JP4683412B2 - 電磁式流量計 - Google Patents

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Description

本発明は、間欠的に流れる流体の流量を計測する電磁式流量計に関する。
電磁流量センサは、一般に流体に磁界を付与し、その流体に発生した誘起電圧に基づいて流量を計測する構造になっている(例えば、特許文献1参照)。また、間欠的に流体を流す構成の一例として、ポンプを間欠的に駆動して液肥を灌漑用水に混入させる灌漑装置が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
特許第2568620号公報(請求項1、図10) 特開2003−207377号公報(段落[0023],[0041]請求項1、図1) 「養液王100」のカタログ、日本オペレーター株式会社、「平成16年7月5日検索」、インターネット[http://www.jop.co.jp/products/youekiou100/youekiou100.pdf]
ところで、上記した従来の電磁式流量計は、間欠的に流れる流体の流量測定には適していないと考えられている。なぜなら、ポンプの停止により流体が静止していても、電磁式流量計が流体に磁界を付与すると僅かに誘起電圧が発生し、その誘起電圧から求めた単位時間当たりの流量が積算されて、大きな誤差要因になり得るからである。これに対し、ポンプの駆動時にのみ流量計測を行い、ポンプ停止中には流量計測を停止すると、ポンプの駆動以外の不測の要因により流れた流体の流量を計測することができない。一方、上記した液肥のように異物や結晶等が混入し得る流体では、羽根車式流量計(例えば、特許文献2参照)やギヤ式流量計(容積式流量計)のように流体に接触する可動部を有した流量計の使用が困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ポンプ等を間欠的に駆動して流れた流体の流量を高精度で計測することが可能な電磁式流量計の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る電磁式流量計は、ポンプ又は電動弁を間欠的に駆動して流した流体に磁界を付与し、その流体に発生した誘起電圧に対応する流速に基づき、流量を計測する電磁式流量計において、流体が流れている流動状態か静止している静止状態かを、ポンプの駆動・停止又は電動弁の開弁・閉弁に基づいて判別する状態判別部と、静止状態では、流速が予め設定された閾値より小さい場合に、誘起電圧の値に拘わらず流速を一律にゼロにして流量を演算すると共に、流速が閾値以上の場合に、誘起電圧に対応した値の流速を用いて流量を演算し、流動状態では、流速が閾値以上と否とに拘わらず、誘起電圧に対応した値の流速を用いて流量を演算するデータ演算部とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電磁式流量計において、状態判別部は、ポンプ又は電動弁を制御するための駆動指令信号がオフからオンに切り替わってから予め設定された第1ディレイ時間の経過後に、静止状態から流動状態に切り替わったと判別し、駆動指令信号がオンからオフに切り替わってから予め設定された第2ディレイ時間の経過後に、流動状態から静止状態に切り替わったと判別するように構成されたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
ポンプの停止又は電動弁の閉弁により静止状態になると、異常がない限り流体の流速は実質的にゼロになる。その静止状態においては、本発明の電磁式流量計は、流速が閾値より小さい場合に、誘起電圧の値に拘わらず流速を一律にゼロにして流量を演算するので、流速がゼロのときの誤計測を防ぐことができる。一方、ポンプの駆動又は電動弁の開弁により流動状態になると、異常がない限り流体は流れている。その流動状態においては、本発明の電磁式流量計は、流速が閾値以上と否とに拘わらず、誘起電圧に対応した値の流速を用いて流量を演算する。これにより、ポンプ又は電動弁の起動動作時及び停止動作時において、流速が閾値未満で徐変する間の流量も含めて計測することができる。即ち、本発明の電磁式流量計によれば、ポンプ等を間欠的に駆動して静止状態と流動状態とが繰り返されても、流体の流量を高精度で計測することが可能になる。しかも、静止状態で、流速が閾値以上の場合には、誘起電圧に対応した値の流速を用いて流量を演算するので、ポンプの駆動以外の要因で流れた流体の流量も計測することもできる。
