JP4684708B2 - 水産系使用水の処理装置 - Google Patents

水産系使用水の処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4684708B2
JP4684708B2 JP2005101240A JP2005101240A JP4684708B2 JP 4684708 B2 JP4684708 B2 JP 4684708B2 JP 2005101240 A JP2005101240 A JP 2005101240A JP 2005101240 A JP2005101240 A JP 2005101240A JP 4684708 B2 JP4684708 B2 JP 4684708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
sodium chlorite
light
fishery
added
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005101240A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006280211A (ja
Inventor
雅広 大塚
一浩 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Carlit Co Ltd
Kake Educational Institution
Original Assignee
Japan Carlit Co Ltd
Kake Educational Institution
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Carlit Co Ltd, Kake Educational Institution filed Critical Japan Carlit Co Ltd
Priority to JP2005101240A priority Critical patent/JP4684708B2/ja
Publication of JP2006280211A publication Critical patent/JP2006280211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4684708B2 publication Critical patent/JP4684708B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

この出願の発明は、水産系使用水の処理装置に関するものである。
魚病、中でもコイヘルペスに代表されるようなウイルス性の魚病は、養殖漁場等の水産系施設における飼育魚類の死を招くことから、業界において深刻な問題となっており、その対策法の確立が急がれている。
従来から、この対策として、例えば生体防御機能を利用した予防ワクチンの開発や同ワクチンを使用した治療方法の研究が行われている。また、ほとんどのウイルスが系外からの持ち込みであることから、例えば次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)やオゾン(O3)による使用水の消毒やウイルスフリーな魚類生育環境の設定コントロール(防疫)なども考えられている(例えば特許文献1,2参照)。
特開2003−52275号公報(明細書1−6頁、図1−4) 特開平8−23823号公報(明細書1−3頁、図1−2)
しかし、予防ワクチンはウイルスの種類毎に開発する必要があり、接種の方法などの問題から経済的な問題まで相まって、いまだ開発に時間を要しているの現状である。
一方、次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)による消毒は、付加反応により、トリハロメタン等の発がん性物質を生成する恐れがある。また、使用水中での性状の安定性が悪く、約1ケ月程度で半減してしまい、殺菌効果が低下する。また、アンモニア性窒素と反応して、クロラミンを生成する。さらに、アンモニア性窒素が存在すると、同アンモニア性窒素濃度の約8倍の次亜塩素酸ナトリウムを消費する。
しかも、次亜塩素酸ナトリウムは濃度調整範囲が狭く、魚類に対する安全な濃度設定が難しい。
また、魚の生育環境の設定コントロールによる防疫方法は、水族館などの観賞魚の世界でこそ15年程度の実績があるものの、経済効果が求められる養殖漁業の世界では、いまだ実績は不明である。
本願発明は、このような現状に鑑み、濃度の調整範囲が広く、長期に亘って有効な殺菌効果を有する亜塩素酸ナトリウムを消毒剤として添加するとともに、その活性化を図ることによって、養殖漁場等の水産系施設における水産系使用水中のウイルス等の効果的な防疫を可能にした水産系使用水の処理装置を提供することを目的とするものである。
本願発明は、上記従来の問題を確実に解決し、その目的を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構成されている。
(1) 第1の課題解決手段
この発明の第1の課題解決手段は、亜塩素酸ナトリウムを添加する亜塩素酸ナトリウム添加手段と、光を照射する光照射手段とを備え、水産系使用水に所定量の亜塩素酸ナトリウムを添加するとともに、該亜塩素酸ナトリウムを添加した水産系使用水に所定の照度の光を照射することにより、亜塩素酸ナトリウムの活性化を図るようにしたことを特徴としている。
亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)は、従来の次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)に比べて濃度調整範囲が広く、安全性が高い消毒薬である。
しかし、その反面、低濃度での殺菌効果が低い弱点がある。
ところが、上記亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加した水産系使用水に対して、所定の照度の光を照射すると、当該光による活性化作用によって、上記亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の殺菌力が向上する。
そこで、上記弱点を、光照射手段を用いた光の照射により適切に活性化させることによって、有効に殺菌効果を向上させ、使用水の効果的な再生を図るようにする。
その結果、上述したウィルス等に対する殺菌作用が一層高くなり、当該水産系使用水の一層効果的な再生を図ることができるようになる。
また、水産系使用水に対する亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)自体の添加量は少なくてすみ、その濃度も低濃度で足りるようになる。したがって、その分コストも下がり、魚類に対する安全性も向上する。
しかも、次亜塩素酸ナトリウムなどと異なって有害なトリハロメタンを生成せず、使用水中のアンモニア性窒素とも反応しない。したがって、2次汚染等の問題も生じない。
また、上記の場合において、光照射手段により照射する光の照度を所定の照度に調節するようにすると、上述の殺菌効果をより適切にコントロールすることができるようになるので、上述の作用効果が一層有効となる。
例えば、その殺菌効果を魚の種類等に応じて適切にコントロールすることなども可能となる。
(2) 第2の課題解決手段
この発明の第2の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、亜塩素酸ナトリウムが添加される水産系使用水が、水産系使用水槽中の使用水であることを特徴としている。
上述のように、亜塩素酸ナトリウムを添加した水に光を照射すると、当該光によって亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)が活性化され、ウィルス等に対して特に有効な殺菌作用を発揮するようになり、低濃度でも水産系使用水の効果的な再生を図ることができるようになる。
