JP4690710B2 - 減速機構付き電動モータ - Google Patents
減速機構付き電動モータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP4690710B2 JP4690710B2 JP2004346370A JP2004346370A JP4690710B2 JP 4690710 B2 JP4690710 B2 JP 4690710B2 JP 2004346370 A JP2004346370 A JP 2004346370A JP 2004346370 A JP2004346370 A JP 2004346370A JP 4690710 B2 JP4690710 B2 JP 4690710B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- magnet
- sensor
- rotation
- speed reduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
このようなアクチュエータの減速機構は、モータの回転軸に取り付けられたウォームギヤから平歯車、ピニオンギヤにより減速され出力軸を駆動する構成が用いられる。出力軸にはワイパアームを動作させるリンク機構や流路調節弁が取り付けられる。
このようなアクチュエータでは、ワイパアームや弁の揺動運動を行うにあたりより精度良く揺動運動を行うため、出力軸の回転位置を検出する必要がある。そのため、減速機構付き電動モータには、出力軸の回転角度を検出するためのセンサが設けられている。
また、出力軸の回転位置を検出する構成として非接触式のセンサも用いられる。このような減速機構付き電動モータとしては、特開2002−262515号公報に示すような、出力軸の絶対位置を示すためのセンサを設けたものが知られている。
これは、モータ回転軸に設けられた多極着磁磁石の磁気をホールセンサにより検出することで出力軸の相対位置を検出し、出力軸と一体に設けられた減速用歯車に磁石を取付け、その磁石の磁気をホールセンサで検出して出力軸の絶対位置を検出するものである。
ブラシを用いた構成では接触式であるために長寿命化、高信頼性化に限界があり、ブラシや印刷抵抗等のばらつきにより初期位置設定や位置検出の高精度化にも限界がある。
そのため、ホールセンサを用い非接触式で検出する構成が用いられる。この構成は非接触式であるため長寿命化や高信頼性といった面では有利だが、センサやマグネット、検出回路等が比較的高価になり低価格化について問題が残る。
また、空気調整装置等では一つの装置に対しいくつかのアクチュエータが用いられる。駆動する弁により回転角制御が異なるが、アクチュエータとしてはできるだけ汎用性を保つことが要求される。
本願発明の目的は、これら課題を解決し長寿命、高信頼を有しつつ高精度に出力軸の初期設定や回転位置検出ができ、また小型化、低価格化可能な減速機構付き電動モータを提供するものである。
ここで、第一の磁極群は円周上に複数の磁極が交互に着磁された円環状の磁石であったり、単極がセンサに対向するよう磁石片が同心円上に等間隔で並べられたものであってもよく、センサにより所定周期を持って複数の山を有する波形を出力する構成であればよい。そして、第二の磁極群は円環状の磁性体の一部分に着磁されたものや、一つの磁石片に着磁されたもので、一回転の間にセンサにより一つの山が検出されるような構成であればよい。さらに第一の磁極群は一方の単極(NまたはS極)がセンサ側に位置し、他方の単極(SまたはN極)はセンサ側の極を介してセンサに対向するものである。
このような構成でセンサはそれぞれのギヤが一回転する間に、磁気検出出力として所定周期を持った検出波形と一つの山を有する検出波形を合成して出力する。
特に、第二の磁極群はセンサと対向する方向でひとつの例えばN極だけが直接センサと対向し、S極がそのN極を介してセンサと対向する位置にあるため、回転円周方向の磁束が少なく、センサ出力の山を急峻に形成できる。
ここで、一つの歯車と他の歯車はその間に入る減速段数に関係なく回転数比を整数倍に構成する。こうすることで、一つの歯車に設けられた第一の磁石群と他の歯車に設けられた第二の磁石群の位置関係にずれが生じないため、出力軸が多回転の場合でも正確な位置検出ができる。
請求項1に示す磁極群を複数段の減速歯車列を構成する平歯車に設け、センサをその平歯車間に設ける構成とする。
ここで第一の磁石は例えば減速歯車列の平歯車に同心で設けられた環状磁石で、NS交互に複数着磁されたような構成である。また、その磁石は歯車上に載置されるか、歯車と一体に回転するフランジのようなものに載置されたものも含む。
