JP4688745B2 - 位置検出装置 - Google Patents
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Description
また、位置検出器の他の例として、磁気抵抗素子(MR素子)を用いた磁気エンコーダがある(例えば、非特許文献1参照)。この磁気エンコーダは、ロータシャフトに取り付けられた磁石の磁力変化による磁気抵抗素子の抵抗値変化を利用して回転角が検出される。
また、交流電圧を印加した状態で作動する位置検出器と直流電圧を印加した状態で作動する位置検出器とが組み合わされる場合には、交流電圧を供給する電源ラインと交流電圧を供給する電源ラインの双方が設けられることになり、これもコストおよび実装スペースの増大を招く。
前記レゾルバとしては、例えば、可変磁気抵抗型レゾルバや回転トランス型レゾルバを使用することができる。
検出ユニット1は、第1の位置検出器としての可変磁気抵抗型レゾルバ4、整流回路5および第2の位置検出器としての磁気エンコーダ(磁気レゾルバ)6を有している。なお、この実施形態では、可変磁気抵抗型レゾルバ4として軸倍角10×のものを使用し、また、磁気エンコーダ6として軸倍角1×のものを使用している。
上記巻線41,43の接続点は上記電源ライン3aに接続され、巻線42,44の接続点は上記電源ライン3bに接続されている。また、巻線41,42の接続点は結合コンデンサ7を介して信号ライン3cに接続され、巻線43,44の接続点は結合コンデンサ8を介して信号ライン3dに接続されている。
MR素子61,63の接続点およびMR素子62,64の接続点は、それぞれ上記平滑コンデンサ9の一端および他端に接続されている。また、MR素子61,62の接続点およびMR素子63,64の接続点は、それぞれ信号ライン3cおよび3dに接続されている。
励磁回路10は、直列接続された正弦波電圧源10a,10bを有する。正弦波電圧源10aおよび10bは、それらの出力が上記電源ライン3aおよび3bにそれぞれ接続され、また、それらの直列接続点が接地されている。
バンドパスフィルタ11は、一方および他方の入力が信号ライン3cおよび3dにそれぞれ接続されている。同様に、ローパスフィルタ12は、一方および他方の入力が信号ライン3cおよび3dにそれぞれ接続されている。
上記励磁回路10において、正弦波電圧源10aおよび10bは、それぞれ図2(A)に示すような高周波の正弦波電圧Vsinωt(周波数は、例えば100KHz)を発生する。上記したように、この正弦波電圧源10aおよび10bは、互いに直列接続されるとともに、その接続点が接地されている。したがって、可変磁気抵抗型レゾルバ4の一方および他方の入力には、極性の異なる正弦波電圧Vsinωtが励磁電圧としてそれぞれ印加される。
Va1=K1・V・sinωt・sin(nθ)=K1・V・sinωt・sin(10θ) (1)
Vb1=K1・V・sinωt・cos(nθ)=K1・V・sinωt・cos(10θ) (2)
ここで、K1:定数、n:軸倍角数、θ:モータの回転位置
Va1'=(R2/(R2+R1))×2V-V (3)
Vb1'=(R4/(R3+R4))×2V-V (4)
R1=Rc−Rv・sin(nθ)=Rc−Rv・sinθ (5)
R2=Rc+Rv・sin(nθ)=Rc+Rv・sinθ (6)
R3=Rc−Rv・cos(nθ)=Rc−Rv・cosθ (7)
R4=Rc+Rv・cos(nθ)=Rc+Rv・cosθ (8)
ここで、Rcは抵抗一定成分、Rvは抵抗変化成分である。
したがって、上記式(3)、(4)は、下式(9)、(10)のように表される。
Va1'=(Rv/Rc)・V・sinθ=K1'・V・sinθ (9)
Vb1'=(Rv/Rc)・V・cosθ=K1'・V・cosθ (10)
ここで、K1':比例定数
Va2=K2・V・sinωt・sin(10θ)+K2'・V・sinθ (11)
Vb2=K2・V・sinωt・cos(10θ)+K2'・V・cosθ (12)
ここで、K2:比例定数
Va3=K3・V・sinωt・sin(10θ) (13)
Vb3=K3・V・sinωt・cos(10θ) (14)
ここで、K3:比例定数
Va4=K4・V・sin(10θ) (15)
Vb4=K4・V・cos(10θ) (16)
ここで、K4:比例定数
Va4'=(Rv/Rc)・V・sinθ=K4'・Vsinθ (17)
Vb4'=(Rv/Rc)・V・cosθ=K4'・Vcosθ (18)
ここで、K4':比例定数
信号処理回路14は、復調回路12の出力Va4、Vb4に基づいて、軸倍角10×でのモータの回転位置θを演算し、また、ローパスフィルタ13の出力Va4'、Vb4'に基づいて、軸倍角1×でのモータの回転位置θを演算する。なお、例えば、前者の回転位置θはモータの位置決め制御に使用され、また、後者の回転位置θはモータの絶対位置の検出に使用される。
(a)上記実施形態では、交流電圧を印加した状態で作動する第1の位置検出器として可変磁気抵抗型レゾルバ4を使用している。しかし、第2の位置検出器として使用した磁気エンコーダ6は、交流電圧を印加した状態での作動も可能である。したがって、可変磁気抵抗型レゾルバ4に代えて、磁気エンコーダ6を使用(ただし、可変磁気抵抗型レゾルバ4と同じ軸倍角数を有するものを使用する)しても良い。この場合、置換した磁気エンコーダからは、レゾルバ4を使用した場合と同様に、前記式(1)、(2)に示す信号電圧が出力されることになる。
(b)上記実施形態では、信号の検出および伝送をシングルエンド方式で行っているが、この信号の検出および伝送を差動方式で行っても良い。この場合、可変磁気抵抗型レゾルバ4および磁気エンコーダ6におけるブリッジ回路の構成素子数が2倍になる。
(c)上記実施形態では、第1の位置検出器として可変磁気抵抗型レゾルバ4を使用しているが、これに代えて、回転トランス型レゾルバ等の他のレゾルバを使用することも可能である。
(d)上記実施形態における第1の位置検出器および第2の位置検出器は、いずれも回転機構の回転位置を検出するものである。しかし、この第1、第2の位置検出器として直動機構の動作位置を検出する直動型のものを用いることも可能である。
(e)上記実施形態では、第1の位置検出器(軸倍角10×)および第2の位置検出器(軸倍角1×)を同一軸上に設置して複速位置検出を実現しているが、これらの位置検出器を異なる軸上に配置しても良い。ただし、両位置検出器は、位置的には近接して配置することが好ましい。
(f)上記実施の形態では、第1の位置検出器として軸倍角数の大きなもの(10×)を使用し、第2の位置検出器として軸倍角数の小さなもの(1×)を使用しているが、両検出器の軸倍角数を上記と逆の関係にしても良い。
また、第1、第2の位置検出器として軸倍角数の等しいもの使用することも可能である。図3は、第1、第2の位置検出器として共に軸倍角10×のものを使用した場合の図2に対応する波形図を示している。
(g)第1の位置検出器に印加する交流電圧は正弦波電圧に限定されず、方形波電圧であっても良い。
2 信号処理ユニット
3a,3b 電源ライン
3c,3d 信号ライン
4 可変磁気抵抗型レゾルバ
5 整流回路
6 磁気エンコーダ
7,8 コンデンサ
10 励磁回路
11 バンドパスフィルタ
12 復調回路
13 ローパスフィルタ
14 信号処理回路
Claims (5)
- 電源ラインおよび信号ラインを介して相互が接続された第1、第2のユニットを有し、
前記第1のユニットは、
交流電圧を印加した状態で作動して、回転角と前記交流電圧の周波数とで規定される第1の位置信号を出力する第1の回転位置検出器と、
前記交流電圧を直流電圧に変換する交流・直流変換手段と、
前記直流電圧を印加した状態で作動して、回転角で規定される第2の位置信号を出力する第2の回転位置検出器と、
前記第1の位置信号と前記第2の位置信号とを合成する結合コンデンサと、を備え、
前記第2のユニットは、
前記交流電圧を前記電源ラインを介して前記第1の回転位置検出器に供給する交流電源と、
前記結合コンデンサによって合成された信号を前記信号ラインを介して入力し、この合成信号を前記第1の位置信号と前記第2の位置信号とに分離する信号分離手段と、を備え、
前記第1、第2の回転位置検出器は、互いに異なる軸倍角数を有することを特徴とする位置検出装置。 - 前記第1の回転位置検出器としてレゾルバを使用し、前記第2の回転位置検出器として磁気抵抗素子を備える磁気エンコーダを使用したことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
- 前記第1、第2の回転位置検出器として磁気抵抗素子を備える磁気エンコーダを使用したことを特徴とする請求項1に記載の位置検出装置。
- 前記レゾルバが可変磁気抵抗型レゾルバであることを特徴とする請求項2に記載の位置検出装置。
- 前記レゾルバが回転トランス型レゾルバであることを特徴とする請求項2に記載の位置検出装置。
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