JP4690279B2 - アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法 - Google Patents
アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4690279B2 JP4690279B2 JP2006257531A JP2006257531A JP4690279B2 JP 4690279 B2 JP4690279 B2 JP 4690279B2 JP 2006257531 A JP2006257531 A JP 2006257531A JP 2006257531 A JP2006257531 A JP 2006257531A JP 4690279 B2 JP4690279 B2 JP 4690279B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- corrosion cracking
- stress corrosion
- aluminum alloy
- stress
- potential
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Testing Resistance To Weather, Investigating Materials By Mechanical Methods (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
この図1では、評価対象となるアルミニウム合金材で作製したCリング型試験片に、所定割合の応力を負荷させてアノード電極とし、アノード分極曲線を測定する態様を示している。
以上のような装置構成において、照合電極5 に対する電圧 (電位) を0Vから経時的に増加させることによって、評価対象となるアルミニウム合金材の試験片3は、電解作用を受けて電流が生じる。この電解作用は、前記実際のアルミニウム合金材の使用環境における、応力腐食割れと同様の挙動である。
この際、電位を増加させる速度 (電位送り速度) は20A/cm2 〜100mA/cm2 の範囲とすることが好ましい。電位送り速度は、より好ましくは30A/cm2 〜80mA/cm2の範囲とする。上記電流/ 電位の勾配測定において、電位送り速度が大きすぎると、試験片の溶解反応が電位変化に追いつかなくなる。このため、正確な電位- 電流の関係が得られない。また、反対に、電位を増加させる速度 (電位送り速度) が小さすぎると、測定に要する時間が長くなり、腐食生成物の堆積によって、上記溶解反応が緩和してしまい、やはり正確な電位- 電流の関係が得られなくなる。
(応力負荷試験片)
負荷応力を作用させる試験片3 は、図3 に示すように、JIS H8711の付属書5 に記載されている外径19mmのCリング試験片とし、負荷応力は、ボルト6 の締め付けにより、定ひずみ条件で負荷するものとする。負荷応力は、試験片3 の最大応力点(頂点)における応力値を意味し、外側の面の頂点部にひずみゲージを貼り付けて、ボルト6 の締め付けにより負荷応力を制御することが好ましい。
この負荷応力は、実際のアルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性と対応、相関させ、かつ、測定に再現性を持たせるために、測定の際には、アルミニウム合金材の0.2%耐力値に対する同じ割合の (同じ、一定割合の) 負荷応力とする。この負荷応力は、より良く相関させるために、アルミニウム合金材の使用環境 (用途) で負荷される応力に応じて、これと同等に決定することが好ましい。
アノード分極曲線の測定に用いる試験溶液2 は、NaOHによりpHを10(±0.2 )に調整した、5.8 質量% 濃度のNaCl水溶液とする。ウォーターバスなどにより、このNaCl水溶液温度を30℃に調整し、大気開放条件にて測定を行う。比液量は試験片1 個当たり300mL 以上とする。
上記本発明アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法は、1000系、2000系、3000系、4000系、5000系、6000系、7000系、などの種々のアルミニウム合金を対象にし、かつ、これらアルミニウム合金の鍛造材、圧延材、押出材などの展伸材を対象にすることができる。
ただ、これらアルミニウム合金材の中でも、応力腐食割れ発生条件が多く、使用環境 (用途) が厳しくて、耐応力腐食割れ性がより求められる、自動車構造部材(パネル、形材、鍛造品)としてのAl-Mg-Si系(60000 系)Al合金材に適用されて好ましい。また、この中でも、負荷される応力が高く、しかも塩水環境下に曝されるなど、使用環境での応力腐食割れ発生条件が多く、かつ、より耐応力腐食割れ性が厳しく求められる、自動車などの足回り部材(保安部品、サスペンションアームなど)としての、Al-Mg-Si系Al合金鍛造材に適用されて好ましい。
次に、本発明Al合金鍛造材の上記各元素の含有量について、臨界的意義や好ましい範囲について以下に説明する。
Mgは人工時効により、SiとともにMg2Si(β' 相) として析出し、最終製品使用時の高強度 (耐力) を付与するために必須の元素である。Mgの0.30% 未満の含有では時効硬化量が低下する。一方、5.0%を越えて含有されると、強度 (耐力) が高くなりすぎ、鍛造性を阻害する。また、溶体化処理後の焼き入れ途中に多量のMg2Si が析出しやすくなり、耐食性や靱性を低下させる。したがって、Mgの含有量は0.30〜5.0%の範囲、好ましくは0.45〜4.0%の範囲、更に好ましくは0.6 〜3.0%の範囲とする。
SiもMgとともに、人工時効処理により、Mg2Si(β' 相) として析出して、最終製品使用時の高強度 (耐力) を付与するために必須の元素である。Siの0.20% 未満の含有では人工時効で十分な強度が得られない。一方、2.0%を越えて含有されると、鋳造時および溶体化処理後の焼き入れ途中で、粗大な単体Si粒子が晶出および析出して、前記した通り、耐食性と靱性を低下させる。更に伸びが低くなるなど、加工性も阻害する。したがって、Siの含有量は0.20〜2.0%の範囲とし、この範囲の中でも、Mg含有量との関係で、できるだけ過剰Siは少なくするこのが好ましい。