第二の磁石も同様であるが、磁気を発生させる手段として環状磁性体の一部領域を着磁させたり、小片状の磁石を用いても良い。
この構成によれば、次減速段あるいは数減速段後の、隣り合い軸方向に重なった平歯車の間に磁気センサを配置したので部品の配置効率がよく小型化が可能となる。また、同一のセンサを介して第一の磁石と第二の磁石を対向させたので、異なる磁石の磁気を一つのセンサで検出可能となるため低価格化でき、やはり装置の小型化が可能となる。
さらに、第二の磁石は平歯車の回転軸方向にN極、S極が一極ずつ着磁され、センサには一極のみが直接対向する構成である。このような構成ではセンサに対する磁束の作用を比較的容易に調整可能で、センサ出力の時間軸に対する幅を狭くして環状磁石によるセンサ出力の周波数を高くすることが可能となる。
請求項6に示す構成は、上述の請求項2に示すものをより具体的に現したもので、モータ回転軸から出力軸のあいだに平歯車による複数段の減速歯車列を有する減速機構付き電動モータにおいて、一つの平歯車の一面側に設けられ回転円周上に等間隔で複数の磁極が着磁された環状磁石からなる第一の磁石と、前記一つの平歯車と回転軸が平行で前記一面側と対向する面側を有する他の平歯車で、その対向する面側に設けられその回転円周上の所定範囲に形成され前記第一の磁石と対向する第二の磁石と、前記第一の磁石に平歯車回転軸方向で対向すると共に前記第二の磁石とその軸方向で対向して両磁石の間に配置された第一の磁気センサとを有し、前記一つの歯車と前記他の歯車の回転数比が整数倍となっていることを特徴とする。
この構成により請求項2の構成で得られるのと同様の作用効果が平歯車を用いた減速機構により得られる。第一、第二の磁石の構成は請求項5に示すものと同様である。
さらに請求項7記載の構成によれば、第一あるいは第二のセンサ出力周波数を高くすることができ、出力軸の回転位置検出精度をより高めることができる。
請求項8に示す構成は、請求項4乃至7に記載の構成に請求項3に記載した構成をより具体化して加えたものである。
また、回転検出として位相検出用に2つのセンサを用いる場合、その位相差出力を用いて高精度な初期位置設定、位置検出が可能となる。
さらに初期位置設定や位置検出としての構成が簡素なものなので、汎用性の高い装置とすることが可能である。
図1は減速機構付き電動モータとして、例えば車載用空調装置等に用いるアクチュエータの正面図を示し、ハウジングの一部の記載を省略して内部構成を示したものである。
図2は図1に示すアクチュエータの側面図で、本願発明の構成の特徴となる部分を示したものである。
図3は本願発明の特徴となる構成をさらに抜き出し、(イ)にその正面図、(ロ)に側面図を示したものである。
図4は本願発明の構成による初期設定の動作を示し、(イ)にセンサ出力を示し、(ロ)にセンサ出力をデジタル波形整形し初期設定を行う状態を示す。
アクチュエータ1は下ケース2と上ケース3により箱状に形成され、内部に駆動用モータ22、減速歯車列となるウオームギヤ11、第一中間ギヤ12、第二中間ギヤ13および出力軸14cを有する出力ギヤ14、そして基板21が収容されている。基板21は減速歯車の回転を検出するための回路を構成する。
下ケース2はケースの底面を構成する底板2aとその底板2aの外周に形成された外周壁2bにより浅いカップ状に形成され、外周壁2bにはこのアクチュエータ1を各種装置へ取り付けるための取付フランジ2dが設けられている。上ケース3は図を見やすくするため破線でその外形を示し、説明を省略する。
このアクチュエータ1の減速歯車列は、モータ22の回転軸22cに取り付けられたウオームギヤ11、第一中間ギヤ12、第二中間ギヤ13および出力ギヤ14で構成されている。第一中間ギヤ12、第二中間ギヤ13はそれぞれ底板2aに形成された支持ボス2i、2hに回転支持されている。
第一中間ギヤ12は大ギヤ12aと小ギヤ12bが一体に形成され、所定の減速比になるよう歯数が決定される。また、第二中間ギヤ13も同様に大ギヤ13aと小ギヤ13bで形成されている。
ウオームギヤ11は第一中間ギヤ12の大ギヤ12aと噛み合い、小ギヤ12bが第二中間ギヤ13の大ギヤ13aと噛み合う。さらに、第二中間ギヤ13は小ギヤ13bが出力ギヤ14の大ギヤ14aと噛み合う。第一中間ギヤ12から出力ギヤ14までは平歯車とピニオンギヤが用いられ、それらの回転軸は底板2aに対し垂直でそれぞれ平行している。
基板21は印刷配線板で、モータへ駆動電流を供給する回路パターンが形成され、また減速歯車や出力ギヤの回転を検出するホールセンサが搭載され、そのための回路も形成されている。基板21にはまた、このアクチュエータ1を制御する制御機器からの信号や電源等を接続するコネクタ21bが取り付けられ、下ケース2にはコネクタを固定する取付リブ2cが形成されている。
この基板21は、出力ギヤ14の大ギヤ14aと第二中間ギヤ13の大ギヤ13aの間に挟まれるよう配置され、基板取付軸2fにより底板2aに固定されている。特に、磁気センサが搭載される部分は出力ギヤ14と第二中間ギヤ13が回転軸方向で重なる領域に配置される。
第二中間ギヤ13は出力ギヤ14の大ギヤ14aと噛み合うために円柱状に形成された小ギヤ13bと、小ギヤ13bの片端部に円盤鍔状に形成されたフランジ部13dおよびフランジ部13dの外周に形成され、第一中間ギヤ12と噛み合う大ギヤ13aで形成されている。
フランジ部13dの出力ギヤ14側には、回転軸と同心に円周方向で複数のNS極が形成された環状磁石16とヨーク板17が取り付けられている。ヨーク板17は環状磁石16とフランジ部13dの間に配置され、環状磁石16の磁束を後述のホールセンサに作用
させるためのバックヨークとして機能している。本実施例では磁極は24極とし、約15度の着磁開角で環状に磁石を構成している。またその内径を約40mm、外径を約50mmとし、旋回半径は最外周で25mmである。
フランジ部14dの第二中間ギヤ13側には、出力軸方向にNS2極に着磁された磁石片18とヨーク片19が取り付けられている。本実施例では第二中間ギヤ13側をN極とする。ヨーク片19は磁石片18とフランジ部14dの間に取り付けられ、磁石片18の磁束をやはり後述のホールセンサへ作用させるバックヨークとして機能している。
磁石片の大きさは開角で約8度であるが、その幅は環状磁石16の一つの磁極の幅より小さくする。これは、出力ギヤ14の回転が第二中間ギヤ13より遅いためである。また、ヨーク片19の大きさは磁石片18ややより大きく、磁石片18がはみ出さないよう形成する。
この磁石片18は、環状の磁性体の一部領域を着磁し、その環状磁性体を出力軸14cと同心に配してもよい。環状磁性体を用いた場合はその取付が容易となる。また、小片である磁石片18を用いると、形状や厚み(例えば円周方向の幅や板厚)の調整によりホールセンサの出力調整が比較的容易にできる。
基板21は軸方向に対して第二中間ギヤ13と出力ギヤ14の間に位置し、それぞれのフランジ部13d、14dと平行になるよう取り付けられる。軸方向から見て第二中間ギヤ13と出力ギヤ14が重畳する部分には第一開孔21cが設けられ、その近傍にさらに第二開孔21dが設けられている。開孔21c、21dには磁気センサとして第一ホールセンサ31と第二ホールセンサ32が取り付けられる。このときホールセンサの位置は第二中間ギヤ13の回転軸を中心として37.5度の開角で、第二中間ギヤ13の回転軸に対し同心円周上に取り付けられる。
第一ホールセンサ31は磁石片18と環状磁石16の旋回範囲でそれぞれが重なる位置に配置し、第二ホールセンサ32は環状磁石16の旋回範囲内で、磁石片18の旋回範囲には入らないよう配置する。このように配置することにより、第一ホールセンサ31は環状磁石16と磁石片18両方の磁気を検出し、第二ホールセンサ32は磁石片18の影響はほとんど受けないで環状磁石16の磁気を検出する。
図4は上述の実施例に用いられるホールセンサのアナログ出力およびそのアナログ出力を波形整形してデジタル化したもので、出力波形により出力軸の位置に対応する磁石片を検出して出力軸の初期位置を設定する動作を示す。
出力軸14cの初期位置を設定するためモータ22を回転駆動させると、減速歯車列の減速比に従ってそれぞれのギヤが回転を始める。この場合第二中間ギヤ13は図面時計周り方向(CW方向)に回転するようモータを回転させる。
第二中間ギヤ13がCW方向に回転すると、出力ギヤ14が反時計方向(CCW方向)へ回転し、出力ギヤ14に取り付けられた磁石片18の磁気がホールセンサ31により検出される。そのときの出力波形は同図Cに示す第三出力のようになる。磁石片18は環状磁石16に対しホールセンサ31をはさんで反対側に、かつN極が下向きになるよう取り付けられているため、図中時間軸より下側がN極検出波形となる。そして、磁石片18は回転軸方向に着磁されているためホールセンサ31で検出される波形は出力ギヤ14が一回転、すなわち出力軸14cが一回転する間に、ピークP3を有する一つの波形のみ現れる。
ホールセンサ31、32のアナログ出力がデジタル出力へ波形整形された状態を図4(ロ)に示し、同図Dは第一出力Aおよび後述の第四出力Dが波形整形された第一デジタル出力を、同図Eは第二センサ出力Bが波形整形された第二デジタル出力を示す。
ここで、アクチュエータ1が作動してモータ22により第二中間ギヤ13がCW方向へ回転し、ホールセンサ31により第一出力Aが検出されているとする。そのとき、出力ギヤ14のCCW方向への回転により磁石片18が第一ホールセンサ31に近づき、第一ホールセンサ31は第三出力Cとなる磁界の影響を受ける。
ここで磁石片18は第三出力CのピークP3は第一センサ出力AのピークP1と合うよう出力ギヤ14のフランジ部14dに取り付けておく。また、この第三出力Cは磁石片18の大きさ、磁化させた際の磁力、第一ホールセンサ31との距離等を調整することにより波形を最適化する。
一方、第二ホールセンサ32は磁石片18の影響を受けないため、第二出力Bは固有の周期通り波形が出力され、波形整形された後連続した立ち上がりy1、立ち下がりy2となる第二デジタル出力Eとなる。
磁石片18を出力ギヤ14に対する特定位置(例えば出力軸14dに設けられたDカットやIカットに対応する位置)に取り付けておけば、出力軸がどの回転位置にあるか検出できることとなり、この立ち上がり位置y1を初期位置(IP)として設定することができる。そして、そこから第二デジタル出力Eのパルスをカウントして出力軸14cの回転角を検出できるようになる。
さらに、初期位置設定(IP位置検出)とパルス数カウントによる回転位置検出を第二デジタル出力Eのみで行えば、それぞれを異なる検出出力で行うより検出精度がより高まることになる。
本実施例では第二中間ギヤ13と出力ギヤ14は連続した歯車列であるが、この間に歯車を入れて減速する場合も考えられる。この場合でも環状磁石16と磁石片18が取り付けられた歯車同士の減速比(回転数比)を整数倍としておけばよい。
この場合、第一デジタル出力Dの立ち下がりy2を検出した後タイマで時間を計測し、所定時間内に立ち上がりy1を検出することで出力ギヤ14の回転を検出し、所定時間内に立ち上がりy1が検出されないときに、その時点で磁石片18が所定位置に到来したと検出する。
例えば減速歯車による減速段数、減速比等は適宜定めることができ、それにより環状磁石の着磁極数、磁石片の大きさ、ホールセンサとの間隔等もそれぞれの状態に合わせた設定が可能である。さらに、本願ではホールセンサを連続して噛み合うギヤの間に配置したが、回転軸方向に重畳する位置にあるギヤの間であれば連続して噛み合うギヤの間でなくとも同様の作用効果が得られるものである。
また、センサとして本実施例ではホールセンサでアナログ波形を出力するものとしたが、波形整形を同時に行いデジタル波形を出力するセンサでも良く、また磁気に感応してアナログ、デジタル等の出力を行うものであればホールセンサでなく他のセンサでもよい。
2 下ケース
13 第二中間ギヤ
14 出力ギヤ
14c 出力軸
16 環状磁石
18 磁石片
21 基板
31 第一ホールセンサ
32 第二ホールセンサ
Claims (8)
- モータ回転軸の回転を複数段の減速歯車列により減速して出力軸を回転駆動する減速機構付き電動モータにおいて、前記複数段の減速歯車列の一つの歯車と一体に回転しその回転円周上に等間隔で形成された複数の磁極からなる第一の磁極群と、前記一つの歯車とは異なる他の歯車と一体に回転しその回転円周上の所定範囲に形成された第二の磁極群と、前記第一の磁極群と前記第二の磁極群で発生する磁気を同時に検出する第一のセンサを備え、前記第二の磁極群は一つのN極と一つのS極で構成されると共に、前記第一のセンサに対し一つのN極あるいはS極が対向し、他のS極あるいはN極が前記一つのN極あるいはS極を介して第一のセンサと対向するよう構成されたことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
- モータ回転軸の回転を複数段の減速歯車列により減速して出力軸を回転駆動する減速機構付き電動モータにおいて、前記複数段の減速歯車列の一つの歯車と一体に回転しその回転円周上に等間隔で形成された複数の磁極からなる第一の磁極群と、前記一つの歯車とは異なる他の歯車と一体に回転しその回転円周上の所定範囲に形成された第二の磁極群と、前記第一の磁極群と前記第二の磁極群で発生する磁気を同時に検出する第一のセンサを備え、前記一つの歯車と前記他の歯車の回転数比が整数倍で構成されたことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
- 前記第一のセンサで周期的に検出した第一の磁極群の磁気を、異なる位相で検出する第二のセンサを有することを特徴とする請求項1乃至2記載の減速機構付き電動モータ。
- モータ回転軸から出力軸のあいだに平歯車による複数段の減速歯車列を有する減速機構付き電動モータにおいて、一つの平歯車の一面側に設けられ回転円周上に等間隔で複数の磁極が着磁された環状磁石からなる第一の磁石と、前記一つの平歯車と回転軸が平行で前記一面側と対向する面側を有する他の平歯車で、その対向する面側に設けられその回転円周上の所定範囲に形成され前記第一の磁石と対向する第二の磁石と、前記第一の磁石に平歯車回転軸方向で対向すると共に前記第二の磁石とその軸方向で対向して両磁石の間に配置された第一の磁気センサとを有し、前記第二の磁石は前記他の歯車の回転軸と平行方向にN極およびS極が一極ずつ着磁され、この第一の磁気センサは平歯車回転軸方向から見て前記第一の磁石の旋回領域でかつ前記前記第二の磁極の旋回領域に位置し、両磁石の磁気を同時に検出することを特徴とする減速機構付き電動モータ。
- 前記対向する面側に、前記第二の磁石を介して前記第一のセンサと対向する磁性材が設けられたことを特徴とする請求項4記載の減速機構付き電動モータ。
- モータ回転軸から出力軸のあいだに平歯車による複数段の減速歯車列を有する減速機構付き電動モータにおいて、一つの平歯車の一面側に設けられ回転円周上に等間隔で複数の磁極が着磁された環状磁石からなる第一の磁石と、前記一つの平歯車と回転軸が平行で前記一面側と対向する面側を有する他の平歯車で、その対向する面側に設けられその回転円周上の所定範囲に形成され前記第一の磁石と対向する第二の磁石と、前記第一の磁石に平歯車回転軸方向で対向すると共に前記第二の磁石とその軸方向で対向して両磁石の間に配置された第一の磁気センサとを有し、前記一つの歯車と前記他の歯車の回転数比が整数倍であることを特徴とする減速機構付き電動モータ。
- 前記第一の磁石は前記減速歯車列のモータ側平歯車に設けられ、前記第二の磁石は減速歯車列の出力側平歯車に設けられたことを特徴とする請求項4乃至6記載の減速機構付き電動モータ。
- 前記一面側と平行で前記第一のセンサと同一となる面上で、前記第一の磁石に前記回転軸方向で対向し、その回転軸方向から見て前記第一の磁石の旋回領域内でかつ前記前記第二の磁石の旋回領域外に位置し前記第一の磁石の磁気を検出する第二のセンサとを有し、前記第一および第二のセンサは前記第一の磁石の磁極間隔とは異なる間隔で配置されその磁気を異なる位相で検出することを特徴とする請求項4乃至7記載の減速機構付き電動モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004346370A JP4690710B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 減速機構付き電動モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004346370A JP4690710B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 減速機構付き電動モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006158108A JP2006158108A (ja) | 2006-06-15 |
JP4690710B2 true JP4690710B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=36635715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004346370A Expired - Fee Related JP4690710B2 (ja) | 2004-11-30 | 2004-11-30 | 減速機構付き電動モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4690710B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5632622B2 (ja) * | 2009-03-03 | 2014-11-26 | 日本電産サンキョー株式会社 | ギヤードモータ |
JP5446479B2 (ja) * | 2009-06-05 | 2014-03-19 | 株式会社リコー | モータアクチュエータ、給送装置および画像形成装置 |
CN104973019B (zh) * | 2015-08-05 | 2017-07-14 | 浙江三凯机电有限公司 | 一种电动雨刷器 |
FR3145590A1 (fr) * | 2023-02-02 | 2024-08-09 | Valeo Embrayages | Actionneur électromécanique |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002267407A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-18 | Asmo Co Ltd | モータアクチュエータ及びその回転位置検出方法 |
JP2004274804A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-09-30 | Mitsuba Corp | モータ制御方法及びモータ制御装置 |
-
2004
- 2004-11-30 JP JP2004346370A patent/JP4690710B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002267407A (ja) * | 2001-03-14 | 2002-09-18 | Asmo Co Ltd | モータアクチュエータ及びその回転位置検出方法 |
JP2004274804A (ja) * | 2003-03-05 | 2004-09-30 | Mitsuba Corp | モータ制御方法及びモータ制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006158108A (ja) | 2006-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4129875B2 (ja) | 減速機構付き電動モータ | |
JP4964303B2 (ja) | モータの回転位置検出装置 | |
KR20040030057A (ko) | 속도 검출기를 구비한 기어 구동 유닛 | |
JP2009506337A (ja) | 車両のための電動補助駆動装置 | |
JP2004052928A (ja) | 回転式アクチュエータ | |
JP2008160941A (ja) | ワイパモータ | |
WO2018180041A1 (ja) | 電動弁 | |
JP4003754B2 (ja) | リラクタンス電動機のロータ角検出装置 | |
JP2005180456A (ja) | 可変翼型タービンを備えた自動車用内燃機関の可変容量ターボチャージャ | |
JP2008524484A (ja) | スイッチングフラップ装置 | |
JP5495302B2 (ja) | モータ内蔵ローラ | |
JP4690710B2 (ja) | 減速機構付き電動モータ | |
JP2010136588A (ja) | アクチュエータ | |
JP2007107254A (ja) | ドア開閉装置 | |
JP2011095180A (ja) | エンコーダ及びサーボモータ | |
US20050152689A1 (en) | Position detecting device | |
JP2004120815A (ja) | 2自由度アクチュエータ | |
JP4111452B2 (ja) | 減速機構付き電動モータ | |
JP4114876B2 (ja) | 減速機構付き電動モータ | |
JP2004254455A (ja) | 減速機構付き電動モータ | |
JP2006166603A5 (ja) | ||
KR20070113730A (ko) | 스위치드 릴럭턴스 모터 | |
JP2001004403A (ja) | 回転検出センサーとそのセンサーを使用した電動ブレーキ | |
JP4716901B2 (ja) | ギアードモータ | |
JP2792152B2 (ja) | 回転数センサ及び回転数センサを備えた電動モータ型アクチュエータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070727 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101005 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101028 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110208 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110218 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4690710 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |