JP4680716B2 - ドラム式製氷機 - Google Patents

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Description

この発明は、製氷タンクに貯留した製氷水に一部浸漬した状態で、水平軸回りに回転する製氷ドラムの回転軸に形成され、該製氷ドラムの内部に連通した冷媒経路と、製氷タンクから突出した回転軸の外周に配設したケーシングに接続する冷凍系の冷媒配管とを、該ケーシングに内部画成されて封止手段で密封した連通空間を介して連通接続し、冷凍系と製氷ドラムとを冷媒が循環するよう構成したドラム式製氷機に関するものである。
自動製氷機において、冷媒が循環する冷凍系を構成する圧縮機では、回転軸からの冷媒の漏出を防止する軸封手段として封止手段が用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、製氷タンクに貯留した製氷水に一部を浸漬した状態で、水平軸回りに回転する製氷ドラムの外表面に氷を生成するドラム式の製氷機構を備える自動製氷機においても、製氷ドラムにおける回転軸の封止手段としてメカニカルシールが採用されている。
図8に示すように、ドラム式製氷機10は、製氷タンク12の内部に円筒状の製氷ドラム14が回転自在に配設されると共に、製氷タンク12内には、製氷ドラム14の一部が浸漬する水位で製氷水が貯留されている。そして、圧縮機CM、凝縮器CNおよび膨張弁EV等を冷媒配管20aで接続した冷凍系20から冷媒を製氷ドラム14の内部に供給して冷却しながら製氷ドラム14を回転することで、その表面(外周面)に層状の氷を成長させるよう構成される。また製氷タンク12には、その刃先を製氷ドラム14の表面に近接してカッタ(図示せず)が配設されており、回転する製氷ドラム表面の氷を該カッタで剥ぎ取り、この剥がれた氷片を貯氷庫(図示せず)に放出するようになっている。
前記製氷ドラム14は、軸方向の各端面から突出する回転軸15,16を、製氷タンク12の側壁に対向設置した軸受13,13で回転自在に夫々支持している。そして、一方の回転軸(第1回転軸)15に駆動機構Mを接続し、この駆動機構Mにより製氷ドラム14を回転するようになっている。これに対し、他方の回転軸(第2回転軸)16は、冷媒経路である供給経路IRおよび帰還経路ORを形成した2重構造とされる。供給経路IRは、製氷ドラム14の内部に画成した冷媒流通路Rの上流側に連結されると共に、第2回転軸16の先端部に配設した接続部18に内部画成した第1連通空間S1を介して冷凍系20における供給側の冷媒配管20aに連通接続される(図9参照)。帰還経路ORは、冷媒流通路Rの下流側に連結されると共に、接続部18に内部画成した第2連通空間S2を介して冷凍系20における返送側の冷媒配管20aに連通接続されている。すなわち製氷運転に際して、冷凍系20から冷媒が第2回転軸16の供給経路IRに供給され、この供給経路IRを介して冷媒流通路Rに導かれ、該冷媒流通路Rを循環する過程で製氷ドラム14を冷却した冷媒は、帰還経路ORを介して冷凍系20に戻るようになっている。
前述の如く、固定されている冷凍系20と製氷ドラム14に伴って回転する第2回転軸16に設けた供給経路IRおよび循環経路ORとは、製氷タンク12の外方に突出した第2回転軸16の先端部に、該回転軸16の回転を許容するように配設した接続部18で連通接続されている。この接続部18は、第2回転軸16の先端を覆うように配設したケーシング22と、このケーシング22に内部画成した連通空間S1,S2を密封する封止手段24とから構成される。
前記ケーシング22は、一端面に第2回転軸16の先端部の挿通を許容する挿通口22aを形成した中空の円筒体である。ケーシング22の周面には、冷凍系20における供給側の冷媒配管20aを接続する供給接続口22bが開設されると共に、他端面の中央には、返送側の冷媒配管20aを接続する返送接続口22cが開設されている。封止手段24は、ケーシング22の供給接続口22bおよび第2回転軸16の周面に開設した供給経路IRの供給口16aを挟んで軸方向に対称的に配置された一対のメカニカルシール24a,24bからなり、これら一対のメカニカルシール24a,24bの間に供給側の冷媒配管20aから供給経路IRに冷媒を導く第1連通空間S1が画成される。また、ケーシング22の内部において、ケーシング22の他端面と第2回転軸16の先端側のメカニカルシール24bとの間に、第2回転軸16の先端面に開口する返送口16bから返送接続口22cを介して返送側の冷媒配管20aに冷媒を導く第2連通空間S2が画成される。そして、各メカニカルシール24a,24bのシールリング26は、対応の固定リング28に対して互いに離間する方向にコイルばね30により夫々付勢されて固定リング28に対して押圧的に当接し、第1連通空間S1から大気側(挿通口22a側)および第2連通空間S2側への冷媒の漏洩を防止するように構成されている。
特開平11−344126号公報
このように、冷凍系20の冷媒配管20aと第2回転軸16の供給経路IRおよび帰還経路ORとを接続部18を介して接続する構成において、接続部18から大気側に冷媒が漏出すると、冷凍系20の冷媒不足による製氷能力の低下や圧縮機CM等の機器の過負荷等の問題を引き起こすため、より封止能力の優れた封止手段が求められている。
すなわち本発明は、従来の技術に係るドラム式製氷機に内在する前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、冷凍系と回転軸の冷媒経路との接続部からの冷媒の漏出を好適に防止し得るドラム式製氷機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る発明のドラム式製氷機は、
製氷タンクに貯留した製氷水に一部浸漬した状態で水平軸回りに回転する製氷ドラムの回転軸に形成されて、該製氷ドラムの内部に連通する冷媒経路と、前記製氷タンクから突出した回転軸の外周に配設されて該回転軸の回転を許容するケーシングに接続する冷凍系の冷媒配管とを、該ケーシングに内部画成されて、封止手段により密封される連通空間を介して連通接続し、冷凍系と製氷ドラムとを冷媒が循環するようにしたドラム式製氷機において、
前記封止手段は、
前記ケーシングの内部に配設した第1の固定リングおよびこの第1の固定リングより連通空間側において回転軸の外周に配設され、第1の弾性部材により付勢されて該第1の固定リングに押圧的に当接して密封する第1のシールリングを有する第1メカニカルシールと、
前記ケーシングの内部において第1メカニカルシールと連通空間との間に配置され、該第1メカニカルシールとの間にオイル領域を形成する第2メカニカルシールとを備え、
前記オイル領域に充填した潤滑油を、各メカニカルシールのシール端面に供給するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、連通空間と大気側とを、第1メカニカルシールおよび第2メカニカルシールにより2重に封止する構造となっているから、連通空間を流通する冷媒の大気側への漏出を好適に防止し得る。また、第1メカニカルシールと第2メカニカルシールとの間に潤滑油を充填したオイル領域を形成し、オイル領域から各メカニカルシールのシール端面に潤滑油を供給する構成であるので、シール端面に形成された油膜により冷媒の漏出をより確実に防止し得る。
請求項2に係る発明は、請求項1記載のドラム式製氷機において、前記第2メカニカルシールは、前記ケーシングの内部に配設した第2の固定リングと、この第2の固定リングより第1メカニカルシール側において回転軸の外周に配設され、第2の弾性部材により付勢されて該第2の固定リングに押圧的に当接して密封する第2のシールリングとを有し、
前記連通空間内の冷媒圧力が前記第2のシールリングを第2の固定リングから離間させる方向に作用させるようにすることで、該第2メカニカルシールのシール端面を介して、前記オイル領域に連通空間を流通する冷媒が流入可能に構成される。
請求項2に係る発明によれば、連通空間を流通する冷媒を第2メカニカルシールを介してオイル領域に流入し得るよう構成したから、冷媒の流入によりオイル領域の圧力を上昇させることで、第1メカニカルシールの封止能力を向上させることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1記載のドラム式製氷機において、前記第2メカニカルシールは、前記ケーシングの内部に配設した第2の固定リングと、この第2の固定リングより連通空間側において回転軸の外周に配設され、第2の弾性部材により付勢されて該第2の固定リングに押圧的に当接して密封する第2のシールリングとを有し、
前記オイル領域内の圧力が前記第2のシールリングを第2の固定リングから離間させる方向に作用させるようにすることで、前記連通空間内の冷媒圧力が低下したときに、前記第2メカニカルシールのシール端面を開いて、該オイル領域からシール端面に潤滑油を積極的に供給し得るようにする。
請求項3に係る発明によれば、連通空間の圧力を低下させることで、オイル領域から第2メカニカルシールのシール端面に潤滑油を積極的に供給し得るよう構成したから、第2メカニカルシールの封止能力を向上させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3の何れかに記載のドラム式製氷機において、前記ケーシングに設けられ、前記オイル領域に連通するフラッシングポートと、前記フラッシングポートに接続され、前記冷凍系における供給側の冷媒配管から分岐した分岐管と、前記フラッシングポートと分岐管との間に介挿され、可撓性を有するダイヤフラムとを備え、前記分岐管から供給される冷媒によりダイヤフラムを介してオイル領域の圧力を調整し得るようにする。
請求項4に係る発明によれば、オイル領域に連通するフラッシングポートと冷凍系における供給側の冷媒配管から分岐した分岐管との間に、可撓性を有するダイヤフラムを介挿することで、分岐管に供給される冷媒の圧力に応じてオイル領域の圧力を調整し得るから、各メカニカルシールの封止能力を最適な状態とし得る。
請求項5に係る発明は、請求項1〜3の何れかに記載のドラム式製氷機において、前記ケーシングには、前記オイル領域に連通するフラッシングポートが設けられ、このフラッシングポートに接続してオイル領域の圧力を調節する調整弁が配設される。
請求項5に係る発明によれば、オイル領域に連通するフラッシングポートに調整弁を設けることで、オイル領域に入った冷媒等のガスを大気に放出してオイル領域の圧力を調整し得るから、各メカニカルシールの封止能力を最適な状態とし得る。また、フラッシングポートを介してオイル領域に潤滑油を補充する際に、オイル領域の圧力上昇による潤滑油の吹きこぼれ等を回避し得る。
本発明に係るドラム式製氷機によれば、冷凍系と回転軸の冷媒経路との接続部からの冷媒の漏出を好適に防止し得る。
次に、本発明に係るドラム式製氷機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、説明の便宜上、図8または図9に示したドラム式製氷機の構成要素と同一の要素については、同一の符号を使用して詳細な説明は省略する。また、ドラム式製氷機において、製氷タンクに水平に配設した製氷ドラムの軸方向を左右方向と云い、氷片を放出するシュートが設けられる側を前側とする。
図1に示すように、実施例1のドラム式製氷機11は、所定量の製氷水を貯留した製氷タンク12と、この製氷タンク12の内部において製氷水に一部を浸漬した状態で水平軸回りに回転自在に配設した円筒状の製氷ドラム14とからなる製氷機構を備えている。製氷タンク12には、側壁面に外部水道系から導出する給水管(図示せず)に連通接続する給水口32が設けられ、給水管に介挿した図示しない給水弁を開放することで、製氷タンク12の内部に給水口32から製氷水(水道水)を供給するようになっている。また製氷タンク12の内部には、製氷水の貯留量(水位)を検知するためのフロートスイッチ等の水位センサ34が配設され、該センサ34による水位の検知状況に応じて給水弁を開閉制御することで、製氷タンク12内の水位を一定に保つよう構成される。
前記製氷タンク12の前側(図1の右側)に、下方に設けた貯氷庫(図示せず)に連通するシュート36が配設され、このシュート36と製氷タンク12とは、該タンク12の前側上部で連通するよう構成される。また製氷タンク12には、シュート36が連通する部位における相対する壁面間に、製氷ドラム14において製氷水から出ている外表面に刃先を向けてカッタ38が、製氷ドラム14の軸方向に沿って配設される(図1または図2参照)。このカッタ38は、製氷運転において製氷ドラム14を回転した際に、製氷ドラム14の外表面に生成された氷に突当たり、氷を薄く剥ぎ取るようになっている。このカッタ38の上面には、製氷ドラム14から離間するにつれて下方傾斜するスロープ40が設けられ、カッタ38により剥ぎ取られた氷片は、カッタ上面およびスロープ40を滑ってシュート36に案内されるよう構成される。なお、製氷タンク12の上部開口は、開閉自在な蓋44によって被覆され、該製氷タンク12は略密閉されている(図2参照)。
前記カッタ38は、左右の両側端に上方に突出するフランジ38a,38aが形成され、各フランジ38aを製氷タンク12の各側壁に凹設した溝部12aに夫々係合して、位置決めした状態で固定される(図3参照)。またスロープ40は、例えば合成樹脂を材料とする板材であって、ネジ55を左右方向の略中央に設けた図示しない通孔を介してカッタ38の図示しないネジ孔に螺合することで、カッタ38の上面に対して中央部の一点のみで固定されている。またスロープ40は、製氷タンク12の各側壁内側に夫々配設したサイドガイド46の下方に各側端が位置するように配置される。更に、スロープ40は、その左右の幅寸法がカッタ38の幅寸法より小さく設定され、スロープ40の各側縁とカッタ38の対応のフランジ38aとの間に隙間が生じるよう構成される(図3参照)。そして、カッタ38には、カッタ周辺を加熱するヒータ42が設けられ、カッタ38により剥離された氷片のうち微細なもの(屑氷)を、ヒータ42の熱で融解除去し得るようになっている。
前記製氷タンク12には、カッタ38の下方に位置する前壁にオーバーフロー口12bが設けられ、製氷タンク12に貯留した製氷水のうちの余剰部分を、該オーバーフロー口12bを介して該タンク外に排出し得るように構成されている(図1参照)。また、製氷タンク12の外方において、該製氷タンク12の前壁から所定間隔離間した位置にオーバーフロー口12bを覆うようにカバー部材48が配設され、オーバーフロー口12bから排出された余剰水が飛散するのを防止している。そして、オーバーフロー口12bから排出された余剰水は、製氷タンク12の前壁またはカバー部材48に案内されて、製氷タンク12の下方に配設した排水皿50に排出されるようになっている。
図4に示すように、前記製氷ドラム14には、軸方向の各端面の中心から回転軸15,16が外方へ向けて夫々延出形成され、製氷ドラム14は、各回転軸15,16を製氷タンク12における相対する側壁に設けた軸受13,13に夫々支持した状態で水平に配設される。また、製氷ドラム14は、冷凍系20において膨張弁EVの下流側で、かつ圧縮機CMの上流側に位置し、第2回転軸16に設けた後述する接続部60を介して冷凍系20に連通接続されている。製氷ドラム14の内部には、冷凍系20において圧縮機CMから吐出した気化冷媒が、ファンモータFMで冷却した凝縮器CNで液化された後に、膨張弁EVで減圧された状態で供給されて、該製氷ドラム14を冷却するようになっている。冷凍系20において、凝縮器CNと膨張弁EVとの間には、手動または自動制御下に冷媒の経路を開閉自在に閉成し得るラインバルブLVが介挿され、このラインバルブLVは常には開放されている。そして冷凍系20は、圧縮機CMを駆動したままラインバルブLVを閉成することで、冷凍系20における低圧側(膨張弁EVの下流から圧縮機CMの上流までの圧力が低く設定された領域)から冷媒を圧縮機CMに回収するポンプダウンを行ない得る構成となっている。
前記製氷ドラム14における図4の右端面に設けた第1回転軸15は、製氷タンク12の外方に突出した部位が駆動機構Mに連結され、この駆動機構Mより製氷ドラム14を回転するよう構成される。製氷ドラム14における図4の左端面に設けた第2回転軸16は、冷凍系20からの冷媒を、製氷ドラム14の内部に導いて冷媒流通路Rに供給する供給経路(冷媒経路)IRと、冷媒流通路Rを循環して製氷ドラム14と熱交換した冷媒を冷凍系20に返送する帰還経路(冷媒経路)ORとを備えている。第2回転軸16は、一端が製氷タンク12から突出すると共に、他端が製氷ドラム14の内側に嵌合しており、その中心には軸方向に沿って帰還経路ORが画成され、この帰還経路ORの外側に供給経路IRを同軸的に設けた2重構造となっている。
前記製氷ドラム14は、外側に位置して、製氷水に接する外表面が製氷面となるドラムアウター52と、このドラムアウター52の内側に同軸的に設けたドラムインナー54とから構成される(図4または図5参照)。ドラムアウター52は、アルミニウム合金等の熱伝導性がよい金属材料から中空円筒状に形成される。また、ドラムインナー54は、熱伝導性が低い樹脂等の材料からなる円柱状のブロック体であって、外径がドラムアウター52の内径と略同一に設定されると共に、その周面に所要のパターン(実施例1では螺旋状)で凹溝54aが設けられている。そして製氷ドラム14は、ドラムアウター52の内側にドラムインナー54を挿入した際に、ドラムアウター52の内周面にドラムインナー54の周面が当接して、ドラムアウター52の内周面と凹溝54aとで冷媒流通路Rが画成されるよう構成される。
前記ドラムインナー54には、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端と第2回転軸16に設けた供給経路IRとを連通接続する供給部56が半径方向に延在して設けられている(図4参照)。また、ドラムインナー54には、冷媒流通路Rにおける冷媒の流通終端と第2回転軸16に設けた帰還経路ORとを連通接続する返送部58が設けられている。この返送部58は、ドラムインナー54の半径方向に延在する第1通路58aと、ドラムインナー54の中心において軸方向に延在する第2通路58bとから構成される。
前記製氷ドラム14は、ドラムアウター52を加熱すると共に、両回転軸15,16を予め配設したドラムインナー54を冷却し、この状態でドラムアウター52の内側にドラムインナー54を挿入して組付けられる。ここで、各回転軸15,16のドラムインナー54に対する配設構造について説明する。第1回転軸15は、ドラムインナー54との接続側の端縁に半径方向に突出するフランジ部15aと、接続側の端面中央に凹設された位置決め部15bとを備えている(図4参照)。また、ドラムインナー54の右端面中央には、フランジ部15aの直径および厚さに対応する直径および深さで開設した第1凹部54bと、この第1凹部54bの中央に、第1回転軸15の位置決め部15bの直径および深さに対応する直径および高さで突設した位置決め突部54cとが形成されている(図5参照)。そして、第1回転軸15は、位置決め部15bをドラムインナー54の位置決め突部54cに嵌合して、互いの軸線を整列させた状態で位置決めすると共に、フランジ部15aを第1凹部54bに嵌合して、フランジ部15aに開設した複数の通孔15cに挿通した夫々のネジ55を、第1凹部54cに設けた対応のネジ孔54dに螺合することでドラムインナー54の右端面に組付けられる。
前記ドラムインナー54の位置決め突部54cの直径は、第1回転軸15の位置決め部15bの直径と同一に設定されてドラムインナー54に対して第1回転軸15を同軸的に位置決めし得るよう構成される。一方、第1凹部54bの直径は、第1回転軸15のフランジ部15aの直径より若干大きく設定され、両者の隙間が、金属材料からなる第1回転軸15と樹脂材料からなるドラムインナー54との間の冷却時の収縮率の差異を緩衝すると共に、ドラムアウター52に挿入したドラムインナー54が通常の状態において両者の隙間がなくなるよう構成される。
これに対して、第2回転軸16は、ドラムインナー54との接続側の端部近傍に半径方向に突出するフランジ部16cを備えている(図4参照)。ドラムインナー54の左端面中央には、第2回転軸16のフランジ部16cの直径および厚さに対応する直径および深さで開設した第2凹部54eと、第2回転軸16におけるフランジ部16cより接続側へ突出した部位(接続端部)の直径および突出寸法に対応する直径および深さで開設した第3凹部54fとが階段状に形成されている。そして、第2回転軸16は、該第2回転軸16の接続端部を第3凹部54fに嵌合すると共に、フランジ部16cを第2凹部54eに嵌合し、互いの軸線を整列させた状態で位置決めして、図示しないネジで互いに固定することでドラムインナー54の左端面に組付けられる。このとき、第2回転軸16における接続端部周面に開口した供給経路IRの終端が、ドラムインナー54の供給部56に連通すると共に、第2回転軸16の接続端面中央に開口する帰還経路ORの始端が返送部58の第2通路58bに連通するようになっている。
前記ドラムインナー54の第3凹部54fの直径は、第2回転軸16の接続端部の直径と同一に設定されてドラムインナー54に対して第2回転軸16を同軸的に位置決めし得るよう構成される。一方、第2凹部54eの直径は、第2回転軸16のフランジ部16cの直径より若干大きく設定され、両者の隙間が、金属材料からなる第2回転軸16と樹脂材料からなるドラムインナー54との間の冷却時の収縮率の差異を緩衝すると共に、ドラムアウター52に挿入したドラムインナー54が通常の状態において両者の隙間がなくなるよう構成される。
前記ドラム式製氷機11において、固定されている冷凍系20と製氷ドラム14に伴って回転する第2回転軸16に設けた供給経路IRおよび帰還経路ORとは、製氷タンク12の外方に突出した第2回転軸16の先端部に、該回転軸16の回転を許容するように配設した接続部60の連通空間S1,S2を介して連通接続されている。この接続部60は、第2回転軸16の先端部を覆うように配設したケーシング62と、このケーシング62に内部画成した連通空間S1,S2を密封する封止手段64とから基本的に構成される。
図6に示すように、ケーシング62は、一端面に第2回転軸16の先端の挿通を許容する挿通口62aを形成した中空の円筒体であって、ケーシング62の内周面と、挿通口62aを介して内部に挿入した第2回転軸16の外周面との間に所要の空間が画成される。また、ケーシング62の周面には、冷凍系20における供給側の冷媒配管20aが接続される供給接続口62bが、該ケーシング62の内部空間に連通するように開設されている。更に、ケーシング62における他端面(先端面)の中央には、返送側の冷媒配管20aを接続する返送接続口62cが、該ケーシング62の内部空間に連通するように開設されている。
前記封止手段64は、第2回転軸16の軸方向に沿って直列に配置された複数のメカニカルシール64a,64b,64cからなり、各メカニカルシール64a,64b,64cは、コイルばね30によるシールリング26の付勢方向を除く基本的な構成は略同一である。各メカニカルシール64a,64b,64cは、第2回転軸16の外周に軸方向に移動可能に配設したシールリング26と、ケーシング62の内周面から内部空間に突出する固定片62dに固定した固定リング28と、シールリング26を固定リング28に向けて付勢するコイルばね(弾性部材)30とから構成される。シールリング26は、第2回転軸16の外周面にスライド自在に配設した摺動リング66に固定されている。またコイルばね30は、第2回転軸16の周面に固定したカラー68と摺動リング66との間に配設され、コイルばね30によりシールリング26はカラー68から離間する方向へ常に付勢するよう構成される。そして、シールリング26、コイルばね30、摺動リング66およびカラー68は、第2回転軸16の回転に伴って回転し、シールリング26はコイルばね30の付勢下に停止している固定リング28に押圧的に当接して、両者の当接面(シール端面)からの冷媒の漏出を規制するようになっている。なお、固定リング28の外周面には、Oリング29が配設され、ケーシング62の内周面と固定リング28との間を塞ぐようになっている。ここで、第1メカニカルシール64aに対応する各部材には第1を付し、第2メカニカルシール64bに対応する各部材には第2を付し、第3メカニカルシール64cに対応する各部材には第3を付して区別する。
実施例1では、ケーシング62の供給接続口62bおよび第2回転軸16の周面における供給接続口62bに相対する位置に開設した供給経路IRの供給口16aを挟んで、第2回転軸16の先端側に第3メカニカルシール64cが配置され、製氷ドラム14側に第2メカニカルシール64bが配置されている。また、第1メカニカルシール64aは、第2メカニカルシール64bに隣接して該第2メカニカルシール64bより製氷ドラム14側に配置され、接続部60における大気側となる第2回転軸16が挿入される挿通口62a側を封止している。そして、ケーシング62の内部には、第2メカニカルシール64bと第3メカニカルシール64cとの間に、供給側の冷媒配管20aから供給口16aを介して供給経路IRに冷媒を導く第1連通空間(連通空間)S1が画成される。一方、ケーシング62の先端面と第3メカニカルシール64cとの間には、第2回転軸16の先端面に開口する返送口16bから返送接続口62cを介して返送側の冷媒配管20aに冷媒を導く第2連通空間S2が画成される。このように封止手段64は、第1連通空間S1の大気に臨む側となる製氷ドラム14側について、第1連通空間S1側に第2メカニカルシール64bを配置すると共に、大気側に第1メカニカルシール64aを配置して、第1連通空間S1から大気側への冷媒の漏出を防ぐ2重の封止構造となるよう構成される。
前記第1メカニカルシール64aでは、第1固定リング(第1の固定リング)28がケーシング62の内部における大気側に臨む位置に配設されるのに対し、第1コイルばね(第1の弾性部材)30で大気側に付勢された第1シールリング(第1のシールリング)26が、第1固定リング28より第1連通空間S1側において第2回転軸16の外周に対応的に配設されている。また、第2メカニカルシール64bは、第2固定リング(第2の固定リング)28がケーシング62の内部における第1連通空間S1側に臨む位置に配設されるのに対し、第2コイルばね(第2の弾性部材)30により第1連通空間S1側に付勢された第2シールリング(第2のシールリング)26が、第2固定リング28より大気側において第2回転軸16の外周に対応的に配設されている。更に、第3メカニカルシール64cは、第3固定リング28がケーシング62の内部における第2連通空間S2側に臨む位置に配設されるのに対し、第3コイルばね30により第2連通空間S2側に付勢された第3シールリング26が、第3固定リング28より第1連通空間S1側において第2回転軸16の外周に対応的に配設されている。第2メカニカルシール64bおよび第3メカニカルシール64cと第1メカニカルシール64aとは、左右対称な構成であって、互いに異なる方向にシールリング26が付勢されている。
前記ケーシング62の内部には、第1メカニカルシール64aの第1固定リング28と第2メカニカルシール64bの第2固定リング28との間に、潤滑油が充填されるオイル領域S3が形成される。オイル領域S3は、第1メカニカルシール64aのシール端面および第2メカニカルシール64bのシール端面に潤滑油を夫々供給して、各シール端面に形成される油膜により冷媒の流通を防止している。ケーシング62には、オイル領域S3に連通するフラッシングポート70が設けられ、このフラッシングポート70を介してオイル領域S3に潤滑油が充填される。また、フラッシングポート70には、冷凍系20における供給側の冷媒配管20aの途中から分岐した分岐管20bが着脱自在に接続されている。フラッシングポート70と分岐管20bとの間には、ゴム等の可撓性を有するダイヤフラム72が介挿され、ダイヤフラム72により冷媒または潤滑油が互いに流通しないようにオイル領域S3と冷凍系20との間を隔絶するよう構成される。そして、ダイヤフラム72は、冷凍系20の供給側の圧力とオイル領域S3の圧力との関係に応じて、オイル領域S3側または分岐管20b側に突出するように弾性変形し、オイル領域S3の圧力を適正に調整するようになっている。例えば、冷凍系20の供給側の圧力がオイル領域S3の圧力より低くなった場合は、ダイヤフラム72が分岐管20b側に突出してオイル領域S3の圧力を下げるように機能し、また冷凍系20の供給側の圧力がオイル領域S3の圧力より高くなった場合は、ダイヤフラム72がオイル領域S3側に突出してオイル領域S3の圧力を上げるように機能する。
前記封止手段64において、第1メカニカルシール64aは、大気圧に対して、オイル領域S3の圧力と第1コイルばね30の付勢力との和が同一または大きくなるように設定されている。また、第2メカニカルシール64bは、第1連通空間S1の通常の圧力に対して、オイル領域S3の圧力と第2コイルばね30の付勢力との和が同一または大きくなるように設定されている。更に、第3メカニカルシール64cは、第2連通空間S1の圧力に対して、第1連通空間S1の圧力と第3コイルばね30の付勢力との和が同一または大きくなるように設定される。ここで、第2メカニカルシール64bは、そのシール端面を介して、オイル領域S3に第1連通空間S1を流通する冷媒が流入可能に構成される。すなわち、第1連通空間S1を流通する冷媒の圧力が変動して第1連通空間S1の圧力が上昇して、オイル領域S3の圧力とコイルばね30の付勢力との和を上回ると、前記第2シールリング26が第2コイルばねおよびオイル領域S3の圧力に抗して第2固定リング28から離間してシール端面が開放してオイル領域S3に冷媒を導くことができるようにしてある。
前記ドラム式製氷機11は、製氷ドラム14の回転方向の異常、ロックまたはハンチング等の回転異常による駆動機構Mの過負荷や製氷ドラム14の破損等を回避するため、回転異常検知手段を備えている。この回転異常検知手段は、第1回転軸15に配設した被検知部となる複数の孔部80aを有するプレート80と、この孔部80aに相対して配設されて孔部80aの有無を検知する1つのフォトセンサ82と、このフォトセンサ82による孔部80aの検知および非検知のタイミングに基づいて製氷ドラム14の回転異常の有無を判定する判定手段(図示せず)とから基本的に構成される(図4または図5参照)。
前記プレート80は、図5に示す如く、中心部に通孔80bを開設した円形の板材であって、通孔80bに挿通したネジ55を第1回転軸15の先端面に設けたネジ孔15cに螺合して同軸的、かつ軸方向と直交する方向に延在するように固定され、製氷ドラム14の回転に伴って一体的に回転するよう構成される。各孔部80aは、プレート80を貫通して形成されると共に、製氷ドラム14の回転中心から同一半径の回転軌跡上において周方向に離間して配置されている。3以上の孔部80aは、一の孔部80aと周方向に隣り合う両孔部80a,80aとの離間間隔が異なるように設定されている。すなわち、周方向に隣り合う孔部80a,80aがなす離間間隔は、周方向の両隣に形成される離間間隔と異なるように各孔部80aが配置される。隣り合う孔部80a,80aの離間間隔を異なる間隔で設定することで、製氷ドラム14の回転に際して、一の孔部80aがフォトセンサ82に相対してから次に孔部80aが相対するタイミングが離間間隔に応じて決定される。そして判定手段は、孔部80aの検知間隔のパターンに基づいて、回転方向の異常、ロックまたはハンチング等の回転異常を判定するようになっている。
前記プレート80には、その一方の面における第1回転軸15に対応する位置に突起84が形成され、プレート80は突起84の形成面と反対側の他方の面を第1回転軸15の先端面に当接した状態で配設される。すなわち、プレート80は、突起84の形成面を第1回転軸15の先端面に相対させて第1回転軸15に固定しようとしても突起84が先端面に当接して傾き、プレート80が該回転軸15に対して直交する正常な取付け姿勢とならないようになっている。
〔実施例1の作用〕
次に、実施例1に係るドラム式製氷機の作用について説明する。ドラム式製氷機11の製氷運転を開始すると、駆動機構Mが駆動されて、第1回転軸15を介して製氷ドラム14が連続回転される。同時に冷凍系20も所定の冷凍サイクルを開始し、圧縮機CMから吐出した気化冷媒を、ファンモータFMで冷却した凝縮器CNで液化し、液化冷媒が膨張弁EVで減圧されて供給側の冷媒配管20aから接続部60に画成した第1連通空間S1を介して第2回転軸16の供給口16aから供給経路IRに導入される。冷媒は、供給経路IRを第2回転軸16の軸方向に沿って流通し、供給経路IRの流通終端に接続した供給部56を介して冷媒流通路Rにおける冷媒の流通始端に供給され、冷媒流通路Rを流通する過程で順次気化し、ドラムアウター52と熱交換することで、製氷ドラム14の外表面を冷却する。そして、製氷ドラム14における製氷水に浸漬している部分では、製氷ドラム14の冷却に伴って、その表面に層状の氷が成長し、該ドラム14の回転によって氷が製氷水から外部に出ると、過冷却されて水分を含まない乾いた氷となる。そして、この氷がカッタ38で剥ぎ取られて薄い鱗状の氷片となり、スロープ40上を滑ってシュート36に案内され、該シュート36内を落下して貯氷庫に放出される。
前記冷媒流通路Rにおいて製氷ドラム14と熱交換した冷媒は、第1回転軸15側に設けた返送部58の第1通路58aを介して第2通路58bに到来し、この第2通路58bを第1回転軸15側から第2回転軸16側へ向けて流通する。第2通路58bの流通終端に接続した第2回転軸16の帰還経路ORに流入した冷媒は、接続部60の第2連通空間S2を介して冷凍系20の返送側の冷媒配管20aへ返送される。
このように、固定されている冷凍系20と製氷ドラム14の回転に伴って回転する第2回転軸16の供給経路IRおよび帰還経路ORとは、接続部60に内部画成した連通空間S1,S2を介して連通接続される。第1連通空間S1を密封する封止手段64は、第1連通空間S1の大気側に、第1メカニカルシール64aおよび第2メカニカルシール64bが2組配置されて2重に封止される構造となっているから、第1連通空間S1を流通する冷媒の大気側への漏出を好適に防止し得る。また、第1メカニカルシール64aと第2メカニカルシール64bとの間に潤滑油を充填したオイル領域S3を形成し、このオイル領域S3から各メカニカルシール64a,64bのシール端面に潤滑油を供給する構成であるので、シール端面に形成された油膜により冷媒の漏出をより確実に防止し得る。一方、第2メカニカルシール64bに対してケーシング62の供給接続口62bおよび第2回転軸16の供給口16aを挟んで、第1連通空間S1における第2回転軸16の先端側には、第3メカニカルシール64cだけで第1連通空間S1と第2連通空間S2との冷媒の流通を封止する構成である。しかし、第2連通空間S2は、何れの状態であっても、冷凍系20の供給側となる第1連通空間S1より圧力が低く設定されているので、第1連通空間S1から冷媒が流通する可能性が低く、冷凍系20の返送側にのみ連通して大気側に開放していないから、冷媒が大気側に漏出する虞れはない。
実施例1の封止手段64では、第1連通空間S1に臨む第2メカニカルシール64bの第2シールリング26を第1連通空間S1側に向けて付勢するよう構成してあるから、オイル領域S3と第2コイルばね30の付勢力との和より第1連通空間S1の圧力が上がった際に、オイル領域S3に第1連通空間S1を流通する冷媒を導入することができる。すなわち、オイル領域S3に高圧の冷媒を導入することで、該オイル領域S3の圧力が上昇するから、大気側に臨む第1メカニカルシール64aの第1シールリング26に対して、大気側に向けてより強い力で付勢し得る。従って、第1メカニカルシール64aのシール端面における封止能力を向上し得るから、オイル領域S3に冷媒が導入されても、大気側への冷媒の漏出をより確実に防止し得る。
前記フラッシングポート70には、冷凍系20における供給側の冷媒配管20aの途中から分岐した分岐管20bを接続すると共に、フラッシングポート70と分岐管20bとの間に、ダイヤフラム72を介挿することで、ダイヤフラム72の変形により冷凍系20の供給側の圧力とオイル領域S3の圧力との関係に応じて、オイル領域S3の圧力を適正に調整し得る。例えば、第1メカニカルシール64aにおいて、オイル領域S3の圧力が必要以上に上昇した場合には、第1固定リング28に対する第1シールリング26の当接力が大きくなるが、大気圧との差圧が大きくなり、オイル領域S3より冷媒が漏出しようとする力がシール端面に強く作用するため、かえって封止能力が減少してしまうことがある。また、各コイルばね30の付勢力を過大に設定すると、固定リング28に対する対応のシールリング26の当接力が大きくなり、シール端面におけるシールリング26または固定リング28の摩耗等が促進されて封止手段64の寿命が短くなってしまう不都合がある。
実施例1では、冷凍系20の供給側の圧力がオイル領域S3の圧力より低くなった場合は、ダイヤフラム72が分岐管20b側に突出するから、オイル領域S3の圧力を下げることができ、オイル領域S3の過剰な圧力上昇を回避し得る。また、冷凍系20の供給側の圧力がオイル領域S3の圧力より高くなった場合は、ダイヤフラム72がオイル領域S3側に突出することで、オイル領域S3の圧力を上げることができ、オイル領域S3の圧力低下による第1メカニカルシール64aの封止能力への影響を回避し得る。このように、ダイヤフラム72の変形により冷凍系20の供給側の圧力とオイル領域S3の圧力との関係に応じて、オイル領域S3の圧力を適正に調整し得るので、シール端面に負荷をかけることなく、メカニカルシール64a,64bの封止能力を最適な状態とすることができる。すなわち、第1連通空間S1において、大気側への冷媒の漏出をより確実に防止し得ると共に、封止手段64の寿命を向上し得る。
前記ドラム式製氷機11では、製氷運転の進行に伴って、カッタ38およびスロープ40の上面には屑氷が堆積するが、ヒータ42を設け、このヒータ42を適宜に通電制御することで、カッタ38周辺を加熱して屑氷を融解除去している。このとき、ヒータ42によりカッタ38だけではなくスロープ40も加熱されるので、スロープ40は熱膨張することがある。実施例1では、スロープ40の側端と該側端の側方に位置するカッタ38のフランジ38aとの間に隙間があくように寸法設定してあるので、この隙間によりスロープ40の左右方向の熱膨張を許容し得るから、スロープ40が上下に撓むような変形を抑制し得る。また、スロープ40をカッタ38に対して複数箇所で固定すると、この固定部分で熱膨張が妨げられ、固定部分間で変形が生じる難点があるが、実施例1のスロープ40は、その中央部の一点だけでカッタ38に対してネジ固定する構成であるから、より変形を抑制し得る。そして、スロープ40は、その中央部の一点だけでカッタ38に対して固定する構成であっても、両側端が上方に位置するサイドガイド46,46の下端に押さえ込まれて上方への移動が規制されるから、熱膨張等により両側端が浮き上がることはなく、カッタ38で剥離した氷片を好適に案内し得る。
製氷運転が進行して氷が生成されると、製氷タンク12の製氷水が消費されて次第に減ることで、水位センサ34が下限水位を検知すると、給水弁が開放されて給水管から製氷タンク12に製氷水が供給される。そして、製氷タンク12に製氷水が貯まり、水位センサ34が上限水位を検知することで、給水弁が閉成されて製氷水の供給が停止される。このとき、給水弁の閉成不良や水位センサ34の検知不良等に起因して、製氷タンク12に必要以上の製氷水が供給されることがあるが、製氷タンク12にはオーバーフロー口12bが設けてあるから、該オーバーフロー口12bを介して余剰な製氷水を排水皿50に排出することができる。
前記オーバーフロー口12bをカッタ38の下方に設け、製氷ドラム14におけるカッタ38で氷が剥ぎ取られた部位が製氷水に浸漬する前の位置に設定することで、この位置では製氷ドラム14で氷の生成を開始していないから、氷の生成への影響を最小限に抑制し得る。しかも、製氷タンク12内の冷気の漏出を抑制し得るから、漏出した冷気による製氷タンク12外の部材への結露を防ぎ、錆付き等を回避し得る。更に、製氷タンク12の外方にオーバーフロー口12bを覆ってカバー部材48を設けることで、オーバーフロー口12bから飛散した製氷水の他の部材への水掛かりを防止し得ると共に、漏出した冷気による製氷タンク12外の部材への結露をより好適に防ぎ、錆付き等を回避し得る。
前記回転軸15,16とドラムインナー54との接続部位は、各回転軸15,16をドラムインナー54に対して同軸的に容易に位置決めし得る手段となる第1回転軸15の位置決め部15bとドラムインナー54の位置決め突部54cとの組、および第2回転軸16の接続端部とドラムインナー54の第3凹部54fとの組の嵌合構造を有している。すなわち、各回転軸15,16のフランジ部15a,16cと、ドラムインナー54の対応の端面に設けた第1凹部54bおよび第2凹部54eとで位置決めする必要がないから、第1凹部54bおよび第2凹部54eを対応のフランジ部15a,16cより大きく設定し得る。従って、製氷ドラム14の組立てに際してドラムインナー54を冷却したときに、収縮率の異なるフランジ部15a,16cに阻まれてドラムインナー54が十分に収縮できない事態を回避して、ドラムアウター52に容易に挿入し得る。そして、ドラムアウター52に挿入したドラムインナー54が通常の温度に戻ると、収縮率の異なるドラムアウター52に押えられてドラムインナー54は縮径して第1凹部54bおよび第2凹部54eと対応のフランジ部15a,16cとの間の隙間が無くなり、見栄えがよくなる。
前記ドラム式製氷機11の回転異常検知手段は、判定手段が検知時間そのもので回転方向の正逆を判断するのではなく、フォトセンサ82による実際の検知タイミングの大小関係のパターンを、プレート80に不規則に設けた隣り合う孔部80a,80aがなす離間間隔の大小関係のパターンと比較することで、回転方向やロック等の回転異常を判断している。すなわち、製造現場や駆動機構M等のメンテナンスにおいて、第1回転軸15に対してプレート80を裏表を間違って配設すると、判定手段による正常なパターンの照合ができず、回転異常を検知できない不都合がある。しかし、実施例1では、プレート80の一面に突起84を設け、プレート80の裏表を反対にした状態では第1回転軸15と突起84とが干渉して、正常な姿勢で取付けることができないから、プレート80が間違った状態で取付けられるのを確実に防ぐことができる。
図7は、実施例2に係るドラム式製氷機において、冷凍系20と製氷ドラム14の回転軸との接続部90を示す側断面図である。なお、実施例2のドラム式製氷機の構成および接続部90の基本構成は、実施例1と同様であるので、同一の部材は同一の符号を付して説明を省略し、実施例1と異なる構成のみ以下に説明する。
実施例2の接続部90は、第2回転軸16の先端部を覆うように配設したケーシング92と、このケーシング62に内部画成した連通空間S1,S2を気密的に封止する封止手段94とから基本的に構成される。前記封止手段94は、第2回転軸16の軸方向に沿って直列に配置された3組のメカニカルシール94a,94b,94cからなり、実施例1と同様に第1連通空間S1に対する大気側に第1メカニカルシール94aおよび第2メカニカルシール94bが配設された2重の封止構造となっている。なお、各メカニカルシール94a,94b,94cは、コイルばね30によるシールリング26の付勢方向を除く基本的な構成は実施例1と略同一である。
実施例2では、ケーシング92の供給接続口62bおよび第2回転軸16の供給口16aを挟んで、第2回転軸16の先端側に第3メカニカルシール94cが配置され、製氷ドラム14側に第2メカニカルシール94bが配置されている。また、第1メカニカルシール94aは、第2メカニカルシール94bから離間して該第2メカニカルシール94bの製氷ドラム14側に配置され、第1連通空間S1における大気側となる第2回転軸16が挿入される挿通口62a側を封止している。ケーシング94の内部には、第1メカニカルシール94aと第2メカニカルシール94bとの間に、潤滑油が充填されるオイル領域S3が形成され、第1メカニカルシール94aのシール端面および第2メカニカルシール94bのシール端面に潤滑油を夫々供給して、各シール端面に形成される油膜により冷媒の流通を防止している。第1メカニカルシール94aは、第1固定リング(第1の固定リング)28がケーシング94の内部における大気側に臨む位置に配設され、第1コイルばね(第1の弾性部材)30により大気側に付勢されて第1固定リング28に押圧的に当接する第1シールリング(第1のシールリング)26が、該第1固定リング28の第1連通空間S1側において第2回転軸16の外周に対応的に配設されている。一方、第2メカニカルシール94bは、第2固定リング(第2の固定リング)28がケーシング92の内部におけるオイル領域S3側に臨む位置に配設され、第2コイルばね(第2の弾性部材)30によりオイル領域S3側に付勢された第2シールリング(第2のシールリング)26が、第2固定リング28の連通空間S1側において第2回転軸16の外周に対応的に配設されている。なお、実施例2の第3メカニカルシール94cの構成は、実施例1の第3メカニカルシール64cと同一である。
前記ケーシング62には、オイル領域S3に連通するフラッシングポート70が設けられ、このフラッシングポート70を介してオイル領域S3に潤滑油が充填される。また、フラッシングポート70には、手動操作または自動的に動作する調整弁96が着脱自在に設けられ、オイル領域S3から冷媒等のガスを大気に放出することで、オイル領域S3の圧力の調整を実施し得るよう構成される。
〔実施例2の作用〕
次に、実施例2に係るドラム式製氷機の作用について説明する。実施例2でも、実施例1と同様に、第1連通空間S1を気密的に封止する封止手段94は、第1連通空間S1の大気側に、第1メカニカルシール94aおよび第2メカニカルシール94bの2組が配置されて2重に封止される構造となっているから、第1連通空間S1を流通する冷媒の大気側への漏出を好適に防止し得る。また、第1メカニカルシール94aと第2メカニカルシール94bとの間に潤滑油を充填したオイル領域S3を形成し、このオイル領域S3から各メカニカルシール94a,94bのシール端面に潤滑油を供給する構成であるので、シール端面に形成された油膜により冷媒の漏出をより確実に防止し得る。
実施例2の封止手段94では、第1連通空間S1に臨む第2メカニカルシール94bの第2シールリング26をオイル領域S3側に向けて付勢するよう構成してあるから、第1連通空間S1と第2コイルばね30の付勢力との和よりオイル領域S3の圧力が上がった際に、オイル領域S3から第2メカニカルシール94bのシール端面に潤滑油を積極的に供給することができる。例えば、圧縮機CMを駆動したまま冷凍系20に介挿されたラインバルブLVを閉成してポンプダウンを実施し、冷凍系20における低圧側の圧力を低下させることで、第1連通空間S1の圧力を意図的に低下させることができる。これにより第1連通空間S1の圧力と第2コイルばね30の付勢力の和がオイル領域S3の圧力より下回ると、第2シールリング26が第2コイルばねおよび第1連通空間S1の圧力に抗して第2固定リング28から離間してシール端面が開放するから、オイル領域S3から第2メカニカルシール94bのシール端面に潤滑油が供給される。このように、シール端面に積極的に潤滑油を供給することで、シール端面の冷却と洗浄を行ない、シール端面の油膜を維持し得るから、封止能力を向上し得る。
前記フラッシングポート70に調整弁96を設け、オイル領域S3からガスを適宜表出してオイル領域S3の圧力を調整しているから、シール端面に負荷をかけることなく、メカニカルシール94a,94bの封止能力を最適な状態とすることができる。すなわち、第1連通空間S1において、大気側への冷媒の漏出をより確実に防止し得ると共に、封止手段94の寿命を向上し得る。また、フラッシングポート70を介してオイル領域S3に潤滑油を補充する際に、オイル領域S3の圧力上昇による潤滑油の吹きこぼれ等を回避し得る。
本願発明では、実施例1または実施例2で説明したドラム式製氷機に限定されず、以下のように変更することもできる。
(1)実施例1では、接続部のフラッシングポートにダイヤフラムを設け、分岐管からの冷媒の圧力をダイヤフラムを介してオイル領域に付与する構成であるが、ダイヤフラムおよび分岐管を設けず、ブラシングポートに着脱自在な栓を設ける構成であってもよい。また、実施例1の封止手段の構成において、フラッシングポートに実施例2で説明した調整弁を設ける構成も適用できる。
(2)実施例2では、接続部のフラッシングポートに調整弁を設ける構成であるが、調整弁を設けず、フラッシングポートに着脱自在な栓を設ける構成であってもよい。また、実施例2の封止手段の構成において、フラッシングポートに実施例1で説明した分岐管を接続し、分岐管とフラッシングポートとの間にダイヤフラムを介挿する構成も適用できる。
(3)実施例1および実施例2では、連通空間における大気側となる製氷ドラム側にだけ2組のメカニカルシールを配設する構成であるが、連通空間を挟んで何れの方向にも2組のメカニカルシールを配設してもよい。
(4)実施例1では、分岐管からの冷媒の圧力によりダイヤフラムを介してオイル領域の圧力を調整する構成であるが、冷凍系における供給側の冷媒配管の温度を検知する感温筒を設け、この感温筒の温度検知に基づいてダイヤフラムを動作させて、オイル領域の圧力を調整する構成であってもよい。
本発明の好適な実施例1に係るドラム式製氷機を示す側断面図である。 実施例1のドラム式製氷機を蓋を開放した状態で示す概略斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 実施例1のドラム式製氷機の冷凍系を示す模式図である。 実施例1の製氷ドラムと第1回転軸の組付け構造を分解して示す概略斜視図である。 実施例1において、冷凍系と製氷ドラムとの接続部を拡大して示す側断面図である。 実施例2において、冷凍系と製氷ドラムとの接続部を拡大して示す側断面図である。 従来のドラム式製氷機を概略的に示す側断面図である。 従来のドラム式製氷機において、冷凍系と製氷ドラムとの接続部を拡大して示す側断面図である。
符号の説明
12 製氷タンク,14 製氷ドラム,16 回転軸,20 冷凍系,
20a 冷媒配管,20b 分岐管,26 シールリング,28 固定リング,
30 コイルばね(弾性部材),62,92 ケーシング,64,94 封止手段,
64a,94a 第1メカニカルシール,64b,94b 第2メカニカルシール,
70 フラッシングポート,72 ダイヤフラム,96 調整弁,
IR 供給経路(冷媒経路),S1 第1連通空間(連通空間),S3 オイル領域

Claims (5)

  1. 製氷タンク(12)に貯留した製氷水に一部浸漬した状態で水平軸回りに回転する製氷ドラム(14)の回転軸(16)に形成されて、該製氷ドラム(14)の内部に連通する冷媒経路(IR)と、前記製氷タンク(12)から突出した回転軸(16)の外周に配設されて該回転軸(16)の回転を許容するケーシング(62,92)に接続する冷凍系(20)の冷媒配管(20a)とを、該ケーシング(62,92)に内部画成されて、封止手段(64,94)により密封される連通空間(S1)を介して連通接続し、冷凍系(20)と製氷ドラム(14)とを冷媒が循環するようにしたドラム式製氷機において、
    前記封止手段(64,94)は、
    前記ケーシング(62,94)の内部に配設した第1の固定リング(28)およびこの第1の固定リング(28)より連通空間(S1)側において回転軸(16)の外周に配設され、第1の弾性部材(30)により付勢されて該第1の固定リング(28)に押圧的に当接して密封する第1のシールリング(26)を有する第1メカニカルシール(64a,94a)と、
    前記ケーシング(62,92)の内部において第1メカニカルシール(64a,94a)と連通空間(S1)との間に配置され、該第1メカニカルシール(64a)との間にオイル領域(S3)を形成する第2メカニカルシール(64b,94b)とを備え、
    前記オイル領域(S3)に充填した潤滑油を、各メカニカルシール(64a,94a,64b,94b)のシール端面に供給するよう構成した
    ことを特徴とするドラム式製氷機。
  2. 前記第2メカニカルシール(64b)は、前記ケーシング(62)の内部に配設した第2の固定リング(28)と、この第2の固定リング(28)より第1メカニカルシール(64a)側において回転軸(16)の外周に配設され、第2の弾性部材(30)により付勢されて該第2の固定リング(28)に押圧的に当接して密封する第2のシールリング(26)とを有し、
    前記連通空間(S1)内の冷媒圧力が前記第2のシールリング(26)を第2の固定リング(28)から離間させる方向に作用させるようにすることで、該第2メカニカルシール(64b)のシール端面を介して、前記オイル領域(S3)に連通空間(S1)を流通する冷媒が流入可能に構成した請求項1記載のドラム式製氷機。
  3. 前記第2メカニカルシール(94b)は、前記ケーシング(92)の内部に配設した第2の固定リング(28)と、この第2の固定リング(28)より連通空間(S1)側において回転軸(16)の外周に配設され、第2の弾性部材(30)により付勢されて該第2の固定リング(28)に押圧的に当接して密封する第2のシールリング(26)とを有し、
    前記オイル領域(S3)内の圧力が前記第2のシールリング(26)を第2の固定リング(28)から離間させる方向に作用させるようにすることで、前記連通空間(S1)内の冷媒圧力が低下したときに、前記第2メカニカルシール(94b)のシール端面を開いて、該オイル領域(S3)からシール端面に潤滑油を積極的に供給し得るようにした請求項1記載のドラム式製氷機。
  4. 前記ケーシング(62)に設けられ、前記オイル領域(S3)に連通するフラッシングポート(70)と、前記フラッシングポート(70)に接続され、前記冷凍系(20)における供給側の冷媒配管(20a)から分岐した分岐管(20b)と、前記フラッシングポート(70)と分岐管(20b)との間に介挿され、可撓性を有するダイヤフラム(72)とを備え、前記分岐管(20b)から供給される冷媒によりダイヤフラム(72)を介してオイル領域(S3)の圧力を調整し得るようにした請求項1〜3の何れかに記載のドラム式製氷機。
  5. 前記ケーシング(92)には、前記オイル領域(S3)に連通するフラッシングポート(70)が設けられ、このフラッシングポート(70)に接続してオイル領域(S3)の圧力を調節する調整弁(96)が配設されている請求項1〜3の何れかに記載のドラム式製氷機。
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