JP4690281B2 - 情報処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関し、特にデータの圧縮を行う情報処理装置及び情報処理方法に関する。
データを圧縮する技術としてランレングス(連長圧縮)法が知られている。ランレングス法は、連続するデータを、データ一個分の値とその値の連続した個数(長さ)とで表現し直すことで圧縮を行う。ランレングス法を適用したデータ処理の一例としては、MPEG(Moving Picture Experts Group)4における静止テクスチャ符号化のデータ処理がある。
図1は、従来の情報処理装置の構成を示すブロック図である。ここでは、MPEG4における静止テクスチャ符号化により画像データを符号化する例について説明する。情報処理装置101は、静止画のような画像データを入力データとして、当該入力データ符号化し、圧縮して、符号化データを生成する。情報処理装置101は、ウエーブレット変換部102、量子化部103、減算部104、ランレングス処理部105、メモリ111、圧縮制御部107を具備する。
ウエーブレット変換部102は、入力データをウエーブレット変換して、DCサブバンドのデータと三つのACサブバンドのデータとを生成する。図では、ACサブバンドのデータの処理のみを示し、DCサブバンドのデータの処理については省略している。ACサブバンドのデータは、垂直成分が低域(L)で水平成分が高域(H)であるLHサブバンドのデータ、垂直成分が高域(H)で水平成分が低域(L)であるHLサブバンドのデータ、垂直成分が高域(H)で水平成分が高域(H)であるHHサブバンドのデータの三種類である。ウエーブレット変換部102は、LHサブバンドのデータ、HLサブバンドのデータ及びHHサブバンドのデータを、それぞれ量子化部103−1、103−2及び103−3へ出力する。
量子化部103−1は、LHサブバンドのデータを量子化して量子化データとして、減算部104−1へ出力する。同様に、量子化部103−2は、HLサブバンドのデータを量子化して量子化データとして、減算部104−2へ出力する。量子化部103−3は、HHサブバンドのデータを量子化して量子化データとして、減算部104−3へ出力する。量子化は、単一量子化(Single Quant)、多段量子化(Multi Quant)及び2レベル量子化(Bi−level Quant)に例示される。
減算部104−1は、LHサブバンドの量子化データについて、水平方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと次の時刻のデータとの減算)を行い、減算結果としての減算データ121−1をランレングス処理部105−1へ出力する。同様に、減算部104−2は、HLサブバンドの量子化データについて、水平方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと次の時刻のデータとの減算)を行い、減算結果としての減算データ121−2をランレングス処理部105−2へ出力する。減算部104−3は、HHサブバンドの量子化データについて、垂直方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと所定の時刻経過後のデータとの減算)を行い、減算結果としての減算データ121−3をランレングス処理部105−3へ出力する。
ランレングス処理部105−1は、LHサブバンドの減算データ121−1についてランレングス法による圧縮(連長圧縮)を行い圧縮データ122−1を出力する。同様に、ランレングス処理部105−2は、HLサブバンドの減算データ121−2についてランレングス法による圧縮を行い圧縮データ122−2を出力する。ランレングス処理部105−3は、HHサブバンドの減算データ121−3についてランレングス法による圧縮を行い圧縮データ122−3を出力する。
メモリ111−1は、LHサブバンドの圧縮データ122−1を格納し、圧縮制御部107の読み出し命令に基づいて圧縮データ122−1を出力する。同様に、メモリ111−2は、HLサブバンドの圧縮データ122−2を格納し、圧縮制御部107の読み出し命令に基づいて圧縮データ122−2を出力する。メモリ111−3は、HHサブバンドの圧縮データ122−3を格納し、圧縮制御部107の読み出し命令に基づいて圧縮データ122−3を出力する。メモリ111はDRAMに例示される。
圧縮制御部107は、メモリ111−1〜111−3からそれぞれLHサブバンドの圧縮データ122−1、HLサブバンドの圧縮データ122−2及びHHサブバンドの圧縮データ122−3を読み出す。そして、所定の条件に基づく順番でそれらを並べて、符号化データ124として出力する。
図2は、図1の従来の情報処理装置における各データを示すテーブルである。図2(a)は各時間(クロック)毎の各減算データ121の一例を示す。「LH」はLHサブバンドの減算データ121−1、「HL」はHLサブバンドの減算データ121−2、「HH」はHHサブバンドの減算データ121−3をそれぞれ示している。横方向は時間を示し、一番左側を第1クロックとし、一番右側を第14クロックとする。
図2(b)は、図2(a)の各減算データ121に対する各圧縮データ122を示す。「LH」はLHサブバンドの圧縮データ122−1、「HL」はHLサブバンドの圧縮データ122−2、「HH」はHHサブバンドの圧縮データ122−3をそれぞれ示している。横方向は時間を示し、一番左側を第2クロックとし、一番右側を第15クロックとする。各減算データ121ごとにランレングス法による圧縮が行われ、各圧縮データ122が生成されている。図では、各データについて、わかり易さのために上部に減算データの値、下部に減算データの数(ランレングス)を示している。
図2(c)は、図2(b)の各圧縮データ122を格納する各メモリ111の状態を示す。「LH」はLHサブバンドの圧縮データ122−1を格納するメモリ111−1、「HL」はHLサブバンドの圧縮データ122−2を格納するメモリ111−2、「HH」はHHサブバンドの圧縮データ122−3を格納するメモリ111−3をそれぞれ示している。各メモリ111は、各圧縮データ122が時間によっては出力されず飛び飛びで出力されても、それらを詰めて格納している。
図2(d)は、図2(c)の各メモリ111に格納された各圧縮データ122を並べ替えた符号化データ124を示している。「LH」はLHサブバンドを示し、「HL」はHLサブバンドを示し、「HH」はHHサブバンドを示す。圧縮制御部107は、所定の条件に基づく順番で、メモリ111−1〜111−3のデータ(図2(c))を選択し、並べて符号化データ124としている。すなわち、左から最初の三つは「LH」、「HL」、「HH」の順番である。次は、図2(b)の各圧縮データ122において最初にデータが確定した「HH」である。以降、データが確定した順に「LH」、「HL」、「HL」、「LH」、「HL」、「HH」、「HL」、「LH」のように並んでいる。ただし、同時にデータが確定した場合、優先順位の順番は、その格納位置(ポインタ)がその時点でより左側にあるものを優先する。
