JP2004509393A - 光学標識および光学ファインダを用い、電子情報を印刷媒体につなげてリクエストに対する応答とする方法およびシステム - Google Patents

光学標識および光学ファインダを用い、電子情報を印刷媒体につなげてリクエストに対する応答とする方法およびシステム Download PDF

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Abstract

リクエストされた情報をコンピュータネットワークを介して提供する方法およびシステムを提示する。本発明は機械可読コードおよび電子ファインダを使用して情報リクエストを生成し、リクエストは第1のサービスへ送られて解釈され、次に第2のサービスへ送られて実行される。電子メール、インスタントメッセージ、または他のメールシステムなどのコンピュータネットワークを介して作動するメッセージサービス、好ましくはインターネット、を介して情報が顧客に提供される。光学標識およびポータル電子ファインダによれば、標識を普通の印刷媒体に組み入れることができ、また容易に獲得でき、リクエストを第2のサービスへ自動的に伝達できるという柔軟性をシステムに提供する。本発明は、きわめて大量の異なるコードの格納に使用できる標識を用いることによって、また、サービスに対する支払い方法を提供することによって、柔軟性および拡張性を提供する。本発明の実施の態様のいくつかには、リーダレスポンスの態様、名刺の態様、独自のカタログの態様を含むものが示されている。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータネットワークを介してリクエスト情報を求めて配信してもらう方法およびシステムに関する。より具体的には、本発明は、情報提供者に情報リクエストを送る方法およびシステムを提供することに関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータおよびコンピュータで駆動される電子デバイスは、情報を広めたり仕事をしたりするための効率的なツールとなっている。1991年に始まったワールドワイドウェブ(WWW)の利用が2000年中頃までで1700万以上のホストコンピュータに10億を超えるWWWページを載せるまでに成長した(ホッブズインターネット年表第5.1版、http://www/isoc.org/zakon/Internet/History/HIT.htm) ことからも、その人気の高さは明らかである。情報量が膨大なことから、どのように情報を格納し、検索し、アクセスすべきか、という多くの概念が作り変えられている。実際、人間の経験としてこれまでになかった方法で、ネットワーク化されたコンピュータおよび他の電子デバイスの使用によって、一般の人が増大する情報量にアクセスできるようになる。その結果、ネットワークを介して効率的に情報を識別しアクセスできるような方法の改良が常に要求されている。
【0003】
コンピュータシステムまたはネットワーク上の顧客へ必要な情報を配信する際の問題は、多くの注目を集めている。特に、WWWの人気によって、インターネット上でハイパーテキスト・トランスファ・プロトコル(HTTP)を使用した情報配信の改善に対する取り組みが非常に集中して行われている。電子メール伝達用簡易メール転送プロトコル(SMTP)あるいはホストコンピュータ間でファイルをやりとりするためのファイル転送プロトコル(FTP)のような他のインターネット通信プロトコルは、WWWほどには注目を集めていない。情報、特に顧客が有用だと思うような情報に顧客が接する方法は多くあるが、そのうちのいくつかを以下のように分類することができる。
【0004】
顧客自身が行うWWWサーフィン:
コンピュータに精通した顧客は、どこを見るべきか正確に知らなくても、顧客が利用できる多くのツールを頼って希望の情報を捜し出す。顧客の行動としては、例えば、サーチエンジンの使用、見つけたあるWWWサイトからバナー広告を含むリンクをたどって別のサイトへ行くこと、ウェブサイトのユニフォーム・リソース・ロケータ(URL)の推測、あるいは他のコンピュータあるいはネットワーク化に基づいた情報ソースの使用が挙げられるが、これらに制限されるものではない。顧客が利用できる多くのツールの例として、ネットスケープ・ナビゲータまたはインターネット・エクスプローラのようなウェブブラウザを使用したWWWのブラウズ、また、Yahoo!(登録商標)あるいはGooglesmによって提供されるサーチエンジンによるウェブブラウザを使用したWWW検索、などがある。
【0005】
このように、顧客は、WWWについての自身の知識を用いて、自身が望む情報を見つけたり、少なくとも発見の糸口を見出したりする。これらの方法は、顧客あるいは情報提供者のどちらかにとって特に有利なわけではない。その方法は、必要な情報が得られずに時々煩わしく長い検索を強いられる顧客の意欲や知識に左右されるので、情報提供者が大勢の対象者に連絡する可能性は高くない。
【0006】
公告による情報への顧客誘導:
顧客は、新聞紙や雑誌上で、あるいはテレビやラジオで、広告や発表のような非コンピュータ的な情報ソースによって、WWWサイトや電子メールアドレスの存在を知るようになる。顧客には、WWWに接続可能なコンピュータあるいは他のデバイスに顧客がアクセスする際に利用できるURLか電子メールアドレスが示されている。
【0007】
特に潜在的な顧客に通信するための既存のチャネルが提供者にある場合、提供者がこの方法を実行することは比較的容易である。しかしながら、この方法は、アドレスを書きとめたり思い出したり、アドレスを含んでいる新聞広告文のような媒体をコンピュータや他の電子デバイスに持っていって、情報をリクエストするという顧客の行動に左右される。
【0008】
インターネットベースの方法による情報への顧客誘導:
顧客には、コンピュータネットワーク上でやりとりする間に、より多くの情報を得る選択肢が示されている。情報は、WWWサイト上や、送りつけられた電子メールを通じてなど、いくつかの手段の中のどれかによって配信される。顧客は示された選択肢をたどることで、提供者の選んだ情報に誘導される。この方法の例として、WWWページ上にバナー広告の利用を提示してそこから来てもらう方法、電子メールシステムを介して広告する方法、および電子メールを顧客に送りつけて示す方法が挙げられる。
【0009】
これらの例のうちのいくつかには長所がある一方、それぞれ同様に短所がある。提供者の観点でいうと、これらの方法は、ネットワークを介して既に情報を得ている個人へリンクを提供することができ、これらの方法はコスト的に有効なものとなる可能性がある。WWWページのバナー広告の場合には、広告の意図する対象者の人口統計を提供者がある程度知ることができ、したがって、この方法は他の広告方法に似ている。個々の顧客は、この技術から時には有益な情報を得られるかもしれないが、広告あるいは売り込みを見てダウンロードしなければならないという代償を払うことになる。
【0010】
電子メールを送りつけることは、情報を提示する技術としてよく知られたものであり、返答しない人にとっては無視できるが迷惑であり、おそらく時間と資源の浪費となる。送りつけられる電子メールの量は膨大で、増え続けている。アメリカオンラインは、例えば、システム上の一日の電子メールメッセージ合計3000万通のうち約30%が送りつけられるメッセージと推測している(送りつけられる電子メールの負担に関するさらなる議論は、http:/www.cauce.org/を参照)。
【0011】
改良されたネットワーク−人のインターフェース:
上記引用した先行技術に欠陥が多くあったため、情報を配信したり提供可能な情報を顧客に通知したりという能力が改善され、最近の開発につながった。特に、より便利な操作方法を有し、その結果情報をより容易に入手できる、あるいは少なくとも情報提供をより容易にするようなデバイスを提供することを目的とする発明がいくつかあった。先行技術の発明の例には、機械可読コードを使用して、双方向式にWWWをナビゲートするためのアドレスを提供するシステムを含むものがある。この種のシステムによりWWWをナビゲートする上でいくつかの長所が得られるが、顧客は、WWWをブラウズするコンピュータに対して機械可読コードを提示する必要があり、経験のない操作者にとって難しいと思われるバーコード技術に依存するシステムである。
【0012】
他にも、特定化されたリモート・バーコード読み取りターミナルを使用するシステムが開発されている。これらのデバイスは、買物客に情報を提供するために、市場の閉じられたネットワークを介して情報を提供することを目的とする。さらに他のシステムおよび方法は、特別に作られた本のようなものを使用して双方向式に電子情報を得るために開発されており、そこでは電子情報が本型デバイスを所有している顧客に双方向式で提供されることになる。
【0013】
つまり、先行技術の方法は、情報を提供する先行技術の様々な欠陥を解決することを試みたものである。しかしながら、これらの方法の多くは、使用制限のある技術や方法に依存している。他のシステムでは、上記方法によって集められた情報を顧客が制御できるようにしておらず、したがって、プライバシに関する懸念が生じる。先行技術によるまた別の方法およびシステムでは、顧客がナビゲーションを補助するものをコンピュータに組み込んだり、ディスプレイや他の電子部品を有するかなり嵩高いデバイスをもって移動したりする必要のあるWWWナビゲート方法を提供する。また、さらに他の方法およびシステムでは、識別用機械可読コードが提示されるときに顧客がコンピュータを双方向式に使用できることが条件となっている。
【0014】
したがって、当該分野において、顧客がリクエストした情報への応答に対して容易に適用でき、大勢の顧客および情報提供者に便宜を図れるよう拡張可能で、リクエストを容易に出すことができ、情報を都合よく表示できるような、情報を提供するあるいは情報を提供してもらう方法およびシステムが必要とされている。特に、身近なオブジェクトに関連した情報を普通の設定で顧客が容易にリクエストできる方法であって、身近な環境で顧客の都合に合わせて情報を利用できるようにしたり、示してもらったりして、リクエストした情報を正確に得られるような方法が必要とされている。
【0015】
(発明の開示)
情報、特にコンピュータネットワークを介してリクエストされた情報、の顧客への配信を改善するために先行技術において多くの方法が示されたが、先行技術には、顧客優先で、ポータブルなリクエスト発信方法およびシステムと互換性をもち、顧客が実質上どのくらいの人数であっても使用できるように拡張可能な方法が欠けている。顧客優先とは、ここでは、コンピュータ接続は必要としないが単純なデバイスを用いて、実質上どのような環境であっても顧客が容易に情報リクエストを得られるようにし、時間の空いたときに顧客が情報を見られるようにし、本発明を用いることで顧客の普段の行動の中断を最小限にとどめるようにし、顧客が個々にプライバシレベルを決定できるようにするシステムおよび方法を意味する。さらに、先行技術では、リクエストを制御して、非双方向性コンピュータシステムに適応可能なリクエスト制御システムの使用に対する支払いを制御するプロセスが欠けている。
【0016】
したがって、本発明の多くの形態のうちの一つは、大勢の顧客および大勢の情報提供者に対応できる情報リクエストの実行方法およびシステムを提供することである。さらに本発明の一形態として、顧客および情報提供者の両方の数の増加に対応でき、相手となるすべての人の利益に対してリクエスト実行を制御できる方法を提供することである。一実施の態様では、情報をリクエストする動作には、オブジェクトに組み込まれた機械可読コードを獲得することが含まれ、そこでは各コードは莫大な数のリクエストのうちの一つを表わすことができる。別の実施の態様では、機械可読コードが光学的に読み出し可能な2次元コードあるいは標識であり、順になった64ビットデータ全体あるいは一部分、アドレスへのポインタ、あるいは配信される情報の断片に相当するものを含む。情報とデータはインターネットのようなコンピュータネットワークによってサービスと顧客との間でやりとりされる。
【0017】
本発明のいくつかの形態では、その方法は光学上区別され読み出し可能な機械可読コードの場所を提供するものであって、このときコード獲得によって提供されるデータとは、コードが設けられたオブジェクトに関連するデータである。実施の態様としては、機械可読コードを名刺と関連づけ、実行されるリクエストの中に顧客の電子アドレス帳へ名刺に関わる情報をインストールするプログラムを含ませることと、雑誌、新聞、広告掲示板、職業別広告欄、またはその他同種のものの広告文に機械可読コードを設けるとともに文書や代表的な画像を伴わせ、実行される情報にさらなる情報としてウェブサイトを含ませることと、情報サービスとして写真のデジタル画像を持たせたり、写真の再プリントあるいは電子コピーの発注を情報とするような機械可読コードを写真の縁や後ろ側に印刷することと、あるいは、機械可読コードをソフトウェアの製品と関連付け、実行されるリクエストの中に顧客が実行可能なデモンストレーションプログラムを含ませることとが挙げられるが、これらに制限されるものではない。
【0018】
本発明の別の形態は、顧客から情報提供者へリクエストを転送し、かつ、機械可読コードを使用するための費用を情報提供者から集めて、情報提供者の使用するコードを割り当てる方法を提供する。一実施の態様では、料金は読み出されるコードの数に基づき、別の実施の態様では、料金はコードが有効である時間の量に基づく。
【0019】
本発明のさらに別の形態は、軽く打つタップ動作によってコードを獲得する光学式機械可読コードファインダを使用する方法を提供する。一実施の態様では、ファインダがリモートファインダである。別の実施の態様では、ファインダは獲得したコードを多く保持できるメモリを有し、このメモリはさらに情報リクエストとしてコードおよび返信用アドレスを無線であるサービスへ送信し、そこで返信用アドレスへリクエストを実行する別のサービスを決定してもらう。本発明の別の形態は、電子メールあるいはインスタントメッセージを通じてリクエストされた情報を供給する方法を提供する。
【0020】
本発明の別の形態は、まとまった応答を含む一括応答を個人のリクエストそれぞれに対して提供するようにリクエストを集約することである。このような集約は、リクエストを格納するプロセスまたは転送するプロセスのどの時点で実行してもよい。
【0021】
本発明のさらに別の形態は、特定のコンピュータ、ラップトップコンピュータ、携帯情報端末、または顧客が所有しているインターネットアプライアンスへの情報送信を必要とせず、顧客の都合のいいように電子ネットワーク上のどこからでも情報アクセスできるように、サービス提供者のウェブサイトを通じ情報配信することである。
【0022】
本発明のさらに別の形態は、顧客のプライバシに備える方法およびシステムを提供する。別の一実施の態様では、情報サービスがコードの使用の結果として顧客のアドレスまたは他の保護された情報の記録をとらない。
【0023】
本発明の別の形態は、コードを得た結果として受信する情報量の制御を提供する。一実施の態様では、コード解釈をするデコードサービスからコードおよび返信用電子アドレスが情報サービスに転送され、そこから電子アドレス宛てに顧客へ情報を供給し返す。この実施の態様では、情報提供者が合意による情報量を顧客に供給する。別の実施の態様は、リクエストの追跡を行い、各リクエストが一度あるいは規定された回数で正確に送信され実行されることの保障を提供する。
【0024】
本発明の別の形態では、機械可読コードの獲得によってリクエストを発生させるやり方でリクエストを発生させ、デコードサービスにコードを送ってコード解釈と情報サービスの関連付けとを行い、情報サービスにこのリクエストを送り、コンピュータネットワークを介して情報サービスから顧客へコンテンツを提供させることにより、リクエストを実行する方法が提供される。一実施の態様では、リクエストがインターネットを介して送信され、そのコンテンツは電子メールを介して提供される。
【0025】
本発明の別の形態は、コンテンツ提供者が機械可読コードを配布することへの許可を提供する。本発明のこの形態では、リクエストを受信し、機械可読コードに対応する情報サービスを決定し、適切な情報サービスへリクエストを提供するデコードサービスをさらに提供する。
【0026】
本発明のさらに別の形態は、コンテンツ提供者に料金用コードの使用を認めて、適切な提供者にリクエストを送るサービスを提供することにより、機械可読コードのユーザを制御する方法を提供する。
【0027】
本発明のある形態では、情報に関係のあるオブジェクトに添付されたコードを得ることで、普通の環境で顧客がリクエストを容易に生成する方法を提供する。
【0028】
本発明の別の形態は、情報提供者と機械可読コードとの関連を体系化する方法を提供する。
【0029】
本発明のさらに別の形態は、取り扱いが容易で柔軟に実行でき、顧客への情報供給を可能にする方法を提供し、別の形態ではその方法はシステムの制御装置へ収益を供給する。
【0030】
目的を明瞭にするために、本発明は、様々な画期的なコンポーネントおよびコンポーネントの画期的な組合せを含むシステムについて記載する。本明細書の実例となる実施の態様のいずれかに基づいて本発明を制限するために推論を行ってはならない。
【0031】
WWW上で公に利用可能なページ、特許、および本明細書中で引用された特許出願を含む全出版物は、すべての目的に対して、全体的に参照として本明細書中に引用される。本発明のさらなる目的、利点、形態および特徴は、後述する記載および図から明らかになり、その一部は、当業者が後に行う試験的な実施を通じて明らかになるものであり、あるいは発明を実行してわかる可能性もある。発明の利点は、添付した請求項で特に示された構成および組合せによって実現され到達することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
本発明は、図面の図を参照すれば一層理解が深まる。
【0033】
図中にある所定のコンポーネント、形態、あるいは特徴を示すために、図中では参照記号を用い、複数図で共通している参照記号は、図に示されるコンポーネント、形態、あるいは特徴が同様のものであることを示す。本明細書の参照記号は、参照として本明細書に引用されている項目の中で使用される任意の参照記号と混同しないように使用されている。
【0034】
円滑に記載を行うために、以下の論述は、コンピュータネットワークを介して情報あるいはコンテンツを提供する方法およびシステムの特定の実施の態様という観点から本発明を記載するものである。後述する論述で役に立つように、本明細書中で使用される用語のうちのいくつかについて明確にしておく。次の用語は明細書全体で使用されており、いくつかの基本的な定義と共に挙げておく。また、この論述のある場所で述べたのもに対しては、これらの基本的な定義に加え、他の定義、追加の定義、あるいは拡張した定義が当てはまることもあることは言うまでもない。
【0035】
顧客:
一般に、一つ以上のコンピュータあるいは他の電気デバイスのエンドユーザを指し、情報を求めたり、ユーザに示される情報を持っていたり、さらなる情報あるいは他の情報を得る方法についての詳細が提示される人のことである。
【0036】
情報:
「コンテンツ」と呼ぶこともあり、知識、ニュース、方向、あるいは記載のような情報の文字や視覚的あるいは可聴的なものによる情報提示とすることができる。あるいは、商品またはサービスと関連する情報、例えば、これらに関する注文情報や再注文情報または商品またはサービスの受け取りに関する詳細なども可能である。さらに、コンピュータ上での情報としては、自分自身で作ったメッセージ、さらに詳しい情報を得るためにコンピュータネットワーク上の別のサイトへ受信者が行けるようにするための添付物あるいはリンクを有するメッセージ、実行用プログラム、コンピュータプログラムを再構成するために用いられる情報、実行時に顧客のコンピュータデータベースの一つに情報をインストールしたり組み入れたりするプログラム、あるいは、コンピュータネットワークを介して供給される情報を、人や、ネットワークに接続されるか情報受信可能であるコンピュータあるいは別の電子デバイスが、例えば、独立した無線通信または有線通信を介して、読み出したり使用したりできるような他の多くの手段のうちのいずれか、挙げることができるが、これらに限定されるものではない。
【0037】
提供者:
「コンテンツ提供者」あるいは「情報提供者」と呼ぶこともあり、人、グループ、法人、組織あるいはそれ以外の情報発信者である。ネットワークを介する情報提供という意味では、提供者は、提供者のコンピュータシステムからの情報を直接提供してもよいし、あるいは前記情報を配信するために提供者が認可したサービスに情報を供給してもよい。本明細書中に示したビジネスモデルのうちのいくつかでは、提供者とは顧客と提供者との間のリクエストを解釈し転送する人という意味で「クライアント」と考えてもよい。
【0038】
サービス:
情報提供に必要な動作を実行するエンティティである。コンピュータベースの方法では、サービスは一つ以上のコンピュータあるいはサーバによって行われる。
【0039】
メッセージサービス:
ネットワークを介して配信されるメッセージを顧客が扱えるようにするインタフェースを提供する様々なプロトコル、プログラム、あるいはハードウェアのいずれかである。メッセージの取り扱いとして以下の動作が含まれるが、これらのうちの一つあるいは全てに制限されるものではない。すなわち、メッセージの受信、送信、転送、格納、編集、およびダウンロード、並びに新規あるいは返信メッセージの作成および返答が挙げられる。本発明の目的として、本明細書中に記載される長所を提供する多くのメッセージサービスがある。本発明の範囲内のメッセージサービスとしては、電子メール、インスタントメッセージ、「ポータルウェブサイト」提供の電子メールサービスが挙げられるが、これらに制限されるものではない。さらに、メッセージサービスはメッセージを配信する方法またはシステムの組合せであってもよい。このようにすれば、複数の方法から一つ以上を介してメッセージを提供するという冗長性あるいは柔軟性が提供できる。
【0040】
概説
以下の記載では、本発明の形態を達成するための実施の態様をいくつか例示する。これらの実施の態様のいくつかに記載された様々なコンポーネントの多くを変形しても、本発明の形態を達成することができ、従って請求項の範囲内で記載されない限り本発明が制限を受けるものではないことは、当業者であれば明らかなことである。したがって、例えば、コンピュータで実行されるプロセスあるいはコンピュータに格納される情報またはデータが、単一のコンピュータに備わっていてもよく、特にコンピュータネットワーク上で共有されるリソースという意味において複数のコンピュータに備わっていてもよいことは当該技術において当然のことである。あるいは、2つのプロセスまたはデータベースであると記載されたプロセス、データ、あるいは情報を、単純に一つのコンピュータに備えるようにしてもよい。
【0041】
本発明の利点には、顧客に情報リクエストを生成させた後、コンピュータネットワークを介してそのリクエストを実行できるシステムを可能にする方法に関するものもある。一実施の態様では、顧客により一つ以上の機械可読コード(あるいは「DOT」)が読み出されるとリクエストが生成され、コンピュータネットワークを介して「DOTサービス」にコードがそれぞれ送信される。DOTサービスは、コードを解釈してリクエストされた情報がどこで見出されどこで生成されたのかを決定し、適切な「コンテンツサービス」へリクエストを転送する。コンテンツサービスはリクエストに対応するコンテンツを決定し、ネットワークを介して顧客のアドレスへコンテンツを送る。実施の態様によると、リクエストされたコンテンツを求めて電子メールアドレスあるいはポータルウェブサイトのようなネットワーク場所を顧客がチェックしたり、インスタントメッセージのようなプロトコルによって直接顧客に通知することができる。
【0042】
本発明の利点には、本発明の方法およびシステムを使用した結果ネットワーク上に送信される可能性のある顧客情報のプライバシを顧客が維持できることに関するものもある。本発明の観点から、顧客情報として、一般的な人口統計学的な情報や、名前、電子アドレスや郵送先住所、電話番号、収入、ID番号、クレジットカード番号、性別、地理的位置、郵便番号といった個人情報、あるいは統計的に出された顧客情報が挙げられるがこれらに制限されるものではない。本発明の方法およびシステムは、様々なサービス間の顧客情報を制限することにより顧客のプライバシを保護することを目的とする。実施の態様には顧客情報の露呈を制御する様々なプライバシレベルを含むものがあり、顧客がレベルを制御できる実施の態様もある。最も厳しいプライバシレベルでは、リクエストされたコンテンツを送る電子アドレスを含むあらゆる顧客情報もコンテンツサービスが保持することは認められていない。
【0043】
リクエストを送り実行するためのアドレスデータは、個々の機械可読コード中のエンコードされた数値コード内に部分的に含まれている。機械可読コードは、文字数字の列や数字などのデータをエンコード化したものを含み、一般に「数値コード」として認識可能なものである。当業者であればわかることであるが、本発明の利点を達成するために多くのタイプの機械可読コードが使用でき、光学コードのほか、特殊な磁気コードや、特殊な印刷マークと関連付けたり組み込んだりすることが可能な磁気コードといった非光学的コードを挙げることができるが、これらに制限されるものではない。
【0044】
本発明の一例によれば、印刷媒体内に機械可読コードを提供し、電子ファインダによって機械可読コードから数値コードを生成し、コンテンツ提供者に数値コードおよび他の情報を送って、機械可読コードが組込まれた印刷媒体に関連付けられたコンテンツ提供者から情報を供給することにより、いくつかの利点がすべてではないが達成できる。供給された情報は、顧客が直接使用することもできるし、顧客のコンピュータや他の電子デバイス類によってまたはそれらを介して使用できる。機械可読コードおよびファインダの例は、2000年7月14日出願のルビン(Rubin)等による米国特許出願第09/616,265号の「コンパクトなマトリクスコードおよびワンタッチデバイス、並びにコード読み取り方法(Compact Matrix Code and One−Touch Device and Method for Code Reading)」に記載されており、本明細書中に参照として引用されている。本明細書中およびルビン等の明細書中に記載されている機械可読コードおよびファインダは典型的な例示で、電子デバイス類による読み出し可能な独立したコンパクトな機械可読コードを提供するものである。この電子デバイス類は安価で使用が容易であり、顧客が余計な動作をしなくても離れた場所でリクエストを得て送信するものである。ルビン等のコードは、現在の印刷技術および方法においても使用できるので、このコードは本発明の利点を高めるという点で特に有用である。したがって、印刷媒体に他のオブジェクトを組み込むときと同様、コードの印刷に必要な情報は、従来のインクや紙を使用した標準の印刷媒体に組み込まれるように、標準ファイルフォーマットとしてコンピュータネットワークを介してプリンタへと送られ利用できるようになっている。したがって、印刷作業の流れの上でこのコードの印刷が与える影響は最小限に抑えることができる。これらの特性のうちのいくつかまたはすべてが本発明の推進および支持に役立つことは明らかである。
【0045】
本発明の重要な利点は、機械可読コードを使用してリクエストを生成することにより得られる情報と機械可読コードとの関連付けによって達成される。本発明の方法およびシステムは、このように、商業性、教育性、または情報性に関わる価値を印刷媒体に加える。本発明の一般的な利用分野としては、人やオブジェクトや情報の識別、およびソフトウェアまたはハードウェアの動作の自動化が挙げられるが、これらに制限されるものではない。以下の関連事項に係る機械可読コードを得てリクエストを生成し、その結果、情報が提供されることは、本発明の範囲内であるがこれらに制限されるものではない。関連事項とは、広告や他の情報印刷媒体内のあるいはそれらに関する項目について媒体上の機械可読コードに基づいたさらなる情報、商品、または、値段、入手状況、オプション、あるいは選択範囲のようなサービスについて販売用の記事やカタログの機械可読コードに基づいた情報、機械可読コードが組み込まれた販売を行う上で使用するマーケティング用あるいは販促用のデバイス類であって、デバイス上にもの、新聞、雑誌、あるいはチラシのイベントリストにある機械可読コードに基づいて受け取るイベント関連情報、名刺や登録簿リスト上に機械可読コードを設けている組織に関する電子リストやさらなる情報、地図上や、辞書、シソーラス、暦、百科事典、料理の本、参考文献、または教科書に載っている機械可読コードに関連づけられている別バージョンや電子バージョンの情報、クーポン、勘定書、封筒上の機械可読コードを介する販売支援や、商品またはサービスの購入推進、および機械可読コードのある場所に基づいて取得する方向が挙げられる。
【0046】
ルビン等のコードと同じく、印刷媒体に容易に組み入れられるコードを使用すれば、至るところでこのコードにアクセスでき、実体調査や在庫目録を作るために使用できるという長所が得られる。したがって、コード組み込み商品や他のオブジェクトに対応づけられているDOTをタップして、アンケートに返事をしてもらえるようにすることもできる。この特徴は、市場分析および世論調査に特に役立つ。
【0047】
本発明の実施の態様
本発明の特定の実施の態様を本論述の基礎としてとらえることが有用である。このような例を一つ挙げる。図1Aは、本発明の第1の実施の態様を例示するブロック図であり、顧客が機械可読コード(「DOT」)を得ると、その結果、顧客がコンピュータネットワークを介して情報を受信する。第1の実施の態様では、顧客101が電子デバイス類113およびファインダ117を使用して、機械可読コードあるいはDOT109の獲得を通じて情報リクエストを生成する。特に、ファインダ117は、DOT109を読み出し、対応するDOTコード127を生成することができる。また、図1Aには、与えられたDOTコード109の実行に個々に関連付けられた一つ以上のコンテンツサービス107(それぞれ107−iとして表し、iは1からNまでの様々な値をとる)と、DOTサービス103を介した顧客101から関連するコンテンツサービス107−iへのDOTコードおよびリクエスト転送の作成や制御、管理、規制、監視を行う発行機関105と、顧客101がDOTサービス103およびコンテンツサービス107−iと通信するためのコンピュータネットワーク115とが示されている。
【0048】
さらに、図1Aには、信号AからGとして通信経路のいくつかを示している。DOTコード109の獲得に続き、ファインダ117は、DOTコード109に関連するDOTコード127を再生成し、電子デバイス類113に信号Aを送る。信号Aは、情報をリクエストするために使用されるデータを含むDOTコード127表示を含む。第1の実施の態様のファインダ117は、複数のリクエストを集めるために使用され、このため、複数のリクエストのうちいくつかあるいはすべてに関するデータを信号Aに含ませることができる。DOTコード127に加え、信号Aは、以下のデータのうちのいくつかあるいはすべてを含むことができる。すなわち、後述するファインダ117に固有のデータ、例えば、識別番号、または、電子デバイス類113、コンピュータネットワーク115、DOTサービス103、あるいは一つ以上のコンテンツサービス107がリクエストをどのようにあるいはいつ扱うのかについての詳細を示すファインダの様々なボタンやスイッチの状態、特定のDOTの獲得タイムスタンプを決定するために用いられるデータ、および品質管理データである。
【0049】
電子デバイス類113は図1Bでさらに詳細に示される。特に、電子デバイス類113は、機械可読コード109を得るためのファインダ117と通信を行うように示されており、ファインダ117と通信するためのトランシーバ119、コンピュータネットワーク115を介する通信に適したポータルデバイス121、およびディスプレイ123を含む。また、図1Bには、後述される別の通信経路A’、G’およびHが示されている。
【0050】
電子デバイス類113は、信号Aを処理してリクエストBを形成する。リクエストBは、複数の個々のリクエスト信号、または複数のリクエストを有する一つの信号とすることができる。第1の実施の態様では、顧客101に対して、返信用電子アドレスあるいは顧客アドレス125を関連付けている。顧客アドレス125は、ネットワーク115を介してリクエストを実行するための信号Bに加えられたり、関連付けされたりしている。その後、電子デバイス類113は、コンピュータネットワーク115を介して、リクエストBをDOTサービス103に転送する。DOTサービス103は、コンテンツサービス107の特定の一つに各DOTコード127を関連付けておくためのルックアップテーブルまたは他のデバイス類を有する。特に、DOTサービス103は、リクエストに答えるために特定のコンテンツサービス107にリクエストBを関連付けて、関連付けられたコンテンツサービス107−iへリクエストBの少なくとも一部を転送リクエストC−iとして転送する。別の実施の態様では、DOTサービス103は、ファインダ固有データに基づく関連性を基に転送リクエストC−iに顧客アドレス125を組み入れ、後述する方法およびシステムによって通信を行う。または、電子デバイス類113によって提供される、あるいはコンピュータネットワーク115に関連するコンピュータを介して提供される顧客アドレス識別の他の形式に従って通信を行う。
【0051】
コンテンツサービス107−iは、リクエストに基づいた適切な応答を決定し、コンピュータネットワーク115にコンテンツメッセージDを送り、特に、顧客アドレス125にコンテンツメッセージを配信する。その後、顧客101は、コンテンツチェックEを実行してリクエストされた情報を得ることができる。顧客アドレス125は、顧客がアクセス可能なネットワーク、または顧客101に割り当てられた、または顧客が選んだコンピュータアドレスであり、電子メールアドレス、インスタントメッセージ、インターネット上のポータルウェブサイト、顧客コード、電話番号、あるいは対象となる顧客に情報を渡せるような電子的手法も挙げられるが、これらに限定されるものではない。さらに、コンテンツサービスやネットワーク115上の別のコンピュータの一つがコンテンツメッセージDを送るために使用できる顧客アドレスを顧客101が複数持っていてもよい。
【0052】
メッセージ配信の第1の例では、POPサーバや電子メールサービスを提供するために構成されたウェブサイトによって提供されるような電子メールアドレスに相当する一つのメッセージサービスである顧客アドレス125を一つだけ顧客101が持つ。第2の例では、顧客101は2つの顧客アドレスを持ち、一つめは、インスタントメッセージのメッセージサービスアドレスであり、二つめは、第1の例のような電子メールメッセージサービスアドレスである。典型例では、メッセージ配信システムは、電子メールアドレスの配信が配信不能な場合、インスタントメッセージアドレスの使用を試行する。このような配信の試行は、自動的にあるいは配信失敗のときにメッセージを転送できるメッセージサービスのうちの一つや、リクエストすべてを受信しこれに応じてリクエストを転送するDOTメッセージサービス(図示せず)のような違うサービスによって管理できる。本発明のメッセージ配信の別の実施の態様では、アドレスなどのメール配信の様々な形態の変更や修正を顧客101ができるようにするとともに、多くのメッセージを同時に配信するメッセージ集約、命令の転送、およびメッセージサービスによって実行される他の多くの機能が可能である。
【0053】
信号Fは受信リクエストの移動軌跡を追うために電子デバイス類113が使用するオプションの確認信号である。一実施の態様では、ファインダ117は、獲得したDOTコード127を後述するメモリ内に保持する。信号Fは、個々のDOTコードを識別するために使用できるデータ、例えば、特定のDOTコードがDOTサービス103によって受信されたことを示すタイムスタンプを元々のコードに付けたものを含み、メモリからの削除を必要とする。
【0054】
ネットワーク115は、インターネットあるいは他のコンピュータネットワークのように、電子デバイス類113と、DOTサービス103と、コンテンツサービス107との間の任意のコンピュータ接続である。さらに別の実施の態様では、A〜Fはそれぞれ異なる通信チャネルを通じることにしてもよく、開いたネットワーク(例えば、インターネット)や閉じたネットワークを通るもの、または1台のコンピュータ内に含まれるものが挙げられる。この場合も本発明の利点は達成される。例えば、BとFはDOTサービス103に対し直接無線通信を通るものとする一方で、DとEを直接無線通信として顧客101に戻すようにしてもよい。あるいは、DOTサービス103およびコンテンツサービス107が1台のコンピュータ上にあるようにしてもよい。この場合、信号Cは、DOTサービス/コンテンツサービスのコンピュータに対する内部信号となる。
【0055】
図1Bの範囲内の一実施の態様では、ポータルデバイス121、トランシーバ119、およびディスプレイ123がパーソナルコンピュータ内に含まれ、一方、都合がよければ、またはファインダおよびトランシーバが互いの領域にあるのであれば、ファインダ117はトランシーバ119に対して転送されるAであるリクエストを複数集約できるメモリを有するポータブルデバイスとする。別の実施の態様では、ファインダ117が信号Gを受信せず信号Aを送ることにのみ対応し、トランシーバ119をレシーバとする。
【0056】
本発明の様々な形態は電子デバイス類を幾通りにも組み合わせることで達成できる。多くの組み合わせのいくつかは以下のとおりである。すなわち、ポータルデバイス121、トランシーバ119、およびディスプレイ123をラップトップコンピュータに組み込んだもの、ポータルデバイス121およびトランシーバ119を携帯情報端末に組み込んだもの、あるいは、顧客101が複数の電子デバイス類113、一つはリクエスト発信用で一つは情報受信用を持つことである。他のポータルデバイス121として、インターネットアプライアンス、全地球測位システム、携帯情報端末、電話、ページャ、セットトップボックス、ネットワークハブ、モデム、およびインターネット接続ネットワーク上のネットワーク化デバイスを含めたウェブ連結可能なデバイス類が挙げられるが、これらに制限されるものではない。ウェブに接続することができる様々なディスプレイ123が本発明での使用に適している。ディスプレイ123の例としては、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、インターネットアプライアンス、全地球測位システム、携帯情報端末、電話、ページャ、セットトップボックス、テレビ、ビデオカセットレコーダ、テレビサーバ、ゴーグル、眼鏡、ヘルメット、あるいは量制限のある情報を表わす少数のインディケータを備えたディスプレイが挙げられるが、これらに制限されるものではない。
