JP4689810B2 - 圧電アクチュエータの製造方法、圧電アクチュエータ、電子機器および光情報通信機器 - Google Patents
圧電アクチュエータの製造方法、圧電アクチュエータ、電子機器および光情報通信機器Info
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、大変位を得られる圧電アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
圧電効果を利用した圧電アクチュエータは、小型で高トルクを得られるという特性を持つことから、様々な分野で利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、圧電アクチュエータは本質が圧電効果であるため、大型化することなく大きな変位を得ることは難しかった。
【0004】
本発明は、圧電アクチュエータにおいて、大型化することなく従来より大きな変位を得られるようにし、かつ、効率よく製造できるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の圧電アクチュエータは、互いに並列に配置された第一の圧電振動体と第二の圧電振動体と、前記第一の圧電振動体の一端面と前記第二の圧電振動体の一端面同士を接合する第一の接合部材と、を有し、前記第一の圧電振動体と前記第二の圧電振動体とは互いに逆方向に伸縮させることで前記第一の圧電振動体の他端面を変位させることを特徴とする。
【0006】
また、この圧電アクチュエータにおいて、前記第一の圧電振動体と前記第二の圧電振動体に並列に配置された第三の圧電振動体と、前記第二の圧電振動体の他端面と前記第三の圧電振動体の一端面同士を接合する第二の接合部材と、前記第三の圧電振動体の他端面が接合される基板と、を有し、前記第一の圧電振動体と前記第三の圧電振動体を同方向に伸縮させるとともに前記第二の圧電振動体は前記第一の圧電振動体と前記第三の圧電振動体に対して逆方向に伸縮させることを特徴とする。
【0007】
これらの圧電アクチュエータによれば、圧電アクチュエータの変位は、各圧電振動体の伸縮量の和となり、長手方向の変位は大きくなる。
【0008】
本発明の圧電アクチュエータの製造方法は圧電シートを積層する工程と、前記積層してできた立体に溝を形成する工程と、前記立体を複数個に分離する工程と、からなることを特徴とする。
【0009】
これによれば、本発明の圧電アクチュエータを効率よく製造できる。
【0017】
そして本発明は、これらの圧電アクチュエータを有する電子機器および光情報通信機器である。
【0018】
また、本発明の圧電アクチュエータを用いることで電子機器、光情報通信機器、医療モジュール等の小型化、省電力化、耐環境性の向上が可能となるとともに、本発明の圧電アクチュエータは高精度の位置決めを瞬時にできるため、これら機器の応答性を向上することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
図1(A)、(B)に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る圧電アクチュエータ1は、主たる伸縮源であり互いに並列に配置された直方体の伸縮部1a、1b、1c(圧電振動体)と、伸縮部1a、1bの一端面同士を接合する接合部1d(接合部材)と、伸縮部1bの他端面と伸縮部1cの一端面を接合する接合部1e(接合部材)とにより構成され、断面は略S字を90゜回転させた形状である。伸縮部1aの他端面は出力面13となり、伸縮部1cの他端面は接合面14として支持基板100の凸部100aに接合される。
【0020】
なお、接合部1d、1eと伸縮部1a〜1cとを点線で区別してあるが、実際には、後述する工程で製造されるため一体である。
【0021】
伸縮部1a〜1c及び接合部1d、1eは、図示していないが、周知の材料からなる圧電シートを複数電極を介して積層して形成され、各圧電層の伸縮量の和が伸縮部1a〜1cの伸縮量となる。
【0022】
また、圧電アクチュエータ1の断面方向の側面11には電極11a〜11eが、側面11の反対面である側面12には電極12aがそれぞれ形成される。
【0023】
電極11aは伸縮部1aの内側端に沿って、側面11の上辺から下辺まで細長く延びている。電極11bは伸縮部1bの一側端に沿って、電極11cは伸縮部1bの多側端に沿って、それぞれ側面11の上辺から下辺まで細長く延びている。電極11dは伸縮部1cの一側端に沿って、電極11eは伸縮部1cの多側端に沿って、それぞれ側面11の上辺から下辺まで細長く延びている。