なお、本発明において「流量」とは、「流速」に流路の断面積を乗じて求められる「単位時間当たりの流量」を所定時間に亘って積算した所謂「積算流量」をいう。
[請求項2の発明]
流体が静止した状態から流れ始めるまで、また、流れた状態から静止するまでの間には追従遅れが生じる。これに対し、本発明の電磁式流量計では、ポンプ又は電動弁を制御するための駆動指令信号がオフからオンに切り替わってから第1ディレイ時間の経過後に静止状態から流動状態に切り替わったと判別し、かつ、駆動指令信号がオンからオフに切り替わってから第2ディレイ時間の経過後に流動状態から静止状態に切り替わったと判別するので、追従遅れ分をキャンセルすることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。
図1には、灌漑装置15を備えた農業用ハウス10が示されている。この農業用ハウス10内の野菜畑11には、複数列の畝12が形成されており、それら各畝12に沿って野菜13が植えられている。
灌漑装置15には、野菜畑11に農業用水を散水するための灌漑用水路16と、図示しない溜池又は河川から灌漑用水路16内に農業用水を引き込むための給水ポンプ17とが備えられている。灌漑用水路16は、農業用ハウス10の一縁部に沿って延びた1つの主水路16Aから複数の末端水路16Bが分岐した構造をなし、それら各末端水路16Bが野菜畑11の各畝12に沿って延びている。
給水ポンプ17は、主水路16Aの端部に配置され、例えば、給水制御ユニット18によって駆動制御可能となっている。そして、給水ポンプ17が駆動されると、溜池等から灌漑用水路16内に引き込まれた農業用水が主水路16Aから各末端水路16Bに送給され、各末端水路16Bに形成された複数の散水孔(図示せず)から散水される。
給水制御ユニット18には、例えば、タイマー機能が備えられており、所定の時刻になったら給水ポンプ17を起動して所定時間(例えば、20〜30分)に亘って連続運転後、給水ポンプ17を停止する。これにより、自動で散水(灌漑)の開始と停止が行われる。
図2に示すように、液肥混合装置20はタンク22を備え、このタンク22には、濃縮された液肥が貯留されている。タンク22の底面からは管路23が延びており、その管路23の先端が灌漑用水路16に接続されている。そして、その管路23の途中に電磁定量ポンプ24が備えられている。
電磁定量ポンプ24は、例えば、株式会社イワキ、エレポン化工機株式会社、株式会社マイセック等の多数のメーカから市販されている公知の構造をなしている。この電磁定量ポンプ24は、給水ポンプ17が所定時間(20〜30分)に亘って連続運転されている間に、所定周期Tで間欠的に駆動され、一定微少量の液肥を送出する送出動作を間欠的に繰り返す。また、電磁定量ポンプ24は、駆動される周期の長短により送出量が変更される。
電磁定量ポンプ24による液肥の送出量を制御するためにコントローラ26が設けられている。コントローラ26には、制御回路26Aと駆動回路26Bとが備えられ、制御回路26Aが電磁定量ポンプ24を駆動するタイミングを決定している。また、制御回路26Aは、駆動回路26Bに対して駆動指令信号Rを付与しており、電磁定量ポンプ24を駆動する際にはその駆動指令信号Rをオンにする一方、電磁定量ポンプ24を停止する際には駆動指令信号Rをオフにする。駆動回路26Bは、駆動指令信号Rがオンのときに電磁定量ポンプ24を駆動し、駆動指令信号Rがオフのときに電磁定量ポンプ24を停止する。これにより、図3(A)及び図3(C)に示すように、駆動指令信号Rがオンとオフとに切り替えられると、液肥の実際の流速Vrが間欠的に変化する。
コントローラ26は、散水動作中にのみ電磁定量ポンプ24を駆動する。そのために、コントローラ26は、灌漑装置15の給水ポンプ17が駆動中であるか否かを識別するための散水動作識別信号を給水制御ユニット18から取得している。
コントローラ26は、予め設定された基準混合率と、灌漑用水路16を流れる農業用水の流量とに応じて、電磁定量ポンプ24による液肥の単位時間当たりの目標送出量を決定している。その農業用水の流量を計測するために灌漑用水路16のうち電磁定量ポンプ24の排出口との連結部分と給水ポンプ17との間には、公知な構造を有した電磁式流量計28が設けられている。この電磁式流量計28は、給水ポンプ17が連続運転されて流された農業用水の単位時間当たりの流量と積算流量の両方を計測してコントローラ26に付与している。
また、電磁定量ポンプ24により目標送出量通りの液肥が送給されているか否かをコントローラ26が確認するために、管路23のうち電磁定量ポンプ24の下流側には、本発明に係る電磁式流量計40が設けられている。
電磁式流量計40は、管路23に連通した図示しない計測流路と、その計測流路に側方から対向した図示しない電磁コイルと、計測流路内において液肥に接触する1対の図示しない電極とを有しており、計測流路を流れる流体に磁界を付与し、これにより液肥に発生した誘起電圧Eを検出している。そして、電磁式流量計40に備えた図示しないCPUが、誘起電圧Eに所定の定数を乗じて液肥の流速Vを演算し、その流速Vに電磁式流量計40における計測流路の断面積Aを乗じて単位時間当たりの流量dS(以下、「単位流量dS」という)を演算し、さらに、単位流量dSを積算して流量Qを演算している。そして、電磁式流量計40は、上記した流速V、単位流量dS及び流量Qを計測してコントローラ26に付与している。
詳細には、電磁式流量計40のCPUは、図5に示した演算制御プログラムPG1を所定周期で実行している。演算制御プログラムPG1が実行されると、誘起電圧Eに所定の定数を乗じて液肥の流速Vを演算する(S1)。次いで、駆動指令信号Rがオンであるか否かを判別する(S2)。駆動指令信号Rがオンである場合には(S2でYES)、駆動指令信号Rがオフからオンに切り替わってから第1ディレイ時間TIME1が経過したか否かを判別する(S3)。ここで、前記第1ディレイ時間TIME1としては、駆動指令信号Rをオンに切り替えてから液肥が流れ始めるまでの遅れ時間の実測値が設定されている。そして、駆動指令信号Rがオンに切り替わってから第1ディレイ時間TIME1が経過していた場合には(S3でYES)、ステップS1で求めた流速V、即ち、誘起電圧Eに対応した値の流速Vを利用して、単位流量dS、流量Qを演算する(S4)。
駆動指令信号Rがオフである場合には(S2でNO)、駆動指令信号Rがオンからオフに切り替わってから第2ディレイ時間TIME2が経過したか否かを判別する(S5)。ここで、上記第2ディレイ時間TIME2としては、駆動指令信号Rをオフに切り替わってから液肥の流れが止まるまでの遅れ時間の実測値が設定されている。そして、駆動指令信号Rがオフに切り替わってから第2ディレイ時間TIME2が経過していた場合(S5でYES)には、流速Vの絶対値が予め設定された閾値K1より小さいか否かを判別する(S6)。そして、流速Vが閾値K1より小さい場合には(S6でYES)、誘起電圧Eの値に拘わらず、流速Vを一律にゼロにする(S7)。そして、流速Vを「0」として、単位流量dS、流量Qを演算する(S4)。一方、流速Vが閾値K1以上の場合には(S6でNO)、ステップS1で求めた流速V、即ち、誘起電圧Eに対応した値の流速Vを利用して、単位流量dS、流量Qを演算する(S4)。
また、駆動指令信号Rがオンであり(S2でYES)、かつ、駆動指令信号Rがオフからオンに切り替わってから第1ディレイ時間TIME1が経過していなかった場合にも(S3でNO)、上記の如く、流速Vの絶対値が閾値K1より小さいか否かを判別し(S6)、以下、同様の処理を行う。
なお、本実施形態では、上記したステップS4,S6,S7により、本発明に係る「データ演算部」が構成されると共に、ステップS2,S3,S5により、本発明に係る「状態判別部」が構成されている。そして、ステップS2,S3,S5では、駆動指令信号Rがオフからオンに切り替わってから第1ディレイ時間TIME1の経過後に、本発明に係る「静止状態」から「流動状態」に切り替わったと判別し、駆動指令信号Rがオンからオフに切り替わってから第2ディレイ時間TIME2の経過後に「流動状態」から「静止状態」に切り替わったと判別している。
本実施形態の構成は以上である。次に、主として図3を参照して、本実施形態の作用効果について説明する。ここで、図3(A)には、電磁式流量計40が誘起電圧Eから演算した流速V及び単位流量dSがスケールを一致させて実線で示されており、電磁式流量計40の計測流路における液肥の実際の流速Vr、実際の単位流量dSrがスケールを一致させて点線で示されている。また、図3(B)には、電磁式流量計40がコントローラ26に付与する流速V及び単位流量dSがスケールを一致させて示されている。また、図3(C)には、コントローラ26の制御回路26Aが駆動回路26Bに出力する駆動指令信号Rが示されている。
コントローラ26は、給水制御ユニット18から取得した散水動作識別信号により給水ポンプ17が運転中であるか否かを認識する。そして、給水ポンプ17が連続運転されている間は、電磁定量ポンプ24を間欠的に駆動する。このとき、コントローラ26の制御回路26Aは、駆動指令信号Rを、図3(C)に示すように、所定周期でオンとオフとに切り替える。駆動指令信号Rがオンになると電磁定量ポンプ24が駆動され、図3(A)に示すように、駆動指令信号Rがオンに切り替わってから第1ディレイ時間TIME1だけ遅れて液肥が流れる。また、駆動指令信号Rがオフになると電磁定量ポンプ24が停止し、駆動指令信号Rがオフに切り替わってから第2ディレイ時間TIME2だけ遅れて、液肥の流れが止まる。これにより、液肥が電磁定量ポンプ24から電磁式流量計40を通過して灌漑用水路16へと所定量ずつ間欠的に送給される。
電磁式流量計40は、液肥の単位流量dS、流量Qを計測するために、液肥に磁界を付与し、その液肥に発生た誘起電圧Eを検出する。そして、その誘起電圧Eに所定の定数を乗じて流速V(図5のS1)を求める。ここで、電磁式流量計で計測される誘起電圧には、一般に、ゆっくりと変動する直流成分が重畳されている。そして、図3(A)に対比して示すように、流速の大きさに関わらず、誘起電圧から演算した流速Vと実際の流速Vrとの間には常に、この直流成分に起因した流速Vdc(=V−Vr)分の差が生じる。しかし、実際の流速Vrが十分に大きいときには、電磁式流量計40が誘起電圧Eから演算した流速Vと、実際の流速Vrとの差、即ち、直流成分に起因した流速Vdcは実際の流速Vrに対して相対的に小さく、誤差の観点から見た影響は小さい。ところが、電磁定量ポンプ24が停止して実際の流速Vrがゼロになっても、電磁式流量計40が誘起電圧Eから演算した流速Vはゼロで安定せず、直流成分に起因した流速Vdcとなってしまい、誤差の観点から見るとその影響は極めて大きい。そして、電磁定量ポンプ24の停止期間Toffが駆動期間Tonに対して長くなると、この流速Vdcに基づく流量積算量が増加して、結果として更に大きな誤差を生んでしまう。
しかしながら、本実施形態の電磁式流量計40は、電磁定量ポンプ24が停止して静止状態になった場合には、流速Vが閾値K1より小さいときに、誘起電圧Eの値に拘わらず流速Vを一律にゼロにして、単位流量dS、流量Qを演算するので、流速Vがゼロのときの誤計測を防ぐことができる。そして、電磁定量ポンプ24が駆動して流動状態になったときには、流速Vが閾値以上と否とに拘わらず、誘起電圧Eに対応した値の流速Vを利用して単位流量dS、流量Qを演算する。これにより、電磁定量ポンプ24の起動動作時及び停止動作時において、流速Vが閾値K1未満で徐変する間の流量Q1,Q2(図4参照)も含めて計測することができる。
このように、本実施形態の電磁式流量計40によれば、電磁定量ポンプ24を間欠的に駆動して静止状態と流動状態とが繰り返されても、流体の流量Qを高精度で計測することが可能になる。しかも、静止状態で、流速Vが閾値K1以上の場合には、誘起電圧Eに対応した値の流速Vを用いて流量Qを演算するので、電磁定量ポンプ24の駆動以外の要因で流れた流体の流量Qも計測することもできる。従って、例えば、電磁定量ポンプ24の故障等により電磁定量ポンプ24が停止中にタンク22から管路23を伝わって灌漑用水路16に液肥が流れた場合に、その流量Qも計測することができる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、制御回路26Aが出力した駆動指令信号Rに基づいて、静止状態と流動状態とを判別していたが、例えば、電磁定量ポンプ24への給電ラインに電流検出器を設け、電磁定量ポンプ24に給電が行われているか否かに基づいて、静止状態と流動状態とを判別してもよい。
(2)前記実施形態では、流速Vと閾値K1との大小を比較していたが、単位流量dSと所定の閾値K2との大小を比較する構成としてもよい。ここで、単位流量dSを求める演算式(dS=A・V)には流速Vが含まれるので単位流量dSと所定の閾値K2(=A・K1)との大小を比較する構成は、実質的には、流速Vと閾値K1とを比較している構成と同じである。従って、流速の代わりに単位時間当たりの流量と所定の閾値との大小を比較する構成の電磁式流量計も本発明の技術的範囲に入る。
(3)前記実施形態では、電磁定量ポンプ24の下流に電磁式流量計40が備えられいたが、電磁定量ポンプ24の上流に電磁式流量計40を備えた構成にしてもよい。
(4)前記実施形態では、電磁定量ポンプ24を間欠的に駆動して流した流体の流量を計測するために用いられた電磁式流量計40について説明したが、電磁定量ポンプ24の代わりに例えばソレノイド駆動される電動弁を設け、その電動弁を間欠的に駆動して流した流体の流量を計測するために用いられる電磁式流量計に本発明を適用してもよい。
(5)前記実施形態では、第1ディレイ時間TIME1及び第2ディレイ時間TIME2を設けていたが、これらディレイ時間は設けなくてもよい。即ち、駆動指令信号Rがオフからオンに切り替わった時点で本発明に係る「静止状態」から「流動状態」に切り替わったと判別し、駆動指令信号Rがオンからオフに切り替わった時点で「流動状態」から「静止状態」に切り替わったと判別するようにしてもよい。また、第1ディレイ時間TIME1及び第2ディレイ時間TIME2のうちの何れか一方だけも設けてもよい。
本発明の一実施形態に係る灌漑装置の斜視図 液肥混合装置の概念図 (A)誘起電圧から演算した流速の変化と実際の流速の変化とを示したグラフ、(B)流速の変化を示したグラフ、(C)駆動指令信号の変化を示したグラフ (A)流速の変化を示したグラフ、(B)駆動指令信号の変化を示したグラフ 演算制御プログラムのフローチャート
符号の説明
24 電磁定量ポンプ
40 電磁式流量計
E 誘起電圧
K1 閾値
R 駆動指令信号
TIME1 第1ディレイ時間
TIME2 第2ディレイ時間

Claims (2)

  1. ポンプ又は電動弁を間欠的に駆動して流した流体に磁界を付与し、その流体に発生した誘起電圧に対応する流速に基づき、流量を計測する電磁式流量計において、
    前記流体が流れている流動状態か静止している静止状態かを、前記ポンプの駆動・停止又は前記電動弁の開弁・閉弁に基づいて判別する状態判別部と、
    前記静止状態では、前記流速が予め設定された閾値より小さい場合に、前記誘起電圧の値に拘わらず前記流速を一律にゼロにして前記流量を演算すると共に、前記流速が前記閾値以上の場合に、前記誘起電圧に対応した値の前記流速を用いて前記流量を演算し、前記流動状態では、前記流速が前記閾値以上と否とに拘わらず、前記誘起電圧に対応した値の前記流速を用いて前記流量を演算するデータ演算部とを備えたことを特徴とする電磁式流量計。
  2. 前記状態判別部は、前記ポンプ又は前記電動弁を制御するための駆動指令信号がオフからオンに切り替わってから予め設定された第1ディレイ時間の経過後に、前記静止状態から前記流動状態に切り替わったと判別し、前記駆動指令信号がオンからオフに切り替わってから予め設定された第2ディレイ時間の経過後に、前記流動状態から前記静止状態に切り替わったと判別するように構成されたことを特徴とする請求項1に記載の電磁式流量計。
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