発熱機器としてのインバータ装置4a、4bおよび整流ユニット6を、それぞれ異なる空間に配置することによって効率の良い冷却システムとすることができる。また、密閉筺体1を密閉構造としても高価な冷却システムを設けることなく発熱を分散して抑制することができ、過酷な環境下における塵埃や雨水が筐体内に侵入にすることで電子部品あるいは電子機器の性能劣化を誘発する恐れが無く、長期に亘り安定且つ安全に使用することができる。
また密閉筐体1を複数空間に区分する際に、上下方向に一段の密閉筐体1にすることもできるが、上下方向に多段で幅方向に多列とし、主要な発熱機器であるインバータ装置4a、4bを下段の空間28b、28cにそれぞれ配置しているため、同じく下段の空間28aに配置したポンプ2および熱交換器3から冷却媒体循環路を通して供給された冷却媒体により効率よく冷却することができる。また、上段に比較的発熱量の少ない構成機器を配置することにより、簡易な補助冷却装置8aである冷却システムによって簡単に冷却することができる。
さらに、複数の空間に配置する各構成機器はポンプ2や熱交換器3を含めて任意の位置に配置することができるが、主要な発熱機器であるインバータ装置4a、4bを下段の空間28b、28cにそれぞれ配置し、同じ下段に位置する下段の空間28aをポンプ2や熱交換器3を配置するために利用すると、上下の幅方向空間数を同じにすることができ、全体としてすっきりとしスペースファクターの良い密閉筐体1とすることができ、外観上も望ましいものにすることができる。
さらに、幅方向に複数の空間を形成し、その一つはポンプ2および熱交換器3を配置した外気開放型とし、その他の空間の隣接方向にほぼ直線的に延びた戻り側主配管10aおよび送り側主配管10bを並置して冷却媒体循環路を形成したため、特殊車両用インバータ装置の構成機器が増加し幅方向に空間を増設する場合でも、これらの戻り側主配管10aおよび送り側主配管10bの軸長を延長することによって容易に対処することができる。また必要に応じて設けることになる分岐管18a〜18fは、戻り側主配管10aおよび送り側主配管10bの軸方向に異なる位置からそれぞれ分岐して設けることができるので、冷却システムの主要な構成である冷却媒体循環路の構成を整然とまた簡潔にすることができる。
上述の説明からも分かるように、密閉筐体1は主要な発熱機器の分散配置のために少なくとも複数の密閉型空間を有していれば良く、様々な構成を採用することができる。例えばポンプ2および熱交換器3は密閉筐体1外に別置し、密閉型空間内に冷却媒体循環路を導入するようにしても良いが、ポンプ2および熱交換器3のために外気開放型の空間を密閉筐体1に一体的に形成するようにすると、密閉筐体1を複雑な構成にすることなく、各構成機器の多くを収納することができる。従って、密閉筐体1の構成に際しては、幅方向のみに複数の密閉型空間を形成するのか、上下方向のみに複数の密閉型空間を形成するのか、上下方向および幅方向にそれぞれ複数の密閉型空間を形成するのか、さらに外気開放型の空間も一体的に構成することを選択することになる。また、ポンプ2および熱交換器3などによって冷却システムを構成しているが、ポンプ2は常時運転状態であるため二重化してシステムの信頼性を向上することもできる。
図4は、本発明の他の実施の形態による特殊車両用インバータ装置を示す正面図である。
この実施の形態で密閉筐体1は、上下方向に二段、幅方向に三列で全体として6つの空間28a〜28fとしている点で先の実施の形態と同様であるが、冷却システムの構成が異なっている。下段の空間28b内にはインバータ装置4aを配置し、また下段の空間28c内にはインバータ装置4bを配置し、上段の空間28d内にはインバータ装置4a、4b用の整流ユニット6を配置している。インバータ装置4a、4bは、空冷式のもの、もしくはヒートパイプを使用したもの、あるいは圧縮空気の気化熱を利用したチラーユニットを使用した冷却手段30a、30b、30cを有する冷却方式としている。上段の冷却システム30cは、整流ユニット6の専用として使用しても良いし、図1の場合と同様に各空間28d〜28fの側板を25b、25cに形成した通風部により一連の冷却空気流を循環するようにし、上段の各空間28d〜28fを共通に冷却しても良い。また、冷却手段30a、30b、30cとしては、上述した冷却システムの構成に、空間28a内に配置したポンプ2および熱交換器3に連結した簡易な補助熱交換器を併設して構成することもできる。
このような特殊車両用インバータ装置によれば、先の実施の形態の場合と同様に密閉筐体1を複数空間に区分し、各空間にインバータ装置4a、4bおよび整流ユニット6などの主用発熱機器を分散配置するようにしているため、冷却媒体の循環による冷却システムを効率的に利用することができ、容量の小さな冷却システムとすることができる。望ましくは、主要な発熱機器としてのインバータ装置4a、4bおよび整流ユニット6とを、それぞれ異なる空間に配置することによって効率の良い冷却システムとすることができる。また密閉筐体1を複数空間に区分する際に、上下方向に多段で幅方向に多列とし、主要な発熱機器であるインバータ装置4a、4bを下段にそれぞれ配置し、上段に比較的発熱量の少ない構成機器を配置するようにしたため、下段に配置したインバータ装置4a、4bを効率的に冷却することができ、上段に配置した機器で発熱が生じたとしても簡易な冷却手段によって冷却を行なうことができる。
図5は、本発明のさらに他の実施の形態による特殊車両用インバータ装置を示す正面図である。
この実施の形態で密閉筐体1は、上下方向に二段、幅方向に三列で全体として6つの空間28a〜28fとしている点で先の実施の形態と同様であるが、冷却システムの構成が異なっている。下段の空間28b内にはインバータ装置4aを配置し、また下段の空間28c内にはインバータ装置4bを配置し、上段の空間28d内にはインバータ装置4a、4b用の整流ユニット6を配置している。インバータ装置4a、4bは、空冷式のもの、もしくはヒートパイプを使用したもの、あるいは圧縮空気の気化熱を利用したチラーユニットを使用したものや、その他を利用した共通の冷却手段30aを有した冷却方式としている。空間28bと空間28c間の側板25cには上下に一対の開口などの通風部31a、31bが形成され、この冷却手段30aのファンによって一連の冷却媒体の循環路を構成している。このような特殊車両用インバータ装置によれば、図4に示した実施の形態の場合とほぼ同様の効果を得ることができる。
図4および図5に示した特殊車両用インバータ装置の冷却システムの構成としては、図1に示した空間28a内に配置したポンプ2および熱交換器3から構成した冷却システムを用いて少なくともインバータ装置4a、4bを冷却するようにし、冷却手段30a、30b、30cを他の方式の冷却システムとしてポンプ2および熱交換器3を省略したり、ポンプ2および熱交換器3から構成した冷却システムの補助熱交換器によって冷却手段30a、30b、30cを構成したりすることができ、各冷却システムの能力と各構成機器の発熱量に応じて選択することができる。
本発明による特殊車両用インバータは、図示の構成に限らずその他の構成の特殊車両用インバータにも適用することができる。
本発明の一実施の形態による特殊車両用インバータの正面図である。 図1に示した特殊車両用インバータの斜視図である。 図1に示した特殊車両用インバータの側面図である。 本発明の他の実施の形態による特殊車両用インバータの概略構成を示す正面図である。 本発明のさらに他の実施の形態による特殊車両用インバータの概略構成を示す正面図である。
符号の説明
1 密閉筐体
2 ポンプ
3 熱交換器
4a、4b インバータ装置
5 サージタンク
6 整流ユニット
7 ダクト
8a 補助冷却装置
8b 送風手段
9a、9b 冷却配管
10a 戻り側主配管
10b 送り側主配管
11 制御機器
12 制御装置
13 電源スイッチ
14 リレーユニット
15〜17 通風部
18a〜18f 可撓配管
19 カプラ
20 制御機器
21a、21b 冷却配管
22 防護網
23 ベース
24 底板
25a〜25d 側板
26 棚板
27 天井板
28a〜28f 空間
30a〜30c 冷却手段

Claims (5)

  1. インバータ装置およびその整流ユニットを含む構成機器を密閉筐体内部に収納して構成した特殊車両用インバータ装置において、前記密閉筐体内部を複数の密閉した空間に区分し、この複数の空間に前記インバータ装置と前記整流ユニットとを分散配置し、前記密閉された空間の少なくとも一つの空間に補助冷却装置を配置し、前記インバータ装置と前記整流ユニットを分散配置した各空間を連通する通風部を形成すると共に、前記補助冷却装置により冷却した冷却空気流を前記通風部を介して循環する送風手段を設けたことを特徴とする特殊車両用インバータ装置。
  2. インバータ装置およびその整流ユニットを含む構成機器を密閉筐体内部に収納して構成した特殊車両用インバータ装置において、前記密閉筐体内部を複数の空間に区分し、この複数の空間の一つに冷却媒体循環路中の冷却媒体を循環するためのポンプと熱交換器を配置すると共に、この一つの空間を外気開放型として構成し、他の複数の空間を密閉型として構成し、この密閉した複数の空間に前記インバータ装置と前記整流ユニットを分散配置し、前記インバータ装置は、前記冷却媒体による冷却方式として構成して前記冷却媒体循環路に接続したことを特徴とする特殊車両用インバータ装置。
  3. 前記密閉した空間の一つに補助冷却装置を配置し、この補助冷却装置を前記冷却媒体循環路に接続したことを特徴とする請求項2に記載の特殊車両用インバータ装置。
  4. 前記整流ユニットを配置した空間内に、前記冷却媒体循環路に接続して配置した補助冷却装置と、補助冷却装置により冷却した冷却空気流を循環送風する送風手段とを設け、前記密閉型の各空間に前記送風手段による冷却空気流を循環させる通風部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の特殊車両用インバータ装置。
  5. 前記密閉筐体内部は、上下方向および幅方向に複数の空間に区分すると共に、前記密閉型とした空間も上下方向および幅方向に複数形成し、下段に位置する前記密閉型の空間に前記インバータ装置を配置したことを特徴とする請求項2に記載の特殊車両用インバータ装置。
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