JP4683199B2 - Ledランプ - Google Patents
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即ち、図6において、LEDヘッドランプ1は、前面が開放した樹脂製の筐体2と、この筐体2内に設けられた複数個のLEDラップユニット3と、筐体2の前面を覆うように筐体2に取り付けられた透光性樹脂材料から成る前面レンズ4と、から構成されている。
上記各LEDランプユニット3は、それぞれ少なくとも一つのLED素子を含んでおり、前方に向かって光を出射するように、ランプユニット支持体3aにより筐体2の内側に支持されている。
ところで、LED素子は一般的に温度に対して負の特性を有している。即ち温度が上昇するに従って発光効率が低減することが知られている。
従って、LEDヘッドランプにおいては、筐体2及び前面レンズ4が熱伝導性の低い樹脂製であることから、特に各LED素子の発熱に対する対策が重要である。
また、特許文献2には、各LEDをそれぞれ熱容量の大きな金属製支持部材上に支持して、各LEDで発生する熱を金属製支持部材に伝導させて、各LEDの放熱を行なうようにした、車両用前照灯が開示されている。
さらにまた、特許文献4には、各LEDをヒートパイプの一端付近に支持すると共に、このヒートパイプの他端を筐体外部に配置することにより、各LEDで発生する熱をヒートパイプを介して筐体外部に放出するようにした、車両用灯具が開示されている。
しかしながら、例えば図6に示したLEDヘッドランプ1において、筐体2内にて、特に上下にずれて配置された複数個のLEDランプユニット3を備えている場合に、各LEDランプユニット3の個々のLED素子から発生する熱が、所謂対流によって上昇し、上方ほど高温になることが知られている。
このため、筐体2内において、上下方向における温度分布が存在することになり、各LEDランプユニットのLED素子の温度が異なることから、各LED素子の発光効率にバラツキが発生して、輝度ムラが生じてしまう。
そして、このような温度分布を改善するような対策は、まだ実現されていない。
さらに、筐体2内にファンを組み込むことにより、強制的に空気循環を行なわせて、筐体2内の温度をほぼ均一にすることも可能であるが、ファンのための電源ラインの引き込み及びファンの収容スペースを確保することが必要であり、同様にしてコストが高くなってしまうと共に、ファンの信頼性の問題もあって、実用化は困難である。
この場合、各LEDランプユニットのLED素子で発生した熱は、対流によって上昇し、上方の熱伝導部材に伝達され、この上方の熱伝導部材から連結部材を介して下方の熱伝導部材に伝達される。その際、上方及び下方の熱伝導部材と連結部材が高熱伝導性材料、好ましくはアルミニウムにより構成されていることにより、熱が効率良く伝達され得る。
従って、各LEDランプユニットにおける個々のLEDの温度差が小さくされることによって、外部への放熱対策を行なった場合に、個々のLEDの発光条件がほぼ統一され、発光効率がほぼ等しくなるので、輝度ムラの発生が抑制され得ることになる。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。[実施例1]
図1及び図2において、LEDランプ10は、自動車用のLEDヘッドランプであって、前面が開放した樹脂製の筐体11と、この筐体11内に設けられた複数個のLEDラップユニット12と、筐体11の前面を覆うように筐体11に取り付けられた透光性樹脂材料から成る前面レンズ13と、上方の熱伝導部材14,下方の熱伝導部材15及び連結部材16と、から構成されている。
ここで、各LEDランプユニット12は、図2に示すように、筐体11内にて、上下方向に二段,横方向に三列に、計6個配置されており、上段及び下段のLEDランプユニット12がそれぞれ横方向に延びる二つのランプユニット支持体12aにより支持されている。
ここで、上記上方の熱伝導部材14及び下方の熱伝導部材15は、それぞれ高熱伝導性材料、例えばアルミニウムにより板状に構成されている。
尚、上記上方の熱伝導部材14及び下方の熱伝導部材15は、板状ではなく、例えば骨組状に構成されていてもよい。
これに対して、上記下方の熱伝導部材15は、その表面が、熱放射率を増大させるように、表面処理、例えばアルマイト処理されている。
そして、各LEDランプユニット12から出射した光が、上記前面レンズ13を介して前方に向かって照射される。
そして、熱は、熱伝導によって温度の低い方に移動する。即ち上方の熱伝導部材14から連結部材16を介して下方の熱伝導部材15に伝達されることになる。
このようにして、個々のLED素子で発生した熱は、筐体11内の空気による熱対流だけでなく、上述した上方の熱伝導部材14から連結部材16を介して下方の熱伝導部材15への移動により、筐体11内で効率良く循環されることになる。これにより、筐体11内における温度分布が改善され、筐体11内の上下における温度差が確実に低減され得ることになる。
即ち、前面を5mm厚のポリカーボネイト板により、他の五面を5mm厚のABS樹脂板により、縦140×横220×奥行190(mm)のボックスAを作成すると共に、このボックスAに対して、上面,下面及び後面を5mm厚のアルミニウム板に変更したボックスBを作成した。
そして、これらのボックスA,Bについて、それぞれ内側に20Wの発熱体を取り付けたアルミニウム試料を入れて、55分後に、アルミニウム試料とボックス内の上部及び下部における内壁温度及び空気温度をそれぞれ測定した。
そして、これら二つのアルミニウムブロックの一端面に、それぞれ発熱体を取り付けて20Wで加熱させたときの温度を、発熱体から近い順にX,Y及び他端面Zまで互いに間隔をあけた位置で測定した。
その結果、図5に示すように、鏡面の場合には、アルマイト処理した場合と比較して、何れの位置でも温度が高くなっており、放熱性が抑制されていることが確認された。
11 筐体
12 LEDランプユニット
12a ランプユニット支持体
13 前面レンズ
14 上方の熱伝導部材
15 下方の熱伝導部材
16 連結部材
Claims (5)
- 前方が開放した筺体と、この筺体内で前方に向かって光を照射するように上下にずれて配置されたそれぞれ少なくとも一つのLED素子を有する複数個のLEDランプユニットと、上記筺体の開放した前面を閉じる透光性材料から成る前面レンズと、を含んでいるLEDランプにおいて、
上記筐体内で上記LEDランプユニットの上方に配置される上方熱伝導部材と前記上方熱伝導部材よりも熱放射が多くなるように設けられ上記LEDランプユニットの下方に上記上方熱伝導部材とで上記LEDランプユニット全体を上下から包囲するように配置される下方熱伝導部材から成る熱伝導部材と、
これら上方熱伝導部材及び下方の熱伝導部材を互いに熱的に接続する高熱伝導材料から成る連結部材と、
を備え、上記上方熱伝導部材に熱放射率を低減させるような表面処理と上記下方熱伝導部材に熱放射率を上昇させるような表面処理のいずれかもしくは両方が設けられていることを特徴とする、LEDランプ。 - 前方が開放した筐体と、この筐体内で前方に向かって光を照射するように上下にずれて配置されたそれぞれ少なくとも一つのLED素子を有する複数個のLEDランプユニットと、上記筐体の開放した前面を閉じる透光性材料から成る前面レンズと、を含んでいる車両用のLEDランプにおいて、
上記筐体内で上記LEDランプユニットの上方に配置される上方熱伝導部材と前記情報熱伝導部材よりも熱放射が多くなるように設けられ上記LEDランプユニットの下方に上記上方熱伝導部材とで上記LEDランプユニット全体を上下から包囲するように配置される下方熱伝導部材から成る熱伝導部材と、
これら上方熱伝導部材及び下方の熱伝導部材を互いに熱的に接続する高熱伝導材料からなる連結部材と、
を備え、上記上方熱伝導部材に熱放射率を低減させるような表面処理と上記下方熱伝導部材に熱放射率を上昇させるような表面処理のいずれかもしくは両方が設けられていることを特徴とする、車両用のLEDランプ。 - 上記連結部材が、LEDランプユニットを筐体に対して支持する支持部材と熱的に連結されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載のLEDランプ。
- 上記上方熱伝導部材及びまたは上記下方熱伝導部材が骨組状で設けられていることを
を特徴とする、請求項1から3の何れかに記載のLEDランプ。 - 上記上方熱伝導部材及び上記下方熱伝導部材と連結部材のうち、少なくとも何れかの一部が、筐体の外部にまで延びていることを特徴とする、請求項1から4の何れかに記載のLEDランプ。
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