JP4680530B2 - 燃料電池システム - Google Patents
燃料電池システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP4680530B2 JP4680530B2 JP2004156050A JP2004156050A JP4680530B2 JP 4680530 B2 JP4680530 B2 JP 4680530B2 JP 2004156050 A JP2004156050 A JP 2004156050A JP 2004156050 A JP2004156050 A JP 2004156050A JP 4680530 B2 JP4680530 B2 JP 4680530B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel cell
- fuel
- gas
- detection unit
- cell system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Description
さらに、この種の燃料電池の中でも、常温で液体の燃料を水素に改質することなく、電極において直接酸化して電気エネルギーを取り出すことができる直接燃料酸化型燃料電池は、改質器が不要で電源の小型化が容易である点から、各種携帯端末用電源として期待されている。このタイプの固体高分子型燃料電池の燃料としては、低分子量のアルコールやエーテル類が検討されている。中でも高エネルギー効率及び高出力が得られるメタノールが最も有望視されている。このメタノールを燃料とする燃料電池は、ダイレクトメタノール型燃料電池(以下、DMFCで表す)と分類されている。
DMFCのアノードでの反応は、式(1)のように、燃料と水との反応よりなる。一方、カソードでの反応は、式(2)のように、プロトンと酸素から水が生成される反応である。
3/2O2+6H++6e-→3H2O ・・・・(2)
しかし、濃度の低いメタノール水溶液を燃料として燃料電池システム内部に貯蔵することは、体積エネルギー効率の低下という致命的な性能低下につながってしまう。
水溶液中のメタノール濃度を測定する手段としては、水溶液の密度、光の屈折率、導電率などを測定することがあげられる。しかし、それぞれ応答速度が遅い、精度不足、不純物の混入による誤差などの問題がある。また、昨今では、赤外線の透過量を測るものや、超音波の音速を測るものなどが開発され、それらを使用した濃度計測器が市販されている。この他にも、水と燃料の熱容量の差を利用した方法(特許文献2)や、燃料と電解質の静電容量を測定する方法(特許文献3)も提案されている。
しかし、前記のように、希釈燃料の濃度を直接測定する方法では、測定結果の精度が持続的に安定して得られず、濃度の維持管理は困難である。その理由は、次の2点があげられる。
前記ガス検知部は、好ましい実施の形態において、二酸化炭素の濃度を測定する。二酸化炭素の濃度は、赤外線の吸収を利用して測定するのが好ましい。
前記ガス検知部は、他の好ましい実施の形態において、酸素の濃度を測定する。
前記ガス検知部は、さらに他の好ましい実施の形態において、水蒸気の濃度を測定する。
前記ガス検知部は、さらに他の好ましい実施の形態において、メタノール、ホルムアルデヒド、蟻酸、および一酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種の濃度を測定する。
燃料電池の燃料消費量は、燃料電池の発電量を計測し、その結果を出力する電流検知部によって提供される。
この第1のシステムでは、前記電流検知部の出力から燃料電池の水消費量をも算出することができる。従って、その算出値に基づいて第二の制御部をコントロールし、適切な量の水を希釈タンクに供給することができる。
この第2のシステムは、燃料電池のアノードから排出される水溶液中の燃料を測定する、排出燃料の検知部を有し、未使用燃料は、未使用燃料を含む排出水溶液を燃焼装置に導入して完全酸化させ、燃焼装置から排出されるガスの成分を計測することにより定量することができる。前記未使用燃料を完全酸化するのは、液体のままでも上記の状態のいずれでもよい。この第2のシステムにおいては、燃料電池で消費される水の量を測定せず、消費された燃料量に基づいて第二の制御部をコントロールし、適切な量の水を希釈タンクに供給することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る燃料電池システムの概略構成を示すブロック図である。この燃料電池システムは、燃料電池スタック1、および燃料水溶液を収容する希釈タンク3を備える。燃料であるメタノールを貯蔵する燃料タンク2は、その燃料供給路が、メタノールの供給量を制御する第一の制御部4を介して希釈タンク3に接続されている。メタノールを希釈するための水を貯蔵する水タンク8は、その水供給路が、水の供給量を制御する第二の制御部9を介して希釈タンク3に接続されている。
前記のように燃料水溶液を燃料電池のアノードと希釈タンクとの間で循環させるシステムにおいては、燃料および水の消費量を正確に測定することが重要である。式(1)に示されるように、電気化学反応においては、燃料であるメタノールのアノードでの消費量は、測定された発電電流量から発生した電子の数を計算して求めることができる。しかし、現在開発されている多くの直接燃料酸化型燃料電池、特にDMFCでは、燃料のクロスオーバーによってアノードからカソード側へ燃料が電解質膜を透過していく分、余分な消費量が発生する。従って、燃料の消費量を正確に求めるには、電解質膜をクロスオーバー量を正確に求めることが不可欠である。
ただし、セルの運転温度が100℃を超える場合や、100℃以下でも比較的高い温度である場合は、生成水の水蒸気によって排出ガスの湿度が著しく上昇し、二酸化炭素濃度の測定精度の低下や水蒸気による流量の増加が生じる。従って、排出ガスを熱交換器などによって冷却してから、二酸化炭素濃度やガス流量を測定することが好ましい。また、水分を除去して測定する機能を有した濃度計で測定しても良い。
あるいは、クロスオーバー量をより正確に測定するために、二酸化炭素の濃度だけでなく、水蒸気の濃度、すなわち湿度の測定を併用したり、一酸化炭素の濃度を同時に測定したりして、クロスオーバー量を補正してもよい。
従って、一酸化炭素、メタノール、ホルムアルデヒド、蟻酸の濃度を測定し、それらの濃度が設定された限界値を上回った場合は、コントローラ7を通して第一の制御部4に燃料の供給を停止させ、燃料電池の発電を停止させるのが好ましい。
ガス濃度計については、赤外線の吸収を利用したものが、応答性が高い上、二酸化炭素、一酸化炭素、メタノールなどの化学結合種が異なる物質については、その吸収波長が異なるため、混在する場合でも区別して測定することができ、精度が高い。
コントローラ7は、電流検知部6から出力された電流値またはそれに相関する信号に含まれる数値Aから電極反応によるメタノールの消費量Xと、ガス検知部5から出力された濃度またはそれに相関する信号に含まれる数値Bからクロスオーバーによるメタノール消費量Yを算出し、それらの合計であるメタノールの消費量Zを算出する。そして、消費量Zに相当する量のメタノールを燃料タンク2から希釈タンク3へ送るように第一の制御部4に指示するような信号Wを発信することができればよい。
Y=b(C−c)(b、cは定数) (5)
Y=d(C×D−e)(d、eは定数) (6)
Z=X+Y (7)
ひとつの方法は、水がアノードからカソードへ移動する量をメタノールのクロスオーバー量から求める方法である。すなわち、前記水の移動現象のうち、濃度拡散によるものはメタノールのクロスオーバー量と相関し、電気的移動現象によるものは、プロトンの移動量、すなわち発電電流量と相関する。これらの相関を実験的に求め、前記のように、カソードから排出される二酸化炭素濃度を測定するなどの方法でメタノールクロスのオーバー量を測定することで、アノードでの水の消費量を求めるものである。
S=fY+gA(f、gは定数) (9)
図2は、本実施の形態の燃料電池システムの概略構成を示す図である。
実施の形態1と異なる点は、燃料電池スタック1のアノードから排出される未使用の余剰燃料を含む水溶液31を希釈タンク3に戻すのではなく、燃焼装置10によって酸化させることである。燃焼装置10には、十分な量の酸素を含んだ空気が24で示されるように、送入される。燃焼装置10に導入された余剰の燃料は、反応式(3)と同様の反応によって二酸化炭素にまで完全酸化される。余剰の燃料が全て二酸化炭素にまで酸化されると、燃焼装置10から排出されるガス32に含まれる二酸化炭素濃度は、余剰燃料量と相関する。従って、燃料消費量を求めるためには、燃焼装置10から排出されるガス32の二酸化炭素を計測すればよく、そのための第二のガス検知部11が設けられている。33は第2のガス検知部11からの排出ガスを表す。
V=n(E×F−p)(n、pは定数) (11)
Z=X+Y+V (12)
本実施の形態においては、希釈タンクに供給すべき水の量は、希釈タンクに供給すべき燃料量に対応して決定すればよい。
図3は、本実施の形態の燃料電池システムの概略構成を示す図である。
本実施の形態は、実施の形態2を簡素化したものである。燃料電池スタック1から排出される未使用の燃料水溶液を燃焼させる燃焼装置12には、酸化剤ガスとして、外部から空気を供給する代わりに燃料電池スタック1のカソードから排出されるガス21を使用する。
Y+V=s(E×F−t)(s、tは定数) (14)
本発明の他の実施の形態について説明する。
まず、式(1)と(2)から燃料電池の全反応式を導くと、式(3)になることがわかる。このことから、燃料電池内で消費される酸素の量は、式(3)に基づいて燃料の消費量と相関し、したがって発電量とクロスオーバー量を区別する必要がなくなることがわかる。従って、燃料電池スタックから排出されるガス中の二酸化炭素濃度を測定する代わりに、酸素濃度を測定することで、燃料の消費量を求めることができる。このことは、実施の形態2および3に記載のような余剰燃料を燃焼させて酸化する場合にも適用できる。
メタノールを燃料として、図1に示される構成の燃料電池システムを作製した。そして、以下のようにシステムを稼動させ、希釈タンク3の燃料濃度の時間的変化をガスクロマトグラフ(島津製作所GC−14B)により測定した。
まず、平均一次粒子径30nmを持つ導電性カーボン粒子に、白金を50重量%担持したものをカソード側の触媒担持粒子とした。前記と同じサイズのカーボン粒子に、原子比1:1の白金−ルテニウム合金を50重量%担持したものをアノード側の触媒担持粒子とした。これらの触媒担持粒子をそれぞれ水素イオン伝導性高分子電解質と混合し、触媒ペーストを作製した。このとき、触媒担持粒子中のカーボンと水素イオン伝導性高分子電解質の重量比を1:1とした。
上記の燃料電池スタック1を用いて構成した燃料電池システムにおいて、ガス検知部5では、カソードからの排気ガスを、氷水を循環させたガラス製のジムロート冷却管に通した後、赤外線吸収式の二酸化炭素濃度計(ヴァイサラ社製GM70)で二酸化炭素濃度を測定し、同時に石鹸膜流量計(エステック社製SFVP)を用いて排気ガスの単位時間当たりの流量を計測した(実際には、流量計内の測定容器のガス量が所定値に達する時間を測定した)。
コントローラ7には、市販のパーソナルコンピュータを用いて、二酸化炭素濃度計、流量計、および電流計から出力される数値を読み込ませ、式(4)、(6)および(7)によって燃料の消費量を算出し、第一の制御部4に信号を出力させた。各演算式において、定数値aは反応式(1)におけるメタノールと電子の化学量論比とファラデー定数から求められる数値であり、Aの単位をアンペア、Xの単位をmol/sとすれば、1.72×10-6(無次元)となる。
式(4)、(6)、(7)、および(9)によってコントローラ7は水の消費量を算出し、第二の制御部9に信号を出力させた。XおよびYの計算については、前記と同様の定数を用い、式(9)の定数値f、およびgは、モデルセルによる測定から実験的に求めた値を使用した。Aの単位をアンペア、Cの単位をモル分率(無次元)、X、Y、T、およびSの単位をmol/sとして、f=1.3(無次元)、g=3.2×10-5(無次元)とした。
燃料タンク2、希釈タンク3、および水タンク8には、ポリテトラフルオロエチレン製の密閉容器を使用した。希釈タンク3から各セルのアノードへの希釈燃料の供給には、液体ポンプ(日本精密科学社製NP−KX−120)を用いた。カソードへは、マスフローコントローラで流量を制御した空気を一定量供給した。
比較例として、図4に示すような燃料電池システムを作製した。
この燃料電池システムは、燃料電池スタック1に、燃料水溶液を供給する希釈タンク3が接続されている。燃料タンク2および水タンク8は、それぞれ第一の制御部4および第二の制御部9を介して希釈タンク3に接続されている。
希釈タンク3に接続された燃料濃度計10には、超音波式のものを用いた。濃度の計測値はコントローラ11へ出力される。コントローラ11は、設定値と計測値の差分を計算して、第一の制御部4および第二の制御部9へ信号を出力する。これによって、希釈タンクへ供給される燃料または水が制御され、希釈タンク3内の燃料濃度が調節される。
実施例1と同様に希釈タンクの燃料濃度の時間的変化をガスクロマトグラフで測定した。
これに比べて、比較例1では、運転開始直後に濃度が大きく振れているのに加えて、時間が経つにつれて設定値との乖離が大きくなっていることがわかる。比較例1のシステムにおいて、運転開始直後に濃度が大きく振れるのは、発電にともないアノードで発生した二酸化炭素が、希釈タンク内の燃料に溶解して濃度の測定値に誤差が生じているためであると考えられ、二酸化炭素の溶解が飽和に到達することで収束しているものと考えられる。経時的に乖離が大きくなっていくのは、電極で発生したホルムアルデヒド、蟻酸、蟻酸メチルなどの副生成物が希釈タンク内に蓄積されて、濃度計の計測値が実際の濃度よりも高く測定されているためと考えられる。
Claims (23)
- 高分子電解質膜およびそれを挟むアノードおよびカソードからなるセルを備える燃料電池;前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する手段;液体燃料の水溶液を収容するとともに前記水溶液を前記燃料電池のアノードとの間で循環させる希釈タンク;前記希釈タンクに第一の制御部を介して接続された燃料タンク;前記希釈タンクに第二の制御部を介して接続された水タンク;前記燃料電池のカソードから排出されるガスの成分を計測し、その結果を出力するガス検知部;前記燃料電池の発電量を計測し、その結果を出力する電流検知部;および前記ガス検知部と前記電流検知部の出力結果をもとに前記第一の制御部および第二の制御部をコントロールするコントローラを具備する燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、ガスの成分とともにガスの流量を計測し、それらの結果を出力する請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、二酸化炭素の濃度を測定する請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、酸素の濃度を測定する請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、水蒸気の濃度を測定する請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、メタノール、ホルムアルデヒド、蟻酸、および一酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種の濃度を測定する請求項1記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、赤外線の吸収を利用して二酸化炭素の濃度を測定する請求項3記載の燃料電池システム。
- 燃料がメタノールである請求項1記載の燃料電池システム。
- 高分子電解質膜およびそれを挟むアノードおよびカソードからなるセルを備える燃料電池;前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する手段;液体燃料の水溶液を収容するとともに前記水溶液を前記燃料電池のアノードへ供給する希釈タンク;前記希釈タンクに第一の制御部を介して接続された燃料タンク;前記希釈タンクに第二の制御部を介して接続された水タンク;前記燃料電池のカソードから排出されるガスの成分を計測し、その結果を出力するガス検知部;前記燃料電池の発電量を計測を計測し、その結果を出力する電流検知部;前記燃料電池のアノードから排出される未使用の燃料を計測し、その結果を出力する未使用燃料検出部;並びに前記ガス検知部、前記電流検知部、および未使用燃料検出部の出力結果をもとに前記第一の制御部および第二の制御部をコントロールするコントローラを具備する燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、二酸化炭素の濃度を測定する請求項9記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、酸素の濃度を測定する請求項9記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、水蒸気の濃度を測定する請求項9記載の燃料電池システム。
- 前記未使用燃料検出部が、燃料電池のアノードから排出される未使用の燃料を燃焼させる燃焼装置、および前記燃焼装置から排出されるガスの成分を計測し、その結果を出力する第2のガス検知部からなる請求項9記載の燃料電池システム。
- 前記第2のガス検知部が二酸化炭素の濃度を測定する請求項13記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、メタノール、ホルムアルデヒド、蟻酸、および一酸化炭素からなる群より選択される少なくとも1種の濃度を測定する請求項9記載の燃料電池システム。
- 前記ガス検知部は、赤外線の吸収を利用して二酸化炭素の濃度を測定する請求項10記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池のアノードから排出される未使用の燃料を燃焼させる燃焼装置を具備し、前記燃料電池のカソードから排出されるガスが前記燃焼装置に導入され、前記燃焼装置から排出されるガスが前記ガス検知部に導入されるように構成され、前記ガス検知部が、前記未使用燃料検出部を兼ねている請求項9記載の燃料電池システム。
- 燃料がメタノールである請求項9記載の燃料電池システム。
- 高分子電解質膜およびそれを挟むアノードおよびカソードからなるセルを備える燃料電池;前記燃料電池のカソードに酸化剤ガスを供給する手段;液体燃料の水溶液を収容するとともに前記水溶液を前記燃料電池のアノードへ供給する希釈タンク;前記希釈タンクに第一の制御部を介して接続された燃料タンク;前記希釈タンクに第二の制御部を介して接続された水タンク;および前記燃料電池の発電量から燃料電池の燃料消費量を計測する電流検知部を含む制御手段を具備し、前記制御手段は燃料消費量の計測値に基づいて前記第一の制御部を制御し、さらに前記制御手段は、前記燃料電池のカソードから排出されるガスの成分を計測することにより、アノードからカソードにクロスオーバーした燃料量を算出し、その算出値に基づいて前記燃料消費量を補正する補正手段を具備する燃料電池システム。
- 前記補正手段が、燃料電池のカソードから排出されるガス中の二酸化炭素を計測する請求項19記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池のアノードから排出される、未使用燃料を含む水溶液を、前記希釈タンクに戻す手段をさらに具備する請求項19記載の燃料電池システム。
- 前記電流検出部の計測値から水の消費量が算出され、その算出値に基づいて前記第二の制御部がコントロールされる請求項21記載の燃料電池システム。
- さらに、前記燃料電池のアノードから排出される、未使用燃料を含む水溶液を導入する燃焼装置、および前記燃焼装置から排出されるガスの成分を計測するガス検知部を具備し、前記電流検知部およびガス検知部で計測された成分及びその量から前記燃料電池の燃料消費量が算出される請求項19記載の燃料電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004156050A JP4680530B2 (ja) | 2003-06-09 | 2004-05-26 | 燃料電池システム |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003163627 | 2003-06-09 | ||
JP2004156050A JP4680530B2 (ja) | 2003-06-09 | 2004-05-26 | 燃料電池システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005026215A JP2005026215A (ja) | 2005-01-27 |
JP4680530B2 true JP4680530B2 (ja) | 2011-05-11 |
Family
ID=34196873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004156050A Expired - Fee Related JP4680530B2 (ja) | 2003-06-09 | 2004-05-26 | 燃料電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4680530B2 (ja) |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4950424B2 (ja) * | 2005-01-28 | 2012-06-13 | パナソニック株式会社 | 燃料電池システム |
JP2006253046A (ja) * | 2005-03-14 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | 液体燃料電池システム及びその運転方法 |
JP2006331907A (ja) * | 2005-05-27 | 2006-12-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 直接メタノール型燃料電池 |
JP2007027078A (ja) * | 2005-06-13 | 2007-02-01 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池システム |
JP4997620B2 (ja) * | 2005-08-19 | 2012-08-08 | 学校法人慶應義塾 | 核磁気共鳴法を用いて膜の透過特性を測定する測定装置および測定方法 |
US7776482B2 (en) * | 2005-10-05 | 2010-08-17 | Panasonic Corporation | Dynamically controllable direct oxidation fuel cell systems and methods therefor |
JP5260836B2 (ja) * | 2006-02-15 | 2013-08-14 | パナソニック株式会社 | 燃料電池システム |
JPWO2007110969A1 (ja) * | 2006-03-28 | 2009-08-06 | 株式会社日立製作所 | 燃料電池のクロスオーバー損失の測定方法および測定装置 |
WO2007145244A1 (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | 燃料電池用燃料カートリッジ及び燃料電池 |
KR100906204B1 (ko) * | 2007-08-30 | 2009-07-03 | 한국과학기술연구원 | 농도 센서를 사용하지 않는 액체형 연료 전지의 연료 농도제어 방법 및 장치, 이를 이용한 액체형 연료 전지 장치 |
JP5016426B2 (ja) * | 2007-09-20 | 2012-09-05 | 株式会社チノー | メタノール透過量測定装置 |
CA2644871C (en) * | 2007-11-27 | 2012-03-27 | Industrial Technology Research Institute | Method of measuring concentration of fuel |
US8501491B2 (en) | 2007-11-27 | 2013-08-06 | Industrial Technology Research Institute | Method of measuring concentration of fuel |
JP5077828B2 (ja) * | 2008-04-15 | 2012-11-21 | 横河電機株式会社 | 電気化学センサ |
TWI379454B (en) * | 2008-12-01 | 2012-12-11 | Ind Tech Res Inst | Apparatus and method of measuring concentration of fuel |
JP2013020868A (ja) * | 2011-07-13 | 2013-01-31 | Panasonic Corp | 燃料電池システム |
JP6510836B2 (ja) * | 2015-03-03 | 2019-05-08 | 株式会社フジクラ | 燃料電池システム |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003022830A (ja) * | 2001-05-02 | 2003-01-24 | Toshiba Corp | 燃料電池発電装置、燃料電池発電装置の運転方法及び組電池 |
JP2003157886A (ja) * | 2001-11-22 | 2003-05-30 | Daikin Ind Ltd | 燃料電池スタック及び燃料電池システム |
JP2004146274A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 燃料電池発電方法及び小型燃料電池システム装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004030134A (ja) * | 2002-06-25 | 2004-01-29 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 広告情報提供システム、広告表示装置、情報読込装置、広告情報提供方法および広告情報提供プログラム |
-
2004
- 2004-05-26 JP JP2004156050A patent/JP4680530B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003022830A (ja) * | 2001-05-02 | 2003-01-24 | Toshiba Corp | 燃料電池発電装置、燃料電池発電装置の運転方法及び組電池 |
JP2003157886A (ja) * | 2001-11-22 | 2003-05-30 | Daikin Ind Ltd | 燃料電池スタック及び燃料電池システム |
JP2004146274A (ja) * | 2002-10-25 | 2004-05-20 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 燃料電池発電方法及び小型燃料電池システム装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005026215A (ja) | 2005-01-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4680530B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP4399801B2 (ja) | 液体燃料直接供給形燃料電池システムと、その運転制御方法及び運転制御装置 | |
Xia et al. | Investigation of parameter effects on the performance of high-temperature PEM fuel cell | |
KR100699371B1 (ko) | 직접 메탄올형 연료 전지 시스템 및 그 제어 방법 | |
US7045233B2 (en) | Method and apparatus for electrochemical compression and expansion of hydrogen in a fuel cell system | |
JP5098154B2 (ja) | 電気化学エネルギー生成装置及びその運転方法 | |
US20040028979A1 (en) | Method and apparatus for electrochemical compression and expansion of hydrogen in a fuel cell system | |
US8142945B2 (en) | Method for controlling peripheral system and fuel cell system using the same | |
US7582371B2 (en) | Fuel cell system having fuel and water controlling means | |
US7132182B2 (en) | Method and apparatus for electrochemical compression and expansion of hydrogen in a fuel cell system | |
JP4444148B2 (ja) | 燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法 | |
US20100233554A1 (en) | Fuel cell system and operating method thereof | |
US20070227900A1 (en) | Performance enhancement via water management in electrochemical cells | |
JP2004172125A (ja) | 乾燥したカソード供給による燃料電池システム | |
JP5254022B2 (ja) | 動的に制御可能な直接酸化型燃料電池システムおよびその方法 | |
US7759012B2 (en) | Direct methanol fuel cell system and operating method thereof | |
WO2012101818A1 (ja) | 燃料電池システム | |
US8637199B2 (en) | Fuel cell using organic fuel | |
EP2842191B1 (en) | Method and arrangement for determining enthalpy change of a fuel cell system | |
KR101105364B1 (ko) | 연료 농도 센서 및 센싱 방법, 이를 이용한 연료전지의 연료 재순환 시스템 장치 및 방법, 이를 이용한 연료전지 이용 장치 | |
KR20090043967A (ko) | 연료전지 시스템 | |
JP4811704B2 (ja) | パッシブ型水素製造装置及びこれを用いたパッケージ型燃料電池発電装置 | |
JP4863099B2 (ja) | スタック型燃料電池発電装置 | |
JP2001176530A (ja) | 固体高分子膜型燃料電池システム | |
JP2006331907A (ja) | 直接メタノール型燃料電池 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20061225 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070411 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101111 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101207 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110106 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |