JP4687130B2 - 真空ラミネート装置、および真空ラミネート方法 - Google Patents

真空ラミネート装置、および真空ラミネート方法 Download PDF

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Description

本発明は真空ラミネート装置、および真空ラミネート方法に関し、特にラミネートモジュールの構成材料を真空引きしてラミネート処理する真空ラミネート装置、および真空ラミネート方法に関する。
真空ラミネート装置は、半導体関連、特に太陽電池などの外気に晒して用いられる素子を被覆する目的で最終的な製造装置として適用される。図11は、従来の真空ラミネート装置の蓋部材を取り外したものを上から見た斜視図であり、図12は、従来の真空ラミネート装置に太陽電池モジュール構成材料を載せた状態のE−E矢視断面図である。この真空ラミネート装置100を用いた太陽電池モジュールの一作成手順は、概略以下の通りである。
まず、基材101と角環状の枠体102Wとに挟まれた空間に網109を置く。そして、基材101上の中央部に通気性シート110を置き、その上に太陽電池モジュール構成材料108を置き、その上に通気性シート110を置き、その上を蓋部材107で覆う。
次に、真空ポンプ104を起動し、基材101と角環状の枠体102Wと蓋部材107と太陽電池モジュール構成材料108により形成された空間部を真空引きして、空間部の空気と太陽電池モジュール構成材料108の材料間の空気を、角環状の枠体102Wの内周側に設けられた排出口から排出または脱気する。そして、真空ポンプ104を作動させたままで、真空ラミネート装置100を高温のオーブンに投入し、太陽電池モジュール構成材料108に含まれる充填材が硬化する温度に昇温させ、硬化が終了するまでそのまま保持する。充填材の硬化後に上記オーブンから取り出して冷却し、真空ポンプ104を止めて空間部を大気圧に戻す。以上のような手順で、太陽電池モジュールの作成が完了する。
従来、筒管の内側に沿って緩衝材を設置し、真空引きによる蓋部材の急峻な角度構成を緩慢化させることによって、蓋部材に亀裂が発生することを抑制した真空ラミネート装置がある(たとえば、特許文献1参照。)。また、真空引きによる蓋部材の急峻な角度構成を緩慢化させつつ、ラミネートモジュールの大面積化に耐えうる剛性を有する真空ラミネート装置がある(たとえば、特許文献2参照。)。
特開平9−51111号公報(段落番号〔0017〕〜〔0026〕、図3) 特開2004−306420号公報(段落番号〔0021〕〜〔0026〕、図1)
しかし、ラミネートすることによって製造される製品の構成材料が非常に大型化すると、蓋部材のサイズもそれに伴い非常に大面積になる。蓋部材には、耐熱性、柔軟性、軽量性、および真空引きした際の気密性を満足させるために、シリコン樹脂等のシート形状の材料を使用している。したがって、面積が大きくなるに従い蓋部材の自重が重くなることに伴い、ラミネートを繰り返す際にシリコン樹脂に傷がつき、特に気密性などを損なうリスクが高くなる。そのため、気密性を確保するためには、定期的に蓋部材を交換する必要があり、その分製造コストがかかってしまうという問題があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、蓋部材に傷がつくリスクを抑えることができ、蓋部材の交換頻度を低くすることができるので、真空ラミネートをして製造する製品の製造コストを抑えることが可能な真空ラミネート装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、蓋部材に傷がつくリスクを抑えることができ、蓋部材の交換頻度を低くすることができるので、安価に真空ラミネートをすることが可能な真空ラミネート方法を提供することである。
ミネート処理を行う空間部を有する真空ラミネート装置において、ラミネートモジュールを載置するための基材と、前記基材上に固定されて前記基材との間に真空引きのための通路を形成するとともに、前記ラミネートモジュールの載置領域を取り囲むように配置された枠体と、前記ラミネートモジュールが前記基材に載置された状態で、前記枠体と前記ラミネートモジュールに掛け渡されるように配置され、前記ラミネートモジュールの周縁部を覆うとともに、前記基材および前記ラミネートモジュールとの間に前記ラミネート処理を行う空間部を形成するための蓋部材と、を有し、前記蓋部材は、可撓性を有する枠状のシート材からなり、前記真空引きの際にはその開口部近傍が前記ラミネートモジュールに密着するとともに、前記開口部から前記ラミネートモジュールの周縁部を除く部分を露出させるように構成される、ことを特徴とする真空ラミネート装置が提供される。
このような真空ラミネート装置によれば、蓋部材によってラミネートモジュールの周縁部を覆い、ラミネートモジュール自体をラミネート処理を行う空間部の空間領域形成に用いたため、蓋部材によりラミネートモジュール全体を覆う必要がなくなり、蓋部材の面積を小さくすることができる。
材の外周縁近傍に環状に、もしくは前記基材の対向する2辺に、排気通路が形成された真空ラミネート装置を使用して、ラミネートモジュールを製造する真空ラミネート方法において、枠体内側の前記基材上に前記ラミネートモジュールの構成材料を配置するモジュール材料配置工程と、前記枠体と、前記基材と、前記ラミネートモジュールの外周縁とを、可撓性を有する枠状のシート材からなり、真空引きの際にはその開口部近傍が前記ラミネートモジュールに密着するとともに、前記開口部から前記ラミネートモジュールの周縁部を除く部分を露出させるように構成された蓋部材により覆い、ラミネート処理を行う空間部を形成するラミネート空間形成工程と、前記空間部に対して真空引きを行う真空引き工程と、前記真空引きを維持しつつ前記空間部を加熱処理することにより、前記ラミネートモジュールの構成材料のラミネート処理を行うラミネート処理工程とからなることを特徴とする真空ラミネート方法が提供される。
このような真空ラミネート方法によれば、枠体と、基材と、ラミネートモジュールの外周縁とを蓋部材で覆い、ラミネートモジュール自体をラミネート処理を行う空間部の空間領域形成に用いるので、蓋部材の面積を小さくしても真空ラミネートをすることができる。
本発明の真空ラミネート装置によれば、蓋部材の面積を小さくすることができ、大面積化による自重の増加を抑制することができるので、蓋部材に傷がつくリスクを抑えることができ、蓋部材の交換頻度を低くすることができる。また、それによって真空ラミネートをして製造する製品の製造コストを抑えることが可能となる。
また、本発明の真空ラミネート方法によれば、蓋部材の面積を小さくしても真空ラミネートをすることができるので、蓋部材の自重の増加を抑制することができる。したがって、蓋部材に傷がつくリスクを抑えることができ、蓋部材の交換頻度を低くすることができる。また、それによって、安価に真空ラミネートをすることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本実施の形態の真空ラミネート装置の蓋部材を取り外したものを上から見た斜視図であり、図2は、図1の真空ラミネート装置におけるA−A矢視断面図である。
本実施の形態の真空ラミネート装置10は、ラミネートモジュールを設置するための基材11と、基材11上に固定され、ラミネートモジュールの載置領域を真空排気するための排気口を有し、その排気口には網19が挿入されている角環状の枠体12Wと、基材11上の枠体12W内に配置されて、ラミネートモジュールの載置領域を構成する通気性シート20と、ラミネートモジュールの載置領域を密閉する後述の蓋部材を有する。さらに、枠体12Wと真空ポンプ14とを接続するための経路である接続部15と、バルブ16とを有している。以下の説明ではラミネートモジュールを太陽電池モジュール構成材料として説明する。
基材11は、真空ラミネート装置10の底部を構成する部材である。太陽電池モジュールの製造装置に使用される板状の基材11には、耐熱性、剛性、軽量性、表面接着性等の特性が要求される。基材11に用いられる材料は、主に鉄やアルミニウム等の金属であるが、溶接性、耐蝕性の点からステンレスを使用する。熱容量の低減や軽量化を図るためには薄くしなければならないが、過度に薄くすると剛性が低下してしまう。そのため、基材11には厚さが約0.8〜2.0mmのステンレス板を使用する。
枠体12Wは、4つの板材12が基材11の周囲に固定されることにより形成され、枠体12Wと基材11により基材11の外周縁近傍に環状の排気空間を形成する。この板材12に要求される特性は、耐熱性、剛性、軽量性等が挙げられる。材料としては主にステンレスを使用する。
枠体12Wの断面形状は、図2に示すように、第1折り曲げ面12a、第2折り曲げ面12b、第3折り曲げ面12c、第4折り曲げ面12dで構成される。第1折り曲げ面12aと第2折り曲げ面12bとはほぼ直角に曲げられており、基材11の外周側を第1折り曲げ面12aと突き合わせて電気抵抗溶接により約100mm間隔で点付溶接をしている。第3折り曲げ面12cは、基材11に対し約30°の挟角を有する形状に折り曲げられている。第4折り曲げ面12dは、第3折り曲げ面12cと第4折り曲げ面12dとの折り曲げ部分が基材11に対して一定の隙間を有するように折り曲げられている。この隙間が排気口となり、排気効率を良くするためには、高さは基材11と第4折り曲げ面12dとの間に挿入されている網19の厚さとほぼ合わさるような高さであることが望ましい。
網19は、真空引きすることによって、後述の太陽電池モジュール構成材料における、各層間の脱気を行う際の空気の流れを確保するために使用される。すなわち、真空引きする空間部の基材11と枠体12Wとの間に位置し、真空引きの際に撓んだ枠体12Wと基材11とが接触して空気の流れを遮断するのを防ぐために使用する。要求される特性は、耐熱性、柔軟性、軽量性等である。材料は、ステンレスやアルミニウム等の金網、ポリエステル等の耐熱性樹脂繊維を網状にしたものを使用する。
通気性シート20も、網19と同様に、後述の太陽電池モジュール構成材料における各層間の脱気を行う際の、空気の流れを確保するために使用される。通気性シート20のサイズは、枠体12Wにより形成される環状体の内側と同じ形状、および大きさのものを使用する。要求される特性は、耐熱性、柔軟性、軽量性等である。材料は、ステンレスやアルミニウム等の金網、ポリエステル等の耐熱性樹脂繊維を網状にしたものを使用する。なお、網19と通気性シート20の2つは別個独立である必要はなく、2つのものを1枚の網状のシートを用いて代用してもよい。
図3は、本実施の形態の真空ラミネート装置内に太陽電池モジュール構成材料を載置したものを上から見た斜視図であり、図4は、図3の真空ラミネート装置におけるB−B矢視断面図である。
図3に示す真空ラミネート装置10には、図1に示した真空ラミネート装置10の基材11上の通気性シート20上に、太陽電池モジュール構成材料18を載置し、さらに、枠体12Wの形成するラミネートモジュール載置領域を覆うように蓋部材17が置かれている。
蓋部材17は、枠体12Wと太陽電池モジュール構成材料18の一部にかかるように太陽電池モジュール構成材料18を覆う構造となっている。図3において、便宜上蓋部材17を斜線で示している。なお、ラミネートのための真空引き空間は、基材11、枠体12W、蓋部材17および被ラミネート材である太陽電池モジュール構成材料18により囲まれる空間によって形成されている。
また、蓋部材17は、外周が枠体12Wの外周よりも大きく、内周が中央の太陽電池モジュール構成材料18よりも小さい四角形の開口部17aを有している。この蓋部材17は、枠体12Wと、基材11上に載置された太陽電池モジュール構成材料18の周縁部を覆っており、基材11と、枠体12Wとにより真空引きするための空間部を造る目的で使用される。蓋部材17に要求される特性は、耐熱性、柔軟性、軽量性、および真空引きした時の気密性等である。使用材料は主にシリコン樹脂であり、形状はシート状である。たとえば、タイガースポリマー製のシリコン樹脂汎用タイプであり、厚さが2mm、硬度が50のものを用いる。
通気性シート20の利用形態は、図4に示すように、基材11上に通気性シート20を置き、その上に太陽電池モジュール構成材料18を置き、さらにその上から蓋部材17を置き、真空ポンプ14で空間部の空気を吸うことによって蓋部材17が基材11方向に引き寄せられ、太陽電池モジュール構成材料18の周縁部が押されることによって太陽電池モジュール構成材料18と蓋部材17とが密着する。
また、蓋部材17の開口部17aからのぞく太陽電池モジュール構成材料18には、大気圧がかかっており、真空引きの際には、蓋部材17と、枠体12Wと、太陽電池モジュール構成材料18により囲まれる空間部は、圧力が低下していることから、大気圧との差によって太陽電池モジュール構成材料18が上方から押されているのと同様の効果がある。つまり、蓋部材17の開口部17aは、蓋部材17が太陽電池モジュール構成材料18全体を覆い、太陽電池モジュール構成材料18全体を押すことによって、構成材料間の空気を押し出さなくとも、それと同様の効果を得ることが可能である。
このように、蓋部材17に開口部17aを設けても構成材料間の空気を押し出すことは可能であり、蓋部材17は、開口部17aを設けることにより自重が軽くなるので、蓋部材17の損傷リスクを抑えることが可能となる。また、それに伴い蓋部材17の交換頻度を低くすることができので、製造コストを抑えることが可能となる。
次に、本実施の形態の真空ラミネート装置10を適用したラミネートモジュール製造装置によってラミネートモジュールを作成する際の手順、および実際に作成した結果について説明する。なお、本実施の形態では、ラミネートモジュールとして太陽電池モジュールを配置して作成する。図5は、本実施の形態の真空ラミネート装置を適用したラミネートモジュール製造装置の構成例を示す図である。
ラミネートモジュール製造装置30では、熱風循環式加熱炉31の内部に、真空ラミネート装置10を水平に10個配置する。ただし、各真空ラミネート装置10のバルブ16の排出側をマニホールド32に一括接続し、マニホールド32を真空ポンプ14に接続し、各真空ラミネート装置10を一括して真空引きする構成とする。
このラミネートモジュール製造装置30を用いて、太陽電池モジュールを作成する手順を以下に説明する。
まず、各真空ラミネート装置10に対して、図4と同様に基材11上に通気性シート20を置き、さらにその上に太陽電池モジュール構成材料18を配置する。そして枠体12Wが形成する四角形を覆い、かつ蓋部材17の中ほどにある開口部17aの縁が基材11に置かれている太陽電池モジュール構成材料18の周縁部近傍にくるように蓋部材17を置く。
各部材の配置後、各真空ラミネート装置10のバルブ16の排出側とマニホールド32とをそれぞれに接続する。そして、真空ポンプ14を起動し、各真空ラミネート装置10のラミネート空間部を真空引きして、各真空ラミネート装置10に配置された太陽電池モジュール構成材料18の材料間にある空気を脱気する。
真空ポンプ14で脱気している状態で、各太陽電池モジュール構成材料18に含まれている充填材が硬化する温度(約150℃)まで昇温させ、硬化が終了するまで30分間保持する。その後、各真空ラミネート装置10のバルブ16を閉じて、各真空ラミネート装置10を熱風循環式加熱炉31から真空を保持したまま取り出して冷却させ、バルブ16を開いて各真空ラミネート装置10のラミネート空間部を大気圧に戻す。
このような手順により、大きさ500×2000mmの太陽電池モジュールを一度に10枚作成した。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態の真空ラミネート装置は、蓋部材と太陽電池モジュール構成材料との重なり部分におもりを載せる点が異なる以外は、第1の実施の形態で示した構成と同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図6は、図3の真空ラミネート装置におもりを載せたときに上から見た斜視図であり、図7は、図6の真空ラミネート装置におけるC−C矢視断面図である。
真空ラミネート装置210には、蓋部材17と太陽電池モジュール構成材料18との重なり部に枠状のおもり17bが置かれている。おもり17bは、金属製の枠状のおもりであり、蓋部材17の開口部17aより大きく、太陽電池モジュール構成材料18より小さい。
蓋部材17と、太陽電池モジュール構成材料18が密着するための圧力や、太陽電池モジュール構成材料18との重なり部分が足りないときは、その重なり部分におもり17bを載せることによって、より強固に密着させ、空気のリークを防ぐことができる。なお、おもり17bは、ある程度の重さが必要であり、たとえばここでは5kgである。また、本実施の形態ではおもりを用いたが、蓋部材17と太陽電池モジュール構成材料18との密着の度合いを上げることができるならば、装置などによって押さえつけてもよい。
〔第3の実施の形態〕
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態の真空ラミネート装置は、排気通路が枠体の4辺でなく対向する2辺に備えられている点が異なる以外は、第1の実施の形態で示した構成と同様である。このため、上記第1の実施の形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付すなどして適宜その説明を省略する。
図8は、本実施の形態の真空ラミネート装置の蓋部材を取り外したものを上から見た斜視図である。
本実施の形態の真空ラミネート装置310は、第1の実施の形態の真空ラミネート装置10と同様に基材11と、枠体312Wと、接続部15と、バルブ16と、網19と、通気性シート20と後述の蓋部材を有する。
本実施の形態の真空ラミネート装置310の枠体312Wは、排気通路を有する排気通路形成部312と、枠形成部313とで構成されている。排気通路形成部312は、基材11上の対向する2辺に固定されており、排気通路形成部312の幅方向端部で枠形成部313と固定されている。また、排気通路形成部312の一方の端部に固定されている枠形成部313の対応部分には排気のための穴が開いており、その穴と真空ポンプ14とを接続するための経路である接続部15とが接続されている。
図9は、本実施の形態の真空ラミネート装置内に太陽電池モジュール構成材料を載置したものを上から見た斜視図であり、図10は、図9の真空ラミネート装置におけるD−D矢視断面図である。
排気通路形成部312の断面形状は、第1の実施の形態の枠体12Wと同様に略三角形の形状を有している。ただし、第4折り曲げ面12dに際しては、蓋部材17を密着させるために、排気通路形成部312の幅方向の両端に所定の範囲に空気を排気させないための密閉範囲を残すようにして、第3折り曲げ面12cから折り曲げる。たとえば、この密閉範囲は10mmとする。一方、枠形成部313の断面形状は、第1折り曲げ面312aと、第2折り曲げ面312bのみのL字型である。
ラミネート処理の際には、真空ポンプ14により、蓋部材17によって密閉された処理空間から排気口を介して排気通路に空気が排気され、この排気通路からは接続部15を介して空気が排気される。
なお、本実施の形態の真空ラミネート装置310においても、第1の実施の形態に対応する第2の実施の形態のように、蓋部材17と、太陽電池モジュール構成材料18が密着するための圧力や、太陽電池モジュール構成材料18との重なり部分が足りないときは、その重なり部分におもりを載せることによって、より強固に密着させ、空気のリークを防ぐことができる。
第1の実施の形態の真空ラミネート装置の蓋部材を取り外したものを上から見た斜視図である。 図1の真空ラミネート装置におけるA−A矢視断面図である。 第1の実施の形態の真空ラミネート装置内に太陽電池モジュール構成材料を載置したものを上から見た斜視図である。 図3の真空ラミネート装置におけるB−B矢視断面図である。 第1の実施の形態の真空ラミネート装置を適用したラミネートモジュール製造装置の構成例を示す図である。 図3の真空ラミネート装置におもりを載せたときに上から見た斜視図である。 図6の真空ラミネート装置におけるC−C矢視断面図である。 第3の実施の形態の真空ラミネート装置の蓋部材を取り外したものを上から見た斜視図である。 第3の実施の形態の真空ラミネート装置内に太陽電池モジュール構成材料を載置したものを上から見た斜視図である。 図9の真空ラミネート装置におけるD−D矢視断面図である。 従来の真空ラミネート装置の蓋部材を取り外したものを上から見た斜視図である。 従来の真空ラミネート装置に太陽電池モジュール構成材料を載せた状態のE−E矢視断面図である。
符号の説明
10 真空ラミネート装置
11 基材
12 板材
12W 枠体
14 真空ポンプ
15 接続部
16 バルブ
19 網
20 通気性シート

Claims (5)

  1. ラミネート処理を行う空間部を有する真空ラミネート装置において、
    ラミネートモジュールを載置するための基材と、
    前記基材上に固定されて前記基材との間に真空引きのための通路を形成するとともに、前記ラミネートモジュールの載置領域を取り囲むように配置された枠体と、
    前記ラミネートモジュールが前記基材に載置された状態で、前記枠体と前記ラミネートモジュールに掛け渡されるように配置され、前記ラミネートモジュールの周縁部を覆うとともに、前記基材および前記ラミネートモジュールとの間に前記ラミネート処理を行う空間部を形成するための蓋部材と、
    を有し、
    前記蓋部材は、可撓性を有する枠状のシート材からなり、前記真空引きの際にはその開口部近傍が前記ラミネートモジュールに密着するとともに、前記開口部から前記ラミネートモジュールの周縁部を除く部分を露出させるように構成される、
    ことを特徴とする真空ラミネート装置。
  2. 前記蓋部材における前記ラミネートモジュールとの重なり部を、前記基材方向に押さえる押さえ手段を有することを特徴とする請求項1記載の真空ラミネート装置。
  3. 前記押さえ手段は、枠状のおもりであることを特徴とする請求項2記載の真空ラミネート装置。
  4. 前記枠体は、前記基材の対向する2辺に設けられて前記真空引きのための通路を形成する排気通路形成部と、前記基材の残る2辺に設けられて、前記排気通路形成部とともに前記空間部を取り囲むように配置された枠形成部とからなることを特徴とする請求項1記載の真空ラミネート装置。
  5. 基材の外周縁近傍に環状に、もしくは前記基材の対向する2辺に、排気通路が形成された真空ラミネート装置を使用して、ラミネートモジュールを製造する真空ラミネート方法において、
    枠体内側の前記基材上に前記ラミネートモジュールの構成材料を配置するモジュール材料配置工程と、
    前記枠体と、前記基材と、前記ラミネートモジュールの外周縁とを、可撓性を有する枠状のシート材からなり、真空引きの際にはその開口部近傍が前記ラミネートモジュールに密着するとともに、前記開口部から前記ラミネートモジュールの周縁部を除く部分を露出させるように構成された蓋部材により覆い、ラミネート処理を行う空間部を形成するラミネート空間形成工程と、
    前記空間部に対して真空引きを行う真空引き工程と、
    前記真空引きを維持しつつ前記空間部を加熱処理することにより、前記ラミネートモジュールの構成材料のラミネート処理を行うラミネート処理工程と、
    からなることを特徴とする真空ラミネート方法。
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