図1に示す従来の情報処理装置は、各サブバンドごとにメモリ111を設け、それぞれのメモリ111で各圧縮データ122を記憶している。これは、圧縮制御部107において、各サブバンドのデータを所定の条件に基づく順番に並べて符号化データを生成するとき、データの選択の判断や、選択後に並べて符号化データを生成するのに容易だからである。
しかし、このような場合、一度格納されたデータを読み出して符号化データ124を生成するので、符号化データの生成は必ずしもリアルタイムに行われず時間がかかっている。加えて、三つのメモリ111が必要であり、しかも、圧縮率の大きさの変動に備えて各メモリ111のメモリ容量も大きくする必要があり、DRAMのようなメモリを用いている。複数の系列のデータを圧縮して一つの系列の符号化データを得ることが可能な技術が望まれる。符号化データの生成の時間を短縮可能な技術が望まれる。メモリの数や容量を小さくすることが可能な技術が求められる。
特開2005−304055号公報(US08/310146)に符号化方法及び装置が開示されている。この符号化方法は、入力データを符号化するための方法であって、該入力データに応じて、ウェーブレット変換により変換信号を生成する変換ステップ、及び、該変換信号を符号化した入力データを圧縮したデータを得る圧縮ステップからなる。該生成ステップは、少なくとも1個のフィルタを使い該入力データを分割して係数の系列を得るステップを含む。該圧縮ステップは、該係数の系列を最上位ビットから順に複数のビットプレーンに順序付けるステップと、少なくとも符号化の開始時点では、全ての係数を有意でないグループとみなして、該ビットプレーンの符号化を行うステップとを含む。
特開2001−175454号公報に多語連長圧縮装置、動的連長圧縮装置、多語連長解凍装置、動的連長解凍装置、アーカイブ装置、アーカイブ方法およびアーカイブプログラムを記録した媒体が開示されている。この多語連長圧縮装置は、圧縮対象データを単位語毎に取得する圧縮対象データ取得手段と、同取得データ中で同一単位語が連続する数を数える連長計数手段と、同連続するデータを連長であることおよび連続数を示すコードと上記連続する単位語とに置換する連長圧縮手段と、同置換されたデータ中で所定数の単位語が同一の並びで連続する数を数える多語連長計数手段と、同多語で連続するデータを多語連長であることおよび連続数を示すコードと上記所定数の単位語の並びとに置換する多語連長圧縮手段とを具備する。
特開平6−202845号公報に伝送データ圧縮方法および装置が開示されている。この伝送データ圧縮方法は、データ圧縮前のテキストから単位データ長ごとにデータを逐次読み出す。相続く2つのデータが同一かどうかを調べて連続する同一データの連続数を計数する。前記計数の結果である計数値Nが予め定めた値以下のときには前記読み出したN個のデータをそのまま伝送データとし、前記計数値Nが前記予め定めた値より大きいときにはデータ圧縮したことを示す圧縮記号と前記計数値と前記読み出したデータの1つとからなる圧縮データを作成して伝送データとする。前記予め定めた値は前記圧縮データのデータ長を前記単位データ長で割った商と等しい。
特開2005−304055号公報 特開2001−175454号公報 特開平6−202845号公報
従って、本発明の目的は、複数の系列のデータの各々を、圧縮された一つの系列の符号化データにすることが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
従って、本発明の目的は、ランレングス法で圧縮された複数の系列のデータが供給されるとき、それらデータを用いて一つの系列の符号化データを生成することが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
従って、本発明の目的は、ランレングス法で圧縮された複数の系列のデータが並列で供給されるとき、それらデータを用いて一つの系列の符号化データを生成するための時間をより短くすることが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ランレングス法で圧縮された複数の系列のデータが並列で供給されるとき、それらデータを用いて符号化データを生成するための時間をリアルタイムに近づけることが可能な情報処理装置及び情報処理方法を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、ランレングス法で圧縮された複数の系列のデータが並列で供給されるとき、それらデータを用いて符号化データを生成するときに使用されるメモリの数や容量を小さくすることが可能な情報処理装置を提供することにある。
以下に、発明を実施するための最良の形態で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、特許請求の範囲の記載と発明を実施するための最良の形態との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、特許請求の範囲に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、圧縮処理部(5−1〜5−3)と、圧縮制御部(7)とを具備する。圧縮処理部(5−1〜5−3)は、複数の系列のデータ(21−1〜21−3)をそれぞれの系列ごとに圧縮して、それぞれの系列ごとに圧縮データ(22−1〜22−3)を出力する。圧縮制御部(7)は、圧縮処理部(5−1〜5−3)から出力された複数の圧縮データ(22−1〜22−3)を、所定の条件に基づいて一つの系列のデータとして並べてメモリ(11)に格納する。
上記の情報処理装置において、圧縮処理部(5−1〜5−3)は、複数の系列のデータ(21−1〜21−3)のうちの対応するものをランレングス法により圧縮する。
上記の情報処理装置において、メモリ(11)は、複数の圧縮データ(22−1〜22−3)の書き込み位置を指定する複数の書き込みポインタを有する。
圧縮制御部(7)は、複数の書き込みポインタの位置を所定の条件に基づいて指定し、圧縮処理部(5−1〜5−3)から圧縮データ(22)を受信するごとに、複数の書き込みポインタのうち、圧縮処理部(5−1〜5−3)のうちの当該圧縮データ(22)を出力したものに対応するものが指定する位置に、当該圧縮データを格納する。
上記の情報処理装置において、圧縮制御部(7)は、複数の書き込みポインタの各々の位置を、最初は予め設定された順番とし、その後は圧縮データ(22)を圧縮処理部(5−1〜5−3)から受け取った順番とする。
上記の情報処理装置において、メモリ(11)は、圧縮制御部(7)が複数の圧縮データ(22)を読み出す所定の位置を指定する読み出しポインタを有する。圧縮制御部(7)は、読み出しポインタと複数の書き込みポインタのいずれかとの距離が、メモリ(11)の容量に基づいて予め設定された数以上に離れたとき、圧縮処理部(5−1〜5−3)のうちの当該書き込みポインタに対応するものへ制御信号を出力する。当該圧縮処理部(5)は、制御信号に基づいて、複数の系列のデータ(21−1〜21−3)のうちの対応するものにおいて、その予め設定された数でランレングス法の圧縮の数を区切り、圧縮データ(22)を生成する。
上記の情報処理装置において、圧縮処理部(5−1〜5−3)は、複数の系列のデータ(21−1〜21−3)のうちの対応するものにおいて、メモリ(11)の容量に基づいて予め設定された数以上に同じ値が連続したとき、数の位置を区切として圧縮データ(22)を生成する。
上記の情報処理装置において、圧縮制御部(7)よりも前に設けられ、複数の系列のデータ(21−1〜21−3)同士又は複数の圧縮データ(22−1〜22−3)同士の同期を取るタイミング調整部を更に具備する。
上記の情報処理装置において、画像データをウエーブレット変換してDCサブバンドデータと複数のACサブバンドデータとを生成するウェーブレット変換部(2)と、複数のACサブバンドデータを量子化して複数の量子化データを生成する複数の量子化部(3−1〜3−3)と、複数の量子化データのうち水平方向又は垂直方向に隣り合うデータ間で差を取り、複数の系列のデータ(21−1〜21−3)を生成する複数の減算部(4−1〜4−3)とを更に具備する。
上記課題を解決するために本発明の情報処理方法は、(a)複数の系列のデータ(21−1〜21−3)をそれぞれ圧縮して、複数の圧縮データ(22−1〜22−3)を出力するステップと、(b)複数の圧縮データ(22−1〜22−3)を、所定の条件に基づいて一つ系列のデータとして並べてメモリ(11)に格納するステップと、(c)メモリ(11)に格納された複数の圧縮データ(22)を、符号化データ(24)として出力するステップとを具備する。
本発明により、ランレングス法で圧縮されたデータが並列で出力されるとき、それらデータを用いて符号化データを生成するための時間をより短くすることが可能となる。また、それらデータを用いて符号化データを生成するときに使用されるメモリの数や容量を小さくすることが可能となる。
以下、本発明の情報処理装置及び情報処理方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
図3は、本発明の情報処理装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。ここでは、MPEG4における静止テクスチャ符号化により画像データを符号化する例について説明する。情報処理装置1は、静止画のような画像データを入力データとして、当該入力データ符号化し、圧縮して、符号化データを生成する。情報処理装置1は、ウエーブレット変換部2、量子化部3、減算部4、ランレングス処理部5、タイミング調整部6、及びメモリ11、圧縮制御部7を具備する。
ウエーブレット変換部2は、ウェーブレット変換部102と同じである。すなわち、データウエーブレット変換部2は、入力データをウエーブレット変換して、DCサブバンドのデータと三つのACサブバンド(LHサブバンド、HLサブバンド、HHサブバンド)のデータとを生成する。図では、ACサブバンドのデータの処理のみを示し、DCサブバンドのデータの処理については省略している。ウエーブレット変換部2は、LHサブバンドのデータ、HLサブバンドのデータ及びHHサブバンドのデータを、それぞれ量子化部3−1、3−2及び3−3へ出力する。
量子化部3−1〜3−3は、それぞれ量子化部103−1〜103−3と同じである。すなわち、量子化部3−1は、LHサブバンドのデータを量子化して量子化データとして、減算部4−1へ出力する。同様に、量子化部3−2は、HLサブバンドのデータを量子化して量子化データとして、減算部4−2へ出力する。量子化部3−3は、HHサブバンドのデータを量子化して量子化データとして、減算部4−3へ出力する。量子化は、単一量子化、多段量子化及び2レベル量子化に例示される。なお、量子化部3−1〜3−3は一体であっても良い。
減算部4−1〜4−3は、それぞれ減算部104−1〜104−3と同じである。すなわち、減算部4−1は、LHサブバンドの量子化データについて、水平方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと次の時刻のデータとの減算)を行い、減算結果としての減算データ21−1をランレングス処理部5−1へ出力する。同様に、減算部4−2は、HLサブバンドの量子化データについて、水平方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと次の時刻のデータとの減算)を行い、減算結果としての減算データ21−2をランレングス処理部5−2へ出力する。減算部4−3は、HHサブバンドの量子化データについて、垂直方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと所定の時刻経過後のデータとの減算)を行い、減算結果としての減算データ21−3をランレングス処理部5−3へ出力する。減算部4−3は、最初の一周期のデータについては、垂直方向に隣り合うデータが無い。そのため、所定の一周期分のデータ列を予め有し、それに基づいて減算処理を行っても良い。この場合には、他の減算部4−1〜4−2との間で、データの同期がずれることがない。なお、減算部4−1〜4−3は、一体であっても良い。
ランレングス処理部5−1〜5−3は、ランレングス処理部105−1〜105−3と同じである。すなわち、ランレングス処理部5−1は、LHサブバンドの減算データ21−1についてランレングス法による圧縮(連長圧縮)を行い圧縮データ22−1を出力する。同様に、ランレングス処理部5−2は、HLサブバンドの減算データ21−2についてランレングス法による圧縮を行い圧縮データ22−2を出力する。ランレングス処理部5−3は、HHサブバンドの減算データ21−3についてランレングス法による圧縮を行い圧縮データ22−3を出力する。なお、ランレングス処理部5−1〜5−3は一体であっても良い。
タイミング調整部6は、ランレングス処理部5−1〜5−3からそれぞれ出力される圧縮データ22−1〜22−3について、互いの同期を調整する。例えば、減算部4−1、4−2は、水平方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと次の時刻のデータとの減算)を行い、それぞれ減算データ21−1、21−2を算出している。一方、減算部4−3は、垂直方向に互いに隣り合うデータ同士の減算(ある時刻のデータと所定の時刻経過後のデータとの減算)を行い、減算データ21−3を算出している。そのため、ウエーブレット変換部2で同時に出力されたデータは、減算部4−1〜4−3から出力された時点で同期がずれた状態にある。したがって、タイミング調整部6は、圧縮データ22−1、22−2と圧縮データ22−3との間の同期を調整し、圧縮制御部7へ出力する。タイミングを調整する方法については後述する。タイミング調整部6は、FIFO方式のレジスタに例示される。リングバッファ形式で使用される。なお、減算部4−1〜4−3において、減算データ21−1〜21−2に同期ずれが発生しない場合や、同期ずれを他の方法で吸収可能であれば、本タイミング調整部6は不要である。
なお、タイミング調整部6は、減算部4−1〜4−3より後で、圧縮制御部7よりも前に設けていれば良い。例えば、ランレングス処理部5−1〜5−3の直前に設けていれば、各ランレングス処理部5−1〜5−3から出力される圧縮データ22−1〜22−3は同期の取れた状態になる。したがって、その場合、ランレングス処理部5−1〜5−3の後にタイミング調整部6を設ける必要はない。ここで「同期」は、符号化データ24を復号化(デコード)するとき、同時に必要となるデータを同期させるということである。
圧縮制御部7は、タイミング調整部6から出力された圧縮データ22−1〜22−3について、所定の条件に基づく順番でそれらを並べて、メモリ11に格納する。そのとき、圧縮制御部7は、減算データ21−1〜21−3が所定の条件に基づく順番で並ぶように、メモリ11内の各サブバンドのポインタを制御する。そして、メモリ11において読み出し可能な状態になったデータから順番に符号化データ24として出力する。メモリ11における減算データ21−1〜21−3の具体的な並べ方については後述する。
メモリ11は、圧縮制御部7の指令に基づいて、減算データ21−1〜21−3を並べて格納する。メモリ11は、FIFO方式のレジスタに例示される。リングバッファ形式で使用される。格納されたデータは、圧縮制御部により符号化データ24として読み出される。
次に、本発明の情報処理装置の実施の形態の動作(情報処理方法)について説明する。図4〜図13は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。なお、ここでは一例として、第1クロック〜第14クロックまでのデータ処理の様子を、具体的なデータを用いて説明しているが、本発明がこれらに制限されることは無い。
図4〜図13において、(a)は各時間(クロック)毎の各減算データ21の一例を示す。「LH」はLHサブバンドの減算データ21−1、「HL」はHLサブバンドの減算データ21−2、「HH」はHHサブバンドの減算データ21−3をそれぞれ示す。横方向は時間を示し、一番左側を第1クロックとし、一番右側を第14クロックとする。
図4〜図13において、(b)は(a)の各減算データ21に対する各圧縮データ22を示す。「LH」はLHサブバンドの圧縮データ22−1、「HL」はHLサブバンドの圧縮データ22−2、「HH」はHHサブバンドの圧縮データ22−3をそれぞれ示す。横方向は時間を示し、一番左側を第2クロックとし、一番右側を第15クロックとする。各減算データ21ごとにランレングス法による圧縮が行われ、各圧縮データ22が生成される。図では、各データについて、わかり易さのために上部に減算データの値、下部に減算データの数(ランレングス)を示す。
図4〜図13において、(c)は(b)の各圧縮データ22を並べ替えて格納するメモリ11内の状態を示している。ここから読み出されたデータが符号化データ24となる。「LH」はLHサブバンドを示し、「HL」はHLサブバンドを示し、「HH」はHHサブバンドを示す。メモリ11には、各サブバンドのデータに対する書き込みポインタが設定されている。初期状態(図4)として、一番目(最初にデータが可能される場所、図では一番左側)に「LH」サブバンドの書き込みポインタ(LH)、二番目に「HL」サブバンドの書き込みポインタ(HL)、三番目に「HH」サブバンドの書き込みポインタ(HH)が設定されている。圧縮制御部7は、所定の条件に基づく順番で、各圧縮データ22(b)を選択し、並べて符号化データ24としている。そのとき、圧縮制御部7は、圧縮データ22−1〜22−3が所定の条件に基づく順番で並ぶように、メモリ11内の各サブバンドの書き込みポインタを制御する。その並べ方について、以下に説明する。
なお、各図の(c)では、わかり易さのために、サブバンドを示しているが、データとしては、メモリ11にサブバンドを記憶する必要はない。圧縮データとその並び順により、復号化が可能だからである。また、説明のわかりやすさのために、ここでは、タイミング調整部6を用いないでも、各図の(b)のランレングス処理部5−1〜5−3の段階で、各部のデータの同期が取れているものとする。
また、ここでは、減算データ21−1〜21−3の同期ずれが発生していない場合について説明している(タイミング調整部6を用いない場合)。しかし、減算データ21−1〜21−3の同期ずれが発生している場合、タイミング調整部6を用いることで、実質的に同様に処理を行うことができる。この場合、各図の(b)をタイミング調整部6から出力された圧縮データ22−1〜22−3とみなすことができる。
各部でのデータの処理について説明する。
図4を参照して、(a)において、第1クロックで、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「1」、「3」、「9」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−1〜5−3は、まだデータを確定できない。(c)において、メモリ11にはデータが格納されていない。一番目に「LH」の書き込みポインタ(LH)、二番目に「HL」の書き込みポインタ(HL)、三番目に「HH」の書き込みポインタ(HH)が設定されている。
図5を参照して、(a)において、第2クロックで、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「1」、「3」、「2」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−3は、「HH」の連長圧縮された圧縮データとして「9、1」を確定し、圧縮データが有効であることを示すフラグ(以下、「有効フラグ」)とともに出力する。他のランレングス処理部5−1、5−2は、圧縮データがないことを示すデータ(以下、「無効データ」)と、データが無効であることを示すフラグ(以下、「無効フラグ」)を出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「HH」の書き込みポインタ(HH)のある位置に圧縮データ「9、1」が格納される。同時に、「HH」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(HH)。
図6を参照して、(a)において、第3クロックで、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「2」、「3」、「2」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−1は、「LH」の連長圧縮された圧縮データとして「1、2」を確定し、有効フラグとともに出力する。他のランレングス処理部5−2、5−3は、無効データと無効フラグを出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「LH」の書き込みポインタ(LH)のある位置に圧縮データ「1、2」が格納される。同時に、「LH」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(LH)。このとき、メモリ11において、一番目の位置から左側の書き込みポインタが全てなくなったので、一番目の位置のデータまで読み出し可能となり(Read可)、その位置に読み出し可能位置を示すポインタ(以下、読み出し可能位置ポインタ)Rが設定される。したがって、圧縮制御部7は、一番目の位置のデータを符号化データ24として読み出す。
図7を参照して、(a)において、第4、5クロックに、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「2、2」、「3、4」、「2、2」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−2は、「HL」の連長圧縮された圧縮データとして「3、4」を確定し、有効フラグとともに出力する。他のランレングス処理部5−1、5−3は、無効データと無効フラグを出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「HL」の書き込みポインタ(HL)のある位置に「3、4」が格納される。同時に、「HL」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(HL)。このとき、メモリ11において、三番目の位置から左側の書き込みポインタが全てなくなったので、二番目と三番目の位置のデータ(二個)が読み出し可能となり(Read可)、一番後ろ(三番目)の位置に読み出し可能位置ポインタRが設定される。したがって、圧縮制御部7は、二、三番目の位置のデータを符号化データ24として読み出す。
図8を参照して、(a)において、第6〜8クロックに、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「2、2、2」、「4、4、5」、「2、2、2」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−2は、「HL」の連長圧縮された圧縮データとして「4、3」を確定し、有効フラグとともに出力する。他のランレングス処理部5−1、5−3は、無効データと無効フラグを出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「HL」の書き込みポインタ(HL)のある位置に「4、3」が格納される。同時に、「HL」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(HL)。
図9を参照して、(a)において、第9クロックに、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「5」、「5」、「2」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−1は、「LH」の連長圧縮された圧縮データとして「2、6」を確定し、有効フラグとともに出力する。他のランレングス処理部5−2、5−3は、無効データと無効フラグを出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「LH」の書き込みポインタ(LH)のある位置に「2、6」が格納される。同時に、「LH」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(LH)。
図10を参照して、(a)において、第10クロックに、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「5」、「6」、「4」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−3は、「HH」の連長圧縮された圧縮データとして「2、8」を確定し、有効フラグとともに出力する。同様、にランレングス処理部5−2は、「HL」の連長圧縮された圧縮データとして「5、2」を確定し、有効フラグとともに出力する。他のランレングス処理部5−1は、無効データと無効フラグを出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「HH」の書き込みポインタ(HH)のある位置に「2、8」が格納される。同時に、「HH」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(HH )。同様に、圧縮制御部7により、「HL」の書き込みポインタ(HL)のある位置に「5、2」が格納される。同時に、「HL」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(HL)。ここで、同時にデータが確定した場合、優先順位の順番は、その格納位置(書き込みポインタ)がその時点でより左側にあるものを優先する。この場合、「HH」である。このとき、メモリ11において、七番目の位置から左側の書き込みポインタが全て無くなったので、四番目〜七番目のデータ(四個)が読み出し可能となり(Read可)、一番後ろ(七番目)の位置に読み出し可能位置ポインタRが設定される。したがって、圧縮制御部7は、四〜七番目の位置のデータを符号化データ24として読み出す。
図11を参照して、(a)において、第11、12クロックに、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「5、5」、「6、7」、「4、4」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−2は、「HL」の連長圧縮された圧縮データとして「6、2」を確定し、有効フラグとともに出力する。他のランレングス処理部5−1、5−3は、無効データと無効フラグを出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「HL」の書き込みポインタ(HL)のある位置に「6、2」が格納される。同時に、「HL」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(HL)。
