JP4571537B2 - 鏡面冷却式センサ - Google Patents

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Description

この発明は、一方の面が低温側、他方の面が高温側とされる熱電冷却素子を用いて冷却される鏡の鏡面上に生じる結露や結霜を検出する鏡面冷却式センサに関するものである。
従来より、湿度測定法として、被測定気体の温度を低下させ、その被測定気体に含まれる水蒸気の一部を結露させたときの温度を測定することにより露点を検出する露点検出法が知られている。例えば、寒剤、冷凍機、電子冷却器などを用いて鏡を冷却し、この冷却した鏡の鏡面上の反射光の強度の変化を検出し、この時の鏡面の温度を測定することによって、被測定気体中の水分の露点を検出する鏡面冷却式露点計が用いられている。
この鏡面冷却式露点計には、利用する反射光の種類によって、2つのタイプがある。1つは、正反射光を利用する正反射光検出方式(例えば、特許文献1参照)、もう1つは、散乱光を利用する散乱光検出方式(例えば、特許文献2参照)である。
〔正反射光検出方式〕
図9に正反射光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す。この鏡面冷却式センサ101は、被測定気体が流入されるチャンバ1と、このチャンバ1の底部に設けられた熱電冷却素子(ペルチェ素子)2を備えている。熱電冷却素子2の冷却面2−1には鏡3が取り付けられており、熱電冷却素子2の加熱面2−2にはヒートパイプ4を介して放熱部材5が取り付けられている。すなわち、ヒートパイプ4の一端4−1が熱電冷却素子2の加熱面2−2に取り付けられており、熱電冷却素子2から離されたヒートパイプ4の他端4−2に放熱部材5が取り付けられている。
また、熱電冷却素子2とヒートパイプ4の一端4−1にはその周囲を覆うように断熱部材6が設けられており、鏡3の上面(鏡面)3−1には温度検出素子7が取り付けられている。また、チャンバ1の上部に、鏡3の鏡面3−1に対して斜めに光を照射する発光素子8と、この発光素子8から鏡面3−1に対して照射された光の正反射光を受光する受光素子9とが設けられている。また、熱電冷却素子2へのリード線10が断熱部材6を貫通して設けられている。
この鏡面冷却式センサ101において、チャンバ1内には、不図示の主配管から分岐された分岐管路を介して、被測定気体が流入される。これにより、チャンバ1内の鏡面3−1が、被測定気体に晒される。鏡面3−1に結露が生じていなければ、発光素子8から照射された光はそのほゞ全量が正反射し、受光素子9で受光される。したがって、鏡面3−1に結露が生じていない場合、受光素子9で受光される反射光の強度は大きい。
熱電冷却素子2への電流を増大し、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡面3−1に結露し、その水の分子に発光素子8から照射した光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、受光素子9で受光される反射光(正反射光)の強度が減少する。この鏡面3−1における正反射光の変化を検出することにより、鏡面3−1上の状態の変化、すなわち鏡面3−1上に水分(水滴)が付着したことを知ることができる。さらに、この時の鏡面3−1の温度を温度検出素子7で測定することにより、被測定気体中の水分の露点を知ることができる。
〔散乱光検出方式〕
図10に散乱光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す。この鏡面冷却式センサ102は、正反射光検出方式を採用した鏡面冷却式センサ101とほゞ同構成であるが、受光素子9の取り付け位置が異なっている。この鏡面冷却式センサ102において、受光素子9は、発光素子8から鏡面3−1に対して照射された光の正反射光を受光する位置ではなく、散乱光を受光する位置に設けられている。
この鏡面冷却式センサ102において、チャンバ1内には、不図示の主配管から分岐された分岐管路を介して、被測定気体が流入される。これにより、チャンバ1内の鏡面3−1が、被測定気体に晒される。鏡面3−1に結露が生じていなければ、発光素子8から照射された光はそのほゞ全量が正反射し、受光素子9での受光量は極微量である。したがって、鏡面3−1に結露が生じていない場合、受光素子9で受光される反射光の強度は小さい。
熱電冷却素子2への電流を増大し、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡面3−1に結露し、その水の分子に発光素子8から照射した光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、受光素子9で受光される乱反射された光(散乱光)の強度が増大する。この鏡面3−1における散乱光の変化を検出することにより、鏡面3−1上の状態の変化、すなわち鏡面3−1上に水分(水滴)が付着したことを知ることができる。さらに、この時の鏡面3−1の温度を温度検出素子7で測定することにより、被測定気体中の水分の露点を知ることができる。
なお、上述した露点計においては、鏡面3−1に生じる結露(水分)を検出する例で説明したが、同様の構成によって鏡面3−1に生じる結霜(水分)を検出することも可能である。
特開昭61−75235号公報 特公平7−104304号公報
上述した鏡面冷却式センサ101や102では、発光素子8や受光素子9がチャンバ1に固定されており、ヒートパイプ4に一体的に固定された断熱部材6を通してリード線10が熱電冷却素子2に接続されているため、発光素子8や受光素子9、熱電冷却素子2の現場での交換が難しい。また、鏡3や発光素子8、受光素子9の現場での位置の調整が難しい。この種の鏡面冷却式センサでは、設置場所の環境の違いや、求められる測定精度の違いに対応するため、センサ内部の部品の調整・交換などのメンテナンスが現場で容易に行えることが望まれている。
そこで、本出願人は、最近、現場でのメンテナンスが簡単な鏡面冷却式センサを用いた露点計として、特願2004−317082(参考文献1)に示されるような投光部と受光部とを一体にした光ファイバ式の露点計を提案した。この露点計に用いる鏡面冷却式センサは、その全体を同一部材で形成した熱伝導体を有し、この熱伝導体に投光部と受光部とを一体にした光ファイバの保持部を設け、光ファイバの投光部からの光を熱伝導体の先端部に取り付けた熱電冷却素子の冷却面に設けた鏡の鏡面に照射し、その鏡面からの散乱光を光ファイバの受光部で受光するようにしている。熱伝導体には、熱電冷却素子の加熱面で発生する熱を効率よく排熱するために、その後端部に放熱部としてヒートシンク(放熱フィン)が一体的に形成されている。
しかしながら、この鏡面冷却式センサでは、露点計の測定環境(アプリケーション)の違いによってヒートシンクの形状や大きさを異ならせたいような場合、ヒートシンクと一体形状の熱伝導体をアプリケーション毎に1つの素材から単品製造しなければならず、生産性が悪く、コストがアップするという問題があった。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、生産性よく、低コストで、所望のアプリケーションに適用可能な鏡面冷却式センサを製造することにある。
このような目的を達成するために本発明は、鏡面が被測定気体に晒される鏡と、鏡の鏡面とは反対側の面に低温側の面が取り付けられた熱電冷却素子と、鏡の鏡面に対して光を照射する投光手段と、投光手段から鏡面に対して照射された光の反射光を受光する受光手段と、先端部に熱電冷却素子の高温側の面が取り付けられた熱伝導体と、熱伝導体の後端部に結合された放熱体とを設け、投光手段および受光手段を、小径のファイバ部と,この小径のファイバ部につながる大径のファイバ部とを有する投光軸と受光軸が並行の光ファイバとし、熱伝導体に、小径のファイバ部が挿通される貫通孔と、この貫通孔に連通し大径のファイバ部が位置する連通孔と、貫通孔と連通孔との間に位置し小径のファイバ部の先端が鏡の鏡面に当接しないように連通孔における大径のファイバ部の摺動位置を規制する壁と、連通孔における大径のファイバ部の摺動位置を任意の位置に固定する係合部材が取り付けられる係合部とを設け、放熱体を熱伝導体に着脱可能に取り付けるようにしたものである
この発明において、熱伝導体には放熱体が別部品として着脱可能に取り付けられ、この取り付けられた放熱体から熱電冷却素子の高温側の面からの熱が放熱される。このような構造とすると、熱伝導体を標準部品とし、放熱体の形状,大きさ,材質などを異ならせて、アプリケーションの違いに対応することができる
本発明によれば、熱伝導体に放熱体を着脱可能に取り付けるようにしたので、熱伝導体を標準部品とし、放熱体の形状,大きさ,材質などを異ならせて、アプリケーションの違いに対応することが可能となり、熱伝導体を標準部品として前もって製作しておくことにより、生産性よく、低コストで、所望のアプリケーションに適用可能な鏡面冷却式センサを製造することができるようになる。
以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
図1はこの発明に係る鏡面冷却式センサの一実施の形態(実施の形態1)を用いた鏡面冷却式露点計の概略構成図である。この鏡面冷却式露点計201はセンサ部(鏡面冷却式センサ)201Aとコントロール部201Bとを有している。
この鏡面冷却式センサ201Aにおいて、熱電冷却素子(ペルチェ素子)2の冷却面2−1には鏡25が取り付けられている。鏡25は、例えばシリコンチップとされ、その表面25−1が鏡面とされている。また、鏡25と熱電冷却素子2の冷却面2−1との間には、例えば白金による温度検出素子26が設けられている。また、熱電冷却素子2は、その加熱面2−2を底面として、銅製の熱伝導体27の先端部27aの傾斜面27bに取り付けられている。傾斜面27bは熱伝導体27の中心軸に対して30゜〜45゜の傾斜角とされている。したがって、熱電冷却素子2の冷却面2−1に取り付けられた鏡25の鏡面25−1も熱伝導体27の中心軸に対して30゜〜45゜の角度で傾けられている。
熱伝導体27の先端部27aの傾斜面27bは切削加工によって形成されている。すなわち、熱伝導体27の先端部27aにおいて、熱電冷却素子2を収納する室27mは切削加工によって形成されている。図2に熱伝導体27の先端部27aにおける熱電冷却素子2の取り付け状況を示す。熱伝導体27は円柱状とされており、その先端部27aを切削加工によってくり抜いて室27mを形成し、この室27mの傾斜面27bに熱電冷却素子2を半田などにより固定している。なお、熱電冷却素子2の傾斜面27bにおける前後方向の位置決めは、図3(a)にその概略図を示すように、傾斜面27bの途中に設けられた段差27b1によって行われている。また、熱電冷却素子2の傾斜面27bにおける左右方向の位置決めは、図3(b)にその概略図を示すように、傾斜面27bの左右に設けられた段差27b2,27b3によって行われている。
また、熱伝導体27の先端部27aにつながる胴部27dの内部には、熱電冷却素子2へのリード線28が通る貫通孔27eが設けられている。また、胴部27dの内部には、光ファイバ29を保持する保持部27nが一体的に形成されている。本実施の形態では、光ファイバ29として、小径のファイバ部29−1と、この小径のファイバ部29−1につながる大径のファイバ部29−2とを有する投光軸と受光軸が並行の光ファイバを用いる。なお、この光ファイバ29の構造については後述する。また、熱電冷却素子2へのリード線28は、熱電冷却素子2への電流供給用のリード線と、温度検出素子26からの信号導出用のリード線とからなる。
熱伝導体27において、光ファイバ29の保持部27nは、小径のファイバ部29−1が挿通される貫通孔27fと、この貫通孔27fに連通し大径のファイバ部29−2が位置する連通孔27gと、貫通孔27fと連通孔27gとの間に位置し小径のファイバ部29−1の先端が鏡25の鏡面25−1に当接しないように連通孔27gにおける大径のファイバ部29−2の摺動位置を規制する壁(貫通孔27fと連通孔27gとの境界面)27hと、連通孔27hにおける大径のファイバ部29−2の摺動位置を任意の位置に固定するネジ30が取り付けられるネジ孔27iとから構成されている。
この実施の形態において、光ファイバ29は、連通孔27gの後方からその小径のファイバ部29−1を差し入れ、この差し入れた小径のファイバ部29−1を貫通孔27fに挿通し、大径のファイバ部29−2を連通孔27gに位置させている。連通孔27gにおける大径のファイバ部29−2の摺動位置は、貫通孔27fと連通孔27gとの間の境界面27hによって規制され、この規制位置において、小径のファイバ部29−1の先端と鏡25の鏡面25−1との間には僅かな隙間が設けられる。したがって、本実施の形態において、光ファイバ29の大径のファイバ部29−2を連通孔27g内で一杯まで摺動させても、小径のファイバ部29−1の先端が鏡25の鏡面25−1に当接する心配はない。
