JP2018070557A - 水中生物生育イオン水 - Google Patents

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Abstract

【課題】水中生物の養殖水や飼育水に毒薬剤を使用せずにウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物による感染症の病気予防ができると共に、漁獲した後の魚介類が腐り難く、新鮮性を保って賞味期限と消費期限を延ばす事ができると共に、食べても食中毒になり難い水中生物の養殖水や飼育水の提供。
【解決手段】銀イオン、亜鉛イオン、銅イオンが溶出した抗菌性金属イオン水4aを水中生物の養殖イオン水や飼育イオン水とすることにより、水中生物8c〜gの養殖中や飼育時のウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物による感染症の病気予防と疾患の改善と治療。更に、漁獲後に体液や細胞組織等に抗菌性金属イオン5を含有させて殺菌性、除菌性、抗菌性がある抗菌魚介類(イオン体)にする事により、腐り難く賞味期限、消費期限を延ばす水中生物生育イオン水。
【選択図】図3

Description

本発明は、抗菌性金属イオン水を水中生物の養殖や飼育する生育イオン水としたものであり、より詳言すれば、原水を抗菌性金属イオンによりイオン化して殺菌性、除菌性、抗菌性がある抗菌性金属イオン水を水中生物の養殖水や生簀水及び飼育水とした水中生物生育イオン水に関するものである。
水中生物(両生類含)である水槽飼育生物の代表的な熱帯魚等が掛かる主な病気のカラムナリス、松かさ病、ネオン病、ディスカスエイズは細菌が原因であり、白点病やコショウ病、エピスチリス病、ヘキサミータは寄生虫が原因の病気で、綿カビ病と水カビ病はカビが原因の病気である。また、水産物関係に於いても、海産魚の細菌性の病気には、ブリの連鎖球菌症、細菌性溶血性黄疸、ノカルディア症があり、ヒラメにはエドワジェラ症等がある。淡水魚の細菌性の病気には、アマゴの細菌性腎臓病とせっそう病が、ニジマスの連鎖球菌症やアユの冷水病がある。なお、魚介類のウイルスによる病気には、アマゴの伝染性造血器壊死症やクロアワビの筋萎縮症(濾過性病原体による病気)がある。
この様に、水中生物の主な病気の原因は細菌、ウイルス、カビ、寄生虫である。従って、水中生物の病気の予防や抑制、更に疾患の改善や治療には細菌、ウイルス、カビ、微生物の殺菌と除菌が必要である。
従って、水中生物の飼育の代表的な熱帯魚の病気の主な治療法としては「薬浴」、「粗塩濃度1〜3%の塩水浴」、「水温を上げる(30度位)」等があるが、主に飼育水による薬浴治療である。同様に、養殖の魚介類の病気も細菌やウイルスが主原因であるため、養殖水による薬浴の治療が一般的である。この様に水中生物の病気予防と治療には、細菌やウイルス、微生物を効果的に殺して除菌する事である。そのためには水中生物が生息している環境である水を殺菌薬剤で殺菌水にして水中生物を直接殺菌薬浴させて丸ごと殺菌と除菌して治療する事が効果てきである。熱帯魚の細菌の薬剤にはパラザンD、グリーンF、グリーンFゴールド、エルバージュが、寄生虫の殺菌薬剤にはマラカイトグリーン、メチレンブルー、グリーンF、グリーンFゴールド、フラジールが、カビの殺菌薬剤にはマラカイトグリーン、メチレンブルー、グリーンF等が主に使われている。
熱帯魚の場合は、薬浴による殺菌で病気が治り、また元気で生きて観賞出来れば問題が無いが、食品となる養殖の水産物の場合は、熱帯魚の様なパラザンD、グリーンF、グリーンFゴールド、エルバージュ、マラカイトグリーン、メチレンブルー、フラジール等の殺菌薬剤(殺菌できる事は生物にとっては毒物)の投与による薬浴であると、投与した殺菌薬剤が薄まったり無くなれば、またウイルス、細菌、真菌、粘菌等の微生物が繁殖して病気が発生するため、養殖や飼育の期間中は漁獲面から殺菌薬剤の投与を何回も行う事が必要で毒薬漬けの状態になってしまう。従って、病気が治っても殺菌薬剤の毒が水産物である魚介類等の体内に残留蓄積して毒薬剤の汚染濃度が高くなり、食べる事によって人体内に毒薬剤を取り入れて薬害となる。そこで漁獲が近い時期になると残留毒薬剤が少なくなるように毒薬剤を控えて養殖や飼育をしているのが現状である。従って、漁獲後には腐りやすくなり、鮮度を保つために冷凍保存や他の殺菌処理が必要と成っていた。
近年、食の安全面、生産面、鮮度保存面、経済面、地球環境汚染の公害面から殺菌薬剤に変わって、電気分解による酸性電解水とアルカリ電解水を殺菌水として水中生物の養殖水または飼育水。更に漁獲後の殺菌処理水として使う技術が開示されて来ている。例えば電気分解により次亜ハロゲン酸を生成させた電解生成水を養殖水として魚介類の病気予防または治療する事が開示されている。(特許文献1参照)また、電解装置から得られるアルカリ水と酸性水を用いた殺菌処理方法が開示されている。(特許文献2参照)。また、有隔膜電解による電解生成酸性水を殺菌水として、仮死状態または活け締め状態にある鮮魚を殺菌する殺菌処理方法も開示されている(特許文献3参照)。更に、電気分解されて生成されるアノード側生成水の酸性水を殺菌水として鮮魚介類を殺菌処理する方法が開示されている(特許文献4参照)。
特開 2000−041523 特開 2000−166524 特開 2005−151875 特開 平6−113718
特許文献1は、塩素イオンと臭素イオンの混合から成るハロゲンイオンを含有する電解質用水を、陽極板と陰極板との間に通水して電気分解により次亜ハロゲン酸を生成させた電解生成水を魚介類の種別、大きさ、病気の種別や状況に応じ、前記電解生成水中の前記次亜ハロゲン酸濃度を適宜調整して魚介類を生育する用水のpH値を所定のpH値に維持することを特徴とする魚介類の病気治療または予防方法であり、魚介類の各個体内に殺菌薬剤等が残存することがなく、病原ウイルス等の病原微生物を効果的に防除、殺滅して治療および予防を行う事ができる。
特許文献2は、無機電解溶液の電解生成物であるpH10.0〜12.0のアルカリ水を含む第1の槽と、pH2.9〜6.0の酸性水を含む第2の槽と、次亜塩素酸塩水溶液を含む第3の槽とを備え、魚介類は1槽のアルカリ水に浸漬された後、2槽の酸性水に浸漬され、次いで3層の次亜塩素酸塩水溶液に浸漬されて洗浄殺菌処理されることを特徴とする電解装置を有する生鮮食品の洗浄殺菌装置であり、殺菌効果の持続性に優れ、風味や鮮度を損なわずに魚介類を長期間保存が可能な生鮮食品にすることができる。
特許文献3は、鮮魚の鰓部を殺菌するための殺菌処理方法であり、陽極側電解室と陰極側電解室を有する有隔膜電解槽を備える電解水生成装置により生成されたpHが11.3以上の電解生成強アルカリ性水の中に鮮魚を浸漬した状態にしておき、殺菌剤としてpHが2.7以下で、有効塩素濃度が20〜60ppmの範囲にある電解生成強酸性水を仮死状態または活け締め状態にある鮮魚の心臓または血管内に注入して、同電解生成強酸性水を当該鮮魚の血管を通して魚体内に巡らせ、鰓部から浸出させて殺菌する鮮魚の鰓部の殺菌処理方法である。
特許文献4は、生または冷凍状態にある鮮魚介類を酸性水で殺菌する処理方法において、隔膜にて区画されたアノード室とカソード室を備えた電解槽に塩化ナトリウム水溶液を供給して電気分解されて生成されるアノード側生成水の酸性水を殺菌水とする事により、存在する細菌類を著しく低減させるとともに塩素系の物質の残留をなくす、食品加工上好ましい殺菌処理方法である。
この様に、特許文献1は塩素系の電解水である次亜ハロゲン酸溶液を養殖水や飼育水にしたもので、次亜ハロゲン酸からはトリハロメタン等の毒薬剤と同じ有害物質が生成されて、生きた魚介類の細菌やウイルス等の病原微生物を防除、殺滅して病気予防及び疾患の改善や治療を行うものであり、特許文献2、特許文献3、特許文献4は電解液の強酸性水や強アルカリ性水を殺菌処理水にして、漁獲後の魚介類の鮮度を保つための殺菌処理方法と装置であり、養殖水や飼育水には殺菌毒薬剤が、漁獲後の魚介類の殺菌処理水には電解水が使われるという2段殺菌の問題があった。
従来の養殖水や飼育水を殺菌毒薬剤で殺菌水にして殺菌や除菌すると共に、水中生物の病気予防と疾患の改善や治療もする方法であると殺菌毒薬剤が水中生物に蓄積(毒薬剤漬)するので、残留殺菌毒薬剤を少なくするため、漁獲時期になると出来るだけ殺菌毒薬剤を使わない様にする。従って、漁獲時の魚介類には殺菌力、除菌力、抗菌力が低下するため病気になり易くなる。また、漁獲後も雑菌を抑制して鮮度を保つために魚介類を冷凍したり、新たに殺菌処理をする必要があった。この様に養殖中や飼育中の病気予防と治療が殺菌毒薬剤であると、漁獲後は細菌増殖抑制して鮮度保持のためには中和すれば無害になる電解液等の新たな殺菌処理を行わなくてはならないという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決しようとするもので、従来の養殖中や飼育中の病気予防と疾患の改善や治療のために使われていた殺菌毒薬剤や電解液を水中生物や人間に害の少ない、または害が無いものにする事により、養殖中や飼育中の病気予防と疾患の改善や治療が出来ると共に、そのまま漁獲後の殺菌処理にも繋がり、更に食品になっても殺菌力が継続して得られるため、水産物の食の安全の基本である殺菌の一元化を図る事ができる。
そこで、昔から銀食器に殺菌作用がある事は知られていた。銀などの抗菌性金属が水と接触すると、抗菌性金属から抗菌性金属イオンが水の中に溶出されて、水は抗菌性金属イオンを含んだ殺菌水(殺菌ミネラルウォーター)である抗菌性金属イオン水(抗菌性金属イオンミネラルウォーター)になるためウイルス、細菌や微生物がこの抗菌性金属イオンと接触することにより、殺菌性、除菌性、抗菌性から死滅や増殖抑制が図れると共に、その事が長時間持続する。特に銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンの殺菌作用、除菌作用、抗菌作用と安全性は公知である。例えば、銀イオン水の安全性については、国連世界保健機構(WHO)の公告で、水1リットル当たりに銀が0,1mg溶出した濃度100ppbの銀イオン水は、1日2リットルを70年間毎日飲み続けても人体には全く害がないことが発表されている。また、銅の緑青も無害であることは公知である。
本願は、この安全な抗菌性金属イオンを含んだ殺菌水を水中生物の養殖水や飼育水にする事により、水中生物の養殖中や飼育中に於ける細菌やウイルス等の病気予防と疾患の改善や治療が出来ると共に、漁獲後も抗菌性水産物になっており、殺菌処理をしなくても鮮度を保ったままの状態で生鮮食品として出荷することが出来る。更に、消費期限、賞味期限も延ばす事が出来る水中生物用の養殖イオン水と飼育イオン水及び殺菌処理イオン水となる水中生物生育イオン水の提供することを目的とする。
本発明の課題を解決するための手段は、次のとおりである。
(1)水道水、地下水、蒸留水、自然水(天然水)、ミネラルウォーターの原水を殺菌性、除菌性、抗菌性がある銀イオン、亜鉛イオン、銅イオンとなる銀、亜鉛、銅を個別、或いは複合(各個混合又は全混合)で担持させた無機物担体または有機物担体からなる抗菌性金属イオン剤、または抗菌性金属イオン剤を成型した抗菌性金属イオン材と溜水接触させて、前記原水に銀イオン、亜鉛イオン、銅イオンを溶出してイオン化した殺菌作用、除菌作用、抗菌作用がある抗菌性金属イオン水を水中生物(水中で生息する生物または水中でも生息できる生物)の養殖イオン水或いは飼育イオン水とすることにより、養殖水や飼育水の殺菌が出来ると共に、水中生物である魚、貝、蟹、タコ、イカ等の魚介類や両生類の養殖時や飼育時のウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物による病気の予防と疾患の改善や治療ができ、更に養殖や飼育の水中生物の体組織(細胞等)や体液にも前記抗菌性金属イオンが含有するので水中生物のイオン化で殺菌性、除菌性、抗菌性がある抗菌性水中生物体になる事を特徴とする水中生物生育イオン水。
(2)(1)の殺菌作用、除菌作用、抗菌作用がある抗菌性金属イオン水を漁獲後の水中生物の殺菌処理するイオン水として、浴、浸す、漬ける、掛ける、スプレーする事により、抗菌性金属イオン水の殺菌性、除菌性、抗菌性から腐り難く鮮度も保つ事ができて生鮮食品となると共に、殺菌性、除菌性、抗菌性の持続から加工食品とした場合の消費期限、賞味期限を延ばす事が出来る事を特徴とした水中生物殺菌処理イオン水。
(3)殺菌性、除菌性、抗菌性がある銀イオン、亜鉛イオン、銅イオンとなる銀、亜鉛、銅を個別、或いは複合(各個混合又は全混合)で担持させた無機物担体または有機物担体からなる抗菌性金属イオン剤、或いは成形した(1)の水中生物生育イオン水用と(2)の水中生物殺菌処理イオン水用の抗菌性金属イオン材。
本発明は、このように、殺菌力がある抗菌性金属イオン水を水中生物の養殖水や飼育水とする事により、養殖や飼育する水の殺菌と共に、水中生物に住み着こうと付着した、または住み着いているウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物を殺菌して除菌するため、ウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物による感染症の病気予防と疾患の改善や治療ができ、更に漁獲高が向上する。また漁獲した後の水中生物の身体自体も抗菌性金属イオンを含有していて殺菌性、除菌性、抗菌性がある抗菌性水中生物となっているので殺菌力が持続するため、継続してウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物が殺菌や除菌されて腐り難く、鮮度を保つと共に、食品の賞味期限と消費期限を延ばす事ができる。
また抗菌性金属イオン水の中で養殖や飼育した水中生物は、自体の体液や細胞組織等もイオン化されて抗菌性金属イオンを含有して殺菌性、除菌性、抗菌性を持った抗菌体質(抗菌生体)に成っているので、食べる事により人の体液や細胞組織等も抗菌性金属イオンを取り入れることになり、イオン化してイオン体質になるため、食中毒になり難いと共に、人間の身体が抗菌体質(抗菌生体)になり、ウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物の感染症の予防と感染した疾患の症状の改善や治療が出来る。この様に抗菌性金属イオン水を水中生物の養殖水や飼育水の生息イオン水とする事により、大腸菌や病原性大腸菌O−157、ノロウイルス等の食中毒の予防と疾患の改善や治療ができ、食の安全による健康が得られる。
更に、公害面での世界的な効果としては、地球上では、自然環境の中で魚や貝、えび等の水中生物を養殖している国が多くあり、ウイルス、細菌、粘菌等の微生物による感染病の被害を防止して漁獲高を向上させるために殺菌薬品が多量に使われていて、漁獲した魚や貝等の水中生物は殺菌薬剤漬けの状態になっていると共に、河川や海も殺菌薬剤汚染や抗生物質汚染となっているのが現状で、殺菌薬品の化学物質である内分泌霍乱物質(環境ホルモン)により、アレルギー、子宮内膜症、不妊、乳癌、発達障害等の公害病のもととなっている。本願の抗菌性金属イオンを用いた抗菌性金属イオン水で水中生物を養殖や飼育する事により、殺菌毒薬剤公害や抗生物質公害を世界規模で大幅に減らすことが出来る。
この様に、抗菌性金属イオンを含んだ抗菌性金属イオン水で水中生物を養殖や飼育する事により、ウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物による感染病予防、及び疾患の改善や治療ができるため、殺菌毒薬剤無公害の環境作りと漁獲向上の両立ができ、更にアフリカ、中南米、アジアなど世界中の何処でも手軽に入手可能な身の回りにある水の中に、本願の抗菌性金属イオン剤や抗菌性金属イオン材を入れるだけで容易に漁獲高アップと食中毒の予防ができる水中生物の養殖と飼育ができるため、人類の食料と繁栄にとって世界的にも非常に効果的な水中生物生育イオン水の発明である。
抗菌性金属イオン剤を成形した抗菌性金属イオン材の一実施例と抗菌性金属イオン材と原水を溜水接触により、原水を抗菌性金属イオン水にする一実施例を明示したものである。 抗菌性金属イオン水を水中生物である熱帯魚の飼育水とした一実施例をイラストで示したものである。 抗菌性金属イオン水を水中生物である魚介類等の養殖水とした一実施例をイラストで示したものである。 抗菌性金属イオン水を水中生物の自動車搬送生簀水とした一実施例をイラストで示したものである。 抗菌性金属イオン水を漁獲後の水中生物の殺菌処理イオン水とした実施例を示したものである。 抗菌性金属イオン水を水中生物の養殖水や飼育水と殺菌処理イオン水にする事により水中生物が生鮮食品となる事を示したものである。 抗菌性金属イオン水を水中生物の養殖水や飼育水と殺菌処理イオン水にする事により水中生物を加工した食品の賞味期限と消費期限を延ばす事ができる事を示したものである。
以下、本発明の実施の一形態を図1〜図7に基づいて詳細に説明する。なお、本実施例の抗菌性金属には銀を用いたので抗菌性銀イオン、抗菌性銀イオン水になるが、抗菌性金属イオン、抗菌性金属イオン水(抗菌性金属イオン・ミネラルウォーター)として説明する。図1は、抗菌性金属イオン剤1を成形した抗菌性金属イオン材Aと原水3を溜水接触により、原水3を抗菌性金属イオン水4aにする一実施例の方法を示したものであり、同図(イ)は、チタン(図示せず)に抗菌性金属である銀、亜鉛、銅(図示せず)を個別に、または複合で担持させた固形抗菌性金属イオン剤1aを六角柱に成型した金属イオン抗菌材Aの一実施例を示したものである。同図(ロ)は、水道蛇口2から原水3である水道水を溜水容器6の中に溜水Tとして溜め、この中に抗菌性金属イオン材Aを入れて溜水接触させる事によって、水道水の中に抗菌性金属イオン5が抗菌性金属イオン材Aから溶出して水道水はイオン化されて抗菌性金属イオン水4aになる事を示したものである。なお、抗菌性金属の銀、亜鉛、銅が複合の金属イオン抗菌材Aの場合は銀、亜鉛、銅の複合の抗菌性金属イオン水4aとなる。
図2は、抗菌性金属イオン水4aを水中生物8である熱帯魚8aの飼育水とした一実施例であり、飼育水槽7の中に抗菌性金属イオン材Aと原水(図示せず)を入れて、原水をイオン化して抗菌性金属イオン水4aをつくり水中生物8の飼育水として熱帯魚8aや亀8bなどを飼育している実施例である。飼育水が殺菌水の抗菌性金属イオン水4aであるため、細菌やウイルス(図示せず)が入ってきても即、殺菌され、また水中生物が既に病気に感染していても抗菌性金属イオン水4aの中で成育しているために、疾患の改善や治療ができる。更に、魚介類等の体表(皮膚や殻等)や体液、細胞もイオン化されて殺菌力があるため、感染症の予防や疾患の改善と治療もできる。更に、抗菌性金属イオン5を体内に吸収して含有するので抗菌性水中生物になり、病気になり難い。なお、樹脂フイルム等に抗菌性金属の銀、銅、亜鉛を蒸着等したフイルム状抗菌性金属イオン剤1bを水草の様に細片して抗菌性金属イオン材Aの代わりに用いてもよい。
図3は、抗菌性金属イオン水4aを水中生物8である魚介類の養殖水とした一実施例であり、養殖槽(生簀槽)10の中に抗菌性金属イオン材Aと自然水(海水も含)の原水3を給水管9から入れて、抗菌性金属イオン材Aから抗菌性金属イオン5を溶出させて原水3のイオン化による殺菌水の抗菌性金属イオン水4aを水中生物の養殖水として淡水魚の鯉8c、海水魚のマグロ8d、淡&海水魚のウナギ8e、エビ8f、貝8g等を養殖している一実施例である。養殖水が殺菌水の抗菌性金属イオン水4aであるため、細菌やウイルス(図示せず)が居ても又は。入ってきても殺菌されて除菌される。また病気中の水中生物8の疾患の改善や治療もできる。更に、養殖中の水中生物8も抗菌性金属イオン水4aの中で成育しているため、水中生物8の身体も抗菌性金属イオン5を体内に取り入れて組み込み、含有する事になり、魚介類等の体表(皮膚や殻等)や体液、細胞もイオン化されたイオン体になって、殺菌性、除菌性、抗菌性の殺菌能力がある抗菌性水中生物8になるため、感染症の予防で病気にならない。更に、漁獲高を上げる事が出来ると共に、漁獲後の抗菌性、食品加工の抗菌性、生鮮食品としての抗菌性が得られて食の安全が図れる。なお、抗菌性金属イオン水4aは、外部で抗菌性金属イオン材Aと自然水等の原水3を溜水接触させて作り、給水管9から供給してもよい。
図4は、抗菌性金属イオン水4aを水中生物8が生きたまま車両輸送が出来る活魚生簀水とした一実施例を示したものであり、輸送自動車12の荷台(図示せず)に輸送生簀槽11を載せて、中に抗菌性金属イオン材Aと原水(図示せず)を入れて、原水に抗菌性金属イオン材Aから抗菌性金属イオン5を溶出させて得られた抗菌性金属イオン水4aを殺菌性生簀水とする事により、輸送生簀槽11内で生きた状態の水中生物8は病気予防と共に、疾患の改善と治療ができ、輸送中も水中生物8の健康維持を図る事が出来る。
図5は、抗菌性金属イオン水4aを漁獲後の水中生物8の殺菌処理イオン水とした実施例を示したものであり、同図(イ)は、発泡スチロール箱13の中に抗菌性金属イオン材Aと原水3(図示せず)を入れ、原水3に抗菌性金属イオン材Aから抗菌性金属イオン5が溶出して殺菌水になった抗菌性金属イオン水4aの中に漁獲した水中生物8を入れて、または抗菌性金属イオン水4aを凍らせた抗菌性金属イオン氷片4bの中に漁獲した水中生物8を入れて輸送中や保管中の鮮度を保つ殺菌処理の一実施例である。同図(ロ)は、発泡スチロール箱13の中に漁獲した水中生物8を入れて、抗菌性金属イオン材Aと原水3(図示せず)の溜水接触により、原水3に抗菌性金属イオン5が溶出して殺菌水になった抗菌性金属イオン水4aをスプレー器14でスプレーして抗菌性金属イオン霧4cを水中生物8に掛けて輸送中や保管中の鮮度を保つ殺菌処理の一実施例である。同図(ハ)は、発泡スチロール箱13の中に漁獲した水中生物8を入れて、抗菌性金属イオン材Aと原水3(図示せず)の溜水接触により、原水3に抗菌性金属イオン5が溶出して殺菌水になった抗菌性金属イオン水4aを給水器15から抗菌性金属イオン水滴4dにして水中生物8に掛けて輸送中や保管中の鮮度を保つ殺菌処理の一実施例である。
図6は、抗菌性金属イオン水4aを水中生物8の養殖水や飼育水と漁獲後の殺菌処理イオン水にする事により、水中生物8は生鮮水産物Bとなると共に、衛生的で安全な料理が出来る事を示したものであり、同図(イ)は、抗菌性金属イオン水4a(図示せず)で養殖し、漁獲後に殺菌処理した生鮮水産物Bを示したものであり、抗菌性金属イオン5を含んでいるので殺菌と除菌がされて生鮮食品になると共に、保存にも効果があり、食の安全と安心が図れる。同図(ロ)は,抗菌性金属イオン水4aによる水中生物8の料理を示したものであり、水中生物8は元より包丁16やまな板17等の料理用具も抗菌性金属イオン5で殺菌されるので衛生的に料理が出来る。そして、毒薬剤による殺菌水でないために安全な食品(図示せず)になる。
図7は、抗菌性金属イオン水4aを水中生物8の養殖水や生簀水及び殺菌処理イオン水にする事により加工食品の賞味期限と消費期限を延ばす事ができる事を示したものであり、同図(イ)は、前記生鮮水産物B(図示せず)を前記料理で刺身Cにしたものであり、抗菌性金属イオン5を含有して殺菌性食品となっているのでウイルス、細菌、真菌等に対して殺菌作用、除菌作用、抗菌作用があり腐り難く、賞味期限と消費期限を延ばす事ができる。同図(ロ)は、前記生鮮水産物B(図示せず)を寿司Dのネタにしたものであり、抗菌性金属イオン5を含有しているので、抗菌性食品となっていて腐り難く、賞味期限と消費期限を延ばせると共に、食中毒が防げ、更に毒薬品も含んでいないので食の安全、安心が得られる。
1 抗菌性金属イオン剤
1a 固形抗菌性金属イオン剤
1b フイルム状抗菌性金属イオン剤
2 水道蛇口
3 原水
4a 抗菌性金属イオン水 (抗菌性金属イオン・ミネラルウォーター)
4b 抗菌性金属イオン氷片
4c 抗菌性金属イオン霧
4d 抗菌性金属イオン水滴
5 抗菌性金属イオン
6 溜水容器
7 飼育水槽
8 水中生物
8a 熱帯魚
8b 亀
8c 淡水魚の鯉
8d 海水魚のマグロ
8e 海、淡水魚のウナギ
8f 海老
8g 貝
9 給水管
10 養殖槽(生簀槽)
11 輸送生簀槽
12 輸送自動車
13 発泡スチロール
14 スプレー器
15 給水器
16 包丁(調理具)
17 まな板
A 抗菌性金属イオン材
B 生鮮水産物
C 刺身
D 寿司
T 溜水

Claims (3)

  1. 水道水、地下水、蒸留水、自然水(天然水)、ミネラルウォーターの原水を殺菌性、除菌性、抗菌性がある銀イオン、亜鉛イオン、銅イオンとなる銀、亜鉛、銅を個別、或いは複合(各個混合又は全混合)で担持させた無機物担体または有機物担体からなる抗菌性金属イオン剤、または抗菌性金属イオン剤を成型した抗菌性金属イオン材と溜水接触させて、前記原水に銀イオン、亜鉛イオン、銅イオンを溶出してイオン化した殺菌作用、除菌作用、抗菌作用がある抗菌性金属イオン水を水中生物(水中で生息する生物または水中でも生息できる生物)の養殖イオン水或いは飼育イオン水とすることにより、養殖水や飼育水の殺菌が出来ると共に、水中生物である魚、貝、蟹、タコ、イカ等の魚介類や両生類の養殖中や飼育時のウイルス、細菌、真菌、粘菌や微生物による病気の予防と疾患の改善や治療ができ、更に養殖や飼育の水中生物の体組織(細胞等)や体液に前記抗菌性金属イオンが含有するので殺菌性、除菌性、抗菌性がある抗菌性水中生物体(水中生物のイオン化)になる事を特徴とする水中生物生育イオン水。
  2. 請求項1の殺菌作用、除菌作用、抗菌作用がある抗菌性金属イオン水を漁獲後の水中生物を殺菌処理するイオン水として、浴、浸す、漬ける、掛ける、スプレーする事により、抗菌性金属イオン水の殺菌性、除菌性、抗菌性から腐り難く鮮度も保つ事ができて生鮮食品となると共に、殺菌性、除菌性、抗菌性の持続から加工食品とした場合の消費期限、賞味期限を延ばす事が出来る事を特徴とした水中生物殺菌処理イオン水。
  3. 殺菌性、除菌性、抗菌性がある銀イオン、亜鉛イオン、銅イオンとなる銀、亜鉛、銅を個別、或いは複合(各個混合又は全混合)で担持させた無機物担体または有機物担体からなる抗菌性金属イオン剤、或いは成形した請求項1に記載の水中生物生育イオン水用と請求項2に記載の水中生物殺菌処理イオン水用の抗菌性金属イオン材。
JP2016215752A 2016-11-03 2016-11-03 水中生物生育イオン水 Pending JP2018070557A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN109349180A (zh) * 2018-12-07 2019-02-19 中华人民共和国常德海关 一种降低大闸蟹中重金属镉含量的生态养殖方法
CN111109177A (zh) * 2019-12-29 2020-05-08 南京瀚邦生态农业科技有限公司 一种水产微生物净水蜕壳养殖系统及工艺

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