JP4679413B2 - 炭化水素もしくは含酸素化合物の製造プラント廃水の高温処理方法 - Google Patents
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Description
一般的に例えば非特許文献1にあるように活性汚泥法で望ましい水温は20℃〜30℃とされる。35℃を超えると活性汚泥微生物の活性はやや落ちるとされている。
具体的には馴養期間を短くする、あるいは必要としないホルムアルデヒド含有廃水の処理方法が、特許文献1〜4に開示されている。この中で特許文献1及び2には、高濃度ホルムアルデヒドを分解できる特定の微生物を用いる方法が記載されている。また、特許文献3及び4には、活性汚泥を用いずにホルムアルデヒドを分解処理する方法が記載されている。これら特許文献3及び4に記載されている方法は活性汚泥法と異なり、廃水を昇温・昇圧する設備、および触媒を設置する必要がある。
また、特許文献6には炭化水素を含む廃水を処理するメンブレンバイオリアクター(MBR)が開示されている。
ところで、近年、水(淡水)資源の新たな開発が滞っている反面、人口増加による水需要の増加、生活水準向上による一人あたりの水使用量が増加してきている。また、人口増加により食料生産のために利用される水需要も高まってきており、水資源不足が大きな問題として表面化してきている。
とりわけ、新たな水資源が得にくい地域では、水の再利用が積極的に進められている。
こうした状況で比較的大量に水を使用する工業分野でも、同様に水不足問題への本格的な対応が要求されている。工場では、製品の製造過程に必要なユーティリティとしてボイラー用水や冷却水、あるいは雑用水などさまざまなシステムで水が利用されている。また、これらの貴重な水の消費量を減らすことが製造単価の抑制に直結することから、各工場では廃水を積極的に再利用することが実践あるいは検討されてきている。
しかし、生物処理した廃水を工場のボイラー用水として再利用するとき、再び昇温し、100℃以上の温度に上げる必要がある。つまり、100℃以上の廃水を、生物処理のために30℃前後まで冷却し、再び100℃以上に昇温するため、全体としてエネルギー効率が悪いという欠点が存在する。
また、中東地域のように外気温が高い場合、安価な冷媒である海水で冷却できる温度が40℃であり、更に下げるためには冷媒および冷凍機を設置して冷却する必要がある。
(1)含酸素化合物又は液体炭化水素(天然ガスから合成ガスを経由して製造される液体燃料油を含む。)を製造するプラントで副生されるホルムアルデヒド含有高温廃水を処理するに当たり、
曝気しながら活性汚泥により40℃以上45℃以下の温度で前記ホルムアルデヒドを分解する工程と、分解物を溶解した水を分離膜を備えたメンブレンバイオリアクターでろ過する工程とを、前記活性汚泥が充填され、かつ、前記メンブレンバイオリアクターが配置されたメンブレンバイオリアクター槽で同時に行い、
前記メンブレンバイオリアクターの分離膜を通して前記メンブレンバイオリアクター槽から透過水を取り出すことを特徴とする廃水の処理方法、
(2)メンブレンバイオリアクター水および/または処理水のホルムアルデヒドの残留濃度によってBOD汚泥負荷を制御することを特徴とする(1)項に記載の廃水の処理方法、
(3)生物処理水槽水および/または処理水のpHおよび/または導電率を測定し、pHおよび/または導電率の値をもとにBOD負荷を制御することを特徴とする(1)又は(2)項に記載の廃水の処理方法、
(4)前記メンブレンバイオリアクター槽において40℃以上の高温に耐えうる活性汚泥を馴養するために35℃以下の温度条件から7℃以内の温度差で段階的に上昇させることを特徴とする(1)〜(3)のいずれか1項に記載の廃水の処理方法、
(5)前記メンブレンバイオリアクターおよび/またはメンブレンバイオリアクターより前段の処理工程において、栄養塩類を、BOD1質量部に対して窒素0.02〜0.05質量部、リン0.004〜0.01質量部を添加することを特徴とする(1)〜(4)のいずれか1項に記載の廃水の処理方法、
(6)40〜45℃に冷却した前記ホルムアルデヒド含有高温廃水を処理することを特徴とする(1)〜(5)のいずれか1項に記載の廃水の処理方法、
(7)前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の廃水の処理方法を用いたことを特徴とする再生水の製造方法、
(8)含酸素化合物がジメチルエーテルである(7)項に記載の再生水の製造方法、
(9)含酸素化合物又は液体炭化水素(天然ガスから合成ガスを経由して製造される液体燃料油を含む。)を製造するプラントで副生されるホルムアルデヒド含有高温廃水および/またはメンブレンバイオリアクター水を40〜45℃に冷却するための冷却装置が、曝気しながら活性汚泥により40℃以上45℃以下の温度で前記ホルムアルデヒドを分解する工程と、分解物を溶解した水を分離膜を備えたメンブレンバイオリアクターでろ過する工程とを同時に行うための、前記活性汚泥が充填され、かつ、前記メンブレンバイオリアクターが配置されたメンブレンバイオリアクター槽より前段の処理装置としておよび/又は前記メンブレンバイオリアクター槽の装置として設置されていることを特徴とする廃水処理装置、
(10)BOD汚泥負荷を調整・制御するための廃水調整槽を備えること特徴とする(9)項記載の廃水の処理装置、
(11)BOD汚泥負荷を調整・制御するためのホルムアルデヒド濃度計、pH計、導電率計のうち、少なくとも1つを備えること特徴とする(9)または(10)項に記載の廃水の処理装置、および、
(12)栄養塩類の添加設備がメンブレンバイオリアクターより前段の処理工程および/又はメンブレンバイオリアクターに設置されていることを特徴とする(10)〜(11)項のいずれか1項に記載の廃水の処理装置。
本発明において再生水とは、廃水を処理することで得られる、ボイラー用水をはじめとする工業用水や、農業用水、中水、などをいう。
本発明の上記及び他の特徴及び利点は、添付の図面とともに考慮することにより、下記の記載からより明らかになるであろう。
一方、通常の下水処理、あるいは工場廃水などの処理に使用される活性汚泥中の微生物、前述のように、高くても30〜35℃の活動適温を有するので通常100℃前後で排出される工場廃水などの生物学的処理には使用できない。しかし、後述する特定の方法により、工場廃水を用いて馴養することにより活動適温を高めることができ上記の副生廃水を、40℃を超える高温であっても処理できることを見出した。本発明はこの知見に基づきなされるに至ったものである。
本発明で使用される活動適温を高める活性汚泥の種汚泥については、特に制限はなく、任意の下水処理場あるいは工業廃水処理場から汚泥(種汚泥)を採取することで得られる。好ましくは処理する廃水の成分がなるべく近い性質を持つ処理場から種汚泥を採取すれば、馴養する期間を短くすることができる。
採取した種汚泥は、処理する廃水の濃度(BOD負荷)、温度のいずれかを交互に、所定の期間(例えば、1〜3週間程度)をかけて徐々に上げていくことで、本目的に適した性質を持つ活性汚泥を得ることができる。
このようにして得られた活動適温を高めた活性汚泥を、廃水処理に用いるメンブレンバイオリアクター曝気槽で培養し、40℃から45℃の温度で炭酸ガスや水に分解する。
製造するプラントで副生される有機物含有高温廃水および/またはメンブレンバイオリアクター水を40〜45℃に冷却するためには、メンブレンバイオリアクターより前段の処理工程および/又はメンブレンバイオリアクターに熱交換器などの冷却装置を設置すればよい。メンブレンバイオリアクターより前段の処理工程に制限はないが、プラントからの配管、排水調整槽、排水調整槽の攪拌空気配管、排水調整槽に接続する排水配管、メンブレンバイオリアクター、メンブレンバイオリアクターの攪拌空気の配管、メンブレンバイオリアクターに接続する排水配管等が挙げられる。
このメンブレンバイオリアクターは反応生成物が膜を透過して系外に取り出されるので固液分離操作が不要となり、このため固液分離装置が省略できる。
また、ホルムアルデヒドが多く含まれる廃水に活性汚泥法を適用する場合、糸状菌が増殖し、その結果、汚泥の沈降性が著しく悪くなるので、通常の沈降ろ過では分離できないため、膜分離機能を持つメンブレンバイオリアクターを使用することは特に本発明に適合する。
本発明で対象とする化学プラント廃水は、ホルムアルデヒドとその他の有機成分以外の成分、特に塩類は殆ど含まれていないので、廃水の電気伝導度は、これらの物質が水中でわずかに電離していることに起因するものである。したがって、ホルムアルデヒド等が二酸化炭素、水まで完全に酸化分解された場合に比べて、ホルムアルデヒド等が未分解で残留した場合は曝気槽および処理水の電気伝導度が高くなることを見出している。この挙動をもとに、曝気槽の電気伝導度をもとに廃水の負荷を制御することでホルムアルデヒドを曝気槽に残留させない運転が可能となる。廃水の電気伝導度は廃水の性状によって異なるが、具体的な運転としては、例えば、電気伝導度3〜5 mS/mで運転されている場合には、電気伝導度が5 mS/m以上となったときに廃水の流入を停止し、再び電気伝導度が5 mS/mを下まわった時点で廃水の流入を再開する。このように、定常的に電気伝導度を監視することによって、ホルムアルデヒドの残留時の電気伝導度の変化を早期に発見・検知し、安定した運転を行うことが可能となる。
以上のとおり本発明では曝気槽にホルムアルデヒドを残留させないためにBOD負荷を調整する必要があるため、廃水の濃度を平均化する、あるいは、曝気槽の状況によって廃水流量を調整するためのバッファータンクとしての機能をもつ廃水調整槽の役割は重要である。
処理する廃水は原水槽1から原水ポンプ4によってライン5からMBR槽2に送られる。MBR槽の廃水には下部噴出孔6から、空気が吹込まれ、廃水中の有機物をMBR槽内に充てんした活性汚泥の微生物又は酵素を曝気しながら分解して炭酸ガスや水に分解する。このような分解物を溶解した水は膜分離装置7の中へ原水側7aから流入し分離膜7bでろ過されて、その透過水側7cからライン8を通って取り出され処理水槽3に送られる。9はMBR槽2を廃水流入部10、廃水処理部11に分ける仕切り板体12であり、その下端部とMBR槽の底面との間に間隔13をあけて廃水の流路としている。
このMBR槽において底面は廃水流入部10の底面10aは傾斜面に形成されている。図中14はレベル計、15はpH計および電気伝導度計、16は圧力計、17は吸引ポンプである。また18はMBR槽に空気を吹込むブロア、19は空気流量計である。
MBR槽は図示のように全体を恒温水槽40内に設置するのが好ましい。
なお、分離膜7bとしては一般的に精密濾過膜が用いられるが、要求される処理水質によっては、マイクロポーラス膜、限外濾過膜等も単独もしくは複数組み合わせることによって適宜選択して使用することができる。阻止粒径では0.001〜1μm、通常0.002〜0.5μm程度のものが好ましい。膜の材質としては、ポリテトラフルオロエチレン(商品名:テフロン)、ポリスルホン、ポリ塩化ビニル、酢酸セルロース、ポリアミド、ポリカーボネート、ニトロセルロース、セルロース、再生セルロース、トリアセチルセルロース、アクリル重合体、ポリプロピレン、ポリエチレン、プロピレン架橋ポリビニルアルコール等各種のものが開発されており、これらの膜を使用した膜分離装置も各種のものが開発され、市販されているのでそれらから適宜選択して使用することができる。
一般に膜の劣化を防止するには水温は40℃以下が望ましいとされているが、45℃以下、望ましくは43℃以下に水温を調整することにより曝気槽での蒸発潜熱で膜面の水温は40℃程度にすることが出来る。
本実施態様では、三菱レーヨン社製NEM−455−L×2本(分離面積:0.2m2/本 孔径:0.4μm、材質:ポリエチレン(PE)、中空系内径:350μm寸法:50mmΦ×幅227mm×高さ397mmのもの)を用いた。
図1に示すフローシートに従って、表1に示す廃水を分解処理した。この処理において、まず、前半の工程は種汚泥の馴養であり後半の工程は馴養した高温耐性をもつ活性汚泥による前記表1に示す廃水の高温分解処理である。
(1)供給廃水(模擬廃水)
(a)水道水にHCHO等の成分組成を表1に示す濃度になるように調整した模擬廃水を試験の供給廃水とした。
(b)種汚泥:下水処理汚泥を使用した。
(a)Run1では、種汚泥として下水処理の活性汚泥(活動適温25℃)をHCHOのみを含む模擬廃水により低いBOD負荷(0.05g/g・日)で、16日間、25℃で汚泥を馴養した。
(b)Run2以降は、DMEプラント実廃水の過去の分析値を参考とし、表2に示す組成の模擬廃水を調製して使用した。
(c)BOD負荷は、22日間同条件(30℃)で運転し、処理水のTOC濃度が安定した時点で汚泥負荷を表3に示すように、徐々に上昇させて汚泥のHCHOに対する馴養試験を行った。BOD負荷は処理水量を増加させて調整した。馴養試験における目標汚泥負荷を0.2 g/g.日とした。
(d)曝気槽の水温は、Run1では25℃、Run2からRun3では30℃として試験を実施した。Run4では35℃に上げ、処理水のTOC濃度が安定しているので、Run5以降は40℃に上げ、Run9では42℃での高水温における処理試験を実施した。
(e)MLSS(Mixed liquor Suspended Solid:曝気槽内の活性浮遊物質)濃度は曝気槽から適宜排泥することにより4,000〜6,000 mg/Lに制御した。
(f)汚泥の性状(沈降性)の変化は、SVおよびSVIで評価した。
(g)分析項目と分析頻度。分析項目と分析頻度を表2に示す。
上記のRun5〜9で得られた活性汚泥を、好ましい一実施態様として大型DMEプラントと大型GTLプラントに適用する場合後述する図2のフローを用いるのが好ましい。
曝気槽および処理水のホルムアルデヒド濃度を測定する代わりに、曝気槽のpHによってBOD負荷を設定したこと以外は実施例1と同様の方法で処理試験を行った。曝気槽のpHが6.5を下まわった場合に廃水の供給を停止し、再び6.5以上に復帰した後に廃水の供給を開始した。また、曝気槽においてpHが3日間以上6.5以上の状態を維持していることを確認した時点で負荷を1.5倍ずつ段階的に引き上げた。
1ヶ月経過後の設定負荷と43℃での処理性能を表4に示す。この時点で設定負荷は0.15kg/(kg−SS・d)となり、処理水質は、pH6.7〜7.1、ホルムアルデヒド濃度0.1mg/L以下、BOD5mg/L以下、SS1mg/L以下であり、実施例1と同等の良好な処理であった。
MBR槽26でHCHOを除去された水は、図示しないがイオン交換塔のような設備で脱塩処理をした後、ボイラーに供給してもよい。廃水は元来塩分濃度が低いので、イオン交換塔の大きさを小さくすることができる。
従来の30℃近傍までの冷却に比べて、40℃付近までの冷却で済むことにより、その冷却に必要とされる熱量および、ボイラー用水として再び昇温するのに必要な熱量はかなり節約されることになる。
2 MBR槽
3 処理水槽
4 原水ポンプ
5 ライン
6 噴出孔
7 膜分離装置
7a 原水側
7b 分離膜
7c 透過水側
8 ライン
10 廃水流入部
10a 底面
11 廃水処理部
12 板体
13 間隔
14 レベル計
15 pH計および導電率計
16 圧力計
17 吸引ポンプ
18 ブロア
19 空気流量計
20 プラント
21 熱交換器
22 ライン
23 タンク
24 ポンプ
25 ライン
26 MBR槽
27 ろ過分離装置
27a 分離膜
28 ブロア
29 ライン
30 ポンプ
31 処理水槽
32 ポンプ
Claims (12)
- 含酸素化合物又は液体炭化水素(天然ガスから合成ガスを経由して製造される液体燃料油を含む。)を製造するプラントで副生されるホルムアルデヒド含有高温廃水を処理するに当たり、
曝気しながら活性汚泥により40℃以上45℃以下の温度で前記ホルムアルデヒドを分解する工程と、分解物を溶解した水を分離膜を備えたメンブレンバイオリアクターでろ過する工程とを、前記活性汚泥が充填され、かつ、前記メンブレンバイオリアクターが配置されたメンブレンバイオリアクター槽で同時に行い、
前記メンブレンバイオリアクターの分離膜を通して前記メンブレンバイオリアクター槽から透過水を取り出すことを特徴とする廃水の処理方法。 - メンブレンバイオリアクター水および/または処理水のホルムアルデヒドの残留濃度によってBOD汚泥負荷を制御することを特徴とする請求項1に記載の廃水の処理方法。
- 生物処理水槽水および/または処理水のpHおよび/または導電率を測定し、pHおよび/または導電率の値をもとにBOD負荷を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の廃水の処理方法。
- 前記メンブレンバイオリアクター槽において40℃以上の高温に耐えうる活性汚泥を馴養するために35℃以下の温度条件から7℃以内の温度差で段階的に上昇させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の廃水の処理方法。
- 前記メンブレンバイオリアクターおよび/またはメンブレンバイオリアクターより前段の処理工程において、栄養塩類を、BOD1質量部に対して窒素0.02〜0.05質量部、リン0.004〜0.01質量部を添加することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の廃水の処理方法。
- 40〜45℃に冷却した前記ホルムアルデヒド含有高温廃水を処理することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の廃水の処理方法。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の廃水の処理方法を用いたことを特徴とする再生水の製造方法。
- 含酸素化合物がジメチルエーテルである請求項7に記載の再生水の製造方法。
- 含酸素化合物又は液体炭化水素(天然ガスから合成ガスを経由して製造される液体燃料油を含む。)を製造するプラントで副生されるホルムアルデヒド含有高温廃水および/またはメンブレンバイオリアクター水を40〜45℃に冷却するための冷却装置が、曝気しながら活性汚泥により40℃以上45℃以下の温度で前記ホルムアルデヒドを分解する工程と、分解物を溶解した水を分離膜を備えたメンブレンバイオリアクターでろ過する工程とを同時に行うための、前記活性汚泥が充填され、かつ、前記メンブレンバイオリアクターが配置されたメンブレンバイオリアクター槽より前段の処理装置としておよび/又は前記メンブレンバイオリアクター槽の装置として設置されていることを特徴とする廃水処理装置。
- BOD汚泥負荷を調整・制御するための廃水調整槽を備えること特徴とする請求項9記載の廃水の処理装置。
- BOD汚泥負荷を調整・制御するためのホルムアルデヒド濃度計、pH計、導電率計のうち、少なくとも1つを備えること特徴とする請求項9または10に記載の廃水の処理装置。
- 栄養塩類の添加設備がメンブレンバイオリアクターより前段の処理工程および/又はメンブレンバイオリアクターに設置されていることを特徴とする請求項10〜11項のいずれか1項に記載の廃水の処理装置。
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