JP2003148776A - ロータリ式換気装置 - Google Patents

ロータリ式換気装置

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JP2003148776A
JP2003148776A JP2001340972A JP2001340972A JP2003148776A JP 2003148776 A JP2003148776 A JP 2003148776A JP 2001340972 A JP2001340972 A JP 2001340972A JP 2001340972 A JP2001340972 A JP 2001340972A JP 2003148776 A JP2003148776 A JP 2003148776A
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rotational force
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rotary
side plates
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JP2001340972A
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Kenji Fukuiri
賢治 福入
Kenichi Iriuchijima
建一 入内島
Koichiro Honda
孝一郎 本田
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Fujisash Co Ltd
Oiles Industry Co Ltd
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
Oiles Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空間の有効な利用を図り得る上に、占有スペ
ースを小さくすることができ、しかも、しっかりと開口
部を閉鎖することができる優れたロータリ式換気装置を
提供すること。 【解決手段】 ロータリ式換気装置1は、建物内外2及
び3を連通する通路4を内部に形成した枠手段5と、通
路4に回転自在に配された羽根手段6と、羽根手段6を
回転させて当該羽根手段6により通路4の開閉を行わせ
る回転力を発生する回転力発生手段としての電動モータ
7と、電動モータ7で発生された回転力を羽根手段6に
伝達する伝達手段8とを具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビル等の建物にお
いて、窓枠等に形成される開口部に取付けられるロータ
リ式換気装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】この種の換気装置とし
ては、実開昭63−173488号公報等に記載された
ものが知られているが、いずれもヒンジ機構を介して窓
枠等に回動自在に閉鎖板を取付け、換気の際には、閉鎖
板のヒンジ機構を介する回動により開口部を開放するよ
うにしている。
【0003】ところで、上記のような従来の換気装置で
は、開口部の開放の際に、閉鎖板が建物の内部側、すな
わち室内側に回動され、内部側に大きく張り出し、結果
として、閉鎖板の張り出し用のスペースを多く必要と
し、加えて、閉鎖板がその一縁側でのみヒンジ機構に支
えられた、いわゆる片持ち支持であるため、強風時等に
おいて、外気側の閉鎖板の面に強力な風圧(正又は負
圧)が加わると、閉鎖板がその自由端側でばたついて、
不快なばたつき音等が発生したり、ここから強風が内部
に導入される虞を有する上に、外部が負圧時において、
換気のために閉鎖板を回動する場合、その回動抵抗が極
めて大きく、初期回動が容易に行い得ない場合がある。
【0004】そこで、通路を横断した羽根部材を両端で
回転自在に支持して、この羽根部材の回転軸心と同軸に
配された出力回転軸を具備した電動モータでもって回転
させるようにしたロータリ式換気装置が提案されている
が、斯かるロータリ式換気装置では、上記の問題を好ま
しく解決し得るが、羽根部材の回転軸心と電動モータの
出力回転軸心とが直線状に配置されていると共に、電動
モータの出力回転軸の回転がそのまま羽根部材の回転軸
に伝達されるようになっているために、電動モータの設
置位置の自由度が少なく、空間の有効な利用を図り難
く、しかも、大きな占有スペースを必要とする上に、し
っかりと開口部を閉鎖するための大きな閉鎖力を得るに
は、大きな回転トルクを発生する電動モータを用いる必
要がある。
【0005】本発明は、前記諸点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、空間の有効な利用
を図り得る上に、占有スペースを小さくすることがで
き、しかも、しっかりと開口部を閉鎖することができる
優れたロータリ式換気装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の態様のロ
ータリ式換気装置は、建物内外を連通する通路に回転自
在に配された羽根手段と、この羽根手段を回転させて当
該羽根手段により通路の開閉を行わせる回転力を発生す
る回転力発生手段と、この回転力発生手段で発生された
回転力を羽根手段に伝達する伝達手段とを具備してお
り、ここで、羽根手段は、通路を規定する一方の固定縁
部に当接する一方の当接部と、一方の固定縁部と共に通
路を規定する他方の固定縁部に当接する他方の当接部
と、両当接部を橋絡していると共に、各固定縁部に対応
の当接部が当接する際に通路を横断して当該通路を閉鎖
する閉鎖部とを有した羽根部材を具備しており、回転力
発生手段は、発生した回転力を出力する出力回転軸を具
備しており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸
の回転を羽根部材の回転軸心に対して径方向に変位した
位置で羽根手段に伝達するようになっている。
【0007】第一の態様のロータリ式換気装置によれ
ば、回転力発生手段の出力回転軸の回転を羽根部材の回
転軸心に対して径方向に変位した位置で羽根手段に伝達
するように伝達手段がなっているために、当該位置を任
意に設定することにより、空間の有効な利用を図り得、
羽根部材の回転軸心と電動モータの出力回転軸の回転軸
心との直線状の配置を回避できて、しかも、羽根部材の
加速、減速を容易に行うことができ、特に、減速を行う
ように当該位置を設定することにより、当接部の各固定
縁部への当接を大きな力で行うことができて、開口部を
水密、気密性をもってしっかりと閉鎖することができ
る。
【0008】本発明の第二の態様のロータリ式換気装置
は、第一の態様のロータリ式換気装置において、内部に
通路を形成した枠手段を具備しており、ここで、羽根手
段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備している
と共に、この側板において枠手段に回転自在に支持され
ており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸に設
けられた外歯と、この外歯に噛合うと共に、羽根手段の
側板に設けられた内歯とを具備している。
【0009】第二の態様のロータリ式換気装置によれ
ば、伝達手段が互いに噛合う外歯と内歯とを具備してい
るために、回転力発生手段の出力回転軸を内歯で囲まれ
る空間内に配置できて、軸方向の占有スペースを確実に
小さくすることができ、しかも、回転力発生手段の出力
回転軸の回転を減速して羽根手段に伝達するために、当
接部の各固定縁部への当接を大きな力で行うことができ
て、開口部を水密、気密性をもって確実にしっかりと閉
鎖することができる上に、回転力発生手段を電動モータ
等で具体化する場合には、出力トルク及びサイズの小さ
い電動モータ等を用いることができ、斯かる観点からも
占有スペースを小さくすることができる。
【0010】本発明の第三の態様のロータリ式換気装置
は、第一の態様のロータリ式換気装置において、内部に
通路を形成した枠手段を具備しており、ここで、羽根手
段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備している
と共に、この側板において枠手段に回転自在に支持され
ており、伝達手段は、回転力発生手段の出力回転軸に設
けられた外歯と、この外歯に噛合うと共に、羽根手段の
側板に設けられた外歯とを具備している。
【0011】第三の態様のロータリ式換気装置によれ
ば、伝達手段が互いに噛合う二つの外歯を具備している
ために、回転力発生手段の出力回転軸を外歯の外周面の
周りに配置できて、第二の態様のロータリ式換気装置と
同様に、軸方向の占有スペースを確実に小さくすること
ができ、しかも、回転力発生手段の出力回転軸の回転を
減速して羽根手段に伝達でき得るために、当接部の各固
定縁部への当接を大きな力で行うことができて、開口部
を水密、気密性をもってしっかりと閉鎖することができ
る上に、回転力発生手段を電動モータ等で具体化する場
合には、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ等を
用いることができ、斯かる観点からも占有スペースを小
さくすることができる。
【0012】本発明の第四の態様のロータリ式換気装置
は、第一の態様のロータリ式換気装置において、内部に
通路を形成した枠手段を具備しており、ここで、羽根手
段は、羽根部材の両端に固着された側板を具備している
と共に、この側板において枠手段に回転自在に支持され
ており、伝達手段は、回転力発生手段で発生された回転
力を遊星歯車機構を介して羽根手段に伝達するようにな
っている。
【0013】第四の態様のロータリ式換気装置によれ
ば、伝達手段が遊星歯車機構を具備しているために、回
転力発生手段の出力回転軸の回転を減速して羽根手段に
伝達できる結果、当接部の各固定縁部への当接を大きな
力で行うことができて、開口部を水密、気密性をもって
しっかりと閉鎖することができる上に、回転力発生手段
を電動モータ等で具体化する場合には、出力トルク及び
サイズの小さい電動モータ等を用いることができ、占有
スペースを小さくすることができる。
【0014】第四の態様のロータリ式換気装置におい
て、遊星歯車機構は、本発明の第五の態様のロータリ式
換気装置のように、回転力発生手段の出力回転軸に設け
られた太陽歯車と、羽根手段の側板に設けられた内歯と
を具備していても、本発明の第六の態様のロータリ式換
気装置のように、回転力発生手段の出力回転軸に設けら
れた内歯と、羽根手段の側板に設けられた太陽歯車とを
具備していてもよい。
【0015】本発明のロータリ式換気装置は、建物内外
を連通する通路を介して換気するものに適用されるので
あるが、斯かる通路は、好ましくは、本発明の第七の態
様のロータリ式換気装置のように、建物外壁に設けられ
た窓枠に形成された開口部に連通するようになってい
る。
【0016】次に本発明及びその実施の形態を、図に示
す好ましい例に基づいて更に詳細に説明する。なお、本
発明はこれら例に何等限定されないのである。
【0017】
【発明の実施の形態】図1から図3において、本例のロ
ータリ式換気装置1は、建物内外2及び3を連通する通
路4を内部に形成した枠手段5と、通路4に回転自在に
配された羽根手段6と、羽根手段6を回転させて当該羽
根手段6により通路4の開閉を行わせる回転力を発生す
る回転力発生手段としての電動モータ7と、電動モータ
7で発生された回転力を羽根手段6に伝達する伝達手段
8とを具備している。
【0018】通路4は、建物外壁に設けられた窓枠11
に形成された開口部12に連通するようになっており、
窓枠11には上下にガラス板(窓ガラス)13及び14
が嵌め込まれている。
【0019】枠手段5は、上下の開口部15及び16を
有する横長の枠本体17と、枠本体17の下面に取付け
られている案内枠18と、開口部15を覆って配された
防塵枠19とを具備している。
【0020】枠本体17は、左右側壁部21及び22
と、開口部16が形成された下壁部23と、前後壁部2
4及び25と、中間壁部26と、開口部15が形成され
ていると共に、前後壁部24及び25に取付けられた上
壁部27とを具備している。
【0021】左右側壁部21及び22の内面には、夫々
下壁部23に固着されていると共に、上面に円弧面31
を有すると共に、弾性を有したシール部材32及び33
が配されており、前壁部24と下壁部23との間の隅部
30には、左側壁部21から右側壁部22まで伸びてい
ると共に、通路4を規定する一方の固定縁部としての弾
性を有したシール部材34が嵌着されており、後壁部2
5において左側壁部21から右側壁部22まで伸びた突
起35には、同じく左側壁部21から右側壁部22まで
伸びていると共に、通路4を規定する他方の固定縁部と
しての弾性を有したシール部材36が嵌着されており、
前壁部24に取付けられた中間壁部26には、弾性スト
ッパ部材37が嵌着されている。
【0022】案内枠18は、開口部12に臨んだ開口部
38を有しており、上下向きの開口部16と前後向きの
開口部12とを連通させている。防塵枠19には、防塵
金網39が取付けられており、斯かる防塵金網を案内枠
18において開口部12に臨む開口部38にも防鳥用を
兼ねて設けてもよい。
【0023】羽根手段6は、横長の羽根部材45と、羽
根部材45の横方向の両端に固着された側板46及び4
7とを具備している。
【0024】羽根部材45は、通路4を規定するシール
部材34に当接する当接部51と、シール部材34と共
に通路4を規定するシール部材36に当接する当接部5
2と、両当接部51及び52を橋絡していると共に、シ
ール部材34及び36の夫々に対応の当接部51及び5
2が当接する際に通路4を横断して当該通路4を閉鎖す
ると共に、円弧面53を有した中空の閉鎖部54とを具
備している。
【0025】側板46及び47の夫々は、円盤状の軸部
55と、軸部55に一体形成されていると共に、羽根部
材45が固着された扇形部56とを具備しており、扇形
部56の外周縁は、羽根部材45の円弧面53と面一に
なっており、側板46及び47の夫々は、その軸部55
において枠手段5の左右側壁部21及び22に転がり軸
受48及び49を介して回転軸心O1を中心としてA及
びB方向に回転自在に支持されており、而して、羽根部
材45は、側板46及び47並びに転がり軸受48及び
49を介して左右側壁部21及び22に回転軸心O1を
中心としてA及びB方向に回転自在に支持されている。
【0026】曲率中心が回転軸心O1上にある円弧面5
3の曲率半径は、曲率中心が同じく回転軸心O1上にあ
る円弧面31の曲率半径と同一又はそれよりも若干大き
く、したがって、羽根部材45がB方向に回転されて、
当接部51がシール部材34に当接すると共に、当接部
52がシール部材36に当接すると、閉鎖部54の円弧
面53は、その横方向の両端でシール部材32及び33
にぴったりと当接するようになっている。
【0027】右側壁部22に取付けられた電動モータ7
は、発生した回転力を出力する出力回転軸61を具備し
ており、出力回転軸61は、転がり軸受62を介して右
側壁部22に、回転軸心O1に対して偏心した回転軸心
O2をもって回転自在に支持されている。
【0028】伝達手段8は、電動モータ7の出力回転軸
61に設けられた平歯車64の外歯65と、外歯65に
噛合うと共に、側板47の軸部55に設けられた内歯6
6とを具備しており、電動モータ7の出力回転軸61の
回転を羽根部材45の回転軸心O1に対して径方向に変
位した位置67、即ち外歯65と内歯66との噛合う位
置67で羽根手段6に伝達するようになっている。伝達
手段8は、出力回転軸61の回転を外歯65から内歯6
6を介して軸部55に伝達するようになっている結果、
出力回転軸61の回転を減速して軸部55に伝達する。
【0029】以上のロータリ式換気装置1では、図1に
示すように当接部51が弾性ストッパ部材37に当接さ
れて通路4が開放状態となっていると、建物内外2及び
3に対して通路4を介して給排気が行われて、新鮮な建
物外3の空気が建物内2に供給され、汚染された建物内
2の空気が建物外3に排出される。建物外3の強風時等
において、電動モータ7の作動で出力回転軸61が回転
されて、外歯65、内歯66及び側板47の軸部55を
介して羽根部材45がB方向に回転されると、通路4は
徐々に閉鎖され始め、図4に示すように当接部51がシ
ール部材34に、当接部52がシール部材36に夫々当
接すると、通路4が閉鎖状態となって建物内外2及び3
に対する通路4を介する給排気が行われなくなり、強風
が建物内2に吹き込むことが防止される。強風が止んだ
後に、電動モータ7の作動で出力回転軸61が回転され
て、外歯65、内歯66及び側板47の軸部55を介し
て羽根部材45がA方向に回転されると、通路4は徐々
に開放され始め、図1に示すように当接部51が弾性ス
トッパ部材37に当接されると通路4は開放状態とな
る。本ロータリ式換気装置1では、羽根部材45による
通路4に対する途中開放(半開放又は半閉鎖)を含む電
動モータ7の作動及び作動停止は、羽根部材45の回転
角を検出する検出器に基づいて自動又は手動によって行
われるようになっている。
【0030】そして、ロータリ式換気装置1では、出力
回転軸61の回転を羽根部材45の回転軸心O1に対し
て径方向に変位した位置67で羽根手段6に伝達するよ
うに伝達手段8がなっているために、羽根部材45の回
転軸心O1と出力回転軸61の回転軸心O2との直線状
の配置を回避できて、電動モータ7の設置位置の自由度
を増大できて、設置空間の有効利用を図ることができ、
しかも、出力回転軸61を内歯66で囲まれる空間内に
配置できて、軸方向の占有スペースを小さくすることが
でき、その上、出力回転軸61の回転を減速して羽根手
段6に伝達するために、当接部51及び52のシール部
材34及び36への夫々の当接を大きな力で行うことが
できて、開口部を水密、気密性をもって確実にしっかり
と閉鎖することができる上に、出力トルク及びサイズの
小さい電動モータ7を用いることができ、斯かる観点か
らも占有スペースを小さくすることができる。
【0031】以上のロータリ式換気装置1においては、
伝達手段8は、外歯65と内歯66とを具備している
が、これに代えて、図5及び図6に示すように、電動モ
ータ7の出力回転軸61に設けられた平歯車70の外歯
71と、外歯71に噛合うと共に、側板47の軸部55
の外周面に設けられた外歯72とを具備した伝達手段8
でもよい。図5及び図6に示すロータリ式換気装置1に
おいては、側板46の軸部55は、扇形部56が一体形
成された円盤状の大径部75と、大径部75に一体形成
された小径部76とを具備しており、側板46は、小径
部76において転がり軸受48を介して左側壁部21に
回転軸心O1を中心として回転自在に支持されており、
側板47の軸部55は、同じく扇形部56が一体形成さ
れた円盤状の大径部77と、大径部77に一体形成され
た小径部78とを具備しており、大径部77の外周面に
外歯72が形成されており、側板47は、小径部78に
おいて転がり軸受49を介して右側壁部22に回転軸心
O1を中心として回転自在に支持されており、伝達手段
8は、出力回転軸61の回転を羽根部材45の回転軸心
O1に対して径方向に変位した位置79、即ち外歯71
と外歯72との噛合う位置79で羽根手段6に伝達する
ようになっている。
【0032】図5及び図6に示すロータリ式換気装置1
においても、出力回転軸61の回転を羽根部材45の回
転軸心O1に対して径方向に変位した位置79で羽根手
段6に伝達するように伝達手段8がなっているために、
羽根部材45の回転軸心O1と出力回転軸61の回転軸
心O2との直線状の配置を回避できて、電動モータ7の
設置位置の自由度を増大できて、空間の有効利用を図る
ことができ、しかも、出力回転軸61を外歯72の外周
面の周りに配置できて、軸方向の占有スペースを小さく
することができ、その上、外歯72の径よりも小さい径
を有した外歯71を用いて、出力回転軸61の回転を減
速して羽根手段6に伝達するために、当接部51及び5
2のシール部材34及び36への夫々の当接を大きな力
で行うことができて、開口部を水密、気密性をもって確
実にしっかりと閉鎖することができる上に、出力トルク
及びサイズの小さい電動モータ7を用いることができ、
斯かる観点からも占有スペースを更に小さくすることが
できる。
【0033】上記のロータリ式換気装置1では、一対の
歯でもって伝達手段8を構成したが、図7に示すように
遊星歯車機構81でもって伝達手段8を構成してもよ
い。図7に示すように遊星歯車機構81は、電動モータ
7の出力回転軸61に設けられた太陽歯車82と、側板
47の軸部55に設けられた内歯歯車83と、太陽歯車
82と内歯歯車83との間に配された遊星歯車84とを
具備しており、伝達手段8は、出力回転軸61の回転を
羽根部材45の回転軸心O1に対して径方向に変位した
位置85、即ち内歯歯車83の軸部55への取付け位置
85で羽根手段6に伝達するようになっている。本例で
は、遊星歯車84は、それ自体が回転自在に右側壁部2
2に支持されており、側板47は、内歯歯車83及び遊
星歯車84を介して右側壁部22に回転軸心O1を中心
として回転自在に支持されている。
【0034】図7に示すロータリ式換気装置1では、伝
達手段8が遊星歯車機構81を具備しているために、出
力回転軸61の回転を減速して羽根手段6に伝達できる
結果、当接部51及び52のシール部材34及び36へ
の夫々の当接を大きな力で行うことができて、開口部を
水密、気密性をもってしっかりと閉鎖することができる
上に、出力トルク及びサイズの小さい電動モータ7を用
いることができ、占有スペースを小さくすることができ
る。
【0035】尚、電動モータ7で発生された回転力を遊
星歯車機構81を介して羽根手段6に伝達するように伝
達手段8が構成される場合には、遊星歯車機構81の内
歯歯車83を出力回転軸61に設け、その太陽歯車82
を側板47の軸部55に設けてもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、空間の有効な利用を図
り得る上に、占有スペースを小さくすることができ、し
かも、しっかりと開口部を閉鎖することができる優れた
ロータリ式換気装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の好ましい一例であって、
図2に示すI−I線矢視断面図である。
【図2】図1に示すII−II線矢視断面図である。
【図3】図1に示す例の一部説明図である。
【図4】図1に示す例の動作説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の好ましい他の例の断面図
である。
【図6】図5に示す例の一部説明図である。
【図7】本発明の実施の形態の好ましい更に他の例の断
面図である。
【符号の説明】 1 ロータリ式換気装置 2 建物内 3 建物外 4 通路 6 羽根手段 7 電動モータ 8 伝達手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 入内島 建一 滋賀県栗太郡栗東町出庭1118番地 オイレ ス工業株式会社滋賀事業場内 (72)発明者 本田 孝一郎 滋賀県栗太郡栗東町出庭1118番地 オイレ ス工業株式会社滋賀事業場内 Fターム(参考) 2E036 JA07 JC01 KA07 LA07 LB02 LB05 MA05 MA06 3L056 BA04 BB02 BC03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物内外を連通する通路に回転自在に配
    された羽根手段と、この羽根手段を回転させて当該羽根
    手段により通路の開閉を行わせる回転力を発生する回転
    力発生手段と、この回転力発生手段で発生された回転力
    を羽根手段に伝達する伝達手段とを具備しており、羽根
    手段は、通路を規定する一方の固定縁部に当接する一方
    の当接部と、一方の固定縁部と共に通路を規定する他方
    の固定縁部に当接する他方の当接部と、両当接部を橋絡
    していると共に、各固定縁部に対応の当接部が当接する
    際に通路を横断して当該通路を閉鎖する閉鎖部とを有し
    た羽根部材を具備しており、回転力発生手段は、発生し
    た回転力を出力する出力回転軸を具備しており、伝達手
    段は、回転力発生手段の出力回転軸の回転を羽根部材の
    回転軸心に対して径方向に変位した位置で羽根手段に伝
    達するようになっているロータリ式換気装置。
  2. 【請求項2】 内部に通路を形成した枠手段を具備して
    おり、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を
    具備していると共に、この側板において枠手段に回転自
    在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段の出
    力回転軸に設けられた外歯と、この外歯に噛合うと共
    に、羽根手段の側板に設けられた内歯とを具備している
    請求項1に記載のロータリ式換気装置。
  3. 【請求項3】 内部に通路を形成した枠手段を具備して
    おり、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を
    具備していると共に、この側板において枠手段に回転自
    在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段の出
    力回転軸に設けられた外歯と、この外歯に噛合うと共
    に、羽根手段の側板に設けられた外歯とを具備している
    請求項1に記載のロータリ式換気装置。
  4. 【請求項4】 内部に通路を形成した枠手段を具備して
    おり、羽根手段は、羽根部材の両端に固着された側板を
    具備していると共に、この側板において枠手段に回転自
    在に支持されており、伝達手段は、回転力発生手段で発
    生された回転力を遊星歯車機構を介して羽根手段に伝達
    するようになっている請求項1に記載のロータリ式換気
    装置。
  5. 【請求項5】 遊星歯車機構は、回転力発生手段の出力
    回転軸に設けられた太陽歯車と、羽根手段の側板に設け
    られた内歯とを具備している請求項4に記載のロータリ
    式換気装置。
  6. 【請求項6】 遊星歯車機構は、回転力発生手段の出力
    回転軸に設けられた内歯と、羽根手段の側板に設けられ
    た太陽歯車とを具備している請求項4に記載のロータリ
    式換気装置。
  7. 【請求項7】 通路は、建物外壁に設けられた窓枠に形
    成された開口部に連通するようになっている請求項1か
    ら6のいずれか一項に記載のロータリ式換気装置。
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