JP4685513B2 - 鏡面冷却式センサ - Google Patents

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Description

この発明は、一方の面が低温側、他方の面が高温側とされる熱電冷却素子を用いて冷却される鏡の鏡面上に生じる結露や結霜を検出する鏡面冷却式センサに関するものである。
従来より、湿度測定法として、被測定気体の温度を低下させ、その被測定気体に含まれる水蒸気の一部を結露させたときの温度を測定することにより露点を検出する露点検出法が知られている。例えば、寒剤、冷凍機、電子冷却器などを用いて鏡を冷却し、この冷却した鏡の鏡面上の反射光の強度の変化を検出し、この時の鏡面の温度を測定することによって、被測定気体中の水分の露点を検出する鏡面冷却式露点計が用いられている。
この鏡面冷却式露点計には、利用する反射光の種類によって、2つのタイプがある。1つは、正反射光を利用する正反射光検出方式(例えば、特許文献1参照)、もう1つは、散乱光を利用する散乱光検出方式(例えば、特許文献2参照)である。
〔正反射光検出方式〕
図8に正反射光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す。この鏡面冷却式センサ101は、被測定気体が流入されるチャンバ1と、このチャンバ1の底部に設けられた熱電冷却素子(ペルチェ素子)2を備えている。熱電冷却素子2の冷却面2−1には鏡3が取り付けられており、熱電冷却素子2の加熱面2−2にはヒートパイプ4を介して放熱部材5が取り付けられている。すなわち、ヒートパイプ4の一端4−1が熱電冷却素子2の加熱面2−2に取り付けられており、熱電冷却素子2から離されたヒートパイプ4の他端4−2に放熱部材5が取り付けられている。
また、熱電冷却素子2とヒートパイプ4の一端4−1にはその周囲を覆うように断熱部材6が設けられており、鏡3の上面(鏡面)3−1には温度検出素子7が取り付けられている。また、チャンバ1の上部に、鏡3の鏡面3−1に対して斜めに光を照射する発光素子8と、この発光素子8から鏡面3−1に対して照射された光の正反射光を受光する受光素子9とが設けられている。また、熱電冷却素子2へのリード線10が断熱部材6を貫通して設けられている。
この鏡面冷却式センサ101において、チャンバ1内には、不図示の主配管から分岐された分岐管路を介して、被測定気体が流入される。これにより、チャンバ1内の鏡面3−1が、被測定気体に晒される。鏡面3−1に結露が生じていなければ、発光素子8から照射された光はそのほゞ全量が正反射し、受光素子9で受光される。したがって、鏡面3−1に結露が生じていない場合、受光素子9で受光される反射光の強度は大きい。
熱電冷却素子2への電流を増大し、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡面3−1に結露し、その水の分子に発光素子8から照射した光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、受光素子9で受光される反射光(正反射光)の強度が減少する。この鏡面3−1における正反射光の変化を検出することにより、鏡面3−1上の状態の変化、すなわち鏡面3−1上に水分(水滴)が付着したことを知ることができる。さらに、この時の鏡面3−1の温度を温度検出素子7で測定することにより、被測定気体中の水分の露点を知ることができる。
〔散乱光検出方式〕
図9に散乱光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す。この鏡面冷却式センサ102は、正反射光検出方式を採用した鏡面冷却式センサ101とほゞ同構成であるが、受光素子9の取り付け位置が異なっている。この鏡面冷却式センサ102において、受光素子9は、発光素子8から鏡面3−1に対して照射された光の正反射光を受光する位置ではなく、散乱光を受光する位置に設けられている。
この鏡面冷却式センサ102において、チャンバ1内には、不図示の主配管から分岐された分岐管路を介して、被測定気体が流入される。これにより、チャンバ1内の鏡面3−1が、被測定気体に晒される。鏡面3−1に結露が生じていなければ、発光素子8から照射された光はそのほゞ全量が正反射し、受光素子9での受光量は極微量である。したがって、鏡面3−1に結露が生じていない場合、受光素子9で受光される反射光の強度は小さい。
熱電冷却素子2への電流を増大し、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡面3−1に結露し、その水の分子に発光素子8から照射した光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、受光素子9で受光される乱反射された光(散乱光)の強度が増大する。この鏡面3−1における散乱光の変化を検出することにより、鏡面3−1上の状態の変化、すなわち鏡面3−1上に水分(水滴)が付着したことを知ることができる。さらに、この時の鏡面3−1の温度を温度検出素子7で測定することにより、被測定気体中の水分の露点を知ることができる。
なお、上述した露点計においては、鏡面3−1に生じる結露(水分)を検出する例で説明したが、同様の構成によって鏡面3−1に生じる結霜(水分)を検出することも可能である。
特開昭61−75235号公報 特公平7−104304号公報
しかしながら、上述した従来の鏡面冷却式センサ101や102では、主配管を流れる被測定気体をサンプルガスとして分岐管路に通すとき、分岐管路の温度がサンプルガスの露点よりも低いと結露が生じ、正確な露点の計測ができない。
なお、分岐管路の温度を調節し、計測開始前にドライエアーを流して分岐管路に付着した水分を飛ばすようにすれば、露点の計測精度を高めることが可能とはなるが、計測に要する手間が増大する。
また、主配管を流れる被測定気体中の水分の露点に変化が生じた場合、サンプルガスが分岐管路を通してチャンバ1に到達するまで時間がかかるので、被測定気体中の水分の露点をリアルタイムで計測することができない。
更に、サンプルガスを分岐管路を介してチャンバ1内に引き込むために、吸引チューブや吸引ポンプを必要とし、センサ全体としての構成が大型で高価ともなる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単かつリアルタイムに、また小型で安価な構成で、主配管を流れる被測定気体中の水分の露点を正確に計測することが可能な鏡面冷却式センサを提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明の鏡面冷却式センサは、被測定気体が流れる配管の途中に装着される測定管と、測定管内を通過する被測定気体に鏡面が晒される鏡と、鏡の鏡面とは反対側の面に低温側の面が取り付けられた熱電冷却素子と、熱電冷却素子の高温側の面が先端部に取り付けられた熱伝導体と、鏡の鏡面に対して斜めに光を照射する投光手段と、投光手段の光軸とその光軸がほゞ平行とされ、また隣接してほゞ同一の傾斜角とされ、投光手段から鏡面に対して照射された光の散乱光を受光する受光手段とを備え、熱伝導体は、鏡および熱電冷却素子のうち少なくとも鏡の鏡面が測定管の内部の通路に位置するとともに当該熱伝導体の後端部が測定管の外側に位置するように、測定管に着脱可能に取り付けられており、鏡は、その鏡面を測定管の内部の通路に対して傾斜させて熱電冷却素子の低温側の面に取り付けられていることを特徴とする。
この発明において、測定管を主配管の途中に装着すると、主配管を流れる被測定気体の本流が測定管内を通過し、この測定管内を通過する被測定気体の本流に鏡の鏡面が晒される。これにより、分岐管路を介することなく、直接、主配管を流れる被測定気体中の水分の露点を計測することが可能となる。
また、この発明では、投光手段から鏡の鏡面に対して斜めに光が照射され、この照射された光の鏡面からの散乱光が投光手段からの照射光とほゞ同じ位置で受光されるので、投光手段と受光手段の取り付け部を1箇所にまとめることができ、測定管の長さを短くし、コンパクトとすることが可能となる。
また、投光手段の光軸と受光手段の光軸とを隣接してほゞ同一の傾斜角でほゞ平行に配置することにより、投光手段と受光手段の位置決めが容易になり、組み立て時の作業性もよくなる。例えば、1つのパイプの中に投光側の光ファイバと受光側の光ファイバとを並行して設け、この投受光の光ファイバが並行して設けられたパイプを測定管に着脱可能に取り付けるというような構成をとることが可能である。
また、鏡および熱電冷却素子のうち少なくとも鏡の鏡面が測定管の通路内に位置するとともに熱伝導体の後端部が測定管の外側に位置するように、熱伝導体を測定管に着脱可能に取り付けることにより、部品の交換が簡単となり、メンテナンス性が向上する。
本発明によれば、測定管を主配管の途中に装着すると、主配管を流れる被測定気体の本流が測定管内を通過し、この測定管内を通過する被測定気体の本流に鏡の鏡面が晒されるものとなり、分岐管路を介することなく、簡単かつリアルタイムに、また小型で安価な構成で、被測定気体中の水分の露点を正確に計測することが可能となる。
また、本発明によれば、投光手段から鏡の鏡面に対して斜めに光が照射され、この照射された光の鏡面からの散乱光が投光手段からの照射光とほゞ同じ位置で受光されるので、投光手段と受光手段の取り付け部を1箇所にまとめることができ、測定管の長さを短くし、コンパクトとすることが可能となる。
また、投光手段の光軸と受光手段の光軸とを隣接してほゞ同一の傾斜角でほゞ平行に配置することにより、投光手段と受光手段の位置決めが容易になり、組み立て時の作業性もよくなる。
また、鏡および熱電冷却素子のうち少なくとも鏡の鏡面が測定管の通路内に位置するとともに熱伝導体の後端部が測定管の外側に位置するように、熱伝導体を測定管に着脱可能に取り付けることにより、部品の交換が簡単となり、メンテナンス性が向上する。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明に係る鏡面冷却式センサの一実施の形態を用いた鏡面冷却式露点計の概略構成図である。この鏡面冷却式露点計201はセンサ部(鏡面冷却式センサ)201Aとコントロール部201Bとを有している。
鏡面冷却式センサ201Aにおいて、11は測定管、12は測定管11に着脱可能に取り付けられたセンサユニット、13は測定管11にセンサユニット12と対向して着脱可能に取り付けられた投受光ユニットである。
測定管11は、その管路の両側に、フランジ11−1と11−2を有している。また、その管路の中央部に、センサユニット12用の取付孔11−3と投受光ユニット13用の取付孔11−4が設けられている。取付孔11−3および11−4は、測定管11の外壁面11−5から内部の通路11−6へ至る貫通孔とされ、その途中に内段面11−3aおよび11−4aを有し、内段面11−3aおよび11−4aから通路11−6へ至る小径の孔11−3bおよび11−4bにはねじ溝が形成されている。
センサユニット12は、熱伝導体を兼ねる銅製のホルダ12−1と、ホルダ12−1に取り付けられた熱電冷却素子(ペルチェ素子)12−2と、熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aに取り付けられた鏡12−3と、鏡12−3と熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aとの間に設けられた温度検出素子12−4とを備えている。
鏡12−3は、例えばシリコンチップとされ、その表面12−3aが鏡面とされている。熱電冷却素子12−2は、その加熱面12−2bを底面として、ホルダ12−1の先端部12−1aの傾斜面12−1bに取り付けられている。傾斜面12−1bの傾斜角度θ1はほゞ60゜とされている。したがって、熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aに取り付けられた鏡12−3もほゞ60゜の角度で傾けられている。
ホルダ12−1には熱電冷却素子12−2や温度検出素子12−4へのリード線14が通る貫通孔12−1cが形成されている。また、ホルダ12−1の先端部12−1aにはネジ山が形成されており、取付孔11−3の内段面11−3aによって規制されるまで、ホルダ12−1を測定管11の取付孔11−3のネジ溝に螺合することによって、センサユニット12を測定管11に着脱可能に取り付けている。このセンサユニット12の取付状態において、センサユニット12の鏡12−3は、測定管11の通路11−6内に位置する。
投受光ユニット13は、金属製のホルダ13−1と、ホルダ13−1内にセットされた光ファイバ13−2と、光ファイバ13−2をホルダ13−1内に固定する栓13−3とを備えている。本実施の形態では、光ファイバ13−2として、小径のファイバ部13−21と、この小径のファイバ部13−21の後方を円筒状のスリーブ13−23によって覆った大径のファイバ部13−22とを有する投光軸と受光軸が並行の光ファイバを用いている。なお、この光ファイバ13−2の構造については後述する。
ホルダ13−1には光ファイバ13−2が通される貫通孔13−1aが形成されている。貫通孔13−1aは、小径のファイバ部13−21が通される挿通孔13−1bと、この挿通孔13−1bに連通し大径のファイバ部13−22が位置する連通孔13−1cと、挿通孔13−1bと連通孔13−1cとの間に位置する内段面(挿通孔13−1bと連通孔13−1cとの境界面)13−1dとから構成されている。
この実施の形態において、光ファイバ13−2は、連通孔13−1cの後方から小径のファイバ部13−21を差し入れ、この差し入れた小径のファイバ部13−21を挿通孔13−1bに通し、大径のファイバ部13−22を連通孔13−1cに位置させている。そして、貫通孔13−1aの後端部に栓13−3を取り付け、光ファイバ13−2をホルダ13−1内に固定している。
なお、栓13−3は、ナット状の頭部13−3aと、この頭部13−3aにつながるネジ山部13−3bとを有しており、貫通孔13−1aの後端部に形成されたねじ溝にネジ山部13−3bを螺合し、一杯まで締め付けている。これによって、大径のファイバ部13−22が貫通孔13−1aの内段面13−1dに押し付けられ、光ファイバ13−2がホルダ13−1内に固定される。
ホルダ13−1の先端部13−1bにはネジ山が形成されており、取付孔11−4の内段面11−4aによって規制されるまで、ホルダ13−1を測定管11の取付孔11−4のネジ溝に螺合することによって、投受光ユニット13を測定管11に着脱可能に取り付けている。この投受光ユニット13の取付状態において、光ファイバ13の小径のファイバ部13−21の先端部は、測定管11の通路11−6内に位置する。また、小径のファイバ部13−21の先端(光ファイバ13の先端)と鏡12−3の鏡面12−3aとの間に、僅かな隙間が設けられる。
光ファイバ13−2としては、上述したように、小径のファイバ部13−21と、この小径のファイバ部13−21につながる大径のファイバ部13−22とを有する投光軸と受光軸が並行の光ファイバを用いている。本実施の形態では、投光軸と受光軸を並行とすることにより、光ファイバ13−2の先端からの光の照射方向(投光側の光軸)と光の受光方向(受光側の光軸)とを平行とし、また投光側の光軸と受光側の光軸とを隣接して同一の傾斜角としている。光ファイバ13−2において、小径のファイバ部13−21は、図2に示すような種々の構成とすることができる。
図2(a)では、ステンレスのパイプP中に、投光側の光ファイバF1と受光側の光ファイバF2とを並行に設けている。ステンレスのパイプP中において、投光側の光ファイバF1と受光側の光ファイバF2の周囲は、ポッテイング剤で満たされてている。図2(b)では、ステンレスのパイプP中に、投光側(あるいは受光側)の光ファイバF1と受光側(あるいは投光側)の光ファイバF21〜F24を並行に設けている。図2(c)では、ステンレスのパイプP中の左半分を投光側の光ファイバF1、右半分を受光側の光ファイバF2としている。図2(d)では、ステンレスのパイプP中に、投光側の光ファイバF1と受光側の光ファイバF2とを混在させている。図2(e)では、ステンレスのパイプP中の中心部を投光側(あるいは受光側)の光ファイバF1、光ファイバF1の周囲を受光側(あるいは投光側)の光ファイバF2としている。
コントロール部201Bには、露点温度表示部15と、結露検知部16と、ペルチェ出力制御部17と、信号変換部18とが設けられている。露点温度表示部15には温度検出素子12−4が検出する鏡12−3の温度が表示される。結露検知部16は、光ファイバ13−2の先端部より鏡12−3の鏡面12−3aに対して所定の周期でパルス光を照射させるとともに、光ファイバ13−2を介して受光される反射パルス光(散乱光)の上限値と下限値との差を反射パルス光の強度として求め、反射パルス光の強度に応じた信号S1をペルチェ出力制御部17へ送る。
ペルチェ出力制御部17は、結露検知部16からの信号S1を受けて、反射パルス光の強度と予め定められている閾値とを比較し、反射パルス光の強度が閾値に達していない場合には、熱電冷却素子12−2への電流を信号S1の値に応じて増大させる制御信号S2を、反射パルス光の強度が閾値を超えている場合には、熱電冷却素子12−2への電流を信号S1の値に応じて減少させる制御信号S2を信号変換部18へ出力する。信号変換部18は、ペルチェ出力制御部17からの制御信号S2で指示される電流S3を熱電冷却素子12−2へ供給する。
〔主配管への測定管の装着〕
この鏡面冷却式露点計201において、主配管を流れる被測定気体中の水分の露点を検出する場合、鏡面冷却式センサ201Aを図3に示すように主配管300に取り付ける。すなわち、主配管300の途中に測定管11を挿入し、主配管300のフランジ300−1および300−2と測定管11のフランジ11−1および11−2とを合わせ、ボルト301とナット302とで主配管300と測定管11とを連結する。なお、フランジ間にはパッキンなどを介在させ、被測定気体が漏れないようにする。
この鏡面冷却式センサ201Aの主配管300への取り付け状態において、主配管300に被測定気体を流すと、この被測定気体は測定管11の通路11−6を通過する。すなわち、主配管300の途中に測定管11が装着されていることから、主配管300を流れる被測定気体の本流が測定管11内を通過し、この測定管11内を通過する被測定気体の本流に鏡12−3の鏡面12−3aが晒される。
〔露点の計測〕
この状態で、結露検知部16は、光ファイバ13−2の先端部より、鏡12−3の鏡面12−3aに対して所定の周期でパルス光を照射させる(図4(a)参照)。鏡面12−3aは被測定気体の本流に晒されており、鏡面12−3aに結露が生じていなければ、光ファイバ13−2の先端部から照射されたパルス光はそのほゞ全量が正反射し、光ファイバ13−2を介して受光される鏡面12−3aからの反射パルス光(散乱光)の量は極微量である。したがって、鏡面12−3aに結露が生じていない場合、光ファイバ13−2を介して受光される反射パルス光の強度は小さい。
結露検知部16では、光ファイバ13−2を介して受光される反射パルス光の上限値と下限値との差を反射パルス光の強度として求め、反射パルス光の強度に応じた信号S1をペルチェ出力制御部17へ送る。この場合、反射パルス光の強度はほゞ零であり、予め定められている閾値に達していないので、ペルチェ出力制御部17は、熱電冷却素子12−2への電流を増大させる制御信号S2を信号変換部18へ送る。これにより、信号変換部18からの熱電冷却素子12−2への電流S3が増大し、熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aの温度が下げられて行く。
熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aの温度、すなわち鏡12−3の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡12−3の鏡面12−3aに結露し、その水の分子に光ファイバ13−2の先端部から照射されたパルス光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、光ファイバ13−2を介して受光される鏡面12−3aからの反射パルス光(散乱光)の強度が増大する。
結露検知部16は、受光される反射パルス光の1パルス毎に、その1パルスの上限値と下限値との差を求め、これを反射パルス光の強度とする。すなわち、図4(b)に示すように、反射パルス光の1パルスの上限値Lmaxと下限値Lminとの差ΔLを求め、このΔLを反射パルス光の強度とする。この結露検知部16での処理により、反射パルス光に含まれる外乱光ΔXが除去され、外乱光による誤動作が防止される。この結露検知部16でのパルス光を用いた外乱光による誤動作防止の処理方式をパルス変調方式と呼ぶ。この処理によって、この鏡面冷却式露点計201では、鏡面冷却式センサ201Aから光の遮光を目的とするチャンバをなくすことができている。
ここで、光ファイバ13−2を介して受光される反射パルス光の強度が閾値を超えると、ペルチェ出力制御部17は、熱電冷却素子12−2への電流を減少させる制御信号S2を信号変換部18へ送る。これにより、熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aの温度の低下が抑えられ、結露の発生が抑制される。この結露の抑制により、光ファイバ13−2を介して受光される反射パルス光の強度が小さくなり、閾値を下回ると、ペルチェ出力制御部17から熱電冷却素子12−2への電流を増大させる制御信号S2が信号変換部18へ送られる。この動作の繰り返しによって、光ファイバ13−2を介して受光される反射パルス光の強度が閾値とほゞ等しくなるように、熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aの温度が調整される。この調整された温度、すなわち鏡面12−3aに生じた結露が平衡状態に達した温度(露点温度)が、露点温度として露点温度表示部33に表示される。
この露点の検出動作において、鏡面冷却式センサ201Aでは、熱電冷却素子12−2の冷却面12−2aの温度が下げられると、加熱面12−2bの温度が上がる。この加熱面12−2bの温度上昇によって生じる熱は、ホルダ12−1の傾斜面12−1bからホルダ12−1の内部に入り、ホルダ12−1の後端部12−1dから測定管11の外側に排出される。
なお、この実施の形態では、鏡面12−3aに生じる結露(水分)を検出するものとしたが、同様の構成によって鏡面12−3aに生じる結霜(水分)を検出することも可能である。
以上の説明から分かるように、本実施の形態では、主配管300の途中に測定管11を装着し、主配管300を流れる被測定気体の本流に鏡12−3の鏡面12−3aを晒すようにしているので、分岐管路を介することなく、直接、主配管300を流れる被測定気体中の水分の露点が計測される。これにより、簡単かつリアルタイムに、被測定気体中の水分の露点を正確に計測することができる。また、吸引チューブや吸引ポンプを必要とせず、小型で安価な構成となる。
また、本実施の形態によれば、投光手段および受光手段として投光軸と受光軸を並行とした光ファイバ13−2を使用しているので、投光側の光ファイバと受光側の光ファイバの取付部を1箇所にまとめ、測定管11の長さを短くし、コンパクトとすることができている。また、投光側の光ファイバと受光側の光ファイバとが1つの光ファイバ13−2に収容されているので、投光側の光ファイバと受光側の光ファイバとの間での位置決めは必要なく、組立時の作業性がよくなる。
また、本実施の形態において、センサユニット12や投受光ユニット13は、測定管11を主配管300に装着したままで、測定管11の外壁面11−5側から取り外すことができる。これにより、部品の交換を簡単に行うことができ、メンテナンス性が向上する。
なお、上述した実施の形態では、ホルダ13−1に光ファイバ13−2をセットして投受光ユニット13としたが、ホルダ13−1と測定管11とを一体とし、この測定管11と一体としたホルダ13−1に光ファイバ13−2をセットするようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、測定管11の通路11−6を挾んで、センサユニット12を下側に、投受光ユニット13を上側に設けたが、センサユニット12を上側に、投受光ユニット13を下側に設けるなどとしてもよい。センサユニット12を上側に設けると、鏡12−3にゴミなどが付着し難くなる。
また、上述した実施の形態では、ホルダ12−1を熱伝導体とし、この熱伝導体12の後端部12−1dを測定管11の外側に位置させたが、熱伝導体の後端部12−1dにヒートシンク(放熱フィン)などを設けるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態では、センサユニット12や投受光ユニット13をねじ山とねじ溝との螺合によって測定管11に着脱可能に設けたが、ねじ山とねじ溝との螺合に限られるものではない。
また、上述した実施の形態では、熱電冷却素子12−2の全てを測定管11の通路11−6内に位置させたが、鏡12−3の鏡面12−3aのみを通路11−6内に位置させるようにしてもよい。また、光ファイバ13−2についても、光ファイバ13−2の先端の投光部および受光部のみを通路11−6内に位置させるようにしてもよい。
図5に本実施の形態のセンサ部201Aの変形例を示し、図6および図7にセンサ部201Aの参考例を示す。図5に示したセンサ部を201A1、図6に示したセンサ部を201A2、図7に示したセンサ部を201A3とする。図5(a)はセンサ部201A1を管路方向から見た正面図、図5(b)は図5(a)におけるA−A線断面図である。図6(a)はセンサ部201A2を管路方向から見た正面図、図6(b)は図6(a)におけるB−B線断面図である。図7(a)はセンサ部201A3を管路の上面から見た平面図、図7(b)は図7(a)におけるC−C線断面図である。
図5に示したセンサ部201A1では、測定管19にホルダ19−1と19−2を一体的に設け、ホルダ19−1に光ファイバ13−2をセットし、ホルダ19−2に熱電冷却素子12−2,鏡12−3,温度検出素子12−4を取り付けた熱伝導体12−1をセットしている。また、放熱効果を高めるために、熱伝導体12−1の後方にヒートシンク20を設けている。熱電冷却素子12−2には、その冷却面12−2aに温度センサ12−4を挾んで鏡12−3が取り付けられており、測定管19の通路19−3内の端部に鏡12−3を位置させ、鏡12−3の鏡面12−3aと光ファイバ13−2の先端と間に僅かな隙間を作っている。
図6に示したセンサ部201A2においても、センサ部201A1と同様、測定管21にホルダ21−1と21−2を一体的に設け、ホルダ21−1に光ファイバ13−2をセットし、ホルダ21−2に熱電冷却素子12−2,鏡12−3,温度検出素子12−4を取り付けた熱伝導体12−1をセットしている。また、放熱効果を高めるために、熱伝導体12−1の後方にヒートシンク22を設けている。なお、ホルダ21−1および21−2は、測定管21の真横に直線状に設けるのではなく、「ハ」の字に傾斜させて設けており、光ファイバ13−2の先端と鏡12−3の鏡面12−3aとの間の僅かな隙間を、測定管21の通路21−3内の中央部に位置させている。
図7に示したセンサ部201A3では、測定管23にホルダ23−1と23−2を一体的に設け、ホルダ23−1に光ファイバ13−2をセットし、ホルダ23−2に熱電冷却素子12−2,鏡12−3,温度検出素子12−4を取り付けた熱伝導体12−1をセットしている。また、放熱効果を高めるために、熱伝導体12−1の後方にヒートシンク24を設けている。なお、ホルダ23−1は、その内部の貫通孔23−1aを測定管23の管路に沿って斜めに設けており、この貫通孔23−1a内に光ファイバ13−2をセットすることにより、光ファイバ13−2の先端を測定管23の通路23−3内に位置する鏡12−3の鏡面12−3aに対向させ、鏡面12−3aとの間に僅かな隙間を作っている。
本発明に係る鏡面冷却式センサの一実施の形態を用いた鏡面冷却式露点計の概略構成図である。 投光軸と受光軸が並行の光ファイバの構成例を示す図である。 主配管への測定管の装着状態を示す図である。 鏡面に対して照射されるパルス光および鏡面から受光される反射パルス光を示す図である。 センサ部の変形例を示す図である。 センサ部の参考例を示す図である。 センサ部の参考例を示す図である。 正反射光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す図である。 散乱光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す図である。
符号の説明
11…測定管、11−1,11−2…フランジ、11−3,11−4…取付孔、11−5…外壁面、11−6…通路、12…センサユニット、12−1…ホルダ(熱伝導体)、12−2…熱電冷却素子(ペルチェ素子)、12−2a…冷却面、12−2b…加熱面、12−3…鏡、12−3a…鏡面、12−4…温度検出素子、13…投受光ユニット、13−1…ホルダ、13−2…光ファイバ、13−21…小径のファイバ部、13−22…大径のファイバ部、13−23…スリーブ、13−3…栓、14…リード線、15……露点温度表示部、16…結露検知部、17…ペルチェ出力制御部、18…信号変換部、19,21,23…測定管、19−1,19−2…ホルダ、21−1,21−2…ホルダ、23−1,23−2…ホルダ、19−3,21−3,23−3…通路、20,22,24…ヒートシンク(放熱フィン)、201…鏡面冷却式露点計、201A,201A1,201A2,201A3…センサ部(鏡面冷却式センサ)、201B…コントロール部。

Claims (2)

  1. 被測定気体が流れる配管の途中に装着される測定管と、
    前記測定管内を通過する前記被測定気体に鏡面が晒される鏡と、
    前記鏡の鏡面とは反対側の面に低温側の面が取り付けられた熱電冷却素子と、
    前記熱電冷却素子の高温側の面が先端部に取り付けられた熱伝導体と、
    前記鏡の鏡面に対して斜めに光を照射する投光手段と、
    前記投光手段の光軸とその光軸がほゞ平行とされ、また隣接してほゞ同一の傾斜角とされ、前記投光手段から前記鏡面に対して照射された光の散乱光を受光する受光手段とを備え、
    前記熱伝導体は、前記鏡および前記熱電冷却素子のうち少なくとも前記鏡の鏡面が前記測定管の内部の通路に位置するとともに当該熱伝導体の後端部が前記測定管の外側に位置するように、前記測定管に着脱可能に取り付けられており、
    前記鏡は、その鏡面を前記測定管の内部の通路に対して傾斜させて前記熱電冷却素子の低温側の面に取り付けられている
    ことを特徴とする鏡面冷却式センサ。
  2. 請求項1に記載された鏡面冷却式センサにおいて、
    前記熱伝導体の後端部にヒートシンクが設けられている
    ことを特徴とする鏡面冷却式センサ。
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