その場合、例えば養殖漁場等における水産系使用水槽中の水産系使用水中に直接亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加し、その後、同亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)が添加された水産系使用水槽中の使用水に対して光を照射するようにすると、上記作用を容易に実現することができる。
(3) 第3の課題解決手段
この発明の第3の課題解決手段は、上記第1の課題解決手段の構成において、亜塩素酸ナトリウムが添加される水産系使用水が、水産系使用水槽に供給される前の使用水であることを特徴としている。
上述のように、亜塩素酸ナトリウムを添加した水に光を照射すると、当該光によって亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)が活性化され、ウィルス等に対して特に有効な殺菌作用を発揮するようになり、低濃度でも水産系使用水の効果的な再生を図ることができるようになる。
しかし、光の照射による亜塩素酸ナトリウムの活性化効率を考えると、水量の多い水産系使用水の使用水に添加してからよりも、その前の段階の高濃度の所定量の水溶液状態で光を照射するのが好ましく、そのようにして効率良く活性化させてから、水産系使用水の使用水に添加する方が殺菌効果も高い。
(4) 第4の課題解決手段
この発明の第4の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、照射する光が人工光であることを特徴としている。
亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の光による活性化は、ハロゲンランプや紫外線ランプ等の人工的な発光手段でも十分に有効である。
(5) 第5の課題解決手段
この発明の第5の課題解決手段は、上記第1,第2又は第3の課題解決手段の構成において、照射する光が太陽光であることを特徴としている。
亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の光による活性化は、紫外光成分による所が大きい。
したがって、強い紫外光成分を有する太陽光を用いて亜塩素酸ナトリウムを活性化させると、無駄な電力消費を招くことなく、より効率良く活性化させることができる。
(6) 第6の課題解決手段
この発明の第6の課題解決手段は、上記第1,第2,第3,第4又は第5の課題解決手段の構成において、使用水中の亜塩素酸ナトリウム濃度を0.1mg/l〜1000mg/lの範囲に設定するようにしたことを特徴としている。
最適な使用水中の亜塩素酸ナトリウム濃度は、魚の種類やウィルス等の種類によって異なるが、上記光の照射による殺菌効果の向上等を考えると、一般的に見て、0.1mg/l〜1000mg/lの低い濃度範囲で十分に効果的であり、有効な殺菌効果を得ながら、しかも魚類の生育には全く影響を与えなくて済むようになる。
以上の結果、本願発明の水産系使用水の処理置によると、養殖漁場等の水産系施設において、ウィルス等の病原菌に対して有効な防疫(殺菌、減菌、不活化)を行ない、水産系使用水の効果的な再生を図ることができるようになる。
(最良の実施の形態1)
以下、本願発明の最良の実施の形態1に係る例えば養殖漁場等の水産系施設における水産系使用水の処理方法および同処理方法を実施する処理装置の構成について説明する。
先ずこの発明の最良の実施の形態1に係る水産系使用水の処理方法および処理装置は、例えば図1に示すように、水産系使用水1aを貯留した水産系使用水槽1中の水産系使用水1a中に直接消毒剤として所定量の亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加して防疫(殺菌、減菌、不活化)処理するようにしている。
亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の添加は、所定の添加装置2を用いてなされ、同添加装置2により亜塩素酸ナトリウム貯留部3に貯留されている亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を必要な時に必要な量だけ添加する。
この亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の添加タイミングおよび添加量は、例えば所定のマイコンユニット8によって制御される。
亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)は、濃度調整範囲が広く、安全性が高い消毒薬である。
したがって、水産系使用水1a中に消毒剤として亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加すると、ウィルス等の魚の病原菌または一般細菌に対して、有効な防疫(殺菌、減菌、不活化)作用が生じ、当該水産系使用水の適正な再生を図ることができる。
しかも、添加された亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)は、使用水1a中で安定した性状を有し、短期間では分解せず、長期に亘って有効な殺菌効果を発揮させることができる。
また、すでに説明した従来の次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)などと異なって、発がん性のあるトリハロメタンなどを生成せず、使用水1a中のアンモニア性の窒素とも反応しない。
したがって、2次汚染等の問題も生じない。
そして、同処理方法および処理装置では、さらに上記亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加した水産系使用水槽1中の水産系使用水1aに対して、例えばハロゲンランプ4を用いて所定の時間ハロゲン光を照射するようにしている。
このハロゲンランプ4は、所定の照度調節装置5を介して電源(AC電源)6に接続されており、上記マイコンユニット8により、所定の時間内所定の照度(光量)に調節制御されるようになっている。
このように、亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加した水産系使用水1aに対して、所定の時間、所定の照度のハロゲン光を照射すると、当該ハロゲン光による活性化作用によって上記亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の殺菌力が向上する。その結果、上記ウィルス等に対する殺菌作用が一層高くなり、当該水産系使用水の一層効果的な再生を図ることができる。
その結果、水産系使用水1aに対する亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)自体の添加量は少なくてすみ、その濃度も低濃度で足りるようになる。したがって、魚類に対する安全性も向上する。
そして、この場合、上記照射する光には上述したハロゲンランプ4等の人工光が採用される。
亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の殺菌作用の光による活性化は、後に述べる実験の結果、人工光で十分であることが確認された。
もちろん、この亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の光による活性化は、紫外光成分による所が大きい。
したがって、上記のハロゲンランプ4に比べて強い紫外光成分を有する紫外線ランプを用いて活性化させると、より効率良く使用水1a中の亜塩素酸ナトリウムを活性化させることができる。
そして、その場合に、上述のように照度調節装置5、マイコンユニット8等を用いて照射する光の照度(光量)と照射時間を所定の照度(光量)、所定の時間に制御すると、その殺菌効果を魚の種類等に応じて適切にコントロールすることができるようになる。
そして、それらの結果、上記水槽1中の使用水1a中に添加される亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の濃度は、例えば0.1mg/l〜1000mg/lの低い範囲に設定して実施される。
最適な使用水中の亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の濃度は、魚の種類やウィルス等の種類によって異なるが、上記光の照射による殺菌効果の向上を考えると、一般的に見て、0.1mg/l〜1000mg/lの低い濃度範囲で十分に有効であり、有効な殺菌効果を得ながら、しかも魚類の生存には全く影響を与えなくて済むようになる。
(最良の実施の形態2)
次に図2は、同じく養殖魚場等の水産系施設に適用された本願発明の最良の実施の形態2に係る水産系使用水の処理方法および同処理方法を実施する処理装置の構成を示している。
この最良の実施の形態2の水産系使用水の処理方法および処理装置では、上述の最良の実施の形態1のように、先ず養殖漁場等における水産系使用水槽1中の水産系使用水中1aに直接亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加し、その後、同亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)が添加された水槽1中の使用水1aに対して人工光を照射するのではなく、例えば図2に示されるように、一旦所定の小容量の使用水貯留槽7内に所定量添加することによって所定濃度以上の高濃度の亜塩素酸ナトリウム水溶液7aを形成し、この亜塩素酸ナトリウム水溶液7aに対してハロゲンランプ4のハロゲン光を照射して亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を活性化させ、その上で添加装置2を介して水産系使用水槽1内の水産系使用水1a中に添加して所定濃度(0.1mg/l〜1000mg/l)に維持するようにしたことを特徴としている。
その他の構成は、上記最良の実施の形態1のものと全く同様である。
すでに述べたように、亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加した使用水1aに対してハロゲン光等の光を照射すると、当該光の活性化作用によって亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)のウィルス等に対する殺菌効果が向上し、水産系使用水1aの一層効果的な再生を図ることができる。
しかし、この光の照射による亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の活性化効率を考えると、水量の多い使用水槽1内の水産系使用水1a中に添加してからよりも、高濃度の所定量の水溶液7a状態で光を照射する方が好ましく、そのようにして効率良く活性化させてから、使用水槽1内の水産系使用水1a中に添加する方が殺菌効果も高い。
(実験例1)
今、上記のような最良の実施の形態2の水産系使用水の処理方法および処理装置を採用した場合において、一定量の使用水(海水)1aに所望量の亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を添加した場合において、上記ハロゲンランプ4の照度(LUX)および照射時間を変えた10組の水槽サンプルNo.1〜No.10を形成し、その照度(LUX)および照射時間と殺菌効果との関係を測定して見ると、次のようになった。
この場合、10種類の水槽No.1〜No.10は、もちろん同一容量で同一の形状のものであるが、亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の濃度は、次の<表1>に示すように異なり(No.1からNo.10まで順次40ppmづつ高くした)、それぞれ照射したハロゲン光の照度は同<表1>のように調整設定して、3時間と12時間照射した。
Figure 0004684708
そして、その後(3時間後と12時間後)の亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の残留濃度(ppm)と魚(1例としてマダイ)の死数を計測すると、次の<表2>のようになった
Figure 0004684708
この<表2>の結果をグラフにしたのが、図3であり、亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の濃度(添加量)およびハロゲン光の照度と魚の死数との関係を示している。
このグラフを見ると、亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の濃度が高くなるほど(添加量が多くなるほど)、またハロゲン光の照度が高くなるほど魚の死数が増えるが、亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の濃度の変化よりもハロゲン光の照度の変化の影響の方が大きいことが判明する。
また、照射時間を長くするよりも照度を高くする方が活性化効果が大きい。
つまり、上述のような亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を水産系使用水の消毒剤として使用する場合、従来の次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)に比べて濃度調整範囲が広い特徴を有する反面、低濃度での殺菌効果が低い亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の弱点を、上記ハロゲン光の照射により活性化することによって、有効に殺菌効果を向上させることができることが分る。
また、他の実験結果によると、添加された亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)の濃度は、長期に亘って安定した濃度を維持し、使用水1a中の有機物との化学反応も生じにくいことが確認された。
これらの結果は、例えば使用水1aを海水から淡水に変え、供試魚をマダイからヒメダカに変えて行った実験でも同様であった。
そして、それら何れの場合にあっても、亜塩素酸濃度を0.1mg/l〜1000mg/lに設定した場合、死魚数はゼロ匹であり、魚類の生育に全く影響がないことが分った。
(最良の実施の形態3)
以上の各実施の形態では、亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を活性化させる光発生手段として、例えばハロゲンランプ(または紫外線ランプ等)4よりなる人工的な光源を使用した。
しかし、同光源はそのような人工光源に限られるわけではなく、上記紫外線ランプよりも強い紫外光成分を有する太陽光を用いて亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を活性化させるようにしてもよい。そのようにすると、電力の消費を招くことなく、低コストで、より効率良く亜塩素酸ナトリウム(NaClO2)を活性化させることができる。
(その他の最良の実施の形態)
なお、以上の各実施の形態では、水産系使用水1aの一例として養殖漁業用生育水の場合について説明したが、この発明を適用することが可能な水産系使用水の例としては、その他にも養殖漁の種苗用滅菌水や疾病治療水など種々のものがあげられる。
本願発明の最良の実施の形態1に係る水産系使用水の処理方法および同処理方法を実施する処理装置の構成を示すブロック図である。 本願発明の最良の実施の形態2に係る水産系使用水の処理方法および同処理方法を実施する処理装置の構成を示すブロック図である。 同最良の実施の形態2において、亜塩素酸ナトリウムの添加濃度とハロゲン光の照射照度を変えた10種類の使用水槽サンプルNo.1〜No.10における魚(マダイ)の死数状況を示すグラフである。
1は水産系使用水槽、1aは水産系使用水、2は添加装置、3は亜塩素酸ナトリウム貯留部、4はハロゲンランプ、5は照度調節装置、7は亜塩素酸ナトリウム水溶液形成用の使用水貯留槽、8はマイコンユニットである。

Claims (6)

  1. 亜塩素酸ナトリウムを添加する亜塩素酸ナトリウム添加手段と、光を照射する光照射手段とを備え、水産系使用水に所定量の亜塩素酸ナトリウムを添加するとともに、該亜塩素酸ナトリウムを添加した水産系使用水に所定の照度の光を照射することにより、亜塩素酸ナトリウムの活性化を図るようにしたことを特徴とする水産系使用水の処理装置
  2. 亜塩素酸ナトリウムが添加される水産系使用水が、水産系使用水槽中の使用水であることを特徴とする請求項1記載の水産系使用水の処理装置
  3. 亜塩素酸ナトリウムが添加される水産系使用水が、水産系使用水槽に供給される前の使用水であることを特徴とする請求項1記載の水産系使用水の処理装置
  4. 照射する光が、人工光であることを特徴とする請求項1,2又は3記載の水産系使用水の処理装置
  5. 照射する光が、太陽光であることを特徴とする請求項1,2又は3記載の水産系使用水の処理装置
  6. 水産系使用水中の亜塩素酸ナトリウム濃度を、0.1mg/l〜1000mg/lの範囲に設定するようにしたことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の水産系使用水の処理装置
JP2005101240A 2005-03-31 2005-03-31 水産系使用水の処理装置 Expired - Fee Related JP4684708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005101240A JP4684708B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 水産系使用水の処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005101240A JP4684708B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 水産系使用水の処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006280211A JP2006280211A (ja) 2006-10-19
JP4684708B2 true JP4684708B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=37402762

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005101240A Expired - Fee Related JP4684708B2 (ja) 2005-03-31 2005-03-31 水産系使用水の処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4684708B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261527A (ja) * 1985-09-11 1987-03-18 名古屋化学工業株式会社 養鰻方法
JPS63201129A (ja) * 1987-02-17 1988-08-19 Akira Yamabe 白点病治療予防薬
JPH0231879A (ja) * 1988-07-19 1990-02-01 Yasuro Kuratomi 動植物類を活性化する活性化水の造水循環供給装置
JPH0259524A (ja) * 1988-08-23 1990-02-28 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd ウナギ疾病治療剤
JPH0778A (ja) * 1993-06-18 1995-01-06 Japan Storage Battery Co Ltd 飼育水浄化装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6261527A (ja) * 1985-09-11 1987-03-18 名古屋化学工業株式会社 養鰻方法
JPS63201129A (ja) * 1987-02-17 1988-08-19 Akira Yamabe 白点病治療予防薬
JPH0231879A (ja) * 1988-07-19 1990-02-01 Yasuro Kuratomi 動植物類を活性化する活性化水の造水循環供給装置
JPH0259524A (ja) * 1988-08-23 1990-02-28 Dai Ichi Seiyaku Co Ltd ウナギ疾病治療剤
JPH0778A (ja) * 1993-06-18 1995-01-06 Japan Storage Battery Co Ltd 飼育水浄化装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006280211A (ja) 2006-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2774082T3 (es) Sistema de recirculación, purificación, desinfección, enfriamiento, descontaminación, retroalimentación de agua controlado para agua potable y otros usos para mejorar la salud y el bienestar de animales y seres humanos
JP6131342B2 (ja) 滅菌養殖水の製造方法およびこれを利用した流水式滅菌水魚類養殖方法
JP4888782B2 (ja) 養殖魚の寄生虫卵の殺滅方法
US11655172B2 (en) Recirculating, purifying, disinfecting, cooling, decontaminating, feedback controlled water system for drinking water and other uses to improve health and well being of animals and humans
ES2706982T3 (es) Procedimiento para la preparación y el uso de biocidas enriquecidos en radicales activos antes del uso
JP4684708B2 (ja) 水産系使用水の処理装置
JP2007259808A (ja) 魚貝類受精卵の孵化率向上方法
RU2438991C2 (ru) Состав и способ обеззараживания и обезвреживания воды
JP2006280212A (ja) 水産系使用水の処理方法
JP5114014B2 (ja) 魚類飼育用水産系使用水に対する亜塩素酸ナトリウムの注入装置
KR101249733B1 (ko) 어류양식용 해수공급장치 및 해수공급방법
WO2012124039A1 (ja) バラスト水の殺菌剤及びバラスト水処理装置
RU2500624C2 (ru) Способ обезвреживания морской балластной воды
US20230286847A1 (en) Recirculating, purifying, disinfecting, cooling, decontaminating, decrystallizing feedback controlled water system for drinking water and other uses to improve health and well being of animals and humans
KR102533565B1 (ko) 전기분해 믹스드 옥시던트 소독을 이용한 어류 양식방법
Semenov et al. Method of ultraviolet disinfection of water when growing fish in recirculating systems
JPH0833441A (ja) 魚介類受精卵の孵化率向上方法
JP6845251B2 (ja) 海洋動物の殺菌方法
Boyd Chlorine Effective Disinfectant in Aquaculture
RU2234837C1 (ru) Способ обработки пчел
JP2008048711A (ja) 鶏舎の消毒・殺菌管理方法
TW202031124A (zh) 水產養殖用水之抗菌方法及其抗菌組成物
KR100419670B1 (ko) 해수의 무충·무균 처리방법
Wedemeyer et al. Managing pathogen exposure
RU2288191C1 (ru) Комбинированный способ обеззараживания воды

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090623

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100817

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101012

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4684708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees