JP4686910B2 - 換気装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビル等の建物において、窓枠等に形成される開口部に取付けられる換気装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
この種の換気装置としては、実開昭63−173488号公報等に記載されたものが知られているが、いずれもヒンジ機構を介して窓枠等に回動自在に閉塞板を取付け、換気の際には、閉塞板のヒンジ機構を介する回動により開口部を開放するようにしている。
【0003】
ところで、上記のような公報記載の換気装置では、開口部の開放の際に、閉塞板が建物の内部側、すなわち室内側に回動されて内部側に大きく張り出し、結果として、閉塞板の張り出し用のスペースを多く必要とし、加えて、閉塞板がその一縁側でのみヒンジ機構に支えられた、いわゆる片持ち支持であるため、強風時等において、外気側の閉塞板の面に強力な風圧(正又は負圧)が加わると、閉塞板がその自由端側でばたついて、不快なばたつき音等が発生したり、ここから強風が内部に導入される虞を有する上に、外部が負圧時において、換気のために閉塞板を回動する場合、その回動抵抗が極めて大きく、初期回動が容易に行い得ない場合がある。
【0004】
そこで、通路を横断した羽根部材を両端で回転自在に支持して、この羽根部材の回転軸心と同軸に配された出力回転軸を具備した電動モータでもって回転させるようにした換気装置が提案されているが、斯かる換気装置では、上記の問題を好ましく解決し得るが、通路を開放している場合に屋外で強風が生じると、この強風が通路を介して建物内に吹き出す虞がある。強風に基づく吹き出しは、建物内で作業をする人又は建物内の居住者に不快感を与えると共に埃及び場合により吹き出しに伴った砂塵等を建物内に舞い上げる一方、強風による上記のような吹き出しの阻止は、電動モータの作動による羽根部材の回転に基づく通路の閉塞では間に合わない場合があり、しかも、強風は突発的に生じるのでその予測が困難であって、予め電動モータを作動させることも行い難い。
【0005】
また、上記の換気装置では、羽根部材の回転軸心と電動モータの出力回転軸心とが直線状に配置されていると共に、電動モータの出力回転軸の回転がそのまま羽根部材の回転軸に伝達されるようになっているために、電動モータの設置位置の自由度が少なく、空間の有効な利用を図り難く、しかも、大きな占有スペースを必要とする上に、しっかりと開口部を閉塞するための大きな閉塞力を得るには、大きな回転トルクを発生する電動モータを用いる必要がある。
【0006】
本発明は、前記諸点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、屋外で強風が生じた場合にもこの強風に基づいて通路の閉塞を直ちに行い得、建物内で作業をする人又は建物内の居住者の不快感を可能な限り少なくできると共に強風に基づく埃及び砂塵等の建物内での舞い上がりを最小限にし得る換気装置を提供することにある。
【0007】
また本発明の他の目的とするところは、空間の有効な利用を図り得る上に、占有スペースを小さくすることができ、しかも、しっかりと開口部を閉塞することができる優れた換気装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様の換気装置は、建物内外を連通する通路に回転自在に配された羽根手段と、この羽根手段を回転させて当該羽根手段により通路の開閉を行わせる回転力を発生する回転力発生手段と、この回転力発生手段で発生された回転力を羽根手段に伝達する伝達手段と、通路に回転自在に配されていると共に通路の空気流によって通路の開度を調節する通路開度調節手段とを具備している。
【0009】
第一の態様の換気装置では、羽根手段が通路の開閉を行わせるようになっていることに加えて、通路開度調節手段が空気流によって通路の開度を調節するようになっているので、屋外で強風が生じた場合にもこの強風に基づく空気流によって通路の閉塞を直ちに行い得、建物内で作業をする人又は建物内の居住者の不快感を可能な限り少なくできると共に強風に基づく埃及び砂塵等の建物内での舞い上がりを最小限にし得る。
【0010】
本発明における通路開度調節手段は、第二の態様の換気装置のように、その回転軸心が羽根手段の回転軸心と同心になるように、通路に回転自在に配されていても、第三の態様の換気装置のように、羽根手段に回転自在に支持されていてもよい。
【0011】
通路開度調節手段が第二又は第三の態様の換気装置のように配され又は支持されていると、通路開度調節手段の設置スペースを羽根手段の回転領域内に収めることができ、通路開度調節手段に対する設置スペースを特に設けなくてもよく、コンパクトな換気装置とし得る。
【0012】
また本発明における通路開度調節手段は、第四の態様の換気装置のように、通路の空気流速が高速の際には、当該通路の空気流によって通路を閉塞する方向に回転され、通路の空気流速が低速の際には、通路を開放する方向に回転されるようになっていても、第五の態様の換気装置のように、自重によって通路を開放する方向の回転力が生じると共に、通路の空気流によって通路を閉塞する方向の回転力が生じるようになっていてもよい。
【0013】
更に本発明における通路開度調節手段は、第六の態様の換気装置のように、その重心がその回転軸心に対して偏心して、構成されていてもよく、第六の態様の換気装置においては、第七の態様の換気装置のように、重心の回転軸心からの偏心量を調節できるようになっていてもよい。
【0014】
本発明における羽根手段は、第八の態様の換気装置のように、通路を規定する一方の固定縁部に当接する一方の当接部と、一方の固定縁部と共に通路を規定する他方の固定縁部に当接する他方の当接部と、両当接部を橋絡していると共に、各固定縁部に対応の当接部が当接する際に通路を横断して当該通路を閉塞する閉塞部とを有した羽根部材を具備しており、ここで、回転力発生手段は、発生した回転力を出力する出力回転軸を具備しており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸の回転を羽根部材の回転軸心に対して径方向に変位した位置で羽根手段に伝達するようになっていてもよい。
【0015】
第八の態様の換気装置によれば、回転力発生手段の出力回転軸の回転を羽根部材の回転軸心に対して径方向に変位した位置で羽根手段に伝達するように伝達手段がなっているために、当該位置を任意に設定することにより、空間の有効な利用を図り得、羽根部材の回転軸心と電動モータの出力回転軸の回転軸心との直線状の配置を回避できて、しかも、羽根部材の加速、減速を容易に行うことができ、特に、減速を行うように当該位置を設定することにより、当接部の各固定縁部への当接を大きな力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもってしっかりと閉塞することができる。
【0016】
本発明の第九の態様の換気装置では、第八の態様の換気装置において、内部に通路を形成した枠手段を具備しており、ここで、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備していると共に、この側板において枠手段に回転自在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた外歯と、この外歯に噛合うと共に、羽根手段の側板に設けられた内歯とを具備している。
【0017】
第九の態様の換気装置によれば、伝達手段が互いに噛合う外歯と内歯とを具備しているために、回転力発生手段の出力回転軸を内歯で囲まれる空間内に配置できて、軸方向の占有スペースを確実に小さくすることができ、しかも、回転力発生手段の出力回転軸の回転を減速して羽根手段に伝達するために、当接部の各固定縁部への当接を大きな力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもって確実にしっかりと閉塞することができる上に、回転力発生手段を電動モータ等で具体化する場合には、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ等を用いることができ、斯かる観点からも占有スペースを小さくすることができる。
【0018】
本発明の第十の態様の換気装置は、第八の態様の換気装置において、内部に通路を形成した枠手段を具備しており、ここで、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備していると共に、この側板において枠手段に回転自在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた外歯と、この外歯に噛合うと共に、羽根手段の側板に設けられた外歯とを具備している。
【0019】
第十の態様の換気装置によれば、伝達手段が互いに噛合う二つの外歯を具備しているために、回転力発生手段の出力回転軸を外歯の外周面の周りに配置できて、第九の態様の換気装置と同様に、軸方向の占有スペースを確実に小さくすることができ、しかも、回転力発生手段の出力回転軸の回転を減速して羽根手段に伝達でき得るために、当接部の各固定縁部への当接を大きな力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもってしっかりと閉塞することができる上に、回転力発生手段を電動モータ等で具体化する場合には、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ等を用いることができ、斯かる観点からも占有スペースを小さくすることができる。
【0020】
本発明の第十一の態様の換気装置は、第八の態様の換気装置において、内部に通路を形成した枠手段を具備しており、ここで、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備していると共に、この側板において枠手段に回転自在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段で発生された回転力を遊星歯車機構を介して羽根手段に伝達するようになっている。
【0021】
第十一の態様の換気装置によれば、伝達手段が遊星歯車機構を具備しているために、回転力発生手段の出力回転軸の回転を減速して羽根手段に伝達できる結果、当接部の各固定縁部への当接を大きな力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもってしっかりと閉塞することができる上に、回転力発生手段を電動モータ等で具体化する場合には、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ等を用いることができ、占有スペースを小さくすることができる。
【0022】
第十一の態様の換気装置において、遊星歯車機構は、本発明の第十二の態様の換気装置のように、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた太陽歯車と、羽根手段の側板に設けられた内歯とを具備していても、本発明の第十三の態様の換気装置のように、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた内歯と、羽根手段の側板に設けられた太陽歯車とを具備していてもよい。
【0023】
本発明の換気装置は、建物内外を連通する通路を介して換気するものに適用されるのであるが、斯かる通路は、好ましくは、本発明の第十四の態様の換気装置のように、建物外壁に設けられた窓枠に形成された開口部に連通するようになっている。
【0024】
更に本発明の換気装置における回転力発生手段は、好ましくは電動モータを有していてもよいが、これに代えて又はこれと共に、手動で回転し得るレバー等を有していてもよい。
【0025】
次に本発明及びその実施の形態を、図に示す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1から図3において、本例の換気装置1は、建物内外2及び3を連通する通路4を内部に形成した枠手段5と、通路4に回転自在に配された羽根手段6と、羽根手段6を回転させて当該羽根手段6により通路4の開閉を行わせる回転力を発生する回転力発生手段としての電動モータ7と、電動モータ7で発生された回転力を羽根手段6に伝達する伝達手段8と、通路4に回転自在に配されていると共に通路4の空気流によって通路4の開度を調節する通路開度調節手段9とを具備している。
【0027】
通路4は、建物外壁に設けられた窓枠11に形成された開口部12に連通するようになっており、窓枠11には上下にガラス板(窓ガラス)13及び14が嵌め込まれている。
【0028】
枠手段5は、上下の開口部15及び16を有する横長の枠本体17と、枠本体17の下面に取付けられている案内枠18と、開口部15を覆って配された防塵枠19とを具備している。
【0029】
枠本体17は、左右の側壁部21及び22と、開口部16が形成された下壁部23と、前後の壁部24及び25と、中間壁部26と、開口部15が形成されていると共に、壁部24及び25に取付けられた上壁部27とを具備している。
【0030】
側壁部21及び22の内面には、夫々下壁部23に固着されていると共に、上面に円弧面31を有すると共に弾性を有したシール部材32及び33が配されており、前壁部24と下壁部23との間の隅部30には、側壁部21から側壁部22まで伸びていると共に、通路4を規定する一方の固定縁部としての弾性を有したシール部材34が嵌着されており、後壁部25において側壁部21から側壁部22まで伸びた内方突出枠部35には、同じく側壁部21から側壁部22まで伸びていると共に、通路4を規定する他方の固定縁部としての弾性を有したシール部材36が嵌着されており、内方突出枠部35は、側壁部21から側壁部22まで伸びている突条37を一体的に有しており、前壁部24に取付けられた中間壁部26には、側壁部21から側壁部22まで伸びている弾性ストッパ部材38が嵌着されている。
【0031】
案内枠18は、開口部12に臨んだ開口部40を有しており、上下向きの開口部16と前後向きの開口部12とを連通させている。防塵枠19には、防塵金網39が取付けられており、斯かる防塵金網を案内枠18において開口部12に臨む開口部40にも防鳥用を兼ねて設けてもよい。
【0032】
羽根手段6は、横長の羽根部材45と、羽根部材45の横方向の両端に固着された左右の側板46及び47とを具備している。
【0033】
羽根部材45は、通路4を規定するシール部材34に当接する当接部51と、シール部材34と共に通路4を規定するシール部材36に当接する当接部52と、両当接部51及び52を橋絡していると共に、シール部材34及び36の夫々に対応の当接部51及び52が当接する際に通路4を横断して当該通路4を閉塞すると共に、外側に円弧面53を有した中空の閉塞部54と、閉塞部54の内側の円弧面59に側壁部21から側壁部22まで伸びて一体的に形成された突条50とを具備している。
【0034】
側板46及び47の夫々は、円盤状の軸部55と、軸部55に一体形成されていると共に、羽根部材45が固着された扇形部56とを具備しており、扇形部56の外周縁は羽根部材45の円弧面53と面一になっており、側板46及び47の夫々は、その軸部55において枠手段5の側壁部21及び22に転がり軸受48及び49を介して回転軸心O1を中心としてA及びB方向に回転自在に支持されており、而して、羽根部材45は、側板46及び47並びに転がり軸受48及び49を介して側壁部21及び22に回転軸心O1を中心としてA及びB方向に回転自在に支持されている。
【0035】
曲率中心が回転軸心O1上にある円弧面53の曲率半径は、曲率中心が同じく回転軸心O1上にある円弧面31の曲率半径と同一又はそれよりも若干大きく、したがって、羽根部材45がB方向に回転されて、当接部51がシール部材34に当接すると共に、当接部52がシール部材36に当接すると、閉塞部54の円弧面53は、その横方向の両端でシール部材32及び33にぴったりと当接するようになっている。
【0036】
側壁部22に取付けられた電動モータ7は、発生した回転力を出力する出力回転軸61を具備しており、出力回転軸61は、転がり軸受62を介して側壁部22に、回転軸心O1に対して偏心した回転軸心O2をもって回転自在に支持されている。
【0037】
伝達手段8は、電動モータ7の出力回転軸61に設けられた平歯車64の外歯65と、外歯65に噛合うと共に、側板47の軸部55に設けられた内歯66とを具備しており、電動モータ7の出力回転軸61の回転を羽根部材45の回転軸心O1に対して径方向に変位した位置67、即ち外歯65と内歯66との噛合う位置67で羽根手段6に伝達するようになっている。伝達手段8は、出力回転軸61の回転を外歯65から内歯66を介して軸部55に伝達するようになっている結果、出力回転軸61の回転を減速して軸部55に伝達する。
【0038】
通路開度調節手段9は、両端で側板46及び47の夫々の軸部55に転がり軸受28及び29を介して回転軸心O1を中心としてA及びB方向に回転自在に支持された軸57と、軸57に固着されていると共に、側板46及び47の軸部55の近傍まで横方向に伸びた羽根部材58とを具備しており、羽根部材58は、回転軸心O1を中心としてほぼ点対称に形成されていると共に夫々湾曲された羽根部68及び69と、羽根部68及び69が一体的に形成されていると共に、軸57が挿着、固定された軸部60とを具備しており、こうして、通路開度調節手段9は、その回転軸心O1が羽根手段の回転軸心O1と同心になるように、羽根手段6に回転自在に支持されて、通路4に回転自在に配されている。
【0039】
羽根部材58は、通路4を開放した図1に示す回転状態からA方向に回転されると、図4に示す回転状態を介して図5に示すように、羽根部69がその先端で突条50に当接すると共に、羽根部68がその先端で突条37に当接して、通路4を閉塞するようになっている。
【0040】
本例では羽根部69は、羽根部材58によって通路4が閉塞されている場合(図5に示す場合)に、自重によって通路4を開放する方向の回転力が羽根部材58に生じるように、羽根部68に対してその重量が大きくなるように形成されており、而して、通路開度調節手段9は、その重心Gがその回転軸心O1に対して偏心して、構成されている。なお、軸部60、羽根部68又は69に錘等を位置調整自在に取付けて、通路開度調節手段9の重心Gの回転軸心O1からの偏心量を調節できるようにしてもよい。
【0041】
通路開度調節手段9において、羽根部68と羽根部69とは、開口部16から開口部15に向かう通路4の空気流によって揚力が生じて通路4を閉塞する方向の回転力(A方向の回転力)が生じるように、湾曲状に形成されており、而して、通路開度調節手段9は、開口部16から開口部15に向かう通路4の空気流速が高速の際には、当該通路4の空気流によって通路4を閉塞する方向(A方向)に回転され、開口部16から開口部15に向かう通路4の空気流速が低速の際には、その自重に付勢されて通路4を開放する方向(B方向)に回転されるようになっている。
【0042】
以上の換気装置1では、図1に示すように羽根手段6の当接部51が弾性ストッパ部材38に当接されていると共に、通路開度調節手段9の羽根部68と羽根部69とが鉛直方向に配列されて、通路4が開放状態となっていると、建物内外2及び3に対して通路4を介して給排気が行われて、新鮮な建物外3の空気が建物内2に供給され、汚染された建物内2の空気が建物外3に排出される。建物外3の強風時又は換気を希望しない時等において、電動モータ7の作動で出力回転軸61が回転されて、外歯65、内歯66及び側板47の軸部55を介して羽根部材45がB方向に回転されると、通路4は徐々に閉塞され始め、図6に示すように当接部51がシール部材34に、当接部52がシール部材36に夫々当接すると、通路4が閉塞状態となって建物内外2及び3に対する通路4を介する給排気が行われなくなり、強風が建物内2に吹き込むことが防止される。強風が止んだ後又は換気を希望する時に、電動モータ7の作動で出力回転軸61が回転されて、外歯65、内歯66及び側板47の軸部55を介して羽根部材45がA方向に回転されると、通路4は徐々に開放され始め、図1に示すように当接部51が弾性ストッパ部材38に当接されると通路4は開放状態となる。本換気装置1では、羽根部材45による通路4に対する途中開放(半開放又は半閉塞)を含む電動モータ7の作動及び作動停止は、羽根部材45の回転角を検出する検出器に基づいて自動又は手動によって行われるようになっている。
【0043】
換気装置1では、図1に示す通路4の開放状態で建物外3で突発的な強風が吹いて通路4を介して建物内2に強風が吹き込もうとすると、通路4を通る高速空気流に基づく羽根部材58に生じる揚力により当該羽根部材58がA方向に回転され図4に示す回転状態を経て図5に示す回転状態にされて、通路4は羽根部材58により閉塞されるようになる。突発的な強風が止むと、通路4を通る高速空気流に基づく羽根部材58に生じる揚力が弱まり、羽根部68と羽根部69との重量差に基づく重心Gの回転軸心O1に対する偏心により羽根部材58がB方向に回転され図4に示す回転状態を経て図1に示す回転状態にされて、通路4は開放されるようになる。
【0044】
開口部16から開口部15に向かう通路4の空気流がそれ程高速でない場合も、その空気流速に対応して羽根部材58に生じる揚力により当該羽根部材58が通路4を閉塞しない程度にA方向に回転される結果、通路4は、通路開度調節手段9により開口部16から開口部15に向かう通路4の空気流速に応じてその開度を調節されるようになっている。
【0045】
斯かる換気装置1によれば、羽根手段6が通路4の開閉を行わせるようになっていることに加えて、通路開度調節手段9が空気流によって通路4の開度を調節するようになっているので、屋外で強風が生じた場合にもこの強風に基づく空気流によって通路4の閉塞を通路開度調節手段9によって直ちに行い得、建物内2で作業をする人又は建物内2の居住者の不快感を可能な限り少なくできると共に強風に基づく埃及び砂塵等の建物内での舞い上がりを最小限にし得る。
【0046】
しかも、換気装置1では、通路開度調節手段9の回転軸心O1が羽根手段6の回転軸心O1と同心になるように当該通路開度調節手段9が通路4に回転自在に配されて、羽根手段6に回転自在に支持されているので、通路開度調節手段9の設置スペースを羽根手段6の回転領域内に収めることができ、通路開度調節手段9に対する設置スペースを特に設けなくてもよく、コンパクトな換気装置とし得る。
【0047】
そして、換気装置1では、出力回転軸61の回転を羽根部材45の回転軸心O1に対して径方向に変位した位置67で羽根手段6に伝達するように伝達手段8がなっているために、羽根部材45の回転軸心O1と出力回転軸61の回転軸心O2との直線状の配置を回避できて、電動モータ7の設置位置の自由度を増大できて、設置空間の有効利用を図ることができ、しかも、出力回転軸61を内歯66で囲まれる空間内に配置できて、軸方向の占有スペースを小さくすることができ、その上、出力回転軸61の回転を減速して羽根手段6に伝達するために、当接部51及び52のシール部材34及び36への夫々の当接を大きな力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもって確実にしっかりと閉塞することができる上に、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ7を用いることができ、斯かる観点からも占有スペースを小さくすることができる。
【0048】
換気装置1では、閉塞部54の内周面に突条50を設けて、突条50に羽根部69の先端を当接させるようにしたが、これに代えて、突条50を設けることなしに、羽根部材58のA方向の回転において閉塞部54の内側の円弧面59に微少隙間をもって羽根部69の先端が位置するようにしてもよく、このようにすることにより、羽根手段6による通路4の半開放(途中開放)状態においても、突発的な強風時に通路4を閉塞状態にするまで羽根部材58を回転させることができる。
【0049】
以上の換気装置1においては、伝達手段8は、外歯65と内歯66とを具備しているが、これに代えて、図7及び図8に示すように、電動モータ7の出力回転軸61に設けられた平歯車70の外歯71と、外歯71に噛合うと共に、側板47の軸部55の外周面に設けられた外歯72とを具備した伝達手段8でもよい。図7及び図8に示す換気装置1においては、側板46の軸部55は、扇形部56が一体形成された円盤状の大径部75と、大径部75に一体形成された小径部76とを具備しており、側板46は、小径部76において転がり軸受48を介して側壁部21に回転軸心O1を中心として回転自在に支持されており、側板47の軸部55は、同じく扇形部56が一体形成された円盤状の大径部77と、大径部77に一体形成された小径部78とを具備しており、大径部77の外周面に外歯72が形成されており、側板47は、小径部78において転がり軸受49を介して側壁部22に回転軸心O1を中心として回転自在に支持されており、伝達手段8は、出力回転軸61の回転を羽根部材45の回転軸心O1に対して径方向に変位した位置79、即ち外歯71と外歯72との噛合う位置79で羽根手段6に伝達するようになっており、羽根部材58は、転がり軸受28及び29を介して大径部75及び77に回転軸心O1を中心として回転自在に支持されている。
【0050】
図7及び図8に示す換気装置1においても、出力回転軸61の回転を羽根部材45の回転軸心O1に対して径方向に変位した位置79で羽根手段6に伝達するように伝達手段8がなっているために、羽根部材45の回転軸心O1と出力回転軸61の回転軸心O2との直線状の配置を回避できて、電動モータ7の設置位置の自由度を増大できて、空間の有効利用を図ることができ、しかも、出力回転軸61を外歯72の外周面の周りに配置できて、軸方向の占有スペースを小さくすることができ、その上、外歯72の径よりも小さい径を有した外歯71を用いて、出力回転軸61の回転を減速して羽根手段6に伝達するために、当接部51及び52のシール部材34及び36への夫々の当接を大きな力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもって確実にしっかりと閉塞することができる上に、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ7を用いることができ、斯かる観点からも占有スペースを更に小さくすることができる。
【0051】
上記の換気装置1では、一対の歯でもって伝達手段8を構成したが、図9に示すように遊星歯車機構81でもって伝達手段8を構成してもよい。図9に示すように遊星歯車機構81は、電動モータ7の出力回転軸61に設けられた太陽歯車82と、側板47の軸部55に設けられた内歯歯車83と、太陽歯車82と内歯歯車83との間に配された遊星歯車84とを具備しており、伝達手段8は、出力回転軸61の回転を羽根部材45の回転軸心O1に対して径方向に変位した位置85、即ち内歯歯車83の軸部55への取付け位置85で羽根手段6に伝達するようになっている。本例では、遊星歯車84は、それ自体が回転自在に側壁部22に支持されており、側板47は、内歯歯車83及び遊星歯車84を介して側壁部22に回転軸心O1を中心として回転自在に支持されている。
【0052】
図9に示す換気装置1では、伝達手段8が遊星歯車機構81を具備しているために、出力回転軸61の回転を減速して羽根手段6に伝達できる結果、当接部51及び52のシール部材34及び36への夫々の当接を大きな力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもってしっかりと閉塞することができる上に、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ7を用いることができ、占有スペースを小さくすることができる。
【0053】
尚、電動モータ7で発生された回転力を遊星歯車機構81を介して羽根手段6に伝達するように伝達手段8が構成される場合には、遊星歯車機構81の内歯歯車83を出力回転軸61に設け、その太陽歯車82を側板47の軸部55に設けてもよい。
【0054】
図7及び図8に示す換気装置1及び図9に示す換気装置1でも、図1から図3に示す通路開度調節手段9を同様にして具備しているので、図1から図3に示す換気装置1と同様の通路開度調節手段9による効果を奏することができる。
【0055】
【発明の効果】
本発明によれば、屋外で強風が生じた場合にもこの強風に基づいて通路の閉塞を直ちに行い得、建物内で作業をする人又は建物内の居住者の不快感を可能な限り少なくできると共に強風に基づく埃及び砂塵等の建物内での舞い上がりを最小限にし得る換気装置を提供することができる。
【0056】
また本発明によれば、空間の有効な利用を図り得る上に、占有スペースを小さくすることができ、しかも、しっかりと開口部を閉塞することができる優れた換気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい一例であって、図2に示すI−I線矢視断面図である。
【図2】図1に示す例の正面説明図である。
【図3】図1に示す例の一部説明図である。
【図4】図1に示す例の動作説明図である。
【図5】図1に示す例の動作説明図である。
【図6】図1に示す例の動作説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の好ましい他の例の正面説明図である。
【図8】図7に示す例の一部説明図である。
【図9】本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の正面説明図である。
【符号の説明】
1 換気装置
2 建物内
3 建物外
4 通路
6 羽根手段
7 電動モータ
8 伝達手段
9 通路開度調節手段

Claims (14)

  1. 建物内外を連通する通路に回転自在に配された羽根手段と、この羽根手段を回転させて当該羽根手段により通路の開閉を行わせる回転力を発生する回転力発生手段と、この回転力発生手段で発生された回転力を羽根手段に伝達する伝達手段と、通路に回転自在に配されていると共に通路の空気流によって通路の開度を調節する通路開度調節手段とを具備しており、当該通路開度調節手段は、その回転軸心が羽根手段の回転軸心と同心になるように、通路に回転自在に配されている換気装置。
  2. 通路開度調節手段は、羽根手段に回転自在に支持されている請求項1に記載の換気装置。
  3. 建物内外を連通する通路に回転自在に配された羽根手段と、この羽根手段を回転させて当該羽根手段により通路の開閉を行わせる回転力を発生する回転力発生手段と、この回転力発生手段で発生された回転力を羽根手段に伝達する伝達手段と、通路に回転自在に配されていると共に通路の空気流によって通路の開度を調節する通路開度調節手段とを具備しており、当該通路開度調節手段は、羽根手段に回転自在に支持されている換気装置。
  4. 通路開度調節手段は、通路の空気流速が高速の際には、当該通路の空気流によって通路を閉塞する方向に回転され、通路の空気流速が低速の際には、通路を開放する方向に回転されるようになっている請求項1から3のいずれか一項に記載の換気装置。
  5. 通路開度調節手段は、自重によって通路を開放する方向の回転力が生じると共に、通路の空気流によって通路を閉塞する方向の回転力が生じるようになっている請求項1から4のいずれか一項に記載の換気装置。
  6. 通路開度調節手段は、その重心がその回転軸心に対して偏心して、構成されている請求項1から5のいずれか一項に記載の換気装置。
  7. 通路開度調節手段は、重心の回転軸心からの偏心量を調節できるようになっている請求項6に記載の換気装置。
  8. 羽根手段は、通路を規定する一方の固定縁部に当接する一方の当接部と、一方の固定縁部と共に通路を規定する他方の固定縁部に当接する他方の当接部と、両当接部を橋絡していると共に、各固定縁部に対応の当接部が当接する際に通路を横断して当該通路を閉塞する閉塞部とを有した羽根部材を具備しており、回転力発生手段は、発生した回転力を出力する出力回転軸を具備しており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸の回転を羽根部材の回転軸心に対して径方向に変位した位置で羽根手段に伝達するようになっている請求項1から7のいずれか一項に記載の換気装置。
  9. 内部に通路を形成した枠手段を具備しており、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備していると共に、この側板において枠手段に回転自在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた外歯と、この外歯に噛合うと共に、羽根手段の側板に設けられた内歯とを具備している請求項8に記載の換気装置。
  10. 内部に通路を形成した枠手段を具備しており、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備していると共に、この側板において枠手段に回転自在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた外歯と、この外歯に噛合うと共に、羽根手段の側板に設けられた外歯とを具備している請求項8に記載の換気装置。
  11. 内部に通路を形成した枠手段を具備しており、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備していると共に、この側板において枠手段に回転自在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段で発生された回転力を遊星歯車機構を介して羽根手段に伝達するようになっている請求項8に記載の換気装置。
  12. 遊星歯車機構は、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた太陽歯車と、羽根手段の側板に設けられた内歯とを具備している請求項11に記載の換気装置。
  13. 遊星歯車機構は、回転力発生手段の出力回転軸に設けられた内歯と、羽根手段の側板に設けられた太陽歯車とを具備している請求項11に記載の換気装置。
  14. 通路は、建物外壁に設けられた窓枠に形成された開口部に連通するようになっている請求項1から13のいずれか一項に記載の換気装置。
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