【0057】
さらに、本発明の利点を達成するために使用される本明細書に記載の様々なコンポーネント間における情報通信は、様々な技術、方法、および手法により実行できる。単独でまたは組み合わせて使用され、本発明の利点を達成するために使用されるこれらの技術、方法、および手法によって、本発明の範囲に制限を加えようとするものではない。特に、様々なコンポーネントの個々のものをつなぐ通信として、配線、光ファイバ、マイクロ波や他の無線周波数技術、あるいは赤外線や他の光学的技術を挙げることができるが、これらに制限されるものではない。
【0058】
典型的な機械可読コードおよびファインダ
以下に本発明で使用される機械可読コードについて述べ、論述をさらに進める。これにより本発明のオペレーションをさらに評価できるようになる。特定の機械可読コードおよびコードファインダの使用は、特に制限のない限り本発明の範囲や請求項のいずれをも制限しようとするものではない。
【0059】
機械可読コード
一般に、機械可読コードは任意の機械可読コードで、好ましくは、一般人が容易に読みだせるようなデバイス類を有するものとすることができる。各機械可読コードは、数字を記号としてエンコードしたもので、電子リーダあるいはファインダの使用によりデコードできる。より具体的には、数字を用いて機械可読コードを生成し、ファインダが機械可読コードを読み出して、数字を生成する。使いやすさの点から、機械可読コードは容易に認識できる光学コードとする必要がある。あるいは、機械可読コードが光学的なものでない場合、容易な識別と獲得とが可能な光学コンポーネントをもたせる必要がある。本明細書中では、本発明の利点を達成するデバイス類の典型例ではあるが、ルビン等の機械可読コードおよびファインダを用いる。ルビン等は、数値コードを記号としてエンコードできる機械可読光学マトリックスコードまたは標識、および機械可読コードを読み出し、数値コードを生成するために使用できるファインダについて記載している。本発明を例示する方法として、以下の論述の全体において、本明細書およびルビン等の記述で記載されるようなDOT(あるいは機械可読コード)、DOTコード(あるいは数値コード)、およびファインダ(あるいはリーダ)を用いることにする。本論述の観点から、本発明の利点を実行し達成するために他の機械可読コードを使用できることは当業者であれば明らかなことである。さらに、別のDOTコードを構成したり解釈したりして、本発明の多くの利点を達成することもできる。
【0060】
図3および図4は、DOTコードを読み出し送信するためのDOTおよび関連装置の一実施の態様のさらに詳細な図を示す。特に、図3は、リクエストの獲得、送信、および通信を示す第1の実施の態様の顧客側を示す略図で、図にはDOTコード、ポータブルファインダ、および様々なサービスへの通信が示されている。また、図4は、印刷物に組み込まれる機械可読コードの本発明の実施の態様のいくつかに係る一実施の態様であり、本発明を促進するために機械可読コードが設けられている。DOT109は、多くのクライアント107のどれかが決めたとおりに物質的なオブジェクトに添付されたり、関連付けられたりする。一般に、獲得用として利用できるDOT109は複数あり、同じコードを複数コピーして獲得用としてもよい。図3は、印刷媒体207に示されるDOT109が、ファインダ117によって得られているところである。印刷媒体207上でDOT109を置くことができる位置の一つを図4に示す。上述したように、リクエストされる様々なタイプの情報と関連付けるためにDOT109は多様な配置をとることができる。
【0061】
図6Aは、第1の実施の態様のDOT機械可読コードの詳細図である。DOTは64ビットデータを格納でき、本発明の使用に特に適したものである。図6Aに示されるように、DOT109は、ファインダ117によるDOTの位置決めがしやすくなるようにプロペラ601および白くとっておいたエリア605を含み、さらに六角形のセル603を含む。セルは、個々のセルの状態(黒または白)に基づいたバイナリデータと、追加のターゲットデータと、品質管理目的のために確保されるセルとを含む。図6Bは、図6AのDOT中の64ビット数に対応するDOTコードの詳細図であり、DOTコードの様々なインデックスが例示されている。特に、図6Bは、コンテンツサービスインデック607およびコンテンツインデックス609から成る64ビットのDOTコード127を示す。後述するように、コンテンツサービスインデックス607は、DOTサービス103がリクエストを送るために使用されるもので、特定のコンテンツサービス107のうちの一つに対するコンテンツインデックス609に関連するデータを含む。また、コンテンツインデックス609に関連するデータは、リクエストされた情報を生成するために特定のコンテンツサービスによって使用される。
【0062】
あるいは、DOTコード127は、さらに多くのあるいはもっと少ないビットを有していてもよく、あるいは異なるタイプのデータで構成されてもよい。第1の代替の実施態様では、2つのインデックス、すなわち、前記コンテンツサービスインデックス607および前記コンテンツインデックス609をDOTサービス103によって解釈される一つのインデックスとする。第2の代替の実施態様では、DOTサービスは一つよりも多く、DOTコードは、コンテンツサービスへリクエストを送る送信用DOTサービスに対し受信用DOTサービスからリクエストを送るためのDOTインデックスを含む。第3の代替の実施態様では、DOTコードには、リクエスト応答を集約するための集約インデックスが含まれ、DOTサービス、コンテンツサービス、あるいはネットワークコンピュータによって使用される。第4の代替の実施態様では、ファインダ117はコンピュータゲームと共に使用される。このとき、ファインダは他のファインダと通信し、DOTコードはゲーム関連情報を含む。第5の代替の実施態様では、DOTコードは、ファインダ117あるいは電子デバイス類113のいずれかによって直接解釈されるコマンドを含み、DOTおよびファインダのローカルオペレーションを可能にする。
【0063】
第6の代替の実施態様では、DOTコードが、複数のDOTサービス103に応じてコード情報の配信を管理する1ビット以上のビットを含む。このような場合、コードとしては、例えば、共通的なもの、あるいはプライベート的なものがあると考えることができる。共通コードは、コードを獲得するDOTサービス103すべてが読み出し可能なものとしておき、プライベートコードは特定のDOTサービスによってのみ読み出しできるものとしてもよい。本実施の態様の実行は、DOTサービス103との通信を確立し、DOTコードを詳細に調べ、コードプライバシのレベルに基づいてコードを送信するファインダ107に依存する。共通コードは、市場または見本市のような情報交換の行われるところだと顧客101が認める共通な場において有用である。顧客101は、共通の場で得られるコードを送ってもらうことを希望しておいて、共通の場以外で得られる他のコードを送ってもらわないように希望してもよい。
【0064】
機械可読コード用ファインダ
図5は、機械可読コードを読み出して情報リクエストを生成するために使用できるポータブルファインダの本発明に係る第1の実施の態様である。図5の実施の態様は、コードを読み出し、データを保持しておいてから、外部コンピュータにDOTコードを送信できるポータブルパーソナル電子デバイスである。ファインダ117のいくつかの形態の装置およびオペレーションについてはルビン等が論述している。本発明の目的のために、ファインダ117の重要な部分は、バッテリー517、2次元イメージセンサ505を有する光学アセンブリ501、LED発光体507、センサ505と通信するプロセッサ509、イメージを格納するメモリ511、部分的にケース301の外部にあってもよいアンテナ307に接続され外部デバイス類へデータを送信する無線エレクトロニクス機器515、およびファインダ117のユーザに対して通信するフィードバック用のLEDおよび/またはオーディオPZT513を含む。図示していないが、光学アセンブリ501内には、画像収集分野の当業者には公知の別の光学コンポーネントがあり、例えば、センサ505上にDOT109を結像させるレンズあるいは他の結像光学系、光学アセンブリ501の物理的寸法を短くするための鏡、プリズム、またはその他のデバイス類、結像される光学スペクトルを制限する光学フィルタ、および外部環境の影響から他の光学コンポーネントを密閉するためのウィンドなどが含まれるが、これらに制限されるものではない。無線エレクトロニクス機器515は、信号を送信するための無線通信の当該分野において公知の様々な通信技術のうちのいずれかを含むことができ、(IrDAのようなプロトコルを用いた)赤外線や他の光学技術、音波や無線周波数技術を挙げることができるが、これらに制限されるものではない。
【0065】
ファインダ117のケース301の中、あるいはその上には、透明なノーズピース519の前面およびチップスイッチ305を含むファインダチップ303がある。ノーズピース519は見た目が透明なものでよく、DOT109を照射して結像するために使用され、さらにファインダの操作者がファインダ117の位置を合わせ、確実に正しく操作できるようにするものである。顧客が選択可能な情報をファインダから送信するために、図示しない他の追加のボタン、スイッチ、ダイヤル、あるいは他の設置可能な電子部品もファインダ117に組み込むことができる。
【0066】
プロセッサ509は、センサ505のイメージ処理や通信を含めファインダ117の電子技術を制御する。プロセッサ509は、ファインダ117の多くの重要な機能を実行するために使用されるメモリ511と通信する。特に、メモリ511は、ファインダ117に対するオペレーション命令を保持するために、また後に送信するコードデータを保持するために使用される。メモリ511は、ファームウェアを保持するための読み出し専用あるいは消去可能でプログラム可能なメモリ、処理している間や他の用途でコードイメージを保持するための読出し/書込みメモリ、コードデータ、ファインダのシリアル番号、タイムスタンプ、および電圧低下または電源切断中に格納された他の格納データを保持するための不揮発性メモリ、およびこれらの任意の組み合せから構成してもよい。
【0067】
本実施の態様のファインダ117は、本発明に用いられる様々な光学コードの読み出しに適したものとすることができ、光学コードとしては、図6A〜Eで示されるように、U.P.C.のようなバーコード、集約コード、およびルビン等のDOTコードを含むマトリックスコードが挙げられる。また、DOTコードを提供するほか、品質管理のためにスペースが確保されている。ファインダはDOTと連携して動作する。また、ファインダは、DOTコードに加えて、DOT印刷および読み出しの品質のモニタとして、品質管理セルのイメージおよび/または全イメージを送信してもよい。品質管理セルおよびイメージ全体の他の用途には、品質に関連する性能パラメタの決定がある。品質には、紙の品質、紙の白さ、インクの均一性、インクの色、インクのにじみ、イメージの方向、前記ファインダ内での照射の均一性、一時的な照射変化、前記コードと前記ファインダとの間の配置、イメージサイズ、イメージアスペクト比、イメージフォーカス、光学的品質、読み出しエラーのソース、および前記顧客による前記ファインダの配置が含まれるが、これらに限定されるものではない。
【0068】
ファインダのオペレーション
図3に示されるようなDOT109を獲得するために、顧客101は媒体207にほぼ垂直にファインダ本体301を置き、タップ動作111によってファインダチップ303がDOT109に接するようにし、チップスイッチ305を作動させる。DOT獲得のためにファインダを置くとき、顧客には透明なノーズピース519を介してDOTが見えるので、顧客101がファインダ117をDOT109上の正確な位置に合わせやすくなる。スイッチ305はファインダ117へのパワーを上げ、DOTの読み出しをプロセッサ509に指示する。さらに、LED発光体507に電力を供給してノーズピース519を通してある期間DOT109を照射する。DOT109は、光学アセンブリ501によってノーズピース519を通じて結像され、センサ505上にDOTの像を生成する。別の代替の実施の態様では、ファインダ117は、DOT109の読み取りの起動用スイッチを本体301の横に含んでいる。ファインダをDOT109の上面の上方に置き、好ましくはそこに接触させ、タップ動作111をしてボタンを押す。別の代替の実施の態様では、ファインダ117は電子デバイス類113に組み込まれ、このとき通信AおよびGは有線通信となる。
【0069】
他の電子デバイス類113、すなわち、トランシーバ119、ポータルデバイス121、およびディスプレイ123を含むパーソナルコンピュータ309の無線範囲内にファインダ117があるときは、無線通信AおよびGが確立でき、データはファインダと他の電子デバイスとの間で送信することができる。第1の実施の態様では、ファインダ117が、以前に獲得したDOTコード127をある期間保持し、最近獲得したことがあるDOTコードの場合、リクエストを生成しない。この特徴は、ファインダ117の設定によってオンやオフにすることができ、顧客が不注意によって複数獲得した場合、複数の応答受信を防ぐことになる。
【0070】
本発明の重要な形態は、一旦ファインダ117がコードを獲得すると、コードの正確な読み出しを示す信号を発生してユーザにフィードバックを提供することである。フィードバック513は、コードの読み出し成功を示す音声、視覚、振動、あるいはそれらの組み合わせによって提供される。さらに、他の手段によってユーザに信号を出してもよい。所望した読み出しの確認はスイッチ305のトグル切り替えの感触によって行ってもよく、また、LED発光体507からの発光の変化、あるいはファインダ117に含まれる他の信号発生LED(図示せず)によって視覚的な合図で伝えることもできる。ファインダ117および電子デバイス類113の別の形態では、実行されたリクエストの移動軌跡を追う。オプションであるこの確認信号Fは、顧客101の制御下で、DOTサービス103がリクエストAを受信したことを電子機器に注意を促すもので、様々な監視機能を実行することができる。一実施の態様では、対応する確認Fを受信するまでメモリ511は獲得したDOTのコピーを保持し、受信したときに特定のDOTのコピーを削除するよう指示してもよい。別の実施の態様では、所定の時間枠内に確認されないDOTを再送信するようメモリ511に指示にしてもよい。
【0071】
ファインダの別の実施の態様
ファインダ117には、さらにその使用の補助となるような他の特徴およびオペレーションモードを組み込むことができる。一実施の態様では、無線エレクトロニクス機器515が信号を受信できる。信号を受信することによって、ファインダ117は、有利な追加機能を実行することができる。例えば、上述したようにフィードバック513を提供しメモリ511から受信コードを削除すること、ファインダの新しいまたは改善されたオペレーションのためにプロセッサ509によって実行されるアップデートソフトウェアまたは追加ソフトウェアのダウンロード、バッテリー517の交換の必要を示す通知、あるいは通知、あるいは、ファインダベースのゲームのプレイのフィードバックがある。ファインダ117は、さらにユーザへの通信あるいは通知のために英数字表示あるいは他の表示装置(図示せず)を含んでもよい。さらに、ファインダ117は、特定のフィードバック513の選択といったファインダ機能や動作を変更したり、メモリ511内のコード保持を変えたりするためのボタン、スイッチ、あるいは他の入力デバイス類(図示せず)を含んでもよい。さらに、そのような入力デバイス類(図示せず)は、ファインダ117のオペレーションと関連して実行される解釈、変更、あるいは動作を変えるデータや、他の電子デバイス(図示せず)によるコード109の解釈を変えるデータを送信することもできる。したがって、ユーザがある場所でまたは別の場所で応答を受けたい場合や、特定のユーザまでさかのぼることができるファインダデータのような量に制限のあるデータを送信したい場合をボタンで示すようにしてもよい。
【0072】
別の実施の態様では、DOTコード127は、ファインダ117内のエレクトロニクス機器(図示せず)によって解釈され、ファインダによって、または他のネットワークデバイス類、コンピュータ、あるいはアプライアンスによって動作させることが可能である。したがって、例えば、ソフトウェアまたはハードウェアの設定をファインダ127に提供したり、送信に基づいたタスクを実行する一つ以上の他の電子デバイス類にリクエストされた情報を送信したりすることができる。したがって、本発明の方法およびシステムを使用すれば、家電製品、需給計器、または他のコンピュータシステムから情報をリクエストしたり、これらのプログラムを組んだり、実行したり、あるいは制御したり、相互作用させたりすることができる。
【0073】
DOT109の獲得のためのタップ動作111のほかにも、DOTや他のコードを読み出すために他の能動的な動作をして、コード読み出しの確認をとることを必要とする顧客101にフィードバックを提供する。したがって、ファインダの別の実施の態様ではコードを獲得するために、タップ動作と結び付けることも可能な滑り動作によってコードを読み出す。
【0074】
上述したコンポーネントに加えて、本明細書中に記載の機能およびコンポーネントを有するファインダは、上記主要なエレメントを支持する電子的、電気的、および機械的な種々のコンポーネントを必要とし、したがって、本発明のファインダは、本発明の様々な形態を達成する等価な構造を含んでもよいことは、当業者であれば明らかなことである。
【0075】
本発明のオペレーション−DOT獲得、リクエスト生成、およびファインダ通信
本発明のオペレーションについての理解を深めるには、図1Aおよび図1Bの下記の実施の態様について考察すればよいが、その考察は本発明の範囲を制限することを意味するものではない。以下、特に、本明細書中およびルビン等の明細書中で見出されるDOTとファインダの一実施の態様に係るオペレーションについて記載する。ファインダ117を所有する顧客101が、DOT109の添付された印刷媒体207を見かける。顧客101は、DOTファインダ117を接触させたりタップ動作111をしたりすることでDOT109を獲得する。この動作により、リクエストされた情報を受信するための一連の事象を顧客101が開始することになる。2次元センサ505は、DOT109のイメージを2次元デジタルイメージに変換し、一実施の態様では、1画素当たり1バイトを使用する単色の352×288画素イメージをイメージとして格納する。DOT109のイメージはルビン等が記載したようなエレクトロニクス機器およびソフトウェアがDOTコード127に変換し、例えば、(19、11)リードソロモン前進型誤り訂正アルゴリズムおよび暗号エンコードなどこれらに制限されるものではない一連の工程を通じてDOT格納用114ビット数にエンコードされる64ビット数とすることができる。DOTは、DOTに関連する64ビット数よりも大きいデータ(114ビット)を保持することができ、光学標識としてのDOTに信頼性を与える誤り訂正や他の機能を実施できる。
【0076】
DOT109の獲得とDOTコード127の生成に加えて、電子ファインダ107は、さらに他のデータを信号Aに集めたり関連付けたりする。信号Aの詳細については、図6AのDOTコードを組み込んだファインダからの信号の詳細図である図6Cに示す。図6の信号およびリクエストは概略であって、それぞれの信号およびリクエストのコンテンツを表わすために使用される。別の実施の態様では、エンコードまたはスクランブルをかけた通信を含んでもよく、この場合、概略図内のデータの位置または配置は、示されたデータの実際の場所として捉えてはならない。
【0077】
他のデータも、本明細書に記載の様々な信号やリクエストの通信を支援する信号に加えてもよい。第1の実施の態様では、一つ以上の六角形セル603である品質管理セルの一つ以上をファインダ117が結像する。これらのセルのイメージは、DOTサービス103あるいは関連するコンピュータによって、様々な特性のうち印刷、紙、ファインダ、およびファインダの顧客によるオペレーションの質を決定するために使用される。品質管理セルイメージは、ファインダ117内で、品質管理データ611として信号Aに含まれているデジタル表現に変換される。信号Aには、ファインダ設定615のデジタル表現が一つ以上含まれるとともに、ファインダID613も含まれている。ファインダ設定615は、ファインダ117上のスイッチ、ノブ、ボタン、または他の入力デバイス類(図示せず)を使用して顧客101によって設定される。ファインダ設定615は、様々な嗜好をファインダ117から電子デバイス類113、コンピュータネットワーク115、DOTサービス103、コンテンツサービス107、あるいは顧客アドレス125のコンピュータに通信するようにしてもよい。他のファインダ設定は、通知信号をオンにしたりオフにしたりするなどファインダ177の応答または動作を設定することができ、信号Aで通信してもしなくてもよい。ファインダ設定615には、電子デバイス類113またはDOTサービス103がリクエストあるいは転送リクエストとともに流すことができる個人の情報や人口統計学的データのような顧客情報の量の制御、顧客のいくつかの可能なアドレス125のうちから一つを指定、およびリクエストの範囲または使用の指定が挙げられるが、これらに制限されるものではない。さらに、DOTコード127が得られた時を決定するために使用されるタイムスタンプ617も信号Aに含まれている。タイムスタンプ617は、時間を与える絶対的な信号であっても、獲得の実時間を決定するために、電子デバイス類113によって較正される相対的な信号であってもよい。
【0078】
ファインダ117は、メモリ511に蓄積できる一つ以上のDOT109を獲得するために使用できる。獲得されたDOTは、同様に、ファインダ117上の設定によって獲得や提示された他のデータとともに、トランシーバ119に通信される。第1の実施の態様では、電子デバイス類113は、周期的または連続的にファインダ117から信号を求めるようにプログラムされるトランシーバ119を有するパーソナルコンピュータである。ファインダ117がユーザ介入のない範囲内にある場合、「バックグラウンド」中で作動し且つコマンド列を実行するコンピュータプログラムを電子デバイス類113は含んでいる。
【0079】
ファインダ117は、トランシーバ119の範囲にあるとき、獲得したDOTコード127のうちのいくつかあるいはすべてを電子デバイス類113に送信し、ここでリクエストBが用意される。特に、電子デバイス類113は信号Aを処理してリクエストBを生成する。図6Dは、図6AのDOTコードを組み込んだリクエストの詳細図であり、リクエストの様々なインデックスが例示されている。特に、リクエストBは信号AからのDOTコード127、品質管理データ611、およびファインダID613を含む。さらに、信号Aからのファインダ設定615のすべてまたは一部を含むか、あるいはまったく含まない顧客設定619をリクエストBは含み、同様に、電子デバイス類113によって加えられた追加のデータ、信号Aからの標準フォーマットのタイムスタンプ617である獲得タイムスタンプ621、リクエストがいつ送られたのかを示すポータルタイムスタンプ623、および顧客アドレス125を含む。等価な結果を与える手法や信号を使用しても、第1の実施の態様のリクエストを生成することができることは当業者であれば当然のことである。したがって、別の一実施の態様では、リクエストAに顧客アドレス125を含まないが、例えば、電子メールリクエストの返信用アドレスを含む。
【0080】
ファインダ117からDOTサービス103までのデータの流れに加えて、データおよび命令は、DOTサービスから電子デバイス類113またはファインダへ流れるようにしてもよい。別の実施の態様では、電子デバイス類113、コンピュータネットワーク115、またはDOTサービス103の受信、承認、またはDOT109の受信によって実行される動作の成功を示すためにフィードバック513が提供される。この表示は、メモリ511あるいは電子デバイス類113のメモリ内の同じDOTコードおよび/またはDOT109のタイムスタンプを有する受信信号Fの形にすることができる。この表示の受信を利用して、フィードバック513をトリガし、メモリ511から格納されているDOT109を消去することができる。
【0081】
様々なリクエストを実行する形態に関する本発明のオペレーション
一つ以上のリクエストを表わす信号Aの受信に続き、リクエストBがDOTサービス103へコンピュータネットワーク115を介して送られる。その後、DOTサービス103は、リクエストBに応答できるコンテンツサービス107−iを決定し、コンテンツサービス107−iに転送リクエストC−iを送る。第1の実施の態様では、リクエストをすべて扱うためのDOTサービス103が一つある。特に、DOTサービス103は、DOTコード127の一部であるコンテンツサービスインデックス607を使用してリクエストをリダイレクトする。一実施において、DOTサービス103がルックアップテーブルを使用し、転送リクエストCが送られることになるコンテンツサービス107のアドレスを決定する。DOTサービス103は、適切なルックアップテーブルを維持したり、別のソースからそれを受信したりすることもできる。図6Eは、図6AのDOTコードを組み込んだ転送リクエストCの詳細図であり、転送リクエストの様々なインデックスが例示されている。コンテンツインデックス609、獲得タイムスタンプ621、ポータルタイムスタンプ623、顧客アドレス125、および顧客情報625がある場合は、これらも転送リクエストCに含まれる。
【0082】
別の実施の態様では、複数のDOTサービス(図示せず)があり、DOTサービスのうちの一つにリクエストを送る代替のDOTコードがある。例えば、代替のDOTコードはDOTサービスインデックスを含み、これは、電子デバイス類113や、リクエストのバランスを第2のDOTサービスに送る主要なDOTサービスによって解釈される。さらに別の実施の態様では、DOTサービスは、どの特定のファインダが使用されているかに基づいて、または顧客が決定した場所に基づいて決定される。
【0083】
C−iを転送する前のある時点で、顧客アドレス125をリクエストAに組み込むか関連付けておく。コンテンツサービス107−iに転送アドレス125が通知されることは重要で、これを実行する等価な方法は多くある。上述したように、一実施の態様ではポータルデバイス121に顧客アドレス125を組み込まんでおく。本発明には、以下のような方法によって情報を提供するという利点を達成できる実施の態様が他にも多くある。これらの例には、転送アドレスとする顧客アドレス125を備えた電子メールとしてリクエストを送信することと、電子メールメッセージにリクエストBと共に顧客アドレスを含ませることと、あるいは一つの電子メールメッセージでリクエストBを送り、第2の電子メールメッセージで顧客アドレスを送り、リクエストBの後続のものと関連させるために第1および第2の両方の電子メールメッセージに転送アドレスとともに共通の識別番号をもたせることとが挙げられるが、これらに制限されるものではない。別の実施の態様では、顧客101の転送アドレス125が、DOTサービス103中でファインダ117の独自の識別番号に関連付けられている。送信Aは、リクエストBとしてコードと共に転送されるファインダ識別番号を含む。DOTサービス103は、特定のファインダ117に関連付けられた顧客アドレス125を参照し、転送リクエストC−iとともに顧客アドレスを含ませる。
【0084】
リクエストBのデータに加え、上述したように、転送リクエストC−iは顧客情報を含んでもよい。本発明の一形態は、コンテンツサービス107に公表される顧客情報に対する制御の度合いをいくつか顧客に提供することである。顧客による自身の顧客情報制御を提供することを目的とする実施の態様が本発明の範囲内には多くある。このような場合、ファインダ117上の入力装置を介して、電子デバイス類113またはDOTサービス103内で、プライバシの程度の表示をする。最も高い度合いのプライバシでは、顧客アドレス125がコンテンツサービス107によって使用され、顧客は各リクエストに対して一つの応答を送ってもらうだけであり、また、顧客アドレスの記録はコンテンツサービスに保持されない。これとまったく逆の度合いのプライバシでは、電話番号、性別、収入などのような顧客情報を転送リクエストに含めることに同意するものであり、コンテンツサービス107は思う通りに顧客情報を使用することができる。さらに、クレジットカード番号のようなデータの獲得を適切な承認とともに送るようにしてもよい。
【0085】
転送リクエストC−iは、コンテンツサービス107−iが情報リクエストを実行するために少なくとも十分なデータ、すなわち、リクエストされた情報が何であるかを表示するもの、および情報を返すためのアドレスを少なくとも含む。コンテンツサービス107−iは、本発明の方法およびシステムの範囲内の様々な方法により動作できる。コンテンツサービスは、そこにDOTコードを一つだけ割り当ててもらってもよいし、顧客アドレス125すべてに同じメッセージで応答してもよい。したがって、例えば、コンテンツサービス107−iは、顧客アドレス125へ標準の電子メールアドレスを送ってもよい。あるいは、コンテンツサービス107−iは、応答をカスタマイズするために様々なデータを使用してもよい。コンテンツサービス107−iは、地理的に割り当てられた複数のDOTを有してもよいし、特定の雑誌など考えられそうな所定の場所に出すDOTを有してもよいし、DOTの獲得中にタイムスタンプが得られるようにしてもよい。このようにすれば、コンテンツサービス107−iは、何らかの顧客情報を直接得なくても、情報のコンテンツをカスタマイズすることができる。
【0086】
あるいは、コンテンツサービス107−iは、他のデータを使用してコンテンツDを独自のものにしたりカスタマイズしたりしてもよい。その同意にはDOTすべてについて包括的に同意してもよく、例えば、ファインダ117上のスイッチを用いるなどして各DOTに基づいたDOTサービス103に供給される顧客情報に従って行ってもよく、情報を提供する方法について予め同意してもよい。顧客101が顧客情報を公表することに同意する場合、DOTサービス103は転送リクエストC−iを形成する際に顧客情報リクエストBを加える。顧客情報は一般的な人口統計学的な形式情報(性別、地理的な場所)を含み、より個人的な情報(名前、収入、メールアドレス、電話番号)や、クレジットカード口座への請求の承認などとしてもよいが、これらに制限されるものではない。コンテンツ提供者に公表する個人の情報の量および質を顧客が制御できるということは、本明細書に記載の方法およびシステムに対する信用を確立する方法の一つであり、これによりシステムの使用が推進される。
【0087】
提供される情報は、生成されたリクエストに応答するよう選択されたものである。コンテンツDのタイプの例をいくつか挙げると、製品に関する情報を含めて電子メールやウェブページなどにより詳しい情報をくれる広告上のDOT、個人のデータベースに連絡情報を加えるプログラムであるコンテンツをくれる名刺の上のDOT、道案内や旅行情報、または地図が示す内容に応じた場所情報などの地理情報に関連付けられている地図上のDOT、経歴、歴史、金融、または他の個人的な関心に関わる所定の情報にブランドを与えるためのDOT、書類のファックスなどに記述しておいた動作を行うソフトウェアプログラムの実行を指示するDOT、および、あらかじめ部分的に記入されたフォームの電子メールで写真のリプリントを再注文できる個人写真のDOTなどがある。
【0088】
このようにコンテンツDは送信され、顧客101は、自身が自由に使える電子デバイス類113を使用してコンピュータネットワーク115に接続し、アドレス125でアカウントにアクセスすることができる。このとき、電子メールアカウントであればメッセージをチェックする電子メールプログラムの実行を含んでもよい。また、インスタントメッセージを有するシステムの場合、顧客101がネットワーク接続しているならば顧客によるインスタントメッセージの受信を含んでもよく、そうでなければ電子メールアカウントへの電子メール送信を含んでもよい。当業者であれば明らかなことであるが、メッセージ受信を実現できるものは他にも多くあり、その一つに、顧客101がメッセージ125でコンテンツを受信するための個人スペースを有するポータルウェブサイトが挙げられる。ポータルウェブサイトは、顧客のインターネットサービスプロバイダによって、DOTサービス103が直にまたは間接的に、あるいはその他のものによって維持されてもよい。一実施の態様では、顧客が得たDOTコードに従って独自の広告を組み込んだポータルウェブサイトをDOTサービス103が提供する。
【0089】
本発明のオペレーションおよび発行機関とクライアントと顧客との間の連携
以下、クライアント107と、発行機関105と、顧客101との間での情報、データ、サービス、および通貨のやりとりという点で本発明のオペレーションをさらに詳しく論述する。図1Aおよび図1Bの実施の態様によれば、顧客101は、発行機関105によって制御される仲介役のDOTサービス103を通してクライアント107のうちの一つから情報を受信する。本発明の方法の別の等価な有効な観点によれば、クライアント107が顧客101に情報を提示できるようにするとともに、発行機関105が複数のDOTコード109に対して制御、監視またはモニタリング、あるいは操作を行う。
【0090】
図2Aは、発行機関と、一つのクライアントと、顧客との間の相互関係を詳細に示す第1の実施の態様のブロック図である。第1の実施の態様では、機械可読コードの制御、リクエストの解釈、および適切なコンテンツサービスへのリクエスト転送を発行機関105が制御したり、管理したり、委任したり、あるいは対応したりする。図1のコンポーネント、データ、および情報に加えて、図2Aには組織findtheDOT201が含まれる。この組織は、発行機関105のプロセス、findtheDOT201によって使用されるリクエストデータベース203、本発明の方法およびシステムによって提供される情報を有するクライアントまたはコンテンツ提供者205、個々の機械可読コードを配布するためにクライアントの権限下で発行されるDOT207を備えた印刷媒体、およびリクエストした情報を得るためにコンピュータネットワーク115を介して顧客101がアクセスする顧客アドレス209でのサービスのうちのいくつかを調整する。コンテンツサービス107は、本発明の方法およびシステムに関わる上で必要な電子サービスを提供するコンテンツサービスであり、言い換えると、本明細書中で記載されるようなリクエストの処理およびリクエストの実行が可能であって、リクエスト受信に適したネットワーク化されたコンピュータあるいはコンピュータ群である。コンテンツサービス107は、本発明の利点をそれぞれ達成する実施の態様のいくつかに関連したり、これらによって制御されたりしてもよい。一例として、コンテンツサービス107はコンテンツ提供者205によって所有され、制御を受けるようにしてもよい。別の例として、コンテンツ提供者205に対する追加サービスとして、発行機関105によってコンテンツサービス107を提供することも可能である。さらに、コンテンツ提供者205は情報を直接配布しようとする組織であってもよく、また、配布情報を提供する広告業者のようなサービス組織であってもよい。
【0091】
図2Aは、JからUで示した追加の通信をいくつか示す。コンテンツ提供者205はfindtheDOT201にアプローチして、コンピュータネットワークを介して情報を配信できるように、本発明の多くの形態を利用した手はずを整えてもらう。一実施の態様では、顧客によるDOTの読み出しに対応して情報リクエストを生成できるDOTを配布するためのオプションがいくつかコンテンツ提供者205に供給される。したがって、いくつかの用途については、コンテンツ提供者205に料金を払ってもらうことでDOTの無制限の使用を与えてもよい。あるいは、指定期間や所定の目的に応じて無制限のDOT使用をコンテンツ提供者に認めることもできるし、固定または制限された期間内での使用をDOT毎に認めることもできる。いずれの場合も、コンピュータネットワーク115を介してコンテンツを供給するコンテンツ提供者205は、コンテンツサービス107のコンピュータネットワークアドレスをJの中に示しておく。DOT109の配布に備えて、findtheDOT201はDOTおよびコンテンツインデックス609を印刷するのに必要なデータをKによってコンテンツ提供者205を供給し、DOTコード127または少なくともリクエストのリダイレクト用コンテンツサービスインデックス607、およびコンテンツサービス107のアドレスをLによってDOTサービス103に供給する。DOT印刷に必要なデータをNによって印刷媒体を備えたプリンタに供給し、コンテンツDおよびコンテンツインデックス609をMによってコンテンツサービス107に供給する。図1Aおよび図1Bについて上述したように、顧客がDOT109を獲得できるよう、DOTを備えた印刷媒体207をPによって顧客101に供給したり接点が生じたりするようにする。
【0092】
この時点でDOTは顧客へ配布され、顧客はファインダを使用して情報リクエストを生成できるようになる。上述したように、リクエストBのあと前述のようにFを介してから関連する応答Cが生じるようにしてもよい。あるスケジュールでは、発行機関105は、コンテンツ提供者205によるDOT109の使用に対する許可料を決定するアカウンティングプログラムを実行する。これを実行するために、DOTサービス103はR、すなわち、リクエストデータベース203中のリクエストデータを獲得する。リクエストデータは、料金を課すためにDOTコードの少なくともある部分のテーブルや他のアカウンティングを少なくとも含む。このアカウンティングはSによってfindtheDOT201に提供される。findtheDOT201はデータSを用いて、コンテンツ提供者205に対する請求書Tを作成し、この後、適切な時期に提供者は支払いUで応じる。
【0093】
本発明の別の実施の態様が図2Bに示される。本実施の態様では、findtheDOTがコード使用を監視し、これによって以下のものを含む独自のデータベースを作成する。すなわち、コード獲得時間、周波数、場所、コードのついた媒体、郵便番号、および、最近処理された他のコードが挙げられるが、これらに制限されるものではない。データベースへのアクセスは、コードの有用性を改善したり、他の計測技術に応用するために提供され、手数料が取られることもある。図2Bの実施の態様は、クライアント205からの支払いWと引き換えにDOT使用情報Vを提供するfindtheDOT201を例示する。
【0094】
図2の実施の態様の代わりとして、本発明の範囲内の注目すべき実施の態様では、DOTサービス103またはfindtheDOT201がおそらく料金を取ってコンテンツサービス107を主催し、その実施の態様では、コンテンツ提供者205がコンテンツサービスのアドレスの代わりに実際のコンテンツを相手方に供給することになる。別の実施の態様では、変更を受けずに他の2つのサービスに送られるデータを通信Kが提供する。このような場合、Kのデータは通過して直接コンテンツサービス107に送られ(M)、DOTを備える印刷媒体207を製作する印刷サービスに送られる(N)。
【0095】
本発明の様々な態様では、図1および図2の実施の態様を多数の様々なサービスおよび顧客にまで広げることが可能である。本明細書およびルビン等の記載に示されるようなDOTコードは、1019を越える独自のコードを表わすことができる。また、コードは様々な印刷媒体上に容易に複製できるように設計されている。DOTコードのこれらの特徴は、市場規格に適応でき、至るところに広める場合にも適しているという効果がある。多くの独自なコードを本発明と合わせて使用するときは、以前に使用したコードを用いてもよい(再使用である必要はない)。さらに、図1および図2の実施の態様は、複数の顧客101および複数のクライアント205に容易に拡張できる。さらに、DOTサービス103は多くの異なるDOTサービスを含んでもよく、それぞれDOT全体の一部を扱う。例えば、findtheDOT201は、クライアントとしての役割をする個人に対し名刺上でのDOT使用を無料無期限で発行することにより、DOTの使用を推進してもよい。これらのDOTに対応するリクエストを別のDOTサービスへ送信するためのコードをDOT自体の中に埋め込んでおいてもよい。
【0096】
図7は、コンテンツリクエストを実行する様々な工程を示す本発明の第1の実施の態様のフローチャートである。図7は、前述の方法のうちいくつかを連続して示す。ボックス703では、顧客101がDOT109をタップしてDOTコード127を獲得する。ボックス705では、DOTコード127および顧客アドレス125を含むリクエストBを顧客101がDOTサービス103へ送信する。リクエストBのほかにも、図示していないプライバシを制御する顧客設定および本発明の他の特徴がある。リクエストBを送ると次に、ボックス707が示すように、顧客101が確認に備えてDOTコード127を格納する。これはオプションの工程で、そこでは、後にくる確認信号Fからの確認に備え、DOT109に関するデータをファインダ117あるいは電子デバイス類113に格納する。格納データは、リクエストの送信回数の制限や制御のために用いることができ、電子デバイス類113またはファインダ117のような様々なエレクトロニクス機器にデータを格納しておいて、リクエストされた情報の送信を確認するために格納データを使用することもできる。
【0097】
ボックス709では、DOTサービス103は、DOTコードの少なくとも一部および顧客アドレス125を適切なコンテンツサービス107に送る。ボックス711では、DOTサービス103が顧客101のもとへ確認Fを送る。ボックス713では、DOTサービス103が後に使用するために少なくともDOTコードを格納する。DOTサービス、あるいは別の関連するサービスは、請求書、品質管理、およびクライアントと顧客とのやりとりをねらいとするデータを保持する。ボックス715では、コンテンツサービス107はコンテンツを生成し、顧客101へDコンテンツを送る。ボックス717では、コンテンツサービス107は、許可があれば、DOTコードおよび顧客情報を後に使用するために格納する。
【0098】
別の一般的な実施の態様
顧客101とDOTサービス103とコンテンツサービス107との間を流れるデータのさらに徹底した範囲を示す第2の実施の態様を以下に示す。これらすべては請求された発明の範囲内にはいる。特に、第2の実施の態様では、顧客と様々なサービスとの間でやりとり可能なデータの範囲のうちのいくらかを例示する。
【0099】
図8は、本発明の範囲内の顧客とDOTサービスとコンテンツサービスとの間で配信および伝達可能なデータの範囲を例示する本発明の第2の実施の態様のブロック図である。リクエストB’が、DOTコード127、品質管理データ611、ファインダID613、顧客設定619、獲得タイムスタンプ621、ポータルタイムスタンプ623、および顧客アドレス125のような図6DのDOTデータを含む。さらに、第2の実施の態様によるリクエストB’は、ファインダから得られる他のデータを含み、例えば、ソフトウェアとハードウェアのバージョン、プライバシレベルを制御するためのプライバシ優先設定、リクエストの共通受信の許可、およびバッテリーパワーの蓄積量が挙げられるが、これらに制限されるものではない。リクエストB’は、人口統計学的な情報、プライバシレベル、および購入の認可など特定の顧客情報をさらに含む。転送リクエストC’は、コンテンツインデックス609、獲得タイムスタンプ621、ポータルタイムスタンプ623、顧客アドレス125、および顧客情報625のような第1の実施の態様からの情報を含むように手配されている。さらに、転送リクエストC’は、B’に供給された情報のうちプライバシレベルの必要条件を満たす情報いずれをも含むことができる。
【0100】
図9は、図8のブロック図に対応するDOTサービスを介するデータの流れを示すブロック図である。DOTサービス103’はリクエストB’を受信し、そこに含まれているデータがいくつかの経路へ進む。経路9−1は、通信プログラム907によって、顧客アドレス125およびDOTコード127を組み合わせて確認F’を作成する。経路9−2は、転送リクエストC’を送る場所を決める。特に、ルックアップテーブル901は、DOTコード127のコンテンツサービスインデックス607部分に対応するコンテンツサービス107のアドレスを決定するために提供されている。コンテンツサービス107のアドレスは、通信プログラム909により適切なリクエストB’データと組み合わさって転送リクエストC’としてコンテンツサービス107に送信される。DOTデータベース903および品質管理データベース905は、その場で使うためのまたは後の工程のための情報を保持する。品質管理データベース905は、発明の様々なコンポーネントの機能を決定するために使用される一方、DOTデータベース903は意図するところがリクエストデータベース203に類似している。本発明のオペレーションに役立つために使用できる図8および図9にも示している追加データとして顧客101への通知があり、ファインダ117のバッテリーパワーレベルやB’のソフトウェア修正部分に基づいてバッテリー低下やアップデートソフトウェアの必要を知らせたり、品質管理データに基づくファインダの不適切な作動および再調達の必要の決定を知らせたり、顧客101がファインダを適切に作動させる上で問題が生じたときに適切な使用へのガイダンスを提供したりする。
【0101】
図10は、図8のブロック図に対応するコンテンツサービスを介してデータおよび情報の流れを示すブロック図である。本発明によるコンテンツサービス107の主要な動作は、適切なコンテンツをコンテンツジェネレータ1001内で決定し通信プログラム1003によって顧客101へ戻すことである。適切なコンテンツは様々あり、それらのいくつかを本明細書で簡単に述べる。リクエストC’に対する単純な応答は各顧客101に同じコンテンツD’を供給することである。これは、供給されたアドレス125へ一連のコンテンツD’を転送する以外は、コンテンツジェネレータ1001側の動作をほとんど必要としない。この応答以外に、リクエストC’から供給された情報を用いて、コンテンツジェネレータ1001の動作をさらに複雑にしたものもある。このような場合、コンテンツD’は、リクエストの場所、顧客の統計、または時刻によって決まるようにしてもよい。さらに、コンテンツサービス107がコンテンツサービス/DOTデータベース1005に顧客に関する情報を格納することを顧客101が許可してもよいし、顧客がコンテンツサービスに対して提供情報を直接あるいは第三者を介して提供してもよく、その後、コンテンツサービスは、過去のリクエストに基づいて新しい応答を形成するために、それらを使用することができる。別の方法では、コンテンツサービス107’のいずれかまたはDOTサービス103’のオペレーション部分に任意の要素を組み込んで、多様なものを顧客に供給したり、特定の顧客にゲームの機会や無作為に賞品を提供するなど、異なる時に異なる応答を顧客に提供するように応答を決定する。
【0102】
特定の実施の態様
本発明の特定の用途および実施の態様を以下に示す。これらの例は、本発明の方法およびシステムを利用できる多くの用途の例示となることを意味する。後述の実施の態様のいずれかと上述の実施の態様の様々な特徴または動作とを組み合わせることで本発明の範囲内に完全に含まれる他の実施の態様を生成することは当業者であれば明らかなことである。
【0103】
これらの別の実施の態様のいくつかについて、提供される情報のタイプから考えることができる。このタイプとしては、電子メール、ウェブページ、または文書処理プログラム用ファイルのような文書、ウェブページへのリンク、または連絡やアポイントメントのようなデータベース情報、あるいはコンピュータ支援設計プログラム、ワードプロセッサ、辞書、シソーラス、シミュレータ、ゲーム、設計プログラムまたは編集プログラムのようなプログラムで用いられるイメージフィルタが挙げられるが、これらに制限されるものではない。コンピュータあるいは他の電子デバイスのオペレーションを変更することができる情報としては、実行可能プログラム、構成仕様、嗜好に関する仕様、およびスクリプトが挙げられるが、これらに制限されるものではない。
【0104】
さらに、リクエストが購入を生成したことを承認したり、印刷物あるいは電子形式のものを顧客に返送して取引を完了させたり取引の完了につながる一連の事象の中で返送することによって、供給発注、再発注、または購入に関する情報を提供するなどの販売促進を行うように、機械可読コードの付いたオブジェクトに情報を関連づけてもよい。
【0105】
本発明の使用および受け入れを支援する他のコードの実施の態様も可能である。したがって、コードの一般的な丸い外観を変えて、コードの関連する用途をさらに明瞭に示すことができる外観に図6AのDOTコードを変更することもできる。コードの外観の変更例として、オブジェクト購入を示すドル記号、情報獲得を示す疑問符、およびオブジェクトに関する学習を示す本の形が挙げられるが、これらに制限されるものではない。本発明の他の実施の態様も様々な他の設定で使用することができる。例えば、郵便物のあて先やかかる送料の設定、コンテンツ決定や期限切れ日の決定、または在庫管理を行う包装品の設定、認証コード化、セキュリティコード化、または暗号化ファイルのためのソフトウェアの設定、アイテム購入の商取引の設定、オーディオデバイスを制御する電子設備の設定、およびテストの答えの特定、投票、世論調査、国勢調査、在庫目録、または市場調査のための様々なデータ収集オペレーションの設定などがある。
【0106】
本発明の方法およびシステムの範囲内にある多くの特定の実施の態様のうち少しではあるが以下に示す。
【0107】
名刺
本実施の態様では、DOTを名刺での使用にあてている。DOTを獲得すると、連絡情報やさらなる企業情報のように名刺に固有の情報を送ってもらうようリクエストする。コンテンツは、顧客のコンピュータ上のソフトウェアと動作し顧客の連絡用データベースへ連絡情報をインストールするプログラムを含むことができる。
【0108】
リーダレスポンス
本実施の態様では、ポータブルファインダを使用してDOTを獲得し、これによって、リーダレスポンスカードシステムと同様に、情報をリクエストする。
上述したように、コンテンツサービスはDOTの使用に対して支払いをし、応答の数および情報の使用の制限に同意する。通常リクエスト一つ当たり一つのコンテンツがあると考えられるが、配信されるコンテンツを一つのリクエストが複数作り出すということを関連する印によって明示している場合、複数のコンテンツも可能である。顧客はDOTを得て、第1と第2の実施の態様に記載されるような電子デバイス類を使用して、リクエストを生成することができる。DOTサービスまたはコンテンツサービスのいずれかは、転送リクエストが受信されたあと短期間内で応答してもよいし、多くのリクエストに対し集約応答を同時に生成してもよい。別の実施の態様では、DOTコードの一部がリクエストに対して集約応答を生成することを明示し、したがって応答は集約される。
【0109】
顧客は時間のあるときにリクエストされた情報をチェックすることができる。使用が容易な軽量ポータブルファインダを用い、電子メールのようなよく知られている方法を使用して再取出可能な情報にすれば、本方法の受け入れがはかどる。さらに、本発明のプライバシに関わる利点は、特に第2の実施の態様に記載のように、これらの方法の受け入れおよび使用を支援するので、非常に重要である。第1の別の実施の態様では、顧客101が、コンテンツサービス107’が保持できる情報はないと指定する。発行機関105との同意によって、コンテンツサービス107’はいかなる顧客情報も保持しない。第2の実施の態様では、ファインダ117は、顧客情報の保持の拒否や許可を顧客101がアクティブにできるプライバシ設定を有する。第3の別の実施の態様では、ファインダ117は、クレジットカード番号をコンテンツサービス107’に転送することを許可するプライバシ設定を有する。クレジットカード番号およびプライバシ設定は、DOTサービス103または電子デバイス類113中で解釈することができる。
【0110】
別の実施の態様は、リクエストされた情報の集約のために、ウェブサイトとして構成されるホスティングポータルを使用する。このとき、顧客は、任意のインターネット接続からホスティングポータルに着くと、リクエストされた情報を見て、編集し、かつこれに応答することができる。本実施の態様は、顧客が実際にどこにいるのかわからないのでプライベート性が高く、任意のインターネット接続からアクセスすることができるので便利であり、顧客は自分のマシンにコンテンツを維持する必要がないという利点を有する。ホスティングポータルサービスの他の利点は、提供されるコンテンツに基づいて顧客に目的の情報を提供できるということである。
【0111】
カタログ
本実施の態様では、販売用オブジェクトについているDOTおよびDOTの獲得を利用して、顧客や販売アソシエートが買い物支援として使用できるアイテムカタログをまとめる。本実施の態様の一例では、顧客101が複数のDOTを獲得し、複数の実行されたリクエストをカタログの形でウェブサイト上に集める。ウェブサイトからは、顧客と同様カタログを見ることができる販売アソシエートにアクセスできる。カタログを複数回見ることでより効率的な買い物が可能になり、販売アソシエートおよび顧客の両方が在庫情報および付属情報にアクセスでき、より効率的な買い物を可能にする。
【0112】
再注文およびカタログ用またはインデックス付き写真
本実施の態様では、コンテンツサービス107が写真の現像者に関係している。顧客の写真を現像するときに、写真の端や後ろに、あるいはベタ焼きの上の個々の写真と並行してDOTを置く。また、デジタル化された写真のデータベースを一年など所定の期間保持しておく。写真の再プリントをしてもらう注文を際に、顧客101は特定の写真と関連付けられたDOT109を獲得する。コンテンツサービス107は、電子メール、ウェブベース、またはインスタントメッセージを基にした再注文情報を有するコンテンツDで答える。顧客101が注文されているものを確認できるように、写真のサムネール版を含めるようにしてもよい。顧客は、支払い情報を備えた注文フォームを出してもよいし、注文フォームの提出のときに支払いが行なわれるよう手配済みのアカウントをもっていてもよい。
【0113】
全地球測位システム
本発明の特定の別の例は、全地球測位システム(GPS)と協同する指示を提供するコードの使用である。顧客101には、実際の住所に関連付けられたコードが供給される。DOT109は地図あるいは他の印刷媒体上に示すことができ、地図、リスト、または登録簿などこれらに制限されるものではないが、様々な方法のいずれかによって編成可能である。GPSは(有線)ファインダ内に構築することができ、または無線ファインダで通信できる。ファインダのコード獲得によって、GPSが指示を受け、適切な指示を提供する。このアプリケーションについては、コード入力を受理するスタンドアロンシステムをGPSが形成でき、GPS以外のコンピュータへのネットワーク接続が必要でなくなることもある。
【0114】
赤外線に基づく携帯電話通信
世界には、赤外線通信機能を有する携帯電話が一般的な地域がいくつかある。一方、思うままにインターネットに接続できる人は少ない。本発明の方法および装置は、これらのような状況で情報を提供する有用な方法を提供する。ファインダ117は、電子デバイス113の役割をする携帯電話と通信するために、(図1Aの通信AおよびGのような)赤外線通信機能を備えている。このとき、通信B、EおよびFは携帯電話通信として進められる。
【0115】
他の特定の実施の態様
本発明には、オブジェクトまたは人の識別に対する用途が他にも多くあり、特に、在庫目録やカタログを編纂したり国勢調査や世論調査を行うために使用される。特定の一実施の態様では、データベースを編纂したい索引作成者が費用を負担してコードの読み出しを行う。コードの獲得の結果、メッセージが索引作成者に送られ、アイテム集計数、タイプ、獲得時間などの索引作成者用データベースを更新するために使用される。
【0116】
さらなる実施の態様は、ドキュメンテーションを自動化するためにコードを使用することを含む。本実施の態様では、コードを獲得することにより、ドキュメンテーションに記載された動作が、コンピュータ、PDA、携帯電話、または他のネットワーク接続した電子設備上で実行される。特定の一実施の態様では、コード読み出しが行われると、電話番号を入力し、その後ファックスとして電子デバイス上に書類が送られる。別の特定の実施の態様では、コード読み出しが行われると、電話および名前の記録がすべて電話からデータベース中の格納用コンピュータへ送られる。別の実施の態様では、マクロをコードによって顧客に送り、その後、顧客は文書処理プログラムと共にそのマクロを使用して文書の書式設定をする。
【0117】
本明細書に記載のいくつかの実施の態様に加えて、本発明の方法および装置は様々な他の実施の態様の中で使用することができる。これらの中には、ゲームで使用したり、ネットワークを介するファインダ同士の通信や、ファインダ同士の間の通信で使用したり、スタンドアロンの情報デバイスとして使用したりすることが挙げられるが、これらに制限されるものではない。また、情報デバイス類には、本のコンテンツに関係する付加的なオーディオや視覚的情報をファインダが顕現させるために使用される本/CD−ROMの組合せが挙げられるが、これに制限されるものではない。
【0118】
結論
以上、本発明を特定の実施の態様に関して説明してきた。当業者であれば、ここで述べてきた明細書、請求項、および図について熟考したり、本発明の方法およびシステムの用途を通じて熟考すれば、これらの実施の態様および他の実施の態様の変形が可能であることは明らかである。したがって、本発明は特定の実施の態様の論述によって制限を受けるものではない。本明細書に記載の例および実施の態様は実例だけを目的とするものであり、それらの点から様々な修正あるいは変更が当業者により提示され、これらのものが本明細書の精神および範囲および添付された請求項の範囲内に含まれることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
本発明の第1の実施の態様を例示するブロック図であり、顧客が機械可読コード(「DOT」)を獲得する結果として、顧客がコンピュータネットワークを介して情報を得ることが示されている。
【図1B】
顧客が制御する図1Aの電子デバイス類を例示するブロック図である。
【図2A】
発行機関と、一つのクライアントと、顧客との間の相互関係を詳細に示す第1の実施の態様のブロック図である。
【図2B】
発行機関と、一つのクライアントとの間の相互関係を詳細に示す別の実施の態様のブロック図である。
【図3】
リクエストの獲得、送信、および通信を示す第1の実施の態様の顧客の観点から示す略図で、ここではDOTコード、ポータブルファインダおよび様々なサービスへの通信が示されている。
【図4】
印刷物に組み込まれる機械可読コードの本発明の実施の態様のいくつかに係る一実施の態様であり、本発明を推進するために機械可読コードは設けられていることが示されている。
【図5】
機械可読コードを読み出して情報リクエストを生成するために使用可能なポータブルファインダの本発明に係る第1の実施の態様である。
【図6A】
第1の実施の態様のDOT機械可読コードの詳細図であり、DOTは64ビットデータを格納でき、本発明の使用に特に適したものである。
【図6B】
図6AのDOT中の64ビット数に対応するDOTコードの詳細図であり、DOTコードの様々なインデックスが例示されている。
【図6C】
図6AのDOTコードを組み込んだファインダからの信号の詳細図であり、信号の様々なインデックスが例示されている。
【図6D】
図6AのDOTコードを組み込んだリクエストの詳細図であり、リクエストの様々なインデックスが例示されている。
【図6E】
図6AのDOTコードを組み込んだ転送リクエストの詳細図であり、転送リクエストの様々なインデックスが例示されている。
【図7】
コンテンツリクエストを実行する様々な工程を示す本発明の第1の実施の態様のフローチャートである。
【図8】
本発明の範囲内において顧客とDOTサービスとコンテンツサービスとの間で送信および伝達可能なデータの範囲を例示する本発明の第2の実施の態様のブロック図である。
【図9】
図8のブロック図に対応したDOTサービスを介するデータの流れを示すブロック図である。
【図10】
図8のブロック図に対応したコンテンツサービスを介してデータおよび情報の流れを示すブロック図である。

Claims (174)

  1. 特定の光学標識に埋め込まれたバイナリコードを顧客が電子的に送信することを受けて、前記顧客によってリクエストされたコンテンツを電子的に提供する方法であって、
    前記バイナリコードは、前記リクエストされたコンテンツを提供するサービスを決定するDOTサービスにインターネットを介して送られ、
    前記DOTサービスは前記決定されたコンテンツサービスに前記バイナリコードを提供し、
    前記決定されたコンテンツサービスは、前記顧客が後に検索を行えるメッセージサービスによって、前記DOTコードに対応するコンテンツを前記顧客に提供することを特徴とする方法。
  2. 前記特定の光学標識は、コンテンツ提供者による使用のためにビジネスエンティティによって前記バイナリコードが割り当てられ、
    前記バイナリコードは、前記顧客に送られる特定のコンテンツを識別するために使用され、
    前記ビジネスエンティティは次の仕方の少なくとも一つによって前記コンテンツの生成者によって支払ってもらい、該仕方は、
    a)時間に関しては制限があるか制限のない、無制限使用に対して支払うこと、あるいは
    b)顧客のコンテンツリクエスト数に基づいて支払うことであり、
    前記ビジネスエンティティは、リクエストを受信して、前記コンテンツ提供者へ前記リクエストをリダイレクトするDOTサービスを提供することを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記バイナリコードは、前記光学標識の上でファインダをタップして得られることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 特定の光学標識に埋め込まれたバイナリコードを顧客が電子的に送信することを受けて、前記顧客によってリクエストされたコンテンツを電子的に提供する方法であって、
    前記特定の光学標識は、コンテンツ提供者による使用のためにビジネスエンティティによって前記バイナリコードが割り当てられ、
    前記バイナリコードは、メッセージサービスによって前記顧客に送られる特定のコンテンツを識別するために使用され、
    前記ビジネスエンティティは次の仕方の少なくとも一つによって前記コンテンツの生成者によって支払ってもらい、該仕方は、
    a)時間に関しては制限があるか制限のない、無制限使用に対して支払うこと、あるいは
    b)顧客のコンテンツリクエスト数に基づいて支払うことであり、
    前記ビジネスエンティティは、リクエストを受信して、前記コンテンツ提供者への前記リクエストをリダイレクトするDOTサービスを提供することを特徴とする方法。
  6. 前記バイナリコードは、前記光学標識の上でファインダをタップすることによって得られることを特徴とする請求項5記載の方法。
  7. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項5記載の方法。
  8. 特定の光学標識に埋め込まれたバイナリコードを顧客が電子的に送信することを受けて、前記顧客によってリクエストされたコンテンツをメッセージサービスによって電子的に提供する方法であって、前記バイナリコードは、前記光学標識の上でファインダをタップすることによって得られることを特徴とする方法。
  9. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 特定の光学標識に埋め込まれたバイナリコードを顧客が電子的に送信することを受けて、前記顧客によってリクエストされたコンテンツを電子的に提供する方法であって、前記メッセージシステムは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする方法。
  11. 顧客のコンテンツリクエストを実行する方法であって、
    ファインダで一つ以上のリクエストを生成することを備え、前記一つ以上のリクエストのそれぞれは前記リクエストを実行するためのコンテンツサービスに関連付けられ、前記一つ以上のリクエストのそれぞれはファインダで詠み出し可能な機械可読コードに個々にエンコードされ、
    前記一つ以上のリクエストのそれぞれおよびアドレスに関連付けられた顧客情報をDOTサービスへ提示し、
    前記一つ以上のリクエストのそれぞれに対して、
    前記リクエストおよび前記リクエスト実行のためにのみ使用される前記アドレスを表すサーバ情報を前記関連付けられたコンテンツに転送し、前記リクエストされたコンテンツを前記コンテンツサービスからメッセージサービスによって前記アドレスで受信することを備えることを特徴とする方法。
  12. 前記提示は、インターネットを介して通信することを含むことを特徴とする請求項11記載の方法。
  13. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項11記載の方法。
  14. リクエストした情報を顧客へ供給する方法であって、
    発行局の認可の下で、
    少なくとも一つのコンテンツ提供者のそれぞれに対して一つ以上の機械可読コードの割り当てを認可することを備え、前記割り当てられた機械可読コードのそれぞれは、前記少なくとも一つの認可されたコンテンツ提供者に関連付けられ、前記割り当てられた機械可読コードのそれぞれは、情報リクエストに関連付けられ、前記少なくとも一つのコンテンツ提供者のそれぞれの情報は、関連するコンテンツサービスから入手可能であり、
    前記一つ以上の割り当てられた機械可読コードの使用に対し前記関連付けられたコンテンツ提供者から収集可能な値を付与することを備え、
    前記発行局の認可の下のDOTサービスの動作において、
    アドレスを有する顧客から一つ以上のリクエストを受信することを備え、前記一つ以上のリクエストのそれぞれは、前記一つ以上の割り当てられた機械可読コードの少なくとも一部の受信に関連付けられ、
    前記リクエストおよびメッセージサービスによって前記リクエストに応答する目的で用いられる前記アドレスを、前記受信されたリクエストに関連する前記コンテンツサービスのそれぞれに供給することを備えることを特徴とする方法。
  15. 前記値の付与は、次の仕方の少なくとも一つによるものであり、該仕方は、
    a)時間に関しては制限があるか制限のない、無制限使用に対して支払うこと、あるいは
    b)顧客のコンテンツリクエスト数に基づいて支払うことを特徴とする請求項14記載の方法。
  16. 前記バイナリコードは、前記光学標識の上でファインダをタップすることによって得られることを特徴とする請求項14記載の方法。
  17. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項14記載の方法。
  18. 前記コンテンツサービスは、前記発行局の認可の下で顧客情報を蓄積することを特徴とする請求項14記載の方法。
  19. 前記応答することは前記発行局の制御の下で所定の数の応答からなることを特徴とする請求項14記載の方法。
  20. 前記所定の数の応答は一つの応答であることを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 前記所定の数の応答は複数応答であり、前記複数の応答は前記リクエストに関連付けられることを特徴とする請求項19記載の方法。
  22. 前記値の付与は、次の仕方、すなわち、時間制限をつけるかつけない仕方の少なくとも一つに基づき、前記認可されたコンテンツ提供者の前記機械可読コードの無制限使用に対する値を与えることを特徴とする請求項14記載の方法。
  23. 発行局の認可の下に、前記認可されたコンテンツ提供者に伴う前記一つ以上の機械可読コードの少なくとも一つに対するリクエストの数を追うことをさらに備え、前記値の付与は、前記リクエスト数に基づいて値を付与すること特徴とする請求項14記載の方法。
  24. 前記リクエスト受信は、ファインダで前記機械可読コードを獲得し、前記DOTサービスに前記獲得した機械可読コードを通信することを含むことを特徴とする請求項14記載の方法。
  25. 前記獲得は、前記ファインダと前記機械可読コードとの間でタップ動作を含むことを特徴とする請求項24記載の方法。
  26. 前記通信は、前記ファインダからベースユニットまで無線通信によって通信し、前記ベースユニットから前記DOTサービスまでコンピュータネットワークによって通信することを含むことを特徴とする請求項24記載の方法。
  27. 前記コンピュータネットワークはインターネットを含むことを特徴とする請求項25記載の方法。
  28. 前記リクエストの前記供給は、顧客が認可した情報を供給することを含むことを特徴とする請求項14記載の方法。
  29. 前記リクエストの前記供給は、受信情報を供給することを含むことを特徴とする請求項14記載の方法。
  30. 1人以上の顧客によって読み出される複数の機械可読コードの使用を制御する方法であって、読み出される前記複数の機械可読コードのそれぞれが一つ以上のコンテンツ提供者からの情報に対する一つのリクエストを生成し、前記方法は、
    前記複数の機械可読コードの使用を監視することを備え、前記使用は顧客の制御下でファインダにより前記機械可読コードを前記対応するリクエストに変換することを含み、前記監視は、
    前記一つ以上のコンテンツ提供者のそれぞれに前記一つ以上の機械可読コードの個々を使用することを認可することを含み、前記一つ以上の機械可読コードのそれぞれは、前記一つ以上のコンテンツ提供者のうちの一つからの情報と関連付けられ、前記一つ以上のコンテンツ提供者のそれぞれは関連するコンテンツサービスからの前記情報を提供するよう手配し、
    前記一つ以上のリクエストを受信し、且つ前記一つ以上のリクエストと顧客情報との少なくとも一部を前記関連するコンテンツサービスへ転送するDOTサービスを提供することを含み、前記顧客情報は前記リクエストを実行するための顧客アドレスを含み、
    前記関連付けられた機械可読コードの使用に対し前記一つ以上のコンテンツ提供者から集められる値を決定することを含むことを特徴とする方法。
  31. 前記値の前記決定は、次の仕方、すなわち、時間制限をつけるかつけない仕方の少なくとも一つに基づき、前記関連付けられたコンテンツ提供者の前記機械可読コードの無制限使用に対する前記値を決定することを特徴とする請求項30記載の方法。
  32. 前記監視は、前記関連付けられたコンテンツ提供者に伴う前記一つ以上の機械可読コードの少なくとも一つに対するリクエストの数を追うことをさらに備え、前記値の前記決定は、前記リクエスト数に基づいて前記値を決定することを特徴とする請求項30記載の方法。
  33. 前記使用は、さらに、
    前記機械可読コードの前記少なくとも一部に対応する前記リクエストを前記ファインダ中で生成し、
    コンピュータメモリに前記リクエストを格納し、
    前記DOTサービスに前記リクエストを通信することを含むことを特徴とする請求項30記載の方法。
  34. 前記リクエストの前記通信は、
    前記ファインダからベースユニットまで前記リクエストを通信する第1の通信を含み、前記第1の通信は無線通信を含むものであり、
    前記ベースユニットからポータルデバイスまで前記リクエストを通信する第2の通信を含み、
    前記ポータルデバイスから前記対応するDOTサービスまで前記リクエストを通信する第3の通信を含み、前記第3の通信はインターネット通信を含むものであることを特徴とする請求項33記載の方法。
  35. リクエスト毎にコンテンツに対する応答を一つ顧客に提供する方法であって、
    ファインダから前記一つ以上のリクエストのそれぞれに対応付けられているDOTサービスへリクエストを一つ以上受信させることを備え、前記ファインダはある表面についた機械可読コードの少なくとも一部からリクエストを生成し、前記ファインダは、前記対応付けられているDOTサービスのそれぞれと通信するために前記リクエストおよびエレクトロニクス機器に関連する情報を格納するコンピュータメモリを有し、前記一つ以上のリクエストのそれぞれの受信は、
    前記ファインダおよび前記機械可読コードをタップすることにより前記リクエストを獲得し、
    前記対応付けられているDOTサービスに前記リクエストを通信することを含み、
    前記一つ以上のリクエストの少なくとも一つに対して、
    前記リクエストにコンテンツサービスを関連付け、
    前記関連付けられたコンテンツサービスに前記リクエストを供給し、
    前記リクエストに対応付けられている前記コンテンツを決定し、
    メッセージサービスにより前記顧客へ前記コンテンツを提供することを備えることにより、
    前記ファインダで一つ以上の可読コードを獲得することによって顧客が一つ以上の応答をリクエストすることができるようにし、前記一つ以上の可読コードが、前記顧客に前記コンテンツを供給するための前記関連付けられたコンテンツサービスへ前記対応付けられているDOTサービスを介して通信されるようにすることを特徴とする方法。
  36. 前記コンテンツサービスの前記関連付けは、前記対応付けられているDOTサービスの制御の下で前記コンテンツサービスを関連付けることを特徴とする請求項35記載の方法。
  37. 前記コンテンツの前記決定は、前記対応付けられているDOTサービスの制御の下で前記コンテンツ、前記コンテンツサービス、あるいはこれらの任意の組合せを決定することを特徴とする請求項35記載の方法。
  38. 前記対応付けられているDOTサービスは、前記コンテンツサービスから独立していることを特徴とする請求項35記載の方法。
  39. 前記ファインダは、UPCコードの読み出しに適応していることを特徴とする請求項35記載の方法。
  40. 前記機械可読コードの少なくとも一つは、広告、記事、イベントリスト、カタログリスト、販売用デバイス、マーケティング用デバイス、宣伝用デバイス、名刺、登録簿リスト、辞書、シソーラス、暦、百科事典、参考書籍、クーポン、請求書、封筒、地図、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つに関連していることを特徴とする請求項35記載の方法。
  41. 前記一つ以上のリクエストの少なくとも一つは、住所、かかる送料、認証コード化、セキュリティコード化、暗号化ファイル、顧客への場所案内、コンテンツの決定、期限切れ日の決定、在庫管理の制御、本の中のハイパーリンク情報、アイテム購入、旅行ガイド情報、オーディオデバイスの制御、テストの答えの特定、投票、世論調査、市場調査、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つに関連付けられることを特徴とする請求項35記載の方法。
  42. 前記対応付けられているDOTサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第1のネットワークであり、前記コンテンツサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第2のネットワークであり、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークは少なくとも一つのコンピュータを共有することを特徴とする請求項35記載の方法。
  43. 前記対応付けられているDOTサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第1のネットワークであり、前記コンテンツサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第2のネットワークであり、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークは共通のコンピュータをもたないことを特徴とする請求項35記載の方法。
  44. 前記リクエストは、場所、天気予報、歴史的情報、旅行情報、電話情報、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つのリクエストであることを特徴とする請求項35記載の方法。
  45. 前記メッセージサービスはインスタントメッセージであることを特徴とする請求項44記載の方法。
  46. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項35記載の方法。
  47. 前記メッセージサービスは、第1のメッセージサービスおよび第2のメッセージサービスを含み、前記第1のメッセージサービスはインスタントメッセージであり、前記第2のメッセージサービスは電子メール、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであり、前記第1のメッセージサービスが前記コンテンツを提供し損なった場合、前記第1のメッセージサービスの次に前記第2のメッセージサービスが用いられることを特徴とする請求項35記載の方法。
  48. 前記ファインダは、ファインダ識別を格納し、前記方法は前記ファインダ識別を前記顧客に関連付けることをさらに備えることを特徴とする請求項35記載の方法。
  49. 前記ファインダは、顧客の嗜好に対応付けられる顧客の嗜好設定を有し、前記方法は前記顧客の嗜好設定を受信することをさらに備え、前記一つ以上のリクエストの受信は少なくとも一つの多重になった同一リクエストを受信し、前記顧客の嗜好設定は、前記少なくとも一つの多重になった同一リクエストの通信制御に対する顧客の嗜好を示すことを特徴とする請求項35記載の方法。
  50. 前記ファインダから前記一つ以上のリクエストのそれぞれを受信することは、さらに、
    予めメモリに格納されたコードと前記コードとを比較し、
    前記獲得されたコードが予め格納されていたものの場合、リクエストを生成せず、
    同じコンテンツに対し複数のリクエストがある場合にリクエストの受信がないようにすることを特徴とする請求項35記載の方法。
  51. 前記コンテンツサービスの前記関連付けは、明らかに任意である関連付けプロセスによって前記コンテンツサービスを関連付けることを特徴とする請求項35記載の方法。
  52. 前記コンテンツの前記決定は、明らかに任意である決定プロセスによって前記コンテンツを決定することを特徴とする請求項35記載の方法。
  53. 前記一つ以上の可読コードのそれぞれは、DOTサービス情報を有する第1のコード部分およびインデックス情報を有する第2のコード部分を含み、前記受信は、前記ファインダ内で前記DOTサービス情報を前記対応付けられているDOTサービスに対応付けることをさらに備え、前記インデックス情報が前記リクエストを備えるように、また前記DOTサービス情報が、対応付けられているDOTサービスのどれが前記リクエストを受信するかを決定するようにすることを特徴とする請求項35記載の方法。
  54. 前記ファインダから前記一つ以上のリクエストのそれぞれを前記受信することは、さらに、
    前記ファインダで前記機械可読コードの前記少なくとも一部に対応する前記リクエストを生成し、
    前記コンピュータメモリに前記リクエストを格納し、
    前記リクエストの前記通信は、前記コンピュータメモリから通信することを特徴とする請求項35記載の方法。
  55. 前記リクエストの生成は、前記可読コードの少なくとも一部からバイナリコードを生成することを特徴とする請求項54記載の方法。
  56. 前記バイナリコードは64ビット数であることを特徴とする請求項55記載の方法。
  57. 前記ファインダから前記一つ以上のリクエストのそれぞれを前記受信することは、前記コードの前記一部を使用して、前記リクエスト生成には使われないファインダ属性ビットを生成することをさらに含み、前記ファインダ属性ビットは1ビット以上であり、前記ファインダ属性ビットは、前記リクエストを生成する属性を決定することを特徴とする請求項54記載の方法。
  58. 前記リクエストの前記通信は、
    前記ファインダからベースユニットまで前記リクエストを通信する第1の通信を含み、前記第1の通信は無線通信を含むものであり、
    前記ベースユニットから、ポータルデバイスに以前通信されたことがあるリクエストを格納するポータルデバイスメモリを有する前記ポータルデバイスまで前記リクエストを通信する第2の通信を含み、前記第2の通信はインターネット通信を含むものであり、
    前記リクエストが以前に前記ポータルデバイスに通信されたかどうかを決定することを含み、
    前記リクエストが以前に前記ポータルデバイスに通信されたことがある場合、前記対応付けられているDOTサービスに前記リクエストを通信せず、
    同じコンテンツに対する複数のリクエストが前記DOTサービスに提供されないようにすることを特徴とする請求項54記載の方法。
  59. 前記リクエストの前記通信は、
    前記ファインダからベースユニットまで前記リクエストを通信する第1の通信を含み、前記第1の通信は無線通信を含むものであり、
    前記ベースユニットからポータルデバイスまで前記リクエストを通信する第2の通信を含み、
    前記ポータルデバイスから前記対応するDOTサービスまで前記リクエストを通信する第3の通信を含み、前記第3の通信はインターネット通信を含むものであることを特徴とする請求項54記載の方法。
  60. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項59記載の方法。
  61. 前記メッセージサービスは、第1のメッセージサービスおよび第2のメッセージサービスを含み、前記第1のメッセージサービスはインスタントメッセージであり、前記第2のメッセージサービスは電子メール、ウェブサイト、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであり、前記第1のメッセージサービスが前記コンテンツを提供し損なった場合、前記第1のメッセージサービスの次に前記第2のメッセージサービスが用いられることを特徴とする請求項59記載の方法。
  62. 前記無線通信は、無線周波数通信であることを特徴とする請求項59記載の方法。
  63. 前記対応付けられているDOTサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第1のネットワークであり、前記コンテンツサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第2のネットワークであり、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークは共通のコンピュータをもたないことを特徴とする請求項59記載の方法。
  64. 前記対応付けられているDOTサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第1のネットワークであり、前記コンテンツサービスは、一つ以上のコンピュータを備える第2のネットワークであり、前記第1のネットワークおよび前記第2のネットワークは少なくとも一つのコンピュータを共有することを特徴とする請求項59記載の方法。
  65. 前記ポータルデバイスは、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、インターネットアプライアンス、全地球測位システム、携帯情報端末、電話、ページャ、セットトップボックス、ネットワークハブ、モデム、およびインターネット接続ネットワーク上のネットワーク化デバイスからなる群から選択されるウェブ接続可能なデバイスであることを特徴とする請求項59記載の方法。
  66. 前記一つ以上のリクエストの少なくとも一つに対し表示装置上に前記コンテンツを表示することをさらに備え、前記表示装置はインターネットを介して通信可能であり、前記表示装置は前記ポータルデバイスに組み込まれることを特徴とする請求項59記載の方法。
  67. 前記ベースユニットは、前記ポータルデバイスの内部にあることを特徴とする請求項59記載の方法。
  68. 前記ベースユニットは、前記ポータルデバイスの外部であることを特徴とする請求項59記載の方法。
  69. 前記ファインダの顧客に通知することをさらに備え、前記通知は、前記ベースユニットから前記ファインダまで通知信号を通信する第4の通信と、前記ファインダ内での通知生成とを含み、前記通知信号は、前記一つ以上のリクエストの通信のステータスを示すものであることを特徴とする請求項59記載の方法。
  70. 前記通信は、無線通信であることを特徴とする請求項69記載の方法。
  71. 前記ファインダは、ノイズ発生器を含み、前記通知の前記生成は可聴信号を生成することを特徴とする請求項69記載の方法。
  72. 前記ファインダは、視覚表示器を含み、前記通知の前記生成は、視覚信号を生成することを特徴とする請求項69記載の方法。
  73. 前記ステータスは、前記第1の通信のステータスであることを特徴とする請求項69記載の方法。
  74. 通信情報を受信することをさらに備えることを特徴とする請求項59記載の方法。
  75. 前記受信される通信情報は、日にちの受信、時間の受信、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項74記載の方法。
  76. 前記受信される通信情報は、前記一つ以上の可読コードの前記受信に対応したものであることを特徴とする請求項75記載の方法。
  77. 前記受信される通信情報は、前記可読コードの獲得、前記リクエストの生成、前記第1の通信や、前記第2の通信、または前記第3の通信を含む前記リクエストの通信、あるいはこれらの任意の組合せに対応したものであることを特徴とする請求項75記載の方法。
  78. 前記コンテンツサービスの前記関連付けは、前記受信される通信情報に従って前記コンテンツサービスを関連付けることを特徴とする請求項75記載の方法。
  79. 前記前記コンテンツの決定は、前記受信される通信情報に従って前記コンテンツを決定することを特徴とする請求項75記載の方法。
  80. 前記ファインダへリクエスト受取を通信する第4の通信をさらに備え、前記リクエスト受取は前記リクエストの受取成功を示し、
    また、前記受け入れられたリクエストに対応する前記コードを決定し、
    前記ファインダメモリから前記決定されたコードを削除することをさらに備えることを特徴とする請求項59記載の方法。
  81. 前記第4の通信は、前記対応付けられているDOTサービスからのものであることを特徴とする請求項80記載の方法。
  82. 前記第4の通信は、前記関連付けられたコンテンツサービスからのものであることを特徴とする請求項80記載の方法。
  83. 前記一つ以上のリクエストの少なくとも一つに対し、表示装置に前記コンテンツを表示することをさらに備えることを特徴とする請求項35記載の方法。
  84. 前記コンテンツの前記表示は、前記コンテンツに従って前記表示を変更することを特徴とする請求項83記載の方法。
  85. 前記表示装置の前記変更は、前記表示装置上のコンテンツの外観を変更することを特徴とする請求項84記載の方法。
  86. 前記表示装置は、少なくとも一つのコンピュータプログラムを備え、前記表示装置の前記変更は、前記少なくとも一つのコンピュータプログラムの少なくとも一つのオペレーションを変更することを特徴とする請求項84記載の方法。
  87. 前記コンテンツは、実行可能プログラム、構成仕様、嗜好に関する仕様、スクリプト、マクロ、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項86記載の方法。
  88. 前記コンテンツは構造化データであり、前記変更は、前記表示装置にアクセス可能な既存の構造化データベースに前記構造化データを加えることによって変更を行うことを特徴とする請求項84記載の方法。
  89. 前記既存の構造化データベースは、連絡用データベース、アポイントメント用データベース、イメージフィルタ用データベース、あるいはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項88記載の方法。
  90. 前記既存の構造化データベースは、ライブラリデータベースであり、前記追加される構造化データは、コンピュータプログラムが使用するエレメントであり、前記追加される構造化データは、コンピュータ支援設計プログラム、ワードプロセッサ、辞書、シソーラス、シミュレータ、ゲーム、設計プログラム、編集プログラム、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項88記載の方法。
  91. 前記表示装置は、ウェブ接続可能なデバイスであって、前記ウェブ接続可能なデバイスは、パーソナルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、インターネットアプライアンス、全地球測位システム、携帯情報端末、電話、ページャ、セットトップボックス、テレビ、ビデオカセットレコーダ、テレビサーバ、ゴーグル、眼鏡、ヘルメット、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項83記載の方法。
  92. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、またははこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであり、前記コンテンツの前記表示は、前記メッセージサービスと互換性をもつプログラムを使用して前記コンテンツを表示することを特徴とする請求項83記載の方法。
  93. 前記表示装置は、前記ポータルデバイスであることを特徴とする請求項83記載の方法。
  94. 前記ファインダは、リクエストの嗜好に対応するリクエストの嗜好設定を有し、さらに前記方法は前記リクエストの嗜好設定を受信することをさらに備え、前記顧客の嗜好は、前記コンテンツの前記表示と関連する嗜好を示し、前記コンテンツの前記表示と関連する前記嗜好は、リクエスト優先、表示フォーマット、別の表示装置での前記コンテンツの表示、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項83記載の方法。
  95. 前記対応付けられているDOTサービスで顧客情報を受信し、前記関連付けられたコンテンツサービスに前記受信された顧客情報の少なくとも一部を供給することをさらに備えることを特徴とする請求項35記載の方法。
  96. 前記受信コードの少なくともある部分を対応する顧客情報の何らかと関連付けた記録を保持することをさらに備え、前記記録は前記対応付けられているDOTサービスのうちの一つで保持されることを特徴とする請求項95記載の方法。
  97. 前記提供されるコンテンツの少なくともある部分を対応する顧客情報の何らかと関連付けた記録を保持することをさらに備え、前記記録は前記関連付けられたコンテンツサービスで保持されることを特徴とする請求項95記載の方法。
  98. 前記ファインダは、顧客の嗜好に対応する顧客の嗜好設定を有し、さらに前記方法は顧客の嗜好設定をさらに受信することを備え、前記受信される顧客情報の少なくとも一部の前記供給は前記顧客の嗜好によって制御されることを特徴とする請求項95記載の方法。
  99. 前記受信される顧客情報は、名前、年齢、性別、住所、電子アドレス、ファインダ識別、またはこれらの任意の組合せのいずれでもよいことを特徴とする請求項95記載の方法。
  100. 前記コンテンツサービスの前記関連付けは、前記受信される顧客情報のうちの少なくとも何らかの情報に従って前記コンテンツサービスを関連付けることを特徴とする請求項95記載の方法。
  101. 前記対応付けられているDOTサービスに前記受信される顧客情報を格納し、前記受信される顧客情報の少なくとも一部を前記格納された顧客情報から前記コンテンツサービスへ供給することさらに備えることを特徴とする請求項95記載の方法。
  102. 前記コンテンツの前記決定は、前記受信される顧客情報のうちの少なくとも何らかの情報に従って前記コンテンツを決定することを特徴とする請求項95記載の方法。
  103. 前記コンテンツの前記提供は、前記受信される顧客情報のうちの少なくとも何らかの情報に従って前記コンテンツを提供することを特徴とする請求項95記載の方法。
  104. コードを発行することをさらに備え、前記発行されたコードは前記コンテンツに関連付けられる前記可読コードの生成のために使用され、前記発行および前記コンテンツサービスの前記関連付けは共通の組織によって実行されることを特徴とする請求項35記載の方法。
  105. コード発行に対して対価を請求することをさらに備えることを特徴とする請求項104記載の方法。
  106. 前記コード発行に対する前記対価請求は、発行コードあたりの請求、各コード受信あたりの請求、ライセンス契約による請求、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項105記載の方法。
  107. 前記ファインダで前記一つ以上の可読コードの品質管理情報を獲得し、
    前記DOTサービスに前記品質管理情報を通信することをさら備えることを特徴とする請求項35記載の方法。
  108. 前記品質管理情報を分析して前記受信コードの品質状態を決定することをさらに備えることを特徴とする請求項107記載の方法。
  109. 前記受信コードの前記品質状態は、紙品質、紙の白さ、インクの均一性、インクの色、インクのにじみ、イメージの向き、前記ファインダ内での照射の均一性、一時的な照射変化、前記コードと前記ファインダとの間の配置、イメージサイズ、イメージアスペクト比、イメージフォーカス、光学的品質、読み出しエラーのソース、および前記顧客による前記ファインダの配置、または任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項108記載の方法。
  110. 前記受信は、前記品質管理情報の少なくとも一部を前記ファインダ内に格納することをさらに備えることを特徴とする請求項107記載の方法。
  111. 前記受信は、前記ファインダ内に格納するための任意の品質管理情報部分を選択することをさらに備えることを特徴とする請求項107記載の方法。
  112. 前記表示装置の前記変更は、前記表示装置のプログラミングを変更することを特徴とする請求項84記載の方法。
  113. 前記コンテンツは、実行可能プログラムであることを特徴とする請求項112記載の方法。
  114. 前記表示装置は、少なくとも一つの追加の電子デバイスを有するローカルエリアネットワークに接続されることを特徴とする請求項83記載の方法。
  115. 前記少なくとも一つの追加の電子デバイスの実行コマンドを提供することをさらに備えることを特徴とする請求項114記載の方法。
  116. 前記実行コマンドの提供は、前記少なくとも一つの追加の電子デバイスのオペレーションを変更することを備えることを特徴とする請求項115記載の方法。
  117. 前記実行コマンドの提供は、前記少なくとも一つの追加の電子デバイスから情報をリクエストすることを備えることを特徴とする請求項115記載の方法。
  118. 前記電子デバイスは、ビデオカセットレコーダであることを特徴とする請求項115記載の方法。
  119. 前記電子デバイスは、需給計器であることを特徴とする請求項115記載の方法。
  120. コンテンツをリクエストする1−タップ方法であって、
    前記コードの読み出しが可能なファインダで可読コードをタップすることを備え、前記可読コードはリクエストに対応し、前記ファインダは、前記リクエストを実行できるインターネット接続デバイスと無線通信を行い、
    実行されたリクエストをメッセージサービスを介して受け取ることを備えることを特徴とする方法。
  121. 前記リクエストは、台帳へチェックエントリを入れるリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは前記台帳へ前記チェックエントリへの入力のことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  122. 前記リクエストは、データベースへ医療情報を入力するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは、前記医療情報のデータベースへの前記医療情報の入力のことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  123. 前記リクエストは、株式相場または星占いからなる群から選択される情報リクエストであり、前記コンテンツは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、およびこれらの任意の組合せからなる群から選択されるメッセージサービスから得られるメッセージ内に含まれていることを特徴とする請求項120記載の方法。
  124. 前記リクエストはサービスを注文するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは前記サービスの受け取りのことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  125. 前記リクエストは、ファックス送信リクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは前記ファックスの送信のことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  126. 前記リクエストは、コンピュータ上のソフトウェアを構成するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは前記コンピュータ上の前記ソフトウェアの前記構成のことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  127. 前記リクエストは、ビデオカセットレコーダでテレビ番組を録画するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは前記番組の前記録画のことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  128. 前記リクエストは、第1の言語から第2の言語に言葉を翻訳するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは、前記言葉の前記第1の言語から前記第2の言語への前記翻訳のことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  129. 前記リクエストは、製品を注文するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは前記製品の受け取りのことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  130. 前記リクエストは、場所案内、天気予報、歴史的情報、旅行情報、または電話情報からなる群から選択される情報リクエストであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  131. 前記メッセージサービスは、電子メール、インスタントメッセージ、ウェブサイト、およびこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つで、前記リクエストは、言葉のコンテンツの受信またはコンテンツの受信のいずれかの方法により、前記メッセージサービスによって実行されることを特徴とする請求項130記載の方法。
  132. 前記コードは地図上に含まれており、前記リクエストは、前記地図上の前記コードの位置と関連付けられていることを特徴とする請求項130記載の方法。
  133. 前記リクエストは、製品を注文するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは前記製品の受け取りのことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  134. 前記製品は、食物、衣類、本、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せのうちのいずれか一つであることを特徴とする請求項133記載の方法。
  135. 前記リクエストは、データベースへ連絡情報を入力するリクエストであり、前記実行されたリクエストの前記受け取りは、前記連絡用のデータベースへの前記連絡情報の入力のことであることを特徴とする請求項120記載の方法。
  136. 前記コードは、名刺、広告、または登録簿からなる群から選択されるオブジェクト上にあることを特徴とする請求項135記載の方法。
  137. 顧客にコンテンツを提供する方法であって、
    ファインダから対応するDOTサービスのそれぞれへ一つ以上のリクエストを受信させることを備え、前記一つ以上のリクエストのそれぞれはコンテンツリクエストであり、前記一つ以上のリクエストのそれぞれはコードの少なくとも一部に対応し、前記コードは前記ファインダによって読み出しが可能であり、
    前記一つ以上のリクエストの少なくとも一つに対して、
    前記リクエストにコンテンツサービスを関連付け、
    前記関連付けられたコンテンツサービスに前記リクエストを供給し、
    前記リクエストに対応している前記コンテンツを決定し、
    前記リクエストが以前にリクエストされたかどうかを決定し、以前にリクエストされた前記コンテンツが前記決定されたコンテンツと異なるかどうかを決定することを備え、
    前記決定されたコンテンツが変わっていない場合、前記顧客へ前記決定されたコンテンツを提供せず、
    前記リクエストに対応するコンテンツの最新のものだけを前記顧客が受け取るようにすることを特徴とする方法。
  138. コードからの情報に従って方向を提供する方法であって、
    DOTサービスへファインダからリクエストを受信させることを備え、前記リクエストは物理的な場所に関連付けられ、前記リクエストは機械可読コードの少なくとも一部に含まれ、前記ファインダは前記DOTサービスと通信を行うエレクトロニクス機器を有し、前記一つ以上のリクエストそれぞれの受信は、
    前記ファインダおよび前記機械可読コードをタップして前記リクエストを獲得し、
    前記DOTサービスに前記リクエストを通信することを含み、
    前記リクエストにコンテンツサービスを関連付け、
    前記関連付けられたコンテンツサービスに前記リクエストを供給し、
    前記リクエストに対応している前記コンテンツを決定し、
    前記コンテンツを表示装置に表示することを備え、
    前記ファインダで機械可読コードを獲得することによって、顧客は場所に依存する情報をリクエストすることができ、前記場所に依存するコンテンツは、前記表示装置上で前記顧客に示されることを特徴とする方法。
  139. 前記表示装置は、自動車の内部に配置することを特徴とする請求項138記載の方法。
  140. 前記コンテンツの前記決定は、取り外し可能なコンピュータ記憶媒体上に含まれている情報から前記コンテンツを決定することを含むことを特徴とする請求項138記載の方法。
  141. 前記ポータルデバイスは、前記表示装置であることを特徴とする請求項138記載の方法。
  142. 前記DOTサービスは、前記コンテンツサービスであることを特徴とする請求項138記載の方法。
  143. 前記リクエストは、物理的な場所の提示のリクエストであり、前記コンテンツは物理的な場所の提示のことであることを特徴とする請求項138記載の方法。
  144. 前記表示装置は、前記顧客にナビゲーション情報を提供することを特徴とする請求項138記載の方法。
  145. 全地球測位システムから位置情報を受信することをさらに備え、前記コンテンツは前記全地球測位システムから得られるような現在の場所およびリクエストされた場所を示すナビゲーション情報を含むことを特徴とする請求項143記載の方法。
  146. 前記機械可読コードは、物理的な場所を示すものとして提示されることを特徴とする請求項143記載の方法。
  147. 前記機械可読コードは、地図上にあることを特徴とする請求項146記載の方法。
  148. 前記物理的な場所は、所在地住所であることを特徴とする請求項146記載の方法。
  149. 顧客に対してコンテンツ情報を一つ以上のコンピュータのシステムにより実行する方法であって、
    ファインダから対応するDOTサービスへ一つ以上のリクエストを受信させることを備え、前記一つ以上のリクエストのそれぞれは前記ファインダによって読み出し可能な機械可読コードであり、
    前記一つ以上のリクエストのそれぞれに対して、
    前記リクエストに対応する電子アドレスを確立し、
    前記リクエストに関連するプライバシレベルを確立し、
    前記リクエストに対応する前記コンテンツサービスを決定することを備え、前記コンテンツサービスの前記決定は、前記DOTサービスと関連させて決定し、
    前記対応するDOTサービスから前記対応するコンテンツサービスへ前記リクエストおよび前記電子アドレスを送信し、
    前記送信されたリクエストからコンテンツを生成することを備え、前記コンテンツ生成は、前記コンテンツサービスに関連させて生成し、
    前記プライバシレベルに従って前記対応するコンテンツサービスにより顧客情報を保持し、
    前記対応するコンテンツサービスから前記対応する電子アドレスに前記コンテンツを送ることを備え、リクエストされる一つのコンテンツが各受信コードに対して供給され、前記システムによる前記情報の保持は、前記受信されたプライバシレベルのソースによって制御されるようになっていることを特徴とする方法。
  150. 前記機械可読コードは、前記機械可読コードをタップすることにより読み出し可能であることを特徴とする請求項149記載の方法。
  151. 前記一つ以上のリクエストの受信は、前記ファインダからの無線通信を含むことを特徴とする請求項149記載の方法。
  152. 前記機械可読コードは、光学マトリックスコードであることを特徴とする請求項149記載の方法。
  153. 前記DOTサービスは、前記DOTサービスに関連するコンピュータのネットワークであることを特徴とする請求項149記載の方法。
  154. 前記コンテンツサービスは、前記コンテンツサービスに関連するコンピュータのネットワークであることを特徴とする請求項149記載の方法。
  155. 前記リクエストの前記送信は、インターネットを介する送信を含むことを特徴とする請求項149記載の方法。
  156. 前記コードは、機械可読の数字コードであることを特徴とする請求項149記載の方法。
  157. 前記ファインダから前記DOTサービスへ追加情報をさらに受信させ、前記転送アドレスの確立は、前記追加情報と関連して前記対応するDOTサービスによって決定されることを特徴とする請求項149記載の方法。
  158. 前記転送アドレスの確立は、前記対応するDOTサービスによって決定されることを特徴とする請求項149記載の方法。
  159. 顧客情報は、前記顧客、前記一つ以上のリクエストの受信、前記対応するDOTサービス、またはこれらの任意の組み合わせからなる群から選択されるソース群から得られることを特徴とする請求項149記載の方法。
  160. 顧客情報は、前記転送アドレスを含むことを特徴とする請求項149記載の方法。
  161. 前記対応するコンテンツサービスに前記顧客情報を送信することをさらに備え、前記顧客情報は、名前、性別、住所、電話番号、収入、識別番号、郵便番号、統計的に得られる情報、またはこれらの任意の組合せのいずれでもよいことを特徴とする請求項149記載の方法。
  162. 前記プライバシレベルは、得られた顧客情報のすべてを保持できるものであって、前記顧客情報の保持とは、前記顧客情報のいずれの情報も保持することであることを特徴とする請求項149記載の方法。
  163. 前記プライバシレベルは、顧客情報のどれも保持できないものであって、前記顧客情報の保持とは、顧客情報を保持しないことであることを特徴とする請求項149記載の方法。
  164. 前記電子アドレスの前記確立は、前記対応するDOTサービスによって決定されることを特徴とする請求項149記載の方法。
  165. 顧客情報は、前記電子アドレスを含むことを特徴とする請求項149記載の方法。
  166. 前記コードは、光学的にコード化された表面を読み出すことにより決定されるデジタルコードであることを特徴とする請求項149記載の方法。
  167. 前記コードは、64ビット数であることを特徴とする請求項166記載の方法。
  168. 書類の複製の注文を実行する方法であって、前記書類は機械可読コードを含み、前記方法は、
    書類のリクエストを受信することを備え、前記リクエストは前記書類に対応する前記機械可読コードを読み出すことを含み、
    前記提供者に前記リクエストを通信し、
    前記機械可読コードに対応する前記書類を提供することを備えることを特徴とする方法。
  169. 前記書類は、写真であることを特徴とする請求項168記載の方法。
  170. 前記書類を提供する前に前記リクエストを確認することをさらに備えることを特徴とする請求項168記載の方法。
  171. 電子的にコンテンツリクエストを顧客に送るシステムであって、
    一つ以上のコンテンツリクエストの入力に適した電子ファインダを備え、前記一つ以上のコンテンツリクエストのそれぞれは機械可読コードに含まれ、前記電子ファインダは前記一つ以上のリクエストを送信するための無線通信を含み、
    前記電子ファインダから前記一つ以上のリクエストの前記無線による送信を受信し、前記一つ以上のリクエストのそれぞれに対応するDOTサービスの場所を決定し、前記対応するDOTサービスの場所へインターネットを介して前記一つ以上のリクエストを通信することに適したポータルデバイスと、
    前記DOTサービスの各場所にあるDOTサービスとを備え、各DOTサービスは、インターネットを介して前記ポータルデバイスから前記対応するリクエストを受信し、前記対応するリクエストに対応するコンテンツサービスの場所を決定し、前記対応するコンテンツサービスの場所へインターネットを介して前記リクエストを通信し、
    前記コンテンツサービスの各場所にあるコンテンツサービスを備え、前記コンテンツサービスは、前記DOTサービスから前記対応するリクエストを受信し、各リクエストに対応するコンテンツを生成し、前記顧客に前記リクエストを電子的に送ることに適していることを特徴とするシステム。
  172. リクエストされたコンテンツを特定のアドレスへネットワークを介して供給するシステムであって、前記リクエストは、機械可読コードに含まれる情報を含み、ファインダが前記機械可読コードからデジタルコードを生成し、前記デジタルコードは第1のコード部分および第2のコード部分を有し、前記デジタルコードの前記第1のコード部分は、リクエストされたコンテンツサービスアドレスに対応し、前記デジタルコードの前記第2のコード部分は、リクエストされたコンテンツ識別子に対応し、前記システムは、
    前記ネットワークに接続されたDOTサービスを備え、前記DOTサービスは、前記リクエストを処理するよう構成され、前記DOTサービスは、前記デジタルコードに関連する前記リクエストされたコンテンツサービスアドレスおよび前記リクエストされたコンテンツ識別子の両方を決定し、前記DOTサービスは、前記リクエストされたコンテンツ識別子および前記特定のアドレスを含めた前記リクエストされたコンテンツサービスアドレスへのリクエストを生成し、
    一つ以上のコンテンツサービスを備え、前記一つ以上のコンテンツサービスのうち一つは前記リクエストされたコンテンツサービスアドレスを有し、前記リクエストされたコンテンツサービスアドレスを有する前記コンテンツサービスは、前記第2のリクエストを受信し、前記リクエストされたコンテンツ識別子に従ってリクエストされたコンテンツを生成し、前記特定のアドレスへ前記生成されたリクエストされたコンテンツを送るよう構成されていることを特徴とするシステム。
  173. 特定のアドレスにネットワークを介して一つ以上のコンテンツリクエストを送るシステムであって、前記一つ以上のリクエストはコンテンツサービスアドレスおよびコンテンツ識別子を含み、前記システムは、
    前記ネットワークに接続されたDOTサービスを備え、前記DOTサービスは、デジタルコード化された前記リクエストに関連する前記コンテンツサービスアドレスおよび前記コンテンツ識別子の両方を決定し、前記DOTサービスは、前記コンテンツ識別子および前記特定のアドレスを含めた前記コンテンツサービスアドレスへのリクエストを生成することを特徴とするシステム。
  174. 顧客にコンテンツリクエストを電子的に送るシステムであって、前記システムは、
    一つ以上のコンテンツリクエストを入力するのに適した電子ファインダを備え、前記一つ以上のコンテンツリクエストのそれぞれは機械可読コードに含まれ、前記電子ファインダは前記一つ以上のリクエストを送信するための無線通信を含み、
    前記電子ファインダから前記一つ以上のリクエストの前記無線による送信を受信し、前記一つ以上のリクエストのそれぞれに対応するDOTサービスの場所を決定し、前記対応するDOTサービスの場所へインターネットを介して前記一つ以上のリクエストを通信することに適したポータルデバイスと、
    前記DOTサービスの各場所にあるDOTサービスとを備え、各DOTサービスは、インターネットを介して前記ポータルデバイスから前記対応するリクエストを受信し、前記対応するリクエストに対応するコンテンツサービスの場所を決定し、前記対応するコンテンツサービスの場所へインターネットを介して前記リクエストを通信し、
    前記コンテンツサービスの各場所にあるコンテンツサービスを備え、前記コンテンツサービスは、前記DOTサービスから前記対応するリクエストを受信し、各リクエストに対応するコンテンツを生成し、インスタントメッセージを介して前記顧客に前記リクエストを電子的に送ることに適していることを特徴とするシステム。
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