JP4681944B2 - 介護実績管理方法、介護実績管理システム、コンピュータプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

介護実績管理方法、介護実績管理システム、コンピュータプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は介護保険制度に基づいて実施された介護サービスの実績を情報通信技術により管理するための方法に関する。また、その方法に基づいて介護実績を管理するコンピュータシステムと、コンピュータプログラム、コンピュータ読み取り可能な記録媒体にも関する。
介護を必要とする被保険者(被介護者)が介護保険制度を利用する場合、まず被介護者が保険者(地方自治体)による介護認定を受ける。そして、居宅介護支援事業者(ケアプラン作成事業者)などに所属するケアマネージャーに介護サービスプランの作成を依頼する。ケアマネージャーは、介護サービスプランを作成し、そのプランを介護サービスの実施団体に申し込む。介護サービス実施団体は、提出された介護サービスプランに基づいて、介護者を被介護者宅に派遣し介護を行う。介護サービス実施団体は、介護の実施後に保険者へ介護実績を報告し、介護費用の内の所定割合の額を健康保険制度と同様にして保険者に請求する。
介護保険制度は、介護を社会全体で支える仕組みであり、社会保険方式による給付と負担の関係を明確にしている。そして、利用者の選択により、多様な主体から保険医療サービス・福祉サービスを総合的に受けられる仕組みを提供している。したがって、この介護保険制度を適正かつ有効に運用していくためには、介護サービス実施団体から保険者へ費用請求が介護実績に基づいて適切になされることが重要である。このような問題に鑑み、情報通信技術(IT)を活用して実際の介護実績を厳重に管理するシステムが提案された(特許文献1〜3参照)。
特開2004−62242号公報 特開2000−20596号公報 特開2002−288402号公報
特許文献1には、ネットワーク上のコンピュータが被介護者毎の介護サービス内容や、その被介護者への介護実績などを管理し、介護現場で介護者やケアマネージャーが自身の携帯電話機で介護サービスの内容を閲覧したり、介護実績を報告したりすることができる介護情報支援システムが開示されている。また、バーコードリーダーシステムは、介護現場での携帯電話機による面倒な入力操作を軽減させるために、携帯電話機に接続して使用するバーコードリーダーと、携帯電話機における多種多様な操作情報が記述された多数のコードが記載されたバーコードの一覧表とを含んでいる。そして、ケアマネージャーや介護者は、携帯電話機へのキー入力にかわってバーコードをリーダーで読み込ませることで、ネットワーク上のコンピュータへのアクセスや、そのアクセスに際して入力する認証情報の文字入力、具体的な介護実績の入力などを行う。
しかし、この特許文献1に開示された介護情報支援システムは、キー入力をバーコード入力に代替しただけで、介護者らはバーコードの読み取り操作を何回も繰り返す必要がある。また、目的とする操作に対応するバーコードを一覧表から探すだけでも手間が掛かり、実際の介護サービス自体の質が低下する可能性がある。
特許文献2には、介護サービスプランの作成から介護実績の管理までを総合的に行う介護保険業務処理システムが開示されている。しかし、介護保険に関わる広範な業務を処理するシステムには当然莫大なコストがかかる。そして、そのコストを誰が負担するのか、という問題が必ず発生する。保険者が負担すれば、税金から支出することになり、財政を圧迫する。介護サービス実施団体が負担すれば、企業としての実績によっては、介護者への報酬が相対的に減ることになり、介護サービスの質の低下につながる。
特許文献3には、介護者の勤怠管理を簡便に行うための方法が開示されている。具体的には、被介護者の識別情報を含むバーコードを印刷したカードを介護者宅に配置しておき、介護者は、携帯電話機とその携帯電話機に接続して使用するバーコードリーダーとを用意し、介護者が自身の携帯電話機にバーコードリーダーを接続して被介護者宅のカードのバーコードを読み取ると、そのバーコードの記述情報が情報通信ネットワーク上のサーバーに送付される。サーバーはバーコードの記述情報に基づいて介護者の勤怠管理を行うものである。しかし、バーコードは比較的容易に複製することができるから、これのみで適正な保険請求の実施を確保することは難しい。
したがって、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、その目的は、ITを利用しつつ、介護者に煩わしい操作を強いることなく、介護実績を確実に管理するための介護実績管理方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、介護の開始と終了のそれぞれに対応するバーコードが印刷された介護実績カードと、被介護者宅に配置され、ブラウザを実装した携帯電話機に接続して使用するバーコードリーダーと、WWWサーバー機能を備えて介護者による介護実績を管理する介護実績管理システムとにより、介護者による訪問介護実績を管理する方法であって、
介護実績管理システムにおいて、多数の被介護者のそれぞれを、各被介護者宅に配置されるそれぞれのバーコードリーダーに固有のリーダー識別子に対応付けして記憶・管理する被介護者管理ステップと、
介護実績管理システムにおいて、多数の被介護者のそれぞれについての介護の実施記録を介護実績簿として記憶管理する介護実績簿管理ステップと、
携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにおいて、介護実績カードの介護開始に対応するバーコードを読み取ると、当該バーコードリーダーに記憶されている介護実績管理システムを同定するURLに基づいて、介護開始のバーコードに記述されている介護開始の旨の情報とバーコードリーダーに記憶されているリーダー識別子とを含む介護開始通知を生成し、当該開始通知を介護実績管理システムに宛てて携帯電話機のブラウザに送付させる介護開始通知ステップと、
携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにおいて、介護実績カードの介護終了に対応するバーコードを読み取ると、前記URLに基づいて、介護終了のバーコードに記述されている介護終了の旨の情報と前記リーダー識別子とを含む介護終了通知を生成し、当該終了通知を介護実績管理システムに宛てて携帯電話機のブラウザに送付させる介護終了通知ステップと、
介護実績管理システムにおいて、前記介護開始通知あるいは前記介護終了通知が送付されてくると、これら通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、これら通知の受領日時に介護開始の旨あるいは終了の旨の情報を対応付けして介護実績簿に記録する介護実績簿記録ステップと、
介護実績管理システムにおいて、介護実績簿の記録情報に基づいて被介護者別の介護実績を適宜に出力する介護実績出力ステップと、
を含む介護実績管理方法としている。
また、介護サービスの内容毎のバーコードが印刷された介護サービス内容カードを用意するとともに、
携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにおいて、介護サービス内容カードの特定の介護サービスに対応するバーコードを読み取ると、当該バーコードリーダーに記憶されている介護実績管理システムを同定するURLに基づいて、読み取ったバーコードに記述されている介護サービスの内容情報とバーコードリーダーに記憶されているリーダー識別子とを含む介護実績管理システム宛の介護サービス内容通知を生成し、当該内容通知を携帯電話機のブラウザに送付させる介護内容通知ステップを含み、
介護実績管理システムにおいて、前記介護実績簿記録ステップでは、介護サービス内容通知が送付されてくると、当該通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該通知の受領日時に介護サービスの内容情報を対応付けして介護実績簿に記録する介護実績管理方法とすることもできる。
さらに、前記介護サービス内容カードには、サービス対象となる被介護者が享受するサービス内容に対応するバーコードを印刷しておくとともに、前記被介護者管理ステップでは、被介護者毎に介護サービス内容情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録ステップでは、前記介護サービス内容通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者とサービス内容情報との対応関係が前記被介護者管理ステップにより管理されていない場合、当該介護サービス内容通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理ステップにより識別可能にする介護実績管理方法としてもよい。
上記いずれかに記載の介護実績管理方法において、前記介護開始通知ステップでは、携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにより、介護者が個別に所持する介護者識別カードに印刷されている介護者の識別情報を記述するバーコードを読み取ると、当該介護者の識別情報を前記介護開始通知に含ませ、前記介護終了ステップでは、携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにより、前記介護者識別カードに印刷されているバーコードを読み取ると、当該介護者の識別情報を前記介護終了通知に含ませ、前記被介護者管理ステップでは被介護者毎に介護者を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録ステップでは、前記介護開始通知および前記介護終了通知が送付されてくると、該当の被介護者についての介護実績として介護者の識別情報を介護実績簿に記録することとしてもよい。
また、前記被介護者管理ステップでは、被介護者毎に介護者の識別情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録ステップでは、前記介護開始通知あるいは前記介護終了通知に含まれているリーダー識別子と介護者の識別情報との対応関係が記憶管理されていない場合、当該介護開始通知あるいは当該介護終了通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理ステップにより識別可能にする介護実績管理方法とすることもできる。
上記いずれかに記載の介護実績管理方法において、携帯電話機は、自身の位置情報を取得する機能を備えるとともに、
携帯電話機に接続されたバーコードリーダーにおいて、読み取ったバーコードに記述されている情報と前記リーダー識別子とを含む通知を介護実績管理システムに宛てて携帯電話機に送付させる際、取得した位置情報を当該通知に含ませる位置情報通知ステップを含み、
前記被介護者管理ステップでは、被介護者毎に住所に対応する位置情報を記憶管理し、
前記介護実績簿記録ステップでは、携帯電話機からの通知に含まれるリーダー識別子と位置情報との対応関係が前記被介護者管理ステップにより管理されていない場合、当該通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理ステップにより識別可能にすることとしてもよい。
本発明は、WWWサーバー機能を備えたコンピュータにより構成されて、介護者による介護実績を管理する介護実績管理システムにも及んでおり、当該システムは、
多数の被介護者のそれぞれを、各被介護者宅に配置されるそれぞれのバーコードリーダーに固有のリーダー識別子に対応付けして記憶・管理する被介護者管理手段と、
被介護者毎に、介護の開始日時と終了日時とを対応付けして記録した介護実績簿を記憶管理する介護実績簿管理手段と、
前記リーダー識別子が含まれている介護開始通知が携帯電話機のブラウザから送付されてくると、当該リーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該開始通知の受領日時に介護開始の旨の情報を対応付けして介護実績簿に記録するとともに、前記リーダー識別子が含まれている介護終了通知が携帯電話機のブラウザから送付されてくると、当該リーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該終了通知の受領日時に介護終了の旨の情報を対応付けして介護実績簿に記録する介護実績簿記録手段と、
介護実績簿の記録情報に基づいて被介護者別の介護実績を適宜に出力する介護実績出力手段と、
を備えている。
上記介護実績管理システムにおいて、前記介護実績簿記録手段は、介護サービスの内容情報と前記リーダー識別子とを含む介護サービス内容通知が送付されてくると、当該内容通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該通知の受領日時に介護サービスの内容情報を対応付けして介護実績簿に記録することとしてもよい。
また、被介護者管理手段が、被介護者毎に介護サービス内容情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録手段は、前記介護サービス内容通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者とサービス内容情報との対応関係が前記被介護者管理手段により管理されていない場合、当該介護サービス内容通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理手段により識別可能にする介護実績管理システムとすることもできる。
上記いずれかに記載の介護実績管理システムにおいて、前記介護実績簿記録手段は、介護者の識別情報を含んだ前記介護開始通知および前記介護終了通知が送付されてくると、該当の被介護者についての介護実績として介護者の識別情報を介護実績簿に記録するように構成することもできる。
さらに、前記被介護者管理手段は、被介護者毎に介護者の識別情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録手段は、リーダー識別子と介護者の識別情報が含まれる前記介護開始通知あるいは前記介護終了通知が送付されてくると、これら通知に含まれているリーダー識別子と介護者の識別情報との対応関係が記前記被介護者管理手段により記憶管理されていない場合、当該介護開始通知あるいは当該介護終了通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理手段により識別可能にしてもよい。
上記いずれかに記載の介護実績管理システムにおいて、被介護者管理手段は、被介護者毎に住所に対応する位置情報を記憶管理し、前記介護実績簿記録手段は、リーダー識別子と位置情報とを含む通知が送付されてくると、当該リーダー識別子と位置情報との対応関係が前記被介護者位置情報管理手段により管理されていない場合、当該通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理手段により識別可能にすることもできる。
なお本発明には、WWWサーバー機能を備えたコンピュータにインストールされて実行されることで、当該コンピュータを上記いずれかに記載の介護実績管理システムとして機能させることをコンピュータプログラムと、当該コンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も含まれる。
本発明の介護実績管理方法によれば、介護者に煩わしい操作を強いることなく、介護実績を確実に管理することができる。
===ネットワーク構成===
図1に本発明の実施例における介護実績管理方法が適用されるネットワーク構成を示した。ブラウザを実装した携帯電話機(以下、携帯電話機)は、移動体通信網を介してインターネットに接続する。本実施例では、携帯電話機は介護者が所持しているものとする。インターネットにはWWWサーバーとして機能し、携帯電話機と通信しながら介護実績を管理するコンピュータシステムである介護実績管理システムが接続されている。また、保険者の担当者が使用する保険者コンピュータもインターネットに接続されている。
介護実績管理システムは、被介護者毎の介護実績を介護実績簿として自身の外部記憶に記憶管理している。保険者コンピュータは、ブラウザが実装されたパーソナルコンピュータなどであり、適時に介護実績管理システムにアクセスして、介護実績を保険者側担当者の閲覧に供する。それによって保険者側担当者は、例えば、介護サービス実施団体からの保険請求と介護実績とを照会して正しく介護サービスが実施されているか否かを判断する
事ができる。
一方被介護者は、携帯電話機のデータ通信端子と接続して使用するバーコードリーダーと、介護の開始と終了のそれぞれに対応するバーコードが印刷されたカード(介護サービス実績カード)を自宅に配置している。バーコードリーダーにはそれぞれ、固有の識別情報(リーダーID)が割り当てられ、各バーコードリーダーは自身のリーダーIDを内部メモリに記憶している。図2に介護実績カードの概略図を示した。本実施例の介護実績カードは、クレジットカードサイズのプラスチックプレートであり、介護の開始と終了のそれぞれを、被介護者宅を訪問した(入った)とき、および被害後者宅を出たときとして、カードの板面に、その「入」「出」のそれぞれに対応するバーコード(31,32)が印刷されている。また、バーコードリーダーのリーダーID33も印刷されている。
なお、この実施例では、バーコードの一例として、JANコード等の一次元バーコードを用いているが、使用することができるバーコードはこれに限られない。QRコード(登録商標)といった二次元バーコードや、他の適当なコード体系を用いて実施することができる。
===介護実績管理システム===
介護実績管理システム(以下、管理システム)1は、例えば、WWWサーバー機能を備えたコンピュータにインストールされたプログラムの実行により実現される。管理システム1の管理運営業者(介護業務管理業者)は、各被介護者宅3にバーコードリーダー20を配布し、管理システム1は、配布したバーコードリーダー20のリーダーIDと配布先の被介護者の個人情報(氏名、連絡先、介護サービスプランなど)との対応付けを被介護者情報として、自身の外部記憶に記憶管理している。また管理システム1は、被介護者毎の介護実績の記録(介護実績簿)も外部記憶に記憶している。そしてWWWサーバーにアクセスしてきたブラウザと通信し、その通信の過程で受け取った情報に基づいて介護実績簿を更新していく。
===バーコードリーダー===
図3にバーコードリーダー20の概略構成を示した。(A)は、携帯電話機40との接続状態を示す概略図であり、(B)は機能ブロック構成図である。バーコードリーダー20は、筐体裏面に配設されたコネクタ(図示せず)を携帯電話機40の端部に配設されているデータ入出力用コネクタに接続して使用する。バーコードリーダー20の端面には、バーコードの読み取り部21があり、ここにバーコードを押し当てて読み取る。内部構成としては、CPU・RAM・ROMの機能を集約した中央制御部22を主制御部として、LEDなどの発光素子を含んだ発光部23、発光部23の駆動回路などを含む発光制御部24、CCDなどの受光素子を含んだ受光部25、受光部25が読み取ったバーコード(31,32)の線幅や明暗に相当する信号を「0」「1」のデータに変換するためのコード生成部26、携帯電話機40のデータ入出力用コネクタを介して相互にデータ通信を行うための通信インタフェース27、利用者による操作入力を受け付けるための操作キー28、そのキー28の押圧状態を検知してその信号を中央制御部22に転送するための操作制御部29などを含んで構成されている。なお、上記各構成要素は個々の集積回路や素子によって形成されるとは限らない。例えば、発光/受光素子・操作キー以外の構成要素の機能を一つのワンチップ・マイクロコンピュータに集約することもできる。
このバーコードリーダー20は、中央制御部22のROMに、バーコードの読み取り処理と、読み取ったバーコードを暗号化する処理と、携帯電話機を制御して暗号化したコードとリーダーIDとを管理システムに送付させる処理とを実行するプログラム(制御プログラム)が格納されている。また、自身のリーダーIDと、多数種類の携帯電話機についての機種コードにブラウザ仕様情報を対応付けしたブラウザ使用リストもROMに格納されている。なおブラウザ使用リストは、携帯電話機40のキーを押す順番(キーボードマクロ)を対応付けしている。また、周知のごとく、携帯電話機40には個々を識別するための複数桁の英数字の文字列からなる端末コードが付与されており、端末コード中の一部文字列が機種を識別するための機種コードとなっている。図4にブラウザ仕様リストの概略構造を示した。
バーコードリーダー20は、携帯電話機40と通信インタフェース27を介して接続すると制御プログラムが起動するようになっている。操作キー28は、ボタンが一つ配設されているだけであり、利用者は適宜な操作機会にそのボタンを押すだけで所定の処理が実行される。バーコードリーダー40は、制御プログラムの実行により、まず接続相手の携帯電話機40と通信し、携帯電話機40が記憶している機種コードを取得してRAMに格納する。バーコード(31,32)に読み取り部21を押し当てて操作キー28を押すと、バーコード(31,32)が読み取られ、コード生成部26がそのコードのデータを中央制御部22に転送する。
中央制御部22はバーコード(31,32)が記述するデータをRAMに一時格納するとともに、携帯電話機40の機種コードをブラウザ仕様リストに照会し、対応するブラウザ操作情報(操作手順)にしたがって、携帯電話機40のキーが次々に押下されるのに相当する制御データを順次携帯電話機40に転送していく。そして、最終的にブラウザを起動させ、ROMに記憶されている管理システム1の所定のCGIを同定するURLに、読み込んだバーコードに相当するデータとこのリーダーIDとをパラメータとして付加したURLを作成し、このURLをHTTPリクエストとして移動体通信網50に送出させる。なお、この例では、バーコード(31,32)を読み取る直前に操作キー28を一回押すと後の一連の処理が自動実行されることとしているが、もちろん、操作環境は適宜に変更することができる。
なお、QRコード(登録商標)等の二次元バーコードを用いた場合には、近年携帯電話機にも装備されるようになっている小型デジタルカメラをバーコードリーダーとして用いることもできる。
===介護サービスの開始通知と終了通知===
図5に本実施例における介護実績管理方法の実施手順を示した。まず、介護者が被介護者宅3を訪問し、そこに配置されているバーコードリーダー20を自身が所持する携帯電話機40に接続する(s1)。そして、同じく被介護者宅3に配置されている介護実績カード30の「入」のバーコード31をバーコードリーダー20に読み取らせる(s11)。
バーコードリーダー20は、バーコード31を読み取ると、バーコードに相当するデータとリーダーIDとを含んだURL(介護開始通知)を生成し、携帯電話機40がこの通知をHTTPリクエストとして管理システム1に送付する(s12〜s14)。
管理システム1は、携帯電話機40からの介護開始通知を受け取ると、リーダーIDに基づいて被介護者を特定し、介護実績簿におけるその特定した被介護者に当該通知の受領日時を対応付けして介護実績簿に追記する。それによって、特定の被介護者に対する介護の開始日時が記録される。そして、HTTPレスポンスとして介護サービスの開始通知を受け取った旨のWebページ(介護開始確認ページ)を返送し(s15〜s19)、携帯電話機40にてこの介護開始ページが表示される(s20)。図6に介護開始確認ページの画面概略を示した。本実施例では、介護開始確認ページ70には、介護開始通知の受領日時71と、通知を受け取った旨72、およびリーダーIDにより特定される被介護者の識別情報73が記載されている。もちろん、識別情報に代えて被介護者の氏名などであってもよい。
また介護者は、訪問先の被介護者宅で、その日の分の介護サービスを終了したならば、携帯電話機に接続されたバーコードリーダーに、バーコードカードの「出」のバーコードを読み取らせる。バーコードリーダーは、「出」のバーコードを読み取ると、バーコードに記述されたコードと自身のリーダーIDとを含んだURL(介護終了通知)を生成し、携帯電話機からこの通知を管理システムに送付させる(s21〜s23)。
管理システム1は、携帯電話機40からの介護終了通知を受け取ると、リーダーIDに基づいて被介護者を特定し、介護実績簿におけるその特定した被介護者に当該通知の受領日時を対応付けして介護実績簿に追記する。それによって、特定の被介護者に対する介護の終了日時が記録される。そして、HTTPレスポンスとして、介護開始ページと同様の体裁で介護サービスの終了通知を受け取った旨を記載したWebページ(介護終了確認ページ)を携帯電話機に返送し、携帯電話機40がその介護終了確認ページを表示する(s24〜s29)。
以上のように、バーコードリーダー20が被介護者ごとに個別のリーダーIDによって管理されているとともに、バーコードリーダー20が被介護者宅3に配置されているので、介護者は、介護の開始や終了を、被介護者宅3を実際に訪問し、その訪問先にあるバーコードリーダー20を使用しない限り報告することができない。したがって、例えば介護者が介護実績を水増ししたりすることはできなくなり、保険者は、介護の開始や終了の日時に基づいて保険者に請求される介護料を正しく算出することができる。
===介護実績簿の利用===
介護実績簿は、適時に保険者コンピュータ2の閲覧に供される。そして、保険者は、被介護者宅3に介護者が訪問した日時と、その訪問日における介護の終了時間とを確認することができる。管理システム1は、WWWサーバー機能により、保険者に専用の会員制Webサイトを用意し、適宜な認証手続きを経てアクセスしてきたブラウザを保険者コンピュータとして認証すると、会員制Webサイト内のWebページ閲覧を許可し、介護実績簿の内容を様々な体裁のWebページにして保険者コンピュータ2での閲覧に供する。例えば、被介護者別に介護実施日の開始と終了時間の一覧、介護の開始と終了時間とに基づく介護実施日毎の介護時間、月単位や指定の期間内における介護の総時間など、を提示する。それによって保険者は、介護サービス実施団体から保険請求があった場合に速やかにその請求根拠となる介護事実を把握することができる。
===介護の内容報告===
上記実施例における介護実績管理方法では、介護の実施事実を管理することができる。この管理方法に限らず、介護の内容も管理するようにしてもよい。そのためには、上記介護実績カードと同様に、介護内容に対応したバーコードが印刷されたカード(介護サービス内容カード)を用意すればよい。図7に介護サービス内容カードの概略を示した。介護サービス内容カード80には、個々の介護サービス内容のそれぞれについて、サービスの開始と終了に対応するバーコード(81,82)が印刷されている。
介護者は、訪問先でまず先の介護実績カード30の介護開始のバーコード31をバーコードリーダー20に読み取らせ、携帯電話機40により介護開始通知を管理システム1に送付する。そして、介護者が担当する介護サービスを開始する際、および終了する際に、その介護者が実施した介護サービスに対応するバーコード(81,82)を携帯電話機40に接続されたバーコードリーダー20により読み取らせる。バーコードリーダー20は、このバーコード読み取り処理に応動し、自身のリーダーIDと読み取ったバーコードに対応する介護サービスの種類を記述したデータとをパラメータとして含んだURL(介護内容通知)を生成する。携帯電話機40は、介護内容通知に基づいて管理システム1にアクセスする。
管理システム1は、アクセスしてきた携帯電話機40が指定したURLに付帯する前記パラメータを取得し、該当の被介護者に、介護サービスの内容情報と、その介護サービスの開始あるいは終了の旨の情報と、介護内容通知の受領日時とを対応付けして介護実績簿に記録する。
そして、介護者が介護サービスを終えて被介護者宅3を出るときには、介護実績カード30を使用して介護終了通知を携帯電話機40から送付する。なお、介護サービス内容カードを介護実績カードと兼用してもよい。すなわち、介護サービスは一人の介護者が1回の訪問につき1種類の介護サービスを実施するのが普通であり、介護者がサービスの内容に対応する開始、および終了のそれぞれのバーコードを、被介護者宅に入ったとき、および出るときにバーコードリーダーで読み取るようにしてもよい。
また、介護サービス内容カード80を被介護者毎に個別に用意しておいてもよい。そして、各介護サービス内容カード80には、ケアプランナーによって被介護者ごとにあらかじめ決められた介護サービスの内容に対応したバーコード(81,82)を印刷しておく。一方、管理システム1では、被介護者毎の介護サービス内容を記憶管理し、介護内容通知が送付されてくると、リーダーIDと介護サービスの内容情報との対応関係をチェックし、その対応関係が正しければ当該通知の内容を介護実績簿に追記する。誤っていれば、介護実績簿への記録を禁止したり、誤っていた旨を介護実績簿に付記したりして他の正規の介護実績簿の記録と識別できるようにしておく。あるいは、不適切な内容通知として当該通知内容を別途記録しておくことで他の記録と識別できるようにしておいてもよい。それによって、例えば、介護者が他の被介護者の介護サービス内容カードにより事実と異なる介護サービス内容通知を送付するような不都合を防止することができる。また、保険請求時に内容通知に基づく請求があった場合に、当該請求の正否をチェックすることができる。
===介護者の識別===
介護者毎に個別の介護実績カードを用意し、各介護実績カードを介護者が所持するようにしてもよい。そして、介護の開始および終了に対応するバーコードに、例えば、介護者が所属する介護サービス実施団体など、カードを所持する介護者を識別するための情報を含ませておく。そうすることで、介護開始通知や介護終了通知には、介護の開始や終了の旨の情報に加え、介護者の識別情報も含まれることになる。図8に介護者が個別に所持する介護実績カードの概略を示した。この介護実績カード90には、介護者の氏名や所属する介護サービス実施団体名91が記載されているともに、介護サービスの実施開始と終了のそれぞれに対応するバーコード(92、93)が印刷されている。また図9に、介護者識別情報を介護開始通知に含めた際に介護実績管理システムから返送されてくる介護開始確認ページの画面概略を示した。この介護開始確認ページ70bには、介護開始通知の受領日時71と、通知受領の確認72、被介護者の識別コード72に加え、介護者の識別情報に基づいて特定される介護者の氏名や所属団体名74が記載されている。
管理システム1では、介護者とその介護者がサービス対象とする被介護者とを対応付けして記憶管理し、介護開始通知や介護終了通知が送付されてくると、それらの通知に含まれている介護者の識別情報とリーダーIDとに基づいて、介護者と被介護者とが特定できる。それによって、介護者が介護サービス対象とする被介護者宅で実際に介護サービスを実施したか否かを認知することができる。
介護実績カード30と介護者識別カード90が個別にあってもよい。そして介護者が、自身の介護者識別カード90を所持し、介護サービスの開始と終了時に、それぞれ介護実績カード30のバーコード(31,32)と介護者識別カード90のバーコード(92,93)とを個別に読み取り、バーコードリーダー20は、2つのバーコード(31,92又は32,93)の記述情報を介護開始通知や介護終了通知に含めるようにしてもよい。この場合介護者は、介護を開始する際、介護実績カード30の「入」のバーコード31とともに、自身の介護者識別カード90における介護開始の旨の「入」のバーコード92をバーコードリーダー20に読み取らせる。バーコードリーダー20は、これら2つのバーコード(92,31)を連続して読み取ると、リーダーIDと介護開始の旨と介護者の識別情報とを含んだ介護開始通知を、携帯電話機40により管理システム1に送付する。介護終了の際も同様にして、介護実績カード30の「出」のバーコード32と、介護者識別カード90の介護終了に相当する「出」のバーコード93を読み取ると、リーダーIDと介護終了の旨と介護者の識別情報とを含んだ介護終了通知が送付される。
なお、介護者の識別情報と介護の開始や終了の情報とを個別の通信機会で送付するようにしてもよい。すなわち、介護開始通知や介護終了通知を、介護者の識別情報の送付と介護の開始や終了の情報送付の2ステップで構成してもよい。
また、バーコードリーダー20が、介護者識別カード90のバーコード92を読み取った日時と、介護実績カードのバーコード(31,32)を読み取った日時とを取得し、これらの日時を介護開始通知や介護終了通知に含めてもよい。それによって、双方のカード(30,90)のバーコード(31,92、または32,91)の読み取り日時に大きな差があれば、何らかの不正があったものと判断できる。あるいは、バーコードリーダー20側に、双方のカード(30,90)のバーコード(31,92、または32,92)を連続して読み取る時間に期限を設定しておき、期限内に2つのバーコード(31,91、または32,92)を読みとらなければ介護開始通知や介護終了通知を送信しないようにすることもできる。
介護者が自身の介護者識別カードを所持し、被介護者宅には介護実績カードがあり、介護者はどちらのカードを使っても介護開始通知や介護終了通知を送付できるようにしてもよい。それによって、例えば、臨時の介護者などは、介護実績カードのバーコードをバーコードリーダーで読み取らせて介護開始通知や介護終了通知を送付することができる。また、介護実績カード30と介護者識別カード90のバーコードを個別に読み取る実施形態では、介護者識別カード90には介護者の識別情報のみが記述されたバーコードが1つだけ印刷されたものとしてもよい。すなわち、バーコードリーダー20は、介護実績カード30によって介護の開始と終了の旨を読み込み、介護者識別カード90により介護者の識別情報を読み込み、双方のカード(30,90)から読み取った情報を併合して介護開始通知や介護終了通知を生成して送付する。
===位置情報の通知===
携帯電話機40にはGPSを利用した位置測定機能が実装されているものもある。携帯電話機が接続している移動体通信網の基地局の位置や、2つ以上の基地局で捉えた携帯電話機からの無線信号の強度などからも携帯電話機の位置を特定することができる。そこで、携帯電話機40により適宜な通知を管理システム1に送付する際、携帯電話機が取得した自身の位置情報をその通知に含めるようにする。そして、管理システム1では被介護者の住所に対応する位置情報(経度・緯度)を記憶管理し、携帯電話機40からの通知に含まれている位置情報とリーダーIDとの対応関係が正しければ、当該通知に関する記録を介護実績簿に記載し、正しくなければ、当該通知に基づく記録を識別できるように記録しておく。それによって、介護サービスに関わる通知がサービス対象となる被介護者の居所から送付された物か否かを特定することができ、不適切な介護サービス報告を抑止することができる。
本発明の実施例における介護実績管理方法が適用されるネットワークの構成図である。 上記介護実績管理方法において、被介護者宅に配置される介護実績カードの概略図である。 上記ネットワーク構成に含まれるバーコードリーダーの概略図であり、(A)は携帯電話機との接続状態を示す概略図であり、(B)は機能ブロック図である。 上記バーコードリーダーに記憶されているブラウザ仕様リストの概略構成図である。 上記介護実績管理方法の実施手順図である。 上記実施手順において、上記ネットワークを構成する介護実績管理システムから携帯電話機に送付される介護開始確認ページの概略図である。 本発明の他の実施例その1における介護実施管理方法において使用される介護サービス内容カードの概略図である。 本発明の他の実施例その2における介護実施管理方法において使用される介護者識別カードの概略図である。 上記他の実施例その2における介護開始確認ページの概略図である。
符号の説明
1 介護実績管理システム
2 保険者コンピュータ
3 被介護者宅
20 バーコードリーダー
30 介護実績カード
40 携帯電話機
90 介護者識別カード

Claims (14)

  1. 介護の開始と終了のそれぞれに対応するバーコードが印刷された介護実績カードと、被介護者宅に配置され、ブラウザを実装した携帯電話機に接続して使用するバーコードリーダーと、WWWサーバー機能を備えて介護者による介護実績を管理する介護実績管理システムとにより、介護者による訪問介護実績を管理する方法であって、
    介護実績管理システムにおいて、多数の被介護者のそれぞれを、各被介護者宅に配置されるそれぞれのバーコードリーダーに固有のリーダー識別子に対応付けして記憶管理する被介護者管理ステップと、
    介護実績管理システムにおいて、多数の被介護者のそれぞれについての介護の実施記録を介護実績簿として記憶管理する介護実績簿管理ステップと、
    携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにおいて、介護実績カードの介護開始に対応するバーコードを読み取ると、当該バーコードリーダーに記憶されている介護実績管理システムを同定するURLに基づいて、介護開始のバーコードに記述されている介護開始の旨の情報とバーコードリーダーに記憶されているリーダー識別子とを含む介護開始通知を生成し、当該開始通知を介護実績管理システムに宛てて携帯電話機のブラウザに送付させる介護開始通知ステップと、
    携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにおいて、介護実績カードの介護終了に対応するバーコードを読み取ると、前記URLに基づいて、介護終了のバーコードに記述されている介護終了の旨の情報と前記リーダー識別子とを含む介護終了通知を生成し、当該終了通知を介護実績管理システムに宛てて携帯電話機のブラウザに送付させる介護終了通知ステップと、
    介護実績管理システムにおいて、前記介護開始通知あるいは前記介護終了通知が送付されてくると、これら通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、これら通知の受領日時に介護開始の旨あるいは終了の旨の情報を対応付けして介護実績簿に記録する介護実績簿記録ステップと、
    介護実績管理システムにおいて、介護実績簿の記録情報に基づいて被介護者別の介護実績を適宜に出力する介護実績出力ステップと、
    を含むことを特徴とする介護実績管理方法。
  2. 請求項1において、介護サービスの内容毎のバーコードが印刷された介護サービス内容カードを用意するとともに、
    携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにおいて、介護サービス内容カードの特定の介護サービスに対応するバーコードを読み取ると、当該バーコードリーダーに記憶されている介護実績管理システムを同定するURLに基づいて、読み取ったバーコードに記述されている介護サービスの内容情報とバーコードリーダーに記憶されているリーダー識別子とを含む介護実績管理システム宛の介護サービス内容通知を生成し、当該内容通知を携帯電話機のブラウザに送付させる介護内容通知ステップを含み、
    介護実績管理システムにおいて、前記介護実績簿記録ステップでは、介護サービス内容通知が送付されてくると、当該通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該通知の受領日時に介護サービスの内容情報を対応付けして介護実績簿に記録する、
    ことを特徴とする介護実績管理方法。
  3. 請求項2において、前記介護サービス内容カードには、サービス対象となる被介護者が享受するサービス内容に対応するバーコードを印刷しておくとともに、前記被介護者管理ステップでは、被介護者毎に介護サービス内容情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録ステップでは、前記介護サービス内容通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者とサービス内容情報との対応関係が前記被介護者管理ステップにより管理されていない場合、当該介護サービス内容通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理ステップにより識別可能にする、
    ことを特徴とする介護実績管理方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記介護開始通知ステップでは、携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにより、介護者が個別に所持する介護者識別カードに印刷されている介護者の識別情報を記述するバーコードを読み取ると、当該介護者の識別情報を前記介護開始通知に含ませ、前記介護終了ステップでは、携帯電話機に接続されているバーコードリーダーにより、前記介護者識別カードに印刷されているバーコードを読み取ると、当該介護者の識別情報を前記介護終了通知に含ませ、前記被介護者管理ステップでは被介護者毎に介護者を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録ステップでは、前記介護開始通知および前記介護終了通知が送付されてくると、該当の被介護者についての介護実績として介護者の識別情報を介護実績簿に記録することを特徴とする介護実績管理方法。
  5. 請求項4において、前記被介護者管理ステップでは、被介護者毎に介護者の識別情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録ステップでは、前記介護開始通知あるいは前記介護終了通知に含まれているリーダー識別子と介護者の識別情報との対応関係が記憶管理されていない場合、当該介護開始通知あるいは当該介護終了通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理ステップにより識別可能にする、
    ことを特徴とする介護実績管理方法。
  6. 請求項1〜5のいずれかにおいて、携帯電話機は、自身の位置情報を取得する機能を備えるとともに、
    携帯電話機に接続されたバーコードリーダーにおいて、読み取ったバーコードに記述されている情報と前記リーダー識別子とを含む通知を介護実績管理システムに宛てて携帯電話機に送付させる際、取得した位置情報を当該通知に含ませる位置情報通知ステップを含むとともに、
    前記被介護者管理ステップでは、被介護者毎に住所に対応する位置情報を記憶管理し、
    前記介護実績簿記録ステップでは、携帯電話機からの通知に含まれるリーダー識別子と位置情報との対応関係が前記被介護者管理ステップにより管理されていない場合、当該通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理ステップにより識別可能にする、
    ことを特徴とする介護実績管理方法。
  7. WWWサーバー機能を備えたコンピュータにより構成されて、介護者による介護実績を管理する介護実績管理システムであって、
    多数の被介護者のそれぞれを、各被介護者宅に配置されるそれぞれのバーコードリーダーに固有のリーダー識別子に対応付けして記憶・管理する被介護者管理手段と、
    被介護者毎に、介護の開始日時と終了日時とを対応付けして記録した介護実績簿を記憶管理する介護実績簿管理手段と、
    前記リーダー識別子が含まれている介護開始通知が携帯電話機のブラウザから送付されてくると、当該リーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該開始通知の受領日時に介護開始の旨の情報を対応付けして介護実績簿に記録するとともに、前記リーダー識別子が含まれている介護終了通知が携帯電話機のブラウザから送付されてくると、当該リーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該終了通知の受領日時に介護終了の旨の情報を対応付けして介護実績簿に記録する介護実績簿記録手段と、
    介護実績簿の記録情報に基づいて被介護者別の介護実績を適宜に出力する介護実績出力手段と、
    を備えたことを特徴とする介護実績管理システム。
  8. 請求項7において、前記介護実績簿記録手段は、介護サービスの内容情報と前記リーダー識別子とを含む介護サービス内容通知が送付されてくると、当該内容通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者についての介護実績として、当該通知の受領日時に介護サービスの内容情報を対応付けして介護実績簿に記録することを特徴とする介護実績管理システム。
  9. 請求項8において、被介護者管理手段は、被介護者毎に介護サービス内容情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録手段は、前記介護サービス内容通知に含まれているリーダー識別子に対応する被介護者とサービス内容情報との対応関係が前記被介護者管理手段により管理されていない場合、当該介護サービス内容通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理手段により識別可能にする、
    ことを特徴とする介護実績管理システム
  10. 請求項7〜9のいずれかにおいて、前記介護実績簿記録手段は、介護者の識別情報を含んだ前記介護開始通知および前記介護終了通知が送付されてくると、該当の被介護者についての介護実績として介護者の識別情報を介護実績簿に記録することを特徴とする介護実績管理システム。
  11. 請求項10において、前記被介護者管理手段は、被介護者毎に介護者の識別情報を対応付けして記憶管理し、前記介護実績簿記録手段は、リーダー識別子と介護者の識別情報が含まれる前記介護開始通知あるいは前記介護終了通知が送付されてくると、これら通知に含まれているリーダー識別子と介護者の識別情報との対応関係が記前記被介護者管理手段により記憶管理されていない場合、当該介護開始通知あるいは当該介護終了通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理手段により識別可能にする、
    ことを特徴とする介護実績管理システム。
  12. 請求項7〜11のいずれかにおいて、被介護者管理手段は、被介護者毎に住所に対応する位置情報を記憶管理し、前記介護実績簿記録手段は、リーダー識別子と位置情報とを含む通知が送付されてくると、当該リーダー識別子と位置情報との対応関係が前記被介護者位置情報管理手段により管理されていない場合、当該通知に基づく介護実績簿の記録を前記介護実績簿管理手段により識別可能にすることを特徴とする介護実績管理システム。
  13. WWWサーバー機能を備えたコンピュータにインストールされて実行されることで、当該コンピュータを請求項7〜12のいずれかに記載の介護実績管理システムとして機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 請求項13に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
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