図12を参照して、(a)において、第13クロックに、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「6」、「7」、「4」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−1は、「LH」の連長圧縮された圧縮データとして「5、4」を確定し、有効フラグとともに出力する。他のランレングス処理部5−2、5−3は、無効データと無効フラグを出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「LH」の書き込みポインタ(LH)のある位置に「5、4」が格納される。同時に、「LH」の書き込みポインタが一番近い空きの位置に移動する(LH)。このとき、メモリ11において、八番目の位置から左側の書き込みポインタが全て無くなったので、八番目の位置のデータ(一個)が読み出し可能となり(Read可)、一番後ろ(八番目)の位置に読み出し可能位置ポインタRが設定される。したがって、圧縮制御部7は、八番目の位置のデータを符号化データ24として読み出す。
図13を参照して、(a)において、第14クロックに、減算部4−1〜4−3から、それぞれ「LH」、「HL」、「HH」として「0」、「0」、「0」が出力される。(b)において、ランレングス処理部5−3は、「HH」の連長圧縮された圧縮データとして「4、4」を確定し、有効フラグとともに出力する。同様に、ランレングス処理部5−2は、「HL」の連長圧縮された圧縮データとして「7、2」を確定し、有効フラグとともに出力する。ランレングス処理部5−1は、「LH」の連長圧縮された圧縮データとして「6、1」を確定し、有効フラグとともに出力する。(c)において、メモリ11では、有効フラグのある圧縮データについて処理が実行される。すなわち、圧縮制御部7により、「HH」の書き込みポインタ(HH)のある位置に「4、4」が格納される。同時に、「HH」の書き込みポインタが十三番目の位置に移動する(図示されず)。同様に、圧縮制御部7により、「HL」の書き込みポインタ(HL)のある位置に「7、2」が格納される。同時に、「HL」の書き込みポインタが十四番目の位置に移動する(図示されず)。圧縮制御部7により、「LH」の書き込みポインタ(LH)のある位置に「6、1」が格納される。同時に、「LH」の書き込みポインタが十五番目の位置に移動する(図示されず)。このとき、メモリ11において、十二番目の位置から左側の書き込みポイントが全て無くなったので、九番目〜十二番目の位置のデータ(四個)まで読み出し可能となり(Read可)、一番後ろ(十二番目)の位置に読み出し可能位置ポインタRが設定される。したがって、圧縮制御部7は、九番目〜十二番目の位置のデータを符号化データ24として読み出す。
以下同様である。ここで、メモリ11はリングバッファとして用いられるので、バッファの数は有限であるが、連続的に使用することが出来る。
ここで、例えば、一つのサブバンド、例えばLHサブバンドの減算データ21−1において同じ値が連続すると、その間、ランレングス処理部5−1は圧縮制御部7へ圧縮データ22−1を出力することが出来ない。そのとき、他の二つのサブバンド(HL、HHサブバンド)の減算データ21−2、21−3において同じ値が連続していないと、その間、ランレングス処理部5−2、5−3は圧縮制御部7へそれぞれ圧縮データ22−2、22−3を次々に出力することになる。その結果として、メモリ11の容量一杯に圧縮データ22−2、22−3が格納されてしまい、圧縮データ22−1が全く格納されない場合が起こり得る。そうなると、このデータ処理が破綻してしまうおそれがある。
そこで、本発明では、上記破綻が起きないように、次のような方法で対応することができる。
第一の方法は次の通りである。ランレングス処理部5−1〜5−3において、減算データ21−1〜21−3について同じ値が連続する場合、連長圧縮を行うために、減算データ21の数を所定の数以下で区切る(制限する)ようにする。例えば、メモリ11を256段とした場合、同じ値が連続する減算データ21について、連長圧縮を行う数を、256段/2−1=127個に制限する。図14は、減算データ21の数を所定の数で区切る理由を説明する概念図である。
LHサブバンドの減算データ21−1で同じ値「1」が所定の数「128」個以上連続する場合を考える。このとき、HLサブバンドの減算データ21−2、及びHHサブバンドの減算データ21−3が共に連続して変化する場合に、メモリ11に格納される圧縮データ22−2、22−3の量が最大となる。図14はこのような状況を示している。この場合、本発明では、ランレングス処理部5−1が減算データ22−1を「1、128」で一端確定させる。その結果、メモリ11の一番目(第1段)にLHサブバンドの圧縮データ22−1として「1、128」が格納される。一方、他の254段には、HLサブバンドの圧縮データ22−2及びHHサブバンドの圧縮データ22−3がそれぞれ127個ずつ格納される。この結果、1+127+127=255、となり、メモリ11の256段で対応可能であることが分かる。この方法により、上記破綻を防止することができる。
実際には、本実施の形態における図3に示す構成の場合、リングバッファであるメモリ11を有効に動作させるため、また、入力データ(例示:画像データ)の特性から、「127」に限定されず、メモリ11の段数の3/4程度にすることがより好ましい。ただし、並列して入力されるデータの数に応じて、また、入力データの特性に基づいて、最適な個数が設定される。
第二の方法は次の通りである。(「LH」の書き込みポインタ)−(読み出し可能位置ポインタR)、(「HL」の書き込みポインタ)−(読み出し可能位置ポインタR)、及び、(「LH」の書き込みポインタ)−(読み出し可能位置ポインタR)、が所定の数になった場合、減算データ21をそこで区切る(打ち止めにする)ようにする。例えば、メモリ11を256段とした場合、所定の数192個(例示)で区切ることにする。
具体的には、(「LH」の書き込みポインタ)−(読み出し可能位置ポインタR)>192が成立した場合、圧縮制御部7が、ランレングス処理部5−1へ、ランレングス(連長)圧縮の数を区切り減算データ21−1をそこで打ち止めにするための制御信号(図示されず)を出力する。ランレングス処理部5−1は、その制御信号に基づいて、減算データ21−1をそこで一度打ち止めにし、圧縮データ22−1を出力する。同様に、(「HL」の書き込みポインタ)−(読み出し可能位置ポインタR)>192が成立した場合、圧縮制御部7が、ランレングス処理部5−2へ、ランレングス(連長)圧縮の数を区切り減算データ21−2をそこで打ち止めにするための制御信号(図示されず)を出力する。ランレングス処理部5−2は、その制御信号に基づいて、減算データ21−2をそこで一度打ち止めにし、圧縮データ22−2を出力する。(「HH」の書き込みポインタ)−(読み出しポインタR)>192が成立した場合、圧縮制御部7が、ランレングス処理部5−3へ、ランレングス(連長)圧縮の数を区切り減算データ21−3をそこで打ち止めにするための制御信号(図示されず)を出力する。ランレングス処理部5−3は、その制御信号に基づいて、減算データ21−3を一度そこで打ち止めにし、圧縮データ22−3を出力する。この方法により、上記破綻を防止することができる。
ここで、書き込みポインタと読み出し可能位置ポインタRとの距離>192としているのは、メモリ11のFIFOとしての機能を有効に働かせるためである。本発明はこの数字に限定されるものではなく、実際の回路や入力データの種類等により、メモリ11の段数以下の最適値が決定される。このような方法を用いることで、メモリ11のFIFOの段数を例えば256段とし、最大連長数を例えばメモリ11の段数を超える1024としても、上記破綻を起こさずに本発明を実施することができる。この最大連長数についても、実際の回路や入力データの種類等により最適値が決定される。
次に、タイミング調整部6におけるタイミング調整動作について説明する。図15は、タイミング調整部6におけるタイミング調整動作を説明する概念図である。(a)は初期状態、(b)は第1クロックの状態、(b)は第2クロックの状態、(c)は第3クロックの状態、(d)は第4クロックの状態をそれぞれ示す。本図では、タイミング調整部6は、FIFO方式の8個のレジスタで示されている。
初期状態(a)では、1番目のバッファの位置及び最後のバファの位置に、それぞれ書き込みポインタr_wp13及びw_wp13が設定されている。これらはいずれも、LHサブバンド及びHHサブバンド用である。圧縮データ22−1及び22−3(いずれも有効フラグ又は無効フラグを含む)のタイミングが同じだからである。同様に、1番目のバッファの位置及び最後のバファの位置に、それぞれ書き込みポインタr_wp2及びw_wp2が設定されている。これらはいずれも、HLサブバンド用である。圧縮データ22−2(有効フラグ又は無効フラグを含む)は、他の二つとタイミングが異なるからである。ここでは、一クロック分だけ圧縮データ22−2が遅く格納される場合について説明する。1番目のバッファの位置には、更に読み出しポインタr_rpが設定されている。
第1クロックの状態(b)において、LHとHHの圧縮データ22−1、22−3(黒丸)が一番目(一番左側)の位置に格納される。それにより、書き込みポインタr_wp13が二番目の位置にずれる。このとき、書き込みポインタr_wp2は一番目の位置のままである。したがって、(r_wp13)−(r_rp)=2−1>0となるが、(r_wp2)−(r_rp)=1−1=0なので、読み出しは行われない。
第2クロックの状態(c)において、LHとHHの圧縮データ22−1、22−3(黒丸)が二番目の位置に格納される。それにより、書き込みポインタr_wp13が三番目の位置にずれる。同時に、HLの圧縮データ22−2(黒丸)が一番目の位置に格納される。それにより、書込みポインタr_wp2が二番目の位置にずれる。したがって、(r_wp13)−(r_rp)=3−1>0、(r_wp2)−(r_rp)=2−1>0なので、読み出しが行われる。その後、読み出しポインタr_rpは、二番目の位置にずれる。
第3クロックの状態(d)において、LHとHHの圧縮データ22−1、22−3(黒丸)が三番目の位置に格納される。それにより、書き込みポインタr_wp13が四番目の位置にずれる。同時に、HLの圧縮データ22−2(黒丸)が二番目の位置に格納される。それにより、書込みポインタr_wp2が三番目の位置にずれる。したがって、(r_wp13)−(r_rp)=4−2>0、(r_wp2)−(r_rp)=3−2>0なので、読み出しが行われる。その後、読み出しポインタr_rpは、三番目の位置にずれる。
以下同様である。ここで、タイミング調整部6はリングバッファとして用いられるので、バッファの数は有限であるが、連続的に使用することが出来る。また、タイミングのずれは、上記1クロック分の場合に限定されるものではない。すなわち、1クロック分より多くずれている場合や、三つ以上のデータがあり、それら全てでずれている場合でも、同様の考え方で実施することができる。
本発明では、従来技術のメモリ111−1〜111−3のような大容量の三つのメモリを設けず、FIFO方式のレジスタのようなメモリ11を設けるだけでよい。したがって、メモリの数や容量を小さくすることができる。タイミング調整部6が必要な場合でも、FIFO方式のレジスタで対応できるので、メモリの数や容量の増加は従来技術に比較して充分に小さい。
更に本発明では、従来技術のように減算データ121−1〜121−3を一度メモリ111−1〜111−3に一度格納してから読み出して符号化するのではなく、減算データ21−1〜21−3をメモリに格納せずにいきなり符号化している。したがって、符号化データの生成の時間を概ねリアルタイムな状況まで短縮することが出来る。
図1は、従来の情報処理装置を示すブロック図である。 図2は、図1の従来の情報処理装置における各データを示すテーブルである。 図3は、本発明の情報処理装置の実施の形態を示すブロック図である。 図4は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図5は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図6は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図7は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図8は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図9は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図10は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図11は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図12は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図13は、本発明の情報処理装置における各データの時間経過の一例を示すテーブルである。 図14は、減算データの数を所定の数で区切る理由を説明する概念図である。 図15は、タイミング調整部におけるタイミング調整動作を説明する概念図である。
符号の説明
1、101 情報処理装置
2、102 ウエーブレット変換部
3−1〜3−3、103−1〜103−3 量子化部
4−1〜4−3、104−1〜104−3 減算部
5−1〜5−3、105−1〜105−3 ランレングス処理部
6 タイミング調整部
7、107 圧縮制御部
11、111−1〜111−3 メモリ
21−1、121−1 減算データ(LH)
21−2、121−2 減算データ(HL)
21−3、121−3 減算データ(HH)
22−1、122−1 圧縮データ(LH)
22−2、122−2 圧縮データ(HL)
22−3、122−3 圧縮データ(HH)
24、124 符号化データ

Claims (9)

  1. 複数の系列のデータをランレングス法によりそれぞれの系列ごとに圧縮して、それぞれの系列ごとにデータが確定したタイミングで圧縮データを出力する圧縮処理部と、
    前記圧縮処理部から出力された前記複数の系列の複数の圧縮データを、一つの系列のデータとしてメモリに格納する圧縮制御部と
    を備え、
    前記メモリは、前記複数の系列に対応して空き領域に指定された複数の書き込み位置を有し、
    前記圧縮制御部は、
    前記圧縮処理部から前記圧縮データを受信すると、前記複数の系列のうちの当該圧縮データの系列に対応して指定された前記メモリ内の書き込み位置に、当該圧縮データを格納し、
    前記複数の書き込み位置のうち、前記圧縮データを格納された系列の書き込み位置を、他の系列の書き込み位置として指定されていない空き領域のうちの当該圧縮データを格納した位置に最も近い空き領域の位置に変更する
    情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記メモリは、前記圧縮制御部が前記複数の圧縮データを読み出すことが可能な位置を指定する読み出し可能位置を有し、
    前記圧縮制御部は、
    前記読み出し可能位置と前記複数の書き込み位置のいずれかとの距離が、前記メモリの容量に基づいて予め設定された数以上に離れたとき、前記圧縮処理部のうちの当該書き込み位置に対応するものへ制御信号を出力し、
    当該圧縮処理部は、前記制御信号に基づいて、前記複数の系列のデータのうちの対応するデータを一度打ち止めにし、その時点での圧縮データを生成する
    情報処理装置。
  3. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記圧縮処理部は、前記複数の系列のデータのうちのいずれか一つにおいて、前記メモリの容量に基づいて予め設定された数以上に同じ値が連続したとき、前記予め設定された数の前記値の位置を区切として前記圧縮データを生成する
    情報処理装置。
  4. 請求項3に記載の情報処理装置において、
    前記予め設定された数は、{前記メモリの段数/(前記複数の系列の系列数−1)−1}である
    情報処理装置。
  5. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記メモリは、前記圧縮制御部が前記複数の圧縮データを読み出すことが可能な位置を指定する読み出し可能位置を有し、
    前記読み出し可能位置は、前記複数の書き込み位置のうち、前記複数の系列のうちの予め設定された系列における前記メモリに最初に入力された前記圧縮データが格納される第1位置に最も近い書き込み位置に対して、前記第1位置に近い側に隣接する位置に設定され、
    前記圧縮制御部は、前記読み出し位置が更新されるごとに、前記複数の圧縮データのうち未だ読み出されていない読み出すことが可能な圧縮データを読み出す
    情報処理装置。
  6. 請求項1に記載の情報処理装置において、
    前記圧縮処理部は、前記圧縮データを出力するとき、
    前記複数の系列のうちの前記圧縮データに対応する系列について、前記圧縮データを有効フラグと共に出力し、
    前記複数の系列のうちの前記圧縮データに対応しない系列について、無効データを無効フラグと共に出力し、
    前記圧縮制御部は、前記有効フラグに対応する前記圧縮データを前記メモリに格納し、前記無効フラグに対応する前記無効データを前記メモリに格納しない
    情報処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置において、
    前記圧縮制御部よりも前に設けられ、前記複数の系列のデータ又は前記複数の系列の圧縮データとしての複数の系列の入力データ同士の同期を取るタイミング調整部を更に具備し、
    前記タイミング調整部は、複数の記憶部を備え、
    前記複数の記憶部の各々は、前記複数の系列に対応する複数の記憶領域を含み、
    前記複数の記憶領域の各々は、前記複数の系列に対応する入力データを一つ格納でき、
    前記入力データは、前記複数の記憶部に対して所定の順番で、前記入力データの系列に対応する記憶領域に格納されるように設定され、
    前記タイミング調整部は、前記入力データが入力されるとき、
    前記複数の記憶部のうち、前記入力データの系列に対応する記憶領域が空きで、前記所定の順番に該当する記憶部に前記入力データを格納し、
    前記複数の記憶部のうち、全ての複数の記憶領域に前記入力データが格納された記憶部から前記入力データを出力する
    情報処理装置。
  8. 請求項に記載の情報処理装置において、
    画像データをウエーブレット変換してDCサブバンドデータと複数のACサブバンドデータとを生成するウエーブレット変換部と、
    前記複数のACサブバンドデータを量子化して複数の量子化データを生成する複数の量子化部と、
    前記複数の量子化データのうち水平方向又は垂直方向に隣り合うデータ間で差を取り、前記複数の系列のデータを生成する複数の減算部と
    前記を更に具備し、
    前記複数の減算部は、前記複数の系列のデータを前記圧縮処理部へ出力する
    情報処理装置。
  9. (a)複数の系列のデータをランレングス法によりそれぞれの系列ごとに圧縮して、それぞれの系列ごとにデータが確定したタイミングで圧縮データを出力するステップと、
    (b)出力された前記複数の系列の複数の圧縮データを、一つ系列のデータとしてメモリに格納するステップと、
    (c)前記メモリに格納された前記複数の圧縮データを、符号化データとして出力するステップと
    を具備し、
    前記メモリは、前記複数の系列に対応して指定された複数の書き込み位置を有し、
    前記(b)ステップは、
    前記圧縮データを受信すると、前記複数の系列のうちの当該圧縮データの系列に対応して指定された前記メモリ内の書き込み位置に、当該圧縮データを格納するステップと、
    前記複数の書き込み位置のうち、前記圧縮データを格納された系列の書き込み位置を、前記複数の系列のうちの他の系列の書き込み位置として指定されていない空き領域のうちの当該圧縮データを格納した位置に最も近い空きの位置に変更するステップと
    を備える
    情報処理方法。
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