JP4687608B2 - 排気ガス浄化装置 - Google Patents
排気ガス浄化装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4687608B2 JP4687608B2 JP2006226375A JP2006226375A JP4687608B2 JP 4687608 B2 JP4687608 B2 JP 4687608B2 JP 2006226375 A JP2006226375 A JP 2006226375A JP 2006226375 A JP2006226375 A JP 2006226375A JP 4687608 B2 JP4687608 B2 JP 4687608B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- exhaust gas
- oxidation catalyst
- addition valve
- fuel addition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Description
燃料添加装置は、排気通路上にて触媒又はDPFの上流側に配置され、排気ガス中に燃料を添加する。この燃料は、酸化反応により排気ガス及びDPFの温度を昇温する、又は、触媒にて窒素酸化物を還元させる、等の作用をする。ところで、燃料(軽油)の霧化を促進し、通路壁面への付着を防止したり、反応を容易にするためには、燃料中の高分子成分を低分子化することが好ましい。このため、燃料添加装置とDPF又は触媒等の間に、燃料を低分子化する目的で、酸化触媒を配置する技術が提案されている。
特許文献1に、このような排気ガス浄化装置の一例が記載されている。この排気ガス浄化装置を備えたディーゼルエンジンを図8に示す。ディーゼルエンジン61には、排気マニフォルド62を介して排気管67が接続されている。排気管67には窒素酸化物還元触媒装置66が設けられ、排気管67において窒素酸化物還元触媒装置66よりも上流には、燃料添加装置65が設けられている。燃料添加装置65は、燃料を噴射する燃料添加弁63と、燃料添加弁63から噴射された燃料を酸化して低分子化する酸化触媒64とから構成されている。燃料添加弁63から噴射された燃料は酸化触媒64によって酸化されて低分子化された後、排気管67を流通する排気ガスと合流し、排気ガスと共に窒素酸化物還元触媒装置66に流入する。窒素酸化物還元触媒装置66では、燃料を還元剤として、排気ガス中の窒素酸化物を還元することにより、排気ガスが浄化される。
排気ポートにおいて燃料添加弁よりも上流に設けられ、燃料を酸化する第2酸化触媒と、排気ポートに設けられ、排気ガスを透過しない非透過部材とをさらに備え、区画室は、第1酸化触媒と、第2触媒と、非透過部材とから形成されていてもよい。
排気ポートの周囲において、前記区画室に近接すると共に少なくとも前記区画室と同じ範囲に断熱部材が設けられていてもよい。
実施の形態1.
この実施の形態1に係る排気ガス浄化装置を備えたディーゼルエンジンの構成を図1に示す。ディーゼルエンジンのシリンダブロックには4つの気筒内に燃焼室1a,1b,1c,1dが設けられ、これらに連通するように吸気マニフォルド2及び排気マニフォルド3が設けられている。吸気マニフォルド2の他端、上流側には空気が流通する吸気通路4が接続され、排気マニフォルド3の他端、下流側には排気ガスが流通する排気通路5が接続されている。吸気通路4には、空気の流量を測定するエアフローメータ6と、過給機7のコンプレッサー7aと、空気を冷却するインタークーラー8と、空気の流量を調整するスロットルバルブ9とが設けられている。排気通路5には、過給機7のタービン7bと、第1酸化触媒コンバーター10と、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF)触媒コンバーター11と、空燃比センサ12と、第2酸化触媒コンバーター13とが設けられている。また、一端が排気マニフォルド3に接続されると共に他端が吸気マニフォルド2及びスロットルバルブ9の間で吸気通路4に接続されるEGR通路14が設けられている。EGR通路14には、EGRクーラー15と、EGRバルブ16とが設けられている。
排気ポート4aには、排気ポート4aに燃料を噴射する燃料添加弁30が設けられている。燃料添加弁30は、燃料通路26を介して燃料供給ポンプ23と連通しており、コモンレール21内よりも低圧の燃料が供給されるようになっている。
図1に示されるように、このディーゼルエンジンが始動すると、空気が吸気通路4に取り入れられて吸気通路4を流通する。吸気通路4を流通する間、空気は、エアフローメータ6によって流量が測定され、過給機7のコンプレッサー7aによって圧縮され、インタークーラー8で冷却される。エアフローメータ6によって測定された空気の流量に基づいてスロットルバルブ9の開度が調整されることにより、吸気通路4を流通する空気の流量が制御される。吸気通路4を流通した空気は、吸気マニフォルド2に流入した後、各燃焼室1a〜1dに吸入される。
次に、この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置を図4に基づいて説明する。尚、以下の実施の形態において、図1〜3の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この発明の実施の形態2に係る排気ガス浄化装置は、実施の形態1に対して、排気ポート4aにおいて燃料添加弁30の上流にさらに別の酸化触媒を設けたものである。
図4に示されるように、排気ポート4aにおいて、燃料添加弁30の下流に第1酸化触媒33が設けられ、上流に第2酸化触媒43が設けられている。また、第1酸化触媒33及び第2酸化触媒43の両方に接続され、排気ガスを透過しない非透過部材42が設けられている。非透過部材42は、燃料添加弁30の先端部分30aの下方に位置するように、排気ポート4aの軸方向に対して水平方向に延びている。第1酸化触媒33と、第2酸化触媒43と、非透過部材42とにより、区画室34が形成され、燃料添加弁30の先端部分30aが区画室34内に位置している。すなわち、燃料添加弁30の先端部分30aは第1酸化触媒33、第2酸化触媒43及び非透過部材42により覆われている。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態3に係る排気ガス浄化装置を図5及び6に基づいて説明する。この発明の実施の形態3に係る排気ガス浄化装置は、実施の形態1に対して、シリンダヘッド1に断熱部材を設けたものである。
図5に示されるように、シリンダヘッド1において、燃料添加弁30の周囲、かつ、ウォータージャケット31と排気ポート4aとの間にセラミック系の断熱部材50が設けられている。断熱部材50は、排気ポート4aの軸方向に対して、第1酸化触媒33及び非透過部材32の垂直部32aの間の範囲に設けられている。また、図6に示されるように、断熱部材50は、排気ポート4aの周方向に対して、第1酸化触媒33の周方向の範囲と同じ範囲に設けられている。これにより、断熱部材50は、排気ポート4aの内周面の一部を構成している。すなわち、断熱部材50と、第1酸化触媒33と、非透過部材32とにより、区画室34が形成されている。その他の構成については、実施の形態1と同じである。
このように、シリンダヘッド1において、ウォータージャケット31と排気ポート4aとの間に断熱部材50を設け、区画室34における排気ポート4aの内周面を断熱部材50によって構成することにより、ウォータージャケット31を流れる冷却水の影響が区画室34内及び第1酸化触媒33には及ばなくなるので、第1酸化触媒33の活性化を維持し、燃料添加弁30から噴射される燃料を十分に低分子化することができる。すなわち、燃料の霧化をさらに促進することができる。
さらに、実施の形態3では、実施の形態1に対して断熱部材50を設けたが、実施の形態1に限定するものではなく、実施の形態2に対して断熱部材50を設けることもできる。
次に、この発明の実施の形態4に係る排気ガス浄化装置を図7に基づいて説明する。この発明の実施の形態4に係る排気ガス浄化装置は、実施の形態1に対して、区画室をシリンダヘッドと一体に形成したものである。
図7に示されるように、区画室34は第1酸化触媒33及び非透過部材52から形成され、区画室34の一部が排気ポート4aに対して凹むようにシリンダヘッドに一体形成されている。第1酸化触媒33及び非透過部材52は、排気ポート4aに突出している。燃料添加弁30の先端部分30aは、区画室34内に配置されているが、排気ポート4aには突出していない。その他の構成については、実施の形態1と同じである。
Claims (3)
- ディーゼルエンジンの燃焼室より排出される排気ガスに対し、燃料添加弁により燃料を供給すると共に、前記燃料添加弁の下流側排気通路に浄化触媒又はDPFが配置された排気ガス浄化装置において、
前記ディーゼルエンジンの燃焼室に連通する排気ポートと、
前記排気ポート内に燃料を供給する燃料添加弁と、
前記燃料添加弁よりも下流側に配置された第1酸化触媒と、
前記第1酸化触媒を介し、前記排気ポート内に連通する区画室と
を備え、
前記燃料添加弁の先端部分は、前記区画室内に配置されるともに、少なくとも前記第1酸化触媒を配した前記区画室の一部が、前記排気ポート内に突出することを特徴とする排気ガス浄化装置。 - 前記排気ポートにおいて前記燃料添加弁よりも上流に設けられ、前記燃料を酸化する第2酸化触媒と、
前記排気ポートに設けられ、前記排気ガスを透過しない非透過部材と
をさらに備え、
前記区画室は、前記第1酸化触媒と、前記第2触媒と、前記非透過部材とから形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の排気ガス浄化装置。 - 前記排気ポートの周囲において、前記区画室に近接すると共に少なくとも前記区画室と同じ範囲に断熱部材が設けられていることを特徴とする、請求項1または2に記載の排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006226375A JP4687608B2 (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006226375A JP4687608B2 (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 排気ガス浄化装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008050964A JP2008050964A (ja) | 2008-03-06 |
JP4687608B2 true JP4687608B2 (ja) | 2011-05-25 |
Family
ID=39235270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006226375A Expired - Fee Related JP4687608B2 (ja) | 2006-08-23 | 2006-08-23 | 排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4687608B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003278530A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Nippon Soken Inc | 還元剤供給装置 |
JP2004225647A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Toyota Industries Corp | エンジンの排気浄化装置 |
JP2005083196A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-03-31 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP2005226582A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射ノズルの取付構造 |
-
2006
- 2006-08-23 JP JP2006226375A patent/JP4687608B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003278530A (ja) * | 2002-03-20 | 2003-10-02 | Nippon Soken Inc | 還元剤供給装置 |
JP2004225647A (ja) * | 2003-01-24 | 2004-08-12 | Toyota Industries Corp | エンジンの排気浄化装置 |
JP2005083196A (ja) * | 2003-09-04 | 2005-03-31 | Toyota Motor Corp | 内燃機関の排気浄化装置 |
JP2005226582A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Toyota Motor Corp | 燃料噴射ノズルの取付構造 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008050964A (ja) | 2008-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4442459B2 (ja) | 電動機付き過給機を有する内燃機関 | |
US8011178B2 (en) | Method for controlling exhaust gas purification system and exhaust gas purification system | |
EP3165744B1 (en) | Control device for internal combustion engine | |
WO2005033483A1 (ja) | エンジンの排気浄化装置及び排気浄化方法 | |
US8175788B2 (en) | Control unit of diesel engine | |
JP6501794B2 (ja) | エンジンの排気浄化装置 | |
US9726086B2 (en) | Failure diagnosis device for exhaust brake | |
JP2007071161A (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP2009250135A (ja) | 排気浄化装置 | |
JP4577099B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP4327445B2 (ja) | 排気浄化装置 | |
JP5071341B2 (ja) | エンジンの排気浄化装置 | |
JP6589365B2 (ja) | 排出ガス浄化システム | |
US20110203270A1 (en) | Internal combustion engine system and particulate filter unit for such an internal combustion engine system | |
JP2003184551A (ja) | 排気浄化装置 | |
JP5716687B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化装置 | |
JP5437890B2 (ja) | 後処理バーナシステムの燃料凍結防止方法及び装置 | |
JP4506546B2 (ja) | 内燃機関の排気浄化システム | |
JP4687608B2 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
JP2006090259A (ja) | ディーゼルエンジンの排気浄化システム | |
US20070290070A1 (en) | Automotive diesel exhaust water cooled HC dosing | |
JP2010138783A (ja) | 内燃機関の後処理装置及び排気ガス浄化装置及びそれを用いた排気ガス浄化方法 | |
JP2010196569A (ja) | 排気ガス浄化システム及び排気ガス浄化方法 | |
JP5543725B2 (ja) | 排気浄化装置 | |
JP2009024679A (ja) | 内燃機関の排気装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090428 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110131 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |