JP4681733B2 - 基材から断熱被膜を除去する方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は断熱保護被膜の除去、特に雰囲気圧での高温の水酸化物媒介(hydroxide medium)による断熱被膜の迅速な化学的除去に関する。
【0002】
【従来の技術】
科学技術の進歩により、ガスタービン機関がより高温で作動することが必要となってきた。
この要求作動温度の上昇により、例えば超合金タービンブレードやベーンといった金属ガスタービンエンジン部品(component)の作動温度における更なる進歩が必要となってきた。
これらの必要性を満たすため、アルミナあるいはジルコニア基(zirconia based)のセラミックから成る断熱被膜を、超合金基材(substrate)を保護する断熱層に設けてきた。
保護セラミック被膜を施すために、まず、例えば拡散アルミニド(aluminide)および/またはMCrAlY被膜(Mはニッケルおよび/またはコバルト)のような金属ボンドコート(bondcoat)で超合金基材を被覆する。
それからアルミナあるいは安定ジルコニアの断熱層でこのボンドコートを被覆する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
断熱被膜を生成するとき、および/またはタービンエンジン部品を刷新するとき、セラミック断熱層を必然的に除去することになる。
従来、高圧高温で、グリットブラスト、ハフニウム(Hf)クリーニング、ウォータージェットあるいは、苛性オートクレーブ化学的除去によって断熱被膜を除去してきた。
これらの操作は、強いエネルギーを必要とし、長い加工時間を必要とし、労働集約的であり、下にあるボンドコートを損傷し、構成部品の肉厚を減少させ、そして、マルチ通路(multi−passage)・冷却構成部品における表面フィルム冷却孔のサイズを増大させることになってしまう。
【0004】
本発明の目的は、例えばガスタービンエンジン部品のような下方にある金属基材やボンドコートへの損傷なしに、断熱被膜を迅速に除去する方法を提供することである。
【0005】
本発明の他の目的は、雰囲気圧かつ高温の下で水酸化物媒介を用いて、下方にある金属基材やボンドコートへの損傷なしに、断熱被膜を迅速に除去する方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、基材から断熱被膜を除去する方法において、断熱被膜が施された基材を、アルカリまたはアルカリ土類の水酸化物を含む無機水酸化物液状浴液と大気圧かつ高温度状態で接触させ、前記断熱被膜と前記基材との間に形成あるいは堆積されている中間酸化物層を化学的に除去して前記断熱被膜を前記基材から切り離すステップを含んでいることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は、雰囲気圧で上記の従来技術と比較して非常に短時間で、基材やボンドコートへの損傷なしに、セラミックの断熱被膜を多種多様な形状の基材から除去する化学的方法を提供するものである。
本発明例示の実施例において、構成部品の断熱被膜は、雰囲気(大気)圧でかつ高温度で、中間酸化物層(intermediate oxide layer)の優先的腐食および基材からの除去によって断熱被膜が基材から剥離するに充分な時間、高濃度のアルカリあるいはアルカリ土類の水酸化物が含まれる無機水酸化物浴液(inorganic hydroxide bath)に浸される。
その水酸化物溶液は、少なくとも約50重量%(望ましくは少なくとも80重量%)のアルカリあるいはアルカリ土類の水酸化物と、残分本質水(balance essentially water)とを含む無機水酸化物液体浴液から成ることができる。
限定のためではなく例示のためであるが、その無機水酸化物浴液は、華氏650度で大気圧へ開かれている容器に配置される90重量%のKOHと10重量%の水とから成ることができる。
構成部品の断熱被膜を水酸化物浴液に浸し、それから任意に水浴液(water bath)に浸し、基材やその上のボンドコートへの損傷なしで、断熱被膜を除去することができる。
特定の実施例において、高温の構成部品は設定時間経過後に苛性浴液(caustic bath)から取り除かれ、水浴液に浸される。
水浴液はその高温の構成部品によって加熱され、残留断熱被膜が基材から容易に除去されるよう撹拌される。