また、小径のファイバ部29−1の先端と鏡25の鏡面25−1との距離は、光ファイバ29を前後に摺動させることによって調整することができる。本実施の形態では、小径のファイバ部29−1の先端と鏡25の鏡面25−1との距離を調整した後、熱伝導体27の外側からネジ孔27iにセットしたネジ30を締め付けることによって、連通孔27gにおける大径のファイバ部29−2の摺動位置を固定している。
なお、熱電冷却素子2へのリード線28が通る貫通孔27eは、胴部27dの後方において光ファイバ29の保持部27nを構成する連通孔27gと連通している。このため、連通孔27gの断面形状は完全な円形ではなく、その下端が一部切り欠かれた形状とされている。連通孔27gは、その下端が一部切り欠かれていても、その断面形状が半円以上あるので、光ファイバ29の大径のファイバ部29−2を摺動させる上で支障はない。
また、本実施の形態において、光ファイバ29の保持部27nを構成する貫通孔27fおよび連通孔27gの中心軸は、熱伝導体27の中心軸に対してやや斜めに傾けられている。これにより、光ファイバ29は、大径のファイバ部29−2を熱伝導体27の中心部寄りに、小径のファイバ部29−1を熱伝導体27の外周部よりに位置するように、その光軸を熱導電体27の中心軸に対して斜めに傾けて取り付けられている。
また、熱伝導体27の先端部27aには、有底円筒状のミラーカバー(キャップ)32が取り付けられている。すなわち、本実施の形態において、熱伝導体27の先端部27aには熱電冷却素子2を主要構成要素とする検知部31が設けられており、この検知部31にミラーカバー32が被せられている。ミラーカバー32は、熱伝導が良い材質とされ、その周囲に通気孔32aが複数開設されている(図4参照)。この検知部31へのミラーカバー32の取り付けは、ミラーカバー32を熱伝導体27の先端部27aの根本部27a1に圧入することによって行われている。この状態において、ミラーカバー32の内周面と熱伝導体27の先端部27aの外周面との間には、僅かな隙間h1(図1)が設けられる。
なお、ミラーカバー32が熱伝導が良い材質とされている理由は次のことによる。すなわち、検知部31は被測定気体内に入れられるので、被測定気体が低温低湿から高温高湿に変化したときに、ミラーカバー32が熱伝導が悪いとそのカバーに結露してしまい、正確な水分量の計測ができなくなってしまう。また、被測定気体が高湿の場合の測定時にはミラーカバー32が結露しないように全体をヒーティングする必要があるが、その場合にも均一に温めるために熱伝導が良い材質であることが望まれる。
光ファイバ29としては、上述したように、小径のファイバ部29−1と、この小径のファイバ部29−1につながる大径のファイバ部29−2とを有する投光軸と受光軸が並行の光ファイバを用いている。本実施の形態では、投光軸と受光軸を並行とすることにより、小径のファイバ部29−1の先端からの光の照射方向(投光側の光軸)と光の受光方向(受光側の光軸)とを平行とし、また投光側の光軸と受光側の光軸とを隣接して同一の傾斜角としている。光ファイバ29において、小径のファイバ部29−1は、図5に示すような種々の構成とすることができる。
図5(a)では、ステンレスのパイプP中に、投光側の光ファイバF1と受光側の光ファイバF2とを並行に設けている。ステンレスのパイプP中において、投光側の光ファイバF1と受光側の光ファイバF2の周囲は、ポッテイング剤で満たされてている。図5(b)では、ステンレスのパイプP中に、投光側(あるいは受光側)の光ファイバF1と受光側(あるいは投光側)の光ファイバF21〜F24を並行に設けている。図5(c)では、ステンレスのパイプP中の左半分を投光側の光ファイバF1、右半分を受光側の光ファイバF2としている。図5(d)では、ステンレスのパイプP中に、投光側の光ファイバF1と受光側の光ファイバF2とを混在させている。図5(e)では、ステンレスのパイプP中の中心部を投光側(あるいは受光側)の光ファイバF1、光ファイバF1の周囲を受光側(あるいは投光側)の光ファイバF2としている。
小径のファイバ部29−1の後方は、円筒状のスリーブ29aによって覆われており、これにより大径のファイバ部29−2が形成されている。この実施の形態では、熱伝導体27の外側からネジ30を締め付け、ネジ30の先端を大径のファイバ部29−2に圧接させるが、この圧接力をスリーブ29aで受け止めるので、小径のファイバ部29−1に収容されている光ファイバへの悪影響を防止することができる。
熱伝導体27の後端部27pには、大径のヒートシンク37が放熱体として結合されている。ヒートシンク37には多数の放熱フィン37aが形成されている。本実施の形態において、ヒートシンク37は、熱伝導体27と同じ銅製とされており、熱伝導体27にねじ込むなどして、着脱可能に取り付けられている。すなわち、本実施の形態において、ヒートシンク37は熱伝導体27と一体形状とはされておらず、別部品として熱伝導体27に着脱可能に取り付けられている
コントロール部201Bには、露点温度表示部33と、結露検知部34と、ペルチェ出力制御部35と、信号変換部36とが設けられている。露点温度表示部33には温度検出素子26が検出する鏡25の温度が表示される。結露検知部34は、光ファイバ29の先端部より鏡25の鏡面25−1に対して所定の周期でパルス光を照射させるとともに、光ファイバ29を介して受光される反射パルス光(散乱光)の上限値と下限値との差を反射パルス光の強度として求め、反射パルス光の強度に応じた信号S1をペルチェ出力制御部35へ送る。
ペルチェ出力制御部35は、結露検知部26からの信号S1を受けて、反射パルス光の強度と予め定められている閾値とを比較し、反射パルス光の強度が閾値に達していない場合には、熱電冷却素子2への電流を信号S1の値に応じて増大させる制御信号S2を、反射パルス光の強度が閾値を超えている場合には、熱電冷却素子2への電流を信号S1の値に応じて減少させる制御信号S2を信号変換部36へ出力する。信号変換部36は、ペルチェ出力制御部35からの制御信号S2で指示される電流S3を熱電冷却素子2へ供給する。
この鏡面冷却式露点計201において、例えばダクト内を流れる被測定気体中の水分の露点を検出する場合、鏡面冷却式センサ201Aは図6に示すようにダクト300に取り付けられる。すなわち、ダクト300の外から、このダクト300の側面に開設された取り付け孔301にミラーカバー32が取り付けられた検知部31を挿入する。なお、図6において、ダクト300への鏡面冷却式センサ201Aの取り付け構造については省略しているが、ブラケットを用いるなど各種の方法でダクト300に取り付けることが可能である。
鏡面冷却式センサ201Aをダクト300に取り付けた状態において、検知部31はダクト300内に位置し、ヒートシンク37はダクト300の外に位置する。また、ミラーカバー32の通気孔32aを介して検知部31の内部にダクト300を流れる被測定気体が入り込み、鏡25の鏡面25−1が被測定気体に晒される。また、この被測定気体に晒される状態において、検知部31の熱電冷却素子2や鏡25は、ミラーカバー32によって保護される。なお、この場合、ミラーカバー32の内周面と熱伝導体27の先端部27aの外周面との間には僅かな隙間h1が設けられているので、この隙間h1に被測定気体が入り込み、検知部31における被測定気体の回りがよくなる。
この鏡面冷却式センサ201Aのダクト300への取り付け状態において、結露検知部34は、光ファイバ29の先端部より、鏡25の鏡面25−1に対して所定の周期でパルス光を照射させる(図7(a)参照)。鏡面25−1は被測定気体に晒されており、鏡面25−1に結露が生じていなければ、光ファイバ29の先端部から照射されたパルス光はそのほゞ全量が正反射し、光ファイバ29を介して受光される鏡面25−1からの反射パルス光(散乱光)の量は極微量である。したがって、鏡面25−1に結露が生じていない場合、光ファイバ29を介して受光される反射パルス光の強度は小さい。
結露検知部34では、光ファイバ29を介して受光される反射パルス光の上限値と下限値との差を反射パルス光の強度として求め、反射パルス光の強度に応じた信号S1をペルチェ出力制御部35へ送る。この場合、反射パルス光の強度はほゞ零であり、予め定められている閾値に達していないので、ペルチェ出力制御部35は、熱電冷却素子2への電流を増大させる制御信号S2を信号変換部36へ送る。これにより、信号変換部36からの熱電冷却素子2への電流S3が増大し、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度が下げられて行く。
熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度、すなわち鏡25の温度を下げて行くと、被測定気体に含まれる水蒸気が鏡25の鏡面25−1に結露し、その水の分子に光ファイバ29の先端部から照射されたパルス光の一部が吸収されたり、乱反射したりする。これにより、光ファイバ29を介して受光される鏡面25−1からの反射パルス光(散乱光)の強度が増大する。
結露検知部34は、受光される反射パルス光の1パルス毎に、その1パルスの上限値と下限値との差を求め、これを反射パルス光の強度とする。すなわち、図7(b)に示すように、反射パルス光の1パルスの上限値Lmaxと下限値Lminとの差ΔLを求め、このΔLを反射パルス光の強度とする。この結露検知部34での処理により、反射パルス光に含まれる外乱光ΔXが除去され、外乱光による誤動作が防止される。この結露検知部34でのパルス光を用いた外乱光による誤動作防止の処理方式をパルス変調方式と呼ぶ。この処理によって、この鏡面冷却式露点計201では、鏡面冷却式センサ201Cから光の遮光を目的とするチャンバをなくすことができている。
ここで、光ファイバ29を介して受光される反射パルス光の強度が閾値を超えると、ペルチェ出力制御部35は、熱電冷却素子2への電流を減少させる制御信号S2を信号変換部36へ送る。これにより、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度の低下が抑えられ、結露の発生が抑制される。この結露の抑制により、光ファイバ29を介して受光される反射パルス光の強度が小さくなり、閾値を下回ると、ペルチェ出力制御部35から熱電冷却素子2への電流を増大させる制御信号S2が信号変換部36へ送られる。この動作の繰り返しによって、光ファイバ29を介して受光される反射パルス光の強度が閾値とほゞ等しくなるように、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度が調整される。この調整された温度、すなわち鏡面25−1に生じた結露が平衡状態に達した温度(露点温度)が、露点温度として露点温度表示部33に表示される。
なお、この実施の形態では、鏡面25−1に生じる結露(水分)を検出するものとしたが、同様の構成によって鏡面25−1に生じる結霜(水分)を検出することも可能である。
この露点の検出動作において、鏡面冷却式センサ201Aでは、熱電冷却素子2の冷却面2−1の温度が下げられると、加熱面2−2の温度が上がる。この加熱面2−2の温度上昇によって生じる熱は、熱伝導体27の先端部27aの傾斜面27bから肉厚部27cに伝わり、胴部27dを通り、ダクト300の外に位置するヒートシンク37から放熱される。
本実施の形態において、熱伝導体27は、光ファイバ29の保持部27nとの一体構造とされているので、その体積が大きい。また、熱伝導体27とヒートシンク37とは結合されており、熱伝導体27とヒートシンク37との間の熱だまりはない。これにより、排熱性が高まり、より多くの熱を低温側に移動させて放熱させることが可能となる。
さらに、本実施の形態では、熱伝導体27とヒートシンク37とを着脱可能に取り付けているので、熱伝導体27を標準部品とし、ヒートシンク37の形状,大きさ,材質などを異ならせて、アプリケーションの違いに対応することが可能となる。すなわち、熱伝導体27を標準部品(共通部品)として前もって製作しておけば、必要に応じてその都度、形状,大きさ,材質などが異なるヒートシンク37を製作するのみでよく、熱伝導体27とヒートシンク37の製作を効率的に行い、生産性よく、低コストで、所望のアプリケーションに適用可能な鏡面冷却式センサ201Aを製造することができる。
また、ヒートシンクと一体形状の熱伝導体を1つの素材から製造する場合と比べ、部品加工が容易となり、加工母材が少なくて済むという利点もある。すなわち、ヒートシンクを製作する場合、放熱フィンを得るためにワイヤ放電加工を必要とする。この場合、素材切断、旋盤加工、フライス加工、細孔穴放電加工、ワイヤ放電加工と進められ、ワイヤ放電加工時には熱伝導体の大体の形状が作られており、ワイヤ放電加工を難しくする。また、素材としてヒートシンクに合わせた径の大径の素材を必要とし、加工母材が大きくなる。また、ワイヤ放電加工で失敗すると、それまで加工した素材が全て無駄となる。これに対し、熱伝導体とヒートシンクとを別部品とすると、ヒートシンクを製作する際のワイヤ放電加工が容易となる。また、熱伝導体の素材は小径のものでよく、加工母材が少なくて済む。また、ワイヤ放電加工に失敗しても、無駄になるのはヒートシンクだけとなる。参考として、図8にヒートシンクと一体形状の熱伝導体とする場合(従来工程)と、熱伝導体(プローブ)とヒートシンクとを別体とする場合(新工程)の工程図を示す。
また、上述した実施の形態では、熱伝導体27にヒートシンク37を着脱可能に取り付けているので、ヒートシンク37が不要あるいはヒートシンク37がない方が好ましいアプリケーションに対して、ヒートシンク37を取り外して対応することが可能となる。
また、上述した実施の形態では、熱伝導体27の先端部27aにミラーカバー32を被せるようにしたが、異物の侵入などの虞れがないような場合には、ミラーカバー32を被せなくてもよい。また、上述した実施の形態では、熱伝導体27の先端部27aにミラーカバー32を圧入するようにしたが、ミラーカバー32を熱伝導体27の先端部27aの根元部に螺合するようにしてもよい。また、ヒートシンク27に対し、空気孔を有するカバーを被せ、このカバーの中に冷却ファンを設け、外からの冷たい空気をカバー内に引き込んで、ヒートシンク27を強制冷却するようにしてもよい。
本発明に係る鏡面冷却式センサの一実施の形態を用いた鏡面冷却式露点計の概略構成図である。 熱伝導体の先端部における熱電冷却素子の取り付け状況を示す斜視図である。 熱伝導体の先端部に設けられた傾斜面における前後方向および左右方向の熱電冷却素子の位置決め状態を説明するための概略図である。 検知部にミラーカバーを取り付けた鏡面冷却式センサを示す斜視図である。 である。 投光軸と受光軸が並行の光ファイバの構成例を示す図である。 鏡面冷却式センサのダクトへの取り付け状態を示す図である。 鏡面に対して照射されるパルス光および鏡面から受光される反射パルス光を示す図である。 ヒートシンクと一体形状の熱伝導体とする場合(従来工程)と熱伝導体(プローブ)とヒートシンクとを別体とする場合(新工程)の工程図である。 正反射光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す図である。 散乱光検出方式を採用した従来の鏡面冷却式露点計におけるセンサ部(鏡面冷却式センサ)の構成を示す図である。
符号の説明
2…熱電冷却素子(ペルチェ素子)、2−1…冷却面、2−2…加熱面、25…鏡、25−1…鏡面、26…温度検出素子、27…熱伝導体、27a…先端部、27b…傾斜面、27c…肉厚部、27d…胴部、27f…貫通孔、27g…連通孔、27h…壁、27i…ネジ孔、27m…室、27n…保持部、27p…後端部、29…光ファイバ、29−1…小径のファイバ部、29−2…大径のファイバ部、29a…スリーブ、30…ネジ、31…検知部、32…ミラーカバー、33…露点温度表示部、34…結露検知部、35…ペルチェ出力制御部、36…信号変換部、37…ヒートシンク、37a…放熱フィン、201A…鏡面冷却式センサ、201B…コントロール部、201…鏡面冷却式露点計。

Claims (1)

  1. 鏡面が被測定気体に晒される鏡と、
    前記鏡の鏡面とは反対側の面に低温側の面が取り付けられた熱電冷却素子と、
    前記鏡の鏡面に対して光を照射する投光手段と、
    前記投光手段から前記鏡面に対して照射された光の反射光を受光する受光手段と、
    先端部に前記熱電冷却素子の高温側の面が取り付けられた熱伝導体と、
    前記熱伝導体の後端部に結合された放熱体とを備え、
    前記投光手段および前記受光手段は、小径のファイバ部と,この小径のファイバ部につながる大径のファイバ部とを有する投光軸と受光軸が並行の光ファイバとされ、
    前記熱伝導体は、前記小径のファイバ部が挿通される貫通孔と、この貫通孔に連通し前記大径のファイバ部が位置する連通孔と、前記貫通孔と前記連通孔との間に位置し前記小径のファイバ部の先端が前記鏡の鏡面に当接しないように前記連通孔における前記大径のファイバ部の摺動位置を規制する壁と、前記連通孔における前記大径のファイバ部の摺動位置を任意の位置に固定する係合部材が取り付けられる係合部とを有し、
    前記放熱体は、前記熱伝導体に着脱可能に取り付けられている
    ことを特徴とする鏡面冷却式センサ。
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