【0024】
電極12は図1(B)に示すように、接合面14から伸縮部1c、接合部1e、伸縮部1b、接合部1d、伸縮部1aの中央に沿って細長く延びている。
【0025】
なお、電極11a〜11e及び電極12は、所定の構造(一例を後述)で前記した圧電シート間の電極に接続している。
【0026】
次に、圧電アクチュエータ1の製造方法の一例について説明する。本製造方法は、圧電アクチュエータ1を4つ同時に製造する方法である。
【0027】
まず、図2〜図6に示す圧電シート21〜28を積層して積層体29を製造する。
【0028】
積層体29の製造工程の詳細は以下の通りである。
【0029】
まず、図2(A)に示す圧電シート21と、図2(B)に示す圧電シート22を交互に積層して適当な厚さ(例えば接合部1dの半分の厚さ)とし、さらに図3(A)に示す圧電シート23と、圧電シート22(図3(B)にも図示)を交互に積層し、接合部1dと同じ厚さの積層体を形成する。
【0030】
圧電シート21は、一面(例えば上面)に電極21aを上下に二つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。電極21aは略長方形であり、図中下辺側に図中下向きに突出した電極21bを2箇所に備える。電極21bの幅は電極21aの幅Lの約1/6であり、その形成位置は図中左端からL/3程右側に一つ、そこからL/2程右側に一つである。
【0031】
圧電シート22は、圧電シート21と同一面(例えば上面)に電極22aを上下に2つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。電極22aは略長方形であり、図中上辺側すなわち電極21aとは反対側に突出した電極22bを2つ備える。電極22bの幅は電極22bの幅Lの約1/8であり、その形成位置は、図中電極22a右端部に一つ、そこからL/2程左側に一つである。
【0032】
圧電シート23は、圧電シート21と同一面(例えば上面)に電極23aを上下に2つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。電極23aは略長方形であり、図中下辺側すなわち電極21aと同一側に突出した電極23b及び電極23cをそれぞれ2つずつ備える。電極23bの幅は電極23aの幅Lの約1/16であり、その形成位置は、図中電極23a右側端部に一つ、そこからL/2程左側に一つである。電極23cの幅は約L/8であり、その形成位置は、図中電極23a左端部から少し内側に入ったところに一つ、そこからL/2程右側に一つである。
【0033】
次に、上記した積層体の上に、図4(A)に示す圧電シート24と、図4(B)に示す圧電シート25とを、交互に積層する。ここでの積層厚さは伸縮部1bの高さに等しい。
【0034】
圧電シート24は、圧電シート21と同一面(例えば上面)に電極24aを上下に2つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。電極24aは略長方形であり、図中下辺側すなわち電極21aと同一側に突出した電極24b、24c、24dをそれぞれ2つずつ備える。電極24bの幅は電極24aの幅Lの約1/32であり、その形成位置は、図中電極24a右端部に一つ、そこからL/2程左側に一つである。電極24cの幅は約L/32であり、形成位置は、電極24bからL/6程左側に一つ、そこからL/2程左側に一つである。電極24dの幅は約L/6であり、その形成位置は、電極24a左端部に一つ、そこからL/2程左側に一つである。結果として中央よりの電極24b、24dは連続して形成される。
【0035】
圧電シート25は、圧電シート21と同一面(例えば上面)に長方形の電極25aを上下に2つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。ここで上側の電極25aの上辺は圧電シート25上端にかかっており、下側の電極25aの上辺の位置は圧電シート25の図中上下方向中心に等しい。
【0036】
次に、上記した積層体の上に、さらに、図5(A)に示す圧電シート26と、図5(B)に示す圧電シート27とを交互に積層して適当な厚さ(例えば接合部1eの半分の厚さ)とし、さらに図6(A)に示す圧電シート28と、圧電シート27(図6(B)にも図示)を交互に積層する。圧電シート27、28の積層厚さは、接合部1dと同じとする。
【0037】
圧電シート26は、圧電シート21と同一面(例えば上面)に電極26aを上下に2つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。電極26aは略長方形であり、図中下辺側すなわち電極21aと同一側に突出した電極26b、26cをそれぞれ2つずつ備える。電極26bの幅は電極26aの幅Lの約1/8であり、その形成位置は、図中電極26a右端よりやや内側に一つ、そこからL/2程左側に一つである。電極26cの幅は約L/6であり、形成位置は図中電極26a左端部に一つ、そこからL/2程左側に一つである。
【0038】
圧電シート27は、圧電シート21と同一面(例えば上面)に電極27aを上下に2つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。電極27aは略長方形であり、図中上辺側すなわち電極21aとは反対側に突出した電極27bを2つ備える。電極27の幅は電極27aの幅Lの約1/8であり、その形成位置は、図中電極27a左端部に一つ、そこからL/2程左側に一つである。
【0039】
圧電シート28は、圧電シート21と同一面(例えば上面)に電極28aを上下に2つ、右端辺からから左端辺まで形成した構成である。電極28aは略長方形であり、図中下辺側すなわち電極21aと同一側に突出した電極28b、28cをそれぞれ2つずつ備える。電極28bの幅は電極28aの幅Lの約1/32であり、その形成位置は、図中電極28a右端部に一つ、そこからL/2程左側に一つである。電極28cの幅は約L/4であり、形成位置は、図中電極28a左端部に一つ、そこからL/2程右側に一つである。結果として中央よりの電極28b、28cは連続して形成される。
【0040】
以上の工程で幅Lの直方体の積層体29を製造した後、積層体29を仮焼きする。そして、ダイシングカッター等を用いて、図7に概略を示すように、図中縦方向に垂直溝29aを交互に上面及び下面から計4つ形成した後、縦横に垂直方向に等分して4つに切り分けることで、圧電アクチュエータ1の前駆体である圧電部材1aが4つ製造される。
【0041】
ここで、垂直溝29aの位置は、図中左側面からL/6程右側に一つ、そこからL/6程右側に一つ、図中右側面からL/6程左側に一つ、そこからL/6程左側に一つである。
【0042】
そして、四つに分けられた各圧電部材1aを本焼成し、圧電部材1aの側面に電極11a〜11e、12aを形成し(図示省略)、電極11a〜11eと電極12aとの間に高電圧を加えて分極処理を施すことで圧電アクチュエータ1は完成する。
【0043】
この分極処理の際、接合部1d、1eは電極12aに導通する電極を備えないため、高電圧は加えられず、分極しない。
【0044】
この結果、圧電シート21〜28は以下のように分割され、伸縮部1a〜1c及び接合部1d、1eを形成し、電極11a〜11e、12aに導通する。
【0045】
圧電シート21〜23は、図8及び図9に示すように図中左側から2/3、1/3の大きさに電極21a〜23aと共に二分割される。図中左側は接合部1dとなり、右側は伸縮部1cとなる。
【0046】
圧電シート21において、図8(A)に示すように、電極21bは分割され、接合部1dの電極21bは電極11dに導通し、接合部1dの電極21bは電極11cに導通する。
【0047】
圧電シート22において、図8(B)及び図9(B)に示すように、電極22bは伸縮部1cのみに存在し、電極12aに導通する。
【0048】
圧電シート23において、図9(A)に示すように、電極23bは伸縮部1cのみに存在し、電極11eに導通する。電極23cは接合部1dのみに存在し、電極11a、11bに導通する。
【0049】
圧電シート24、25は、図10の両図に示すように電極24a、25aと共に3等分される。図中左側は伸縮部1aとなり、図中中央部は伸縮部1bとなり、図中右側は伸縮部1cとなる。
【0050】
圧電シート24において、図10(A)に示すように、電極24bは伸縮部1cのみに存在し、電極11eに導通する。電極24cは伸縮部1bのみに存在し、電極11cに導通する。電極24aは伸縮部1aのみに存在し、電極11aに導通する。
【0051】
圧電シート25において、図10(B)に示すように、電極25aは伸縮部1a〜1cのすべてにおいて電極12aに導通する。
【0052】
圧電シート26〜28は、図11及び図12に示すように図中左側から1/3、2/3の大きさに電極26a〜28aと共に二分割される。図中左側は伸縮部1aとなり、右側は接合部1eとなる。
【0053】
圧電シート26において、図11(A)に示すように、電極26bは接続部1e側のみに存在し、電極11c、11dに導通する。電極26cは伸縮部1aのみに存在し、電極11aに導通する。
【0054】
圧電シート27において、図11(B)及び図12(B)に示すように、電極27bは伸縮部1aのみに存在し、電極12aに導通する。
【0055】
圧電シート28において、図12(A)に示すように、電極28bは接合部1eのみに存在し、電極11eに導通する。電極28cは分割され、接合部1eの電極28cは電極11bに導通し、伸縮部1aの電極28cは電極11aに導通する。
【0056】
このような構成の圧電アクチュエータ1は、図12(A)に示すように、電極11b、11eは、接続部1eの電極28a〜28cを介して互いに導通している。また、図9に示すように、電極11b、11aは、接続部1dの電極23a〜23cを介して互いに導通してる。また、電極11bは圧電シート23、28以外の圧電シートの電極には導通しない。
【0057】
従って、凸部100aから電極11e加えられた電圧は、伸縮部1cの電極24aに加わるのみならず、伸縮部1bに影響を与えることなく、伸縮部1aの電極24a、26a、28aに加わり、伸縮部1aの圧電シート24〜28のすべての駆動電圧となる。
【0058】
また、図11(A)に示すように、電極11c、11dは、接続部1eの電極26bを介して互いに導通している。また、電極11dは圧電シート21、26以外の圧電シートの電極には導通しない。
【0059】
従って、凸部100aから電極11dに加えられた電圧は伸縮部1cに影響を与えることなく、伸縮部1bの電極24aに加わり、伸縮部1bの圧電シート24aの駆動電圧となる。
【0060】
すなわち、圧電アクチュエータ1において、電極12aを接地し、電極11d及び電極11eに逆位相の電圧を加えると、伸縮部1aは1cと同一方向に伸縮し、伸縮部1bは伸縮部1cとは逆方向に伸縮する。
【0061】
従って、伸縮部1cを伸長させたとき、圧電アクチュエータ1の出力面13の図1上方向の変位量は、伸縮部1a、1cの伸長量の和に、伸縮部1bの収縮量の絶対値を足した量となり、従来と比べて格段に大きくなる。
【0062】
また、伸縮部1cを収縮させたときの圧電アクチュエータ1の出力面13の図1下方向の変位量は、伸縮部1a、1cの収縮量の和に、伸縮部1bの伸長量の絶対値を足した量となり、従来と比べて格段に大きくなる。
【0063】
従って、圧電アクチュエータ1は、出力面13が従来と比べて格段に大きく変位する。
【0064】
また、一回の製造工程で複数(本例では4つ)の圧電アクチュエータ1を同時に生産できるため、製造効率は格段に向上する。また、圧電アクチュエータ1全体を同じ材質で構成していると共に、接着等による接合を用いていない為、高強度で広い温度範囲においても安定で精密な駆動ができる。尚、ここでは側面で各内部電極の短絡を行ったがスルーホール等により短絡電極を構成しても構わない。
【0065】
〔第2の実施の形態〕
まず、構成について説明する。図13に示すように、圧電アクチュエータ2は圧電アクチュエータ1を2つ並べて出力部13を隣接させ、出力部13同士を接合部2aで接合した構成であり、圧電アクチュエータ1と同様の製造工程により、圧電シート積層、仮焼き、分割、側面の電極配線、分極を経て複数同時に製造される。
【0066】
なお、本実施の形態において、圧電アクチュエータ1の固定部14は伸縮部1cの端部より広くなっている。
【0067】
圧電アクチュエータ2は接合部2aの上面を出力部21として使用する。圧電アクチュエータ2によれば、圧電アクチュエータ1と同様の効果を得られる他、高剛性となる。
【0068】
〔第3の実施の形態〕
まず、構成について説明する。図14に示すように、圧電アクチュエータ3は、圧電アクチュエータ1と概略同じ構成であり、伸縮部3a、3b、3c及び接合部3d、3eと、出力面33と、支持基板100の凸部100aに接合する接合面34とを備えるが、電極構造及び分極構造が異なり、接合部3d、3eも圧電振動体として機能する。
【0069】
圧電アクチュエータ3は、圧電シート21、23の代わりに圧電シート311を使用し、圧電シート22の代わりに圧電シート312を使用し、圧電シート24の代わりに圧電シート313を使用し、圧電シート25の代わりに圧電シート314を使用し、圧電シート26、28の代わりに圧電シート315を使用し、圧電シート27の代わりに圧電シート316を使用し、圧電アクチュエータ1と同様の工程を経て製造される。
【0070】
圧電シート311〜316は、上面の電極の電極の構造を除いては、電極を含めて圧電シート21と同様の構成である。
【0071】
圧電シート311〜316の圧電アクチュエータ3形成後の電極構造について、図15〜17を用いて説明する。
【0072】
圧電シート311は、図15(A)に示すように、電極311aの図中下辺側に図中下向きに突出した電極311b及び311cを備える。電極311bの幅は切断前の電極311aの幅Lの約1/32であり、形成位置は図15(A)において右端である。電極311cの幅は約L/16であり、形成位置は図15(A)において左端からL/8程右側である。
【0073】
圧電シート312は、図15(B)に示すように、圧電シート311とは図中上下反対の構造をした電極を備える。詳細には切断後の幅L/2の電極312aの図中上辺側に図中上向きに突出した電極312b、312cを電極311b、311cに対応した位置に備える。
【0074】
圧電シート313は、図16(A)に示すように、電極313aの図中下辺側に図中下向きに突出した電極313b、313c、313dを備える。電極313bの幅は切断前の電極313aの幅Lの約1/32であり、形成位置は図16(A)において右端である。電極313cの幅は電極313bよりやや広く、形成位置は図16(A)において右端からL/4程左側すなわちほぼ中央である。電極313dの幅は電極313bにほぼ等しく、形成位置は図16(A)において左端である。
【0075】
圧電シート314は、図16(B)に示すように、圧電シート313とは図中上下反対の構造をした電極を備える。詳細には切断後の幅L/2の電極314aの図中上辺側に図中上向きに突出した電極314b、314c、314dを、電極313b、313c、313dに対応した位置に備える。
【0076】
圧電シート315は、図17(A)に示すように、電極315aの図中下辺側に図中下向きに突出した電極315b及び315cを備える。電極315bの幅は切断前の電極315aの幅Lの約1/32であり、形成位置は図17(A)において右端からL/8程左である。電極315cの幅は約L/16であり、形成位置は図17(A)において左端である。
【0077】
圧電シート316は、図17(B)に示すように、圧電シート315とは図中上下反対の構造をした電極を備える。詳細には幅Lの電極316aの図中上辺側に図中上向きに突出した電極316b、316cを電極315b、315cに対応した位置に備える。
【0078】
また、圧電アクチュエータ3の側面31には電極31a〜31eが、側面32には電極32a〜32eが、それぞれ設けられている。
【0079】
電極31aは伸縮部3aの側面31左端に上下にわたって細長く設けられ、電極315c、315aを介して、伸縮部3aを構成する圧電シート315、316に駆動信号を伝達すると共に、電極313d、313aを介して、伸縮部3aを構成する圧電シート313、314に入力電圧を伝達する。
【0080】
電極32aは伸縮部3aの側面32左端に上下にわたって細長く設けられ、電極316c、316aを介して、伸縮部3aを構成する圧電シート315、316に駆動信号を伝達すると共に、電極314d、314aを介して、伸縮部3aを構成する圧電シート313、314に入力電圧を伝達する。
【0081】
すなわち、電極31aと電極32aとの間に駆動電圧を入力することで、伸縮部3aは駆動する。
【0082】
電極31bは伸縮部3bの側面31中央部に上下にわたって細長く設けられ、電極313c、313aを介して、伸縮部3bを構成する圧電シート313、314に入力電圧を伝達する。
【0083】
電極32bは伸縮部3bの側面32中央部に上下にわたって細長く設けられ、電極314c、314aを介して、伸縮部3bを構成する圧電シート313、314に入力電圧を伝達する。
【0084】
すなわち、電極31bと電極32bとの間に駆動電圧を入力することで、伸縮部3bは駆動する。
【0085】
電極31cは伸縮部3cの側面31右端に上下にわたって細長く設けられ、電極311b、311aを介して、伸縮部3cを構成する圧電シート311、312に駆動信号を伝達すると共に、電極313b、313aを介して、伸縮部3bを構成する圧電シート313、314に駆動信号を伝達する。
【0086】
電極32cは伸縮部3cの側面32右端に上下にわたって細長く設けられ、電極312b、312aを介して、伸縮部3cを構成する圧電シート311、312に駆動信号を伝達すると共に、電極314b、314aを介して、伸縮部3bを構成する圧電シート313、314に駆動信号を伝達する。
【0087】
すなわち、電極31cと電極32cとの間に駆動電圧を入力することで、伸縮部3cは駆動する。
【0088】
電極31dは接合部3dの側面31中央に上下にわたって細長く設けられ、電極311c、311aを介して、接合部3dを構成する圧電シート311、312に入力電圧を伝達する。
【0089】
電極32dは接合部3dの側面32中央に上下にわたって細長く設けられ、電極312c、312aを介して、接合部3dを構成する圧電シート311、312に入力電圧を伝達する。
【0090】
すなわち、電極31dと電極32dとの間に駆動電圧を入力することで、接合部3dは駆動する。
【0091】
電極31eは接合部3eの側面31中央に上下にわたって細長く設けられ、電極315b、315aを介して、接合部3eを構成する圧電シート315、316に駆動信号を伝達する。
【0092】
電極32eは接合部3eの側面32中央に上下にわたって細長く設けられ、電極316b、316aを介して、接合部3eを構成する圧電シート315、316に駆動信号を伝達する。
【0093】
すなわち、電極31eと電極32eとの間に駆動電圧を入力することで、接合部3eは駆動する。
【0094】
従って、圧電アクチュエータ3によれば、伸縮部3a〜3c及び接合部3d、3eをそれぞれ独立に制御できる。しかも、伸縮部3a〜3cと接合部3d、3eの変位は直交するため、X、Yステージ等が実現できる。
【0095】
また、図18に示すように、接合面34のみならず出力面33を固定し、伸縮部3c以外を同位相で伸縮させると、伸縮部3cは回転する。従って、圧電アクチュエータ3は従来の圧電アクチュエータでは得られなかった動きをする。例えば3c部にミラーを設けて用いる。
【0096】
〔第4の実施の形態〕
次に本発明の圧電アクチュエータを用いた応用例について示す。
【0097】
まず構成を説明する。光通信機器4は、図19(A)、(B)に示すように、圧電アクチュエータ41aの上面に稼動部材となるミラー41bを取り付けた光学部材41を基板42上にM×Nのマトリックス状(例えば3×3)に配置した光スイッチであり、入力部200からの入力光を、3つ並んだ出力部201のうち所望の出力部300から出力させる光スイッチである。
【0098】
ここで、圧電アクチュエータ41aは圧電層を複数電極を介して積層させた構成であり、基板42は圧電体から構成される。すなわち、圧電アクチュエータ41aは、上下に伸縮することで、圧電アクチュエータ41a上の光路にミラー41bを挿入し、また引き抜く。例えば、図20に示す様にシステムが構成される。
【0099】
光通信機器4は以下の工程で製造される。
【0100】
まず、複数の圧電シートを積層して積層体を形成する。ここで、上層には電極を介して圧電シートを積層する。
【0101】
そして、上層を、圧電アクチュエータ41aとなる部分を残して切削、例えばダイシング等により削除する。下層は基板42としてそのまま残す。
【0102】
そして、所定の配線を行い、圧電アクチュエータ41a上面にミラー41bを載置固定し、光通信機器4を完成させる。
【0103】
従って、光通信機器4では圧電アクチュエータ41a及び図示しない配線を基板42に配置した状態で製造できるため、圧電アクチュエータの実装工程を省略できる。
【0104】
また、光学機器全体を同一材料、特に線膨張係数の小さい圧電セラミックスで構成することにより幅広い温度環境下でも安定で精密な動作が可能な光学機器が実現できる。
【0105】
次に本発明の圧電アクチュエータを医療モジュールに応用した場合の一例について説明する。
図21は本発明の超音波内視鏡50を示すものである。ガイドワイヤ51の先端面に支持部材52を固定し、支持部材52には圧電アクチュエータ53を固定している。圧電アクチュエータ53には超音波振動子54aを取り付けた揺動部材54を固定している。圧電アクチュエータ53には体外の図示しない駆動回路を接続し、体内に挿入される部分を皮膜55で覆った構成となっている。
ここで、圧電アクチュエータ53の各部(圧電振動体)53aと53bの歪の方向が逆になるように制御する。すなわち53aを厚み方向に伸ばすと共に、53bを縮ませることで揺動部材54との接合面53cは遥動する。
【0106】
尚、圧電アクチュエータ53は図示したものに限らず、形状、分極方向、電極等は任意であり、本発明の実施の形態で述べた範疇のアクチュエータであれば構わない。
【0107】
従って、超音波内視鏡50において超音波振動子54aの向きを精度良く、かつ応答性良く制御できる。また、圧電アクチュエータは同一の変位を発生する従来のアクチュエータに対し、大幅な小型化が可能なため、超音波内視鏡50の挿入方向の断面積は小さくて済む。
従って、血管の深部等、体内の深部まで挿入可能となる。
【0108】
なお、本発明は上述した各実施の形態例に限定されるものではない。
【0109】
例えば、圧電アクチュエータ1〜3において、さらに伸縮部及び接合部の数すなわち段数を増やしてもよい。この場合は、変位をさらに大きくできる。
【0110】
また、圧電シート21〜28、311〜316の電極の突出した部分の幅は上述した例に限定されず、切断、溝形成したときに所定の電極構造となって、側面11、12或いは側面31、32に設けた電極のうち所定の電極に導通すればよい。
【0111】
また、電極構成を所定の構成とし、該電極を介して分極処理をすることで、超音波モータとして機能する圧電アクチュエータとすることもできる。
【0112】
その他、具体的な各構成要素についても発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更可能であることは勿論である。応用例についても同様であり、図21において稼動部材を他の部材に変えれば様々な電子機器が実現可能であり、例えばプリンタヘッド等、多用途に応用できる。
【0113】
【発明の効果】
本発明によれば、並列方向に並べた少なくとも2つの圧電振動体の端部を、互い違いに、圧電体からなる接合部材を介して接合した圧電アクチュエータを効率よく製造できる。この圧電アクチュエータによれば、各圧電振動体を互い違いに伸長或いは伸縮させることで、長手方向の変位は従来より大きくなる。
【0114】
また、圧電シートを複数積層し、この積層体の上層を、圧電アクチュエータとなる部分を除いて削除し、下層を基板として残すことで、圧電アクチュエータを基板に配置した状態で製造できるため、圧電アクチュエータの実装工程を省略できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態の圧電アクチュエータの構成を示す図であり、(A)は斜視概略図、(B)は背面概略図である。
【図2】(A)、(B)共に図1の圧電アクチュエータに用いる圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図3】(A)、(B)共に図1の圧電アクチュエータに用いる他の圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図4】(A)、(B)共に図1の圧電アクチュエータに用いる他の圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図5】(A)、(B)共に図1の圧電アクチュエータに用いる他の圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図6】(A)、(B)共に図1の圧電アクチュエータに用いる他の圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図7】図2〜図7の圧電シートからなる積層体から、図1の圧電アクチュエータの前駆体を製造する例を示す斜視概略図である。
【図8】(A)は図8の前駆体における図2(A)の圧電シートの平面図であり、(B)は図2(B)の同図である。
【図9】(A)は図8の前駆体における図3の圧電シートの平面図であり、(B)は図3(B)の同図である。
【図10】(A)は図8の前駆体における図4の圧電シートの平面図であり、(B)は図4(B)の同図である。
【図11】(A)は図8の前駆体における図5の圧電シートの平面図であり、(B)は図5(B)の同図である。
【図12】(A)は図8の前駆体における図6の圧電シートの平面図であり、(B)は図6(B)の同図である。
【図13】本発明を適用した第2の実施の形態の圧電アクチュエータの斜視概略図である。
【図14】本発明を適用した第3の実施の形態の圧電アクチュエータの構成を示す図であり、(A)は一側面概略図、(B)は(A)の対向側面概略図である。
【図15】(A)、(B)共に図14の圧電アクチュエータに用いる圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図16】(A)、(B)共に図14の圧電アクチュエータに用いる他の圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図17】(A)、(B)共に図14の圧電アクチュエータに用いる他の圧電シートの電極構成を説明する平面図である。
【図18】図14の圧電アクチュエータの使用例を示す正面図である。
【図19】本発明を適用した第4の実施の形態の光通信機器の構成を示す図であり、(A)は要部斜視概略図、(B)は平面概略図である。
【図20】本発明の圧電アクチュエータを応用した医療モジュールの図を示す。
【図21】本発明の圧電アクチュエータを電子機器に応用した場合のブロック図を示す。
【符号の説明】
1、2、3 圧電アクチュエータ
1a、1b、1c 伸縮部(圧電振動体)
1d、1e 接合部(接合部材)
21、22、23、24 圧電シート
25、26、27、28 圧電シート
21a、22a、23a、24a 電極
25a、26a、27a、28a 電極
3a、3b、3c 伸縮部(圧電振動体)
3d、3e 接合部(接合部材)
31、32、33、34、35、36 圧電シート
31a、32a、33a、34a、35a、36a 電極
Claims (7)
- 互いに並列に配置された第一の圧電振動体と第二の圧電振動体と、
前記第一の圧電振動体の一端面と前記第二の圧電振動体の一端面同士を接合する第一の接合部材と、を有し、
前記第一の圧電振動体と前記第二の圧電振動体とは互いに逆方向に伸縮させることで前記第一の圧電振動体の他端面を変位させ、
前記第一の圧電振動体と前記第二の圧電振動体に並列に配置された第三の圧電振動体と、
前記第二の圧電振動体の他端面と前記第三の圧電振動体の一端面同士を接合する第二の接合部材と、
前記第三の圧電振動体の他端面が接合される基板と、を有し、
前記第一の圧電振動体と前記第三の圧電振動体を同方向に伸縮させるとともに前記第二の圧電振動体は前記第一の圧電振動体と前記第三の圧電振動体に対して逆方向に伸縮させ、
前記第一の接合部材と前記第二の接合部材は伸縮変形する圧電振動体であることを特徴とする圧電アクチュエータ。 - 請求項1に記載の圧電アクチュエータにおいて、前記第一の圧電振動体の他端面は固定され、前記第一の圧電振動体、前記第三の圧電振動体、前記第一の接合部材、前記第二の接合部材を同位相で伸縮させることを特徴とする圧電アクチュエータ。
- 互いに並列に配置された第一の圧電振動体と第二の圧電振動体と、
前記第一の圧電振動体の一端面と前記第二の圧電振動体の一端面同士を接合する第一の接合部材と、を有し、
前記第一の圧電振動体と前記第二の圧電振動体とは互いに逆方向に伸縮させることで前記第一の圧電振動体の他端面を変位させ、
前記第一の圧電振動体と前記第二の圧電振動体に並列に配置された第三の圧電振動体と、
前記第二の圧電振動体の他端面と前記第三の圧電振動体の一端面同士を接合する第二の接合部材と、
前記第三の圧電振動体の他端面が接合される基板と、を有し、
前記第一の圧電振動体と前記第三の圧電振動体を同方向に伸縮させるとともに前記第二の圧電振動体は前記第一の圧電振動体と前記第三の圧電振動体に対して逆方向に伸縮させる圧電アクチュエータ二つを互いの第一の圧電振動体の他端面が隣接するように配置し、この二つの他端面同士を第三の接合部材により接合した構成とし、
この二つの圧電アクチュエータの前記第一の圧電振動体同士を互いに逆方向に伸縮させることを特徴とする圧電アクチュエータ。 - 圧電振動体と接合部材は一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の圧電アクチュエータ。
- 圧電シートを積層する工程と、
前記積層してできた立体に溝を形成する工程と、
前記立体を複数個に分離する工程と、からなる請求項1乃至4の何れかに記載の圧電アクチュエータの製造方法。 - 請求項1乃至4の何れかに記載の圧電アクチュエータを有する電子機器。
- 請求項1乃至4の何れかに記載の圧電アクチュエータを有する光学情報通信機器。
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