JP4687920B2 - バイオ分析用の蓋シール付きマイクロチップの自動サンプル処理方法、及び自動サンプル処理装置 - Google Patents
バイオ分析用の蓋シール付きマイクロチップの自動サンプル処理方法、及び自動サンプル処理装置 Download PDFInfo
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Description
分析対象の液体試料を、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作を施した後、
該流路内に保持されている電気泳動分離済みの液状試料に対して、含まれる水溶媒を氷結させる操作を施し、
該流路内において、電気泳動分離済みの試料は氷結状態を保持した状態を維持しつつ、基板部に形成されている溝状の流路に対して、その上面をシール密封している蓋シール部を、基板部から剥離・除去する操作を実施し、
基板部に形成されている溝状の流路中に、電気泳動分離済みの試料は氷結状態を保持した状態で、該蓋シール付きマイクロチップにおいて、基板部上面に接着固定されていた蓋シール部を取り外す作業を行うことができること、
さらに、これら一連の操作は、自動化が可能であることを検証し、本発明を完成するに到った。
バイオ分析対象の液体試料に対して、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作を施した後、該蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路に保持されている電気泳動分離済みの液状試料を自動的に処理する方法であって、
前記蓋シール付きマイクロチップは、その基板部に形成されている溝状の流路に対して、その上面をシール密封している蓋シール部とが、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している構成を有し、
分析対象の液体試料を、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作が完了した後、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部を冷却し、氷点以下の所定の低温度条件を達成し、該流路内に保持されている電気泳動分離済みの液状試料に対して、含まれる水溶媒を氷結させる操作を施す冷却工程と、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部を前記所定の低温度に冷却保持して、該流路内において、電気泳動分離済みの試料は氷結状態を保持した状態を維持しつつ、
基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している接着力を開放する操作を施すため、基板部の上面から蓋シール部の下面を剥離するため、蓋シール部の端部に外力を印加し、該剥離が進行する境界面における該蓋シール部の局所的撓みが示す曲率半径Rを、所定の閾値Req1に対して、曲率半径Rが前記閾値Req1より小さい条件(R<Req1)を維持して、基板部から蓋シール部を剥離・除去する操作を実施する蓋シール部剥離工程と、
前記剥離工程を終了した後、該蓋シール付きマイクロチップにおいて、基板部上面から接着固定が開放され、分離された蓋シール部を取り外し、基板部に形成されている溝状の流路中に、電気泳動分離済みの試料は氷結状態を保持した状態の表面を露呈させた状態で、分離された蓋シール部を保持する移動操作を施す、蓋シール部の取り外し工程と
を有し、これら一連の工程を自動的に実施する
ことを特徴とする自動サンプル処理方法である。
前記蓋シール部の取り外し工程を追えた後に、さらに、
基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料に対して、凍結乾燥処理を施し、
該基板部に形成されている溝状の流路上において、各スポット点として、分離されている含有成分物質を、当該スポット点上に凍結乾燥物として固定化する、凍結乾燥・固定化工程を有する構成とすることも可能である。
バイオ分析対象の液体試料に対して、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作を施した後、該蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路に保持されている電気泳動分離済みの液状試料を自動的に処理するための装置であって、
前記蓋シール付きマイクロチップは、その基板部に形成されている溝状の流路に対して、その上面をシール密封している蓋シール部とが、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している構成を有し、
分析対象の液体試料を、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作が完了された蓋シール付きマイクロチップに対して、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部と接する配置に設置可能な基板部冷却機構と、
該基板部と接する配置に設置される基板部冷却機構による冷却により、少なくとも、基板部を氷点以下の所定の低温度条件に維持することが可能な冷却機構の制御機構部と、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部を前記基板部冷却機構と接する配置に固定可能な基板部固定機構と、
前記基板部固定機構によって、基板部を固定した配置において、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している接着力を開放するため、基板部上面に対して実質的に垂直な方向成分を有する外力を、蓋シール部の端部に印加する機能を具えた外力印加機構と、
前記外力印加機構による、蓋シール部の端部への外力印加と同期して、基板部上面と蓋シール部下面との接触界面に対して、実質的に垂直な方向へ、該蓋シール部の端部を移動させる蓋シール部端部移動機構と、
前記蓋シール部の端部に対して、同期して作用する外力印加機構と蓋シール部端部移動機構によって、基板部の上面から蓋シール部の下面を剥離する過程において、該剥離が進行する境界面における該蓋シール部の局所的撓みが示す曲率半径Rを、所定の閾値Req1に対して、曲率半径Rが前記閾値Req1より小さい条件(R<Req1)を維持するように、該蓋シール部の端部の移動速度を制御する機能を有する蓋シール部端部移動速度制御機構と、
基板部上面から蓋シール部を剥離する操作を終了した後、基板部上面から接着固定が開放され、分離された蓋シール部を保持し、基板部上面から移動させ、基板部に形成されている溝状の流路を露呈させる機能を有する、分離された蓋シール部の取り外し機構とを具え、
上記の一連の操作を実施する各機構の動作を、所定の工程プログラムに従って、自動的に実施させる機能を有する、自動操作制御機構を有する
ことを特徴とする自動サンプル処理装置である。
上述の各機構に加えて、
さらに、
蓋シール部の取り外し機構により、分離された蓋シール部を基板部上面から移動させ、基板部に形成されている溝状の流路が露呈された状態において、
基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料に対して、凍結乾燥処理を施し、
該基板部に形成されている溝状の流路上において、各スポット点として、分離されている含有成分物質を、当該スポット点上に凍結乾燥物として固定化する、凍結乾燥・固定化機構を具えている構成とすることも可能である。
バイオ分析対象の液体試料に対して、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作を施した後、該蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路に保持されている電気泳動分離済みの液状試料中、前記流路上において、スポット分離されている含有成分物質について、該スポット分離されている含有成分物質の質量分析を行う方法であって、
前記蓋シール付きマイクロチップは、その基板部に形成されている溝状の流路に対して、その上面をシール密封している蓋シール部とが、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している構成を有し、
分析対象の液体試料を、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作が完了した後、
上記の構成を有する本発明にかかるバイオ分析用の蓋シール付きマイクロチップの自動サンプル処理方法に従って、基板部上面をシール密封している蓋シール部を剥離・除去を行って、
表面を露呈させた基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料を回収する工程と、
基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料に対して、凍結乾燥処理を施し、
該基板部に形成されている溝状の流路上において、各スポット点として、分離されている含有成分物質を、当該スポット点上に凍結乾燥物として固定化する、凍結乾燥・固定化工程と、
該基板部に形成されている溝状の流路上に、MALDI−MS分析に採用されるマトリックス剤を塗布し、該スポット点上に凍結乾燥物として固定化されている、電気泳動分離処理済みの含有成分物質に、前記マトリックス剤を付与する、マトリックス剤付与工程と、
該基板部に形成されている溝状の流路に沿って、前記マトリックス剤を利用して、MALDI−MS分析操作を進め、該スポット点上に凍結乾燥物として固定化されている、電気泳動分離処理済みの含有成分物質に由来するイオン種の分子量情報と、当該イオン種の分子量情報を示すスポット点の位置情報とを取得する、MALDI−MS分析工程と、
取得された当該イオン種の分子量情報を示すスポット点の位置情報に基づき、該スポット点に相当する電気泳動指数値の特定を行い、
溝状の流路に沿って、分析対象の液体試料中に含有される成分物質に由来すると推定される、該特定される電気泳動指数値と、該スポット点で測定されるイオン種の分子量情報の組み合わせへと変換する、データ解析工程と
を有する
ことを特徴とするバイオ試料の分析方法である。
102 接着性樹脂膜層
103 基板部
105a、105b、105c、105d 液溜まり部
107a 投入用流路
107b 分離用流路
110 電極端固定用部材
112 蓋シール付きマイクロチップ
113 蓋シール部
まず、本発明の自動サンプル処理方法、自動サンプル処理装置の処理対象である、電気泳動分離済みの液状試料について説明する。
蓋シール付きマイクロチップは、上面に所望の平面形状を有する溝状の流路が形成されている基板部103と、その溝状の流路上面をシール密封する蓋シール部113とで構成される。なお、蓋シール部113には、溝状の流路の末端にそれぞれ設ける液溜まり部に対応させて、液注入用の穴が形成され、一方、溝状の流路の上面は完全に覆う形態とされる。蓋シール部113は、該蓋シール部113の機械的強度を保持する機能を有する、板状の蓋基材部101と、その下面部に基板部103の上面との接着に利用する接着性樹脂膜層102とで構成される。また、板状の蓋基材部101と接着性樹脂膜層102とに形成される液注入用の穴は、液溜まり部105d、105cならびに液溜まり部105a、105bと位置合わせがなされている。さらには、板状の蓋基材部101と接着性樹脂膜層102の形成される液注入用の穴は、液溜まり部105d、105cならびに液溜まり部105a、105bに電界印加用の電極端を挿入する際にも利用される。なお、場合によっては、板状の蓋基材部101と、その下面部に基板部103の上面との接着に利用する接着性樹脂膜層102とを同一の材料を利用して構成することも可能である。両者に同一の材料を利用する際には、予め一体型として作製することも可能である。
蓋シール付きマイクロチップ内の流路は、上で述べたように、その断面積(D1×W1)はキャピラリーと同様の微細な断面積を有するものとするが、例えば、その上面を構成する蓋シール部113の材質は水濡れ性が乏しい場合も少なくない。水濡れ性が良好な材料で作製されるキャピラリーでは、毛細管現象によって、流路の一端から泳動液がキャピラリー全体に供給されるが、水濡れ性に乏しい内壁面を有するマイクロチップ内の流路では、毛細管現象を利用する泳動液注入に代わる、液注入機構を設ける必要がある。具体的には、流路の末端に設ける液溜まり部と、流路内部との間に圧力差を形成し、この圧力差を利用して、一つの液溜まり部から供給される泳動液を流路内部へと強制的に注入する形態を利用することが好ましい。
マイクロチップの基板部103の上面から蓋シール部113の剥離・除去する際、基板部103を固定した上で、蓋シール部113の一端部に外力を印加し、基板部103と蓋シール部113との接着面に対して実質的に垂直方向に、その蓋シール部113の一端部を強制的に変位させる。この一端部の変位に付随して、蓋シール部113は、接着面に対して撓み構造を有するものとなる。
本発明においては、蓋シール付きマイクロチップを構成する基板部103と蓋シール部113とを分離する際、マイクロチップの基板部103を固定した上で、基板部103上面に密着されている蓋シール部113を剥離・除去する手法を採用している。
L=R・θ
δ=R(1−cosθ)
を満足する。この撓み形状の際、基板部103上面と蓋シール部113下面とが接触する境界に加わる力Pは、蓋シール部113の厚さ:d、横幅:b、およびその実効的なヤング率:Eの値を用いると、下記のように近似的に表現される。
δ=P・(2L)3/{4bd3E}
P=δ・{4bd3E}/(2L)3
蓋シール部113の一端の変位量:δを、δ→δ+Δδと増加させると、撓み形状を示す曲率半径:Rは、R→R−ΔR1に変化し、その円弧の角度:θは、θ=θ+Δθ1となり、
L=(R−ΔR1)・(θ+Δθ1)
≒R・θ+{R・Δθ1−ΔR1・θ}
δ+Δδ=(R−ΔR1)・{1−cos(θ+Δθ1)}
≒(R−ΔR1)・{1−cosθ+Δθ1・sinθ}
≒R(1−cosθ)+{R・Δθ1・sinθ−ΔR1・(1−cosθ)}
≒R(1−cosθ)+ΔR1・{θ・sinθ−(1−cosθ)}
と過渡的に変化する。
この撓み形状の際、基板部103上面と蓋シール部113下面とが接触する境界に加わる 力P+ΔP1は、下記のように近似的に表現される。
P+ΔP1→Pに減少するように、剥離が僅かに進行する。そして、再び、それ以上の剥離が進行しない状態となる。その剥離が停止した時点では、撓みの形状は、実質的に一定の曲率半径:Rを有する円弧状を示すものとなる。
δ+Δδ=R・{1−cos(θ+Δθ2)}
≒R・{1−cosθ+Δθ2・sinθ}
≒R・(1−cosθ)+R・Δθ2・sinθ
この段階では、基板部103上面と蓋シール部113下面とが接触する境界に加わる力P−ΔP2は、下記のように近似的に表現される。
≒(δ+Δδ)・{4bd3E}/{(2L)3・(1+3ΔL/L)}
≒(δ+Δδ)・(1−3ΔL/L)・{4bd3E}/(2L)3
すなわち、(P+ΔP1)→(P−ΔP2)への減少する際、ΔLの部分が剥離される。従って、このΔLの部分の接着力減少が、(P+ΔP1)→(P−ΔP2)への変化に相当することになる。基板部103上面と蓋シール部113下面と間の単位面積当たりの接着力をp0とすると、
(ΔP1+ΔP2)=(3ΔL/L)・(δ+Δδ)・{4bd3E}/(2L)3
≒p0・b・ΔL
換言すると、剥離が進行する上では、
3・(1/L)・P≒p0・b>p1・b
で表現される閾値条件を超えるひずみ(曲率半径Rが小さな撓み)が基板部103上面と蓋シール部113下面とが接触する境界で維持される必要があると算定される。
(1/2P)>p0・b・L/6
を維持する範囲に選択すると、剥離が進行することになる。勿論、その際、氷結状態の電気泳動分離済み試料の上面と蓋シール部113下面との間の剥離も同時に進行する。
図5に示す蓋シール部の剥離機構は、蓋シール部の端部を真空吸着した上で、所定の半径を有するローラーを利用して、巻き上げを行う方式である。蓋シール部の撓みを示す曲率半径Rは、ローラーの半径に等しくなり、また、その巻き上げ速度を一定とすることで、蓋シール部端部移動速度も一定となる。
図6に示す蓋シール部の剥離機構は、蓋シール部の端部をツマミ部でチャックした上で、引き上げる方式である。その際、蓋シール部の撓みを示す曲率半径Rの目標値に応じて、引き上げる速度を選択する。
図7に示す蓋シール部の剥離機構は、蓋シール部の端部、両端部を同時に持ち上げる方式である。蓋シール部の端部を移動させるツマミ部は、蓋シール部の下面を押し上げる方式である。その際、蓋シール部の撓みを示す曲率半径Rの目標値に応じて、押し上げる速度を選択する。
図8に示す蓋シール部の剥離機構は、蓋シール部の端部を真空吸着部でチャックした上で、引き上げる方式である。その際、蓋シール部の撓みを示す曲率半径Rの目標値に応じて、引き上げる速度を選択する。
図9に示す蓋シール部の剥離機構は、蓋シール部の端部を真空吸着部でチャックした上で、引き上げる方式である。その際、蓋シール部の撓みを示す曲率半径Rの目標値に応じて、引き上げる速度を選択する。
図10に示す蓋シール部の剥離機構も、蓋シール部の端部を真空吸着部でチャックした上で、引き上げる方式である。その際、蓋シール部の撓みを示す曲率半径Rの目標値に応じて、引き上げる速度を選択する。
図11に示す蓋シール部の剥離機構は、蓋シール部の端部から、所定のスロープ角を有するショベル状のガイド部を挿入し、蓋シール部の端部をこのスロープに沿って、持ち上げつつ、移動させる方式である。その際、蓋シール部の撓みを示す曲率半径Rの目標値に応じて、移動速度を選択することで、撓みを示す曲率半径Rが制御される。
本発明では、氷結状態の電気泳動分離済み試料は溝状流路内に残され状態で、蓋シール部113の剥離を完了させる。その後、分離された蓋シール部は、例えば、上記の第二の実施態様では、蓋シール部の端部をツマミ部でチャックした状態に保持し、ツマミ部を移動させることで、基板部上面から取り除かれる。その他、第四の実施態様〜第七の実施態様では、剥離に使用した機構に保持した状態で、移動させることで、基板部上面から取り除かれる。第三の実施態様では、分離された蓋シール部に対して、別途、その端部をツマミ部でチャックした状態に保持し、ツマミ部を移動させることで、基板部上面から取り除く形態を採用できる。
本発明にかかるバイオ試料の分析方法において、電気泳動操作として、等電点泳動法を利用すると、バイオ分析対象の液体試料中に含有される複数種のタンパク質に関して、その等電点(pI)と、MALDI−MS分析に基づき、分子量(M)と存在量(C)の情報が入手される。この二種の情報(pI,M)を利用すると、バイオ分析対象の液体試料中に含有される複数種のタンパク質に関して、所謂、二次元電気泳動を行い、見かけの分子量と、その等電点(pI)の差違に従って、個々のタンパク質の分離を行った際、どのような「二次元電気泳動」パターンを示すかを、半定量的に予測することが可能である。従って、各種の疾病に関連する「マーカー・タンパク質」などを探索する際、疾病状態の患者から採取される試料と、健常者から採取される試料とを比較し、当該疾病に関連する「マーカー・タンパク質」の候補と想定される「未同定のタンパク質」を探索することで、「二次元電気泳動」で解析すべき試料の絞込みを行うことができる。
本発明にかかるマイクロチップ化学分析装置の全体構成の好ましい形態に関して、さらに説明する。
図3は、本発明のマイクロチップ化学分析装置の実施態様の一例として、等電点分離を実施する装置の概要を模式的に示す図である。この第八の実施態様では、サンプルを等電点分離により化学分析し、凍結固定によりサンプルと泳動液とを分析状態のままで固定したのちに、蓋シール部を基板部から分離し、取り除く。その結果として基板部上に露出されたサンプル・泳動液を、密閉槽と減圧機構を用いて昇華させることにより、乾燥固定する。
Claims (8)
- バイオ分析対象の液体試料に対して、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作を施した後、該蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路に保持されている電気泳動分離済みの液状試料を自動的に処理する方法であって、
前記蓋シール付きマイクロチップは、その基板部に形成されている溝状の流路に対して、その上面をシール密封している蓋シール部とが、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している構成を有し、
分析対象の液体試料を、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作が完了した後、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部を冷却し、氷点以下の所定の低温度条件を達成し、該流路内に保持されている電気泳動分離済みの液状試料に対して、含まれる水溶媒を氷結させる操作を施す冷却工程と、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部を前記所定の低温度に冷却保持して、該流路内において、電気泳動分離済みの試料は氷結状態を保持した状態を維持しつつ、
基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している接着力を開放する操作を施すため、基板部の上面から蓋シール部の下面を剥離するため、蓋シール部の端部に外力を印加し、該剥離が進行する境界面における該蓋シール部の局所的撓みが示す曲率半径Rを、所定の閾値Req1に対して、曲率半径Rが前記閾値Req1より小さい条件(R<Req1)を維持して、基板部から蓋シール部を剥離・除去する操作を実施する蓋シール部剥離工程と、
前記剥離工程を終了した後、該蓋シール付きマイクロチップにおいて、基板部上面から接着固定が開放され、分離された蓋シール部を取り外し、基板部に形成されている溝状の流路中に、電気泳動分離済みの試料は氷結状態を保持した状態の表面を露呈させた状態で、分離された蓋シール部を保持する移動操作を施す、蓋シール部の取り外し工程とを有し、これら一連の工程を自動的に実施する
ことを特徴とする自動サンプル処理方法。 - バイオ分析対象の液体試料に対して、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作を施した後、該蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路に保持されている電気泳動分離済みの液状試料を自動的に処理するための装置であって、
前記蓋シール付きマイクロチップは、その基板部に形成されている溝状の流路に対して、その上面をシール密封している蓋シール部とが、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している構成を有し、
分析対象の液体試料を、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作が完了された蓋シール付きマイクロチップに対して、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部と接する配置に設置可能な基板部冷却機構と、
該基板部と接する配置に設置される基板部冷却機構による冷却により、少なくとも、基板部を氷点以下の所定の低温度条件に維持することが可能な冷却機構の制御機構部と、
前記蓋シール付きマイクロチップの基板部を前記基板部冷却機構と接する配置に固定可能な基板部固定機構と、
前記基板部固定機構によって、基板部を固定した配置において、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している接着力を開放するため、基板部上面に対して実質的に垂直な方向成分を有する外力を、蓋シール部の端部に印加する機能を具えた外力印加機構と、
前記外力印加機構による、蓋シール部の端部への外力印加と同期して、基板部上面と蓋シール部下面との接触界面に対して、実質的に垂直な方向へ、該蓋シール部の端部を移動させる蓋シール部端部移動機構と、
前記蓋シール部の端部に対して、同期して作用する外力印加機構と蓋シール部端部移動機構によって、基板部の上面から蓋シール部の下面を剥離する過程において、該剥離が進行する境界面における該蓋シール部の局所的撓みが示す曲率半径Rを、所定の閾値Req1に対して、曲率半径Rが前記閾値Req1より小さい条件(R<Req1)を維持するように、
該蓋シール部の端部の移動速度を制御する機能を有する蓋シール部端部移動速度制御機構 と、
基板部上面から蓋シール部を剥離する操作を終了した後、基板部上面から接着固定が開放され、分離された蓋シール部を保持し、基板部上面から移動させ、基板部に形成されている溝状の流路を露呈させる機能を有する、分離された蓋シール部の取り外し機構とを具え、
上記の一連の操作を実施する各機構の動作を、所定の工程プログラムに従って、自動的に実施させる機能を有する、自動操作制御機構を有する
ことを特徴とする自動サンプル処理装置。 - バイオ分析対象の液体試料に対して、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作を施した後、該蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路に保持されている電気泳動分離済みの液状試料中、前記流路上において、スポット分離されている含有成分物質について、該スポット分離されている含有成分物質の質量分析を行う方法であって、
前記蓋シール付きマイクロチップは、その基板部に形成されている溝状の流路に対して、その上面をシール密封している蓋シール部とが、基板部上面と蓋シール部下面とを密着させ、所定の配置で接着状態を達成している構成を有し、
分析対象の液体試料を、蓋シール付きマイクロチップに形成されている流路を利用して、所望の電気泳動分離操作が完了した後、
請求項1に記載のバイオ分析用の蓋シール付きマイクロチップの自動サンプル処理方法に従って、基板部上面をシール密封している蓋シール部を剥離・除去を行って、
表面を露呈させた基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料を回収する工程と、
基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料に対して、凍結乾燥処理を施し、
該基板部に形成されている溝状の流路上において、各スポット点として、分離されている含有成分物質を、当該スポット点上に凍結乾燥物として固定化する、凍結乾燥・固定化工程と、
該基板部に形成されている溝状の流路上に、MALDI−MS分析に採用されるマトリックス剤を塗布し、該スポット点上に凍結乾燥物として固定化されている、電気泳動分離処理済みの含有成分物質に、前記マトリックス剤を付与する、マトリックス剤付与工程と、
該基板部に形成されている溝状の流路に沿って、前記マトリックス剤を利用して、MALDI−MS分析操作を進め、該スポット点上に凍結乾燥物として固定化されている、電気泳動分離処理済みの含有成分物質に由来するイオン種の分子量情報と、当該イオン種の分子量情報を示すスポット点の位置情報とを取得する、MALDI−MS分析工程と、
取得された当該イオン種の分子量情報を示すスポット点の位置情報に基づき、該スポット点に相当する電気泳動指数値の特定を行い、
溝状の流路に沿って、分析対象の液体試料中に含有される成分物質に由来すると推定される、該特定される電気泳動指数値と、該スポット点で測定されるイオン種の分子量情報の組み合わせへと変換する、データ解析工程と
を有する
ことを特徴とするバイオ試料の分析方法。 - 電気泳動分離操作が、等電点泳動法である
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 電気泳動分離操作が、等電点泳動法である
ことを特徴とする請求項2に記載の装置。 - 電気泳動分離操作が、等電点泳動法である
ことを特徴とする請求項3に記載の方法。 - 請求項1に記載するバイオ分析用の蓋シール付きマイクロチップの自動サンプル処理方法に従って、
蓋シール部の取り外し工程を終えた後に、さらに、
基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料に対して、凍結乾燥処理を施し、
該基板部に形成されている溝状の流路上において、各スポット点として、分離されている含有成分物質を、当該スポット点上に凍結乾燥物として固定化する、凍結乾燥・固定化工程を有する
ことを特徴とする自動サンプル処理方法。 - 請求項2に記載するバイオ分析用の蓋シール付きマイクロチップの自動サンプル処理装置の各機構に加えて、
さらに、
蓋シール部の取り外し機構により、分離された蓋シール部を基板部上面から移動させ、基板部に形成されている溝状の流路が露呈された状態において、
基板部に形成されている溝状の流路中に、氷結状態を保持した状態で維持されている、電気泳動分離済みの試料に対して、凍結乾燥処理を施し、
該基板部に形成されている溝状の流路上において、各スポット点として、分離されている含有成分物質を、当該スポット点上に凍結乾燥物として固定化する、凍結乾燥・固定化機構を具えている
ことを特徴とする自動サンプル処理装置。
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