本発明によって、本発明に従った使用済み断熱被膜の除去と新しい断熱被膜での再施工後にくる酸化に対して改善された耐性を示す断熱被膜が施された構成部品が提供される。
上述の苛性浴液による使用済み断熱被膜の除去によって、再び被覆される構成部品の耐酸化性を増加させるに効果的な量で、新しい断熱被膜が取り除かれた構成部品に施される場合、苛性浴液のアルカリあるいはアルカリ土類元素は、剥離された構成部品の面の上におよび/または面の中に、検出可能な量が残留し、ボンドコートや(そのボンドコートがなければ)基材に組み入れられる(incorporated)。
【0008】
上述のおよび他の目的や利点は、以下の詳細な説明と関連する以下の図により、直ちにより明瞭になる。
【0009】
【実施例】
本発明は、雰囲気圧で非常に短時間で、基材やその上のボンドコートへの損傷なしに、多種多様な形状の超合金等の基材からセラミック断熱被膜を除去する化学的方法に関する。
【0010】
断熱被膜は一般的に、中間酸化物層12の上に配置される外側セラミック断熱被膜または層10を含み、その中間酸化物層は、例えばアルミナ層、クロミア(chromia)層等からなる(図3A)。
中間酸化物層12は、内側ボンドコート層14の上に形成または堆積される。
そのボンドコート層14は、例えばMCrAlY合金被膜(Mはニッケルおよび/またはコバルト、Crはクロム、Alはアルミニウム、Yはイットリウム)および/または拡散アルミニド層といった金属の層からなることができる。
その拡散アルミニド層は、プラチナや貴金属並びに反応性金属(reactive metal)のような元素的添加物(elemental additions)の含有物で変性させることができる。
反応性金属には、Si、Hf、Y、および/またはZr並びにアルカリ並びにKおよびMgのようなアルカリ土類金属が含まれる。
【0011】
中間酸化物層は、酸化性雰囲気の加熱によるボンドコート酸化によって形成されることができ、酸化物の薄層として、その上に層を熱的に拡大させる。
あるいは、中間酸化物層は、化学蒸着によってセラミック物質の薄層として、ボンドコート上に堆積されることができる。
【0012】
MCrAlY層は、プラズマ・スプレー、火炎溶射、電子ビーム・物理的蒸着法、スパッターリングおよび他の周知の手法で、基材Sの上に堆積されることができる。
拡散アルミニド層は、化学蒸着法(CVD)、パック拡散浸透法(pack cementation)、アバブザパック法(above―the―pack)、スラリーその他の周知の堆積手法によって、基材上に形成されることができる。
ボンドコート層は、一般的に約1ミルから約10ミルの厚さに及ぶ。
例示ためであって限定づけるためではないが、例えばMCrAlYについては約5ミルから約8ミル、拡散アルミニドについては約1ミルから約3ミルとなる。
もし基材に、合金を形成しているアルミナが含まれる場合、ボンドコートを省略できる。
またはボンドコートなしの層としてアルミナを基材に施すことができる。
【0013】
外側断熱層は、セラミック物質、例えばジルコニアやアルミナやその他断熱層として用いられる周知のものを含む。
そのセラミック断熱物質は、それ以外のセラミック物質、例えばイットリア、セリア、スカンジア、マグネシアおよび類似の物質を含むように変性させることができる。
断熱層は、外側の自由表面から、次の内側層(例えば中間酸化物層またはボンドコート)や基材に近い内側表面へ、組成を変えるという段階的な層(graded layer)であってもよい。
断熱層は、一般的に、適切な高い基材コーティング温度において、エア・プラズマ・スプレーまたは電子ビーム物理的蒸着法(EB PVD)によって、被覆または堆積される。
EB PVDで被覆されるときに、断熱層は、ボンドコートおよび基材面に対して略垂直に延長する円柱グレインのミクロ構造を示している(図3A)。
断熱層の厚さは、例示のためだけであるが、一般的に約2ミルから約20ミルまで及ぶ。
【0014】
基材Sは、例えばタービンブレードやベーンやノズル導翼のようなガスタービンエンジン部品に一般に用いられる、鋳造あるいは鍛造した形のニッケル、コバルトまたは鉄基超合金を含むことができる。
本発明が適用できる一般的な超合金や他の基材の実施例には、限定されないが、単結晶および方向性凝固超合金(directionally solidified superalloys)が含まれる。
その凝固超合金は、例示のためだけであるが、例えばCMSX―4、PWA―1484、Rene’N5、Rene’142、PWA―1480、およびCM−186LCや(Rene’80、GTD―111およびIN―738といった)その他の高温多結晶性合金のようなものとなる。
基材は、多種多様な形状、例えば複雑なタービンブレードやベーンの形状、単純な平坦や曲線の形状、その他無数の形状であることができる。
【0015】
ここで議論・論述されている断熱被膜は周知のものであって、例えば米国特許4 405 659、4 676 994、5 015 502、5 514 482および5 716 720のような特許に記載されている。
【0016】
本発明の実施例に従うと、エンジンや例えば超合金タービンブレード・ベーン等の断熱被膜が施された構成部品の断熱被膜10は、化学的除去方法によって、雰囲気圧で、上述の先行技術の手法と比較して非常に短時間で、構成部品基材やその上のボンドコート14に対する重大な化学腐食やその他の損傷なしに、構成部品(基材)から除去されるという、一新または修繕作業が施される。
【0017】
本発明例示の実施例において、構成部品の使用済み断熱被膜10は、基材およびボンドコートから除去するため、断熱被膜10の剥離を生じさせるのに十分な時間、雰囲気(大気)圧で例えば華氏275度以上の高温度で、KOH、NaOH、Ca(OH)、Mg(OH)といった高濃度のアルカリまたはアルカリ土類の水酸化物が含まれる無機水酸化液状浴液に浸漬される。
【0018】
典型的な水酸化物液状溶液は、少なくとも約50重量%(好ましくは少なくとも80重量%)のアルカリあるいはアルカリ土類の水酸化物と残分本質水とを含む無機水酸化物溶液または液体から構成される。
例示のためであって限定づけるためではないが、無機水酸化物浴液は、好ましくは、華氏650度で大気圧に解放される容器に配置される90重量%のKOHと10重量%の水とからなることができる。
蒸発によって消滅した水の補充として、必要に応じて水が浴液に添加される。
構成部品上の断熱被膜10は、短時間(例えば約15秒から数分)、浴液に浸漬されることができ、基材やその上のボンドコートへの損傷なしに、ボンドコートと断熱被膜との間に位置する中間酸化物層12の優先的化学腐食/溶解(preferential chemical attack/dissolution)を経て、断熱被膜が分離される。
そして、水浴液に浸漬されることができ、基材やボンドコートから離れない軽微な断熱被膜が取り除かれる。
特に、熱い構成部品は、設定時間経過後に熱い苛性溶液から除去され、その熱い構成部品によって加熱される水浴液に浸漬される。
そして、基材から離れない断熱被膜の残留物の除去を容易にするように、沸騰・攪拌される。
【0019】
本発明は、内側はカオウール(Kaowool)断熱ブランケット、外側はアルミ箔包装で包まれる空気中の実験室作業台に配置されるビーカー(容量1リットル)を用いることで実証された。
サーモカップルをビーカーと断熱層との間に挿入し、苛性浴液の温度を観測する。
観察ガラス(watch glass)をビーカーの上に配置し、断熱被膜除去過程を見ることができるようにする。
金属水酸化物フレーク、特に水和されたKOHフレーク(重量で90%KOH、10%水)でビーカーを充填し、電気抵抗で加熱し、華氏650の度で溶解浴液を作り出す。
後述する断熱被膜サンプルは、断熱被膜が粉々になり始めるまで、溶解したKOH浴液に浸され、アルミナやボンドコートと断熱被膜との間に位置する他の酸化物層12の優先的化学腐食または溶解によって部品が剥され、断熱被膜のほぼ全部が除去される。
この時点で、高温部品は溶解したKOH浴液から取り除かれ、室温の水浴液に浸され、すすがれる(rinse)。
高温の構成部品を水と接触(contact)させると、局在的沸騰が生じ、以前には浴液に浸されても離れずに残留している軽微な量の断熱被膜の除去を促進させる。
【0020】
化学的除去処置は、多数の基材合金について行われた。
特に第1テストは、CMSX―4、PWA―1484およびRene’N5基材サンプルを用いて、基材上の空気中で、上記溶解したKOH浴液(重量で90%KOH、10%水)の効果を左右する被覆なしで、遂行された。
基合金(base alloy)サンプルは、溶解したKOH浴液に9分間浸され、上記の通りに室温の水ですすがれた。図1Aおよび1Bは、溶解したKOH浴液への液浸前と液浸後の、500XでのCMSX−4ニッケル基超合金サンプルの顕微鏡写真である。
図2Aおよび2Bは、溶解したKOH浴液への液浸前と液浸後の、500XでのRene N5ニッケル基超合金サンプルの顕微鏡写真である。
これらの図は、処置をしても有害な基金属(base metal)腐食がなかったことを示している。
同じ結果は、被覆なしのPWA―1484基金属サンプルでも得られた。
【0021】
また、CMSX−4基材合金(堅いタービンブレード)サンプルについて、化学的除去処置が行われた。
このCMSX−4基材合金サンプルは、厚さ約0.005インチのイットリア安定化ジルコニア断熱被膜と、米国特許5 716 720に記載されMDC―150Lと表される厚さ約0.002のインチのプラチナ変性拡散アルミニドのボンドコートと、で被覆されている。
一つのサンプルは、空気中の上記溶解したKOH浴液(重量で90%KOH、10%水)に、約2分間浸され、それから、水浴液ですすがれた。
他のサンプルは、空気中の上記溶解したKOH浴液に15分間浸され、さらに、溶解したKOH浴液のボンドコート腐食についての効果を調べられた。
図3Aおよび3Bは、溶解浴液への液浸前および液浸後の、断熱被膜で被覆されたCMSX−4ニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
基金属腐食またはボンドコート腐食なしで断熱被膜10が除去されたことが、これらの図から明白となる。
【0022】
また、Rene’142基材合金(空洞のタービンブレード)サンプルについて、化学的除去処置が行われた。
そのサンプルは、合計約0.001インチ(1ミル)の厚みであるMDC210と呼ばれるCVD低活性(low activity)拡散アルミニドで被覆されている。
その低活性拡散被膜は、添加物(additive)NiAl外層22と基材Sに隣接する耐熱性元素が豊かな内側拡散層24とを含む。
サンプルは、空気中の上記溶解したKOH浴液(重量で90%KOH、10%水)に、約9分間浸され、それから水浴液ですすがれた。
図4Aおよび4Bは、溶解したKOH浴液への液浸前と液浸後における、CVD低活性アルミニド被覆されたRene’142サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
これらの図は、処理をしても単純なアルミニド拡散被膜の有害な腐食がなかったことを示す。
【0023】
また本発明は、本発明に従った使用済み断熱被膜の除去と新しい断熱被膜での再施工とに続く酸化に対して、改善された耐性を示す断熱被膜が施された構成部品に関する。
特に、上記苛性浴液での使用済み断熱被膜の除去によって、苛性浴液のアルカリまたはアルカリ土類元素は、(ボンドコート上の、あるいはボンドコートがなければ超合金基材上の)剥離された構成部品の面上に検出可能な量が残留することが発見された。
また、高温度で、ボンドコート(または超合金基材)およびこのように再び断熱被膜が施された構成部品の耐酸化性を増やすに効果的な量で、剥離された構成部品に新しい断熱被膜が施されるとき、その苛性浴液のアルカリまたはアルカリ土類元素は、ボンドコート(または超合金基材)へ組み入れられることが発見された。
もしボンドコートがある場合、ボンドコートは、アルミニド、MCrAlYまたは他のボンドコートからなることができる。
【0024】
例示のためであるが、二つの分離したサンプルセットは、アルカリまたはアルカリ土類元素の苛性浴液が、取り除かれた構成部品の面に残留することを実証する上記化学的除去処置に関する。
特に、サンプルセットの一方には、多数の面フィルム冷却孔を有する曲がりくねった内部通路によって稼働中に空冷されるようにエンジン製造業者により設計された、Rene’N5超合金でできているCF6−80C2第1ステージ・タービンブレードが含まれる。
他方のサンプルセットには、Rene’N5超合金からなる1インチ径ボタンが含まれる。
【0025】
二つの異なるCVD低活性白金拡散アルミニド被覆は、この実証に用いられた。
すなわち、上記のタービンブレード・サンプルは、米国特許5 788 823として発行された出願番号08/685379に記載されているように、KOH電気メッキ水溶液にて、プラチナ電気メッキ(Pt electroplated)をされ、米国特許5 568 614に記載されているようにCVD低活性でアルミニウム処理めっき(aluminized)をされ、厚さ0.0025インチのプラチナ変性拡散アルミニド被覆を生じさせ、米国特許5 716 720に記載されているように断熱被膜が施され、アルミニド・ボンドコート上に厚さ0.005インチのイットリア安定化ジルコニア断熱被膜を生じさせる。
中間アルミナ層12は、酸化性雰囲気にさらされている高温によって形成される。
【0026】
上記ボタンサンプルは、米国特許3 677 789に記載されているようにリン酸塩電気メッキ浴を用いてプラチナ電気メッキをされ、米国特許5 658 614に記載されているようにCVDアルミニウム処理され、厚さ0.0025インチのプラチナ変性拡散アルミニド被覆を形成する。
TBC被覆は、アルミニド被覆に施されなかった。
【0027】
タービンブレードサンプル上の被覆は、水酸化カリウム・プラチナメッキ過程からすでにカリウムを含んでいた。
したがって、上記の断熱被膜を除去する化学的除去処置によるカリウムピックアップ(pick−up)を示すには適切なサンプルでなかった。
【0028】
ひとつの被覆タービンブレード・サンプルおよびひとつの被覆ボタン・サンプルは、空気中での華氏650度で、上記溶解したKOH苛性浴液(90重量%KOH、10重量%水)に、約7分間浸され、それから水浴液ですすがれた。
それから、剥離されたタービンブレード・サンプルは、上記の通りに新しいイットリア安定化ジルコニア断熱被膜(TBC)で再び被覆された。
【0029】
上記の苛性浴液化学的除去処理なしの被覆されたタービンブレード・サンプル(すなわち、最初のTBC被膜を有する)と、上記の苛性浴液化学的除去処理をして新しいイットリア安定化ジルコニアTBC被膜で再び被覆されたサンプルとを、各周期がそれぞれ50分加熱し10分空冷という1時間周期で、華氏2075度で酸化テストをした。
上記の苛性浴液化学的除去処理をして新しいTBC被膜により再び被覆されたタービンブレード・サンプルは、上記非KOHの処理してTBC被膜を施されたブレードと比較すると、酸化試験の継続期間において、4倍以上の改善を示した。
【0030】
上記の苛性浴液化学的除去処理に続いて、走査型電子顕微鏡(SEM)のエネルギー分散型X線スペクトロメータ(EDS)を用いて、カリウムピックアップがないか、Rene’N5ボタン・サンプルの面を調べた。
図5は、サンプルのEDSスペクトル結果であり、高温のKOH処理浴液から、プラチナ変性拡散アルミニド上のおよび/またその中の、検出可能なカリウム・ピックアップを示している。
米国特許5 788 823として発行された出願番号08/685379の教示からみて、プラチナ変性拡散アルミニドボンドコートすなわちこのようなTBC被覆されたブレードの耐酸化性が改善されることは、本発明に従った高温でのKOH化学的除去処理の間の、および高温でのTBC被覆施工後の、アルミニド被覆のカリウムの組み入れから予想される。
【0031】
雰囲気圧でかつ非常に短時間で、基材やその上のボンドコートへの検出可能な有害な損傷なしに、超合金や多種多様な形状の基材からセラミック断熱被膜を除去することについては、本発明が有利である。
一般に数分より短い処理サイクル時間で、かつ低い設備資本費用で足りるので、この処理は経済的である。
本発明は、強いエネルギーやこれらの処理について労力なしに、従来の断熱被膜の除去処理、例えばウォータージェットやショットピーニングやHfクリーニングや、かなり短いサイクル時間(例えば本発明では数分であるのに対して、苛性オートクレーブでは8時間)の苛性オートクレーブ処理に代えることができる。
さらに、本発明は、本発明に従って使用済み断熱被膜を除去し新しい断熱被膜で再び被覆したことに続く酸化に対して、改善された耐性を示す断熱被膜が施された構成部品を提供する。
【0032】
本発明が信頼できる実施例に関して詳細に記述されたとはいえ、請求項に記載したように、本発明の精神と範囲から逸脱することなく修正・変更等をなしうることを、当業者は認めるであろう。
【0033】
【発明の効果】
本発明は、例えばガスタービンエンジン部品のような下方にある金属基材やボンドコートへの損傷なしに、断熱被膜を迅速に除去する。
また、本発明は、雰囲気圧かつ高温の下で水酸化物媒介を用いて、下方にある金属基材やボンドコートへの損傷なしに、断熱被膜を迅速に除去する。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、CMSX−4ニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図1B】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、CMSX−4ニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図2A】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、Rene’N5ニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図2B】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、Rene’N5ニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図3A】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、断熱被膜を有するCMSX−4ニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図3B】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、断熱被膜を有するCMSX−4ニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図4A】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、CVD低活性拡散アルミニドで被覆したRene142のニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図4B】 本発明に従った苛性無機水酸化物浴液への液浸前と液浸後の、CVD低活性拡散アルミニドで被覆したRene142のニッケル基超合金サンプルの500倍での顕微鏡写真である。
【図5】 溶解した苛性KOH浴液への液浸の後における、Rene’N5ボタン(button)サンプル面のプラチナ変性(platinum modified)拡散アルミニド面のX線スペクトルである。
【符号の説明】
10 外側セラミック断熱被膜または層
12 中間酸化物層
14 内側ボンドコート層
S 基材

Claims (12)

  1. 基材から断熱被膜を除去する方法において、断熱被膜が施された基材を、アルカリまたはアルカリ土類の水酸化物を含む無機水酸化物液状浴液と大気圧かつ高温度状態で接触させ、前記断熱被膜と前記基材との間に形成あるいは堆積されている中間酸化物層を化学的に除去して前記断熱被膜を前記基材から切り離すステップを含んでいることを特徴とする基材から断熱被膜を除去する方法。
  2. 前記浴液は、優先的に、断熱被膜と基材との間の中間酸化物層を腐食することを特徴とする請求項1の基材から断熱被膜を除去する方法。
  3. 前記中間酸化物層は、基材上の断熱被膜とボンドコートとの間にある中間酸化物層を含むことを特徴とする請求項2の基材から断熱被膜を除去する方法。
  4. 前記中間酸化物層は、アルミナまたはクロミア(chromia)を含むことを特徴とする請求項3の基材から断熱被膜を除去する方法。
  5. 前記水酸化物浴液は、少なくとも50重量%のアルカリまたはアルカリ土類の水酸化物と残分本質水とからなることを特徴とする請求項1の基材から断熱被膜を除去する方法。
  6. 前記水酸化物浴液は、約90重量%のアルカリまたはアルカリ土類の水酸化物と残分本質水とからなることを特徴とする請求項5の基材から断熱被膜を除去する方法。
  7. 前記浴液の温度は、少なくとも華氏約275度であることを特徴とする請求項1の基材から断熱被膜を除去する方法。
  8. 前記断熱被膜は15秒以上の間、浴液に接触されることを特徴とする請求項1の基材から断熱被膜を除去する方法。
  9. 前記水酸化物浴液の処理後の温度より低い温度で、基材と水浴液とを接触させるステップを更に含むことを特徴とする請求項1の基材から断熱被膜を除去する方法。
  10. 断熱被膜が施された基材は、浴液を中に有し雰囲気圧に対して開かれている容器に浸漬されることを特徴とする請求項1の基材から断熱被膜を除去する方法。
  11. 断熱被膜が除去された後に、浴液のアルカリとアルカリ土類元素との少なくとも一つが基材面またはその上のボンドコート上に残留することを特徴とする請求項1の基材から断熱被膜を除去する方法。
  12. 断熱被膜の除去の後に、新しい断熱被膜で基材を被覆して、アルカリとアルカリ土類元素との少なくとも一つが基材またはボンドコートに組み入れられるように、ステップを更に含むことを特徴とする請求項11の基材から断熱被膜を除去する方法。
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