JP4683187B2 - バランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法 - Google Patents
バランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4683187B2 JP4683187B2 JP2004361537A JP2004361537A JP4683187B2 JP 4683187 B2 JP4683187 B2 JP 4683187B2 JP 2004361537 A JP2004361537 A JP 2004361537A JP 2004361537 A JP2004361537 A JP 2004361537A JP 4683187 B2 JP4683187 B2 JP 4683187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- ring gear
- balancer
- crankpin
- engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Description
バランサ装置を組み込んだ多気筒エンジンのクランクシャフトであって、特定気筒のクランクピン部の一方のアーム部をクランクシャフト軸線を中心にした円形の外周面を備えた円盤部とし、該円盤部に、外歯を備えたリングギヤを取り付けて、該リングギヤにより前記バランサ装置を駆動するバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法であって、
前記クランクシャフトに機械加工を施す前段階のクランクシャフト素材に対して、ジャーナル部とクランクピン部に機械加工を行う第1工程と、
該第1工程の後に、クランクピン部のフィレットR部にロール加工を行う第2工程と、
該第2工程の後に、前記円盤部を小径に機械加工して該円盤部に隣接するクランクピン部との間に逆段差を形成して前記前記リングギヤを取り付ける取付座を作る第3工程と、
該第3工程の後に、前記円盤部にリングギヤを取り付ける第4工程とを有することを特徴とするバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法を提供することにより達成される。
バランサ装置を組み込んだ排気量が異なる複数種類の多気筒エンジンに対応した異なるクランクアーム長を備えた複数種類のクランクシャフトであって、特定気筒のクランクピン部の一方のアーム部をクランクシャフト軸線を中心にした共通の直径の円形外周面を備えた円盤部とし、該円盤部に、外歯を備えた共通のリングギヤを取り付けて、該リングギヤにより前記バランサ装置を駆動する複数種類のバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトを製造する方法であって、
前記複数種類のクランクシャフトの各々に機械加工を施す前段階の前記複数種類のクランクシャフト素材の各クランクシャフト素材に対して、ジャーナル部とクランクピン部に機械加工を行う第1工程と、
該第1工程の後に、クランクピン部のフィレットR部にロール加工を行う第2工程と、
該第2工程の後に、前記複数種類のクランクシャフトのうち、前記クランクアーム長が比較的短いクランクシャフトの前記円盤部を小径に機械加工して該円盤部に隣接するクランクピン部との間に段差を形成して前記前記リングギヤを取り付ける取付座を作ると共に、前記クランクアーム長が比較的長いクランクシャフトの前記円盤部を小径に機械加工して該円盤部に隣接するクランクピン部との間に逆段差を形成して前記前記リングギヤを取り付ける取付座を作る第3工程と、
該第3工程の後に、前記共通の直径を備えた円盤部に、前記共通のリングギヤを取り付ける第4工程とを有することを特徴とするバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法を提供することにより達成される。
図7を参照して、小排気量用クランクシャフト素材10又は大排気量用クランクシャフト素材は、クランクシャフト1又は20の全長を決める端面加工と、クランクシャフト1又は20の各部の加工の回転中心を決めるセンター穴加工が行われる(ステップS1)。次いで、ジャーナル部11、クランクピン部12の外形の荒削りが行われる(ステップS2)。この段階では、円盤部13とクランクピン部12との間に段差は殆ど無い。ステップS2の次に、ジャーナル部11、クランクピン部12に各種の油穴21を形成するドリル加工(ステップS3)を行った後に、ジャーナル部11、クランクピン部12のフィレットR部にロール加工が施され(ステップS4)、これにより表面硬化処理される。
L クランクアーム長
1 小排気量用クランクシャフト
2 バランサユニット
7 駆動ギア(リングギヤ)
8 従動ギア
11 クランクシャフトのジャーナル部
12 クランクシャフトのクランクピン部
13 クランクシャフトのアーム部
14 クランクシャフトの円盤部
20 大排気量用クランクシャフト
22 フィレットR部
23 フィレットR肩部
26 逆段差
Claims (2)
- バランサ装置を組み込んだ多気筒エンジンのクランクシャフトであって、特定気筒のクランクピン部の一方のアーム部をクランクシャフト軸線を中心にした円形の外周面を備えた円盤部とし、該円盤部に、外歯を備えたリングギヤを取り付けて、該リングギヤにより前記バランサ装置を駆動するバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法であって、
前記クランクシャフトに機械加工を施す前段階のクランクシャフト素材に対して、ジャーナル部とクランクピン部に機械加工を行う第1工程と、
該第1工程の後に、クランクピン部のフィレットR部にロール加工を行う第2工程と、
該第2工程の後に、前記円盤部を小径に機械加工して該円盤部に隣接するクランクピン部との間に逆段差を形成して前記前記リングギヤを取り付ける取付座を作る第3工程と、
該第3工程の後に、前記円盤部にリングギヤを取り付ける第4工程とを有することを特徴とするバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法。 - バランサ装置を組み込んだ排気量が異なる複数種類の多気筒エンジンに対応した異なるクランクアーム長を備えた複数種類のクランクシャフトであって、特定気筒のクランクピン部の一方のアーム部をクランクシャフト軸線を中心にした共通の直径の円形外周面を備えた円盤部とし、該円盤部に、外歯を備えた共通のリングギヤを取り付けて、該リングギヤにより前記バランサ装置を駆動する複数種類のバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトを製造する方法であって、
前記複数種類のクランクシャフトの各々に機械加工を施す前段階の前記複数種類のクランクシャフト素材の各クランクシャフト素材に対して、ジャーナル部とクランクピン部に機械加工を行う第1工程と、
該第1工程の後に、クランクピン部のフィレットR部にロール加工を行う第2工程と、
該第2工程の後に、前記複数種類のクランクシャフトのうち、前記クランクアーム長が比較的短いクランクシャフトの前記円盤部を小径に機械加工して該円盤部に隣接するクランクピン部との間に段差を形成して前記前記リングギヤを取り付ける取付座を作ると共に、前記クランクアーム長が比較的長いクランクシャフトの前記円盤部を小径に機械加工して該円盤部に隣接するクランクピン部との間に逆段差を形成して前記前記リングギヤを取り付ける取付座を作る第3工程と、
該第3工程の後に、前記共通の直径を備えた円盤部に、前記共通のリングギヤを取り付ける第4工程とを有することを特徴とするバランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004361537A JP4683187B2 (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | バランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004361537A JP4683187B2 (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | バランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006170286A JP2006170286A (ja) | 2006-06-29 |
JP4683187B2 true JP4683187B2 (ja) | 2011-05-11 |
Family
ID=36671261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004361537A Expired - Fee Related JP4683187B2 (ja) | 2004-12-14 | 2004-12-14 | バランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4683187B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007144609A (ja) * | 2005-10-31 | 2007-06-14 | Mazda Motor Corp | クランクシャフトギヤの焼嵌め装置及びその方法 |
JP5274412B2 (ja) * | 2009-08-25 | 2013-08-28 | ダイハツ工業株式会社 | 内燃機関におけるバランス装置 |
CN106938422B (zh) * | 2017-04-17 | 2023-08-15 | 重庆潍柴发动机有限公司 | 发动机曲轴环槽加工装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118523A (en) * | 1980-02-25 | 1981-09-17 | Yamaha Motor Co Ltd | Multicylinder engine for motor-cycle |
JPH01206109A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-08-18 | Naotaka Gayou | 組立式クランク機構 |
JPH04136407A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-11 | Mazda Motor Corp | エンジンの潤滑構造 |
JP2004270757A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Honda Motor Co Ltd | クランクシャフト |
JP2004278763A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のクランク軸 |
-
2004
- 2004-12-14 JP JP2004361537A patent/JP4683187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56118523A (en) * | 1980-02-25 | 1981-09-17 | Yamaha Motor Co Ltd | Multicylinder engine for motor-cycle |
JPH01206109A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-08-18 | Naotaka Gayou | 組立式クランク機構 |
JPH04136407A (ja) * | 1990-09-28 | 1992-05-11 | Mazda Motor Corp | エンジンの潤滑構造 |
JP2004270757A (ja) * | 2003-03-06 | 2004-09-30 | Honda Motor Co Ltd | クランクシャフト |
JP2004278763A (ja) * | 2003-03-18 | 2004-10-07 | Honda Motor Co Ltd | 内燃機関のクランク軸 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006170286A (ja) | 2006-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN102066719B (zh) | 往复式活塞机构 | |
CN104019184B (zh) | 具有布置在曲轴上并且用作偏重的补偿重物的内燃发动机 | |
US20090257702A1 (en) | Shaft with roller bearing | |
US20170241471A1 (en) | Composite vehicle shaft assembly | |
JPS61197838A (ja) | 内燃機関の振動消去装置 | |
US20090000589A1 (en) | Recreational vehicle engine design | |
JP6233518B2 (ja) | レシプロエンジンのクランク軸 | |
US20170241299A1 (en) | Powertrain shaft assembly with core plug and method of manufacturing a shaft assembly | |
CN105637241A (zh) | 往复式发动机的曲轴 | |
JP5190808B2 (ja) | エンジンの1次バランサ装置 | |
JP4683187B2 (ja) | バランサ駆動ギヤ付きクランクシャフトの製造方法 | |
JP4753038B2 (ja) | エンジンのバランサ装置 | |
US20050284254A1 (en) | Balance shaft | |
JP4369185B2 (ja) | 並列多気筒エンジン | |
JP2018197610A (ja) | レシプロエンジンのクランク軸 | |
JP2010164074A (ja) | クランクシャフト | |
JP4430462B2 (ja) | V型2気筒エンジンのバランサ構造 | |
CN110741170B (zh) | 曲轴和制造曲轴的方法 | |
JPS5936759Y2 (ja) | 4サイクル直列2シリンダエンジンの1次パランサ装置 | |
JP2010059814A (ja) | 内燃機関のバランサ装置 | |
JP2005083524A (ja) | フライホイール | |
WO2015190117A1 (ja) | レシプロエンジンのクランク軸 | |
JP2014066168A (ja) | 往復動内燃機関、クランク軸、車両及び自動二輪車 | |
JP2011157944A (ja) | 往復動式内燃機関の振動低減装置 | |
JP5028300B2 (ja) | バランスシャフト機構における一対のギヤの噛合い構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071122 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110112 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4683187 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |