JP4689641B2 - コンピュータネットワークサーチエンジンにより発生されるサーチ結果リスト上の位置に作用するシステム及び方法における拡張可能なマークアップ言語の使用 - Google Patents

Description

本発明は、一般に、データベースサーチの分野に係る。より詳細には、本発明は、コンピュータネットワークサーチエンジンにより発生されるサーチ結果リスト上の位置に作用するシステム及び方法に拡張可能なマークアップ言語を使用することに係る。

米国特許第６，２６９，３６１号は、コンピュータネットワークサーチエンジンにより発生されるサーチ結果リスト上の位置に作用するシステム及び方法を開示している。その開示された１つの実施形態において、その開示されたシステム及び方法は、オンラインアドバタイザー口座管理ツールを与える。アドバタイザーに関連したサーチリスティングは、データベースに記憶される。各サーチリスティングは、それに関連したサーチ項及びアドバタイザー指定の付け値額を有する。ユーザにより入力されるサーチ問合せに応答して、サーチ項と一致するサーチリスティングがサーチ結果リストに表示される。サーチリスティングは、最高付け値額から最低付け値額へと順序付けされ、結果リストにおいて未払いリスティングが後に続く。付け値額(bid amount)とは、ユーザがサーチ結果リストのサーチリスティングをクリックしたときにアドバタイザーの口座に課金される金額である。

又、上記特許に開示された実施形態によれば、アドバタイザーには、口座情報を得てサーチリスティングを変更するためのオンライン認証ログインアクセスが与えられる。アドバタイザーのアクションは、例えば、過去のトランザクションを調査し、通知オプションを選択し、アドバタイザーの口座に金額を追加し、一致オプションを選択し、サーチリスティングの付け値額又は他の成分を変更し、サーチリスティングを形成又は削除し、指定時間中にサーチリスティングを走らせるためのコストプロジェクションを受け取り、又はアクティビティレポートを入手することを含む。付け値額を変更するためのアドバタイザーの能力は、関連付け値額を増加又は減少するか、或いは他のサーチリスティングがそれらの位置を変更することにより、結果リストにおけるサーチリスティングの位置を変更できるような動的なランキングを形成する。米国特許第６，２６９，３６１号は、本発明と共通に譲渡されたもので、参考としてここにその全体を援用する。

従って、その開示されたシステムは、アドバタイザー、及びアドバタイザーの潜在的な顧客の利益のために市場オペレータにより操作されるオンライン市場を定義する。市場は、潜在的顧客に対する情報のソース及びアドバタイザーに対する新規顧客のソースとして働く。市場は、アドバタイザーが、顧客サーチ問合せに応答してサーチエンジンにより発生されたサーチ結果リスト上のそれらの位置に作用するようにそれらのサーチリストの付け値額を調整することにより潜在的顧客の注意を引くように競争するという点で競争が激しい。このようなオンライン市場の一例は、オーバーツア・システムズ・インクにより操作され、インターネットのｗｗｗ.ｏｖｅｒｔｕｒｅ．ｃｏｍにおいてアクセスできる。

上記特許取得したシステムは、アドバタイザーが新たな顧客を探しそして潜在的な顧客がアドバタイザーの製品に関してより多くを学ぶよう試みるのに非常に好都合である。実際に、上記特許取得したシステムは、多数のアドバタイザーがオンライン市場に非常に多数のサーチリスティングを出し、そしてフルタイムマネージャーを使用してそれらのサーチリスティングを管理するのに好都合となっている。第三者のプロバイダーは、アドバタイザーに対しオンライン市場のサーチリスティングへのアクセスを簡単化するツールを開発している。あるアドバタイザーが市場に参加する範囲により、アドバタイザーにより行われる又はアドバタイザーに代わって行われる付け値管理をある程度自動化する必要性が生じた。

２００１年８月３日に出願され、本発明の譲受人に共通に譲渡された「System and Method For Providing Place and Price Protection In a Search Result List Generated By a Computer Network Search Engine」と題する米国特許出願第０９／９２２，０２８号では、アドバタイザーが、クリック当りの最大コスト（ＣＰＣ）及び／又は所望のサーチ結果における所望のランクを設定できるようにすることが提案されている。１組のサーチ結果において高くランク付けされたサーチリスティングがサーチャーに早く表示され、そして高いランクのものは、潜在的顧客により多く見られ、それ故、より望ましいと仮定する。このシステムは、付け値又は最大ＣＰＣを越えずに、サーチリスティングを所望のランクに維持できる場合には、そのようにサーチリスティングに対してＣＰＣを調整する。付け値を越えずにリスティングを所望のランクに維持できない場合には、システムは、付け値が許す次に最も高いランクを得る。

更に、２００１年９月２６日に出願された、本発明の譲受人に共通に譲渡された「Automatic Advertiser Notification for a System and Method For Providing Place and Price Protection In a Search Result List Generated By a Computer Network Search Engine」と題する米国特許出願第０９／９６３，８５５号では、アドバタイザーに代わって働いて、アドバタイザー指定の条件を監視する自動エージェントを提供することが提案されている。いずれかの条件を満足するか又はそれが真になった場合には、アドバタイザーが望ましくない条件を修正するための何らかの手段と共に、メッセージがアドバタイザーへ通信される。例えば、サーチリスティングのランクがスレッシュホールドより下がったとエージェントが決定する場合には、ランク条件をいかに修正すべきかを特定するｅ−メールメッセージをシステムへ返送するオプションと共に、ｅ−メールメッセージがアドバタイザーへ送信される。

米国特許第６，２６９，３６１号 米国特許出願第０９／９２２，０２８号 米国特許出願第０９／９６３，８５５号

これらの特徴は、サーチリスティングを管理するように試みるアドバタイザーにとって改善された便宜性を与えるが、それらの成功性は、管理すべきサーチリスティングを非常に多数有するアドバタイザー、或いは多数のアドバタイザーに対するサーチリスティングをアドバタイジングする第三者を助成することだけに限定される。従って、コンピュータネットワークサーチエンジンにより発生されるサーチ結果リスト上の位置に作用する改善されたシステム及び方法が要望される。

はじめに要約すれば、ここに示す１つの実施形態は、クライアントからの拡張可能なマークアップ言語（ＸＭＬ）要求に応答してサーチ結果リストを発生するためのデータベースサーチ装置及び方法を提供する。ＸＭＬは、共通の情報フォーマットを発生し、そしてインターネット、イントラネット等のローカル又は分散型ネットワークにわたって構造モデル及びデータの両方を共用する融通性のある方法である。ＸＭＬは、ワールド・ワイド・ウェブ・コンソーティウムが公式に推奨するものであり、以前のウェブページに使用されるハイパーテキスト・マークアップ・ランゲッジ（ＨＴＭＬ）に類似している。ＸＭＬは、データの構造化を許すシンタックスモデルを設計するためのメタ・シンタックスである。ＸＭＬ及びＨＴＭＬは、両方とも、マークアップ記号を使用してページ又はファイルのコンテンツを記述する言語である。しかしながら、ＨＴＭＬは、ウェブページのコンテンツを、いかに表示しそして対話すべきかに関してのみ記述する。ＸＭＬは、コンテンツを、どんなデータが記述されるか及びそれがモデルの他のデータ構造にいかに関係しているかについて記述する。ＨＴＭＬ及びＸＭＬは、両方とも、＜＞で分離されたワード、及び属性であるタグを使用する。ＨＴＭＬは、限定された１組のタグと、各タグに対する意味又は使い方、即ち各タグ及び属性が何を意味するかを特定する。ＸＭＬは、タグを使用するが、ＨＴＭＬとは異なり、タグが無制限で自己定義性であるので、拡張可能である。

ここに示す別の実施形態は、クライアントコンピュータに関連して動作して、１つ以上のアドバタイザーのサーチリスティング及び口座情報を管理する付け値管理ツールを提供する。この付け値管理ツールは、オンライン市場のサーバーにおける支払済みリスティングをレポートしそして管理するデスクトップアプリケーションであるのが好ましい。クライアントアプリケーションは、ＸＭＬベースのアプリケーションプログラムインターフェイスを経てサーバーと通信する。付け値管理ツールは、口座のアクティビティをレポートし、口座を変更し、そしてサーチリスティングを手動でタイミングを合わせて又は事象駆動式に切り換えるための機能を与える。
好ましい実施形態の上記説明は、序文に過ぎない。この章の説明は、本発明の範囲を規定する特許請求の範囲を何ら限定するものではない。

添付図面を参照すれば、図１は、本発明の一実施形態に使用されるクライアント／サーバーアーキテクチャーとして構成された分散型システム１０の一例である。クライアントとは、関係のない別のクラス又はグループのサービスを利用するクラス又はグループのメンバーである。インターネットのようなコンピュータネットワークの状況では、クライアントとは、サーバープログラムとして知られている別のプロセスにより提供されるサービスを要求するプログラム又はタスクのようなプロセスである。クライアントプロセスは、他のサーバープログラム又はサーバー自体に関する作業の詳細を知る必要なく、要求されたサービスを利用する。ネットワーク構成のシステムでは、クライアントプロセスは、通常、対応するサーバープロセスを実行する別のコンピュータにより提供される共用ネットワークリソースにアクセスするコンピュータにおいて実行される。しかしながら、クライアントプロセス及びサーバープロセスは、同じコンピュータにおいて実行できることにも注意されたい。

サーバーとは、通常、インターネットのような通信媒体を経てアクセスできるリモートコンピュータシステムである。クライアントプロセスは、第２コンピュータシステムにおいてアクティブとなり、そして多数のクライアントがサーバーの情報収集能力の利点を取り入れられるようにする通信媒体を経てサーバープロセスと通信することができる。従って、サーバーは、本質的に、コンピュータネットワークに対する情報プロバイダーとして働く。

それ故、図１のブロック図に示すように、分散型システム１０は、複数のクライアントコンピュータ１２と、複数のアドバタイザーウェブサーバー１４と、口座管理サーバー２２と、サーチエンジンウェブサーバー２４とを備え、これらは全てネットワーク２０に接続される。ネットワーク２０は、以下、インターネットと一般に称される。本発明のシステム及び方法は、インターネットに対して特に有用であるが、クライアントコンピュータ１２、アドバタイザーウェブサーバー１４、口座管理サーバー２２及びサーチエンジンウェブサーバー２４は、多数の異なる形式のネットワークの１つ以上を経て一緒に接続できることが理解されよう。このようなネットワークは、ローカルエリアネットワーク（ＬＡＮ）、他のワイドエリアネットワーク（ＷＡＮ）、及び電話線を経てアクセスされる地域ネットワーク、例えば、コマーシャル情報サービスを含む。クライアント及びサーバープロセスは、単一のコンピュータにおいて同時に実行される異なるプログラムを含んでもよい。

クライアントコンピュータ１２は、従来のパーソナルコンピュータ（ＰＣ）、ワークステーション、又は他のサイズのコンピュータシステムでもよい。各クライアント１２は、通常、１つ以上のプロセッサ、メモリ、入力／出力装置、及びネットワークインターフェイス、例えば、従来のモデム又はネットワークインターフェイスカードを含む。アドバタイザーウェブサーバー１４、口座管理サーバー２２、及びサーチエンジンウェブサーバー２４も同様に構成することができる。しかしながら、アドバタイザーウェブサーバー１４、口座管理サーバー２２及びサーチエンジンウェブサーバー２４は、各々、個別のプライベートネットワークにより接続された多数のコンピュータを含んでもよい。実際に、ネットワーク２０は、コンピュータの個々のネットワークを数十万個も含むことがある。

クライアントコンピュータ１２は、ネットスケープ・ナビゲータ、マイクロソフト・インターネット・エクスプローラ又はモザイク・ブラウザ・プログラムのようなウェブブラウザプログラム１６を実行して、アドバタイザーサーバー１４に記憶されたウェブページ又は記録３０を探索することができる。ブラウザプログラム１６は、ユーザが、検索されるべき特定のウェブページ３０のアドレスを入力できるようにする。これらアドレスは、ユニフォーム・リソース・ロケータ即ちＵＲＬと称される。更に、あるページが検索されると、ブラウザプログラム１６は、ユーザが他のウェブページへのハイパーリンクをクリックしたときに、他のページ又は記録へのアクセスを与えることができる。このようなハイパーリンクは、ウェブページ３０内に配置され、そしてユーザが別のページのＵＲＬを入力しそしてそのページを検索するための自動的な方法を与える。これらページは、平易なテキスト情報や、より複雑なデジタルエンコードされたマルチメディアコンテンツ、例えば、ソフトウェアプログラム、グラフィックス、音声信号、ビデオ等々を内容として含むデータ記録である。

ここに示す実施形態のクライアントコンピュータ１２は、付け値管理ツール１００を含む。この付け値管理ツール１００の動作は、図２を参照して詳細に説明する。
一実施形態によれば、各クライアントコンピュータ１２は、ＸＭＬインターフェイス１５を実施する。ＸＭＬインターフェイス１５は、クライアントソフトウェアのユーザとオンライン市場のオペレータとの間で理解される確立されたＸＭＬスキーマに基づいて口座マネージメントサーバー２２の相補的なＸＭＬインターフェイス１７と通信するように構成されたプログラムコードを備えている。このようなスキーマの一例を添付資料Ｃ及びＤとして添付するが、これらスキーマは、一例に過ぎず、本発明を実施するために使用できるスキーマを何ら限定するものではない。以下に説明するように、口座管理サーバー２２は、各アドバタイザーの口座に関する情報を記憶する。クライアントコンピュータ１２は、口座管理サーバー２２のＸＭＬインターフェイス１７と通信するＸＭＬインターフェイス１５を使用してこの情報にアクセスしそして更新することができる。クライアントコンピュータは、アドバタイザーのサーチリスティングを管理するアドバタイザーにより操作することができる。或いは又、クライアントコンピュータは、１人以上のアドバタイザーのサーチリスティングを管理する第三者によって操作されてもよい。この実施形態では、クライアントコンピュータ１２は、ブラウザプログラムを使用して口座管理サーバー２２と対話するのではなく、ＸＭＬインターフェイス１５を使用して対話する。クライアントコンピュータ１２を操作する個人は、ブラウザプログラムをアクチベートできるが、データの実際の通信は、ＸＭＬインターフェイス１５により制御される。

図１に示す本発明の一実施形態では、クライアントコンピュータ１２は、ネットワーク２０を経て、ハイパーテキスト転送プロトコル（ＨＴＴＰ）により与えられる機能を使用して、口座管理サーバー２２、サーチエンジンサーバー２４、及びアドバタイザーサーバー１４を含む種々のネットワーク情報プロバイダーと通信するが、ＦＴＰ、ＳＮＭＰ、ＴＥＬＮＥＴ、及び公知の多数の他のプロトコルのような他の通信プロトコルを使用してもよい。口座管理サーバー２２、サーチエンジンサーバー２４、及びアドバタイザーサーバー１４は、インターネットに配置されるか又はインターネットを経てアクセスできるのが好ましい。

上述したように、本発明のシステム及び方法の実施形態では、少なくとも２つの形式のサーバーが意図される。意図される第１のサーバーは、口座管理サーバー２２である。このサーバー２２は、コンピュータ記憶媒体３２及び処理システム３４を含む。このサーバー２２は、更に、ＸＭＬインターフェイス１７を含む種々のソフトウェアプログラムコードを含む。これらのプログラムコードは、サーバー２２の１つ以上のコンピュータ読み取り可能なプログラム記憶媒体、例えば、記憶媒体３２に記憶される。

口座管理サーバー２２の記憶媒体３２にはデータベース３８も記憶される。このデータベース３８は、アドバタイザー口座情報を含む。データベース３８に記憶される口座情報は、分散型システム１０によって確立されるオンライン市場に参加する各アドバタイザーのサーチリスティングに関する情報を含む。この情報は、以下に詳細に述べるように、サーチ項、付け値額、サーチリスティング記述、タイトル、その関連ＵＲＬ及び他の情報を含む。更に、口座情報は、市場システムのオペレーションにより発生される情報、例えば、各サーチリスティングの現在ランク及び現在付け値、サーチリスティングに対して記録されたクリックの数、計算されたクリックするーレート（ＣＴＲ）、及びアドバタイザーの口座残高を含む。

以下の説明から明らかとなるように、ここに開示するシステム及び方法は、口座管理サーバー２２のメモリ又は大量記憶装置のようなコンピュータ記憶媒体に実行可能な命令として記憶された１つ以上のソフトウェアプログラムコードにおいて実施することができる。クライアントコンピュータ１２において実行されるＸＭＬインターフェイス１５又は従来のブラウザプログラム１６は、口座管理サーバー２２に記憶されたアドバタイザー口座情報にアクセスするように使用される。口座管理サーバー２２へのアクセスは、ファイアウオール（図示せず）を経て実行されるのが好ましく、このファイアウオールは、口座管理及びサーチ結果配置プログラム並びに口座情報が外部から不正変更されないよう保護する。セキュアＨＴＴＰ又はセキュアソケットレイヤのような標準的な通信プロトコルへの改善を通じて付加的なセキュリティが与えられる。

意図される第２のサーバー形式は、サーチエンジンウェブサーバー２４である。サーチエンジンプログラムは、ネットワークユーザが、サーチエンジンウェブサーバーのＵＲＬへナビゲーションするか、又はブラウザプログラム１６を経てサーチエンジンウェブサーバー２４へ問合せを提示できる他のウェブサーバー上のサイトへナビゲーションする際に、キーワード問合せをタイプして、インターネットで得られる数十億ページの中で関心のあるページを識別できるようにする。本発明の好ましい実施形態では、サーチエンジンウェブサーバー２４は、口座管理サーバー２２により行われる入札プロセスの結果から得られ及びそれによりフォーマットされる当該エントリーを少なくとも一部に含むサーチ結果リストを発生する。サーチエンジンウェブサーバー２４は、クライアントコンピュータ１２においてユーザにより入力されるサーチ項に関連する情報を含む文書へのハイパーテキストリンクのリストを発生する。サーチエンジンウェブサーバー２４は、このリストをウェブページの形態でネットワークユーザへ送信し、そこで、クライアントコンピュータ１２で実行されるブラウザ１６に表示される。サーチエンジンウェブサーバー２４の一例は、ＵＲＬのウェブページ、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｏｖｅｒｔｕｎｅ．ｃｏｍ／へナビゲーションすることにより見ることができる。

サーチエンジンウェブサーバー２４は、インターネット２０に接続される。一実施形態では、サーチエンジンウェブサーバー２４は、ユーザの問合せに応答してサーチ結果を発生するのに使用されるサーチリスティング記録を含むサーチデータベース４０を備えている。更に、サーチエンジンウェブサーバー２４は、口座管理サーバー２２にも接続される。口座管理サーバー２２もインターネットに接続される。本発明のサーチエンジンウェブサーバー２４及び口座管理サーバー２２は、クライアントコンピュータ１２に位置するユーザの異なる情報ニーズに対処する。

例えば、クライアントコンピュータ１２に位置するユーザの１つのクラスは、アドバタイザーウェブサーバー１４に配置されたアドバタイザーウェブページ３０を有するアドバタイジングウェブサイトプロモータ又はオーナーのようなネットワーク情報プロバイダーである。これらのアドバタイジングウェブサイトプロモータ又はアドバタイザーは、口座管理サーバー２２の記憶装置３２に存在する口座情報にアクセスすることを望む。アドバタイジングウェブサイトプロモータは、口座管理サーバー２２に存在する口座を介して、他のアドバタイザーとの競合入札プロセスに参加することができる。アドバタイザーは、アドバタイザーのウェブサイトのコンテンツに関連した多数のサーチ項について入札することができる。本発明の一実施形態では、アドバタイザーのウェブサイトに対する入札されたサーチ項の関連性は、サーチ項及びアドバタイザーウェブサイトＵＲＬを含むサーチリスティングをデータベース４０に挿入する前に手動の編集プロセスにより決定される。本発明の別の実施形態では、対応するウェブサイトに対するサーチリスティングにおける入札されたサーチ項の関連性は、口座管理サーバー２２のプロセッサ３４で実行されるコンピュータプログラムを使用して評価することができ、そのコンピュータプログラムは、サーチ項及びそれに対応するウェブサイトを１組の予め定められた編集ルールに基づいて評価する。

高い付け値は、アドバタイザーにより入札されるサーチ項を使用するサーチが実行されるときにサーチエンジン２４により発生されるサーチ結果リストページにおけるより効果的な配置を受け取る。一般に、サーチ項に対する付け値は、合意事象の発生時にサーチ項に関連したアドバタイザーにより与えられるエコノミック値である。例えば、印象で支払う構成では、アドバタイザーは、サーチャーがサーチリスティングをクリックするかどうかに関わらず、アドバタイザーのサーチリスティングがサーチャーへ送信されたサーチ結果に現れたときにエコノミック値を放棄する。別の構成では、アドバタイザーは、サーチャーが、アドバタイザーのリスティングを見、そのリスティングをクリックし、次いで、アドバタイザーのウェブサイトに登録するか又はクレジットカード番号を与える等の更に別のアクションをとったときに、エコノミック値を放棄する。エコノミック値は、便利で且つ相互に合意可能な形態をもつことができ、例えば、口座から差し引かれる金額、アドバタイザーのログ又は口座に加算されるか又はそこから減算されるポイント等でよい。

一実施形態では、アドバタイザーにより入札される金額は、サーチ結果リストページのハイパーリンクを経てアドバタイザーのウェブサイトがアクセスされるか又はクリックされるたびに、アドバタイザーの口座から差し引かれる金額より成る。サーチャーは、コンピュータ入力装置でハイパーリンクをクリックし、アドバタイザーのハイパーリンクに関連した情報を検索するための検索要求を開始する。サーチ結果リストのハイパーリンクに対する各アクセス又はクリックは、サーチエンジンウェブサーバー２４へ再指向され、クリックをアドバタイザーの口座識別子に関連付けるのが好ましい。この再指向アクションは、サーチャーには分からないもので、サーチャーがクリックしたサーチ結果リストハイパーリンクを使用してアドバタイザーのＵＲＬをアクセスする前に、サーチ結果ページへとコード化された口座識別情報をアクセスする。この口座識別情報は、検索要求事象としての検索要求からの情報と共に、アドバタイザーの口座に記録される。このメカニズムにより得られた情報は、この技術で知られた従来のサーバーシステムログをおそらく使用しないやり方で口座識別子をＵＲＬに結局一致させるので、正確な口座デビット記録が維持される。サーチ結果リストページにおけるアドバタイザーのウェブサイト記述及びハイパーリンクは、アドバタイザーのリスティングが支払済みリスティングであるという指示を伴うのが最も好ましい。各支払済みリスティングは、サーチ結果リストを経てアドバタイザーのサイトへ紹介するたびにアドバタイザーにより支払われるクリック当りのコストに対応する金額である情報ラベルコストをアドバタイザーに表示するのが最も好ましい。

クライアントコンピュータ１２におけるユーザの第２クラスは、ウェブにおける特定の情報を求めるサーチャーを含む。これらサーチャーは、それらのブラウザ１６を経て、ウェブサーバー２４に存在するサーチエンジンウェブページ３６にアクセスする。或いは又、クライアントコンピュータのＸＭＬインターフェイスを経て通信が行われてもよい。サーチエンジンウェブページ３６は、サーチャーが１つ以上のキーワードより成るサーチ項をタイプできるところの問合せボックスを含む。或いは又、サーチャーは、サーチエンジンウェブサーバー２４にハイパーリンクされ且つリモートウェブサーバーに記憶されたウェブページに配置された問合せボックスを経て、サーチエンジンウェブサーバー２４に問合せしてもよい。サーチャーは、サーチ項の入力を終了すると、与えられたハイパーリンクをクリックすることにより、サーチエンジンウェブサーバー２４へ問合せを送信することができる。次いで、サーチエンジンウェブサーバー２４は、サーチ結果リストページを発生し、そしてそのページをクライアントコンピュータ１２におけるサーチャーに送信する。

サーチャーは、サーチ結果ページの各リスティングに関連したハイパーテキストリンクをクリックして、それに対応するウェブページにアクセスすることができる。ハイパーテキストリンクは、インターネットのどこにあるウェブページにもアクセスすることができ、そしてアドバタイザーウェブサーバー１４に配置されたアドバタイザーウェブページ１８への支払済みリスティングを含む。本発明の好ましい実施形態では、サーチ結果リストは、アドバタイザー入札の結果として配置されるのではない非支払済みリスティングであって、ＩＮＫＴＯＭＩ、ＬＹＣＯＳ又はＹＡＨＯＯ！サーチエンジンのような従来のインターネットサーチエンジンにより発生される非支払済みリスティングも含む。非支払済みハイパーテキストリンクは、編集チームによりデータベース４０へ手動でインデックスされたリンクも含む。非支払済みリスティングは、サーチ結果ページにおいて支払い済みアドバタイザーリスティングに続くのが最も好ましい。

図２は、図１のシステムのクライアントコンピュータ１２に関連して動作できる付け値管理ツール１００の機能的要素を示す。付け値管理ツール１００は、ここに示す実施形態では、複数のメニュー１０２と、設定ファンクション１０４と、レポートファンクション１０６と、サーチリスティング管理ファンクション１０８と、ヘルプファンクション１１０とを含む。

付け値管理ツール１００は、ＸＭＬインターフェイス１５（図１）と協働して、図１を参照して上述した分散型システム１０により確立されたオンライン市場における支払済みサーチリスティングをレポートしそして管理する。付け値管理ツール１００は、クライアントコンピュータ１２のＸＭＬインターフェイス１５により口座管理サーバー２２及びサーチエンジンウェブサーバー２４（図１）のようなサーバーと通信するクライアントアプリケーションである。付け値管理ツール１００は、口座アクティビティをレポートし、口座を変更し、そして付け値を手動でタイミングを合わせて又は事象駆動式に切り換えるための機能を与える。付け値管理ツール１００は、１人のアドバタイザー又は複数のアドバタイザーのサーチリスティングを管理することができる。ここでは便利な名前を適用するが、付け値管理ツール１００は、オンライン市場における１人以上のアドバタイザーの口座のあらゆる観点を管理するように構成される。

クライアントコンピュータとサーバーとの間にＸＭＬ通信を使用すると、付け値管理ツール１００は、サーバーからクライアントへのダウンストリームリンク、及びクライアントからサーバーへのアップストリームリンクを確立する。ダウンストリームラインは、現在マーケット状態及びクライアント口座に関する情報を搬送する。マーケット状態は、１組のサーチリスティングを含む。各リスティングは、１つの実施形態では、関連するサーチ項に対する全てのサーチリスティングの中でアドバタイザーのサーチリスティングの現在ランクと、現在付け値と、タイトルと、記述と、ＵＲＬとを含む。所望のランク又はクリック当りの最大コストのような他の情報も搬送できる。クライアント口座情報は、例えば、アドバタイザーに最近課金されたクリックの数と、口座残高とを含む。ある特定期間中のクリックスルーレート（ＣＴＲ）のような他のクライアント口座情報も搬送される。アップストリームリンクは、付け値の変更要求や、指定のサーチ項に対する１つ以上の新たなサーチリスティングをアドバタイザーの口座に追加する要求のようなクライアントからの要求を通信する。

付け値管理ツール１００は、規則的なスケジュールで動作するよう構成される。例えば、付け値管理ツール１００は、リモート口座管理サーバーを周期的に、例えば５分ごとにポーリングすることができる。別の例では、ツール１００は、自動付け値更新を、１時間ごと等の所定のスケジュールで実行することができる。又、クライアントコンピュータのユーザは、手動の付け値更新を開始することもできる。

管理ツール１００は、ユーザがサーチ項のグループを定義できるようにする。このようなサーチ項は、ユーザにより確立できるルールに基づいてグループ分けすることができる。サーチ項のグループは、特定の製品又はサービス、２人以上のアドバタイザーの付け値が管理される場合には特定のアドバタイザー、或いは他の便宜的なマーケットパラメータに関連している。ツール１００は、更に、ユーザが、定義されたグループに対するレポートを発生し、そしてグループ内の全ての項に対する自動的な更新をスケジュールできるようにする。自動更新は、現在付け値の額、現在所望ランク又は他のサーチリスティングパラメータを調整することができる。ツール１００の一例として、１人のユーザが、多数のアドバタイザー、口座及びリスティングを管理できるようにする。各アドバタイザーは、多数の口座をもつことができ、そして各口座は、通常、多数のリスティングを保持する。

付け値管理ツール１００は、クライアントコンピュータの記憶媒体に情報をローカルに記憶する。記憶される情報は、マーケット状態、クライアント口座、及びグループの定義である。マーケット状態を変更する付け値管理ツール１００により開始されるアクション、例えば、付け値の変更も、ローカルに記憶され、そしてツール１００により発生されるレポートに見ることができる。

付け値管理ツール１００は、所与のクライアントコンピュータに適したやり方で実施できる。一実施形態では、付け値管理ツール１００は、クライアントコンピュータ１２のハードディスク又はメモリのような記憶装置に記憶された１つ以上のコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを含む。クライアントコンピュータは、プロセッサ及び通信インターフェイスを含む。プロセッサは、付け値管理ツールのプログラムコードに関連して動作して、そこに記述されたファンクションを実行する。１つの好ましい実施形態では、付け値管理ツール１００は、マイクロソフトウインドウズのオペレーティングシステムの１つ以上のバージョンのもとで動作するパーソナルコンピュータ又は他の処理装置にインストールできるアプリケーションである。このツール１００は、アプリケーションの新たなバージョンをダウンロードに使用できるかどうか決定するためにウェブサイトで通信セッションを開始できる自動更新ファンクションを有するのが好ましい。もしそうであれば、ユーザは、ダウンロード及び更新プロセスを開始するように促され、これは、自動的に進められる。

図２において、付け値管理ツール１００は、ユーザがこの付け値管理ツール１００と対話できるようにするメニュー１０２を備えている。ウインドウズのオペレーティングシステムのもとで動作するクライアントコンピュータでは、メニュー１０２は、ユーザによる操作を簡単にするためにウインドウズのメニュー規定及び機能に従うのが好ましい。しかしながら、メニュー１０２は、付け値管理ツール１００の特定のアプリケーションに対してカスタマイズすることができる。他のオペレーティングシステムでは、他のメニューシステムに置き換えてもよい。

メニュー１０２は、データ入力及びオプション選択のためのユーザインターフェイスを与える。１つのメニューは、管理されるべきサーチ項又はアドバタイザー口座を定義するためにアクセスされる。別のメニューは、レポートのフォーマットを特定するためにアクセスされる。更に別のメニューは、オペレーションを開始するためにアクセスされる。他の形式のメニューが設けられてもよい。メニューは、クライアントコンピュータに記憶されるか又はそこからアクセスできる他のデータ及びアプリケーション、例えば、ＸＭＬインターフェイス１５（図１）と対話する。

各メニューは、ユーザにより与えられる入力データを受け取って記録するために公知形式の適当なフィールド又はポップアップサブメニューを含む。データは、指定のフィールドにタイプされるか他の方法で入力され、或いはポップアップメニューにより与えられるオプションから選択される。更に、メニューは、ユーザが特定のアドバタイザーの全ての口座を簡単に指定できるようにするオプションを与える。この情報がローカルで記憶されない場合には、付け値管理ツール１００は、指定のアドバタイザーに対する口座識別情報を得るために口座管理サーバーへの要求を開始する。例えば、付け値管理ツール１００は、アドバタイザーに対する識別情報をクライアントコンピュータのＸＭＬインターフェイスへ通過させる。ＸＭＬインターフェイスは、適切にフォーマットされた要求を開始し、そしてその要求を口座管理サーバーへ通信する。その後、応答がＸＭＬにより受け取られて記憶され、そして要求されたデータが付け値管理ツール１００へ通される。

付け値管理ツール１００の設定ファンクション１０４は、付け値管理ツール１００のオペレーションを初期化しそして変更するための機能を与える。これは、例えば、アドバタイザーに対するテキスト識別子をユーザから受け取りそしてアドバタイザーの口座番号を決定するか、又は監視すべき複数のサーチ項を受け取って記憶することにより、監視すべきアドバタイザー及びそれに関連した口座を定義することを含む。

設定ファンクション１０４は、更に、何らかの便利なやり方で関連付けできるサーチ項及びアドバタイザーのグループを定義できるようにする。グループは、サーチリスティングのユーザ定義集合体である。単一のグループは、多数の口座及びアドバタイザーからのリスティングを含むことができる。リスティングは、２つ以上のグループに現れる。一実施形態では、全てのグループ定義がクライアントコンピュータにローカル記憶される。他の実施形態では、グループ定義が、オンライン市場の口座管理サーバーのようなリモート位置に完全に又は部分的に記憶される。口座管理サーバーの関連から、グループトランザクションは、個々のサーチリスティングにおけるオペレーションのリストを含む。グループのコンテンツ及びパラメータは、１つ以上のメニュー１０２を使用して指定されてもよいし、又はどこかから付け値管理ツール１００へテキストファイルをインポートすることにより確立されてもよい。

設定ファンクション１０４は、更に、付け値管理ツール１００により行われるべきポーリングオペレーションを指定できるようにする。例えば、所定のスケジュール又はポーリング周期に基づく時間スケジュールポーリングや、ある指定事象の発生に応答する事象駆動ポーリングが含まれる。設定ファンクション１０４への入力として働く設定情報は、一般に、１つ以上のメニュー１０４を使用して得られる。又、設定情報は、クライアントコンピュータにおける記憶装置から得ることもできるし、又はクライアントコンピュータのＸＭＬインターフェイス１５（図１）を使用して口座管理サーバー２４にアクセスすることにより得ることもできる。各アドバタイザーの口座情報にアクセスするためにパスワード又は同様の情報が必要とされるのが好ましい。

又、上述したように、設定ファンクション１０４は、自動アップグレードファンクションも含む。これは、ユーザの都合で省略してもよいし、ディスエイブルしてもよい。
付け値管理ツール１００は、更に、レポートファンクション１０６も含む。このレポートファンクション１０６は、付け値管理ツール１００により管理されるアドバタイザー、口座、及びリスティングに関する使用情報のレポートを作成する。レポートフォーマットは、例えば、生データが表示されるテーブルフォーマットと、マーケット状態及びクライアント口座情報の明確に理解される表示を与えるように生のレポートデータが処理されたグラフィックフォーマットとを含む。

レポートファンクション１０６は、一実施形態では、付け値管理ツール１００により維持されるデータログを見ることができるようにする。付け値の変更がユーザにより手動で要求されるか、又は付け値管理ツール１００によりスケジュールに基づいて要求されるたびに、ログファイルにエントリーが追加される。ログファイルは、クライアントコンピュータ又は他の便利な位置に記憶される。ログエントリーは、サーバーに接続できないことや認証の失敗等の例外や、或いはアドバタイザー、口座、項、古い付け値、古いランク、新たな付け値及び新たなランクを含む成功裡な付け値変更の詳細を記述する。他の情報も記録できる。レポートファンクション１０６は、ログデータ又はレポートを見て、ログデータを解釈しそして表示できるようにする。

付け値管理ツール１００は、更に、サーチリスティング管理ファンクション１０８を含む。このファンクション１０８は、付け値管理ツール１００の一次ファンクション、サーチリスティングの管理、特に、付け値の変更を実施する。他の実施形態では、サーチリスティング管理ファンクション１０８は、リスティングの追加又は削除のような他のトランザクションも制御する。

サーチリスティング管理ファンクション１０８は、手動及び自動の両方の付け値変更を実行する。手動の変更がユーザにより指定される。手動の変更は、リスティング、口座及びアドバタイザー、並びに変更されるべき新たな付け値額又は他のサーチリスティングパラメータを識別することにより要求される。この情報は、メニュー１０２を使用して入力される。サーチリスティング管理ファンクション１０８は、手動の変更に応答して、ＸＭＬインターフェイス１５と対話し、該インターフェイスは、次いで、口座管理サーバー２２（図１）への要求を開始する。変更がなされた後に、サーバーからクライアントへ確認が搬送される。この確認は、ＸＭＬインターフェイス１５により受け取られ、記録され、そしてユーザへ指示が与えられる。

自動付け値変更のプロセスにより、サーチリスティング管理ファンクション１０８は、指定のアドバタイザーの指定のサーチリスティングの指定のパラメータを更新する。自動入札プロセスの特性は、メニュー１０２を使用して確立される。サーチリスティングの付け値額、所望のランク、タイトル等を含むサーチリスティングのパラメータを変更することができる。変更されるべきサーチリスティングは、グループコンテンツが既に定義されている場合はグループ識別子を指定することにより指定できる。自動的な付け値変更プロセスを制御するために、付け値変更オペレーションを開始するタイミング又は事象が指定される。

付け値変更ファンクションの各アプリケーションは、次のオペレーションを含む。
１．予定時間（例えば１時間に一度）ウェイクアップ（スタート）する。
２．マーケット状態情報のローカルコピーが現在のものであるか調べる。
３．ローカルコピーが古いものである場合には、ローカルコピーを更新する。
４．マーケット状態を指定のルールと比較し、必要な変更を識別する。
５．サーバーへ変更を送信し、成功又は失敗を記録する。

或いは又、ユーザは、アドバタイザーが、例えば、１日のある時間に又は１週間のある曜日に、クリック当りより多く支払おうとするところの１日の中の好み及び曜日の好みを指定してもよい。自動付け値変更ファンクションは、これらの好みを自動的に実施するように構成できる。
又、付け値管理ツール１００は、ヘルプファンクション１１０も含む。このヘルプファンクション１１０は、付け値管理ツール１００のユーザによって要求される基準情報へ便利にオンラインアクセスできるようにする。与えられる情報は、例えば、頻繁に訪ねられる質問（ＦＡＱ）のリスト、ヘルプトピックスのインデックス、ヘルプファンクションにより与えられる情報をサーチするためのサーチファンクション、及び付け値管理ツール１００に関する改訂及び他の情報を与えるアバウトルーチンを含む。

１つの実施形態において、ここに開示するシステムは、ＣＤ−ＲＯＭ、ハードディスクドライブ、メモリ又は他の記憶装置のようなコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として実施される。この記憶媒体は、オンライン市場の口座管理サーバーにおけるサーチリスティングを管理するための付け値管理ツールを実施する第１プログラムコードと、オンライン市場の相補的ＸＭＬインターフェイスと通信するための拡張可能なマークアップ言語（ＸＭＬ）インターフェイスを実施する第２プログラムコードとを含む。これらのプログラムコードは、ソースコード、オブジェクトコード、又は他のフォーマットでもよい。付け値管理ツールは、ここに述べるものであるのが好ましいが、同等の機能を与えるものであれば、種々の特徴を含んでもよいし、省略してもよい。口座管理サーバーにおけるサーチリスティングを管理するファンクションは、サーチリスティングを検索し、マーケット状態を検索し、１つ以上のアドバタイザーの１組の口座識別子を検索し、１つ以上のサーチリスティングの付け値額又は他のパラメータを変更し、アドバタイザーに関連した１つ以上のサーチリスティングを追加し、そしてアドバタイザーに関連した１つ以上のサーチリスティングを削除するという機能の１つ以上を含む。

上述したように、ここに示す実施形態におけるクライアントコンピュータは、ＸＭＬを使用してインターフェイス１７に基づき口座管理サーバーと通信する。このインターフェイス１７は、クライアントコンピュータのデスクトップアプリケーションと、ここに述べる形式のオンライン市場で口座を管理するための自動ツールとをサポートする。インターフェイス１７は、口座管理サーバー２２（図１）のアドバタイザーシステムと対話するための共通の機密の外部インターフェイスをサーバー２２に形成する。サーバー２２のＸＭＬインターフェイス１７及びクライアントコンピュータのＸＭＬインターフェイス１５は、相補的なものであって、クライアントからサーバーへの要求と、サーバーからクライアントへの応答を確実に両方向通信する。

このインターフェイス１７の構成及び実施は、多数の仮定に基づく。インターフェイス１７は、オンライン市場のオペレータにより与えられるウェブページである。インターフェイス１７への要求は、ＨＴＴＰＳプロトコルに続いてそこに「ポスト搬送(Posted)」される。クライアント及びサーバーは、ＸＭＬ及びＵＴＦ−８キャラクターエンコードを使用してコマンドを送信しそして応答する。全ての通信は、ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．ｗ３ｃ．ｏｒｇ／ＸＭＬ／により定義されたＸＭＬ仕様に従う。全てのアプリケーションは、可変量のホワイトスペース、エレメント及び属性名並びに値を許すＸＭＬパーザを使用しなければならない。全ての当事者は、特定のフィールド名等を必要とするパターンを使用することによりＸＭＬ文書からデータを手動で抽出する試みを回避する。サーバーへ送信される全ての要求は、公式な要求スキーマに対して有効性確認される。サーバーからの全ての応答は、応答スキーマに対して有効性確認される。要求スキーマに従わない口座管理サーバーへ到来するいかなる要求も直ちに拒絶される。
ここに示す例は、オーバーツア・サービシズ・インクによって設けられたＤｉｒｅｃＴｒａｆｆｉｃ Ｃｅｎｔｅｒアドバータイザーファシリティに関連している。これらの例を、他のシステム及び他のサービスプロバイダーに適用するように変更しそして拡張することは、当業者であれば容易に明らかであろう。

口座管理サーバーへのポスティング
インターフェイス１７は、口座管理サーバー２２から応答を期待するときに必要とされる多数のＨＴＴＰヘッダ及びパラメータを定義する。サーバーへの全ＰＯＳＴ要求に対して「コンテンツ−形式」のヘッダが要求される。一実施形態では、このヘッダの値は、「ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ｗｗｗ−ｆｏｒｍ−ｕｒｌｅｎｃｏｄｅｄ」である。又、「コンテンツ−長さ」ヘッダも指定されねばならず、これは、サーバーへ送信されるバイトの数を反映する。ＨＴＴＰ１．１仕様では、ｆｔｐ：／／ｆｔｐ．ｉｓｉ．ｅｄｕ／ｉｎ−ｎｏｔｅｓ／ｒｆｃ２６１６．ｔｘｔにおいてより多くの情報が得られる。以下のリストは、口座管理サーバー２２へポスティングするのに使用される他のパラメータ及びその各々の簡単な説明を示す。

ｘｍｌ
必要。このパラメータは、口座管理サーバーへ送信されるべきＸＭＬ文書を含む。送信されている「コンテンツ−形式」ヘッダが「ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ｗｗｗ−ｆｏｒｍ−ｕｒｌｅｎｃｏｄｅｄ」である場合には、このパラメータの値が、ＵＲＬ ｅｎｃｏｄｅｄでなければならない。

／ｇｏ２／ｘｍｌ／ＸＭＬＲｅｑｕｅｓｔＨａｎｄｌｅｒ．ｓｕｂｍｉｔ＿Ｄ：／ｇｏ２／ｘｍｌ／ＸＭＬＲｅｑｕｅｓｔＨａｎｄｌｅｒ．ｓｕｂｍｉｔ必要。この実施形態では、アプリケーションサーバーは、これらのパラメータを内部で使用する。各々に対して指定される値は、“ ”（スペース）でなければならない。

ｃｏｎｔｅｎｔＴｙｐｅ
任意。このパラメータの値は、「ｔｅｘｔ／ｐｌａｉｎ」又は「ｔｅｘｔ／ｘｍｌ」（デフォールト）のいずれかである。
例ＰＯＳＴ：
ＰＯＳＴ／ｓ／ｄｔｃ／ｘｍｌ／ｉｎｄｅｘ．ｊｈｔｍｌ？＿ＤＡＲＧＳ＝％２Ｆｓ％２Ｆｄｔｃ％２Ｆｘｍｌ％２Ｆｉｎｄｅｘ．ｊｈｔｍｌＨＴＴＰ／１．０
コンテンツ−長さ：４０４
コンテンツ−形式：ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ／ｘ−ｗｗｗ−ｆｏｒｍ−ｕｒｌｅｎｃｏｄｅｄ

ｘｍｌ＝％３ｃ％３ｆｘｍｌ＋ｖｅｒｓｉｏｎ％３ｄ％２２１．０％２２＋ｅｎｃｏｄｉｎｇ％３ｄ％２２ＵＦＴ−
８％２２％３ｆ％３ｅ％３ｃＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔ＋＋ｘｍｌｎｓ％３ａｘｓｉ％３ｄ％２２ｈｔｔｐ％３ａ％２ｆ％２ｆｗｗｗ．ｗ３．ｏｒｇ％２ｆ２００１％２ｆＸＭＬＳｃｈｅｍａ−
ｉｎｓｔａｎｃｅ％２２＋＋ｖｅｒｓｉｏｎ％３ｄ％２２１．０％２２＋＋ｕｓｅｒｎａｍｅ％３ｄ％２２ｇｏｔｏｔｅｓｔ％２２＋＋ｐａｓｓｗｏｒｄ％３ｄ％２２ｑｂｌａｈｂｌａｈｔ％２２％３ｅ＋＋％３ｃＡｃｔｉｏｎｓ％３ｅ＋＋＋＋％３ｃＧｅｔＡｃｃｏｕｎｔＩｄｓ％２ｆ％３ｅ＋＋％３ｃ％２ｆＡｃｔｉｏｎｓ％３ｅ％３ｃ％２ｆＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔ％３ｅ＆＿Ｄ：／ｇｏ２／ｘｍｌＸＭＬＲｅｑｕｅｓｔＨａｎｄｌｅｒ．ｓｕｂｍｉｔ＝＋＆／ｇｏ２／ｘｍｌ／ＸＭＬＲｅｑｕｅｓｔＨａｎｄｌｅｒ．ｓｕｂｍｉｔ＝＆ｃｏｎｔｅｎｔＴｙｐｅ＝ｔｅｘｔ％２ｆｐｌａｉｎ

オペレーションの順序
一般に、コマンドをＸＭＬサーバーへ提出することが必要とされる特定の順序は存在しない。サーバープロセスは、それらが受け取られた順序で要求を発する。しかしながら、ＸＭＬサーバーへのクライアントが従おうとする論理的順序がある。
リスティングを検索するか又は付け値価格を調整する前に、クライアントコンピュータは、一緒に作用すべき１組の口座識別子を検索する。１つの実施形態では、サーバーは、口座識別子と、口座が有効であるところの市場とを与える。

クライアントコンピュータは、作用すべき口座識別子のリストを有するとき、その口座に対する１組のリスティングを検索することができる。これは、ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇトランザクションに必要な重要なｌｉｓｔｉｎｇＩｄ属性を与える。このｌｉｓｔｉｎｇＩｄは、静的であり（即ち変化せず）、従って、特定のリスティングを指すために、同じｌｉｓｔｉｎｇＩｄを永久に使用することができる。リスティングが削除されそしてそのｌｉｓｔｉｎｇＩｄが使用される場合には、エラーが返送される。又、このファンクションは、マーケット状態機能を使用するのに必要なｓｅａｒｃｈＴｅｒｍ属性も与える。

クライアントコンピュータは、１組のリスティング及びサーチ項を有するときに、関心のあるリスティングに対し現在のマーケット状態を得ることができる。このファンクションは、サーチエンジンウェブサーバー２４（図１）へのサーチ問合せに応答してサーチ結果を受け取るサーチャーに明らかとなる順序で１組のサーチリスティングを与える。この１組のサーチリスティングは、現在アドバタイザーに属さないリスティングを含む。サーバーは、ｌｉｓｔｉｎｇＩｄを供給することにより現在アドバタイザーが所有するリスティングを指定する。
マーケット状態に基づき、クライアントコンピュータは、各リスティングに対する付け値価格を設定する。ある実施形態では、リスティングに対する固定付け値価格の変更要求が一度だけ許される。他の実施形態では、サーチリスティングの属性又はパラメータ以上のものを変更することが許される。

認証
ここに示す実施形態では、各要求に対して与えねばならない情報の第１ビットは、バージョンストリング、ログインユーザ名及びパスワードである。この情報は、クライアントによって送信されるルートレベルＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔＸＭＬタグにおいて与えられねばならない。サーバーに送信される全てのコマンドは、このルートレベルタグに含まれねばならない。ルートタグ内のいずれかの情報が欠落するか又は誤っている場合には、その要求が拒絶され、そしてそこに含まれた全てのコマンドが無視される。
例えば、
＜ＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔ ｖｅｒｓｉｏｎ＝“１．０”ｕｓｅｒｎａｍｅ＝“ｔｅｓｔｕｓｅｒ”ｐａｓｓｗｏｒｄ＝“ｔｅｓｔ ｐａｓｓｗｏｒｄ”＞
＜！−−ｑｕｅｒｉｅｓ ａｎｄ ｃｏｍｍａｎｄ ｇｏ ｈｅｒｅ．．−−＞＜／ＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔ＞

バージョンは、ＸＭＬインターフェイス１７のバージョンを記述するストリングである。これが、口座管理サーバー２２が使用するバージョンに一致しない場合には、エラーが送信され、そしてＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔに含まれた全てのコマンドが無視される。
ｕｓｅｒｎａｍｅは、既存のｕｓｅｒｎａｍｅに対応する。パスワードは、口座管理サーバーにログインするためには、ユーザが使用する同じパスワードでなければならない。ｕｓｅｒｎａｍｅ又はパスワードが与えられないか又は誤っている場合には、応答が直ちに送信され、そしてＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔに含まれた全てのコマンドが無視される。応答は、次の形態をとる。
＜ＤＴＣＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｆａｌｓｅ”ｒｅａｓｏｎ＝“Ｌｏｇｉｎ ｆａｉｌｅｄ”／＞

アドミニストレーターへのアクセスを与える実施形態では、与えられたｕｓｅｒｎａｍｅ及びパスワードがアドミニストレーターに属する場合、アドミニストレーターは、ユーザの口座に対して以下のアクションのいずれかを実行することができる。
ログイン及びバージョン照合段階が成功であった場合には、成功応答が送信され、そして含まれた全てのコマンドが処理される。
＜ＤＴＣＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”＞
．．＜！−− ｐｒｏｃｅｓｓｅｄ ｃｏｍｍａｎｄ ｒｅｓｐｏｎｓｅ ｈｅｒｅ−−＞
＜／ＤＴＣＲｅｓｐｏｎｓｅ＞

１組の口座ＩＤを得る
将来のコマンドに対して必要な１組の口座ＩＤをユーザが知らないことがあり得る。このファンクションは、リストに対する問合せを許す。アドミニストレーターは、口座ＩＤを検索するところのｕｓｅｒｎａｍｅを与える必要がある。
例えば、
＜Ａｃｔｉｏｎｓ＞
＜ＧｅｔＡｃｃｏｕｎｔＩｄｓ ｄｔｃＵｓｅｒｎａｍｅ＝“ｊｏｅｂｏｂ”／＞
＜／Ａｃｔｉｏｎｓ＞
通常の非アドミニストレーターのユーザは、ｕｓｅｒｎａｍｅを与えない。というのは、サーバーがそれをＤＴＣＲｅｑｕｅｓｔタグから得るからである。
＜Ａｃｔｉｏｎｓ＞
＜ＧｅｔＡｃｃｏｕｎｔＩｄｓ／＞
＜／Ａｃｔｉｏｎｓ＞

非アドミニストレーターのユーザがｄｔｃＵｓｅｒｎａｍｅを指定する場合には、“Ｐｅｒｍｉｓｓｉｏｎ Ｄｅｎｉｅｄ（許可拒絶）”のエラーコードでそれが拒絶される。
上記要求に対する応答は、次のように見える。
＜ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ＞
＜ＧｅｔＡｃｃｏｕｎｔＩｄｓＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”＞
＜Ａｃｃｏｕｎｔ ｉｄ＝“１２３４５”ｍａｒｋｅｔ＝“ＵＳ”／＞
＜Ａｃｃｏｕｎｔ ｉｄ＝“ａｆ３４５６”ｍａｒｋｅｔ＝“ＵＫ”／＞
＜／ＧｅｔＡｃｃｏｕｎｔＩｄｓＲｅｓｐｏｎｓｅ＞
＜／ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ＞
マーケットフィールドは、どの市場に対して口座が設定されたかを示す表である。

リスティングの検索
リスティングの特性を変更するために、ユーザは、先ず、リスティングを検索するための問合せを行わねばならない。リスティングに対するいかなる要求も、Ａｃｔｉｏｎｓ ＸＭＬタグに含まれる。Ａｃｔｉｏｎｓタグは、含まれた全ての問合せ及びコマンドが適用されるａｃｃｏｕｎｔＩｄｓを含んでいる。ａｃｃｏｕｎｔＩｄｓは、通常のユーザに対するａｃｃｏｕｎｔＩｄｓの許されたリストに対して有効性確認される。アドミニストレーターは、任意の１組のａｃｃｏｕｎｔＩｄｓに対して作業する。

ある基準に基づいて１組のリスティングを横領することができ、又は何らかの基準が指定されていない場合には、指定のａｃｃｏｕｎｔＩｄに対する全リスティングを横領することができる。ｍａｘＣｏｕｎｔ属性が指定されていない場合に返送されるリスティングの最大数は、４０である。スターとインデックスが指定されていない場合には、結果１でスタートする。デフォールトによるこのファンクションは、各リスティングに対する現在ランクを返送しない。この情報を得るために、属性ｗｉｔｈＲａｎｋが「真」の値で指定される。
例：
１．口座ｉｄ １２３４５に対して全てのリスティング（最大まで）を得る。
＜Ａｃｔｉｏｎｓ ａｃｃｏｕｎｔＩｄ＝“１２３４５”＞
＜ＧｅｔＬｉｓｔｉｎｇｓ／＞
＜／Ａｃｔｉｏｎｓ＞
２．口座ｉｄ １２３４５に対するサーチ項に含まれた「車両」を有する最大１０までの全リスティングを得る。
＜Ａｃｔｉｏｎｓ ａｃｃｏｕｎｔＩｄ＝“１２３４５”＞
＜ＧｅｔＬｉｓｔｉｎｇｓ ｓｅｒｃｈＴｅｒｍ＝“ｃａｒ”ｍａｘＣｏｕｎｔ＝‘１０’／＞
＜／Ａｃｔｉｏｎｓ＞
３．現在ランク情報で０．０５と０．１０の間の付け値価格を有する許容最大値までの膳リスティングを得る。
＜Ａｃｔｉｏｎｓ ａｃｃｏｕｎｔＩｄ＝“１２３４５”＞
＜ＧｅｔＬｉｓｔｉｎｇｓ ｌｏｗＢｉｄ＝“０．０５”ｈｉｇｈＢｉｄ＝“０．１０”ｗｉｔｈＲａｎｋ＝“ｔｒｕｅ”／＞
＜／Ａｃｔｉｏｎｓ＞

サーチするための他の有効基準は、次のものを含む。
・ Ｕｒｌ
・ タイトル
・ 記述
付け値価格に基づかないサーチ基準は、与えられたストリングがサーチリスティングのそのフィールドに「含まれる」場合に合致する。付け値価格に基づくサーチ基準は、ｌｏｗＢｉｄ（低い付け値）属性に指定された価格に「等しいか又はそれより大きい」及びｈｉｇｈＢｉｄ（高い付け値）属性に指定された価格に「等しいか又はそれより低い」リスティングを選択する。

首尾良く完了すると、次と同様の応答が返送される。
＜ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”＞
＜ＧｅｔＬｉｓｔｉｎｇｓＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”＞＜Ｌｉｓｔｉｎｇ ｉｎｄｅｘ＝‘１’ｌｉｓｔｉｎｇＩｄ＝“ａ２３１１”．．／＞
＜Ｌｉｓｔｉｎｇ ｉｎｄｅｘ＝‘２’ｌｉｓｔｉｎｇＩｄ＝“１２３ａｃ３４５”ｒａｎｋ＝“３”．．／＞
＜／ＧｅｔＬｉｓｔｉｎｇｓＲｅｓｐｏｎｓｅ＞
＜／ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ＞
ｌｉｓｔｉｎｇＩｄは、ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇ要求（以下に述べる）のようにその特性を変更するときに特定行ａｄを参照するために使用されねばならない。

マーケット状態を得る
ＧｅｔＭａｒｋｅｔＳｔａｔｅファンクションは、特定サーチ項に対する現在状態のスナップショットを与えるように構成される。これは、異なるランク間の価格差を調べて、それに応じて付け値を変更できるようにする上で役立つ。このファンクションは、市場ｉｄ（必要）及びサーチ項（必要）を取り出し、そして交渉消費者サイトにより報告されるマーケット状態を返送する。例えば、
１．ＵＳ市場及びサーチ項「車両」に対してランク１ないし５の現在リスティングを見せて下さい。
＜ＧｅｔＭａｒｋｅｔＳｔａｔｅ ｍａｒｋｅｔ＝‘０’ｓｅａｒｃｈＴｅｒｍ＝“ｃａｒ”ｍａｘＣｏｕｎｔ＝‘５’／＞

その応答は、次のようになる：
＜ＧｅｔＭａｒｋｅｔＳｔａｔｅＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”＞
＜Ｌｉｓｔｉｎｇ ｒａｎｋ＝“１”ｔｉｔｌｅ＝“ＩｎｖｏｉｃｅＤｅａｌｅｒｓ．ｃｏｍ−Ｂｕｙ Ｎｅｗ Ｃａｒｓ Ｄｉｒｅｃｔ” ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ＝“Ｑｕｉｃｋ，ｅａｓｙ，ｐａｉｎｌｅｓｓ．． Ｉｔ＆ａｐｏｓ；ｓ ｎｅｗ ｃａｒ ｂｕｙｉｎｇ ｍａｄｅ ｅａｓｙ ａｔ ＩｎｖｏｉｃｅＤｅａｌｅｒｓ．ｃｏｍ！ Ｇｅｔ ｎｅｗ ｃａｒ ｐｒｉｃｉｎｇ ｂｅｆｏｒｅ ｙｏｕ ｖｉｓｉｔ ｔｈｅ ｄｅａｌｅｒ ａｔ ＩｎｖｏｉｃｅＤｅａｌｅｒｓ．ｃｏｍ．”ｓｉｔｅＨｏｓｔ＝“ｗｗｗ．ｉｎｖｏｉｃｅｄｅａｌｅｒｓ．ｃｏｍ”ｂｉｄ＝“０．４３”ｃｕｒｒｅｎｃｙ＝“ＵＳＤ”／＞ ＜Ｌｉｓｔｉｎｇ ｒａｎｋ＝“２”ｔｉｔｌｅ＝“ＡｕｔｏＭａｌｌ Ｏｎｌｉｎｅ−Ｉｎｓｔａｎｔ Ｏｎｌｉｎｅ Ｐｒｉｃｅｓ” ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ＝“Ｓｉｎｃｅ １９９４！ Ｔｈｅ ｓｍａｒｔｅｓｔ ｗａｙ ｔｏ ｂｕｙ ａ ｃａｒ． Ｏｎｌｉｎｅ ｉｎｓｔａｎｔ ｄｅａｌｅｒ ｐｒｉｃｅ ｑｕｏｔｅｓ ｗｉｔｈ ｒｅｇｉｓｔｒａｔｉｏｎ． Ｇｕａｒａｎｔｅｅｄ ｌｏｗｅｓｔ ｐｒｉｃｅｓ ｏｎ ｔｈｅ Ｉｎｔｅｒｎｅｔ． Ｏｖｅｒ ５，０００ ｑｕａｌｉｔｙ ｄｅａｌｅｒｓ．” ｓｉｔｅＨｏｓｔ＝“ｗｗｗ．ａｕｔｏｍａｌｌｏｎｌｉｎｅ．ｃｏｍ”ｂｉｄ＝“０．４２”ｃｕｒｒｅｎｃｙ＝“ＵＳＤ”／＞
＜Ｌｉｓｔｉｎｇ ｒａｎｋ＝“３”ｔｉｔｌｅ＝“Ｅｘｔｅｎｄｅｄ Ｗａｒｒａｎｔｙ ｆｏｒ Ｎｅｗ ｏｒ Ｕｓｅｄ Ｃａｒｓ” ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ＝“Ｇｅｔ ｅｘｔｅｎｄｅｄ ｃａｒ ｗａｒｒａｎｔｙ ｃｏｖｅｒａｇｅ ｆｏｒ ｕｐ ｔｏ ｓｅｖｅｎ ｙｅａｒｓ ｏｒ １５０，０００ ｍｉｌｅｓ． Ｓａｖｅ ｕｐ ｔｏ ６０％ ｏｆｆ ｄｅａｌｅｒ ｐｒｉｃｅ． Ｃｌｉｃｋ ｈｅｒｅ ｆｏｒ ａ ｆｅｅ ｑｕｏｔｅ ｆｒｏｍ ｔｈｅ Ｎｏ．１ ｏｎｌｉｎｅ ｐｒｏｖｉｄｅｒ．” ｓｉｔｅＨｏｓｔ＝“ｗｗｗ．ｗａｒｒａｎｔｙｇｏｌｄ．ｃｏｍ”ｂｉｄ＝“０．３８”ｃｕｒｒｅｎｃｙ＝ＵＳＤ“／＞
＜Ｌｉｓｔｉｎｇ ｒａｎｋ＝“４”ｔｉｔｌｅ＝“Ｎｅｗ Ｃａｒ−Ｇｅｔ Ｌｏｗｅｓｔ Ｄｅａｌｅｒ Ｐｒｉｃｅ Ｆａｓｔ” ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ＝“Ｒｅａｄｙ ｔｏ ｂｕｙ？ Ｇｅｔ ｍｕｌｔｉｐｌｅ ｐｒｉｃｅ ｑｕｏｔｅｓ ｏｎ ａ ｎｅｗ ｃａｒ ｆｒｏｍ ｌｏｃａｌ ａｎｄ ｏｎｌｉｎｅ ｄｅａｌｅｒｓ ｆａｓｔ． Ｓｂｍｉｔ ｓｉｍｐｌｅ， ｎｏ−ｏｂｌｉｇａｔｉｏｎ ｆｏｒｍｓ ｐｏｗｅｒｅｄ ｂｙ ｔｈｅ ｌｅａｄｉｎｇ ａｕｔｏｍｏｂｉｌｅ ｓｉｔｅｓ． Ｃｏｍｐａｒｅ ｆｏｒ ｂｅｓｔ ｄｅａｌ．” ｓｉｔｅＨｏｓｔ＝“ｗｗｗ．ｐｒｉｃｅｑｕｏｔｅｓ．ｃｏｍ”ｂｉｄ＝０．３７“ｃｕｒｒｅｎｃｙ＝”ＵＳＤ“／＞
＜Ｌｉｓｔｉｎｇ ｒａｎｋ＝“５”ｔｉｔｌｅ＝“Ｌｅｘｕｓ．ｃｏｍ−Ｏｆｆｉｃｉａｌ Ｓｉｔｅ” ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ＝“Ｅｘｐｌｏｒｅ ｔｈｅ ｍｏｄｅｌｓ， ｂｕｉｌｄ ｙｏｕｒ Ｌｅｘｕｓ， ｓｅａｒｃｈ ｆｏｒ ａ ｃｅｒｔｉｆｉｅｄ ｐｒｅ−ｏｗｎｅｄ Ｌｅｘｕｓ，ｏｒ ｆｉｎｄ ａ ｄｅａｌｅｒ．” ｓｉｔｅＨｏｓｔ＝“ｍｏｊｏｆａｒｍ．ｍｅｄｉａｐｌｅｘ．ｃｏｍ”ｂｉｄ＝“０．３６”ｃｕｒｒｅｎｃｙ＝“ＵＳＤ”／＞
＜／ＧｅｔＭａｒｋｅｔＳｔａｔｅＲｅｓｐｏｎｓｅ＞

リスティングに対する付け値価格の設定
一実施形態では、ＸＭＬインターフェイスは、特定リスティングに対する固定付け値価格の変更を一度だけ許す。他の実施形態では、他のフィールド、他の付け値振舞い等の変更が許される。
付け値価格を変更するために、ユーザは、変更されるリスティングを含む口座番号をＡｃｔｉｏｎｓタグに与える。以前の段階において、ａｃｃｏｕｎｔＩｄ属性は、ｕｓｅｒｎａｍｅに対して有効性確認され、そしてパスワードが与えられる。ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇタグでは、ｌｉｓｔｉｎｇＩｄが、ＧｅｔＬｉｓｔｉｎｇｓ応答において与えられたように、指定される。要求される次のエレメントは、ＢｉｄＢｅｈａｖｉｏｒエレメントと、それに続く「Ｆｉｘｅｄ」エレメントであり、これは、付け値を属性として指定することを要求する。
例えば、
＜Ａｃｔｉｏｎｓ ａｃｃｏｕｎｔＩｄ＝“１２３”＞
＜ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇ ｌｉｓｔｉｎｇＩｄ＝“ａ１２３ｂ４５５”＞
＜ＢｉｄＢｅｈａｖｉｏｒ＞
＜Ｆｉｘｅｄ ｂｉｄ＝“０．５０”／＞
＜／ＢｉｄＢｅｈａｖｉｏｒ＞
＜／ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇ＞
＜／Ａｃｔｉｏｎｓ＞

「プレミアに対する付け値」と称される一実施形態では、ユーザは、サーチリスティングが、サーチ結果と共に表示される最初の３つのサーチリスティングに常に現れることを指定できる。このような変更が望まれる場合には、「固定」エレメントではなく、「Ｂ２Ｐ」エレメントが供給される。Ｂ２Ｐエレメントの場合には、所望のランク及びｍａｘＣａｐ（アドバタイザーが所望のランクを得るために支払おうとする最大金額）が要求される。例えば、
＜Ａｃｔｉｏｎｓ ａｃｃｏｕｎｔＩｄ＝“１２３”＞
＜ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇ ｌｉｓｔｉｎｇＩｄ＝“ａ１２３ｂ４５５”＞
＜ＢｉｄＢｅｈａｖｉｏｒ＞
＜Ｂ２Ｐｒａｎｋ＝“１”ｍａｘＣａｐ＝“０．５０”／＞
＜／ＢｉｄＢｅｈａｖｉｏｒ＞
＜／ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇ＞
＜／Ａｃｔｉｏｎｓ＞

首尾良く完了すると、次のように応答が返送される。
＜ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”＞
＜ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇＲｅｓｐｏｎｓｅ ｌｉｓｔｉｎｇＩｄ＝“ａ１２３ｂ４５５”ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”／＞
＜／ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ＞
首尾良く完了しない場合には、システムは、失敗を示すセンテンスを与える。
＜ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｔｒｕｅ”＞
＜ＳｅｔＬｉｓｔｉｎｇＲｅｓｐｏｎｓｅ ｌｉｓｔｉｎｇＩｄ＝“ａ１２３ｂ４５５”ｓｕｃｃｅｓｓ＝“ｆａｌｓｅ”ｒｅａｓｏｎ＝“Ｂｉｄ ｍｕｓｔ ｂｅ ｉｎ ｔｈｅ ｆｉｒｍａｔ＃．＃＃”／＞
＜／ＡｃｔｉｏｎｓＲｅｓｐｏｎｓｅ＞

添付資料Ａは、クライアントによって口座管理サーバーへポスティングされる１組の要求を例示するものである。同様に、添付資料Ｂは、ポスティングされた要求に応答してサーバーからクライアントへ返送される１組の応答を例示するものである。添付資料Ｃは、クライアントによりサーバーへ提出される要求に対するＸＭＬスキーマを例示するものである。添付資料Ｄは、クライアントに対するサーバーの応答についてのＸＭＬスキーマを例示するものである。これらの添付資料は、各々、本発明の範囲を例示するものに過ぎず、それを限定するものではない。

図３は、サーチデータベース４０（図１）の各アドバタイザー口座記録３００に含まれた情報の形式を示す図である。このデータベース４０は、ユーザの問合せに応答してサーチ結果を発生するのに使用されるサーチリスティング記録を含む。先ず初めに、アドバタイザー口座記録３００は、上述したオンライン認証に使用されるｕｓｅｒｎａｍｅ（ユーザ名）３０２及びパスワード３０４を含む。又、この口座記録は、担当者名、会社名、ストリートアドレス、電話、ｅ−メールアドレスのような連絡先情報３１０も含む。

この連絡先情報３１０は、アドバタイザーが重要なアドバタイザー事象の通知を要求したときにアドバタイザーと直接通信するのに使用されるのが好ましい。又、口座記録３００は、現在残高、クレジットカード情報のような勘定情報３２０も含む。この勘定情報３２０は、アドバタイザーがアドバタイザーの口座に金額を追加するオプションを選択するときにアクセスされるデータを含む。更に、現在残高のようなある勘定情報は、通知オプションのもとで通知を要求する事象をトリガーする。口座記録３００のオーデット・トレイル部分３２５は、口座記録３００にアクセスした全ての事象のリストを含む。口座記録３００がアドミニストレーター又はアドバタイザーによりアクセスされるか又は変更されるたびに、口座アクセス及び／又は変更事象を記述する短いエントリーが、その事象を開始したアドミニストレーター又はアドバタイザーのオーデット・トレイル部分３３０に添付される。このオーデット・トレイル情報は、口座のもとで口座所有者によりなされたトランザクションの経歴を発生する上で助けとなるように使用される。

アドバタイジング情報部分３３０は、オンライン市場のオンライン入札プロセスを遂行するのに必要な情報を含み、サーチエンジンにより発生されるサーチ結果リスト内のウェブサイト記述及びハイパーリンクに対して位置が決定される。各ユーザ口座３００のアドバタイジングデータ３３０は、ゼロ以上のサブ口座３４０として編成される。各サブ口座３４０は、少なくとも１つのサーチリスティング３４４を含む。各サーチリスティングは、サーチ項の付け値に対応する。アドバタイザーは、サブ口座を使用して、多数のサーチ項の多数の付け値を編成するか、又は多数のウェブサイトに対する付け値を編成する。又、サブ口座は、ターゲットとするマーケット部分の業績を追跡するよう求めるアドバタイザーにとって特に有用である。アドバタイジングの努力を編成するよう求めるアドバタイザーの利益のためにサブ口座の超構造が導入されるが、これは、ここに開示するシステム及び方法のオペレーションに何ら影響しない。或いは又、アドバタイジング情報部分は、サブ口座の追加編成層を含まず、１つ以上のサーチリスティングを含むだけでもよい。

サーチリスティング３４４は、サーチ項及びその関連付け値に対応し、そしてオンラインの競売入札プロセスを遂行するための重要情報を含む。一実施形態では、各サーチリスティングは、次の情報、即ちサーチ項３５２、ウェブサイト記述３５４、ＵＲＬ３５６、付け値額３５８、及びタイトル３６０を含む。サーチ項３５２は、英語又は他の言語において通常のワードである１つ以上のキーワードを含む。各キーワードは、キャラクターストリングより成る。サーチ項は、オンライン競売入札プロセスのオブジェクトである。アドバタイザーは、アドバタイザーのウェブサイトのコンテンツに関連した入札すべきサーチ項を選択する。理想的には、アドバタイザーは、アドバタイザーのウェブサイトの情報を求めているサーチャーによりおそらく入力される項をターゲットとするサーチ項を選択するが、入札のための関連サーチ項を包括的に網羅するように確保するために、あまり一般的でないサーチ項を選択してもよい。

ウェブサイト記述３５４は、アドバタイザーのウェブサイトのコンテンツの短いテキスト記述である。この記述３５４は、サーチ結果リストにおけるアドバタイザーの入力の一部分として表示される。又、サーチリスティング３４４は、サーチ結果リストのアドバタイザー入力にハイパーリンクされた見出しとして表示されるウェブサイトのタイトル３６０も含む。ＵＲＬ３５６は、アドバタイザーのウェブサイトのユニフォーム・リソース・ロケータアドレスを含む。アドバタイザーのサーチ結果リスト入力に設けられたハイパーリンクをユーザがクリックすると、ＵＲＬがブラウザプログラムに与えられる。ブラウザプログラムは、次いで、ＵＲＬにより指定されたウェブサイトへブラウザを再指向することによりアドバタイザーのウェブサイトにアクセスする。又、ＵＲＬは、サーチ結果リストにおいてアドバタイザーの入力の一部分としても表示される。

付け値額３５８は、一実施形態では、アドバタイザーによりリスティングに対して入札される金額である。この金額は、アドバタイザーの前納口座から差し引かれるか、或いは対応するサーチ項についてユーザによりサーチが実行されそしてサーチ結果リストハイパーリンクを使用してサーチャーがアドバタイザーのウェブサイトを参照するたびにインボイスが作成されるところのアドバタイザーの口座に対して記録される。他の実施形態では、付け値額は、アドバタイザーにより与えられるか、又はオンライン市場のオペレータにより受け取られる他の形式のエコノミック値である。

最後に、ランク値は、アドバタイザーが付け値を入れるか、又はサーチャーがサーチ問合せを入力するたびに、好ましくは図１に示す口座管理サーバー２２の処理システム３４により動的に発生される値である。アドバタイザーのサーチリスティングのランク値は、対応するサーチ項に対してサーチが実行されるときに発生されるサーチ結果リストにおけるアドバタイザー入力の配置位置を決定する。好ましくは、ランク値は、付け値額３５８に対して直接的な関係で決定される通常の値であり、即ち付け値額が高いと、ランク値も高く、サーチ結果リストにおける配置位置も、より好都合な位置となる。最も好ましくは、最高の付け値額にランク値１が指定され、次々に高い通常の値（例えば、２、３、４・・）が、次々に低いランクに関連され、そして次々に低い付け値額に指定される。

本発明の実施形態に使用されるサーチ結果リスト表示の一例が図４に示されており、これは、「ジップドライブ(zip drive)」項に対するサーチから生じる最初の多数のエントリーの表示である。図４に示すように、サーチ結果リストのエントリー７１０ａのような単一エントリーは、ウェブサイトの記述７２０より成り、これは、好ましくは、タイトル及び短いテキスト記述と、ハイパーリンク７３０とを含み、このハイパーリンクは、サーチャーがこれをクリックすると、サーチャーのブラウザを、その記述されたウェブサイトが配置されたＵＲＬへ向ける。図４に示すように、サーチ結果リストエントリー７１０ａにＵＲＬ７４０が表示されてもよい。図４のサーチ結果項目表示７１０を見ているリモートサーチャーが、サーチ結果項目表示７１０のハイパーリンク７３０を選択するか又はそれをクリックすると、サーチ結果項目のクリックスルーが生じる。クリックスルーを完了するためには、サーチャーのクリックを口座管理サーバーに記録し、そして上述した再指向メカニズムを経てアドバタイザーのＵＲＬへ再指向しなければならない。

又、サーチ結果リストのエントリー７１０ａ−７１０ｈは、アドバタイザーのサーチリスティングのランク値も示す。このランク値は、図１の処理システム３４により発生されてサーチリスティングに指定された通常値、好ましくは、番号である。ランク値は、ソフトウェアで実施されるプロセスであって、サーチリスティングの付け値額とランクとサーチ項との間に関連性を確立するプロセスにより指定されるのが好ましい。このプロセスは、特定のサーチ項に一致する全てのサーチリスティングを収集し、それらサーチリスティングを最高の付け値額から最低の付け値額への順序で分類し、そして各サーチリスティングに順にランク値を指定する。最も高い付け値額は、最も高いランク値を受け、次に最も高い付け値額は、次に最も高いランク値を受け、というようにして最も低いランク値を受ける最も低い付け値額まで続けられる。最も好ましくは、最高のランク値が１であり、次々に増加する通常の値（例えば、２、３、４・・）が、次々に減少するランクの順序で指定される。ランク値と付け値額との間の相関が図４に示されており、支払済みサーチリストエントリー７１０ａないし７１０ｆの各々は、そのエントリーに対するアドバタイザーの付け値額７５０ａないし７５０ｆを表示する。好ましくは、同じサーチ項を有する２つのサーチリスティングが同じ付け値額も有する場合には、時間的に早く受け取られた付け値に高いランク値が指定される。未払いのリスティング７１０ｇ及び７１０ｈは、付け値額を表示せず、最も低いランクの支払済みリスティングに続いて表示される。未払いのリスティングは、サーチ結果ページの４０個のスロットを満たすに充分な数のリスティングがない場合に、表示されるのが好ましい。未払いのリスティングは、公知のオブジェクト分散型データベース及びテキストサーチアルゴリズムを使用してサーチエンジンにより発生される。このようなサーチエンジンは、例えば、インクトミ・コーポレーションにより動作される。リモートサーチャーによって入力されるオリジナルのサーチ問合せは、従来のサーチエンジンにより未払いのリスティングを発生するのに使用される。

以上の説明から明らかなように、ここに開示した実施形態は、サーチ結果リストにおけるサーチ結果の表示を制御するための改良された方法及び装置を提供することが明らかであろう。このシステムは、口座管理サーバー及びクライアントコンピュータにＸＭＬインターフェイスを追加することにより改良された。１つ以上のアドバタイザーのサーチリスティングを制御するためのサーバーとクライアントとの間の通信は、１つ以上の所定のＸＭＬスキーマに基づいて行われる。これらスキーマは、アドバタイザーの口座及びサーチリスティングを管理するのに使用されるべきパラメータ及び考えられるデータ値を定義する。このように、多数のアドバタイザーに対するサーチリスティングのグループは、単一ユーザにより効果的に管理される。更に、サーチリスティングを更新し、マーケット状態を得、口座情報を受け取り、そしてレポートを発生するための自動的オペレーションが特定される。ここに開示するシステム及び方法は、アドバタイザーにより使用されてそれら自身の口座及びサーチリスティングを管理することができると共に、第三者によって使用されて１つ以上のアドバタイザーの口座及びサーチリスティングを管理することができる。

それ故、本発明の効果は、口座管理入札ツールのクライアントと口座管理入札ツールのサーバーとの間で、クライアント及びサーバーの両方の側に相補的なＸＭＬインターフェイスを使用することにより、要求及び応答を確実に両方向通信することである。本発明の更に別の効果は、分散型ネットワークにわたってアドバタイザークライアントシステムにより使用するための共通の機密の外部サーバーインターフェイスを設け、オンラインアドバタイジング市場との口座管理ファンクションであって、サーチリスティングを検索し、マーケット状態を検索し、１つ以上のアドバタイザーの１組の口座識別子を検索し、１つ以上のサーチリスティングの付け値額又は他のパラメータを変更し、あるアドバタイザーに関連した１つ以上のサーチリスティングを追加し、そしてあるアドバタイザーに関連した１つ以上のサーチリスティングを削除することを含むファンクションを実行することである。本発明の更に別の効果は、サーバーへの要求を形成するための共通のスキーマと、サーバーからの応答を理解するための別の共通のスキーマとを設けることにより、このような口座管理ファンクションを自動化できるようにすることである。

本発明の特定の実施形態を図示して説明したが、種々の変更がなされ得るので、本発明の真の精神及び範囲内に入るこのような全ての修正や変更は、特許請求の範囲に包含されるものとする。

大型のネットワークと、配置に対して支払するサーチ結果を発生するシステム及び方法の一実施形態との間の関係を示すブロック図である。 図１のシステムのクライアントコンピュータに関連して動作する付け値管理ツールの機能的要素を示す図である。 本発明のシステム及び方法の一実施形態に使用する口座記録のデータを示す図である。 本発明のシステム及び方法の一実施形態により発生されるサーチ結果リストの一例を示す図である。

Claims (9)

1. ネットワークのサーチリスティングを管理するための方法であって、
   上記ネットワークと通信するクライアントコンピュータにおいて、上記ネットワークの口座管理サーバーはサーチリスティングを記憶し、上記サーチリスティングは、ネットワーク位置、少なくとも１つのサーチ項、及び、上記ネットワーク位置の検索要求をネットワークで受信した際に該ネットワーク位置に関連したネットワーク情報プロバイダーの口座から差し引かれる金額に対応する変更可能な付け値額に関する情報を含んでおり、
   上記サーチリスティングに関連した口座識別子を定義するデータをＸＭＬ要求に付加し、
   上記付け値額を変更するように上記クライアントコンピュータからの上記ＸＭＬ要求を上記ネットワークの口座管理サーバーに通信し、
   付け値額をセットするように上記ＸＭＬ要求が首尾良く完了したことを指示するＸＭＬ応答を受信する、
   ことを備えた方法。
2. ネットワークの口座管理サーバーと関連して動作するクライアントコンピュータであって、上記クライアントコンピュータは、
   上記口座管理サーバーと対話する付け値管理ツールを実施するために上記ネットワークのクライアントコンピュータ上で動作可能なコンピュータ読み取り可能なプログラムコードを備え、上記口座管理サーバーは、アドバタイザーに関連したサーチリスティングを記憶しており、各記憶されたサーチリスティングは、ネットワーク位置、少なくとも１つのサーチ項、及び、上記ネットワーク位置の検索要求をネットワークで受信した際に該ネットワーク位置に関連したネットワーク情報プロバイダーの口座から差し引かれる金額に対応する変更可能な付け値額に関する情報を含んでおり、上記付け値管理ツールは、上記クライアントコンピュータのユーザからの入力に応答して、データ入力及びオプション選択のためのユーザインターフェイスを与えるメニューを含み、上記付け値管理ツールは更に、上記口座管理サーバーによって記憶されたサーチリスティングの付け値額を変更する要求を定義するデータを確立するためにサーチリスティング管理ファンクションを含んでおり、
   上記サーチリスティングに関連した口座識別子を定義するデータは上記ＸＭＬ要求に付加されており、上記付け値額を変更するようにＸＭＬ要求を含んだＸＭＬ要求を上記口座管理サーバーに通信し、上記付け値額を変更するようにＸＭＬ要求が首尾良く完了したことを指示するＸＭＬ応答を上記口座管理サーバーから受信するように構成された、ＸＭＬインターフェイスと、を備えるクライアントコンピュータ。
3. 上記付け値管理ツールは、
   メニューシステムと、
   上記メニューシステムと協働して、上記口座管理サーバーにおける１つ以上のサーチリスティングを、上記メニューシステムを経て指定されたユーザ要求に基づいて管理するサーチリスティング管理機能と、
   を備えた請求項２に記載のクライアントコンピュータ。
4. 上記口座管理サーバーのＸＭＬスキーマと一致し、且つ、上記ＸＭＬ要求を上記口座管理サーバーに通信する上記ＸＭＬインターフェイスによってアクセスできる、ＸＭＬスキーマを更に備えた請求項２に記載のクライアントコンピュータ。
5. 上記付け値管理ツールは、
   指定時間に指定のサーチリスティングの付け値額を自動的に変更するようにサーチリスティング管理機能を備え、上記指定のサーチリスティングと上記指定時間は上記クライアントコンピュータのユーザによって指定される、請求項２に記載のクライアントコンピュータ。
6. 上記付け値管理ツールは、
   上記クライアントコンピュータに、
   指定時間にウェイクアップさせ、
   上記ネットワークのマーケット状態のローカルコピーが現在のものであるかを確認させ、
   上記マーケット状態のローカルコピーが現在のものでない場合には、マーケット状態更新要求を上記ＸＭＬインターフェイスを通じて上記口座管理サーバーへ提出させ、
   上記マーケット状態を指定のルールと比較し、上記指定のルールに従うように要求された現在付け値額への必要な変更を識別させ、
   上記現在付け値額を変更するように、付け値の変更要求を上記口座管理サーバーへ上記ＸＭＬインターフェイスを通じて提出させる、
   ように動作する付け値変更ファンクションを更に備える請求項５に記載のクライアントコンピュータ。
7. ネットワークの口座管理サーバーにおいてサーチリスティングを管理するための付け値管理ツールを実施する第１プログラムコードであって、各サーチリスティングは、ネットワーク位置、少なくとも１つのサーチ項、及び、上記ネットワーク位置の検索要求をオンライン市場で受信した際に該ネットワーク位置に関連したネットワーク情報プロバイダーの口座から差し引かれる金額に対応する変更可能な付け値額に関する情報を含んでおり、上記第１プログラムコードは、上記口座管理サーバーによって記憶されたサーチリスティングの付け値額を変更するようにＸＭＬ要求を創り出すように動作するものであり、上記ＸＭＬ要求には、上記サーチリスティングに関連した口座識別子を定義するデータが付加されている、上記第１プログラムコードと、
   上記ネットワークの相補的なＸＭＬインターフェイスで上記付け値額を変更するようにＸＭＬ要求を通信し、且つ、上記付け値額を変更するようにＸＭＬ要求が首尾良く完了したことを指示するＸＭＬ応答を受信するための拡張可能なマークアップ言語（ＸＭＬ）インターフェイスを実施する第２プログラムコードと、
   を備えたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
8. 上記口座管理サーバーのＸＭＬスキーマに一致し、且つ、上記ＸＭＬ要求を上記口座管理サーバーへ通信するため上記第２プログラムコードに関連して使用することができる、ＸＭＬスキーマを、更に備える請求項７に記載のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
9. ネットワークで動作できるクライアントコンピュータからネットワークの口座管理サーバーへ拡張可能なマークアップ言語（ＸＭＬ）要求を通信するときにＸＭＬスキーマを基準として実施するプログラムコードを備え、
   上記口座管理サーバーは、サーチリスティングを記憶しており、該サーチリスティングは、ネットワーク位置、少なくとも１つのサーチ項、及び、上記ネットワーク位置の検索要求をネットワークで受信した際に該ネットワーク位置に関連したネットワーク情報プロバイダーの口座から差し引かれる金額に対応する変更可能な付け値額に関する情報を含んでおり、
   上記クライアントコンピュータから通信した上記ＸＭＬ要求のうちの少なくとも幾つかには、１つ以上の上記サーチリスティングに関連した口座識別子を定義するデータが付加されており、上記少なくとも幾つかのＸＭＬ要求は、上記口座管理サーバーによって記憶された１つ以上の上記サーチリスティングのパラメータを変更するように構成されており、上記ＸＭＬスキーマは、上記口座管理サーバーによって記憶された１つ以上の上記サーチリスティングのパラメータ変更の成功を指示するＸＭＬ応答を受信したときに参照されるようになっている、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体。

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