JP4689761B2 - 無線通信システム、基地局装置、移動局装置および送信制御方法 - Google Patents

無線通信システム、基地局装置、移動局装置および送信制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動局装置が、基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を前記基地局装置へ送信する無線通信システム、並びにこの無線通信システムに適用される基地局装置、移動局装置および送信制御方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)は、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)とGSM(Global System for Mobile Communications)を発展させたネットワークを基本とした携帯電話システムの仕様を検討・作成を行なうプロジェクトである。3GPPでは、W−CDMA方式が第3世代セルラー移動通信方式として標準化され、順次サービスが開始されている。また、通信速度を更に上げたHSDPA(High-Speed Downlink Packet Access)も標準化され、サービスが開始されている。3GPPでは、第3世代無線アクセス技術の進化(Evolved Universal Terrestrial Radio Access:以下、「E−UTRA」と呼称する。)が検討されている。
E−UTRAにおける下りリンク通信方式として、互いに直交するサブキャリアを用いてユーザ多重化を行なうOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)方式が提案されている。また、OFDMA方式において、チャネル符号化等の適応無線リンク制御(リンクアダプテーション:Link Adaptation)に基づく適応変復調・誤り訂正方式(AMCS:Adaptive Modulation and Coding Scheme)といった技術が適用されている。
AMCSとは、高速パケットデータ伝送を効率的に行なうために、各移動局装置の伝搬路状況に応じて、誤り訂正方式、誤り訂正の符号化率、データ変調多値数などの無線伝送パラメータ(以下、「AMCモード」と呼称する。)を切り替える方式である。例えば、データ変調については、伝搬路状況が良好になるに従って、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)変調から、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調、64QAM変調など、より高い変調効率の多値変調方式に切り替えることで、移動通信システムの最大スループットを増大させることができる。
OFDMAにおいて、通信可能な領域を物理的にサブキャリアに対応する周波数領域と時間領域において分割することができる。この分割領域をいくつかにまとめたものはリソースブロックと呼ばれ、一つまたはいくつかのリソースブロックを各移動局装置へ割り振り、複数の移動局装置を多重化した通信が行なわれる。基地局装置と各移動局装置とが、その要求に応じた最適な品質・速度での通信を行なうためには、各移動局装置における各サブキャリアに対応する周波数帯の受信品質や移動局装置における通信速度の要求を考慮したリソースブロック割り当ておよび伝送方式の決定が必要である。
伝送方式やスケジューリングは基地局装置が行なうため、この要求を実現するために、基地局装置は各移動局装置から受信品質のフィードバックを受信することが必要となる。また、受信品質の状況は伝搬路の変化に伴い刻一刻と変化するため、安定した通信を行なうためには基地局装置に対して定期的に受信品質情報をフィードバックする必要がある。
E−UTRAにおける上りリンクの通信方式において、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC−FDMA:Single Carrier - Frequency Division Multiple Access)の採用が検討されている。マルチキャリア通信であるOFDMA方式は、マルチパスの影響を受けにくい、伝搬路に応じて最適な周波数帯を柔軟に利用できる利点があるが、送信信号におけるピーク対平均比(PAPR:Peak to Average Ratio)が高くなるという問題点があり、移動局装置では高出力となる増幅器を導入することが難しい。
これに対してSC−FDMA方式では、シングルキャリア通信を採用しながら柔軟に利用周波数帯を選択できるため、E−UTRAの上りリンクには適している。このとき、シングルキャリア通信を実現するために、各移動局装置に割り当てられる信号送信リソースは周波数軸において連続したものとなる。
また、E−UTRAにおいては通信路容量を増大するために、MIMO(Multiple Input Multiple Output)を利用したSDM(Space Division Multiplexing:空間多重技術)、若しくはSFBC(Space-Frequency Block Coding)、CDD(Cyclic Delay Diversity)といった送信ダイバーシティの利用が提案されている。MIMOは、多入力・多出力システムまたは技術の総称であり、送信側、受信側に複数のアンテナを用いて、電波の入出力の分岐数を複数にして伝送することを特徴とする。MIMOを利用すると、マルチパスの影響で空間として複数の伝搬路を形成し複数の情報を多重化して送信することと、複数の送信アンテナの電力を受信側で合成し、受信利得を得ることが可能となる。
E−UTRAでは、下りリンクにおけるMIMO・SDMおよび送信ダイバーシティの利用が想定されており、どの方式によって通信を行なうかは基地局装置および移動局装置間における伝搬路状況を考慮し決定される。
また、下りリンクにおけるMIMO・SDMの利用時については、各アンテナから送信される複数系列の情報を分離しやすくするために、予め送信信号系列を前処理することが検討されている。この送信信号前処理の情報は、移動局装置が受信する信号を元に推定した伝搬路情報から求められるものであり、基地局装置自身が完結してその情報を求めることができない。このため、移動局装置は基地局装置に送信信号前処理情報をフィードバックしなければならない。また、伝搬路の変化に伴い前処理の値は変化するため、MIMO・SDMによる通信時は適切なタイミングで送信信号前処理情報をフィードバックし続ける必要がある。
上記のとおり、E−UTRAの下りリンクにおいて、基地局装置から移動局装置へ送信される信号はMIMOの適用により、複数の系列を適用することが可能であるが、この系列数の数は1から4までをサポートすることが検討されている。この系列数は、移動局装置と基地局装置間の伝搬路により決定されるものであり、基地局装置から送信される参照信号をもとに移動局装置において算出される。ここで、E−UTRAにて採用される周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)においては周波数分割送信信号の系列数は移動局装置のみが知る情報であり、基地局装置にて発生する下りリンク信号にMIMO・SDMを適用するためには、この系列数の情報を移動局装置から基地局装置へフィードバックしなければならない。基地局装置と移動局装置間における最適な系列数は伝搬路の状況により変化するため、移動局装置は送信信号の系列数を表す情報を伝搬路の変化に応じて基地局装置に送信しなければならない。
上述のように、MIMOによるSDM通信を実現するためには、各移動局装置から基地局装置通信路に対して、受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号の系列数情報の3つをフィードバックする必要がある。それぞれをフィードバックするために必要なビット数、フォーマット、送信頻度はそれぞれ異なっており、また、伝搬路の状況や移動局装置の状況などによって変化する。つまり、これらのフィードバックのしくみは柔軟に切り替えられることが望ましい。
一例として、最適な送信信号の系列数は、送信信号前処理情報と比較して時間的変化が緩やかである。もし、最適な送信信号の系列数と送信信号前処理情報を必ず同時に送信するスケジュールを行ない、送信信号前処理情報の送信周期に合わせたフィードバックを行なうと、変化のない送信信号の系列数を何度もフィードバックすることになり、その結果、上りリンクのリソースについてオーバーヘッドが発生する。
一方、送信信号の系列数の送信周期に合わせたフィードバックを行なうと、基地局装置における送信信号前処理情報の情報が不足し、その結果、送信信号に対して適切でない前処理によってMIMO・SDM通信を行なうことになり、システムとしてのスループットが低下してしまう。E−UTRAにおいて、基地局装置における収容可能な移動局装置数を増加させることは大きな課題とされており、帯域の限られた上りリンクリソースを圧迫する、もしくは、スループットが低下するような手段をとることは望ましくない。
他の異なる例として、移動局装置の移動速度が変化すると、移動局装置と基地局装置間の伝搬路も変化する。これに伴い、伝搬路によって決定される受信品質情報、送信信号前処理情報、最適な送信信号の系列数の変化の速度も変化する。つまり、移動速度に伴って、これらのフィードバック情報を送信する周期も変更されるため、受信品質情報、送信信号前処理情報、最適な送信信号の系列数を状況に応じて再スケジューリングすることが望ましい。
移動局装置から基地局装置へ、複数種類のフィードバック情報を送信する手法については、それぞれの送信タイミングを考慮した上でさまざまな検討がされている。例えば下記非特許文献1では、送信信号の系列情報を単独で移動局装置へフィードバックし、その後で受信品質情報と送信信号前処理情報を同時に送信する手法を提案している。この方法では、送信信号の系列情報を先に決定することで、その後送信する受信品質情報、送信信号前処理情報の送信フォーマットを絞り込み、不要なビットを送信しなくて済む。すなわち、上りリンクのオーバーヘッドを削減することが図られている。
また、非特許文献2では、送信信号の系列情報、送信信号前処理情報、および受信品質情報をあらかじめ決められた帯域幅ですべて同時にコーディングして送信することを提案している。これにより、処理の簡易化が図られている。
"Design Aspects of MIMO-Related UE Feedback", 3GPP TSG RAN WG1 #49, R1-072213, 2007年3月 "Feedback method for CQI, PMI and rank",3GPP TSG RAN WG1 #49, R1-073512, 2007年8月
しかしながら、非特許文献1および非特許文献2に記載されている方法は、受信品質情報と送信信号前処理情報を異なる周期で送信することを考慮していない。受信品質情報と送信信号前処理情報とが必ず同一の組み合わせであると考えられているため、いずれかの変化が早い情報に合わせて信号を送信する必要がある。つまり、送る必要のない情報も併せて送信する必要があり、その分のオーバーヘッドが問題となる。前述のように上りリンクの帯域は限られており、その帯域が占有されればシステム自体のキャパシティが低下してしまう。
このように、異なる種類のフィードバック情報について、それぞれの最適な周期で送信することを検討した例はなく、受信品質情報の情報量、送信頻度を考慮した、効率的な送信制御方法が必要とされる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、移動局装置から基地局装置へ送信するフィードバック情報の種類に応じて送信頻度を個別かつ柔軟に設定することにより、送信周期をフィードバック情報の種類に応じて最適なものし、送信周期が最適なものと一致しないことに起因するシステムスループットの低下を最小限に抑えることができる無線通信システム、基地局装置、移動局装置および送信制御方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の無線通信システムは、移動局装置が、基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を前記基地局装置へ送信する無線通信システムであって、前記基地局装置は、前記フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てる一方、前記移動局装置は、前記割り当てられたリソースを使用して、複数種類のフィードバック情報を前記基地局装置に対して送信することを特徴としている。
このように、基地局装置は、フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てる一方、移動局装置は、割り当てられたリソースを使用して、複数種類のフィードバック情報を基地局装置に対して送信するので、基地局装置では、フィードバック情報の種類に応じた最適な送信リソースを個別に設定することができる。また、移動局装置では、基地局装置による割り当てに応じて、それぞれのフィードバック情報を送信することができる。その結果、送信周期をフィードバック情報の種類に応じて最適なものとすることができると共に、送信周期が最適なものと一致しないことに起因するシステムスループットの低下を最小限に抑えることが可能となる。
(2)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記フィードバック情報の種類に応じて、周期的にリソースを割り当てることを特徴としている。
このように、基地局装置は、フィードバック情報の種類に応じて、周期的にリソースを割り当てるので、基地局装置がフィードバック情報を移動局装置に対して送信する際に、そのリソースを周期的に割り当てることができる。これにより、各種類のフィードバック情報を送信する際に、その都度基地局装置からリソース割り当てを行なう必要が無く、不要なシグナリングを削減することが可能となる。
(3)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記フィードバック情報のうちいずれかを組み合わせ、その組み合わせに対して同一のリソースを割り当て、前記割り当てたリソースにおいて各フィードバック情報の送信タイミングをずらすことにより、それぞれのフィードバック情報の送信を行なうことを特徴としている。
このように、基地局装置は、フィードバック情報のうちいずれかを組み合わせ、その組み合わせに対して同一のリソースを割り当て、前記割り当てたリソースにおいて各フィードバック情報の送信タイミングをずらすことにより、それぞれのフィードバック情報の送信を行なうので、必ずしも各フィードバック情報に対して個別にリソース割り当てを行なう必要が無く、これに付随して発生する冗長なシグナリングを削減することが可能となる。
(4)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てた結果、同一の送信タイミングに複数種類のフィードバック情報のリソースが存在する場合は、これらを集約したリソースを新たに割り当てると共に、既に割り当てたリソースを解放することを特徴としている。
このように、基地局装置は、フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てた結果、同一の送信タイミングに複数種類のフィードバック情報のリソースが存在する場合は、これらを集約したリソースを新たに割り当てると共に、既に割り当てたリソースを解放するので、SC−FDMAに対応した上りリンクの信号の送信が可能となる。これと同時に、基地局装置は、異なる移動局装置に対してリソースを割り当てることが可能となり、リソース利用における無駄を省くことが可能となる。
(5)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てた結果、同一の送信タイミングに複数種類のフィードバック情報のリソースが存在する場合は、いずれかのリソースに集約すると共に、集約したリソース以外の既に割り当てたリソースを解放することを特徴としている。
このように、基地局装置は、フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てた結果、同一の送信タイミングに複数種類のフィードバック情報のリソースが存在する場合は、いずれかのリソースに集約すると共に、集約したリソース以外の既に割り当てたリソースを解放するので、基地局装置により個別に割り当てられた各種類のフィードバック情報のリソースが、そのフィードバック情報に対して十分に大きい場合に、フィードバック情報を集約することが可能となり、不要にリソースを割り当ててしまう場合に生じる無駄を省くことが可能となる。
(6)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、前記フィードバック情報の種類に応じて、非周期的にリソースを割り当てることを特徴としている。
このように、基地局装置は、フィードバック情報の種類に応じて、非周期的にリソースを割り当てるので、移動局装置から送信されるフィードバック情報の少なくとも一つについて、一時的に必要となる状況が生じた場合は、周期的なリソースを割り当てることによって、シグナリングのオーバーヘッドを削減した効率的なスケジューリングをすることが可能となる。一方、周期的なリソースの割り当てが済んでいる状況で、一時的に送信頻度を高めたい場合は、既に割り当てられたリソースに追加する形で非周期的にリソースを割り当てることができるため、シグナリングのオーバーヘッドを削減した効率的なスケジューリングをすることが可能となる。
(7)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記フィードバック情報には、前記測定した受信品質に基づいて生成された受信品質情報、前記基地局装置で送信信号に対する前処理を行なうための送信信号前処理情報または前記基地局装置と通信可能な送信系列数を示す送信信号系列情報の少なくとも一つが含まれることを特徴としている。
このように、フィードバック情報に、受信品質情報、送信信号前処理情報、または送信信号系列情報の少なくとも一つが含まれるので、これらを考慮することにより、MIMO・SDMのように頻繁に最適な送信周期が変わる状況に対応することができ、更に効率的なフィードバック情報に対するリソース割り当てが可能となる。
(8)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記移動局装置は、複数種類のフィードバック情報のうち、特定種類のフィードバック情報を送信するために使用するリソースの割り当てを要求する情報を、前記基地局装置に対して送信することを特徴としている。
このように、移動局装置は、複数種類のフィードバック情報のうち、特定種類のフィードバック情報を送信するために使用するリソースの割り当てを要求する情報を、基地局装置に対して送信するので、移動局装置しか把握することができない観測情報に基づいて、最適なフィードバック情報の送信周期を基地局装置に対して要求することが可能となる。これにより、システムのスループット向上を実現する効率的な通信を行なうことが可能となる。
(9)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記移動局装置は、前記特定種類のフィードバック情報を送信するために使用するリソースの割り当てを要求する情報を、受信品質情報に含めて前記基地局装置に対して送信することを特徴としている。
このように、移動局装置は、特定種類のフィードバック情報を送信するために使用するリソースの割り当てを要求する情報を、受信品質情報に含めて基地局装置に対して送信するので、リクエストのためのリソースを別途割り当てる必要が無くなる。これにより、上りリンクのリソースの利用効率を更に高めることが可能となる。
(10)また、本発明の無線通信システムにおいて、前記基地局装置は、複数種類のフィードバック情報のうち、特定の種類のフィードバック情報を送信することを前記移動局装置に対して指示する送信許可信号を、前記移動局装置に対して送信することを特徴としている。
このように、基地局装置は、複数種類のフィードバック情報のうち、特定の種類のフィードバック情報を送信することを移動局装置に対して指示する送信許可信号を、移動局装置に対して送信するので、基地局装置が必要とする最小限の情報でリソースの割り当ての変更が可能となる。これにより、不要な処理を削減した簡易なリソース割り当てを実現することができる。
(11)また、本発明の基地局装置は、移動局装置が、基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を前記基地局装置へ送信する無線通信システムに適用される基地局装置であって、フィードバック情報の種類に応じた周期的な送信タイミングのリソースを割り当てるスケジューラ部と、前記リソースの割り当て情報を前記移動局装置へ送信する送信部と、を備えることを特徴としている。
このように、フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てるので、移動局装置では、基地局装置による割り当てに応じて、それぞれのフィードバック情報を送信することができる。その結果、送信周期がフィードバック情報の種類に応じて最適なものとすることができると共に、送信周期が最適なものと一致しないことに起因するシステムスループットの低下を最小限に抑えることが可能となる。
(12)また、本発明の基地局装置において、前記スケジューラは、前記フィードバック情報のうちいずれかを組み合わせ、その組み合わせに対して同一のリソースを割り当て、前記割り当てたリソースにおいて各フィードバック情報の送信タイミングをずらすことにより、それぞれのフィードバック情報の送信を行なうことを特徴としている。
このように、基地局装置は、フィードバック情報のうちいずれかを組み合わせ、その組み合わせに対して同一のリソースを割り当て、前記割り当てたリソースにおいて各フィードバック情報の送信タイミングをずらすことにより、それぞれのフィードバック情報の送信を行なうので、必ずしも各フィードバック情報に対して個別にリソース割り当てを行なう必要が無く、これに付随して発生する冗長なシグナリングを削減することが可能となる。
(13)また、本発明の基地局装置において、前記フィードバック情報は、前記移動局装置が測定した受信品質に基づく受信品質情報、送信信号に対する前処理を行なうための送信信号前処理情報、または通信可能な送信系列数を示す送信信号系列情報の少なくとも1つを含むことを特徴としている。
このように、フィードバック情報に、受信品質情報、送信信号前処理情報、または送信信号系列情報の少なくとも一つが含まれるので、これらを考慮することにより、MIMO・SDMのように頻繁に最適な送信周期が変わる状況に対応することができ、効率的なフィードバック情報に対するリソース割り当てが可能となる。
(14)また、本発明の移動局装置は、移動局装置が、基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を前記基地局装置へ送信する無線通信システムに適用される移動局装置であって、前記基地局装置から、前記フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースの割り当て情報を受信する受信部と、前記測定した受信品質に基づいて、受信品質情報を生成する受信品質情報生成部と、前記基地局装置から受信した信号に基づいて、前記基地局装置で送信信号に対する前処理を行なうための送信信号前処理情報を生成する送信信号前処理情報生成部と、前記基地局装置から受信した信号に基づいて、前記基地局装置と通信可能な送信系列数を示す送信信号系列情報を算出する送信信号の系列数情報生成部と、前記受信したリソースの割り当て情報に基づいて、前記フィードバック情報として、前記受信品質情報、前記送信信号前処理情報、または前記送信信号系列情報の少なくとも一つを前記基地局装置へ送信する送信部と、を備えることを特徴としている。
この構成により、基地局装置による、フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てに応じて、それぞれのフィードバック情報を送信することができる。その結果、送信周期がフィードバック情報の種類に応じて最適なものとすることができると共に、送信周期が最適なものと一致しないことに起因するシステムスループットの低下を最小限に抑えることが可能となる。また、フィードバック情報として、前記受信品質情報、前記送信信号前処理情報、または前記送信信号系列情報の少なくとも一つを前記基地局装置へ送信するので、MIMO・SDMのように頻繁に最適な送信周期が変わる状況に対応することができ、更に効率的なフィードバック情報に対するリソース割り当てが可能となる。
本発明によれば、基地局装置は、フィードバック情報の種類に応じた送信タイミングのリソースを割り当てる一方、移動局装置は、割り当てられたリソースを使用して、複数種類のフィードバック情報を基地局装置に対して送信するので、基地局装置では、フィードバック情報の種類に応じた最適な送信リソースを個別に設定することができる。また、移動局装置では、基地局装置による割り当てに応じて、それぞれのフィードバック情報を送信することができる。その結果、送信周期がフィードバック情報の種類に応じて最適なものとすることができると共に、送信周期が最適なものと一致しないことに起因するシステムスループットの低下を最小限に抑えることが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける基地局装置の一構成例を示す概略ブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムにおける移動局装置の一構成例を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第1の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第2の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第2の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第3の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第3の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第4の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第4の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第5の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第5の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 本発明におけるリソース割り当ての仕組みを説明する図である。 本発明におけるリソース割り当ての仕組みを説明する図である。 本発明において上りリンクデータが存在する場合のリソース割り当ての仕組みを説明する図である。 本発明において上りリンクデータが存在する場合のリソース割り当ての仕組みを説明する図である。 第6の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。 第6の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムについて説明する。この移動通信システムは、基地局装置と移動局装置とから構成されている。図1Aおよび図1Bは、本実施形態に係る基地局装置および移動局装置の一構成例を示すブロック図である。図1Aに示すように、基地局装置Aは、データ制御部1、変調符号化部3、送信信号前処理部4、マッピング部5、逆高速フーリエ変換(IFFT)部7、無線送信部11、無線受信部15、高速フーリエ変換(FFT)部17、逆離散フーリエ変換(IDFT)部21、復調復号化部22、データ抽出部23、送信情報制御部27、アンテナ12を備えている。
送信情報制御部27は、スケジューラ部25、変調符号制御部31、周波数選択スケジューラ部33、送信信号の系列数情報制御部35、送信信号前処理情報制御部36を含んでいる。アンテナ12はMIMO・SDM通信に必要となるアンテナ数を備えている。
データ制御部1には、各移動局装置Bに送信される送信データと、制御データとが入力され、送信情報制御部27からの指示に従って、それぞれのデータが逐次、移動局装置Bに送信される。出力データについて、MIMO・SDMが適用される場合には送信信号の系列数情報制御部35の情報に従い、複数の送信系列に分けられる。
変調符号化部3は、送信情報制御部27による変調方式および符号化率に基づいて、データ制御部1から入力される信号に対して、変調処理や誤り訂正符号化処理を施し、送信信号前処理部4へ出力する。送信信号前処理部4は、変調符号化部3から入力される信号を、送信情報制御部27から入力される制御情報に基づき処理し、マッピング部5に出力する。
マッピング部5は、送信情報制御部27から入力される周波数選択スケジューリング情報に基づいて、変調符号化部3から出力されるデータを、各サブキャリア上にマッピングし、逆高速フーリエ変換部7に出力する。逆高速フーリエ変換部7は、マッピング部5から出力されるデータに、逆高速フーリエ変換の処理を施し、時系列のベースバンドデジタル信号に変換し、無線送信部11に出力する。
逆高速フーリエ変換部7からの出力信号は、無線送信部11においてデジタル/アナログ変換され、送信に適した周波数にアップコンバートされた後に、アンテナ12を介して、各移動局装置Bに送信される。
スケジューラ部25は、各移動局装置が使用することのできるリソース領域、間欠送受信サイクル、送信データチャネルのフォーマット、バッファ状況などの制御情報に基づき、下りリンクのスケジューリング、上りリンクのスケジューリングを行なう。変調符号制御部31は、移動局装置Bから送信される受信品質情報に基づいて、各データに施す変調方式、符号化率を決定する。
周波数選択スケジューラ部33は、移動局装置Bから送信される受信品質情報に基づいて、各データに施す周波数選択スケジューリングの処理を行なう。送信信号の系列数情報制御部35は、移動局装置Bから送信される送信信号の系列数情報と自基地局装置のトラフィック状況などの情報に基づき、送信信号の系列数を決定する。送信信号前処理情報制御部36は、移動局装置Bから送信される送信信号前処理情報に基づいて、送信データに施す前処理を決定する。
送信情報制御部27は、上位レイヤから入力される制御情報、データ抽出部23から入力される制御情報を利用して、スケジューラ部25、変調符号制御部31、周波数選択スケジューラ部33、送信信号の系列数情報制御部35、送信信号前処理情報制御部36、送信情報制御部27の動作を制御する。それぞれの出力情報を管理しデータ制御部1、変調符号化部3、送信信号前処理部4、マッピング部5の動作に必要な制御情報を出力する。
無線受信部15は、アンテナ12にて受信した信号をアナログ/デジタル変換し、ベースバンド信号へダウンコンバートした後に、高速フーリエ変換(FFT)部17へ出力する。高速フーリエ変換部17は受信信号を処理時間単位ごとにフーリエ変換し、逆離散フーリエ変換部21へ出力する。逆離散フーリエ変換部21は、入力信号を移動局装置ごとに割り当てた帯域に分割して、逆フーリエ変換処理を行ない、SC−FDMA信号を再生した信号を復調復号化部22へ出力する。
復調復号化部22は入力された信号を移動局装置ごとに復調・復号を行ない、データ抽出部23へ出力する。データ抽出部23では、復調復号化部22からの入力信号について、送信情報制御部27での制御情報生成に必要な情報、受信データ、上位レイヤで必要となる制御データに分割し出力する。
一方、図1Bに示すように、移動局装置Bは、データ制御部41、変調符号化部43、離散フーリエ変換(DFT)部44、マッピング部45、逆高速フーリエ変換(IFFT)部47、無線送信部51、無線受信部53、高速フーリエ変換(FFT)部55、復調復号化部57、データ抽出部61、フィードバック情報制御部65、アンテナ63を備えている。フィードバック情報制御部65は、受信品質情報生成部67、受信品質測定部71、送信信号前処理情報生成部68、送信信号の系列数情報生成部69を備えている。アンテナ63はMIMO・SDM通信に必要となるアンテナ数を備えている。
データ制御部41には、基地局装置Aに送信される送信データと、制御データと、フィードバック情報制御部65から出力されるフィードバック情報とが入力され、それぞれのデータが逐次、基地局装置Aに送信される。
変調符号化部43は、データ制御部41から入力される信号に変調処理や誤り訂正符号化処理を施し、各データを離散フーリエ変換部44に出力する。離散フーリエ変換部44は、変調符号化部43から入力される信号についてフーリエ変換処理を行ない、SC−FDMAを行なうための信号を生成し、マッピング部45へ出力する。マッピング部45は、離散フーリエ変換部44から入力されるデータを、基地局装置Aより割り当てられたサブキャリア上にマッピングし、逆高速フーリエ変換部47に出力する。
逆高速フーリエ変換部47は、マッピング部45から入力されるシンボル系列に逆高速フーリエ変換の処理を施し、時系列のベースバンドデジタル信号に変換し、無線送信部51に出力する。逆高速フーリエ変換部47からの出力信号は、無線送信部51においてデジタル/アナログ変換され、送信に適した周波数にアップコンバートされた後に、アンテナを介して、基地局装置Aに送信される。
受信品質測定部71は、基地局装置Aから受信する信号の受信品質を測定する。受信品質情報生成部67は、受信品質測定部71によって測定された情報に基づいて、基地局装置Aに送信する受信品質情報を生成する。送信信号前処理情報生成部68は、基地局装置Aから受信した信号を利用して伝搬路情報を算出し、基地局装置Aで行なうべき送信信号に対する前処理の情報を生成する。送信信号の系列数情報生成部69は、基地局装置Aから受信した信号を利用して伝搬路情報を算出し、基地局装置Aと通信可能な送信系列数を算出する。
フィードバック情報制御部65は、受信品質情報生成部67、送信信号前処理情報生成部68、送信信号の系列数情報生成部69が生成する制御信号を管理し、データ制御部41へ出力する。フィードバック情報制御部65にて管理されるフィードバック情報は、ここに記載されている信号の生成および制御に限られるものではなく、その他の種類のフィードバック情報を含んでもよい。
図2Aおよび図2Bは、第1の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。図2Aには、基地局装置Aから移動局装置Bに送信される制御信号、移動局装置Bから基地局装置Aに送信される上りリンクデータ、およびフィードバック情報並びにこれらの送信形態が示されている。また、図2Bには、基地局装置Aと移動局装置Bの動作のシーケンスチャートが示されている。図2Aおよび図2Bは、例として、#slot1〜#slot20までの動作を示しており、スロット軸(縦軸)方向に対応している。図2Bでは、符号101から114までのやり取りが基地局装置Aと移動局装置Bとの間で行なわれる。
