JP4689106B2 - シトラールアセタール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シトラールを徐放するシトラールアセタール、及びトイレタリー製品や化粧品等への配合成分として有用な該シトラールアセタールを含有する香料組成物に関する。また、本発明は、このシトラールアセタールからなる、体臭の成分の一つであるイソ吉草酸の代謝経路に関与するロイシン脱水素酵素(以下LDHという)阻害剤、及びそれを含有するデオドラント剤、化粧料並びに皮膚外用剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
シトラールは、天然のレモン油、レモングラス油等に含まれる強いレモン様香気を持つ香料であるが、揮発性が高く、また、空気、日光、アルカリに対して不安定でその香りを持続させることが困難であった。このような問題を解決するため、シトラールジメチルアセタール及びシトラールジエチルアセタールが使用されているが、これら化合物はレモン香ではなくネロリ様のシトラスグリーンの香気を有し、シトラールのレモン様香気を持たない。また、特表平11−513742号にはシトラールを分子量350以上のアセタール、例えばジゲラニルシトラールアセタールに変換し加水分解によりシトラールを徐放させる方法も開示されているが、これらは高分子量の化合物で蒸留などの精製法を用いることができず、また生成する香料がゲラニオールとシトラールであるため、シトラール特有のレモン様香気を再現することは困難であった。このような問題に対し、USP5378468号には、香り強度の弱いプロピレングリコールを用いたシトラールプロピレングリコールアセタールの加水分解でシトラールを徐放させることが記述されているが、このアセタール自体、揮発性がありグリーンな香調を有しシトラール特有のレモン香を阻害することが認められた。
【0003】
一方、近年清潔志向から様々な体臭抑制技術が開発されている。中でも体臭を抑えるために古くから最もよく利用されてきた方法に抗菌剤や殺菌剤の使用が挙げられる。この方法は皮膚に存在する菌を殺菌する方法であり、最もてっとり早く、効果感も大きい。しかし、皮膚常在菌には皮膚のバリア機能を担っているものもあり、すべてを殺菌する方法は長期的に見ると人体へ好ましくないとの報告も見受けられ、抗菌剤、殺菌剤が敬遠されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、シトラール特有のレモン香を持続させることのできる、シトラールアセタール及びそれを含有する香料組成物を提供することにある。また、皮膚常在菌を殺菌することなく、人体に優しい酵素阻害により、ヒトの不快な体臭の原因物質の一つとされるイソ吉草酸の生成を抑制し、不快な体臭を抑制することのできる、LDH阻害剤、及びそれを含有するデオドラント剤、化粧料並びに皮膚外用剤を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者らは、シトラールと特定のグリセリルエーテルとのアセタールが、精製容易でかつ加水分解によりシトラール特有のレモン香を徐放することができることを見出し、また、更に、このシトラールアセタールがヒトの不快な体臭の原因物質の一つとされるイソ吉草酸の生成経路に関与するBacillus属細菌等の皮膚に棲息する細菌由来のLDHの阻害活性を有することを見出し、本発明を完成した。
【0006】
すなわち、本発明は、一般式(1)で表されるシトラールアセタール(以下シトラールアセタール(1)という)、シトラールアセタール(1)を含有する香料組成物、シトラールアセタール(1)からなるLDH阻害剤、及びこのLDH阻害剤を含有するデオドラント剤、化粧料並びに皮膚外用剤を提供する。
【0007】
【化2】
【0008】
(式中、波線はシス体、トランス体又はこれらの混合物であることを示し、Rは炭素数1〜9の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。)
【0009】
【発明の実施の形態】
シトラールアセタール(1)は、一般的な方法、例えば実験化学講座(第4版、20巻、245ページ)記載の方法で、シトラールと一般式(2)
CH2(OH)CH(OH)CH2OR (2)
(式中、Rは前記の意味を示す。)
で表されるグリセリルエーテル(以下グリセリルエーテル(2)という)とを反応させることにより製造することができる。
【0010】
グリセリルエーテル(2)としては、総炭素数4〜12のもので、具体的にはメチルグリセリルエーテル、エチルグリセリルエーテル、n−プロピルグリセリルエーテル、イソプロピルグリセリルエーテル、n−ブチルグリセリルエーテル、n−ペンチルグリセリルエーテル、イソペンチルグリセリルエーテル、n−ヘキシルグリセリルエーテル、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル、n−ヘプチルグリセリルエーテル、n−オクチルグリセリルエーテル、n−ノニルグリセリルエーテル等があげられる。グリセリルエーテル(2)の使用量はシトラールに対し0.5〜5.0モル倍が好ましく、1.0〜2.0モル倍が更に好ましい。
【0011】
シトラールとグリセリルエーテル(2)との反応には、触媒として、塩酸又はp−トルエンスルホン酸、クエン酸、酒石酸の様な無機酸、有機酸、あるいはアンバーリスト15の様な担持スルホン酸触媒を用いることができるが、クエン酸、酒石酸等の温和な酸が好ましい。触媒の量は、シトラールに対して0.0001〜0.5モル倍が好ましく、更に0.001〜0.1モル倍、特に0.002〜0.05モル倍が好ましい。この反応は平衡反応であるので平衡をアセタール側へ移動させるには、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサン、石油エーテル等の溶媒と共沸により水を除去するか、硫酸マグネシウム等の脱水剤共存下に反応させればよい。脱水剤を用いる場合には生成水に対して1〜2モル倍用いればよい。用いる溶媒の量はシトラールに対し0.5〜20重量倍が好ましく、1〜10重量倍が更に好ましい。
【0012】
反応温度は30〜150℃が好ましく、50〜100℃が更に好ましい。反応時間は反応条件により異なるが、通常6〜60時間で反応は終了する。反応終了後、反応液から中和、濾過、蒸留、抽出等の方法により目的のシトラールアセタールを得る。必要に応じてさらに、シリカゲルクロマトグラフィ、蒸留等の常法に従って精製を行う。
【0013】
シトラールアセタール(1)は、シトラール特有のレモン香を長期間持続することができる。また、シトラールアセタール(1)は、ヒトの不快な体臭の原因物質の一つとされるイソ吉草酸の生成経路に関与するBacillus属細菌等の皮膚に棲息する細菌由来のLDHの阻害活性を有し、LDH阻害剤として有用である。
【0014】
シトラールアセタール(1)を含有する本発明の香料組成物は、シトラールアセタール(1)の少なくとも1種のみからなってもよいし、或いはシトラールアセタール(1)の少なくとも1種に、従来公知の香料成分(例えば、「合成香料、化学と商品知識」印藤元一著、化学工業日報社発行、1996年3月6日初版1刷発行に記載の香料成分)等を配合したものでもよい。本発明の香料組成物中のシトラールアセタール(1)の含有量は、組成物の種類、目的とする調合香料の種類により異なるが、組成物中0.01〜90重量%が好ましく、特に0.1〜50重量%が好ましい。また、本発明の香料組成物には必要に応じて他の添加剤、例えば、2,6−ジ−tert-ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、2(3)−tert-ブチル−4−ヒドロキシアニソール(BHA)等のフェノール類、又はヒドロキノン、tert-ブチルヒドロキノン(TBHQ)等のヒドロキノン類、トコフェロール等から選ばれる抗酸化剤、脂肪酸、クエン酸、酒石酸、ヘキサヒドロフタル酸等の有機酸及び/又はその塩、リン酸やリン酸塩等の無機酸及び/又は無機塩等から選ばれるpH調整剤等を本発明の効果を損なわない範囲で適宜配合することができる。
【0015】
本発明のシトラールアセタール(1)は、シトラール特有のレモン香を長期間持続できること、また、LDH阻害活性を示し、ヒトの不快な体臭の原因物質の一つとされるイソ吉草酸生成を阻害することから、単独で又は他の成分と組み合わせて、石鹸、シャンプー、リンス、洗剤、化粧品、デオドラント剤、消臭剤、芳香剤、入浴剤、カラーリング剤、ヘアカラー、抗菌剤、抗カビ剤、除湿剤、寝具、タオル、衣類、テッィシュ、トイレ用ペット砂、チューインガム、パック用化粧料、工作用粘土組成物、吸収性物品、マッサージ用化粧料、塗料、農薬、医薬、インク等の成分として使用できる。
【0016】
シトラールアセタール(1)からなる本発明のLDH阻害剤を含有するデオドラント剤は、皮膚のバリアー機能の維持に関与する皮膚常在菌を殺すことなく、不快な体臭を持続的に抑制することができる。即ち、ヒトの不快な体臭の原因物質の一つとされるイソ吉草酸は、汗に含まれるロイシンからのBacillus属細菌等の皮膚に棲息する細菌による代謝を介して生成されるが、シトラールアセタール(1)はこのロイシンからの細菌によるイソ吉草酸の生成を阻害することができ、不快な体臭を確実に抑制することができるのである。
【0017】
本発明のデオドラント剤中のシトラールアセタール(1)の含有量は、0.1〜20重量%が好ましく、0.5〜10重量%が更に好ましい。
【0018】
また、本発明のLDH阻害剤は、化粧料、外用医薬品(皮膚外用剤等)又は医薬部外品等の製剤に用いることができ、例えばクリーム、乳液、ローション、パウダー、スプレー、スティック等の形状で用いることができる。
【0019】
化粧料、外用医薬品又は医薬部外品として用いる場合、シトラールアセタール(1)の含有量は、0.01〜20重量%が好ましく、0.1〜10重量%が更に好ましく、0.5〜5重量%が特に好ましい。
【0020】
これらの化粧料、外用医薬品又は医薬部外品には、通常用いられる各種成分、例えば、化粧料成分として、一般に使用される油分、界面活性剤、アルコール類、キレート剤、pH調整剤、防腐剤、増粘剤、色素類、香料等の他、紫外線吸収剤、美白剤、しわ改善剤、保湿剤、皮膚分泌抑制剤、柔軟剤、角質保護剤、薬効剤、酸化防止剤、溶剤等の成分を任意に組み合わせて配合して製剤化することができる。
【0021】
本発明の化粧料や皮膚外用剤は、足、腋、頭部、陰部等の不快臭の発生しやすい箇所に局所的に適用することにより、不快臭の発生を制御することができる。本発明の化粧料や皮膚外用剤の使用量は、シトラールアセタール(1)の含有量により異なるが、例えば、液状製剤の場合、皮膚面1cm2当たり1〜20mg、固形状製剤の場合、皮膚面1cm2当たり1〜50mgとするのが好ましい。
【0022】
【実施例】
例中の部及び%は、特記しない限り重量部及び重量%である。
【0023】
実施例1(シトラール ペンチルグリセリルエーテル アセタール)
500mLの4つ口フラスコにシトラール45.6g(0.3モル)、ペンチルグリセリルエーテル(n−ペンチルグリセリルエーテル/iso−ベンチルグリセリルエーテル=65/35の混合物)53.5g(0.33モル)、トルエン300mL、クエン酸5.8gを加え、110℃で水を共沸留去しながら加熱攪拌した。14時間後、水の留出が止まったので、飽和重曹水で中和、無水硫酸マグネシウムで乾燥、濾別後、溶媒を留去した。得られた油状物を減圧蒸留して残存シトラールを留去し、15%酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒でシリカゲルクロマトグラフィにて精製することにより、85.6g(0.29モル)のシトラール ペンチルグリセリルエーテル アセタール(以下本発明化合物1という)を得た(収率96%)。
【0024】
本発明化合物1の1H−NMRスペクトル(400MHz、CDCl3)を図1に、赤外線吸収スペクトルを図2に示す。
【0025】
実施例2(シトラール n−オクチルグリセリルエーテル アセタール)
ペンチルグリセリルエーテルのかわりにn−オクチルグリセリルエーテル67.3g(0.33モル)を用いた他は実施例1と同様に反応させ、85.0g(0.25モル)のシトラール n−オクチルグリセリルエーテル アセタール(以下本発明化合物2という)を得た(収率84%)。
【0026】
本発明化合物2の1H−NMRスペクトル(400MHz、CDCl3)を図3に、赤外線吸収スペクトルを図4に示す。
【0027】
実施例3(シトラール 2−エチルヘキシルグリセリルエーテル アセタール)
4つ口フラスコにシトラール15.2g(0.1モル)、2−エチルヘキシルグリセリルエーテル20.4g(0.1モル)、ヘキサン200mL、p−トルエンスルホン酸2mgを加え、90℃で水を共沸留去しながら加熱攪拌した。27時間後、水の留出が止まったので、飽和重曹水で中和、無水炭酸カリウムで乾燥、濾別後、溶媒を留去した。得られた油状物を減圧蒸留して残存シトラールを留去し、10%酢酸エチル/ヘキサン混合溶媒でシリカゲルクロマトグラフィにて精製することにより、24g(0.07モル)のシトラール 2−エチルヘキシルグリセリルエーテル アセタール(以下本発明化合物3という)を得た(収率70%)。
【0028】
本発明化合物3の1H−NMRスペクトル(400MHz、CDCl3)を図5に、赤外線吸収スペクトルを図6に示す。
【0029】
試験例1(徐放性の測定)
実施例1〜3で得られた本発明化合物1〜3、及び比較として、市販のシトラールジメチルアセタール(CITRAL DMA,IFF社製)、シトラールジエチルアセタール(CITRAL DEA,長谷川香料社製)、シトラールプロピレングリコールアセタール(CITRAL PGA,井上香料社製)、シトラールのそれぞれシトラール0.5gに相当する量を、5cm×5cmろ紙(厚さ1.5mm)に含浸させて、直射日光のあたらない室内に放置し、時間経過による10cm離した位置での匂いの強度を、下記の6段階尺度で、1人の熟練したパネラーにより官能評価した。結果を表1に示す。
【0030】
<6段階尺度>
5:強い
4:やや強い
3:ふつう
2:やや弱い
1:弱い
0:匂わない
【0031】
【表1】
【0032】
表1から明らかなように、本発明化合物はいずれも1〜4週間にわたってシトラール特有のレモン香を発香した。
【0033】
試験例2(LDH阻害活性の測定)
実施例1〜3で得られた本発明化合物1〜3、及び比較として、市販のシトラールプロピレングリコールアセタール(CITRAL PGA,井上香料社製)、シトラールヘキシレングリコールアセタール(CITRAL HGA,井上香料社製)の各基剤の0.1%濃度におけるLDH阻害活性を下記の方法で測定した。結果を図7に示す。
【0034】
<LDH阻害活性測定法>
LDH阻害活性は補酵素NADHの生成抑制率で測定した。測定溶液は、0.25Mグリシンバッファー(pH10.5)溶液1.5mL、60mM L−ロイシン溶液1.0mL、100mM NAD+0.093mL、基剤0.03mL、水0.337mL、計3mLの溶液(30℃)に対して、コントロールは0.25Mグリシンバッファー(pH10.5)溶液1.5mL、60mM L−ロイシン溶液1.0mL、100mM NAD+0.093mL、水0.34mL、計3mLとし、LDH 10μLを添加した。5分後、30℃、340nmでの吸光度測定を行い、NAD+が還元されたNADHの生成量を測定し、下記計算式によりLDH阻害率を求めた。
【0035】
LDH阻害率(%)=(A/B)×100
A:(各基剤の5分後の吸光度)−(ブランクの5分後の吸光度)
B:(ブランクの0分後の吸光度)−(ブランクの5分後の吸光度)
試験例3(官能評価)
実施例1〜3で得られた本発明化合物1〜3、及び比較として、市販のシトラールプロピレングリコールアセタール(CITRAL PGA,井上香料社製)、シトラールヘキシレングリコールアセタール(CITRAL HGA,井上香料社製)の各0.1%エタノール溶液を調製し、素足に2g塗布した。もう一方の素足(ブランク)にはエタノール溶液2gを塗布し、それぞれ靴下を履き、8時間後の靴下の臭い(イソ吉草酸)の強度を、下記の6段階尺度で、1人の熟練したパネラーにより官能評価した。結果を表2に示す。
【0036】
<6段階尺度>
5:強い
4:やや強い
3:ふつう
2:やや弱い
1:弱い
0:臭わない
【0037】
【表2】
【0038】
表2から明らかなように、LDH阻害活性を示す本発明の化合物を素足に塗布することで、実際系でもイソ吉草酸強度が抑えられていることがわかった。
【0039】
上記調合香料800部に本発明化合物2を200部加えることにより、シンプルなグレープフルーツタイプの調合香料を得た。この香料を用いシート型芳香剤を調製したところ、レモン香の発香によって使用期間(3週間)後半のシトラス感の低減を防ぐ事ができた。
【0040】
上記調合香料800部に本発明化合物3を200部加えることにより、フローラルミューゲタイプの調合香料を得た。これを用い粉末衣料用洗剤を調製したところ、洗濯終了後の脱水布を干し終えて収納し、再び1,2週間後、収納容器から衣料を取り出すと、レモン香が発香し、清潔感の高い残香を有する洗剤が得られた。
【0041】
処方例3:デオドラントスティック
本発明化合物3 3.0%
アルミニウムヒドロキシクロライド 15.0%
タルク 10.0%
ミリスチン酸イソプロピル 10.0%
ステアリルアルコール 12.0%
硬化ヒマシ油 4.0%
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 2.0%
セスキステアリン酸ポリオキシエチレンメチルグルコシド 1.0%
香料 0.1%
メチルシクロポリシロキサン(D4) バランス
上記組成のデオドラントスティックを調製した。
【0042】
処方例4:ボディーローション
本発明化合物3 1.0%
タルク 3.0%
プロピレングリコール 1.0%
香料 0.1%
エタノール バランス
pH 7.2
上記組成のボディーローションを調製した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明化合物1の1H−NMRスペクトル(400MHz、CDCl3)である。
【図2】 本発明化合物1の赤外線吸収スペクトルである。
【図3】 本発明化合物2の1H−NMRスペクトル(400MHz、CDCl3)である。
【図4】 本発明化合物2の赤外線吸収スペクトルである。
【図5】 本発明化合物3の1H−NMRスペクトル(400MHz、CDCl3)である。
【図6】 本発明化合物3の赤外線吸収スペクトルである。
【図7】 試験例2で行った、LDH阻害活性の測定結果を示すグラフである。
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