JP4686709B2 - マンノース発酵性ザイモバクター属形質転換微生物 - Google Patents

マンノース発酵性ザイモバクター属形質転換微生物 Download PDF

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Description

本発明は、マンノースを含有する原料からのエタノールの効率的な製造、例えば、セルロース系バイオマスを原料とする燃料用エタノールの効率的生産に利用できるマンノース発酵性ザイモバクター属形質転換微生物に関する。
通常、微生物を用いてセルロース系バイオマス原料から燃料用エタノールの生産を行う場合、まず、バイオマスを単糖まで分解した糖化液を発酵原料として用いる。セルロース系バイオマス中にはセルロースの他にヘミセルロース含量の高いものもあるため、糖化液中にはグルコースの他にヘミセルロースに由来のマンノースが含まれる。燃料用エタノール生産に用いられる主な微生物としてサッカロミセス(Saccharomayces)属の酵母やザイモモナス(Zymomonas)属またはザイモバクター(Zymobacter)属細菌が挙げられるが、これら微生物のうち、サッカロミセス(Saccharomyces)属酵母以外の微生物はマンノースからエタノールを生産することはできず、効率のよいエタノール生産は期待できない。しかしながら、ザイモモナス(Zymomonas)属細菌とザイモバクター(Zymobacter)属細菌のエタノール生産性は酵母よりも優れている
これまで、微生物を用いるセルロース系バイオマスからのエタノール生産の効率向上のために、セロビオース発酵酵母を用いる方法や、クロストリジウム(Clostridium)属の細菌を用いる方法(特許文献1および2参照)等が提案されている。
一方、遺伝子マーカーを付与の研究において、ザイモモナス属の細菌に微生物由来のホスホマンノースイソメラーゼとフルクトキナーゼの外来遺伝子を導入してマンノースでの生育を確認したことが報告されている(非特許文献1参照)。
特開平5−207885号公報 特開平6−54694号公報 Appl. Enviro. Microbiol., 1996 Nov; 62(11):4155-61
本発明の目的は、マンノースを利用できないザイモバクター属の微生物に対し、組換えDNA法によりマンノース代謝系酵素を導入することで、マンノースからエタノールを生産できる形質転換微生物を提供することである。
本発明者らは、バイオマスを原料としたエタノール生産の収率を向上させるためには、エタノール生産に用いられる発酵微生物にマンノース代謝に関与する酵素を導入し、マンノースを基質としてエタノールを生産することができる形質転換微生物を構築する必要があると考え、ザイモバクター属細菌のエタノール生産性が酵母よりも優れていることから、ザイモバクター属細菌を形質転換するために鋭意研究した。
まず、本発明者らは、マンノース分解能を有する微生物に注目し、種々スクリーニングを行ったところ、マンノースの代謝に関与するフルクトースキナーゼとホスホマンノースイソメラーゼの遺伝子を得ることができた。しかし、ザイモバクター属の細菌における宿主−ベクター系が確立されていなかったことから、ベクターの構築、形質転換法およびマンノースの代謝に関与する酵素の遺伝子のクローニングに努力を重ね、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)マンノース代謝系酵素生産菌株をDNA供与体とし、そのDNA断片をベクターに結合させることによって得られる組換えDNAであって、フルクトースキナーゼおよびホスホマンノースイソメラーゼのうちの少なくとも1つの酵素の遺伝子を含有することを特徴とする組換えDNA、
(2)DNA供与体が、ザイモモナス属、エシェリヒア(Escherichia)属、キサントモナス(Xanthomonas)属、クレブシエラ(Klebsiella)属、ロドバクター(Rhodobacter)属、フラボバクテリウム(Flavobacterium)属、アセトバクター(Acetobacter)属、グルコノバクター(Gluconobacter)属、リゾビウム(Rhizobium)属、アブロバクテリウム(Abrobacterium)属、サルモネラ(Salmonella)属およびシウドモナス(Pseudomonas)属に属する微生物から選ばれる上記(1)記載の組換えDNA、
(3)フルクトースキナーゼおよびホスホマンノースイソメラーゼの遺伝子を含有する上記(1)記載の組換えDNA、
(4)DNA供与体が、ザイモモナス・モビリス(Zymomonas mobilis)およびエシェリヒア・コリ(Escherichia coli)である上記(3)記載の組換えDNA、
(5)遺伝子が配列表の配列番号9に示す配列を有する上記(3)記載の組換えDNA、
(6)フルクトースキナーゼおよびホスホマンノースイソメラーゼのうちの少なくとも1つの酵素の外来遺伝子が導入されたザイモバクター属の微生物であって、マンノースを基質としてエタノールを生産することができる形質転換微生物、
(7)外来遺伝子がフルクトースキナーゼおよびホスホマンノースイソメラーゼの遺伝子である上記(6)記載の形質転換微生物、
(8)遺伝子が配列表の配列番号9に示す塩基配列を有する上記(7)記載の形質転換微生物、
(9)Zymobactrer palmae T109/pMFY31-manA-frk(識別表示 Zb0501;FERM AP−20437)である上記(7)記載の形質転換微生物、
(10)以下の(a)または(b)のDNAからなる遺伝子、
(a)配列表の配列番号9に示す塩基配列からなるDNA
(b)(a)の塩基配列からなるDNAと相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつフルクトースキナーゼおよびホスホマンノースイソメラーゼ活性を有するタンパク質をコードする微生物由来のDNA
(11)配列表の配列番号9に示す塩基配列である遺伝子を含有する組換えベクター、等を提供するものである。
本発明により、組換えDNA法を用いてザイモモナス属の微生物にマンノース発酵性を付与することを可能にする組換えDNAおよびその組換えDNA断片を含む形質転換微生物が提供できる。該形質転換微生物を用いることによって、セルロース系バイオマス由来等のマンノース含有糖液を原料とした効率的なエタノール製造が可能になる。
ザイモバクター属の細菌はマンノース発酵性をもたない。その原因としては、添付の図1に示すマンノースからホスホマンノース(マンノース−6−P)へリン酸化する酵素であるフルクトキナーゼ(FRK)、さらにリン酸化したホスホマンノースを、ホスホフルクトース(フルクトース−6)に導き、解糖系(エントナー・ドゥドロフ経路)を経てエタノール生合成へと効率よく導くためのキー酵素となるホスホマンノースイソメラーゼ(PMI)の欠損、あるいは微弱な活性に起因する。したがって、これら酵素遺伝子を導入して、発現させることにより、マンノースからのエタノール生産能を付与することが可能になる。
ザイモバクター属の細菌の多くは、フルキトキナーゼとホスホマンノースイソメラーゼとの両者を欠損している場合が多いので、本発明においては、両方の遺伝子を導入することが好ましいが、フルクトキナーゼを有する菌株の存在も推定されており、そのような菌株では、ホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子の導入のみでマンノース発酵性を示す形質転換体が得られる。
本発明に従って所望の形質転換体を得るには、まず、マンノース分解能を有する供与体微生物からフルクトースキナーゼおよびホスホマンノースイソメラーゼをコードするDNAを分離、精製した後、種々の方法で切断して得られるDNA断片を調製する。さらに同様にして得られるベクターDNA断片とを、例えばDNAリガーゼなどにより結合させ、フルクトースキナーゼ遺伝子およびホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子のうちの少なくとも1つの遺伝子を含有する組換えDNAを形成する。
本発明において用いる遺伝子供与体微生物としては、特に制限はなく、マンノース分解能を有するものであればよいが、特に、ザイモモナス属、エシェリヒア属、キサントモナス属、クレブシエラ属、ロドバクター属、フラボバクテリウム属、アゼトバクター属、グルコノバクター属、リゾビウム属、アブロバクテリウム属、サルモネラ属およびシウトモナス属に属する微生物が好適に用いられ、その中でもザイモモナス・モビリスおよびエシェリヒア・コリが好ましい。その他の微生物、あるいは上記以外の微生物であって、マンノース分解能を有するもの、さらにはプロモーター部位やリボソーム結合部位の異常などにより、マンノース分解能は有しないが、そのDNA上にフルクトースキナーゼまたホスホマンノースイソメラーゼの構造遺伝子をコードする微生物であれば遺伝子供与体として使用可能である。また、遺伝子組換えなどにより、フルクトキナーゼまたはホスホマンノースイソメラーゼの構造遺伝子を導入された形質転換微生物なども遺伝子供与体微生物として使用することができる。異なる微生物から得られた複数種のDNA断片を1つのベクターに結合させることも可能であり、形質転換後、導入された組換えDNAの全て、あるいは一部がザイモバクター属の宿主細胞のゲノム中に取り込まれても、形質転換に用いられたベクター上に存在してもよい。
上記の供与体微生物からのDNAの分離、精製には、斉藤・三浦らの方法(Biochem. Biophys. Acta, Vol. 72, 619〜629, 1963)やその変法、さらには市販のDNA抽出キットなどを用いることができる。以下に、斉藤・三浦らの方法に準じた方法を例示する。
まず、供与体微生物をグリシン0.5 %を含むイースト−スターチ培地(組成:イーストエキス0.2%、可溶性澱粉1.0%、pH7.3)などの適当な液体培地に接種し、4〜60℃、好ましくは30℃で8〜48 時間、好ましくは一夜攪拌培養する。培養終了後、固−液分離操作、例えば0〜50℃、好ましくは4℃で回転数3000〜15000rpm、好ましくは10000rpmの条件で遠心分離を行うことにより集菌する。これをVS緩衝液(0.15M NaCl、0.1M EDTA、pH8.0)に懸濁し、リゾチームを加えた後、4〜45℃、好ましくは37℃で0.5〜4時間、好ましくは1時間放置してプロトプラスト液を得る。該液に、TSS緩衝液(0.1Mトリス、0.1M NaCl、1%SDS、pH9.0)および5M NaClを加えてプロトプラストを溶解させる。ついで、TE溶液(10mMトリス、1mM EDTA、pH8.0)−飽和フェノールを加え、穏やかに、かつ十分に懸濁する。これを0〜50℃、好ましくは4℃で回転数3000〜15000rpm、好ましくは12000rpmで遠心分離し、得られた上層(水相)をクロロホルム液で懸濁する。さらに、これを0〜50℃、好ましくは4℃で回転数3000〜15000rpm、好ましくは12000rpmで遠心分離し、得られた上層(水相)を再度フェノールおよびクロロホルムを用いて懸濁処理する。ついで、冷エタノールを加え、生じた白濁の粗染色体DNAを回収し、該DNAをSSC緩衝液(0.15M NaCl、0.015Mクエン酸ナトリウム)に溶解し、SSC緩衝液に対して一晩透析する。この透析内液に、リボヌクレアーゼを終濃度1〜50μg/ml、好ましくは10μg/ml加え、4〜45℃、好ましくは37℃で0.5〜16時間、好ましくは2時間放置する。さらに、プロテアーゼを終濃度0.1〜10μg/ml、好ましくは1μg/ml加え、4〜45℃、好ましくは37℃で15分間〜8時間、好ましくは30 分間放置する。これを、上記と同様にフェノールおよびクロロホルムを用いて処理し、SSC 緩衝液に対して透析し、精製した供与体微生物の染色体DNA液とする。
こうして得られた供与体微生物のDNAを制限酵素などにより分解し、蔗糖密度勾配法により1kbp未満のDNA断片を除いたものを、供与体DNA断片として用いることが可能である。このとき用いる制限酵素は特に限定はなく、DNAを切断するAccII(別名FnuDII)などの各種酵素類を使用することができる。また、上記した酵素法以外にも超音波処理や物理的剪断力などを用いてDNAを切断することも可能である。この際、例えばクレノーフラグメントやDNAポリメラーゼ、マングビーンのヌクレアーゼなどの酵素で供与体DNA断片の末端を処理しておくと、後のベクターDNAとの結合効率が上がり好ましい。さらに、供与体微生物のDNAやその断片をテンプレートとしてPCR増幅したものについても、そのままあるいは上記の処理を行うことにより供与体DNA断片として使用することができる。
このようなDNA断片の例として、エシェリヒア・コリからのホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子の下流にザイモモナス・モビリスからのフルクトキナーゼ遺伝子が連結してなる配列表の配列番号9に示すDNAおよび、これと相補的な塩基配列からなるDNAとストリンジェントな条件下でハイブリダイズし、かつフルクトースキナーゼおよびホスホマンノースイソメラーゼ活性を有するタンパク質をコードするDNAが挙げられる。
ハイブリダイゼーションは、公知の方法、例えば、モレキュラー・クローニング(Molecular Cloning)3rd(J. Sambrook et al., Cold Spring Harbor Lab. Press, 2001)に記載の方法などに従って行なうことができ、ストリンジェントな条件としては、例えば、ナトリウム濃度が約19〜40mM、好ましくは約19〜20mMで、温度が約50〜70℃、好ましくは約60〜65℃の条件が挙げられる。
本発明で用いるベクターDNA断片としては、グラム陰性細菌間の広宿主域性プラスミド由来のpRK290、pMFY40およびpMFY31を制限酵素で切断処理したものなどを用いることができる。上記以外のベクターについても、公知のグラム陰性細菌の広宿主域性プラスミドを適宜選択し使用することが可能である。用いる制限酵素についても、粘着末端を生じるものに限らず、DNAを切断する各種の酵素類も使用できる上、上記の供与体微生物のDNAの切断と同様な方法によるベクターDNAの切断が可能である。得られたベクターDNA断片は、上記の供与体DNA断片との結合反応に先立ち、アルカリ性フォスファターゼ処理する。これにより、該断片と供与体DNA断片との結合効率が上昇する。さらに、PCR増幅により供与体DNA 断片を調製する場合には、予め増幅断片の両末端にEcoRIなどの制限酵素部位付与プライマーを用い、その制限酵素切断したDNA断片と同じ制限酵素で切断したベクター断片を用いると、結合効率を上げることができる。供与体DNA断片とベクターDNA断片との結合反応は、公知のDNAリガーゼを使用する方法等の常法であればよく、例えば供与体DNA断片とベクターDNA断片とをアニーリングした後、生体外で適当なDNAリガーゼの作用により組換えDNAを作成する。また、必要であれば、アニーリングした後、宿主微生物に導入して、生体内のDNA修復能を利用して組換えDNAにすることもできる。
つぎに、結合した供与体DNA断片とベクターDNA断片とを挿入する宿主微生物としては、エタノール発酵能を有し、かつ組換えDNA が安定に保持されるものであればよく、一般的にはザイモバクター・パルメが用いられる。宿主微生物への組換えDNA導入は、主に、エレクトロポレーションなどの電気的刺激を利用する方法によっておこなうことができる。
こうして得られた形質転換微生物の増殖培地としては、例えばRM培地などが用いられる。培養温度等の培養条件は宿主微生物の性質に応じて適宜設定できる。また、用いたベクターDNA断片が、各種の抗生物質耐性遺伝子をコードしているものであれば、培地中に、相当する抗生物質を適量加えることで、組換えDNAをより安定的に保持することができる。さらに、用いたベクターDNA が、宿主微生物の栄養要求性を補う遺伝子をコードしているものであれば、その要求される栄養素を含まない培地を用いることにより、同様に組換えDNAの安定性が向上する。
得られた形質転換体は、公知のザイモバクター属細菌と同様に、マンノースを含有する原料からのエタノールの製造に使用することができる。
以下に、実施例を用いて本発明を詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例においては、マンノースリン酸化反応を触媒することが報告されているザイモモナス由来のフルクトキナーゼ遺伝子をザイモモナス菌のゲノムDNA、また、ホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子をエシェリヒア・コリのゲノムDNAからPCRを用いてクローニングした。また、導入した2種の酵素遺伝子ザイモバクター・パルメ細胞内で発現させるために、ザイモバクター・パルメに近縁とされるザイモモナス・モビリス細胞内で大量発現が報告されているグリセルアルデヒド-3-リン酸脱水素酵素の発現を制御するプロモーター遺伝子(GAPプロモーター)を利用した。
ザイモモナス属細菌由来フルクトキナーゼ遺伝子を含む組換えプラスミドDNAの作製
ザイモモナス菌由来のフルクトキナーゼ遺伝子はPCRによりクローニングした。すなわち、ザイモモナス・モビリス由来のグリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素遺伝子のプロモーター遺伝子の下流にフルクトキナーゼ遺伝子をタンデムに連結し、かつ、そのDNA断片の両末端にクローニングのためのBamHIとSalI制限酵素切断部位を付与したDNA断片を調製するために、公知のザイモモナズ・モビリス由来グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素遺伝子配列(J. Bacteriol. Vol.169 (12), 5653-5662, 1987)と公知のザイモモナス・モビリス由来のフルクトキナーゼ遺伝子の塩基配列(J. Bacteriol. 174 (11), 3455-3460 (1992))に基づき、4種のPCRRプライマー
BZGf(配列番号1):CGCGGATCCGTTCGATCAACAACCCGAATCCTATC
GZFf(配列番号2):CTTAATAAGTTAGGAGAATAAACATGAAAAACGATAAAAAAATTTATGGA
GZFr(配列番号3):TCCATAAATTTTTTTATCGTTTTTCATGTTTATTCTCCTAACTTATTAAG
ZFSr(配列番号4):GGCGTCGACTTCCAAAATCCCTTTTCGGTTAAGAA
を設計した。一次PCRとして、ザイモモナス・モビリス菌体(Zymomonas mobiliz IFO 13756)から調製したゲノムDNAをテンプレートに、プライマーBZGfとGZFrを用いて、プロモーターとフルクトキナーゼ遺伝子のN末部位を含む約300bpDNA断片を増幅した。一方、エシェリヒア・コリのゲノムDNA(Escherichia coli K12)をテンプレートにプライマーGZFfとZFSrを用いて、プロモーター遺伝子の一部とフルクトキナーゼ遺伝子を含む約1.0kbpDNA断片を増幅した。つぎに、プロモーター遺伝子を含むDNA断片とフルクトキナーゼ遺伝子を含むDNA断片を混合して94℃で20分間加熱後、37℃で15分間保持することによりヘテロデュープレックスを形成させた後、TaqDNAポリメラーゼ存在下、72℃で3分間反応させた。この反応液に、プライマーBZGfとプライマーZFSrを添加して二次PCRを行い、Gapプロモーター遺伝子、フルクトキナーゼ遺伝子の順に連結した約1.3 kbpDNA断片を増幅させた。このDNA断片の両末端を平滑化反応後、エシェリヒア・コリ用ベクタープラスミドDNA、pUC118のHincII制限酵素切断片と混合してT4リガーゼにより連結させて組換えプラスミドDNAを作製した。作製した組換えプラスミドを用いてエシェリヒア・コリJM109を常法に従い形質転換した後、形質転換株を50μg/mlのアンピシリン、0.1mMイソプロピル−β−D−チオ−ガラクトシド、20 μg/mlの5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含むLB平板培地(1%バクトトリプトン(Bacto Tripton)、0.5%酵母エキス、1%NaCl、1.5%寒天)に塗布して、コロニーを形成させた。白色コロニーを形成した形質転換株から抽出した組換えプラスミドをpUC118−frkとした。
図2に得られた組換えプラスミドpUC118−frkの制限酵素地図を示す。
エシェリヒア・コリ由来ホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子を含む組換えプラスミドDNAの作製
エエシェリヒア・コリ由来ホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子はPCRによりクローニングした。すなわち、ザイモモナス・モビリス由来グリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素遺伝子のプロモーター遺伝子の下流にホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子をタンデムに連結し、かつ、そのDNA断片の両末端にクローニングのためのEcoRIとBamHI制限酵素切断部位を付与したDNA断片を調製するために、公知のザイモモナス・モビリス由来のグリセルアルデヒド−3−リン酸脱水素酵素遺伝子配列と公知のエシェリヒア・コリ由来のホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子の塩基配列(Gene 32 (1-2), 41-48 (1984))に基づき、4種のPCRプライマー
EZGf(配列番号5):CGGAATTCGTTCGATCAACAACCCGAATCCTATCG
GEMf(配列番号6):CTTAATAAGTTAGGAGAATAAACATGCAAAAACTCATTAACTCAGTGCAA
GEMr(配列番号7):TTGCACTGAGTTAATGAGTTTTTGCATGTTTATTCTCCTAACTTATTAAG
Embr(配列番号8): CGCGGATCCTTACAGCTTGTTGTAAACACGCGCTA
を設計した。一次PCRとして、上記ザイモモナス・モビリス菌体から調製したゲノムDNAをテンプレートにプライマーEZGfとGEMrを用いて、プロモーターとホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子のN末部位を含み、そのプロモーター遺伝子上流末端にEcoRI制限酵素切断部位を付加した約300bpDNA断片を増幅した。一方、上記エシェリヒア・コリのゲノムDNAをテンプレートにプライマーGEMfとEMBrを用いて、プロモーター遺伝子の一部とホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子を含み、そのホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子のC末端にBamHI制限酵素切断部位を付加した約1.5kbpDNA断片を増幅した。つぎに、プロモーター遺伝子を含むDNA断片とホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子を含むDNA断片を混合して94℃で20分間加熱後、37℃で15分間保持することによりヘテロデュープレックスを形成させた後、TaqDNAポリメラーゼ存在下、72℃で3分間反応させた。この反応液に、プライマーEZGfとプライマーEMBrを添加して二次PCRを行い、Gapプロモーター遺伝子とホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子の順に連結した約1.5kbpDNA断片を増幅させた。このDNA断片の両末端を平滑化反応後、エシェリヒア・コリ用ベクタープラスミドDNA、pUC118のHincII制限酵素切断片と混合してT4リガーゼにより連結させて組換えプラスミドDNAを作製した。作製した組換えプラスミドを用いてエシェリヒア・コリJM109を常法に従い形質転換した後、形質転換株を50μg/mlのアンピシリン、0.1mMイソプロピル−β−D−チオ−ガラクトシド、20μg/mlの5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含むLB平板培地(1%バクト・トリプトン、0.5%酵母エキス、1%NaCl、1.5%寒天)に塗布して、コロニーを形成させた。白色コロニーを形成した形質転換株から抽出した組換えプラスミドをpUC118−manAとした。
図3に得られたpUC118−manAの制限酵素地図を示す。
マンノース発酵性遺伝子を含む組換えプラスミドDNAの作製
2種のマンノース代謝系酵素遺伝子をザイモバクター・パルメに導入して発現させるために、これら遺伝子を広宿主域性プラスミドベクターに挿入して組換えプラスミドを作製した。組換えプラスミドpUC118−frkをBamI制限酵素とSalI制限酵素を用いて切断することにより、GAPプロモーター遺伝子、およびフルクトキナーゼ遺伝子を含む約1.3kbpDNA断片を調製した。また、組換えプラスミドpUC118−manAをEcoRI制限酵素とBamHI制限酵素を用いて切断することにより、GAPプロモーター遺伝子、およびホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子を含む約1.5kbpDNA断片を調製した。これら両DNA断片と広宿主域性ベクタープラスミドpMFY31(Agric. Boil. Chem., Vol.49(9), 2719-2724, 1985)をEcoRI制限酵素とSalI制限酵素により切断して調製した約11.6kbpDNA断片を混合してT4リガーゼにより連結させて組換えプラスミドDNAを作製した。作製した組換えプラスミドを用いてエシェリヒア・コリJM109を常法に従い形質転換した後、形質転換株を50μg/mlのアンピシリン、0.1mMイソプロピル−β−D−チオ−ガラクトシド、20μg/mlの5−ブロモ−4−クロロ−3−インドリル−β−D−ガラクトピラノシドを含むLB平板培地(1%バクト・トリプトン、0.5%酵母エキス、1%NaCl、1.5%寒天)に塗布して、コロニーを形成させた。コロニーを形成した形質転換株から抽出した組換えプラスミドに、GAPプロモーター、ホスホマンノースイソメラーゼ遺伝子、フルクトキナーゼ遺伝子、GAPプロモーター、トランスアルドラーゼ遺伝子、トランスケトラーゼ遺伝子が、この順番で連結していることを確認して、pMFY31−manA−frkとした。
図4に得られたpMFY31−manA−frkの制限酵素地図を示す。
マンノース発酵性ザイモバクター・パルメの作製
エシェリヒア・コリ内で構築した組換えプラスミドpMFY31−manA−frkをザイモバクター・パルメに形質転換した。ザイモバクター・パルメ(Zymobacter palmae T109)ATCC51623株をRM培地(2.0%グルコース、1.0%バクト酵母エキス、0.2%KHPO、pH6.0)で一晩静置培養した5mlの前培養液を、50mlのT培地(2.0%グルコース、1.0%バクト酵母エキス、1.0%KHPO、0.2%(NHSO、0.05%MgSO・7HO、pH6.0)に植え継ぎ、30℃で90分間培養した。培養液を4℃で、300rpmの10分間の遠心分離により菌体を集め、20mlの冷却した10%グリセロールを加え、懸濁・洗浄した。再び、4℃、3000rpmで10分間遠心してコンピテントセルとした。200μlのコンピテントセルと10μlのpMFY31−xtDNA溶液を氷上にて混合した後、エレクトロポレーション装置付属のキュベットに移して、電圧が200V、キャピタンシーが250μFD、抵抗値が200Ωの条件下で電気的パルスを陰荷した。直ちに1mlのT培地をキュベットに添加して、30℃で1時間静置培養した後、選択培地上でコロニーを形成させた。マンノース発酵性の形質転換体はマンノースを唯一の炭素源とし、100μg/mlのAmpを含むT寒天平板培地(2.0%マンノース、1.0%バクト酵母エキス、1.0%KHPO、0.2%(NHSO、0.05%MgSO・7HO、1.5%寒天、pH6.0)上で選択し、形質転換株細胞内での2種の酵素遺伝子の発現を確認した。得られた形質転換体は、Zymobactrer palmae T109/pMFY31-manA-frk(識別表示Zb0501)と命名し、平成17年3月4日から、茨城県つくば市東1−1−1 中央第6の、独立行政法人産業技術総合研究所 特許生物寄託センターに受託番号FERM AP−20437の下で寄託してある。
Zymobactrer palmae T109/pMFY31-manA-frkをT培地で培養した後、無細胞抽出液を調製して2種の酵素活性を測定した。結果を表1に示す。なお、対象菌株として、親株(Zymobactrer palmae T109)を用いて同様に活性測定を行い、比較した。
Figure 0004686709
表1から明らかなごとく、ホスホマンノースイソメラーゼおよびフルクトースキナーゼはザイモバクター・パルメ細胞内で効率よく発現しており、エシェリヒア・コリに比べて著しく高い活性を示した。
実施例4における組換えDNAの導入による2種の酵素の高発現が確認できたことから、組換え株によるマンノースからのエタノール生産を行った。マンノースを唯一の炭素源とした発酵性試験を検討した。2%グルコース、2%マンノースおよび2%グルコース+2%マンノースを炭素源とした培地に植菌し、菌体の生育、およびエタノールの生成量を経時的に測定した。
結果を図5に示す。図5から明らかなごとく、マンノースを唯一の炭素源とした培地ではグルコースのみに比べて生育速度は低下したものの、培養5日目で約2%を消費し、約1.0%のエタノールを生産しており、収率は95%以上であった。また、グルコース+マンノース培地では、培養5日目にはグルコースを完全に消費するとともに、1%のマンノースを消費して、理論収率に近いエタノールの生産に成功した。
以上記載したように、本発明によれば、マンノースを含有する原料からのエタノールの効率的な製造、例えば、セルロース系バイオマスを原料とする燃料用エタノールの効率的生産に利用できるマンノース発酵性ザイモバクター属形質転換微生物が提供できる。
マンノースからエタノールの生合成経路を示す図である。 実施例1で得られた組換えプラスミドpUC118−frkの制限酵素地図である。 実施例2で得られた組換えプラスミドpUC118−manAの制限酵素地図である。 実施例3で得られた組換えプラスミドpMFY31−manA−frkの制限酵素地図である。 実施例4で得られた形質転換体株によるマンノースからのエタノール生産の結果を示すグラフである。
配列番号1:ザイモモナス・モビリスのフルクトキナーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号2:ザイモモナス・モビリスのフルクトキナーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号3:エシェリヒア・コリのフルクトキナーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号4:エシェリヒア・コリのフルクトキナーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号5:ザイモモナス・モビリスのホスホマンノースイソメラーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号6:ザイモモナス・モビリスのホスホマンノースイソメラーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号7:エシェリヒア・コリのホスホマンノースイソメラーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号8:エシェリヒア・コリのホスホマンノースイソメラーゼをコードするDNA増幅用に設計したオルゴヌクレオチド・プライマー。
配列番号9:ザイモモナス・モビリス由来のフルクトキナーゼとエシェリヒア・コリ由来のホスホマンノースイソメラーゼとの両方をコードするために設計したDNA。

Claims (1)

  1. Zymobactrer palmae T109/pMFY31-manA-frk(識別表示 Zb0501;FERM AP−20437)である、マンノースを基質としてエタノールを生産することができる形質転換微生物。
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