移動局装置Bは、基地局装置Aに対して受信品質情報以外にも、下りリンク制御チャネル(PDCCH:Physical Downlink Control Channel)によって指示されたリソース割当てに応じて、PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)を使用して上りリンクデータを送信する。この下りリンク制御チャネル(PDCCH)は、上りリンクに対するデータ送信を許可する信号(L1/L2グラント)である。以後、本実施形態において、L1/L2グラントとは、長期的にリソースを割り当てられていない上りリンクの送信信号に対するグラントのためのL1/L2グラントを示している。
まず、#slot2において、基地局装置Aは、受信品質情報を送信する際に使用するパラメータと、フィードバック情報(受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報)を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(101)。
ここで、フィードバック情報を送信する際に使用するパラメータとは、使用される上りリンク制御チャネル(PUCCH:Physical Uplink Control Channel)や上りリンクデータチャネル(上りリンク共用チャネル:PUSCH:Physical Uplink Shared Channel)などの利用する上りリンクのチャネルの情報や、受信品質情報を測定する測定間隔、移動局装置Bが受信品質情報を測定する際の周波数分解能(周波数粒度)などの情報を示したものである。さらに、このパラメータは、割り当てられたチャネル(PUSCHおよびPUCCH)のリソースで送信しようとしていたフィードバック情報の割合(SC−FDMAのシンボル数)といった情報も示している。
また、上述の長期的な資源割り当てとは、受信品質情報を送信する時間リソース(送信スロット)、および各フィードバック情報を送信する周波数リソース、符号リソースの情報を示している。
ここで、複数のフィードバック情報が同時に送信される際のリソース割り当ておよび送信形態ついて説明する。基地局装置Aは、移動局装置Bが送信する複数のフィードバック情報に対して長期的なリソース割当を行なった際に、同一スロットにて複数のフィードバック情報を同時に送信するケースが発生する。この際、上り信号についてはSC−FDMAが適用されるため、割り当てられるリソースは周波数軸方向に連続したものでなければならない。
例えば、図7Aに示すように、受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報を送信するためのリソースが周波数軸方向に連続していないリソース701、702、703に割り当てられる時、基地局装置Aはこのスロットにおけるリソースを一旦解放し、図7Bに示す706、707、708で表される周波数軸において連続した領域に再割当を行なう必要がある。解放されたリソース704および705は、他の移動局装置へ割り当てることも可能である。ここで、必ずしも図7Aの703、図7Bの707のように、どこか同じリソースを共有する必要はなく、基地局装置がスケジューリング可能なリソースはすべて利用可能である。
さらに、一つのリソースにおいて多重されるフィードバック情報について、その物理フォーマットがあらかじめ規定されていれば、その形式はどのように表されても良い。上記処理について、移動局装置Aはリソース割り当ての際にこの処理を実施できるため、#slot2の段階においてリソースの再配置を完了し、101に示されるRRCシグナリングにこの情報を含めて送信する。
次に、上りリンクデータとフィードバック情報が同時に送信される際のリソース割り当ておよび送信形態ついて、図8を用いて説明する。図8Aに示すように、フィードバック情報は上記の手順により、あらかじめ送信リソースを確保されているが、上りリンクデータはフィードバック情報送信リソースの割り当て後に発生する可能性がある。この場合について、上りリンクデータの送信許可を与える際に、上りリンクデータ(801)に加えて、図8Bに示すように、フィードバック情報の送信リソースも含めたリソースを割り当て、これを用いて上りリンクデータとフィードバック情報を送信する。
この時、#slot2のRRCシグナリングによって割り当てられていたが、この処理により解放されたフィードバック情報のリソース(802)は、基地局装置Aと移動局装置Bで特にシグナリングを行なわなくても解放されるものとし、基地局装置Aは他の移動局装置にこの解放したリソースを割り当てることができる。上記のとおりSC−FDMAに対応して上りリンクデータと受信品質情報の物理フォーマットを規定するものであれば、どのように表されてもよい。
次に、図2Aおよび図2Bにおける、RRCシグナリングによるフィードバック情報送信リソースの割り当てが完了した後の各スロットの動作について説明する。ここでは、#slot5より、受信品質情報は4slotごと、送信信号前処理情報は3slotごと、送信信号系列数情報は6slotごとに上りデータチャネルにより送信するリソースが割り当てられている。
#slot5では、上りリンクデータが発生しており、基地局装置Aからデータ送信の許可がL1/L2グラントにて与えられている(102)。ここで、基地局装置Aに対して受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報(この3つの情報をすべて含めて「全フィードバック情報」と呼称する。)および上りリンクデータを同梱し、L1/L2グラントにより割り当てられたデータチャネルにて送信する(103)。
#slot8、#slot13でも同様に上りリンクデータが発生し、L1/L2グラントにてデータ送信許可が与えられている(それぞれ104、108)。ここでも、L1/L2グラントによって再度割り当てられた上りリンクデータと各フィードバック情報送信のリソースを利用して、上りリンクデータとともに送信信号前処理情報(#slot8)、受信品質情報(#slot13)を送信する(それぞれ105,109)。このとき、#slot2にて割り当てられた送信信号前処理情報(#slot8)、受信品質情報(#slot13)送信のリソースは解放される。
#slot9では、移動局装置Bは、基地局装置Aへ受信品質情報のみを送信する(106)。この時利用するリソースは、#slot2において割り当てられた受信品質情報を送信するために割り当てられたリソースを利用する。この処理は、#slot14、#slot20についても同様であり、#slot2によって割り当てられたリソースによってそれぞれ送信する(110、114)。
#slot11では、上りリンクデータが発生しておらず、基地局装置Aへ送信信号前処理情報と送信信号系列数情報を送信する。この時は、#slot2の処理において送信信号前処理情報と送信信号系列数情報それぞれを同時に送信するためのリソースが割り当てられており、これを用いて送信信号前処理情報と送信信号系列数情報が同時に送信される(107)。この処理は、#slot17についても同様であり、#slot2によって割り当てられたリソースによって受信品質情報、送信信号前処理情報および送信信号系列数情報を同時に送信する(111)。
#slot19では、上りリンクデータが発生し、フィードバック情報の送信がないスロットである。この場合、L1/L2グラントによって割り当てられた(112)リソースを利用して、上りリンクデータを送信する(113)。
また、本実施形態では、フィードバック情報として、受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報の3つを取り上げているが、その他の移動局装置から基地局装置へ送信するフィードバック信号について、その種類によらず適用可能である。
以上のように、本発明の第1の実施形態によれば、基地局装置Aが、受信品質情報等のフィードバック情報を送信する際に、各フィードバック情報の送信パラメータ情報と長期的なリソース割り当てとを、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信することにより、各フィードバック情報を送信するリソース割当が基地局装置Aによって制御される。これにより、各フィードバック情報を最適な周期で基地局装置Aに送信することが可能であり、かつリソースの空きが生じなくなることから、効率的な送信制御を実現することが可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。図3Aおよび図3Bは、第2の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。図3Aには、基地局装置Aから移動局装置Bに送信される制御信号、移動局装置Bから基地局装置Aに送信される上りリンクデータ、およびフィードバック情報並びにこれらの送信形態が示されている。また、図3Bには、基地局装置と移動局装置の動作のシーケンスチャートが示されている。図3Aおよび図3Bでは、例として、#slot1〜#slot20までの動作を示している。
本実施形態と第1の実施形態との相違点は、#slot9、#slot14、#slot20において、移動局装置Bがフィードバック情報を送信するリソースについて、基地局装置Aが上りリンクデータチャネル(PUSCH)でなく、上りリンク制御チャネル(PUCCH)を割り当てていることにある。それ以外のスロットで行なわれる動作(201から214)については第1の実施形態と同様である。
本発明の第2の実施形態における各スロットでの動作について説明する。まず、#slot2において、基地局装置Aは、受信品質情報を送信する際に使用するパラメータと、フィードバック情報(受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報)を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(201)。ここで、#slot9、#slot14、#slot20のように、単一のフィードバック情報のみが送信されるスロットにおいては、送信する情報量(ビット数)が少なくなるため、帯域は限られているが柔軟性の高い上りリンク制御チャネル(PUCCH)を割り当てる。これに対し、複数のフィードバック情報が送信される#slot5、#slot11、#slot17については、大きな情報を送信することに適した上りリンクデータチャネル(PUSCH)を割り当てる。
#slot9において、移動局装置Bは、基地局装置Aへ受信品質情報のみ送信する(206)。この時利用するリソースは、#slot2において割り当てられた受信品質情報を送信するために割り当てられた上りリンク制御チャネルのリソースを利用する。この処理は、#slot14、#slot20についても同様であり、#slot2によって割り当てられた上りリンク制御チャネルのリソースによってそれぞれ送信する(210、214)。上記以外のスロットにおける動作は、第1の実施形態と同様である。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態によれば、基地局装置Aが、受信品質情報等のフィードバック情報を送信する際に、各フィードバック情報の送信パラメータ情報と長期的なリソース割り当てとを、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信することにより、各フィードバック情報を送信するリソース割り当てが基地局装置Aによって制御される。そして、割り当てられるリソースは上りリンクデータチャネル(PUSCH)に限らず、上りリンク制御チャネル(PUCCH)を利用することができる。これにより、各フィードバック情報の送信について、最適なチャネルかつ最適な周期で基地局装置Aに送信することが可能であり、基地局装置Aにおけるスケジュール割り当てが容易となり、より効率的な送信制御を実現することが可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。図4Aおよび図4Bは、第3の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。図4Aには、基地局装置Aから移動局装置Bに送信される制御信号、移動局装置Bから基地局装置Aに送信される上りリンクデータ、およびフィードバック情報並びにこれらの送信形態が示されている。また、図4Bには、基地局装置と移動局装置の動作のシーケンスチャートが示されている。図4Aおよび図4Bでは、例として、#slot1〜#slot20までの動作を示している。
本実施形態は、基地局装置Aと移動局装置Bが通信している途中において、移動局装置Bの移動などの理由によって通信路が変化して、MIMO・SDM通信が可能となった場合を想定している。図2Aおよび図2Bに示す処理フローとの大きな違いは、#slot1において受信品質情報を送信するリソースのみ割り当てた後、移動局装置Bが#slot6にてMIMO・SDMの通信を行なうためのリクエストを送信し、#slot8にて送信信号前処理情報と送信信号系列数情報を送信するためのリソースが割り当てられることにある。
本発明の第3の実施形態における各スロットでの動作について、図4Aおよび図4Bを用いて説明する。まず、#slot1において、基地局装置Aは、受信品質情報を送信する際に使用するパラメータと、フィードバック情報(受信品質情報)を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(301)。#slot2の段階において、移動局装置BはMIMO・SDM通信を要求しないため、受信品質情報を送信するリソースのみが4slotの周期で割り当てられる。
#slot2では、上りリンクデータが発生しており、基地局装置Aからデータ送信の許可がL1/L2グラントにて与えられている(302)。このスロットでは、受信品質情報を送信するリソースが#slot1の処理にて割り当てられているため、L1/L2グラント(302)では上りリンクデータと受信品質情報を同時に送信するリソースが割り当てられる。移動局装置は上りリンクデータと受信品質情報を同梱して、L1/L2グラントにより割り当てられたデータチャネルにて送信する(303)。なお、#slot1の処理によって割り当てられていた受信品質情報送信用のリソースは、L1/L2グラント(302)の発生時に解放される。
#slot4では、上りリンクデータが発生し、フィードバック情報の送信がないスロットである。この場合、L1/L2グラントによって割り当てられた(304)リソースを利用して、上りリンクデータを送信する(305)。
#slot6は、受信品質情報を送信する周期に対応しており、これを送信するためのリソースは、#slot1における処理にて移動局装置Bに割り当てられている。このスロットにおいて、移動局装置Bは、MIMO・SDM通信が可能であり、基地局装置AへMIMO・SDM通信を行なうための要求を行なう。移動局装置Bは、受信品質情報とMIMO通信要求の信号を同梱して、#slot1の処理により割り当てられたリソースにて信号を送信する(306)。なお、MIMO通信要求は、必ずしも受信品質情報と同時に送信する必要はなく、L1/L2グラントによりリソースを確保しても良い。
#slot8において、基地局装置Aは、移動局装置Bから送信されたMIMO通信要求を許諾し、移動局装置に対してMIMO通信に要求されるフィードバック情報(送信信号前処理情報、送信信号系列数情報)および受信品質情報の送信パラメータと、各フィードバック情報を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(307)。
これによって、#slot10をスタートとして、4slot周期の受信品質情報の送信リソース、3slot周期の送信信号前処理情報の送信リソース、および6slot周期の送信信号系列数情報の送信リソースが移動局装置Bに割り当てられる。なお、割り当てられたリソースのチャネルはすべて上りリンクデータチャネル(PUSCH)としているが、上りリンク制御チャネル(PUCCH)が割り当てられても良い。
#slot10では、上りリンクデータが発生しており、基地局装置Aからデータ送信の許可がL1/L2グラントにて与えられている(308)。ここで、基地局装置Aに対して受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報および上りリンクデータは、L1/L2グラントにより割り当てられたリソースにて同時に送信される(309)。ここで、#slot8の処理によって割り当てられていたフィードバック情報を送信するためのリソースは、L1/L2グラント(308)の発生時に解放される。この処理は#slot13についても同様であり、送信信号前処理情報と上りリンクデータはL1/L2グラントにて与えられた(310)リソースにて同時に送信され、#slot8の処理によって割り当てられていた送信信号前処理情報の送信リソースは解放される。
#slot14、#slot18において、移動局装置Bは、基地局装置Aへ受信品質情報のみ送信する(312、314)。この時利用するリソースは、#slot8において割り当てられた上りデータチャネルのリソースを利用する。この処理は#slot16、#slot19についても同様である。
以上説明したように、本発明の第3の実施形態によれば、移動局装置Bは、伝搬の状態変化に応じて、基地局装置Aにフィードバックする情報を変更するようリクエストすることができ、基地局装置Aはこれに応じて状況に応じてフィードバック情報の取捨選択と周期を最適におこなうことができる。これにより、各フィードバック情報の送信について、最適なチャネルかつ最適な周期で基地局装置Aに送信することが可能であり、基地局装置Aにおけるより効率的なスケジュール割り当てが容易となり、最適な送信制御を実現することが可能となる。
なお、本実施形態では、MIMO通信を開始する場合において、フィードバックする情報を増やすためのリクエストを行なったが、この場合とは逆に、MIMO通信を中止しフィードバックする情報を減らすリクエストを行なうことも可能である。また、本実施形態では移動局装置からのリクエストを引き金としたリソース割り当てを行なったが、これを基地局装置が自ら計測できる情報、もしくは移動局装置より送信される伝搬路の変化速度を表す情報を元にして、基地局装置の判断で行なっても良い。この伝搬路の変化速度を表す情報は、フィードバック情報の一つとして周期的に基地局装置へ送信されることも含まれる。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。図5Aおよび図5Bは、第4の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。図5Aには、基地局装置Aから移動局装置Bに送信される制御信号、移動局装置Bから基地局装置Aに送信される上りリンクデータ、およびフィードバック情報並びにこれらの送信形態が示されている。また、図5Bには、基地局装置と移動局装置の動作のシーケンスチャートが示されている。図5Aおよび図5Bでは、例として、#slot1〜#slot20までの動作を示している。
本実施形態は、基地局装置Aと移動局装置Bが通信している途中において、移動局装置Bの移動などの理由によって通信路が変化して、各フィードバック情報を送信する周期が変化した場合を想定している。図2Aおよび図2Bに示す処理フローとの大きな違いは、#slot2において受信品質情報を送信するリソースのみ割り当てた後、移動局装置Bにおける受信品質情報、送信信号前処理情報の最適な送信周期が変化し、基地局装置Aが#slot7の受信品質情報をもとに再度割り当てを行なうことである。この再割り当て処理は#slot9にて実施されている。
本発明の第4の実施形態における各スロットでの動作について、図5Aおよび図5Bを用いて説明する。まず、#slot2において、基地局装置Aは、受信品質情報を送信する際に使用するパラメータと、フィードバック情報(受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報)を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(401)。この処理により、#slot3をスタートとして、受信品質情報を送信するリソースが4slotの周期で、送信信号前処理情報を送信するリソースが3slotの周期で、そして、送信信号系列数情報を送信するリソースが8slotの周期で割り当てられる。各フィードバック情報のうちどれか複数が同時に送信されるスロットについては、周波数軸上で連続したリソースが割り当てられる。これらの割り当てられるリソースは、全て上りデータチャネルを想定しているが、必要に応じて上りリンク制御チャネルを割り当ててもよい。
#slot3では、上りリンクデータと全フィードバック情報を送信する。この時は第1の実施形態(図2Aおよび図2B)における#slot5と同様の処理が行なわれる(402、403)。#slot6では、上りリンクデータと送信信号前処理情報を送信する。この時は第1の実施形態(図2Aおよび図2B)における#slot8と同様の処理が行なわれる(404、405)。#slot7では、受信品質情報を送信する。第1の実施形態(図2Aおよび図2B)における#slot9と同様の処理が行なわれる(406)。
#slot9において、基地局装置Aは、#slot7で受信した受信品質情報を元に受信品質情報および送信信号前処理情報を送信するリソースの再割り当てを行なう。基地局装置Aは、受信品質情報を送信する際に使用するパラメータと、フィードバック情報(受信品質情報、送信信号前処理情報)を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(407)。この処理により、#slot11をスタートとして、受信品質情報を送信するリソースが3slotの周期で、送信信号前処理情報を送信するリソースが2slotの周期で割り当てられる。ここで、#slot2で割り当てられた受信品質情報および送信信号前処理情報のリソースは解放されるが、送信信号系列数情報のリソースに変更はされない。また、各フィードバック情報のうちどれか複数が同時に送信されるスロットについては、周波数軸上で連続したリソースが割り当てられる。これらの割り当てられるリソースは、全て上りデータチャネルを想定しているが、必要に応じて上りリンク制御チャネルを割り当ててもよい。
#slot11以降については、#slot9で割り当てられたリソースおよび、L1/L2グラントにより送信許可を与えられたリソースによる通信が行なわれるが、この処理については第1の実施形態と同様となる。
以上説明したように、本発明の第4の実施形態によれば、移動局装置Bは伝搬の状態変化に応じて、受信品質情報を送信することによって、基地局装置Aにフィードバックする情報を変更するようリクエストすることができ、基地局装置Aはこれに応じてフィードバック情報を採用するか否か、および送信周期を最適に設定できる。これにより、各フィードバック情報の送信について、最適なチャネルかつ最適な周期で基地局装置Aに送信することが可能であり、基地局装置Aにおけるより効率的なリソース割り当てが容易となり、最適な送信制御を実現することが可能となる。
本実施形態では、受信品質情報および送信信号前処理情報のリソース再割り当てを行なったが、対象となるフィードバック情報はこれに限らない。また、本実施形態では、移動局装置からのリクエストを引き金としたリソース割り当てを行なったが、これを基地局装置が自ら計測できる情報、もしくは移動局装置より送信された計測情報などを元にして、基地局装置の判断で行なっても良い。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。図6Aおよび図6Bは、第5の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。図6Aには、基地局装置Aから移動局装置Bに送信される制御信号、移動局装置Bから基地局装置Aに送信される上りリンクデータ、およびフィードバック情報並びにこれらの送信形態が示されている。また、図6Bには、基地局装置と移動局装置の動作のシーケンスチャートが示されている。図6Aおよび図6Bでは、例として、#slot1〜#slot20までの動作を示している。
本実施形態は、基地局装置Aから移動局装置Bに対して、各フィードバック情報を周期的に送信するリソースを割り当てた後、急激な伝搬路の変化などにより、#slot10にて送信信号前処理情報を直ちに送信すべき状況が発生したことを想定している。図2Aおよび図2Bに示す処理フローとの大きな違いは、#slot11において送信信号前処理情報を一時的に送信するためのリソースを要求し、#slot12にてそのリソースを割り当てることにある。
本発明の第5の実施形態における各スロットでの動作について、図6Aおよび図6Bを用いて説明する。まず、#slot2において、基地局装置Aは、受信品質情報を送信する際に使用するパラメータと、フィードバック情報(受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報)を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(501)。この処理により、#slot4をスタートとして、受信品質情報を送信するリソースが6slotの周期で、送信信号前処理情報を送信するリソースが5slotの周期で、そして、送信信号系列数情報を送信するリソースが7slotの周期で割り当てられる。
各フィードバック情報のうちどれか複数が同時に送信されるスロットについては、周波数軸上で連続したリソースが割り当てられる。これらの割り当てられるリソースは、全て上りデータチャネルを想定しているが、必要に応じて上りリンク制御チャネルを割り当ててもよい。
#slot10にて送信信号前処理情報が大きく変化したため、#slot11にて送信信号系列数情報に送信信号前処理情報の送信リクエストを含めた信号をデータチャネルで送信する(505)。これを受信した基地局装置Aは、送信信号前処理情報を送信するための一時的なリソースを移動局装置Bに割り当てる。この処理は、#slot12におけるL1/L2グラントにより実現され(506)、これを受信した移動局装置Bは、L1/L2グラントにより割り当てられたリソースを用いて、送信信号前処理情報をデータチャネルで送信する(507)。
上記のスロット以外の処理については、#slot2で割り当てられたリソースおよび、L1/L2グラントにより送信許可を与えられたリソースによる通信が行なわれるが、この処理については第1の実施形態と同様となる。
以上説明したように、本発明の第5の実施形態によれば、基地局装置Aによって割り当てられた周期以外でも、移動局装置Bにおける環境の変化に応じてフィードバックすべき情報を送信することができる。移動局装置Bにより送信されるリクエストについて、これを許容するか否かについては、基地局装置Aが判断できるため、スケジュールを基地局装置Aに集中制御させたまま、スループットを向上させる処理が可能となるため、より最適な送信制御を実現することが可能となる。
ここで、本実施形態では、送信信号前処理情報のリソース再割り当てを行なったが、対象となるフィードバック情報はこれに限らない。また、送信信号前処理情報の送信リクエストは、フィードバック情報に含めて送信することに限らず、上りリンクデータやその他の上りリンク信号とともに送信することが可能であり、リクエストを送信するためのリソースを確保して送信することもできる。これを基地局装置が自ら計測できる情報、もしくは移動局装置より送信される伝搬路の変化速度を表す情報を元にして、基地局装置の判断で行なっても良い。この伝搬路の変化速度を表す情報は、フィードバック情報の一つとして周期的に基地局装置へ送信されることも含まれる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。図9Aおよび図9Bは、第6の実施形態に係る移動通信システムの動作例を示す図である。図9Aには、基地局装置Aから移動局装置Bに送信される制御信号、移動局装置Bから基地局装置Aに送信される上りリンクデータ、およびフィードバック情報並びにこれらの送信形態が示されている。また、図9Bには、基地局装置と移動局装置の動作のシーケンスチャートが示されている。図9Aおよび図9Bでは、例として、#slot1〜#slot20までの動作を示している。
本実施形態と第1の実施形態との相違点は、受信品質情報と送信信号前処理情報を一組として、同一のリソースを割り当てることである。また、この際、受信品質情報および送信信号前処理情報の送信周期は同一であるが、送信タイミングをずらすことにより、交互に基地局装置にフィードバックする。
本発明の第6の実施形態における各スロットでの動作について説明する。#slot2において、基地局装置Aは、受信品質情報を送信する際に使用するパラメータと、フィードバック情報(受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報)を送信するための長期的な資源割り当てに関する情報を、RRCシグナリングに含めて移動局装置Bに対して送信する(901)。この処理により、#slot5をスタートとして、受信品質情報を送信するリソースを6slotの周期で、送信信号前処理情報を送信するリソースを6slotの周期で割り当てる。ただし、これらは同じ周期を持つため一組として扱い、受信品質情報および送信信号前処理情報が利用できる3slotの周期のリソースを割り当てる。このリソースでは、図9Aおよび図9Bに示すとおり、受信品質情報と送信信号前処理情報が交互に送信される。そして、送信信号系列数情報を送信するリソースが10slotの周期で割り当てられる。
#slot5において、上りリンクデータが発生し、L1/L2グラントによりリソースが割り当てられる(902)。このリソースを用いて、上りリンクデータと受信品質情報および送信信号系列数情報が送信される(903)。#slot8では、送信信号前処理情報を送信する順番であり、#slot2で割り当てられた受信品質情報および送信信号系列数情報に割り当てられたリソースを利用して、送信信号前処理情報を送信する(904)。#slot11では、受信品質情報を送信する順番であるため、受信品質情報および送信信号系列数情報に割り当てられたリソースを利用して、送信信号前処理情報を送信する(905)。この処理は#slot14、#slot17、#slot20も同様である(906,908,909)。#slot15においては、#slot2によって割り当てられたリソースを用いて送信信号系列数情報を送信する(907)。
以上説明したように、本発明の第6の実施形態によれば、同一の周期を割り当てるフィードバック情報を組として考えることで、リソース割り当てを単純化することができる。これにより、冗長なシグナリングを削減することが可能となる。
ここで、本実施形態では、受信品質情報と送信信号前処理情報を一組としたリソースの割り当てを行なったが、対象となるフィードバック情報はこれに限らない。また、本実施形態では、二つのフィードバック情報が、割り当てたリソースを交互に利用しているが、必ずしも一つのスロットにて一つのフィードバック情報を送信することが必要ではなく、一つのスロットにて複数のフィードバック情報を送信することや、フィードバック情報を分割して、複数のスロットで送信することも可能である。
以上、本発明の各実施形態について、受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報を例に取り、それぞれを異なる周期で送信することを説明したが、これら全てが必ずしも異なる周期でスケジュールされる必要はなく、同じ周期でスケジュールされ、同一リソースでフィードバックされてもよい。
また、本発明の各実施形態について、受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報を送信するチャネルについて上りリンクデータチャネル(PUSCH)もしくは、上りリンク制御チャネル(PUCCH)を明示的に割り当てているが、本発明において割り当てるチャネルの種類が問われるものではない。
また、本発明の各実施形態について、受信品質情報、送信信号前処理情報、送信信号系列数情報を例に取った説明を行なっているが、本発明において適用されるフィードバック情報の種類はこれらに限られるものではなく、その他の種類のフィードバック情報についても同様の手順にて適用可能である。
また、本発明の各実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も特許請求の範囲に含まれる。
1 データ制御部
3 変調符号化部
4 送信信号前処理部
5 マッピング部
7 逆高速フーリエ変換(IFFT)部
11 無線送信部
12 アンテナ
15 無線受信部
17 高速フーリエ変換(FFT)部
21 逆離散フーリエ変換(IDFT)部
22 復調復号化部
23 データ抽出部
25 スケジューラ部
27 送信情報制御部
31 変調符号制御部
33 周波数選択スケジューラ部
35 送信信号の系列数情報制御部
36 送信信号前処理情報制御部
41 データ制御部
43 変調符号化部
44 離散フーリエ変換(DFT)部
45 マッピング部
47 逆高速フーリエ変換(IFFT)部
51 無線送信部
53 無線受信部
55 高速フーリエ変換(FFT)部
57 復調復号化部
61 データ抽出部
63 アンテナ
65 フィードバック情報制御部
67 受信品質情報生成部
68 送信信号前処理情報生成部
69 送信信号の系列数情報生成部
71 受信品質測定部

Claims (5)

  1. 移動局装置が、基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を前記基地局装置に送信する無線通信システムであって、
    前記基地局装置は、前記フィードバック情報のうちのいずれかを組み合わせ、その組み合わせに対して同一のリソースを割り当て、
    前記移動局装置は、前記割り当てられたリソースにおいて各フィードバック情報の送信タイミングをずらして送信することを特徴とする無線通信システム。
  2. 移動局装置が、基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を、前記移動局装置から受信する基地局装置であって、
    前記フィードバック情報のうちのいずれかを組み合わせ、その組み合わせに対して同一のリソースを割り当てることを特徴とする基地局装置。
  3. 基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を前記基地局装置に送信する移動局装置であって、
    前記フィードバック情報のうちのいずれかの組み合わせに対して割り当てられた同一のリソースにおいて、各フィードバック情報の送信タイミングをずらして送信することを特徴とする移動局装置。
  4. 移動局装置が、基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を、前記移動局装置から受信する基地局装置における信号処理方法であって、
    前記フィードバック情報のうちのいずれかを組み合わせ、その組み合わせに対して同一のリソースを割り当てることを特徴とする信号処理方法。
  5. 基地局装置から受信した信号の受信品質を測定し、前記受信品質に基づいて生成したフィードバック情報を前記基地局装置に送信する移動局装置における信号処理方法であって、
    前記フィードバック情報のうちのいずれかの組み合わせに対して割り当てられた同一のリソースにおいて、各フィードバック情報の送信タイミングをずらして送信することを特徴とする信号処理方法。
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