JP4682583B2 - コークス掻き出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コークスが詰まって押出機による窯出しができなくなったときに、窯出し側でコークスを掻き出すコークス掻き出し装置に関するものである。
手作業によるコークスの掻き出しでは、安全性や作業効率が低いため、押出機のラムに傾動可能なスコップを装着し、ラムの進退とスコップの傾動とによってコークスを掻き出すことが提案されていた(特許文献1、2参照)。
実公平5−43083号公報 実公昭57−46341号公報
上記の特許文献1、2に記載されている従来例では、何れも押出機側でコークスを掻き出しているが、コークスの掻き出しは、押出機側と反対の窯出し側で必要になることもあるので、押出機側と同様の技術思想を、窯出し側のガイド車にも適用することが考えられる。しかしながら、元々、炉内のコークスに対して進退自在のラムを有し、且つスコップを装着するための十分なスペースを確保できる押出機側とは異なり、炉蓋の着脱や窯出しされるコークスの案内を行う窯出し側のガイド車に、コークスを掻き出す機構を新たに追加するのは、レイアウト上の制約が多く容易ではない。
そこで、本発明は上記の問題に着目してなされたものであり、既存のガイド車に容易に搭載でき、窯出し側でコークスを掻き出すことができるコークス掻き出し装置の提供を課題としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るコークス掻き出し装置は、窯出し側でコークスを掻き出すコークス掻き出し装置において、
ガイド車に搭載され窯出し側の窯口に対して進退可能なヘッド、及び該ヘッドに上下動可能に支持され当該ヘッドの先端側で前記窯口の炉蓋を掛止可能なフックを有し、前記ヘッドの進退及び前記フックの上下動によって前記炉蓋の着脱を行う炉蓋着脱機構と、
前記フックに掛止可能な掛止板と、該掛止板の下端に前記窯口に対して傾動可能に軸支され当該窯口に対する後端側が開放されたスコップと、該スコップの後端側を係止することにより、前記フックによって前記掛止板が上昇するほど当該スコップを後端側が下方に傾斜するように傾動させるストッパとを備え、
前記ヘッドの進退及び前記フックの上下動によって前記コークスの掻き出しを行うことを特徴とする。
すなわち、フックに掛止させた掛止板が下方の初期位置にあり、スコップが水平に維持されている状態でヘッドを窯口に対して前進させて、窯出し側のコークスにスコップを挿入する。そして、ヘッドを後退させてコークスを掬い出し、フックを上方に移動させることでスコップの後端側を下方に傾斜させて、スコップの後端側からコークスを所定箇所に放出することによりコークスの掻き出しを行う。
また、本発明の請求項2に係るコークス掻き出し装置は、請求項1に係るコークス掻き出し装置において、前記スコップ後端側の下方に、チェーンコンベヤを配設することを特徴とする。
また、本発明の請求項3に係るコークス掻き出し装置は、請求項1又は2に係るコークス掻き出し装置において、前記コークスの非掻き出し時に、前記スコップを垂直状態に保持する保持具を備えることを特徴とする。
また、本発明の請求項4に係るコークス掻き出し装置は、請求項1〜3の何れか一項に係るコークス掻き出し装置において、前記掛止板を、防熱板で構成することを特徴とする。
本発明の請求項1に係るコークス掻き出し装置によれば、上記の掛止板、スコップ、及びストッパを備えることにより、炉蓋の着脱と同様の動作つまりヘッドの進退とフックの上下動とによってコークスを掻き出すことができるので、その作動スペースも増大することがなく、炉蓋着脱機構を有する既存のガイド車に、掛止板、スコップ、及びストッパを容易に搭載することができる。
また、請求項2に係るコークス掻き出し装置によれば、スコップ後端側の下方に、チェーンコンベヤを配設することにより、掻き出したコークスを回収するために、水平、垂直、傾斜など任意の搬送形状をとることができ、一般的なシュートを設けるよりもレイアウトの自由度が増す。
また、本発明の請求項3に係るコークス掻き出し装置によれば、コークスの非掻き出し時に、スコップを垂直状態に保持する保持具を備えることにより、コークス掻き出しの開始前、或いは終了後に、コンパクト化することができる。
また、本発明の請求項4に係るコークス掻き出し装置によれば、掛止板を、防熱板で構成することにより、ヘッドやフック等、ガイド車の各種設備を焼損から保護することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、コークス1が詰まって押出機による窯出しができなくなったときに、窯出し側でコークスを掻き出すコークス掻き出し装置2の概略構成図である。
コークス掻き出し装置2は、ガイド車(図示省略)の炉蓋着脱機構3に装着される。ここで、炉蓋着脱機構3は、図2に示すように、窯口4に対して進退可能なヘッド5と、ヘッド5に上下動可能に支持されヘッド4の先端側で炉蓋6を掛止可能な上下一対のフック7とで構成されている。炉蓋6には、水平方向の吊上げ軸6aが上下に配設されており、炉蓋着脱機構3のフック7は、この吊上げ軸6aを下方から掛止可能な略鉤状に形成されている。したがって、炉蓋着脱機構3は、ヘッド5を前進させてフック7を吊上げ軸6aの直下に進入させ、このフック7を上方に移動させることで吊上げ軸6を掛止して炉蓋6を吊上げ、そしてヘッド4を後退させて炉蓋6を窯口4から取外す。なお、窯口4へ炉蓋6を取付けるときには、取外すときと逆の動作を行う。
そして、コークス掻き出し装置2は、図1に示すように、フック7に掛止可能な掛止板8と、掛止板8の下端に窯口4に対して傾動可能に軸支され窯口4に対する後端側が開放されたスコップ9と、ヘッド5の下端側に取付けられスコップ9の後端側を係止することによりフック7によって掛止板8が上昇するほどスコップ9を後端側が下方に傾斜するように傾動させるストッパ10と、コークスの非掻き出し時に掛止板8の幅方向縁部とスコップ9の前端側とを連結して、スコップ9を垂直状態に保持する保持具11と、ガイド車側に固定されると共にスコップ9の後端側の下方に配設されたチェーンコンベヤ12と、を備えている。
掛止板8には、前述した炉蓋6と同様に、水平方向の吊上げ軸8aが上下に配設されており、炉蓋着脱機構3のフック7は、この吊上げ軸8aを下方から掛止する。また、掛止板8は、約1000度もの高温に耐え得る防熱板で構成され、例えば炉蓋6のシールプレート部を用いる。
スコップ9は、その重心が軸支位置よりも前になるように、すなわち後端側がストッパ10に掛止されないと自重によって前傾するように構成されている。また、スコップ9は、炉蓋着脱機構3のヘッド5が後退位置にある状態で、保持具11によって垂直状態に保持されたときに、コークス炉の外壁面までの間に収まるような厚みに設定されている。
ここで、コークス掻き出し装置2は、図3(a)に示すように、フック7に掛止させた掛止板8が下方の初期位置にあり、スコップ9が水平に維持されている状態でヘッド5を窯口4に対して前進させて、窯出し側のコークス1にスコップ9を挿入する。そして、ヘッド5を後退させてコークスを掬い出し、図3(b)に示すように、フック7を上方に移動させることでスコップ9の後端側を下方に傾斜させて、スコップ9の後端側からコークスを放出し、チェーンコンベヤ12によって所定箇所まで搬送することによりコークスの掻き出しを行う。
次に、本発明の作用効果について説明する。
今、炭化室の炉壁に付着したカーボンの量が多くなる等してコークスが詰まり、押出機による窯出しができなくなったとする。このとき、一体化された掛止板8及びスコップ9を炉蓋着脱機構3に装着し、前述したようにヘッド5の進退とフック7の上下動とによって、窯出し側のコークスを掻き出す。このように、上記の掛止板8、スコップ9、及びストッパ10を備えることにより、炉蓋6の着脱と同様の動作でコークスを掻き出すことができるので、その作動スペースも増大することがなく、炉蓋着脱機構3を有する既存のガイド車に、掛止板8、スコップ9、及びストッパ10を容易に搭載することができる。
また、コークス掻き出し装置2は、スコップ9の後端側の下方に、チェーンコンベヤ12を配設したことにより、掻き出したコークスを回収するために、水平、垂直、傾斜など任意の搬送形状をとることができ、一般的なシュートを設けるよりもレイアウトの自由度が増す。
また、コークス掻き出し装置2は、コークスの非掻き出し時にスコップ9を垂直状態に保持する保持具11を備えたことにより、コークス掻き出しの開始前、或いは終了後に、コンパクト化することができる。
また、コークス掻き出し装置2の掛止板8を、防熱板で構成することにより、ヘッド5やフック7等、ガイド車の各種設備を焼損から保護することができる。
なお、上記の一実施形態では、ストッパ10をヘッド5に取付けているが、これに限定されるものではなく、要は、スコップ9の後端側を係止し、フック7の上下動に応じてスコップ9の傾斜度合を調節できればよいので、このストッパ10をガイド車側に取付けてもよい。
コークス掻き出し装置の概略構成図である。 炉蓋着脱機構の概略構成図である。 コークスの掻き出し動作を説明する図である。
符号の説明
1 コークス
2 コークス掻き出し装置
3 炉蓋着脱機構
4 窯口
5 ヘッド
6 炉蓋
7 フック
8 掛止板
9 スコップ
10 ストッパ
11 保持具
12 チェーンコンベヤ

Claims (4)

  1. 窯出し側でコークスを掻き出すコークス掻き出し装置において、
    ガイド車に搭載され窯出し側の窯口に対して進退可能なヘッド、及び該ヘッドに上下動可能に支持され当該ヘッドの先端側で前記窯口の炉蓋を掛止可能なフックを有し、前記ヘッドの進退及び前記フックの上下動によって前記炉蓋の着脱を行う炉蓋着脱機構と、
    前記フックに掛止可能な掛止板と、該掛止板の下端に前記窯口に対して傾動可能に軸支され当該窯口に対する後端側が開放されたスコップと、該スコップの後端側を係止することにより、前記フックによって前記掛止板が上昇するほど当該スコップを後端側が下方に傾斜するように傾動させるストッパとを備え、
    前記ヘッドの進退及び前記フックの上下動によって前記コークスの掻き出しを行うことを特徴とするコークス掻き出し装置。
  2. 前記スコップ後端側の下方に、チェーンコンベヤを配設することを特徴とする請求項1に記載のコークス掻き出し装置。
  3. 前記コークスの非掻き出し時に、前記スコップを垂直状態に保持する保持具を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載のコークス掻き出し装置。
  4. 前記掛止板を、防熱板で構成することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載のコークス掻き出し装置。
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