JP4685804B2 - ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具 - Google Patents

ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具

Info

Publication number
JP4685804B2
JP4685804B2 JP2007005191A JP2007005191A JP4685804B2 JP 4685804 B2 JP4685804 B2 JP 4685804B2 JP 2007005191 A JP2007005191 A JP 2007005191A JP 2007005191 A JP2007005191 A JP 2007005191A JP 4685804 B2 JP4685804 B2 JP 4685804B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
case
robot
base
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007005191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008168405A (ja
Inventor
美幸 箕輪
亮一 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007005191A priority Critical patent/JP4685804B2/ja
Publication of JP2008168405A publication Critical patent/JP2008168405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4685804B2 publication Critical patent/JP4685804B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具に関する。詳しくは、自動車に搭載されるトランスミッションの組立て方法およびこの組立てに用いられる位相合わせ冶具に関する。
従来より、自動車には、エンジン出力の回転数やトルクを変えるため、トランスミッションが搭載される。このトランスミッションは、例えば、基部と、この基部上に設けられて複数のギヤやクラッチを有するメインシャフト、カウンタシャフト、およびセカンダリシャフトと、これらを収容するケースと、を有する。
ここで、メインシャフトは、エンジンに接続され、カウンタシャフトは、デファレンシャルアッセンブリに接続される。また、ドライブシャフト、メインシャフト、およびカウンタシャフトのギヤやクラッチは、互いに噛合するか、あるいは、噛合可能な状態となっている。
これらのギヤの噛み合せを変えることで、エンジン出力の回転数やトルクを変えて、デファレンシャルアッセンブリに伝達する。
以上のようなトランスミッションは、基部にシャフトを取り付けておき、この基部を覆うようにケースを取り付けることで、組み立てられる(特許文献1参照)。
特開平10−225833号公報
ところで、以上のようなトランスミッションでは、ケースの内部に、シャフトのギヤに噛み合うギヤが設けられる場合がある。このようなトランスミッションを組み立てる場合、ケース側のギヤとシャフト側のギヤとの位相を合わせつつ、ケースを取り付ける必要がある。
しかしながら、特許文献1に示された方法では、ギヤの位相を合わせることは考慮しておらず、ケース側にギヤが設けられたトランスミッションを組み立てることはできない。その結果、人手で組み立てることとなるが、このトランスミッションは重量物であるため、サイクルタイムが長くなって、組立てコストが増大する、という問題があった。
本発明は、組立てコストを低減できるギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具を提供することを目的とする。
本発明のギヤ装置組み立て方法は、第1ギヤを有する装置本体と、当該装置本体を収容し前記第1ギヤに噛合する第2ギヤを有するケースと、を備えるギヤ装置をロボットで組み立てるギヤ装置組立て方法であって、基部と、当該基部上に設けられ前記ロボットのハンドに接続される接続部と、前記基部を前記ケース上に配置することにより前記ケースの第2ギヤに係合するピンと、前記基部上に設けられて前記ロボットから供給される動力により前記ピンを揺動させる揺動機構と、を備える位相合わせ冶具を用いて、前記ロボットのハンドを前記位相合わせ冶具の接続部に接続しておき、前記ロボットで前記ケースを把持するとともに、前記ロボットで、前記ロボットに予め固定された前記位相合わせ冶具を前記ケース上に配置して、前記位相合わせ冶具のピンを前記ケースの第2ギヤに係合させ、前記ロボットから動力を供給して前記位相合わせ冶具を駆動して前記第2ギヤを揺動させながら、前記ケースを前記装置本体に取り付けることを特徴とする。
この発明によれば、位相合わせ冶具を用いて第2ギヤを揺動させながら、ケースを装置本体に取り付けたので、第1ギヤと第2ギヤとの位相を容易に合わせることができる。また、動力源をロボット側に設けたので、位相合わせ治具を軽量化できる。よって、サイクルタイムを短縮して、ギヤ装置の組立てコストを低減できる。
また、ロボットに位相合わせ治具を接続した状態で、ケースを装置本体に取り付けたので、位相合わせ治具をロボットで把持してケース上に載置する場合に比べて、サイクルタイムを短縮できる。
本発明の位相合わせ冶具は、第1ギヤを有する装置本体と、当該装置本体を収容し前記第1ギヤに噛合する第2ギヤを有するケースと、を備えるギヤ装置をロボットで組み立てるために、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの位相を合わせる、前記ロボットに予め固定された位相合わせ冶具であって、基部と、当該基部上に設けられ前記ロボットのハンドに接続される接続部と、前記基部上に設けられて前記ロボットから供給される動力によりピンを揺動させる揺動機構と、を備え、前記ピンは、前記基部が前記ケース上に配置することにより、前記ケースの第2ギヤに係合することを特徴とする。
この発明によれば、上述した効果と同様の効果がある。
この場合、前記接続部は、チェンジャであることが好ましい。
この発明によれば、接続部をチェンジャとしたので、汎用品を用いて接続部を構成できるから、位相合わせ冶具の製作コストを低減できるうえに、信頼性を向上できる。
また、チェンジャを用いることにより、様々な治具をハンドに装着できるので、種々の工程や機種に容易に対応できる。
この場合、前記基部上に設けられて前記ロボットのハンドに係止する係止部をさらに備えることが好ましい。
この発明によれば、係止部を設けたので、位相合わせ冶具を接続部と係止部の2点で支持できるから、ハンドで位相合わせ冶具を安定して支持して、サイクルタイムをさらに短縮できる。
本発明によれば、位相合わせ冶具を用いて第2ギヤを揺動させながら、ケースを装置本体に取り付けたので、第1ギヤと第2ギヤとの位相を容易に合わせることができる。また、動力源をロボット側に設けたので、位相合わせ治具を軽量化できる。よって、サイクルタイムを短縮して、ギヤ装置の組立てコストを低減できる。また、ロボットに位相合わせ治具を接続した状態で、ケースを装置本体に取り付けたので、位相合わせ治具をロボットで把持してケース上に載置する場合に比べて、サイクルタイムを短縮できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のケース取付けシステム1により組み立てられるギヤ装置としての変速機10の分解斜視図である。
変速機10は、複数のシャフトが設けられた装置本体としての変速機本体11と、この変速機本体を覆うケースとしての変速機ケース12と、を備える。
変速機本体11は、平板状の基部20と、この基部20に対して略垂直に延びるメインシャフト21、カウンタシャフト22、セカンダリシャフト23、およびコントロールシャフト24と、を備える。
基部20は、シャフト21〜24を支持するとともに、変速機10と図示しないエンジンのクランクシャフトとの間に設けられるトルクコンバータ(T/C)を覆うケースを兼ねる。基部20の周縁部には、孔201が複数設けられている。
メインシャフト21、カウンタシャフト22、およびセカンダリシャフト23の下端は、図示しない軸受を介して基部20に回転可能に支持される。これらシャフト21〜23には、複数のクラッチやギヤが設けられるが、特に、メインシャフト21およびカウンタシャフト22には、それぞれ、第1ギヤとしてのリバースギヤ211、221が設けられている。
変速機ケース12は、略箱状であり、この変速機ケース12の上面には、メインシャフト21、カウンタシャフト22、およびセカンダリシャフト23の上端が挿入される環状の軸受121、122、123が設けられている。さらに、変速機ケース12の上面には、コントロールシャフト24が挿通される挿通孔124や、開口125が形成されている。
変速機ケース12の内側には、第2ギヤとしてのアイドルギヤ126が回転可能に支持されており、このアイドルギヤ126の周縁の一部は、開口125から露出している。
変速機ケース12の周縁部には、後述の双腕ロボット30のフィンガ451、461が挿入される挿入孔127が複数設けられている。
この変速機ケース12を変速機本体11に取り付けることにより、図1中2点鎖線で示すように、変速機ケース12のアイドルギヤ126は、メインシャフト21のリバースギヤ211およびカウンタシャフト22のリバースギヤ221に噛合する。また、メインシャフト21、カウンタシャフト22、およびセカンダリシャフト23の上端は、変速機ケース12の軸受121、122、123に挿入されるとともに、コントロールシャフト24の上端は、挿通孔124に挿通される。また、変速機ケース12の挿入孔127は、それぞれ、基部20の孔201上に位置する。
以上の変速機では、メインシャフト21は、図示しないトルクコンバータに接続され、カウンタシャフト22は、図示しないデファレンシャルアッセンブリに接続される。そして、メインシャフト21、カウンタシャフト22、およびセカンダリシャフト23のクラッチやギヤの組合せがコントロールシャフト24により適宜選択されて、これら選択されたギヤやクラッチが互いに噛み合うことにより、エンジンからメインシャフト21に伝達された動力の回転数やトルクを変えて、デファレンシャルアッセンブリに伝達する。
なお、アイドルギヤ126は、メインシャフト21のリバースギヤ211およびカウンタシャフト22のリバースギヤ221に常時噛み合っているが、リバース時にのみ、メインシャフト21からの動力をカウンタシャフト22に伝達する。
図2は、ケース取付けシステム1の全体斜視図である。
ケース取付けシステム1は、変速機本体11を搬送するAGV(Automatic Guided Vehicle)2が走行するAGV通路3の途中に設けられており、このケース取付けシステム1には、フリーローラコンベア4により変速機ケース12が供給される。
ケース取付けシステム1は、フリーローラコンベア4で供給された変速機ケース12を、AGV2上の変速機本体11に取り付ける。ケース取付けシステム1は、具体的には、AGV通路3の近傍に配置された双腕ロボット30と、この双腕ロボット30の作業エリア内に設けられた冶具ステーション31と、双腕ロボット30作業エリアを囲む壁部32と、双腕ロボット30を制御する制御システム33と、を備える。
AGV2は、所定の経路を走行する無人走行台車であり、1台のAGVで1つの変速機本体11を運搬する。このAGV2は、双腕ロボット30近傍の所定の停止位置5で停止する。
フリーローラコンベア4は、変速機ケース12を運搬するものであり、AGV通路3に略直交して設けられ、双腕ロボット30近傍の所定位置まで延びている。
治具ステーション31には、双腕ロボット30のハンドで把持可能な位相合わせ治具60が載置される。位相合わせ治具60の構成については後に詳述するが、双腕ロボット30は、この位相合わせ治具60を適宜用いて、フリーローラコンベア4により供給された変速機ケース12を、AGV2で搬送される変速機本体11に取り付ける。
壁部32は、AGV通路3およびフリーローラコンベア4の一部を囲っている。そのため、この壁部32には、AGV2が進入するAGV進入口321と、AGV2が退出するAGV退出口322と、フリーローラコンベア4が通るケース搬入口323が設けられている。これらAGV進入口321、AGV退出口322、およびケース搬入口323には、作業員の安全確保のためライトカーテン324が設けられている。
また、壁部32のうち、フリーローラコンベア4の先端、治具ステーション31、およびAGV2の停止位置5の近傍には、メンテナンス用の扉325、326、327が設けられている。
双腕ロボット30は、7軸であり、ロボット本体40と、このロボット本体40に設けられた2つのマニピュレータ41A、41Bと、を備える。
2つのマニピュレータ41A、41Bは、制御システム33の制御により、協調して動作する。マニピュレータ41A、41Bは、それぞれ、ワークや治具を把持するためのハンド42A、42Bと、このハンド42A、42Bの姿勢や3次元空間の位置を変化させる複数のアーム43A、43Bと、を備える。
図3は、ハンド42A、42Bの構造を示す斜視図である。
ハンド42Aは、平板状の基部44と、この基部44に設けられた第1フィンガユニット45および第2フィンガユニット46と、基部44に設けられたエア供給ユニット47と、を備える。
一方、ハンド42Bは、上述の基部44、第1フィンガユニット45、および第2フィンガユニット46と、基部44に設けられたキャップ把持ユニット48と、基部44に設けられた支持部441と、を備える。
また、マニピュレータ41A、41Bのハンド42A、42Bとアーム43との間には、ハンド42とアーム43との間に作用する力を検出する力覚センサ49が設けられている。よって、この力覚センサ49により、ハンド42A、42Bに作用する力を検出できることになる。
第1フィンガユニット45は、基部44に略垂直(図3中上下方向)に延びる第1フィンガ451と、この第1フィンガ451を基部44に沿ってスライドさせる水平スライド機構452と、第1フィンガ451を水平スライド機構452に固定するスライドロック453と、を備える。
第2フィンガユニット46は、基部44に略垂直(図3中上下方向)に延びる第2フィンガ461と、この第2フィンガ461を基部44に略垂直方向にスライドさせる垂直スライド機構462と、第2フィンガ461を垂直スライド機構462に固定するスライドロック463と、を備える。
以上の第1フィンガユニット45および第2フィンガユニット46によれば、第1フィンガ451と第2フィンガ461との相対位置を適宜調整して、ワークの形状に追従できるようになっている。
図4は、フィンガ451、461の断面図である。
フィンガ451、461は、それぞれ、円筒状のシリンダ50と、このシリンダ50の先端に設けられた円筒状のチャック51と、シリンダ50の内部に設けられてチャック51の内部に挿抜されるロッド52と、を備える。
チャック51は、先端側が複数に分割されている。ロッド52は、先端が膨らんだ形状であり、チャック51に対して進退する。
ロッド52を前進させて、ロッド52の先端をチャック51の内部に挿入することによって、図5に示すように、ロッド52の先端がチャック51の先端側を押し拡げて、チャック51が拡開し、チャック51先端の外径が大きくなる。一方、ロッド52を後退させて、ロッド52の先端をチャック51から抜くと、チャック51の復元力により、チャック51先端の外径は元の大きさに戻る。
したがって、上述の変速機ケース12の挿入孔127にフィンガ451、461を挿入して、チャック51を拡開することにより、チャック51が挿入孔127の内面に係止して、変速機ケース12が把持される。
図3に戻って、エア供給ユニット47は、後述の位相合わせ治具60に接続可能な、いわゆるチェンジャであり、2本のエア供給管471A、471B(図7参照)でエアを供給する。具体的には、エア供給管471Aからエアを供給するとともにエア供給管471Bからエアを吸引する動作と、エア供給管471Aからエアを吸引するとともにエア供給管471Bからエアを供給する動作と、を繰り返す。
キャップ把持ユニット48は、上述のコントロールシャフト24の上端に被せるキャップ481を把持する。
支持部441は、基部44からハンド42A側に向かって延びており、略コの字状の断面を有する(図9参照)。
図6は、位相合わせ治具60の平面図である。
位相合わせ冶具60は、平板状の基部61と、この基部61上に設けられてピン621を有する揺動機構62と、基部61上の一端側に設けられた接続部63と、基部61上の一端側に設けられた係止部64と、を備える。この位相合わせ治具60は、図11に示すように、変速機ケース12の上面に配置することにより、ピン621が変速機ケース12の開口125に挿通され、ピン621の先端がアイドルギヤ126の歯に係合する。
基部61の略中央には、開口612が形成されるほか、開口613、614が形成されている。位相合わせ治具60を変速機ケース12の上面に配置した状態では、図11に示すように、開口613、614から軸受121、122が露出する。
接続部63は、図7に示すように、2本のエア供給管631A、631Bで揺動機構62に接続されており、双腕ロボット30のエア供給ユニット47に接続可能である。
この接続部63は、いわゆるチャンジャであり、エア供給ユニット47に接続される。接続部63は、エア供給ユニット47に接続されると、エア供給管471A、471Bからエアが供給されるため、この供給されるエアを、エア供給管631A、631Bを介して、揺動機構62に供給する。
係止部64は、図9に示すように、基部61の外に向かって突出している。この係止部64の先端がハンド42Bの支持部441に側方から挿入されることで、係止部64は、支持部441に係止する。
以上の位相合わせ冶具60は、接続部63がハンド42Aのエア供給ユニット47に接続され、係止部64がハンド42Bの支持部441に挿入されることで、双腕ロボット30に2点で支持されることになる。
揺動機構62は、図8および10に示すように、ピン621を支持するスライド部622と、このスライド部622を摺動自在に支持する揺動機構本体623と、を有する。
ピン621は、棒状であり、基部61の開口612を貫通して延びている。このピン621の先端には、凹部624が形成されており、この凹部624にアイドルギヤ126の歯先が係合する。
揺動機構本体623は、接続部63から供給されるエアを利用してスライド部622を基部61に略平行に揺動させる。
具体的には、揺動機構本体623は、エア供給管631A、631Bのうち一方からエアが供給され、他方からエアが吸引されることで、これらのエアの圧力差を利用して、図10中二点鎖線で示すように、スライド部622を一端側にスライドさせる。一方、エア供給管631A、631Bのうちの一方からエアが吸引され、他方からエアが供給されることで、エアの圧力差を利用して、図10中二点鎖線で示すように、今度は、スライド部622を他端側にスライドさせる。
図2に戻って、制御システム33は、AGV通路3に設けられたAGV位置検出装置71と、フリーローラコンベア4の先端上方に設けられた第1カメラ72と、AGV2の停止位置5の上方に設けられた第2カメラ73と、AGV2の停止位置5に設けられた3つのレーザ照射装置76と、これらAGV位置検出装置71、第1カメラ72、第2カメラ73、およびレーザ照射装置76を制御する制御装置70と、この制御装置70に命令を入力するための操作パネル74およびティーチングペンダント75と、を備える。
AGV位置検出装置71は、壁部32のAGV進入口321に設けられた第1センサ711と、AGV通路3のAGV2の停止位置5に設けられた第2センサ712と、壁部32のAGV退出口322に設けられた第3センサ713と、を備える。
これらセンサ711〜713は、それぞれ、AGV進入口321、AGV停止位置5、およびAGV退出口322におけるAGV2の存在を検知する。
第1カメラ72は、フリーローラコンベア4の先端を上方から撮影する。第2カメラ73は、AGV停止位置5を上方から撮影する。
3つのレーザ照射装置76は、それぞれ、水平でも鉛直でもない所定の角度で、AGV2に載置された変速機本体11にレーザを照射する。各レーザ照射装置76は、変速機本体11表面上の互いに異なる位置に、レーザを照射するようになっている。なお、本実施形態では、AGV2に載置された変速機本体11にレーザを照射したが、これに限らず、AGV2の変速機本体11が載置された載置面にレーザを照射してもよい。
操作パネル74は、壁部32の外側に設けられている。ティーチングペンダントは、双腕ロボット30にティーチングを行うためのものであり、所定の範囲内で作業員が自由に持ち運びできるようになっている。
次に、以上のケース取付けシステム1の動作を図12のフローチャートを用いて説明する。
(ST1)まず、図13に示すように、双腕ロボット30で位相合わせ冶具60を支持した状態とする。すなわち、ハンド42Aのエア供給ユニット47を位相合わせ冶具60の接続部63に接続するとともに、ハンド42Bの支持部441で位相合わせ冶具60の係止部64を支持する。
次に、双腕ロボット30をフリーローラコンベア4上から退避させた状態で、第1カメラ72により、供給される変速機ケース12を撮影する。この第1カメラ72で撮影した画像より、変速機ケース12の水平方向の位置を計測する。
また、フリーローラコンベア4によりケース取付けシステム1に変速機ケース12が供給される。すると、まず、図示しないバーコードリーダにより、変速機ケース12に貼付されたバーコードを読み取って、変速機ケース12の機種を識別する。
(ST2)既に組み立てた変速機からキャップを取り外しておき、この双腕ロボット30を旋回させて、位相合わせ治具60を変速機ケース12上に位置させる。
(ST3)ST1で算出した補正量に基づいて、図14に示すように、双腕ロボット30の動作を補正して、双腕ロボット30のハンド42A、42Bで変速機ケース12を把持した後、上昇させる。
(ST4)AGV2によりケース取付けシステム1に変速機本体11が供給される。すると、AGV位置検出装置71により、AGV2の停止位置を検出し、図示しないIDタグ読取装置により、変速機本体11に付されたIDタグを読み取る。
また、図15に示すように、第2カメラ73でAGV2上の変速機本体11を撮影して、この撮影画像より変速機本体11の水平方向の位置を計測する。また、レーザ照射装置76から変速機本体11にレーザを照射するとともに第2カメラ73で撮影して、この撮影画像より、変速機本体11の高さや傾きを計測する。
(ST5)双腕ロボット30のキャップ把持ユニット48がコントロールシャフト24の軸線上に位置するまで、双腕ロボット30を旋回させる。
(ST6)図16に示すように、変速機ケース12を把持した状態で、キャップ把持ユニット48を解放して、コントロールシャフト24の先端にキャップ481を被せる。
(ST7)図17に示すように、変速機ケース12が変速機本体11上に位置するまで、双腕ロボット30をさらに旋回させる。
(ST8)変速機ケース12の位置を確定する。すなわち、双腕ロボット30で変速機ケース12を把持した状態で、第2カメラ73で再び撮影する。すると、変速機本体11上には変速機ケース12が位置しているため、変速機ケース12が撮影される。第2カメラ73で撮影した変速機ケース12の撮影画像に基づいて、変速機ケース12の水平方向の位置を計測する。この変速機ケース12の位置に基づいて、双腕ロボット30の動作の補正量を算出し、この補正量に基づいて双腕ロボット30を制御して、変速機ケース12の位置を修正する。このようにして、変速機本体11との相対的なずれが所定値以下になるまで、変速機ケース12の位置を修正する。
(ST9)続いて、位相合わせ治具60を駆動して、アイドルギヤ126を揺動させる。この状態で、力覚センサ49で押圧力を監視しながら、図18に示すように、変速機ケース12を下降させる。
変速機ケース12が所定の位置まで下降する前に、所定の押圧力に到達した場合には、アイドルギヤ126がリバースギヤ211、221に噛合していないものとして、一旦変速機ケース12を上昇させ、再度、下降させる。一方、所定の押圧力に到達しないまま変速機ケース12を所定の位置まで下降できた場合には、アイドルギヤ126がリバースギヤ211、221に噛合しているものとして、変速機ケース12をさらに下降させて、変速機本体11に組み付ける。
なお、変速機ケース12を変速機本体11に組み付けると、コントロールシャフト24の先端は、キャップ481が被せられた状態で、変速機ケース12の挿通孔124に挿通される。
(ST10)図19に示すように、変速機ケース12の把持状態を解除して、ハンド42A、42Bを上昇させる。
(ST11)双腕ロボット30のキャップ把持ユニット48がコントロールシャフト24の軸線上に位置するまで、双腕ロボット30を旋回させる。
(ST12)第2カメラ73により、変速機ケース12から露出したコントロールシャフト24を撮影する。この撮影画像に基づいて、コントロールシャフト24の水平方向の位置を計測し、双腕ロボット30のキャップ把持ユニット48を制御して、図20に示すように、コントロールシャフト24先端のキャップ481を把持する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)位相合わせ冶具60を用いてアイドルギヤ126を揺動させながら、変速機ケース12を変速機本体11に取り付けたので、リバースギヤ211、221とアイドルギヤ126との位相を容易に合わせることができる。また、動力源としてのエア供給ユニットを双腕ロボット30側に設けたので、位相合わせ治具60を軽量化できる。よって、サイクルタイムを短縮して、変速機10の組立てコストを低減できる。
また、双腕ロボット30に位相合わせ治具60を接続した状態で、変速機ケース12を変速機本体11に取り付けたので、位相合わせ治具60を双腕ロボット30で把持して変速機ケース12上に載置する場合に比べて、サイクルタイムを短縮できる。
(2)接続部63をチェンジャとしたので、汎用品を用いて接続部63を構成できるから、位相合わせ冶具60の製作コストを低減できるうえに、信頼性を向上できる。
(3)位相合わせ冶具60に係止部64を設けたので、位相合わせ冶具60を接続部63と係止部64の2点で支持できるから、双腕ロボット30のハンド42A、42Bで位相合わせ冶具60を安定して支持して、サイクルタイムをさらに短縮できる。
(3)ピン621の先端に、アイドルギヤ126の歯先を係合させるための凹部624を形成したので、ピンを円柱状とした場合に比べて、ピン621の強度を向上できる。
(4)基部61に開口613、614を形成したので、位相合わせ治具60を変速機ケース12の上面に配置した状態では、開口613、614から軸受121、122が露出するから、変速機ケース12の位置を容易に計測できる。
(5)双腕ロボット30のマニピュレータ41Aで位相合わせ治具60を支持できるので、治具ステーション31の設置場所の自由度を向上できる。
(6)キャップ把持ユニット48でコントロールシャフト24の先端にキャップを被せておき、この状態で、変速機ケース12を変速機本体11に組み付けて、コントロールシャフト24を変速機ケース12の挿通孔124に挿通した。よって、コントロールシャフトの先端や変速機ケース12の挿通孔124が損傷するのを防止できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
本発明の一実施形態に係るワーク取り付けシステムにより組み立てられるワークの分解斜視図である。 前記実施形態に係るワーク取り付けシステムの全体斜視図である。 前記実施形態に係るワーク取り付けシステムを構成するロボットのハンドの斜視図である。 前記実施形態に係るハンドのフィンガの断面図である。 前記実施形態に係るフィンガの動作を説明するための図である。 前記実施形態に係るワーク取り付けシステムを構成する位相合わせ治具の平面図である。 前記実施形態に係る位相合わせ治具の接続部の側面図である。 図6のA−A断面図である。 図6のB−B断面図である。 前記実施形態に係る位相合わせ治具の揺動機構の正面図である。 前記実施形態に係る位相合わせ治具を第1ワークに取り付けた状態の平面図である。 前記実施形態に係るワーク取り付けシステムのフローチャートである。 前記実施形態に係わるワーク取り付けシステムで第1ワークを計測した状態を示す断面図である。 前記実施形態に係わるロボットで第1ワークを把持した状態を示す断面図である。 前記実施形態に係わるワーク取り付けシステムで第2ワークを計測した状態を示す断面図である。 前記実施形態に係わるロボットで第2ワークにキャップを取り付けた状態を示す断面図である。 前記実施形態に係わるロボットで第1ワークを第2ワーク上に位置させた状態を示す断面図である。 前記実施形態に係わるロボットで第1ワークを第2ワークに組み付けた状態を示す断面図である。 前記実施形態に係わるロボットで位相合わせ治具を取り外した状態を示す断面図である。 前記実施形態に係わるロボットでキャップを取り外した状態を示す断面図である。
符号の説明
10 変速機(ギヤ装置)
11 変速機本体(装置本体)
211、221 リバースギヤ(第1ギヤ)
12 変速機ケース(ケース)
126 アイドルギヤ(第2ギヤ)
30 双腕ロボット(ロボット)
42B ハンド
60 位相合わせ冶具
61 基部
62 揺動機構
621 ピン
63 接続部
64 係止部

Claims (3)

  1. 第1ギヤを有する装置本体と、当該装置本体を収容し前記第1ギヤに噛合する第2ギヤを有するケースと、を備えるギヤ装置をロボットで組み立てるギヤ装置組立て方法であって、
    基部と、当該基部上に設けられ前記ロボットのハンドに接続される接続部と、前記基部を前記ケース上に配置することにより前記ケースの第2ギヤに係合するピンと、前記基部上に設けられて前記ロボットから供給される動力により前記ピンを揺動させる揺動機構と、を備える位相合わせ冶具を用いて、
    前記ロボットのハンドを前記位相合わせ冶具の接続部に接続しておき、
    前記ロボットで前記ケースを把持するとともに、前記ロボットで、前記ロボットに予め固定された前記位相合わせ冶具を前記ケース上に配置して、前記位相合わせ冶具のピンを前記ケースの第2ギヤに係合させ、
    前記ロボットから動力を供給して前記位相合わせ冶具を駆動して前記第2ギヤを揺動させながら、前記ケースを前記装置本体に取り付けることを特徴とするギヤ装置組み立て方法。
  2. 第1ギヤを有する装置本体と、当該装置本体を収容し前記第1ギヤに噛合する第2ギヤを有するケースと、を備えるギヤ装置をロボットで組み立てるために、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの位相を合わせる、前記ロボットに予め固定された位相合わせ冶具であって、
    基部と、当該基部上に設けられ前記ロボットのハンドに接続される接続部と、前記基部上に設けられて前記ロボットから供給される動力によりピンを揺動させる揺動機構と、を備え、
    前記ピンは、前記基部が前記ケース上に配置することにより、前記ケースの第2ギヤに係合することを特徴とする位相合わせ冶具。
  3. 請求項2に記載の位相合わせ冶具において、
    前記基部上に設けられて前記ロボットのハンドに係止する係止部をさらに備えることを特徴とする位相合わせ冶具。
JP2007005191A 2007-01-12 2007-01-12 ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具 Expired - Fee Related JP4685804B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007005191A JP4685804B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007005191A JP4685804B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008168405A JP2008168405A (ja) 2008-07-24
JP4685804B2 true JP4685804B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=39696974

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007005191A Expired - Fee Related JP4685804B2 (ja) 2007-01-12 2007-01-12 ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4685804B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016190124A1 (ja) * 2015-05-25 2016-12-01 川崎重工業株式会社 歯車機構の組立装置および組立方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103990939B (zh) * 2014-04-16 2016-06-08 靖江市顺达模具厂 一种汽车变速箱前箱体的加工方法
CN104002106B (zh) * 2014-06-12 2016-05-18 靖江市顺达模具厂 一种曲轴箱的加工方法
CN106903493B (zh) * 2015-12-23 2019-03-19 海信(山东)空调有限公司 一种齿轮组的组装工装
CN110397722A (zh) * 2019-07-25 2019-11-01 中车长春轨道客车股份有限公司 双联斜齿行星轮热装的装配装置和装配行星轮的方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6362624A (ja) * 1986-09-03 1988-03-18 Honda Motor Co Ltd 車両用エンジンにおけるクランクケ−ス組付方法
JPS63196331A (ja) * 1987-02-10 1988-08-15 Mazda Motor Corp 多板クラツチプレ−トの位相合せ装置
JPS63144141U (ja) * 1987-03-11 1988-09-22
JPH01164863A (ja) * 1987-12-18 1989-06-28 Toyota Motor Corp 歯車の歯面位相合せ方法
JPH01306158A (ja) * 1988-06-03 1989-12-11 Honda Motor Co Ltd ライン設備の改変方法及びライン設備
JPH04101796A (ja) * 1990-08-10 1992-04-03 Nitta Ind Corp フローティング装置
JPH10225833A (ja) * 1997-02-10 1998-08-25 Mazda Motor Corp 変速機の組立方法
JP2001124165A (ja) * 1999-10-28 2001-05-08 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機のボールスプラインを構成するボールを組み付ける方法及び装置
JP2006123019A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Toyota Motor Corp デフの組立装置および組立方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6362624A (ja) * 1986-09-03 1988-03-18 Honda Motor Co Ltd 車両用エンジンにおけるクランクケ−ス組付方法
JPS63196331A (ja) * 1987-02-10 1988-08-15 Mazda Motor Corp 多板クラツチプレ−トの位相合せ装置
JPS63144141U (ja) * 1987-03-11 1988-09-22
JPH01164863A (ja) * 1987-12-18 1989-06-28 Toyota Motor Corp 歯車の歯面位相合せ方法
JPH01306158A (ja) * 1988-06-03 1989-12-11 Honda Motor Co Ltd ライン設備の改変方法及びライン設備
JPH04101796A (ja) * 1990-08-10 1992-04-03 Nitta Ind Corp フローティング装置
JPH10225833A (ja) * 1997-02-10 1998-08-25 Mazda Motor Corp 変速機の組立方法
JP2001124165A (ja) * 1999-10-28 2001-05-08 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機のボールスプラインを構成するボールを組み付ける方法及び装置
JP2006123019A (ja) * 2004-10-26 2006-05-18 Toyota Motor Corp デフの組立装置および組立方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016190124A1 (ja) * 2015-05-25 2016-12-01 川崎重工業株式会社 歯車機構の組立装置および組立方法
JP2016215345A (ja) * 2015-05-25 2016-12-22 川崎重工業株式会社 歯車機構の組立装置および組立方法
CN107614195A (zh) * 2015-05-25 2018-01-19 川崎重工业株式会社 齿轮机构的组装装置及组装方法
TWI613054B (zh) * 2015-05-25 2018-02-01 Kawasaki Heavy Ind Ltd 齒輪機構之組裝裝置及組裝方法
CN107614195B (zh) * 2015-05-25 2020-10-27 川崎重工业株式会社 齿轮机构的组装装置及组装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008168405A (ja) 2008-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4685805B2 (ja) ギヤ装置組立て方法、及び位相合わせ冶具
CN104552284B (zh) 借助至少两个工业机器人操纵对象的方法及工业机器人
JP4685804B2 (ja) ギヤ装置組立て方法および位相合わせ冶具
CA2939785C (en) Robot system and method of operating a robot system
KR101980817B1 (ko) 생산 시스템
JP4988360B2 (ja) ギヤ装置組立て方法
JP2018506431A (ja) 自律的フランジングのためのフランジングシステム、フランジングユニット、及び、フランジング方法
JP5910724B2 (ja) ロボットシステム
JP5059418B2 (ja) ワーク取付けシステムおよびワーク取付け方法
JP2017035754A (ja) 視覚センサおよび複数のロボットを備えるロボットシステム
JP5839866B2 (ja) 部品組付け装置および部品組付け方法
CN102729253A (zh) 机器人系统和被加工对象物的制造方法
JP6777682B2 (ja) 複数の把持部を備えるロボットハンド、及びロボットハンドを用いてワイヤハーネスをハンドリングする方法
JP2011115877A (ja) 双腕ロボット
JP2012224331A (ja) 空気タイヤの取り付け方法及び装置
KR20140052987A (ko) 스콧 러셀 기구식 장치
CN105171374B (zh) 用于将车辆部件相对于彼此定位的系统和方法
CN110248776A (zh) 输送系统及其运行方法
JP2017013214A (ja) 複数ロボットによる荷物積込み・積降ろしシステム及び方法
JP5091316B2 (ja) 生産装置
CN112262023A (zh) 动作装置的校准方法、动作装置系统及控制装置
JP2006297559A (ja) キャリブレーションシステムおよびロボットのキャリブレーション方法
JP7376916B2 (ja) ワーク給除材システム、可搬型ロボット装置及び可搬型ワークストッカ
JP5008842B2 (ja) ワークの搬送方法及びその搬送方法に用いられる搬送装置
JP2010264580A (ja) デファレンシャルギア組立装置および方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110210

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees