JP4679548B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯機に関するものである。
ヒートポンプやヒータ等の熱源機で水を加熱して得た湯を貯湯タンクに貯留し、この貯湯タンクから給湯管路を介して所望箇所に給湯する貯湯式給湯機では、通常、1日のうちの所定の時間帯においてのみ水を沸き上げて湯にし、貯湯タンクに貯留された湯を残りの時間帯で消費するようにしている。貯湯式給湯機のランニングコストを抑えるために、消費しきれなかった残り湯は次回の沸上げ時に再び所定温度の湯に沸き上げられて、再利用される。
貯湯式給湯機のうちでヒートポンプを熱源機として用いたものでは、ヒートポンプにより加熱される水の温度が高いと当該貯湯式給湯機での成績係数(COP)が低下するので、残り湯の沸上げ時の成績係数の低下を防止するために貯湯タンク内の残り湯を攪拌してその温度を略均一化してから沸き上げる、という工夫もなされている。特許文献1には、貯湯タンク内に設けた攪拌手段により残り湯を攪拌してその温度を略均一化するヒートポンプ給湯機が記載されている。また、特許文献2には、一端が貯湯タンクの底面に接続され他端が貯湯タンクの天面に接続された攪拌流路に残り湯を流すことで当該残り湯を攪拌してその温度を略均一化するヒートポンプ給湯機が記載されている。
特開2003−254609号公報 特開2003−287278号公報
しかしながら、特許文献1,2に記載されたヒートポンプ給湯機におけるように貯湯タンク内の残り湯を攪拌してその温度を略均一化してから沸き上げるように貯湯式給湯機を構成すると、残り湯全体の温度が比較的低温側で略均一化された後に当該残り湯を沸き上げることになるので、所定量の湯が沸き上がるまでの間はいわゆる「湯切れ」の状態となって所望温度の給湯をユーザが受けられなくなることがある。また、湯の消費量が少なく貯湯タンク上部に高温の残り湯が比較的多量にある場合には、残り湯を攪拌しても当該残り湯の温度が比較的高温側で略均一化されてしまう結果として、攪拌しなかったときと比べて成績係数が低下してしまうこともある。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたものであり、ヒートポンプサイクルの成績係数が良好で、かつ湯切れを確実に防止できる貯湯式給湯機を得ることを目的とする。
上記の目的を達成する本発明の貯湯式給湯機は、ヒートポンプ熱源機で水を加熱して得た湯を貯湯タンクに貯留し、該貯湯タンク内の湯を給湯管路を介して所定の給湯先に送る貯湯式給湯機であって、貯湯タンクの下部に設けられた取水口と貯湯タンクの上部側に設けられた給水口とを結ぶ循環管路と、循環管路の途中に設けられて貯湯タンク内の湯を循環管路に循環させる循環装置と、循環装置の動作を制御する制御装置とを備え、給水口は、貯湯タンクの頂部側から一定容量の湯が貯留される位置に設けられていることを特徴とするものである。
本発明の貯湯式給湯機では、沸き上げる前に上記の循環管路に貯湯タンク内の湯を循環させ、貯湯タンク内の湯を撹拌することで、少なくとも循環管路での給水口の周辺および当該給水口の下方の湯の温度を比較的低温側で略均一化させることができるので、ヒートポンプ熱源機の沸き上げ効率を向上させることができる。また、循環装置を動作させているときでも上記一定容量の湯を確保して給湯に使用することができる。すなわち、上記一定容量の湯の量を適宜選定することにより、湯切れを防止することができる。したがって本発明によれば、ヒートポンプサイクルの成績係数(COP)が良好で、かつ湯切れを確実に防止できる貯湯式給湯機を得ることができる。
以下、本発明の貯湯式給湯機の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する実施の形態に限定されるものではない。
図1は、貯湯式給湯機の一例を示す概略図である。同図に示す貯湯式給湯機40は、二酸化炭素等の自然冷媒を用いたヒートポンプ(図示せず)を有するヒートポンプユニット(ヒートポンプ熱源機)10と、ヒートポンプユニット10で得た湯が貯留される貯湯タンク11等が収容された貯湯タンクユニット30とを備えている。図1においては、上記のヒートポンプのうちの熱交換器1のみが示されている。
上記の貯湯タンクユニット30内には、一端が水道等の水源に接続された給水管路13が配設されており、当該給水管路13の他端は貯湯タンク11の下部に接続されている。貯湯式給湯機40の設置後に、貯湯タンク11が満水になるまで当該貯湯タンク11内に給水管路13を介して水が注入される。また、貯湯式給湯機40の稼働時においては、消費された湯と同量の水が給水管路13を介して貯湯タンク11に供給されて、当該貯湯タンク11が満水状態に常時保たれる。給水管路13の途中には図示を省略した減圧弁が設けられており、水源から供給された水は所定の水圧に減圧された後に貯湯タンク11に供給される。
貯湯タンク11の下部には取水口11aが、また上部側には給水口11bが設けられており、上記の取水口11aと給水口11bとは循環管路15により結ばれている。循環管路15は、取水口11aから熱交換器1を経て給水口11bに達しており、その途中のヒートポンプユニット10内には、循環ポンプ等の循環装置17が設けられている。図示の例では、貯湯タンク11の下端に取水口11aが設けられており、給水口11bは、例えば、湯切れ防止のための最低貯湯量(この実施例では50リットル)等の一定容量の湯が貯湯タンク11の頂部側に貯留される位置に設けられている。
貯湯タンク11内の湯を所望の給湯先に供給するために、貯湯タンク11の頂部には給湯管路19の一端が接続されている。当該給湯管路19の他端は所望の給湯先に設けられた給湯栓45に接続されている。
貯湯タンクユニット30内には、ヒートポンプユニット10内のヒートポンプの動作や循環装置15の動作等を制御する制御装置21も配設されている。この制御装置21は、制御部21aと記憶部21bとを有しており、ヒートポンプユニット10や循環装置17に有線または無線により接続されて、貯湯式給湯機40内の情報と記憶部21bに格納されている情報とに基づいて当該ヒートポンプユニット10や循環装置17の動作を制御する。なお、記憶部21bには、例えばヒートポンプユニット10による水の沸上げ温度についての情報や、水の沸上げ運転を開始する時刻についての情報や、ヒートポンプサイクルは行わずに循環装置17のみを動作させるときの条件についての情報等が格納される。
上記の温度情報を得るために、貯湯タンク11内には互いに異なる取付け高さをもって複数の温度センサ23a〜23eが、また循環管路15における循環装置17の上流側には温度センサ25aが、そして給水口11bの上流側には温度センサ25bがそれぞれ配置されて、制御装置21と有線または無線により接続されている。上記の温度センサ23aは貯湯タンク11内の頂部に位置しており、温度センサ23bは給水口11bの取付け高さよりも僅かに高い所に位置している。また、温度センサ23cは給水口11bの取付け高さよりも所定の高さだけ低い所に位置しており、温度センサ23dは温度センサ23cの下方に位置しており、温度センサ23eは取水口11aの近傍に位置している。
貯湯タンクユニット30の外には、有線または無線により制御装置21に接続された遠隔操作部35が配置されている。この遠隔操作部35は、制御装置21に対する入力装置として機能するものであり、ユーザにより入力された情報を制御部21に伝える。例えば、ヒートポンプユニット10による水の沸上げ温度を指定する情報や、水の沸上げ運転の開始時刻を指定する情報や、貯湯式給湯機40の起動を指示する指令等が遠隔操作部35から入力される。図1には1つの遠隔操作部35のみが示されているが、複数の遠隔操作部35を設けることもできる。なお、遠隔操作部35から制御装置21に入力された情報は、必要に応じて記憶部21bに格納される。
上述の構成を有する貯湯式給湯機40は、ユーザにより指定された水の沸上げ開始時刻になると、沸上げ運転を開始する。光熱費を抑えるために、沸上げ運転の開始時刻は一般に深夜電力時間帯(一般に23時から翌朝7時)に設定される。制御装置21は時計機能を有しており、ユーザは遠隔操作部35により沸上げ運転の開始時刻を指定することができる。
貯湯タンク11内に残り湯がないときの沸上げ運転時には、制御装置21によりヒートポンプユニット10によるヒートポンプサイクルおよび循環装置17が起動されて、貯湯タンク11内の水が取水口11aから循環管路15に流入し、熱交換器1による外気との熱交換によって湯に沸き上げられて、給水口11bから貯湯タンク11内に少量ずつ戻される。このとき、湯の比重の方が水の比重よりも小さいことから、給水口11bから貯湯タンク11に戻された湯は貯湯タンク11内の頂部側に流動し、貯湯タンク11内の水または相対的に低温の湯は貯湯タンク11の底部側に流動する。
制御装置21は、ユーザにより指定された沸上げ温度(例えば90℃)の湯が給水口11bから貯湯タンク11内に戻されるように、各温度センサ25a,25bの検知結果と記憶部21bに格納されている沸上げ温度についての情報とを基にヒートポンプユニット10の動作を制御する。また、各温度センサ23e,25aの検知結果が所定の温度、すなわちユーザにより指定された沸上げ温度に対応する温度(例えば60℃)になると、貯湯タンク11内の湯の全量が沸き上がったものと判断して、沸上げ運転を終了させる。
上述のようにして沸き上げられて貯湯タンク11に貯留された湯は、ユーザにより給水栓45からの給湯に使用され、このときの湯の使用量に相当する量の水が給水管路13を介して貯湯タンク11に供給される。そのため、沸き上げる前の段階の貯湯タンク11内には、頂部付近が略沸上げ温度で取水口付近が略未加熱の水の温度という温度分布が形成される。
このような温度分布が形成されている状態で沸き上げる場合、貯湯式給湯機40は当該沸き上げに先だって貯湯タンク内の湯(水)を攪拌する。すなわち、ヒートポンプユニット10によるヒートポンプサイクルは行わずに循環装置17のみを動作させる攪拌運転を行って貯湯タンク11内の湯(水)を攪拌する。その後、沸上げ運転を行う。攪拌運転は、例えばユーザが指定した沸上げ運転の開始時刻よりも一定時間前(例えば2時間前)に開始される。
上記の攪拌運転時には、制御装置21により循環装置17のみが起動されて、貯湯タンク11内の湯が取水口11aから循環管路15に流入し、熱交換器1による外気との熱交換が行われないまま給水口11bから貯湯タンク11内に少量ずつ戻される。このとき、取水口11a付近の湯の温度の方が給水口11b付近の湯の温度よりも低いことから、給水口11bから貯湯タンク11に戻された湯は貯湯タンク11内の頂部側には殆ど流動せずに、貯湯タンク11の底部側に流動する。その結果、貯湯タンク11を側面視したときの給水口11bの上端の高さ位置付近を境として、上側には攪拌運転時に実質的に循環しなかった高温の残り湯層が形成され、下側には略均一化された低温の残り湯層が形成される。
図2は、攪拌運転を行う前の段階での貯湯タンク11内の温度分布の一例を示す概略図である。同図に示す例では、温度センサ23aによる検知温度が沸上げ温度である90℃、温度センサ23bによる検知温度が70℃、温度センサ23cによる検知温度が50℃、温度センサ23dによる検知温度が30℃、温度センサ23eによる検知温度が未加熱の水の温度である5℃となっている。また、貯湯タンク11を側面視したときの温度センサ23bよりも上方の領域Rに貯留されている残り湯の容積は50リットル、温度センサ23bと温度センサ23dとの間の領域Rに貯留されている残り湯の容積は200リットル、温度センサ23dよりも下方の領域Rに貯留されている残り湯の容積は120リットルである。
図3は、攪拌運転により貯湯タンク11内に形成される高温の残り湯層と低温の残り湯層それぞれの一例を示す概略図である。同図に示す例は、貯湯タンク11内の残り湯に図2に示す温度分布が形成されているときに攪拌運転を行ったときのものである。前述のように、攪拌運転時に給水口11bから貯湯タンク11に戻された残り湯は、貯湯タンク11内の頂部側には殆ど流動せずに貯湯タンク11の底部側に流動する。その結果として、貯湯タンク11を側面視したときの給水口11bの高さ位置付近を境として、上側には攪拌運転時に実質的に循環しなかった70〜90℃程度の高温の残り湯層Sが形成され、下側には略均一化された温度(37℃程度)の低温の残り湯層Sが形成される。図3中の白抜きの矢印は、攪拌運転時に給水口11bから貯湯タンク11に戻された残り湯の流動方向を概略的に示している。
なお、攪拌運転によって給水口11bの高さ位置付近の上方に所望容積の高温の残り湯層を形成するという観点からは、攪拌運転時に給水口11bから貯湯タンク11に戻される残り湯の流速を低めに設定することが好ましい。例えば、ヒートポンプユニット10と循環装置17とを動作させる沸上げ運転時における循環管路15での流速よりも、循環装置17を単独で動作させる攪拌運転時における循環管路15での流速の方が遅くなるように循環装置17の動作を制御すると、給水口11bの高さ位置付近の上方に所望容量の高温の残り湯層を確実に確保できる。
制御装置21は、攪拌運転の開始から予め定められた時間が経過すると攪拌運転を終了して、沸上げ運転を開始する。攪拌運転の継続時間は、貯湯タンク11内に略均一な温度の低温の残り湯層が確保できるように、攪拌運転時の循環装置17の運転条件や循環管路15の管径等を考慮して例えば貯湯式給湯機40のメーカにより予め設定され、記憶部21bに格納される。各温度センサ23c,23d,23eによる検知結果が所定の温度差(例えば±1℃)以内になったときに攪拌運転を終了するように貯湯式給湯機40を構成することも可能である。上記の温度差も例えば貯湯式給湯機40のメーカにより予め設定され、記憶部21bに格納される。
貯湯タンク11内に残り湯があったときは、攪拌運転時および沸上げ運転時のいずれにおいても、貯湯タンク11の頂部側に高温の湯が貯留された状態となるので、ユーザは給湯栓45からの給湯を受けることができる。図3に示した例におけるような高温の残り湯層Sの容量は、給水口11bの取付け高さを適宜選定することにより容易に調節することができる。したがって、当該容量が予め設定された追加沸上げ時の湯量または湯切れ防止用の最低貯湯量となるように給水口11bの取付け高さを選定することにより、貯湯式給湯機40での湯切れを確実に防止できる。
例えば図3に示した例におけるような低温(37℃程度)の残り湯層S(図3参照)を形成し、その後に当該低温の残り湯層Sを対象に沸上げ運転を行うと、成績係数(COP)は1.41程度となる。一方、図2に示した残り湯全体を特許文献1に記載されたヒートポンプ給湯機におけるように攪拌してその温度を略均一化し、その後に沸上げ運転を行うと、沸上げ運転の対象となる残り湯の温度が43℃程度となることから、成績係数は1.22程度となる。これらの成績係数の比は1.41/1.22程度であるので、貯湯式給湯機40では成績係数が16%程度改善されることになる。参考のため、ヒートポンプユニットを備えた貯湯式給湯機で沸上げ運転の対象とする水または湯の温度(水温)と成績係数(COP)との関係の一例を図4に示す。
上述のように、循環管路15を用いて攪拌運転を行った後に沸き上げを行う貯湯式給湯機40では、沸き上げる際の成績係数が良好であり、かつ湯切れを確実に防止することができる。なお、本発明の貯湯式給湯機は、前述のように、上記形態の貯湯式給湯機40に限定されるものではない。
例えば、貯湯タンク内に高温の残り湯が多量にあるときには攪拌運転を行うことによるメリットが期待できないので、制御装置に攪拌運転を行うか否かを判定する判定機能を付加し、当該判定機能により攪拌運転を行わないと判定されたときには攪拌運転を行わないように貯湯式給湯機を構成してもよい。具体的には、図1に示した各温度センサ23a〜23eの検知温度がいずれも所定の条件値(例えば70℃)を超えるときには、上記の判定機能により攪拌運転を行わないと判定されるように貯湯式給湯機を構成してもよい。同様に、図1に示した給水口11bよりも下方にある少なくとも1つの温度センサの検知温度が所定の条件値を超えるときには、上記の判定機能により攪拌運転を行わないと判定されるように貯湯式給湯機を構成してもよい。温度センサの検知温度に関する上記の条件値は、例えば貯湯式給湯機のメーカにより予め制御装置の記憶部に格納される。
また、攪拌運転で使用する循環管路と沸上げ運転で使用する循環管路とを別個に設けることもできる。これらの循環管路を別個に設ける場合には、1つの循環装置によって各循環管路に水または湯を循環させることも可能であるし、個々の循環管路に1つずつ配置した循環装置によって各循環管路に水または湯を循環させることも可能である。個々の循環管路に1つずつ循環装置を配置したときには、各循環装置の動作を制御装置が個別に制御する。
攪拌運転で使用する循環管路と沸上げ運転で使用する循環管路とを別個に設ける場合には、貯湯タンクに設けられて攪拌運転用の循環管路の一端が接続される給水口の流路断面積を、沸上げ運転用の循環管路の一端が接続される給水口の流路断面積よりも十分に大きくしてもよい。各給水口の流路断面積の大小関係をこのように選定すると、攪拌運転時と沸上げ運転時とで循環装置の動作条件を一定にしても、攪拌運転時に貯湯タンクに戻される残り湯の流速を沸上げ運転時に貯湯タンクに供給される湯の流速よりも遅くすることが容易になるので、図3に示したような高温の残り湯層Sの容量を制御し易くなる。本発明の貯湯式給湯機については、上述したもの以外にも種々の変形、修飾、組み合わせ等が可能である。
本発明の貯湯式給湯機の一例を示す概略図である。 図1に示した貯湯式給湯機が攪拌運転を行う前の段階での貯湯タンク内の温度分布の一例を示す概略図である。 図1に示した貯湯式給湯機が攪拌運転を行うことにより貯湯タンク内に形成される高温の残り湯層と低温の残り湯層それぞれの一例を示す概略図である。 ヒートポンプユニットを備えた貯湯式給湯機で沸上げ運転の対象とする水または湯の温度(水温)と成績係数(COP)との関係の一例を示すグラフである。
符号の説明
1 熱交換器
10 ヒートポンプユニット(ヒートポンプ熱源機)
11 貯湯タンク
11a 取水口
11b 給水口
13 給水管路
15 循環管路
17 循環装置
19 給湯管路
21 制御装置
21a 制御部
21b 記憶部
23a〜23e 温度センサ
25a,25b 温度センサ
30 貯湯タンクユニット
40 貯湯式給湯機
45 給湯栓

Claims (6)

  1. 熱交換器を有するヒートポンプ熱源機で水を加熱して得た湯を貯湯タンクに貯留し、該貯湯タンク内の湯を給湯管路を介して所定の給湯先に送る貯湯式給湯機であって、
    前記貯湯タンクの下部に設けられた取水口と前記貯湯タンクの上部側に設けられた給水口とを前記熱交換器を経て結ぶ循環管路と、
    前記循環管路の途中に設けられて前記貯湯タンク内の湯を前記循環管路に循環させる循環装置と、
    前記循環装置の動作と前記ヒートポンプ熱源機の動作とを個別に制御する制御装置と、
    を備え、
    前記給水口は、前記貯湯タンクの頂部側から一定容量の湯が貯留される位置に設けられており、
    前記制御装置は、前記循環装置と前記ヒートポンプ熱源機とを動作させる沸き上げ運転時の前記循環管路での流速よりも前記循環装置を単独で動作させる撹拌運転時の前記循環管路での流速の方が遅くなるように、前記循環装置の動作を制御する
    ことを特徴とする貯湯式給湯機。
  2. 前記ヒートポンプ熱源機は、ヒートポンプサイクルの冷媒に自然冷媒を用いていることを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記一定容量とは、予め設定された追加沸上げ時の湯量であることを特徴とする請求項1または2に記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記一定容量とは、予め設定された湯切れ防止用の湯量であることを特徴とする請求項1または2に記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記給水口よりも前記貯湯タンク内での下方に配置された温度センサと、該温度センサによる検知温度の条件値が格納された記憶部とを更に備え、
    前記制御装置は、前記温度センサの検知温度と前記条件値とを比較して前記循環装置を動作させるか否かを判定することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機。
  6. 互いに異なる取付け高さをもって前記貯湯タンク内に配置された複数の温度センサと、該複数の温度センサの各々による検知温度の条件値が格納された記憶部とを更に備え、
    前記制御装置は、前記複数の温度センサの各々による検知温度と前記条件値とを比較して前記循環装置を動作させるか否かを判定する、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の貯湯式給湯機。
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