JP4689785B2 - W1/o/w2型の多重エマルジョンの製造方法 - Google Patents

W1/o/w2型の多重エマルジョンの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エラストマーシリコーンポリエーテルを使用して一次エマルジョンW1 /Oを形成し、次にその一次エマルジョンを最終的な連続相W2 に分散させてW1 /O/W2 型の多重エマルジョンを提供するものである。エラストマーシリコーンポリエーテルは一次分散相W1 と二次分散相Oの界面に存在する。概して、前記エラストマーシリコーンポリエーテルはそのような多重エマルジョンを形成するのに必要な唯一の乳化剤である。
【0002】
【従来の技術】
多重エマルジョンは、第2液体のより大きな液滴中に分散されたある液体の液滴を含み、第2液体のより大きな液滴は次に最終的な連続相に分散される。概して、内部液滴相は最終的な連続相と混和性であるかまたは最終的な連続相と同種である。例えば、水中油中水型多重エマルジョンW/O/Wにおいて、内部相および外部相は水性である。
【0003】
最終的な連続相が水性であるW/O/W系では、一次エマルジョンは油中水型エマルジョンW/Oであり、この一次エマルジョンは次に最終的な水相に乳化される。
【0004】
理解しやすいように、またW/O/W系に対して使用されている命名法に関する認められている基準に従うと、一次エマルジョンの水相はW1 と表され、一次エマルジョンはW1 /Oと表される。一次エマルジョンW1 /Oは、Oとして表される油相を含む。一次エマルジョンW1 /OをW2 と表される第2の水相にさらに分散させた後、完成した多重エマルジョン系はW1 /O/W2 と表される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
これまでの常識では、多重エマルジョンを形成するためには、2種の界面活性剤または界面活性剤の組み合わせを使用しなくてはならなかった。一次エマルジョンW1 /Oを調製するために1種の界面活性剤が使用され、概してその1種の界面活性剤とはかなり異なる第2の界面活性剤がW1 /O/W2 多重エマルジョンへの乳化の最終工程に使用される。これは、そのような多重エマルジョン系の相および界面が非常に多様であり、そして多重エマルジョン系に要求される条件が2種の安定化作用のある系、すなわち油−水界面のそれぞれに対して1種の界面活性剤を使用しなくてはならないようなものであるからである。
【0006】
対照的に、本発明は、そのようなこれまでの常識から著しく異なり、ただ1種の界面活性剤を使用してW1 /O/W2 型の多重エマルジョンを調製できる。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によると、乳化剤としてエラストマーシリコーンポリエーテルを使用して調製されたシリコーン油中水型(W1 /O)エマルジョンをたんに剪断および稀釈することによって水中シリコーン油中水型(W1 /O/W2 )エマルジョンを形成できる。得られるW1 /O/W2 多重エマルジョンは、エマルジョンのシリコーン相のエラストマー的性質に帰因して、従来のこの型のエマルジョンよりも高い安定性を有する。
【0008】
これらのエマルジョンは、他の種類のシリコーンを含む種々の活性成分を一次エマルジョンW1 /Oのシリコーン油相に含めることによって、それらの活性成分をデリバリーすることができる。例えば、ビタミンAおよびビタミンEのような油溶性活性成分を一次エマルジョンのシリコーン油相(O)に乳化させ、次に一次エマルジョンを連続的な水相W2 に乳化させてW1 /O/W2 多重エマルジョンを形成することができる。
【0009】
代わりに、ビタミンCのような水溶性活性成分を一次エマルジョンW1 /Oの水相W1 に乳化させ、次に一次エマルジョンを水連続相W2 に乳化させてW1 /O/W2 多重エマルジョンを形成することができる。
【0010】
そのような多重エマルジョン系は、ビタミンのような敏感な活性成分を酸化から保護することができると同時に、水性マトリックスから人体の毛髪、皮膚および腋の下の領域等の基体にビタミンを送ることを可能にする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明によれば、エラストマーシリコーンポリエーテルが使用される。このエラストマーシリコーンポリエーテルは以下に表されるように調製される:
工程1:ポリエーテルの導入
【0012】
【化1】
Figure 0004689785
【0013】
工程2:ゲル化
【0014】
【化2】
Figure 0004689785
【0015】
工程3:剪断および膨潤−任意
【0016】
【化3】
Figure 0004689785
【0017】
工程4:一次エマルジョンの乳化および調製
【0018】
【化4】
Figure 0004689785
【0019】
工程5:多重エマルジョンW1 /O/W2 の調製
【0020】
【化5】
Figure 0004689785
【0021】
工程1において、≡SiHシロキサン中の≡SiHに対するモノアルケニルポリエーテルのモル比は0.9:1〜1:12の間であるべきである。
【0022】
工程2において、ポリエーテル基を有する≡SiHシロキサンとα,ω−ジエンとの重量に対する油の重量比は1:1〜98:1であることができるが、好ましくは5:1〜15:1の間である。ポリエーテル基を有する≡SiH含有シロキサン中の≡SiHとα,ω−ジエンの当量比は2:1〜1:2であることができるが、好ましくは1:1である。
【0023】
工程2には種々の型の化合物の混合物が関わるが、少なくとも1種の≡SiH含有シロキサンがポリエーテル基を含んでいなくてはならない。例えば、工程2に特に適することが見いだされた1つの配合物は次の化合物を含む混合物である:Me3 SiO(Me2 SiO)50[MeQSiO]4 (MeHSiO)5 SiMe3 、HSiMe2 O(Me2 SiO)10SiHMe2 、Me3 SiO(Me2 SiO)8 (MeHSiO)4 SiMe3 、1,5−ヘキサジエンおよびデカメチルシクロペンタシロキサン。これらの式において、Meはメチルであり、Qは−CH2 CH2 CH2 O(CH2 CH2 O)10Hである。
【0024】
工程3において、シリコーンペーストは、80〜98重量%の油を含むべきである。工程4において、シリコーンペーストに対する水の重量比は95:5〜5:95であることができる。
【0025】
工程1における≡SiHシロキサンは、A1 型と呼ばれる式:R3 SiO(R'2SiO)a (R''HSiO)b SiR3 により表される化合物およびA2 型と呼ばれる式:HR2 SiO(R'2SiO)c SiR2 Hにより表される化合物または式:HR2 SiO(R'2SiO)a (R''HSiO)b SiR2 Hにより表される化合物、並びにこれら混合物により代表される。これらの3つの式において、R、R' およびR''は炭素原子数1〜6のアルキル基、aは0〜250であり、bは1〜250であり、cは0〜250である。化合物のモル比A2 :A1 は0:1〜20:1、好ましくは0:1〜5:1である。好ましい態様において、A1 型およびA2 型の化合物が反応に使用されるが、A1 型の化合物のみを使用して反応を首尾よく実施することができる。
【0026】
≡Si−H含有ポリシロキサンA1 は、一般に式:(R'2SiO)a (R''HSiO)b (式中、R' 、R''、aおよびbは上記定義の通りである)により表されるアルキルハイドロジェンシクロシロキサンまたはアルキルハイドロジェンジアルキルシクロシロキサンコポリマーを含む場合もある。好ましくは、aは0〜7であり、bは3〜10である。幾つかの代表的な化合物は、(OSiMeH)4 、(OSiMeH)3 (OSiMeC6 13)、(OSiMeH)2 (OSiMeC6 132 および(OSiMeH)(OSiMeC6 133 (式中、Meは−CH3 である。)である。
【0027】
不飽和炭化水素が工程2で使用され、最も好ましい不飽和炭化水素は、式:CH2 =CH(CH2 d CH=CH2 (式中、dは1〜20である)により表されるα,ω−ジエンである。本発明において使用するのに適するα,ω−ジエンの幾つかの代表例は1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン、1,7−オクタジエン、1,8−ノナジエン、1,9−デカジエン、1,11−ドデカジエン、1,13−テトラデカジエンおよび1,19−エイコサジエンである。
【0028】
しかしながら、式:CH≡C(CH2 e C≡CHにより表されるα,ω−ジインまたは式:CH2 =CH(CH2 e C≡CH(式中、eは0〜20である)により表されるα,ω−エン−インのような他の不飽和炭化水素を使用することができる。本発明において使用するのに適するα,ω−ジインの幾つかの代表例は1,3−ブタジイン、すなわちHC≡C−C≡CHおよび1,5−ヘキサジイン(ジプロパルギル)、すなわちHC≡C−CH2 CH2 −C≡CHである。本発明において使用するのに適するα,ω−エン−インの1つの例はヘキセン−5−イン−1、すなわちCH2 =CHCH2 CH2 C≡CHである。
【0029】
工程1および2における反応は、≡SiH含有シロキサン、モノアルケニルポリエーテルおよびα,ω−ジエンの間の反応を引き起こすのに触媒を必要とする。適切な触媒は、第VIII族遷移金属、すなわち貴金属である。そのような貴金属触媒は米国特許第3,923,705号に記載されている。特に好ましい触媒は、米国特許第3,715,334号および第3,814,730号に記載されている。カルステット触媒は、ポリジメチルシロキサン流体またはトルエンのような溶剤に保持された1重量%の白金を含有する白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体である。
【0030】
実施例において使用した特定の触媒は、白金1重量%として2.0mm2 /sのポリジメチルシロキサン流体に保持された20μlおよび200μlのカルステット触媒であった。他の好ましい白金触媒は、米国特許第3,419,593号に記載されているようなクロロ白金酸と末端脂肪族不飽和を含有する有機ケイ素化合物との反応生成物である。この貴金属触媒は、≡SiH含有ポリシロキサン100重量部当たり0.00001〜0.5重量部、好ましくは0.00001〜0.02重量部、最も好ましくは0.00001〜0.002重量部の量で使用される。
【0031】
前記モノアルケニルポリエーテルは式:CH2 =CH(CH2 f O(CH2 CH2 O)g (CH2 CH3 CHO)h Tにより表される化合物または式:CH2 =CH−Q−O(CH2 CH2 O)g (CH2 CH3 CHO)h Tにより表される化合物である。これらの式中、Tは末端基を表し、この末端基は水素;メチル、エチル、プロピル、ブチルおよびデシルのようなC1〜C10アルキル基;フェニルのようなアリール基;またはアセチル、プロピオニル、ブチリル、ラウロイル、ミリストイルおよびステアロイルのようなC1〜C20アシル基であることができる。Qは、フェニレン−C6 4 −のような不飽和基を含有する二価連結基である。fの値は1〜6であり、gは4〜30の値であり、hは0または1〜100の値であることができる。
【0032】
ビタミンA誘導体に対して、gは、4〜30の値というよりはむしろ少なくとも7の値、すなわち7〜30の値をとるべきことを注記しておく。
【0033】
ここで使用する油なる用語は、(i)揮発性の低分子量線状および環状メチルシロキサン、(ii)揮発性および不揮発性の低分子量線状および環状アルキルおよびアリールシロキサン、及び(iii)低分子量の官能性線状および環状シロキサンのようなケイ素原子を含有する化合物を包含する。しかしながら、最も好ましいものは揮発性の低分子量線状および環状メチルシロキサン(VMS)である。すなわち、この特定成分は、上述の方法の工程2において「油」として表されているものを構成する。
【0034】
VMS化合物は、(CH3 j SiO(4-j)/2 (式中、jは2〜3の平均値を有する)により表される平均単位式に対応する。この化合物は、≡Si−O−Si≡結合により結合したシロキサン単位を含む。代表的な単位は、1官能性「M」単位(CH3 3 SiO1/2 および2官能性「D」単位(CH3 2 SiO2/2 である。
【0035】
3官能性「T」単位CH3 SiO3/2 の存在は、揮発性の枝分かれした線状または環状メチルシロキサンの形成をもたらす。4官能性「Q」単位SiO4/2 の存在は、揮発性の枝分かれした線状または環状メチルシロキサンの形成をもたらす。
【0036】
線状VMSは式:(CH3 3 SiO{(CH3 2 SiO}k Si(CH3 3 により表される。kの値は0〜5である。環状VMSは式:{(CH3 2 SiO}m により表される、mの値は3〜9である。好ましくは、これらの揮発性メチルシロキサンは250℃未満の沸点および0.65〜5.0mm2 /sの粘度を有する。
【0037】
代表的な揮発性線状メチルシロキサンは、沸点100℃および粘度0.65mm2 /sの式:Me3 SiOSiMe3 により表されるヘキサメチルジシロキサン(MM);沸点152℃および粘度1.04mm2 /sの式:Me3 SiOMe2 SiOSiMe3 により表されるオクタメチルトリシロキサン(MDM);沸点194℃および粘度1.53mm2 /sの式:Me3 SiO(Me2 SiO)2 SiMe3 により表されるデカメチルテトラシロキサン(MD2 M);沸点229℃および粘度2.06mm2 /sの式:Me3 SiO(Me2 SiO)3 SiMe3 により表されるドデカメチルペンタシロキサン(MD3 M);沸点245℃および粘度2.63mm2 /sの式:Me3 SiO(Me2 SiO)4 SiMe3 により表されるテトラデカメチルヘキサシロキサン(MD4 M);ならびに沸点270℃および粘度3.24mm2 /sの式:Me3 SiO(Me2 SiO)5 SiMe3 により表されるヘキサデカメチルヘプタシロキサン(MD5 M)である。
【0038】
代表的な揮発性環状メチルシロキサンは、沸点134℃の固体である式:{(Me2 )SiO}3 により表されるヘキサメチルシクロトリシロキサン(D3 );沸点176℃および粘度2.3mm2 /sの式:{(Me2 )SiO}4 により表されるオクタメチルシクロテトラシロキサン(D4 );沸点210℃および粘度3.87mm2 /sの式:{(Me2 )SiO}5 により表されるデカメチルシクロペンタシロキサン(D5 );ならびに沸点245℃および粘度6.62mm2 /sの式:{(Me2 )SiO}6 により表されるドデカメチルシクロヘキサシロキサン(D6 )である。
【0039】
代表的な揮発性の枝分かれしたメチルシロキサンは、沸点192℃および粘度1.57mm2 /sの式:C10303 Si4 により表されるヘプタメチル−3−{(トリメチルシリル)オキシ}トリシロキサン(M3 T);沸点222℃および粘度2.86mm2 /sの式:C12364 Si5 により表されるヘキサメチル−3,3,ビス{(トリメチルシリル)オキシ}トリシロキサン(M4 Q);ならびに式:C8 244 Si4 により表されるペンタメチル{(トリメチルシリル)オキシ}シクロトリシロキサン(MD3 )である。
【0040】
本発明は、式:R3 SiO(R2 SiO)n SiR3 および(R2 SiO)p によりそれぞれ表される揮発性および不揮発性の線状および環状の低分子量アルキルシロキサンおよびアリールシロキサンを使用することも含む。Rは炭素原子数2〜20のアルキル基またはフェニルのようなアリール基であることができる。nの値は0〜80、好ましくは5〜20である。pの値は3〜9、好ましくは4〜6である。これらのポリシロキサンは概して約1〜100mm2 /sの範囲内の粘度を有する。
【0041】
nがシロキサンポリマーの粘度が100〜1,000mm2 /sの範囲内になるのに十分な値であるポリシロキサンを使用することもできる。典型的には、nは80〜375であることができる。そのようなポリシロキサンの例はポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、ポリメチルエチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサンおよびポリジフェニルシロキサンである。
【0042】
低分子量官能性ポリシロキサンを使用することもでき、この低分子量官能性ポリシロキサンは式:R3 SiO(RQSiO)n SiR3 (式中、Qは官能基である)により表される。Qにより表される官能基を含むそのような官能性ポリシロキサンの例は、アクリルアミド官能性シロキサン流体、アクリレート官能性シロキサン流体、アミド官能性シロキサン流体、アミノ官能性シロキサン流体、カルビノール官能性シロキサン流体、カルボキシ官能性シロキサン流体、クロロアルキル官能性シロキサン流体、エポキシ官能性シロキサン流体、グリコール官能性シロキサン流体、ケタール官能性シロキサン流体、メルカプト官能性シロキサン流体、メチルエステル官能性シロキサン流体、ペルフルオロ官能性シロキサン流体、ポリイソブチレン(PIB)官能性シロキサン流体、シラノール官能性シロキサンおよびビニル官能性シロキサン流体である。
【0043】
本発明は、低分子量シロキサンのみを使用することに限定されない。他の種類の油を前記方法の工程2で使用できる。すなわち、油または油の混合物を使用してよい。
【0044】
従って、ここで油なる用語は、(i)有機化合物、(ii)先に列挙したようなケイ素原子を含有する化合物、(iii)有機化合物の混合物、(iv)ケイ素原子を含有する化合物の混合物、または(v)有機化合物とケイ素原子を含有する化合物との混合物であって、他の材料を溶解させるため、懸濁させるため、または他の材料の物理的特性を変えるために、工業的規模で使用されているものにも敷衍し、それらのものもを包含する。
【0045】
概して、油として使用される有機化合物は芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、アルコール、アルデヒド、ケトン、アミン、エステル、エーテル、グリコール、グリコールエーテル、ハロゲン化アルキルまたはハロゲン化芳香族化合物である。代表的な化合物は、メタノール、エタノール、1−プロパノール、シクロヘキサノール、ベンジルアルコール、2−オクタノール、エチレングリコール、プロピレングリコールおよびグリセロールのようなアルコール;ペンタン、シクロヘキサン、ヘプタン、ワニス製造用および塗料製造用(VM&P)溶剤ならびにミネラルスピリットのような脂肪族炭化水素;クロロホルム、四塩化炭素、ペルクロロエチレン、塩化エチルおよびクロロベンゼンのようなハロゲン化アルキル;ベンゼン、トルエン、エチルベンゼンおよびキシレンのような芳香族炭化水素;エチルアセテート、イソプロピルアセテート、エチルアセトアセテート、アミルアセテート、イソブチルイソブチレート、ベンジルアセテートおよびイソプロピルパルミテートのようなエステル;エチルエーテル、n−ブチルエーテル、テトラヒドロフランおよび1,4−ジオキサンのようなエーテル;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ジエチレングリコールモノブチルエーテルおよびプロピレングリコールモノフェニルエーテルのようなグリコールエーテル;アセトン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、ジアセトンアルコール、メチルアミルケトンおよびジイソブチルケトンのようなケトン;石油ゼリー、鉱油、ガソリン、ナフサ、ケロシン、軽油、重油および原油のような石油炭化水素;スピンドル油およびタービン油のような潤滑油;ならびにトウモロコシ油、大豆油、オリーブ油、ナタネ油、綿実油、イワシ油、ニシン油および鯨油のような脂肪油である。
【0046】
アセトニトリル、ニトロメタン、ジメチルホルミアミド、プロピレンオキシド、トリオクチルホスフェート、ブチロラクトン、フルフラール、パイン油、ターペンタインおよびm−クレゾールのような他の種々の有機油を使用することができる。
【0047】
さらに、「油」なる用語には、冬緑油;ペパーミント油;スペアミント油;メントール;バニラ;シナモン油;丁子油;ベイ油(bay oil );アニス油;ユーカリ油;タイム油(thyme oil );セダーリーフ油(cedar leaf oil);ナツメグ油;セージ油;カッシア油;カカオ;甘草;高フルクトースコーンシロップ;レモン、オレンジ、ライムおよびグレープフルーツのような柑橘属植物の油;リンゴ、ナシ、モモ、ブドウ、イチゴ、キイチゴ、サクランボ、プラム、パイナップルおよびアプリコットのような果物エッセンス等の揮発性風味料;ならびにシンナミルアセテート、シンナマルアルデヒド、オイゲニルホルメート、p−メチルアニソール、アセトアルデヒド、ベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、シトラール、ネラール、デカナール、バニリン、トリルアルデヒド、2,6−ジメチルオクタナールおよび2−エチルブチルアルデヒドのようなアルデヒドおよびエステルを含む他の有用な風味料も包含される。
【0048】
さらに、「油」なる用語には、天然物および芳香油のような揮発性芳香剤が含まれる。幾つかの代表的な天然物および芳香油は、アンバーグリース、ベンゾイン、シベット、クローブ、リーフ油(leaf oil)、ジャスミン、マテ(mate)、ミモサ(mimosa)、ジャコウ、ミルラ樹脂(myrrh )、オリス(orris )、ビャクダン油およびベチベル油;アミルサリチレート、アミルシンナムアルデヒド、ベンジルアセテート、シトロネロール、クマリン、ゲラニオール、イソボルニルアセテート、アンブレットおよびテルピニルアセテートのような芳香性化学物質;ならびに花束系、東洋系、ビャクダン系、木質系、柑橘系、カヌー系、皮革系、スパイス系および草本系のような種々の古典的な系統の芳香油である。
【0049】
本発明に従う有用な活性成分には、脂溶性または油溶性ビタミンおよび水溶性ビタミンの両方が含まれる。本発明において有用な油溶性ビタミンには、限定するわけではないが、ビタミンA1 、レチノール、レチノールのC2 −C18エステル、ビタミンE、トコフェロール、ビタミンEのエステル、およびこれらの混合物が含まれる。レチノールには、trans −レチノール、13−cis −レチノール、11−cis −レチノール、9−cis −レチノールおよび3,4−ジデヒドロ−レチノールが含まれる。油溶性ビタミンを0.01〜50重量%の量で本発明の組成物に使用できる。
【0050】
レチノールは、ワシントンDCに所在のThe Cosmetic, Toiletry and Fragrance Association(CTFA)により規定されたビタミンAに対する国際命名法化粧品成分名(International Nomenclature Cosmetic Ingredient Name)(INCI)である。他の適切なビタミンおよびここで考慮するものに含まれるビタミンに関するINCI名は、レチニルアセテート、レチニルパルミテート、レチニルプロピオネート、α−トコフェロール、トコフェルソラン、トコフェリルアセテート、トコフェリルリノリエート、トコフェリルニコチネートおよびトコフェリルスクシネートである。
【0051】
本発明において有用な水溶性ビタミンには、限定するわけではないが、ビタミンC、ビタミンB1 、ビタミンB2 、ビタミンB6 、ビタミンB12、ナイアシン、葉酸、ビオチンおよびパントテン酸が含まれる。他の適切な水溶性ビタミンおよびここで考慮するものに含まれるビタミンに関するINCI名は、アスコルビルジパルミテート、アスコルビルメチルシラノールペクチネート、アスコルビルパルミテートおよびアスコルビルステアレートである。油溶性ビタミンのように水溶性ビタミンを0.01〜50重量%の量で本発明の組成物に使用できる。
【0052】
本発明での使用に適する商業的に入手可能な製品の幾つかの例は、ビタミンAアセテートおよびビタミンC(両方ともFluka Chemie AG, Buchs, Switzerland の製品);COVI-OX T-50(Henkel Corporation, La Grange, Illinois のビタミンE製品);COVI-OX T-70(Henkel Corporation, La Grange, Illinois のもう1つ別のビタミンE製品);ビタミンEアセテート(Roche Vitamins & Fine Chemicals, Nutley, New Jersey の製品)である。
【0053】
水溶性または油溶性薬剤のような他の活性成分が多重エマルジョン組成物に含まれてもよい。使用できる幾つかの適切な水溶性薬剤の代表例は、ヒドロコルチゾン、ケトプロフェン、チモロール、ピロカルピン、アドリアマイシン、ミトマイシンC、モルヒネ、ヒドロモルホン、ジルチアゼム、セオフィリン、ドキソルビシン、ダウノルビシン、ヘパリン、ペニシリンG、カルベニシリン、セファロチン、セフォキシチン、セフォタキシム、5−フルオロウラシル、シタラビン、6−アザウリジン、6−チオグアニン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ブレオマイシンスルフェート、アウロチオグルコース、スラミンおよびメベンダゾールである。
【0054】
使用できる幾つかの適切な油溶性薬剤の代表例は、クロニジン、スコポラミン、プロプラノロール、エストラジオール、フェニルプロパノールアミン塩酸塩、ウアバイン、アトロピン、ハロペリドール、イソソルビド、ニトログリセリン、イブプロフェン、ユビキノン、インドメタシン、プロスタグランジン、ナプロキセン、サルブタモール、グアナベンズ、ラベタロール、フェニラミン、メトリホネートおよびステロイドである。
【0055】
本発明の目的に対して薬剤として含まれるものには、過酸化ベンゾイル、トリクロサンおよびトレチノインのようなざ瘡止め剤;クロロヘキサジエングルコネートのような抗細菌剤;硝酸ミコナゾールのような抗菌剤;サリチル酸のような抗炎症剤:コルチコステロイド剤;ジクロフェナクのような非ステロイド系抗炎症剤;クロベタゾールプロピオナートおよびレチノイドのような抗乾癬剤;リドカインのような麻酔剤;かゆみ止め剤;抗皮膚炎剤;ならびにバリヤーフィルムと概して見なされる剤である。
【0056】
前記方法は、≡SiH含有シロキサン、モノアルケニルポリエーテル、α,ω−ジエン、油および白金触媒を組み合わせ、ゲル、エラストマー、ペーストまたはエマルジョンが形成されるまでそれらの成分を室温で混合することにより段階的に行われる。
【0057】
所望であれば、ゲル、エラストマー、ペーストまたはエマルジョンを、他の活性成分を含むように調製することもできるし、追加の同種もしくは異種の油によりさらに稀釈して最終的な組成物を形成することもできる。ヘキサンとテトラヒドロフランのブレンド、芳香剤、または低分子量シロキサンはそのように使用できる油の例である。加工を促進するためにより高い温度を使用できる。
【0058】
所望であれば、米国特許出願第08/866,993号に記載されているように、反応物(すなわち、≡SiH含有シロキサン、モノアルケニルポリエーテル、不飽和炭化水素、油および白金触媒)の全てをワンポットで組み合わせて反応させることができる。
【0059】
追加量の油をゲルに加えることができ(すなわち、任意工程3)、得られた混合物に剪断力を加えてペーストを形成する。工程4において、ペーストに水を加える間または加えた後に再び剪断力を使用して一次エマルジョンW1 /Oを形成する。工程4で調製された一次エマルジョンW1 /OをW1 /O/W2 多重エマルジョンにする工程5まで剪断力の適用を続ける。
【0060】
これらの工程を実施するために、回分混合機、遊星形混合機、一軸または多軸スクリュー押出機、動的または静的混合機、コロイドミル、ホモジナイザー、ソノレーターまたはこれらの組み合わせのような任意の型の混合および剪断装置を使用してよい。
【0061】
前記方法の工程3は上述のように任意の工程である。しかしながら、工程3を実施して油を含める場合には、その油は、ビタミンの場合に、活性成分を溶解する能力を有する前述の油のうちの1つであるべきである。この能力を有する幾つかの適切な油としては、シリコーン油および炭化水素系油が挙げられる。さらに、油は、意図する最終用途に必要な融点および溶解性に関わる条件を満たすべきである。
【0062】
典型的には、この方法、すなわち工程1および2は、ポリエーテル基を有する≡Si−H含有シロキサン中の≡Si−Hとα,ω−ジエンとの当量比が約1:1で実施される。≡Si−H含有シロキサンまたはα,ω−ジエンを過剰に使用して前記方法を実施することによっても有用な材料を調製できることが予測されるが、原料をあまり有効に利用していないと見なされるであろう。組成物の残りは、組成物の概して65〜98重量%、好ましくは80〜98重量%の範囲内の量の油からなる。
【0063】
本発明の組成物を調製するための最も好ましい方法は、(i)混合しながら室温でエラストマーシリコーンポリエーテルを調製し、(ii)必要であれば追加の油を使用して活性成分を溶解させ、ビタミンの場合には混合しながら室温でビタミンを油に加えることによって溶解させ、(iii)混合しながら室温で、ビタミンを含有する油をエラストマーシリコーンポリエーテルに徐々に加える工程を含む。
【0064】
特に、脂肪および水溶性活性成分をエマルジョンの内部相中に併存させることのできる多重エマルジョンW1 /O/W2 は、(i)まず、内部エマルジョン、すなわち一次エマルジョンW1 /Oを調製し、(ii)次に、最低限度の量の混合エネルギーを使用して内部または一次エマルジョンW1 /Oを外部水相W2 に加えることにより調製される。
【0065】
一次エマルジョンW1 /Oを形成する際に、0.1〜99重量%の水相W1 を使用することが好ましい。この量は水相W1 中に保持されうるビタミンのような任意の水溶性活性成分の重量を含む。一次エマルジョンW1 /Oの油相Oは、1〜99.9重量%の量で使用される。この量は油相O中に含まれるエラストマーシリコーンポリエーテル、任意の他の油、油溶性ビタミンまたは脂溶性活性成分の重量を含む。
【0066】
次に、0.1〜70重量%の一次エマルジョンW1 /Oと30〜99.9重量%の最終的な水性の連続相W2 とをたんに混合することにより多重エマルジョンW1 /O/W2 を調製できる。連続相W2 の量はその最終的な連続相中に含まれる任意の追加の水溶性成分の質量を含む。
【0067】
【実施例】
本発明をより詳しく説明するために以下に実施例を示す。
例1−ビタミンCを含むハンドおよびボディーローション
この例において、2種の共存するエマルジョンを最終生成物の材料として調製した。これらのエマルジョンのうちの一方はO’/W2 として表されるものであり、もう一方のエマルジョンは本発明のW1 /O/W2 多重エマルジョンとして表されるものであった。
【0068】
パートA.一方の油相(O’)の調製
10gのステアリン酸(Witco Corporation, New York, New York のHYSTRENE FG の商品名で市販されている製品)を、10gのグリセロールモノステアレートおよびポリオキシエチレンステアレート(ICI Surafactants, Wilmington, Delawareにより商品名ARLACEL 165 で販売されている非イオン界面活性剤)、ならびに25gのペトロラタム(皮膚軟化剤として使用されている半固体石油ゼリーであって、Witco Corporation, New York, New York により商品名WHITE PROTOPETで市販されているもの)とともに計量してガラスビーカーに入れた。この例におけるステアリン酸の目的は、O’/W2 エマルジョン中の石油ゼリーを乳化させるための非イオン界面活性剤ARLACEL 165 に加えて、ステアリン酸をアニオン界面活性剤として作用させることである。これらの成分は固体であるから、溶融させるためにこれらの成分を80℃の熱水浴に入れた。0.5gの架橋ポリアクリル酸ポリマー(他の状況ではカルボマー(carbomer)として一般的に知られている増粘剤であって、B. F. Goodrich Company, Brecksville, Ohio により商品名CARBOPOL EDT 2001 で市販されているもの)を溶融体中に分散させた。
【0069】
パートB.一方の水相(W2 )の調製
5.0gのトリエタノールアミンを50gの70℃の脱イオン水に加えた。Lightning ブランドの実験室用混合機を使用して200rpm(21rad/s)で溶液を混合した。この例におけるトリエタノールアミンの目的は、事実上概して幾分酸性であるカルボマー増粘剤に対する中和剤として作用させることである。
【0070】
パートC.一次エマルジョン(W1 /O)の調製
(EO)12とデカメチルシクロペンタシロキサン(D5 )中の架橋結合が1:5の比で存在するエラストマーシリコーンポリエーテルを9重量%含む溶液20gを計量してガラスビーカーに入れ、機械的混合機を使用して800rpm(84rad/s)で混合した。水に分散されたビタミンC(Fluka Chemie AG, Buchs, Switzerland の製品)を10重量%含む溶液(W1 )156gを20分間にわたって加え、混合した。この例において、エラストマーシリコーンポリエーテルは、一次エマルジョンW1 /Oを形成することに関し、D5 に対する乳化剤として作用した。一次エマルジョンW1 /O中の相Oは、D5 とエラストマーシリコーンポリエーテルの組み合わせにより構成される。水溶性であるビタミンCは、一次エマルジョンW1 /Oの相W1 の部分を構成する。
【0071】
パートAをパートBに注ぎ入れ、パートAとパートBを200rpm(21rad/s)で5分間混合することによりエマルジョンO’/W2 を調製した。水浴から試料を取り出し、そして200rpm(21rad/s)で混合しながら55℃に放冷した。次にパートCを加えた。混合機の速度を徐々に500rpm(52rad/s)まで増加させ、適切に混合するようにした。試料を50℃に冷却させながら混合を続け、50℃になったら1.5gの1,3−ジメチロール−5,5−ジメチル(DMDM)ヒダントイン(Lonza Incorporated, Fair Lawn New Jerseyにより商品名GLYDANT (商標)で市販されているエマルジョン用防腐剤)と、蒸発のために失われた分の追加の脱イオン水を加え、5分間混合した。
【0072】
得られた材料は、安定なエマルジョン状の白色ローションであった。光学顕微鏡によりこの生成物を調べたところ、生成物中に多重エマルジョンW1 /O/W2 の存在が確認された。
【0076】
比較例1−ハンドおよびボディーローション
この例において、2種の共存するエマルジョンを最終生成物の材料として調製した。これらのエマルジョンのうちの一方はO’/W2 として表されるものであり、もう一方のエマルジョンはO/W2 エマルジョンと表されるものであった。
【0077】
パートA.一方の油相(O’)の調製
10gのステアリン酸(HYSTRENE FG )を、10gの非イオン界面活性剤ARLACEL 165 および25gのペトロラタム石油ゼリーとともに計量してガラスビーカーに入れた。溶融させるためにこれらの成分を80℃の熱水浴に入れた。次に、0.5gのカルボマーを溶融体中に分散させた。
【0078】
パートB.一方の水相(W2 )の調製
5.0gのトリエタノールアミンを50gの70℃の脱イオン水に加えた。Lightning ブランドの実験室用混合機を使用して200rpm(21rad/s)で溶液を混合した。
【0079】
パートC.もう一方の油相(O)の調製
(EO)12とデカメチルシクロペンタシロキサン(D5 )中の架橋結合が1:5の比で存在するエラストマーシリコーンポリエーテルを9重量%含む溶液25gを計量してガラスビーカーに入れた。この例において、一次エマルジョンは調製しなかった。
【0080】
パートAをパートBに注ぎ入れ、パートAとパートBを200rpm(21rad/s)で5分間混合することによりエマルジョンO’/W2 を調製した。水浴から試料を取り出し、そして200rpm(21rad/s)で混合しながら55℃に放冷した。次にパートCを加えた。混合機の速度を徐々に500rpm(52rad/s)まで増加させ、適切に混合するようにした。試料を50℃に冷却させながら混合を続け、50℃になったら1.5gのDMDMヒダントイン(Lonza Incorporated, Fair Lawn New Jerseyにより商品名GLYDANT (商標)で市販されているエマルジョン用防腐剤)と、蒸発のために失われた分の追加の脱イオン水を加え、5分間混合した。
【0081】
得られた材料は、安定なエマルジョン状の白色ローションであった。光学顕微鏡によりこの生成物を調べたところ、生成物中に多重エマルジョンの存在は確認されなかった。この比較例は、一次エマルジョンを形成しないことに関する効果を示すものである。
【0082】
比較例2
ビタミンAおよびEを含むハンドおよびボディーローション
この例において、2種の共存するエマルジョンを最終生成物の材料として調製した。これらのエマルジョンのうちの一方はO’/W2 として表されるものであり、もう一方のエマルジョンは本発明のO/W2 ’エマルジョンと表されるものであった。
【0083】
パートA.一方の油相(O’)の調製
10gのステアリン酸(HYSTRENE FG )を、10gの非イオン界面活性剤ARLACEL 165 および25gのペトロラタム石油ゼリーとともに計量してガラスビーカーに入れた。溶融させるためにこれらの成分を80℃の熱水浴に入れた。
【0084】
パートB.一方の水相(W2 )の調製
カルボマー増粘剤の1重量%水性分散体50gを計量して308.5gの熱い脱イオン水とともに別のビーカーに入れた。この分散体を熱水浴に入れ、機械的混合機を使用して200rpm(21rad/s)で混合した。
【0085】
パートC.もう一方の水相(W2 ’)の調製
5.0gのトリエタノールアミンを50gの熱い脱イオン水とともにガラスビーカーに加えた。溶液が均一になるまで、ガラス攪拌棒を使用して手作業で溶液を混合した。
【0086】
パートD.もう一方の油相(O)の調製
(EO)12とデカメチルシクロペンタシロキサン(D5 )中の架橋結合が1:5の比で存在するエラストマーシリコーンポリエーテルを9重量%含む溶液50gを計量してガラスビーカーに入れ、機械的混合機を使用して600rpm(63rad/s)で混合した。等しい部数のビタミンAアセテート(Fluka Chemie AG, Buchs, Switzerland の製品)とCOVI-OX T-50(Henkel Corporation, La Grange, Illinois のビタミンE製品)からなる予備調製された混合物9.68gを10分間にわたってエラストマーシリコーンポリエーテルに加えた。前記ビタミン類は、この(O)相の全重量の16.2重量%を構成していた。この例においても、一次エマルジョンは調製しなかった。
【0087】
パートAを均一に溶融させたら、パートAをパートBに注ぎ入れ、そしてパートAとパートBを200rpm(21rad/s)で5分間混合することによりエマルジョンO’/W2 を調製した。次に、エマルジョンO’/W2 をパートC(W2 ’)により中和し、さらに5分間混合した。中和の間、混合機の速度を200rpmから350rpm(21rad/sから37rad/s)に徐々に増加させて適切に混合するようにした。熱水浴から試料を取り出し、そして350rpm(37rad/s)で混合しながら55℃に放冷した。試料の温度が55℃に達したら、25gのパートDを加えた。混合を続け、試料を50℃に放冷した。冷却後、1.5gのDMDMヒダントイン及び蒸発のために失われた分の追加の脱イオン水を試料に加え、そして5分間混合した。
【0088】
得られた材料は、安定なエマルジョン状の滑らかな淡黄色ローションであった。光学顕微鏡によりこの生成物を調べたところ、生成物中に多重エマルジョンの存在は確認されなかった。この比較例も、一次エマルジョンを形成しないことに関する効果を示すものである。
【0089】
例3−ビタミンAおよびEを含むハンドおよびボディーローション
この例において、2種の共存するエマルジョンを最終生成物の材料として調製した。これらのエマルジョンのうちの一方はO’/W2 として表されるものであり、もう一方のエマルジョンは本発明に係るW1 /O/W2 ’多重エマルジョンと表されるものであった。先の比較例とは対照的に、この例において一次エマルジョンを形成した。
【0090】
パートA.一方の油相(O’)の調製
10gのステアリン酸(HYSTRENE FG )を、10gの非イオン界面活性剤ARLACEL 165 および25gのペトロラタム石油ゼリーとともに計量してガラスビーカーに入れた。溶融させるためにこれらの成分を80℃の熱水浴に入れた。
【0091】
パートB.一方の水相(W2 )の調製
カルボマー増粘剤の1重量%水性分散体50gを計量して308.5gの熱い脱イオン水とともに別のビーカーに入れた。この分散体を熱水浴に入れ、機械的混合機を使用して200rpm(21rad/s)で混合した。
【0092】
パートC.もう一方の水相(W2 ’)の調製
5.0gのトリエタノールアミンを50gの熱い脱イオン水とともにガラスビーカーに加えた。溶液が均一になるまでガラス攪拌棒により溶液を混合した。
【0093】
パートD.一次エマルジョンW1 /Oの調製
(EO)12とデカメチルシクロペンタシロキサン(D5 )中の架橋結合が1:5の比で存在するエラストマーシリコーンポリエーテルを9重量%含む溶液20gを計量してガラスビーカーに入れ、機械的混合機を使用して600rpm(63rad/s)で混合した。等しい部数のビタミンAアセテート(Fluka Chemie AG, Buchs, Switzerland の製品)とCOVI-OX T-50(Henkel Corporation, La Grange, Illinois のビタミンE製品)からなる予備調製された混合物3.87gを10分間にわたってエラストマーシリコーンポリエーテルに加えた。これらの成分は油相(O)を構成した。次に、これらの成分からなるこの混合物に、湿潤剤である乳酸を10重量%含む水溶液(W1 )23.87gを加えた。これらの成分を15分間機械的に混合した。例1に記載したように、エラストマーシリコーンポリエーテルは、一次エマルジョンW1 /Oを形成することに関して、D5 に対して乳化剤として作用した。一次エマルジョンW1 /O中の相Oは、前記ビタミン類とD5 とエラストマーシリコーンポリエーテルの組み合わせにより構成される。
【0094】
パートAを均一に溶融させたら、パートAをパートBに注ぎ入れ、そしてパートAとパートBを200rpm(21rad/s)で5分間混合することによりエマルジョンO’/W2 を調製した。次に、エマルジョンO’/W2 をパートC(W2 ’)により中和し、さらに5分間混合した。中和の間、混合機の速度を200rpmから350rpm(21rad/sから37rad/s)に徐々に増加させて適切に混合するようにした。熱水浴から試料を取り出し、そして350rpm(37rad/s)で混合しながら55℃に放冷した。試料の温度が55℃に達したら、25gのパートDを加えた。混合を続け、試料を50℃に放冷した。冷却後、1.5gのDMDMヒダントイン及び蒸発のために失われた分の追加の脱イオン水を試料に加え、そして5分間混合した。
【0095】
得られた材料は、安定なエマルジョン状の滑らかな淡黄色ローションであった。光学顕微鏡によりこの生成物を調べたところ、生成物中に多重エマルジョンW1 /O/W2 ’の存在および共存が確認された。この例は、一次エマルジョンを形成することの重要性を示すものである。
【0096】
米国特許第5,811,487号に従って調製されたエラストマーシリコーンポリエーテルが本発明に従って使用するのに最も好ましいが、本発明の範囲から離れることなく他の型のエラストマーシリコーンポリエーテルを本発明において使用することができる。
【0097】
例えば、使用できるエラストマーシリコーンポリエーテルの1つの型は、モノアルケニルポリエーテルと、次の2つの型の有機ケイ素モノマー:ZMe2 SiO(Me2 SiO)r (MeHSiO)s SiMe2 ZおよびQMe2 SiO(Me2 SiO)t (MeQSiO)u SiMe2 Q(式中、Meはメチルであり、1分子当たり少なくとも2個のH原子が存在することを条件としてZはCH3 またはHであり、1分子当たり少なくとも2個の炭素−炭素二重結合が存在することを条件としてQはビニルもしくは他のα−不飽和アルケニル基またはCH3 であり、rは0〜1,000であり、sは0〜100であり、tは0〜1,000であり、uは0〜100である)とを反応させることにより調製されるものである。
【0098】
使用できる他の型のエラストマーシリコーンポリエーテルとしては、モノアルケニルポリエーテルと、次の2つの他の型の有機ケイ素モノマー:(RMe2 SiO1/2 v (SiO4/2 w (RSiO3/2 x (RMeSiO2/2 y および
【0099】
【化6】
Figure 0004689785
【0100】
(式中、Meはメチルであり、1分子当たり少なくとも2個のH原子が存在することを条件としてRはメチルまたはHであり、1分子当たり少なくとも2個の炭素−炭素二重結合が存在することを条件としてQはビニルもしくは他のα−不飽和アルケニル基またはメチルであり、vは2〜50であり、wは0〜20であり、xは0〜50であり、yは0〜1,000であり、zは0〜1,000であり、λは0〜100である)とを反応させることにより調製される型のものである。
【0101】
下記例4において、この後者の型のエラストマーシリコーンポリエーテルを調製する方法を示す。
例4
この例において、ESCO EL-1 プロセッサー混合機を使用した。このプロセッサー混合機は、加熱及び冷却能を有する1リットルジャケット付きガラス容器と、速度調節設定値が20〜300rpm(2〜31rad/s)であるアンカースウィープブレードと、Cowles型ブレード及び750〜15,000rpm(78〜1,570rad/s)の運転のための速度調節装置を有する高速ホモジナイザーと、温度計と、生成物送込口と、真空接合具と、加熱及び冷却能を有する循環浴を備えていた。エラストマーシリコーンポリエーテルを調製するために使用した原料及び量は、式:Si[OSi(CH3 2 H]4 により表されるテトラキス(ジメチルシロキシ)シラン0.09重量%;分子中におよそ300個のジメチルシロキシ単位を有するビニル末端ポリジメチルシロキサン9.75重量%;CH2 =CH(CH2 f O(CH2 CH2 O)g (CH2 CH3 CHO)h T(式中、TはHである)型のモノアルケニルポリエーテル0.16重量%;デカメチルシクロペンタシロキサン90重量%;およびカルステット触媒、すなわち1重量%の白金を含む白金ジビニルテトラメチルジシロキサン錯体0.19重量%であった。エラストマーシリコーンポリエーテルの製造における第1工程は、ESCO混合機にテトラキス(ジメチルシロキシ)シラン、モノアルケニルポリエーテル及び80重量%のデカメチルシクロペンタシロキサンを加えることであった。ESCO混合機に材料を装填した後、その混合機を密閉した。循環浴を50℃の設定値に設定することにより混合機の加熱を開始した。混合機のスウィープブレードをその能力の20%まで作動させるとともに混合機のホモジナイザーをその能力の5%まで作動させた。ESCO混合機のポートホールを通じてシリンジによりESCO混合機に白金触媒を添加し、タイマーを始動させた。混合を1時間続けた。ビニル末端ポリジメチルシロキサンを計量してビーカーに入れた。送込口プラグをはずすことによりESCO混合機にそのビニル末端ポリジメチルシロキサンを添加した。この添加に続いてESCO混合機に残りのデカメチルシクロペンタシロキサンを添加した。送込口を閉じ、タイマーを再始動させた。ホモジナイザーの速度をその能力の10%まで増加させた。混合機内の流体は増粘およびゲル化しはじめ、混合機のシャフトに追随しはじめた。ホモジナイザーの速度をその能力の20〜25%に増加させるとともに混合機内のスクレーパーをその能力の20〜25%に設定して混合を続けた。ビニル末端ポリジメチルシロキサンの添加時点から測定した全混合時間は50℃で2.5〜3時間であった。この時間が経過した後、混合機の設定温度を25℃まで下げ、生成物が30℃に冷却されるまで混合を続けた。次に、混合機を停止し、混合機内の試料を取り出した。次のさらなる例は、この例で調製した型のエラストマーシリコーンポリエーテルを使用して本発明に係る多重エマルジョンのうまく調製することを例示するものである。
【0102】
例5−ビタミンAおよびEを含むハンドおよびボディーローション
この例において、2種の共存するエマルジョンを最終生成物の材料として調製した。これらのエマルジョンのうちの一方はO’/W2 として表されるものであり、もう一方のエマルジョンは本発明に係るW1 /O/W2 ’多重エマルジョンと表されるものであった。再び、この例において一次エマルジョンを形成した。
【0103】
パートA.一方の油相(O’)の調製
10gのステアリン酸(HYSTRENE FG )を、10gの非イオン界面活性剤ARLACEL 165 および25gのペトロラタム石油ゼリーとともに計量してガラスビーカーに入れた。溶融させるためにこれらの成分を80℃の熱水浴に入れた。
【0104】
パートB.一方の水相(W2 )の調製
カルボマー増粘剤の1重量%水性分散体50gを計量して308.5gの熱い脱イオン水とともに別のビーカーに入れた。この分散体を熱水浴に入れ、機械的混合機を使用して200rpm(21rad/s)で混合した。
【0105】
パートC.もう一方の水相(W2 ’)の調製
5.0gのトリエタノールアミンを50gの熱い脱イオン水とともにガラスビーカーに加えた。溶液が均一になるまでガラス攪拌棒により溶液を混合した。
【0106】
パートD.一次エマルジョンW1 /Oの調製
例4で調製されたエラストマーシリコーンポリエーテルをデカメチルシクロペンタシロキサン(D5 )中に含む溶液70gを計量してガラスビーカーに入れ、機械的混合機を使用して600rpm(63rad/s)で混合した。ビタミンC(Fluka Chemie AG, Buchs, Switzerland の製品)を10重量%含む水溶液(W1 )30gを10分間にわたって加え、他の2つの成分と混合した。エラストマーシリコーンポリエーテルとデカメチルシクロペンタシロキサンが油相(O)を構成していた。このエラストマーシリコーンポリエーテルも、一次エマルジョンW1 /Oを形成させることに関し、D5 に対して乳化剤として作用した。一次エマルジョンW1 /O中の相W1 は、活性成分としてビタミンCを含む水溶液により構成されていた。
【0107】
パートAを均一に溶融させたら、パートAをパートBに注ぎ入れ、そしてパートAとパートBを200rpm(21rad/s)で5分間混合することによりエマルジョンO’/W2 を調製した。次に、エマルジョンO’/W2 をパートC(W2 ’)により中和し、さらに5分間混合した。中和の間、混合機の速度を200rpmから350rpm(21rad/sから37rad/s)に徐々に増加させて適切に混合するようにした。熱水浴から試料を取り出し、そして350rpm(37rad/s)で混合しながら55℃に放冷した。試料の温度が55℃に達したら、25gのパートDを加えた。混合を続け、試料を50℃に放冷した。冷却後、1.5gのDMDMヒダントイン及び蒸発のために失われた分の追加の脱イオン水を試料に加え、そして5分間混合した。
【0108】
得られた材料は、安定なエマルジョン状の滑らかな白色ローションであった。光学顕微鏡によりこの生成物を調べたところ、生成物中に多重エマルジョンW1 /O/W2 ’の存在および共存が確認された。この例は、一次エマルジョンを形成することの重要性を確認するものである。
【0109】
本発明に係る組成物は、パーソナルケア分野において特別な価値を有する。本発明に係る組成物は、それら自体で使用されても、または医師の処方不要(OTC)の種々のパーソナルケア製品を形成するために他の化粧品用配合物と配合されてもよい。
【0110】
例えば、本発明の成分は発汗抑制剤および脱臭剤中でキャリヤーとして有用である。本発明の組成物は滑らかであり、スキンクリーム、スキンケアローション、加湿剤、ざ瘡除去剤またはしわ取り剤のようなフェーシャルトリートメント、パーソナルクレンザーおよびフェーシャルクレンザー、バスオイル、香水、コロン、サッシェ(sachets )、日焼け止め剤、プレシェーブローションおよびアフターシェーブローション、液体石鹸、ひげそり用石鹸およびひげそり用石鹸泡の特性を改良することができる。光沢を高めるためおよび状態調節する利点を提供するために、本発明の組成物をヘアシャンプー、ヘアコンディショナー、ヘアスプレー、ムース、パーマネント、脱毛剤およびキューティクルコート中に使用できる。
【0111】
化粧品において、本発明の組成物は、メークアップ、有色化粧品(color cosmetics )、ファンデーション、ブラッシェ(blushes )、リップスティック(lip sticks)、リップバルム剤(lip balms )、アイライン、マスカラ、油除去剤、有色化粧品除去剤およびパウダー中の顔料用の均展剤および展着剤として作用する。スティック(sticks)、ゲル、ローション、エアゾールおよびロールオン(roll-ons)に本発明の組成物を含めた場合には、本発明の組成物はさらさらした絹のような滑らかさを付与する。
【0112】
さらに、本発明の組成物は、貯蔵安定性および調製のし易さのような他の利点および有益な特性を示す。それ故、本発明の組成物の用途は広く、特に発汗抑制剤、脱臭剤、スキンケア製品中で、および毛髪を状態調節することに関して特に有用である。
【0113】
さらに、本発明の組成物は、医薬品、殺生物剤、除草剤、農薬および他の生物学的に活性な物質用のキャリヤーとして作用することができ、また本発明の組成物を水および水溶性物質を疎水性系に導入することに使用できる。

Claims (7)

  1. まず油相(O)としてのシリコーン流体と前記油相(O)に水相W1 を分散させるための乳化剤としてのエラストマーシリコーンポリエーテルとを使用して一次エマルジョンW1 /Oを調製し、次に前記一次エマルジョンW1 /Oを最終的な連続的な水相W2 に添加分散させて多重エマルジョンW1 /O/W2 を形成させることを含むW1 /O/W2 型の多重エマルジョンの製造方法。
  2. 前記乳化剤が、ポリエーテル基を有する≡Si−H含有ポリシロキサンが形成されるまで、
    (A)式:R3 SiO(R'2SiO)a (R''HSiO)b SiR3 または式:(R'2SiO)a (R''HSiO)b により表される≡Si−H含有ポリシロキサン、および任意に、式:HR2 SiO(R'2SiO)c SiR2 Hにより表される≡Si−H含有ポリシロキサンまたは式:HR2 SiO(R'2SiO)a(R''HSiO)b SiR2 Hにより表される≡Si−H含有ポリシロキサン(式中、R、R' およびR''は炭素原子数1〜6のアルキル基であり、aは0〜250、bは1〜250、cは0〜250である)と、
    (B)式:CH2 =CH(CH2f O(CH2 CH2 O)g (CH2 CH3CHO)h Tまたは式:CH2 =CH−Q−O(CH2 CH2 O)g (CH2 CH3 CHO)h T(式中、Tは水素、C1 〜C10アルキル基、アリール基またはC1 〜C20アシル基であり、Qは不飽和を含有する二価連結基であり、fは1〜6、gは4〜30、hは0または1〜100である)により表されるモノアルケニルポリエーテルとを、白金触媒の存在のもとで反応させ、そして、
    (C)ポリエーテル基を有する前記≡Si−H含有ポリシロキサンと、
    (D)式:CH2 =CH(CH2d CH=CH2 により表されるα,ω−ジエン、式:CH≡C(CH2e C≡CHにより表されるα,ω−ジイン、および式:CH2 =CH(CH2e C≡CHにより表されるα,ω−エン−イン(式中、dは1〜20、eは0〜20である)とを、
    不飽和炭化水素中の二重結合または三重結合を交差して≡SiHが架橋および付加することによってシリコーンエラストマーが形成されるまで、
    (E)(i)有機化合物、(ii)ケイ素原子を含有する化合物、(iii)有機化合物の混合物、(iv)ケイ素原子を含有する化合物の混合物、および(v)有機化合物とケイ素原子を含有する化合物の混合物から選ばれる油、
    の存在のもとで反応させることを含む方法により調製されるシリコーンエラストマーである、請求項1に記載の1 /O/W2 型の多重エマルジョンの製造方法。
  3. 油相が式:(CH33 SiO{(CH32 SiO}k Si(CH33 (式中、kは0〜5である)により表される揮発性線状メチルシロキサンまたは式:{(CH32 SiO}m (式中、mは3〜8である)により表される揮発性環状メチルシロキサンであって、沸点250℃未満、粘度0.65〜5.0mm2 /sの揮発性メチルシロキサンである請求項1または2に記載の方法。
  4. 油溶性活性成分が油相(O)中に含められる請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 水溶性活性成分が水相W1 またはW2 のうちの一方に含められる請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 0.1〜70重量%の一次エマルジョンW 1 /Oが30〜99.9重量%の最終的な水性の連続相W 2 と混合される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法により調製される多重エマルジョンを毛髪、皮膚または腋の下に適用することを含む毛髪、皮膚または腋の下を処理する方法。
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