Crは均質化熱処理時およびその後の熱間鍛造時に、Al12Mg2Cr 、Al-Cr 系などの分散粒子 (分散相) を生成する。これらの分散粒子は再結晶後の粒界移動を妨げる効果があるため、微細な結晶粒や亜結晶粒を得ることができる。この結晶粒の微細化、亜結晶粒化は、破壊靱性や疲労特性などの向上効果が大きい。Cr含有量が少なすぎると、これらの効果が期待できず、一方、Crの過剰な含有は溶解、鋳造時に粗大なAl-Fe-Si-(Mn、Cr、Zr) 系の金属間化合物や晶析出物を生成しやすく、破壊の起点となり、靱性や疲労特性を低下させる原因となる。したがって、高靱性や高疲労特性を得ることができない。このため、Crの含有量は0.01〜2.0%の範囲とする。
Cu は固溶強化にて強度の向上に寄与する他、時効処理に際して、最終製品の時効硬化を著しく促進する効果も有し、高強度化に必須である。しかし、Cuは、Al合金鍛造材の組織の応力腐食割れや粒界腐食の感受性を著しく高め、Al合金鍛造材の耐食性や耐久性を低下させる。したがって、本発明では、これらの観点からCu含有量を0.01〜2.0%の範囲、好ましくは0.05〜1.5%の範囲、更に好ましくは0.10〜1.0%の範囲とする。
Mnは均質化熱処理時およびその後の熱間鍛造時に、Al20Cu2Mn3などのAl-Mn 系の分散粒子を生成し、この分散粒子により、再結晶後の粒界移動を妨げ、微細な結晶粒を得る効果がある。そして、固溶による強度およびヤング率の増大も見込める。しかし、Mnは、一方では、Al-Fe-Si-(Mn、Cr、Zr) 系の晶析出物を生成するため、Mnの含有量が多いと、耐食性と靱性を低下させる。したがって、本発明では、これらの観点からMn含有量を0.01〜1.0%の範囲、好ましくは0.02〜0.8%の範囲、更に好ましくは0.03〜0.6%の範囲とする。
Al合金に含まれるFeは、結晶粒を微細化させる効果があり、高強度化に有効である。しかし、Feは、一方では、Al7Cu2Fe、Al12(Fe,Mn)3Cu2 、(Fe,Mn)Al6、或いは粗大なAl-Fe-Si-(Mn、Cr、Zr) 系の晶析出物を生成する。これらの晶析出物は、破壊靱性および疲労特性などを劣化させる。したがって、本発明では、これらの観点からFe含有量を0.01〜1.0%の範囲、好ましくは0.02〜0.3%の範囲とする。特に、Feの含有量を0.30% 以下、より厳密には0.25% 以下とすることで、Al-Fe-Si-(Mn、Cr、Zr) 系晶析出物の合計の面積率を、単位面積当たり1.5%以下、好ましくは、1.0%以下とでき、輸送機の構造材などに要求される、より高強度で高靱性を得ることができる。
Zn は人工時効時において、MgZn2 を微細かつ高密度に析出させ高い強度を実現させる。また、固溶したZnは粒内の電位を下げ、腐食形態を粒界からではなく、全面的な腐食として、粒界腐食や応力腐食割れを結果として軽減する効果が期待できる。Znの0.005%未満の含有では人工時効で十分な強度が得られず、前記耐食性の向上効果もない。一方、10.0% を越えて含有されると、耐蝕性が顕著に低下する。したがって、Znの含有量は0.005 〜10.0% の範囲とする。
Tiは鋳塊の結晶粒を微細化し、押出、圧延、鍛造時の加工性を向上させるために添加する元素である。しかし、Tiの0.001%未満の含有では、加工性向上の効果が得られず、一方、Tiを0.5%を越えて含有すると、粗大な晶析出物を形成し、前記加工性を低下させる。したがって、Tiの含有量は0.001 〜0.5%の範囲とすることが好ましい。
B はTiと同様、鋳塊の結晶粒を微細化し、押出、圧延、鍛造時の加工性を向上させるために添加する元素である。しかし、B の0.0001% 未満の含有では、この効果が得られず、一方、0.05% を越えて含有されると、やはり粗大な晶析出物を形成し、前記加工性を低下させる。したがって、B の含有量は0.0001〜0.05% の範囲とすることが好ましい。
Nbも、鋳塊の結晶粒を微細化し、押出、圧延、鍛造時の加工性を向上させるために添加する元素である。しかし、0.01% 未満の含有では、この効果が得られず、一方、1.0%を越えて含有されると、やはり粗大な晶析出物を形成し、前記加工性を低下させる。したがって、Nbの含有量は0.01〜1.0%の範囲とすることが好ましい。
V は、Mn、Cr、Zr系などと同様に、均質化熱処理時およびその後の熱間鍛造時に、の分散粒子 (分散相) を生成する。これらの分散粒子は再結晶後の粒界移動を妨げる効果があるため、微細な結晶粒や亜結晶粒を得ることができる。0.01% 未満の含有では、この効果が得られず、一方、1.0%を越えて含有されると、溶解、鋳造時に、やはりAl-Fe-Si-V系の粗大な金属間化合物や晶析出物を形成し、破壊の起点となって、靱性を低下させる。したがって、V の含有量は0.01〜1.0%の範囲とすることが好ましい。
Zrも、均質化熱処理時およびその後の熱間鍛造時に、微細なAl-Zr 系などの分散粒子 (分散相) を生成する。これらの分散粒子は再結晶後の粒界移動を妨げる効果があるため、微細な結晶粒や亜結晶粒を得ることができる。0.01% 未満の含有では、この効果が得られず、一方、1.0%を越えて含有されると、溶解、鋳造時に、粗大な金属間化合物や晶析出物を形成し、破壊の起点となって、靱性を低下させる。したがって、Zrの含有量は0.01〜1.0%の範囲とすることが好ましい。
次に、本発明におけるAl合金材は常法にしたがって製造できるが、特に鍛造材の好ましい製造方法について以下に説明する。Al合金鍛造材の製造自体も常法により可能であるが、前記足回り部品などとして必要な、強度、靱性、耐蝕性などの要求特性を得るための好ましい条件について以下に説明する。
これら製造したAl合金鍛造材の機械的な性質、引張強度 (σB 、MPa)、耐力 (σ0.2 、MPa)、伸び (δ、%)を、板厚方向と直角な方向を長手方向とするJIS 5 号引張試験片を採取し、JIS Z 2201にしたがって測定した。クロスヘッド速度は5mm/分で、試験片が破断するまで一定の速度で行った。各サンプルについて3回の試験を行い、その平均値を採用した。
前記各アルミニウム合金鍛造材から試験片を採取し、前記図3 のCリング試験片に加工し、ボルト締め付けにより、このアルミニウム合金鍛造材の0.2%耐力値に対する表 2に示す各割合(%) の応力を負荷した試験片をCリング型アノード電極試験片3 として準備した。この試験片では頂点(応力最大点)を挟んで幅10mm以外はシリコンシーラントで被覆し、ボルト・ナットなどが露出して電解されないようにした。
更に、この電位差と、応力腐食割れとの関係をみるために、前記各Al合金鍛造材から採取した試験片 (前記電位差測定試験片採取位置と隣接する部位から採取した試験片) を、応力腐食割れ性評価試験として汎用されている、JISH8711に記載されている交互浸漬試験法により、応力腐食割れ性を評価した。
5:照合電極、6:分極測定装置
Claims (1)
- アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法であって、評価対象となるアルミニウム合金材試験片に所定の応力を負荷させた状態において、温度30℃、pH10に調整した5.8 質量% 濃度のNaCl水溶液中でのアノード分極曲線を3 電極法により測定し、この測定されたアノード分極曲線の電流密度が1A/cm2から10A/cm2 までの範囲における電流/ 電位の平均勾配が350 Ω -1 ・m -2 以下であることによって、このアルミニウム合金材の耐応力腐食割れが優れていると評価することを特徴とするアルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006257531A JP4690279B2 (ja) | 2006-09-22 | 2006-09-22 | アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006257531A JP4690279B2 (ja) | 2006-09-22 | 2006-09-22 | アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008076297A JP2008076297A (ja) | 2008-04-03 |
JP4690279B2 true JP4690279B2 (ja) | 2011-06-01 |
Family
ID=39348514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006257531A Expired - Fee Related JP4690279B2 (ja) | 2006-09-22 | 2006-09-22 | アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4690279B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4870013B2 (ja) * | 2007-04-10 | 2012-02-08 | 新日本製鐵株式会社 | 腐食量測定センサ |
WO2011134486A1 (en) * | 2010-04-26 | 2011-11-03 | Sapa Ab | Damage tolerant aluminium material having a layered microstructure |
CN104251798A (zh) * | 2013-06-26 | 2014-12-31 | 宝山钢铁股份有限公司 | 高强度螺栓延迟断裂试验方法及装置 |
CN105256188A (zh) * | 2015-10-20 | 2016-01-20 | 安徽天祥空调科技有限公司 | 一种空调散热器用抗菌耐蚀轻薄型铝合金片及其制备方法 |
EP3532219B1 (en) | 2016-10-27 | 2023-05-31 | Novelis, Inc. | High strength 6xxx series aluminum alloys and methods of making the same |
CN109890536B (zh) * | 2016-10-27 | 2022-09-23 | 诺维尔里斯公司 | 高强度7xxx系列铝合金及其制造方法 |
KR102474777B1 (ko) | 2016-10-27 | 2022-12-07 | 노벨리스 인크. | 금속 주조 및 압연 라인 |
CN109136681B (zh) * | 2018-09-07 | 2019-12-06 | 安徽耀强精轮机械有限公司 | 一种6061铝铸棒材及其铸造工艺 |
CN112986123A (zh) * | 2021-05-12 | 2021-06-18 | 中国航发北京航空材料研究院 | 一种铝合金环境诱导腐蚀开裂倾向的判断方法 |
CN116879010B (zh) * | 2023-09-06 | 2023-11-21 | 雄邦压铸(南通)有限公司 | 一种铝合金车身结构件抗腐蚀检测装置 |
CN116952826B (zh) * | 2023-09-19 | 2023-12-05 | 江苏乔科科技有限公司 | 一种pcb板抗腐蚀性检测系统 |
CN117250146B (zh) * | 2023-11-20 | 2024-04-09 | 中汽数据(天津)有限公司 | 一种汽车金属板电偶腐蚀反转的评估方法 |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6267131A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-26 | Kobe Steel Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れたa1合金 |
JPH0641669A (ja) * | 1992-03-24 | 1994-02-15 | Mikihiro Sugano | 耐応力腐食割れ性に優れた高力アルミニウム合金 |
JPH0853773A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Kobe Steel Ltd | 高耐食性表面処理金属材及びその製法 |
JPH1161311A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-05 | Nippon Steel Corp | 自動車ボディパネル用アルミニウム合金板およびその製造方法 |
JPH11174016A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-07-02 | Kobe Steel Ltd | 局部腐食特性の保証が可能なAl−Mg 系アルミニウム合金およびAl−Mg 系アルミニウム合金の局部腐食特性評価方法 |
JP2001099812A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-13 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金材の耐粒界腐食性評価方法および耐粒界腐食性に優れたアルミニウム合金材 |
JP2002294382A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Kobe Steel Ltd | 耐食性に優れた高強度高靱性アルミニウム合金鍛造材 |
JP2003239030A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-08-27 | Kobe Steel Ltd | ホウ素含有高剛性Al合金 |
JP2004162140A (ja) * | 2002-11-14 | 2004-06-10 | Toyota Motor Corp | ダイカスト用Al−Mg系合金及びAl−Mg系合金製ダイカスト製品の製造方法 |
JP2006234421A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Kobe Steel Ltd | 応力腐食割れの加速試験方法 |
-
2006
- 2006-09-22 JP JP2006257531A patent/JP4690279B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6267131A (ja) * | 1985-09-19 | 1987-03-26 | Kobe Steel Ltd | 耐応力腐食割れ性に優れたa1合金 |
JPH0641669A (ja) * | 1992-03-24 | 1994-02-15 | Mikihiro Sugano | 耐応力腐食割れ性に優れた高力アルミニウム合金 |
JPH0853773A (ja) * | 1994-08-10 | 1996-02-27 | Kobe Steel Ltd | 高耐食性表面処理金属材及びその製法 |
JPH1161311A (ja) * | 1997-08-28 | 1999-03-05 | Nippon Steel Corp | 自動車ボディパネル用アルミニウム合金板およびその製造方法 |
JPH11174016A (ja) * | 1997-12-09 | 1999-07-02 | Kobe Steel Ltd | 局部腐食特性の保証が可能なAl−Mg 系アルミニウム合金およびAl−Mg 系アルミニウム合金の局部腐食特性評価方法 |
JP2001099812A (ja) * | 1999-10-01 | 2001-04-13 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金材の耐粒界腐食性評価方法および耐粒界腐食性に優れたアルミニウム合金材 |
JP2002294382A (ja) * | 2001-03-29 | 2002-10-09 | Kobe Steel Ltd | 耐食性に優れた高強度高靱性アルミニウム合金鍛造材 |
JP2003239030A (ja) * | 2002-02-18 | 2003-08-27 | Kobe Steel Ltd | ホウ素含有高剛性Al合金 |
JP2004162140A (ja) * | 2002-11-14 | 2004-06-10 | Toyota Motor Corp | ダイカスト用Al−Mg系合金及びAl−Mg系合金製ダイカスト製品の製造方法 |
JP2006234421A (ja) * | 2005-02-22 | 2006-09-07 | Kobe Steel Ltd | 応力腐食割れの加速試験方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008076297A (ja) | 2008-04-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4690279B2 (ja) | アルミニウム合金材の耐応力腐食割れ性の評価方法 | |
Aung et al. | Effect of grain size and twins on corrosion behaviour of AZ31B magnesium alloy | |
Deng et al. | Effects of Sc and Zr microalloying additions and aging time at 120 C on the corrosion behaviour of an Al–Zn–Mg alloy | |
Huang et al. | Effects of grain size and texture on stress corrosion cracking of friction stir processed AZ80 magnesium alloy | |
Ben-Haroush et al. | The relation between microstructure and corrosion behavior of AZ80 Mg alloy following different extrusion temperatures | |
Lin et al. | Microstructures and properties of 2099 Al-Li alloy | |
EP2811042B1 (en) | ALUMINiUM ALLOY forged MATERIAL AND METHOD FOR manufacturING the SAME | |
Li et al. | Influence of aging temperature on corrosion behavior of Al–Zn–Mg–Sc–Zr alloy | |
Marlaud et al. | Electrochemical aspects of exfoliation corrosion of aluminium alloys: The effects of heat treatment | |
EP3124633A1 (en) | Forged aluminum alloy material and method for producing same | |
CA2807344C (en) | Aging of aluminum-lithium alloys for improved combination of fatigue performance and strength | |
Nafsin et al. | Effects of copper and magnesium on microstructure and hardness of Al-Cu-Mg alloys | |
US20210340656A1 (en) | 7xxx aluminum alloys | |
Tahamtan et al. | Evaluation of pitting corrosion of thixoformed A356 alloy using a simulation model | |
Charalampidou et al. | Corrosion-induced mechanical properties degradation of Al-Cu-Li (2198-T351) aluminium alloy and the role of side-surface cracks | |
Wang et al. | Effect of travel speed on the stress corrosion behavior of friction stir welded 2024-T4 aluminum alloy | |
Liu et al. | Effect of minor Ge addition on microstructure and localized corrosion behavior of Al-Zn-Mg alloy sheet | |
Georgoulis et al. | Corrosion behaviour of AA2198–T8 and AA2024-T3 alloy in 3.5% aqueous solution | |
JP3721020B2 (ja) | 耐食性に優れた高強度高靱性アルミニウム合金鍛造材 | |
Heider et al. | Influence of heated forming tools on corrosion behavior of high strength aluminum alloys | |
Zhou et al. | Passivation behaviors of 6082 aluminium alloy under stress corrosion process | |
JP4933891B2 (ja) | 耐応力腐食割れ性に優れた溶接可能な鍛造用アルミニウム合金およびそれを用いた鍛造品 | |
Fang et al. | Study on corrosion resistance of artificially aged 7075 aluminium alloy by using Cs-corrected STEM | |
Yin et al. | Yield strength modelling via precipitation/recovery kinetics in rapidly solidified thin-strip cast AA6005 AlMgSi sheets subjected to cold rolling and direct aging | |
Sathish et al. | Corrosion studies on friction welded dissimilar aluminum alloys of AA7075-T6 and AA6061-T6 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080926 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101119 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110214 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110217 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4690279 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |