JP4679310B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4679310B2
JP4679310B2 JP2005258320A JP2005258320A JP4679310B2 JP 4679310 B2 JP4679310 B2 JP 4679310B2 JP 2005258320 A JP2005258320 A JP 2005258320A JP 2005258320 A JP2005258320 A JP 2005258320A JP 4679310 B2 JP4679310 B2 JP 4679310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
developer
image forming
forming apparatus
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005258320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007072123A (ja
Inventor
哲郎 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005258320A priority Critical patent/JP4679310B2/ja
Publication of JP2007072123A publication Critical patent/JP2007072123A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4679310B2 publication Critical patent/JP4679310B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関し、詳細には、現像器が画像形成装置本体に正しくセットされたか否か、その現像器にセットされた現像剤カートリッジのシールが引き抜かれたか否か、及び現像器内の現像剤が正常に攪拌されたか否かの判別を可能にした画像形成装置に関する。
電子写真プロセスを用いて画像を形成する画像形成装置(レーザプリンタ、複写機、ファクシミリ装置、マルチ・ファンクション・プリンタ等)が知られている。この電子写真プロセスとは、次のような工程を経て画像を形成するものである。まず、感光体等の潜像担持体に対して露光処理を施して静電潜像を形成し、これに負または正極性に帯電したトナーを付着させて現像し、可視像を得る。次いで、この可視像を、潜像担持体上から転写紙等の転写体に直接あるいは中間転写体を介して転写した後、加熱等によって転写体に定着させる。
このような電子写真プロセスを用いる画像形成装置が具備する現像装置には、トナー粒子とキャリア粒子とを混合した二成分現像剤が用いられている。現像器と二成分現像剤を収容した現像剤カートリッジとからなる現像ユニットは画像形成装置本体に装着された状態で製造工場より出荷され、様々な輸送手段を経て発注先ユーザのオフィス、工場、仕事場、家庭などに設置される。このとき、現像剤カートリッジはシール材にて密閉された状態で本体に装着され出荷されている。
その理由は、輸送中の様々な振動、衝撃により二成分現像剤が零れ出し、画像形成装置内部を汚染してしまう事態を防止するためである。即ち、現像器には現像ローラから感光体へトナーの補給を行うための開口部が存在しており、この開口部より磁性粒子とトナーが露出しているので、この状態で振動、衝撃が加わると、露出している磁性粒子或いはトナーが零れ出し、画像形成装置内部を汚染してしまう。特に磁性粒子は導電性を有するため、電源装置、制御用プリント基板上などに零れると、動作異常はもとより発火発煙問題が発生するおそれがある。このように、磁性粒子の機内零れが発生した場合、画像形成装置そのものを回収破棄する場合が多く、その損失は大きい。そこで、磁性粒子とトナーとが混合された初期剤を収容する現像剤カートリッジ内にシール材にて密閉し、現像器に到達しないようにした状態で出荷している。
このような状態で出荷され、設置場所に搬入された画像形成装置の開梱作業、設置作業を行うときに、様々な作業の中で比較的単純な作業であるシールの引き抜きを忘れてしまうことがある。また現像器の寿命に伴う新品交換作業のときも、シールの引き抜きを忘れてしまう場合が多々ある。前者は多くは専任サービスマンが行い、後者はサービスマンの他にユーザが実施することもあるので、発生率は後者の方が圧倒的に多い。オフィスや事務所で稼動中のマシンが、現像器の寿命による交換作業のためのダウンタイムが発生するにもかかわらず、その交換作業にてシールの引き抜きを忘れると、更なるダウンタイムが重なり、ユーザに甚大な影響を与えてしまう事になりかねない。
そこで、このような問題点を解決するために、少なくとも現像部を含み画像形成装置本体に対する装着時に前記現像部に現像剤プリセットシールから2成分現像剤が与えられるカートリッジと、前記現像部内の2成分現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度検知手段と、このトナー濃度検知手段の出力信号をもとに前記現像部内の2成分現像剤のトナー濃度を制御するトナー濃度制御手段とを有し、前記カートリッジを寿命により交換する画像形成装置において、前記カートリッジが新品であることを検知する新品検知手段と、この新品検知手段が前記カートリッジが新品であることを検知した後に前記トナー濃度検知手段の出力値が一定値以上でないときに所定の動作(コピー動作等)を禁止する禁止手段とを備えた画像形成装置が提案されている(特許文献1参照)。この画像形成装置によれば、画像形成装置本体に対するカートリッジの装着時に現像剤プリセットシールから現像部に2成分現像剤を与える作業を忘れると、所定の動作が禁止されることにより、その作業を忘れた場合における異常画像の発生を解消することができる。
特開平9−197788号公報
しかしながら、前記画像形成装置では、現像器の寿命に伴う新品交換作業が正しく行われたことの確認を可能にするための手段については開示されていない。即ち、現像器の寿命に伴う新品交換作業の場合、まず新品の現像器を画像形成装置本体に装着(セット)し、次いで新品の現像剤カートリッジ(トナーカートリッジ)を現像器に装着し、次にシール材の引き抜きを行う手順を実行することになるが、これらをユーザが行う場合には、現像器を画像形成装置本体に正しく装着されたか否かを判別できない。
また、前記画像形成装置では、現像器内の現像剤濃度が一定になるようにトナー供給手段のトナー供給量を制御しているものの、現像剤の攪拌が正常に行われたか否かを検知していないため、攪拌手段に異常が発生した場合は、十分に攪拌されていない現像剤により現像されるため、画質が低下する。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、その目的は、現像器が画像形成装置本体に正しく装着されたか否か、その現像器に装着された現像剤カートリッジのシールが引き抜かれたか否か、及び現像器内の現像剤が正常に攪拌されたか否かの判別を可能にすることである。
請求項1に係る発明は、所定比率で磁性粒子とトナーとが混合された現像剤を収容する複数の現像剤カートリッジと、該現像剤カートリッジが着脱自在に装着され、かつ該現像剤カートリッジから供給される現像剤の攪拌機能を有すると共に、画像形成装置本体に着脱自在に装着される複数の現像器と、該現像器内に設けられ、該現像器内のトナー濃度を検知すると共に、制御装置から供給される制御電圧に応答して、トナー濃度データをセンサ出力電圧値として前記制御装置へ出力するセンサ部と、前記現像剤カートリッジ非装着時の前記センサ部の制御電圧対センサ出力電圧特性から決定された、所定の第1制御電圧に対応する第1センサ出力電圧値が記憶されている記憶部とを有する複数のトナー濃度センサと、前記制御装置から各トナー濃度センサのセンサ部前記第1制御電圧を印加したときのセンサ出力電圧値と、前記制御装置が各トナー濃度センサの記憶部から読み出した第1センサ出力電圧との大小関係に基づいて、現像器が前記画像形成装置本体に装着されているか否かを判定する判定手段とを有し、前記制御装置は、アナログ電圧伝送ラインを用いて各センサ部との間で制御電圧及びセンサ出力電圧値の送受を行い、デジタルインタフェースを用いて各記憶部にアクセスし、前記制御装置による各記憶部の選択は、各記憶部に設定された物理アドレスと同じ論理アドレスを前記デジタルインタフェースを介して各記憶部に与えることで行われ、前記制御装置は、各記憶部に与える論理アドレスを固定するとともに、各記憶部のアドレス端子に供給する電圧レベルの高、低により各記憶部の物理アドレスを変化させ、選択したい記憶部の物理アドレスとして前記固定した論理アドレスを設定することを特徴とする画像形成装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記記憶部には、前記現像剤カートリッジ非装着時の前記センサ部の制御電圧対センサ出力電圧特性から決定された、所定の第2制御電圧に対応する第2センサ出力電圧値が記憶されており、前記現像器が前記画像形成装置本体に装着されていると判定されたとき、前記磁性粒子とトナーとの撹拌動作を一定時間実行させる手段と、前記撹拌後に制御装置から前記センサ部に前記第2制御電圧を印加したときのセンサ出力電圧値と、前記制御装置が前記記憶部から読み出した第2センサ出力電圧値との大小関係に基づいて、現像剤カートリッジのシール材の有無を判定する判定手段を有することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3に係る発明は、請求項記載の画像形成装置において、前記記憶部には、前記現像剤カートリッジ装着時の前記センサ部の制御電圧対センサ出力電圧特性から決定された、所定の第3制御電圧に対応する第3センサ出力電圧値が記憶されており、前記現像器が前記画像形成装置本体に装着されていると判定されたとき、前記磁性粒子とトナーとの撹拌動作を一定時間実行させる手段と、前記撹拌後に制御装置から前記センサ部に前記第3制御電圧を印加したときのセンサ出力電圧値と、前記制御装置が前記記憶部から読み出した第3センサ出力電圧値との大小関係に基づいて、前記現像剤が正常に攪拌されたか否かを判定する判定手段を有することを特徴とする画像形成装置である
本発明によれば、現像器が画像形成装置本体に正しく装着されたか否か、その現像器に装着された現像剤カートリッジのシール材が引き抜かれたか否か、及び現像器内の現像剤が正常に攪拌されたか否かを判別できる。また、各トナー濃度センサの記憶部が固定的な物理アドレスを有する必要がないため、1種類のトナー濃度センサで対応可能となり、わざわざ色毎の作り分けは必要ない。これにより、センサメーカや、現像器生産ラインでは、色別のセンサの選択が不要となるため、単純ミス、ケアレスミスが無くなる。従って、トナー濃度センサの生産者、及び現像器の生産者にとって、煩わしい管理が不要になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る画像形成装置における感光体ユニット1及び現像ユニット2の構成を示す図である。この図に示すように、感光体ユニット1は、潜像担持体としての感光体ドラム11、帯電ローラ12、帯電ローラクリーニングブラシ13、クリーニングブレード14、クリーニングブラシ15、及び廃トナー回収コイル16を備えている。また、現像ユニット2は、トナー粒子とキャリア粒子とを混合した二成分現像剤(以下、現像剤と言う)が収容された現像剤カートリッジ21と、現像ローラ23、左搬送スクリュー24、右搬送スクリュー25、現像ドクタ26、及びトナー濃度センサ27を有する現像器22とを備えている。図示されていないが、現像剤カートリッジ21は、現像剤を排出するための開口と、この開口を覆って現像剤を内部に封止するシール材とを有しており、現像器22の上部に着脱可能に構成されている。また、現像ローラ23は、非磁性パイプ23a と、その内周に配置された磁性ローラ23b とを備え、非磁性パイプ23a は図示しない手段により回転駆動され、磁性ローラ23b は回転しないように固定されている。この磁性ローラ23b は、周方向に配設された複数の磁極を有している。トナー濃度センサ27は現像器22内の側壁に配置され、磁性キャリアと非磁性トナーの混合比率による見かけの透磁率を検知して電気信号に変換するインダクタンスヘッドからの検出信号によって現像器内のトナーの濃度を検知する。
感光体ドラム11は図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転駆動され、帯電ローラ12は、感光体ドラム11の表面を例えば負極性に一様帯電させる。一様帯電後の感光体ドラム11の表面には、画像情報に基づいて駆動される図示しないレーザ書込手段から発せられるレーザ光Lが照射される。この照射によって感光体ドラム11の表面に形成された静電潜像は、現像ローラ23と感光体ドラム11との間の現像位置まで移動すると、ローラ23からトナーが付着してトナー像に現像される。このトナー像は記録紙Pに転写され、図示しない定着装置により定着される。転写残トナーはクリーニングブレード14及びクリーニングブラシ15により感光体ドラム11の表面から除去され、廃トナー回収コイル16により紙面に垂直な方向へ搬送され、回収される。
このとき現像ユニット2は以下のように動作している。現像剤カートリッジ21は、その開口を現像器22の現像剤受入口(図示せず)に対向させる姿勢で現像器22に装着される。そして、シール材による封止が何らかの方法で解除されると、内部に収容されていた現像剤を、上記開口及び現像剤受入口を通して現像器22内に落下させる。この落下により、現像器22内に現像剤が供給される。現像器22内では、非磁性パイプ23a が図示しない駆動手段によって回転し、現像剤カートリッジ21から現像器22内に送られた現像剤は、磁気ローラ23b の発する磁力によって磁性キャリアが引き寄せられて非磁性パイプ23a の表面に担持される。非磁性パイプ23a は、このようにして現像剤を担持しながら回転する。現像ドクタ26は、非磁性パイプ23a と所定の間隙を介して対向するように配設されており、非磁性パイプ23a の表面に担持された現像剤は、この現像ドクタ26と非磁性パイプ23a の表面との間隙を通過する際にその層厚が規制されると共に、トナーの摩擦帯電が助長される。そして、非磁性パイプ23a の回転に伴って上記現像位置まで移動すると、磁性キャリアに付着させていたトナーを感光体ドラム11の静電潜像に転移させる。
ここで、本実施形態に係る画像形成装置は、トナー濃度センサ27の出力電圧に基づいて、現像器22が画像形成装置本体にセット(装着)されているか否か、シール材による封止が解除されたか否か、及び搬送スクリュー24,25により攪拌が正常に行われたか否かを判定している。以下、その点について説明する。
図2は本実施形態に係る画像形成装置におけるトナー濃度センサ27とホスト側制御ボード30との電気的接続関係を示す図である。
制御ボード30には、この画像形成装置が備える現像ユニットの数であるn個のトナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nが接続されている(現像ユニットがY,M,C,Kの4色であればn=4)。2本の制御線であるSCL(シリアルクロックライン)、SDA(シリアルデータライン)はI2 Cインタフェースにより全色の濃度センサに共通に接続されている。このSCL、SDAはデイジーチェイン形態で接続されている。論理的には8個(n=8)まで接続可能である。I2 Cインタフェースでは通信の最初に制御ボード30側からSCL、SDAにて定められたタイミングでスタート起動がかかり、制御ボード30からスタートコマンド、アクセスしたいデバイス(ここではトナー濃度センサ)のアドレス指示、リード/ライトの種類、などの要求をSDA上にシリアル信号で送信する。
トナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nに供給する制御電圧であるVcnt 信号、及びトナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nからの検知電圧であるVt 信号は独立で現像ユニット毎に有する。トナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nのVcnt信号は、制御ボード30内に実装されているASIC又はCPUにおけるPWM信号を生成できる端子(以下、PWM端子)に接続されている。このPWM端子はPWM信号の他全ハイ(High)又は全ロウ(Low)状態の信号も出力できる。後述するように、トナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nに接続されているメモリチップ(図示せず)にアクセスする時にはVcnt を全ハイ又は全ロウとし、トナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nの検知データを読み取る時にはPWM信号とする。上記メモリチップへのアクセスモードと、トナー濃度を読むセンサモードとは排他的な動作となる。トナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nからの検出電圧Vt は制御ボード内部にて抵抗31-1,31-2,・・・によりプルダウンされている。このため、トナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nがセットされていない場合は、制御ボード30のCPU、ASICから見るとVt =0Vとなり、これによりトナー濃度センサ27-1,27-2,・・・27-nが、換言すれば現像器22が画像形成装置本体にセットされているか否かを検知できる。
図3はトナー濃度センサ27におけるセンサ部32とメモリチップ(EEPROM)33との電気的接続関係を示す図である。このセンサ部32とメモリチップ33とは同一基板上に設けられている。メモリチップ33のアドレス端子A0 、A1 、A2 の内、A0 はVcnt に、A1 、A2 はGNDに結線されている。この接続形態は複数個のトナー濃度センサについて皆同じである。即ち、例えばY,M,C,K4個のトナー濃度センサの内部回路はすべて同一であり、共通品になっている。
通常、I2 Cインタフェースにおいては、メモリチップ側にハードアドレス(物理アドレス)が固定で設定され、またSDAラインからは選択したいメモリチップのソフトアドレス(論理アドレス)を発行し、両アドレスが一致したメモリチップが選択される仕組みになっている。これにより、物理的にI2 Cインタフェースのラインに接続されているn個のデバイスの中から一つのデバイスを選択出来る。しかし、図2及び図3ではn個のデバイス(メモリチップ)のハードアドレスが同一であるため、このままでは特定のデバイスにアクセス出来ない。そこで、以下に説明するようにアドレッシング方法を工夫した。
制御ボード30側から選択したいデバイスのみVcnt を”1”にし、他は”0”にする。こうすることでA0 =1を指定したことになるので、I2 CインタフェースのSDAから指定される物理デバイスのアドレス「A0 ,A1 ,A2 」に「1,0,0」を与えると、前記Vcnt =1で指定したデバイスのみがACKを返答し、他はNACKを返答する。従って、Vcn=1に設定したデバイスのみリード/ライト可能となる。このとき選択できるメモリチップは1個のみであるから、Vcnt を”1”とする信号線本数は一つである。
このように、本実施形態では、メモリチップ側のハードアドレスが「A0 ,A1 ,A2 」=「Vcnt ,0,0」に接続されており、アクセスしたいメモリチップのVcnt のみ1とし、他のメモリチップのVcnt は0とする。従来はメモリチップ側のハードアドレスは固定であったのに対し、本実施形態ではこのように「0,0,0」又は「1,0,0」と変化するハードアドレスを有する。またSDAからのソフトアドレスは「1,0,0」に固定されているため、どのメモリチップをアクセスする場合でも「1,0,0」に固定である。つまり、本実施形態は、従来固定であったハードアドレスを変動に、変動であったソフトアドレスを固定に、と発想の転換を図ったものである。
この方式の最大のメリットは、メモリチップ側が0から3までの固定的なハードアドレスを有する必要がないことである。このため、1種類のトナー濃度センサで対応可能となり、わざわざ色毎の作り分けは必要ない。これにより、センサメーカや、現像ユニット生産ラインでは、色別のセンサの選択が不要となるため、単純ミス、ケアレスミスが無くなる。従って、トナー濃度センサの生産者、及び現像ユニットの生産者にとって、煩わしい管理が不要になる。
次に図4を参照しながら、トナー濃度センサ27のセンサ部32及びメモリチップ33の詳細を説明する。センサ部32は、発振回路34、共振回路35、位相比較回路36、平滑回路37、及び増幅回路38からなる。また、不揮発性メモリであるメモリチップ33がセンサ部32の回路基板と同一基板に設けられている。
発振回路34は水晶やセラミックスなどの発振子OSC と、X−OR(排他的論理和)IC2-1 と、フィードバック抵抗R1 とを有し、4MHzで発振している。共振回路35は、抵抗R3 と第1コイルL1 とからなる第1共振回路と、第1コイルL1 と磁気的結合係数kで結合された第2コイルL2 を有する第2共振回路とを備えている。また、第1共振回路と第2共振回路とで共有される3つのコンデンサC1,C2,C3 からなる共有コンデンサを備えている。このように、第1共振回路と第2共振回路とがコンデンサを共有することで、第1共振回路と第2共振回路とを同等の共振特性とすることができる。第2コイルL2 は、第1コイルL1 と対向して設けられており、共振点を形成している。
発振回路34からの出力Vo1は図5AのVo1に示すような矩形波となっており、抵抗R3 を介して第1コイルL1 に入力される。抵抗R3 は共振点での入カインピーダンスを制限することができ、発振回路34が不安定になることを防止する。第2共振回路では、第1コイルL1 に入力された電圧Vo1を共振点で打ち消すような電圧Vo2が第2コイルL2 から出力される。このとき、第1コイルL1 及び第2コイルL2 の近傍にある現像剤の透磁率により第1コイルL1 と第2コイルL2 との間の相互インダクタンスが変化し、第2コイルL2 から出力される出力値Vo2が変化する。現像剤の透磁率は、磁性粒子とトナーとの混合比によって変化し、トナー濃度が低い場合は高く、トナー濃度が高い場合は低くなる。第2コイルL2 から出力された電圧Vo2は、図5Bに示すような正弦波となっている。ここで、実線は現像剤のトナー濃度が適正値の時の波形であり、破線はトナー濃度が適正値よりも低い時の波形である。このように、現像剤のトナー濃度が変化することで、共振点における相互インピーダンスが変化し、図5AのVo2及び図5Bに示すように、第2コイルL2 から出力される波形に位相差が生じる。
第2共振回路の第2コイルL2 から出力された電圧Vo2は、コンデンサC4 で直流分をカットされ、交流分のみがX−ORIC2-2 に入力される。X−ORIC2-2 の出力はフィードバック抵抗R200 により自己の入力端子にフィードバックされ、X−ORIC2-2 の入力端子のスレッショルド電圧近傍で直流バイアス電圧を印加することができる(自己バイアス方式)。従って、ロット間で大きくスレッショルド電圧が変動するのが半導体の通常の特性であるが、自己バイアス方式ではこの変動に対し自動追従させることができるので、常にスレッショルド電圧近傍に動作点が来る。そのためX−ORIC2-2 の動作入力電圧は振幅で100 mVp-p あれば十分である。
位相比較回路36を構成するX−ORIC2-3 は、発振回路34からの信号Vo1と共振回路35からの正弦波を2値化反転した信号Vo3とを比較し、2値化信号Vo4を得る。つまり、X−ORIC2-3 は、発振回路34からの基準波形Vo1と共振回路35を経て位相の変化を受けた信号Vo3との位相差を検出し、位相差に応じたロウ/ハイの2値化信号Vo4を出力する。図6A〜Cに示すように、実線で示すトナー濃度が適正の場合に位相比較回路36から出力される出力波形に比べて、破線で示すトナー濃度が低い場合に位相比較回路36から出力される出力波形のハイの期間が長くなっている。
2値化信号Vo4 が位相比較回路36から出力され、抵抗R7 、コンデンサC5 、及びオペアンプIC1-1 で構成される平滑化回路37に入力される。平滑化回路37は2値化信号Vo4の矩形波をR7 とC5 で積分して直流電圧に変換し、オペアンプIC1-1 に入力する。オペアンプIC1-1 はボルテージフォロワ回路で構成されているので、オペアンプIC1-1 の入力電圧Vo5と出力電圧Vo6とはほぼ同じ値である。ボルテージフォロワ回路は高インピーダンスで入力し、低インピーダンスで出力する回路なので、インピーダンス変換回路とも言われ、前段の位相比較回路36と抵抗R7,コンデンサC5 で構成される積分回路に影響を与えず、次段の増幅回路38にスムーズに電圧を引き渡す機能を有する重要な回路である。図7A、B、CにVo1、Vo4、Vo6の波形を示す。ここで、実線はトナー濃度が適正の場合の出力電圧Vo6-1 であり、破線はトナー濃度が適正値より低い場合の出力電圧Vo6-2 である。
平滑回路37からの直流電圧Vo6 は、直流増幅回路38に入力される。直流増幅回路38は オペアンプIC1-2 及び抵抗R8 、R9 、R10、R12、コンデンサC9 で構成されている。平滑回路37から出力される直流電圧Vo6はトナー濃度差が最大振れても、約0.5 V位しか変化しないので、このまま上流の制御ボード30へセンス信号として出力すると外来ノイズなどの外乱を受けS/Nが悪くなり、精度の低いものになってしまう。そこで直流増幅回路38で振幅を増幅し、制御ボード30に出力してS/Nを改善する。また、直流増幅回路38は制御ボード30からのVcnt 信号を抵抗R8 及びR9 、並びにコンデンサC9 で積分・平滑化し、PWM信号のデューティに比例した直流基準電圧Vref に変換し、オペアンプIC1-2 に入力する機能を有する。ここで、抵抗R8 及びR9 、並びにコンデンサC9 で構成される回路の充放電時定数はPWM信号の周期よるはるかに長い値に設定することにより、PWM信号のリップルが現れないようしている。
直流増幅回路38は基準電圧Vref と、平滑回路37からの出力電圧Vo6との差分を−(R12/R10)倍増幅した電圧Vo7を出力電圧Vt としてコネクタ端子CN1 に出力する。コネクタ端子CN1 には外来ノイズの影響を排除するためのコンデンサC8 、C10が接続されている。このようにして、トナー濃度に応じたセンサ出力Vt が得られる。このように、Vcnt の信号線は、メモリチップ33の選択線であり、かつセンサ部32の基準電圧でもあり、多重機能化されている。
図8はトナー濃度センサ27の入力制御電圧Vcnt と出力電圧Vt (以下、Vcnt −Vt 特性と言う)との関係の一例を示すグラフである。この図に示すように、現像剤なしの場合、Vcnt が約4.3V以上になるとVt が0Vから略リニアに上昇していき、Vcnt がトナー濃度センサ27の電源電圧と同じ5Vになると、Vt は約3Vとなる。また、現像剤の量が少ない(図のL)場合、Vcnt が約3.5V以上になるとVt が0Vから略リニアに上昇していき、Vcnt が約4.5Vになると、Vt は約5Vとなる。さらに、現像剤の量が中程度(図のM)の場合、Vcnt が約3V以上になるとVt が0Vから略リニアに上昇していき、Vcnt が約4.2Vになると、Vt は約5Vとなる。そして、現像剤の量が多い(図のH)の場合、Vcnt が約2.8V以上になるとVt が0Vから略リニアに上昇していき、Vcnt が約4Vになると、Vt は約5Vとなる。
次に、以上説明した構成を有するトナー濃度センサ27の出力電圧に基づいて、現像器22が画像形成装置本体にセットされているか否か、セットされた現像器22が新品か否か、シール材による封止が解除されたか否か、及び搬送スクリュー24,25により攪拌が正常に行われたか否かを検知する手順について、図9乃至14を参照しながら説明する。
下記の表1は上記手順における各検知の概要を示すものである。
Figure 0004679310
この表の(ア)に示すように、セットされたか否かの検知は、Vcnt として5Vを与え、Vt が1V以上あれば、セットされていると判定する。或いはVcnt として5Vを与え、Vt がメモリチップ33の第1記憶エリアに記憶されている値以上であればセットされていると判定する。ここで、Vcnt は濃度センサ27-1〜27-nの電源電圧と一致させることで制御を容易にした。
図8に示すように、Vcnt =5Vを印加したとき、現像剤なしの場合はVt は約3Vとなる。従って、現像器22がセットされていればVt が約3Vになるので、Vt を第1固定値(1V)と比較し、それ以上であれば、セットされていると判定する。ここで、約2Vの余裕を持たせたのは、トナー濃度センサ27固有のばらつきがあり、セットによっては2V前後になるものも確率的に発生するためである。
メモリチップ33の第1記憶エリアに記憶エリアに記憶されている値を用いる場合は、画像形成装置の製造時の検査工程において画像形成装置本体に現像器22をセットし、トナー濃度センサに基準器(初期剤と同等の磁性粒子とトナーとが混合された検査用治具)を接続していないとき、つまり現像剤なしの状態を模しているときに特定の値(ここでは5V)の制御電圧Vcntを印加したときのトナー濃度センサ27の検出電圧が記憶しておく。図8のVcont−Vt 特性の場合、メモリチップ33の第1記憶エリアには約3Vが記憶される。この値は個々のトナー濃度センサ27の現像剤なしの状態を模しているので、トナー濃度センサ27固有のばらつきを反映した値となる。
また、現像器22がセットされていな場合は、図2の回路図の制御ボード30におけるVt の入力ラインの接続がなくなるので、Vt の値はプルダウン抵抗31-1〜31-nによりグランドレベル(0V)に落ちる。従って、制御ボード30のCPU又はASICが読み取るVt 値は0Vとなり、この値により現像器22がセットされていないと判定できる。
この表の(イ)に示すように、セットされた現像器22が新品か否かの検知は、新品検知機構又はメモリチップ33の新品機構検知エリアの記憶情報を用いる。新品検知機構としては、新品時に搬送スクリュー24,25に回転駆動力を伝達するギアにスプリングピンを挟み込み、そのピンにより所定の回路を電気的に導通させておき、現像器22を使用するときに、搬送スクリュー24,25回転させると、ギアが1回転してスプリングピンが外れ、導通が解除されるものを用いる。また、メモリチップ33の新品機構検知エリアには、新品時に所定の新品データが書き込まれており、制御ボード30のCPU又はASICからの読取により、新品か否かを判定できる。この新品データは最初に読み取られたときに消去される。
この表の(ウ)に示すように、現像器22に現像剤が無いか否か(シール材が引き抜かれていないか否か)の検知は、Vcnt として4Vを与え、Vt が1.2V未満であれば、現像剤が無いと判定する。或いはVcnt として4Vを与え、Vt がメモリチップ33の第2記憶エリアに記憶されている値未満であれば、現像剤が無いと判定する。
現像器22が新品のときは、現像剤カートリッジ21と現像器22の撹拌室との間にはシール材が張り付けられており、初期剤はすべて現像剤カートリッジ21の内部に収容されている。現像器22を画像形成装置本体にセットする時、サービスマン又はユーザがシール材を引き抜き、初期剤を現像剤カートリッジ21から下の撹拌室に移動させることが必要である。シール材が引き抜かれ、攪拌されていれば、不均一な初期材のたまり具合が均一化され、トナー濃度センサ27の検出部にも均一化された現像材が堆積し、所定の電圧Vt が現れるので、この作業が実行されていれば、現像器22内に現像剤カートリッジ21が存在するため、現像剤の有無に基づいて、シール材が引き抜かれているか否かを判定できる。
図8に示すように、現像剤がある場合、Vcnt として4Vを印加すると、Vt は現像剤が少ない場合で約2.5V、多い場合で約5Vになる。そこで、トナー濃度センサ27の固有のばらつきも考慮して、Vt を第2固定値(1.2V)と比較し、それ以上であれば、現像剤があると判定する。
メモリチップ33の第2記憶エリアに記憶エリアに記憶されている値を用いる場合は、画像形成装置の製造時の検査工程において画像形成装置本体に現像器22をセットし、トナー濃度センサに基準器(初期剤と同等の磁性粒子とトナーとが混合された検査用治具)を接続していないとき、つまり現像剤なしの状態を模しているときに特定の値(ここでは4V)の制御電圧Vcntを印加したときのトナー濃度センサ27の検出電圧が記憶しておく。図8の場合、現像剤なしの特性を現像剤量・少の方向方へ平行移動させた特性(移動量は実験により求める)のVt =4VにおけるVt 値(例えば0.003V)を記憶する。この値は個々のトナー濃度センサ27の現像剤なし状態を模しているので、トナー濃度センサ27固有のばらつきを反映した値となる。
この表の(エ)に示すように、現像剤が正常に攪拌されたか否かの検知は、Vcnt として所定の値(例、4V)を与え、Vt が第3固定値(1.3V)以上であれば、現像剤が正常に攪拌されたと判定する。或いはVcnt として所定の値(例、約3.6V)を与え、Vt がメモリチップ33の第3記憶エリアに記憶されている値以上であれば、現像剤が正常に攪拌されたと判定する。
図8に示すように、現像剤が適正に攪拌されているとき(剤量・多、剤量・中、剤量・少)は、必ず3〜4Vは出力されるはずである。1.3V未満であった場合は、現像剤有りと判定したときのVt である1.2Vから0.1Vも上昇していないので、搬送スクリュー或いは駆動源の異常、又はトナー濃度センサの不良などが考えられるが、いずれにせよどこかに不具合が発生しているので、攪拌不良と判断する。1.3V以上であれば、正常攪拌と判断する。
メモリチップ33の第3記憶エリアに記憶エリアに記憶されている値を用いる場合は、画像形成装置の製造時の検査工程において画像形成装置本体に現像器22をセットし、トナー濃度センサに基準器(初期剤と同等の磁性粒子とトナーとが混合された検査用治具)を接続したとき、つまり剤が正常に攪拌された状態を模しているときに特定の値(ここでは約3.6V)の制御電圧Vcntを印加したときのトナー濃度センサ27の検出電圧が記憶しておく。
図8に示すように、現像剤が正常に攪拌されているとき(多、中、少)のVt の変化幅は5Vである。そこで、剤量・中の中心値の約2.5Vに対応するVcnt として約3.6Vを設定すると共に、メモリチップ33の第3記憶エリアに約2.5Vの値を記憶する。そして、約3.6V)の制御電圧Vcntを印加したときのトナー濃度センサ27の検出電圧が約2.5V以上であれば現像剤が正常に攪拌されていると判定し、約2.5V未満であれば攪拌不良と判断する。
以上説明した(ア)〜(エ)に基づいて検知を行うときの動作を説明す。
図9は表1の(ア)におけるVt1=1Vを用いて、現像器22が画像形成装置にセットされているか否かを検知するときの動作を示すタイミング図である。この図に示すように、SCL及びSDAは非アクティブとし、現像器22がセットされているか否かを検知したい色に対応する濃度センサ27-1〜27-nの何れかに対し、制御電圧Vcnt をある特定の値(第1制御電圧、例えば5V)で全ハイにして供給し、Vt が1V以上になるか否かにより、セットされているか否かを検知する。このとき、SCL、SDAを非アクティブ状態とするので、各色のメモリチップ33と制御ボード30との間では通信が行われず、制御電圧Vcntがどのように印加されても、メモリチップ33の書込/読出及び誤動作は行われない。
図10は表1の(ア)における第1記憶エリアの記憶値を用いて、現像器22が画像形成装置にセットされているか否かを検知するときの動作を示すタイミング図である。この図に示すように、まず検知対象の色に対応する現像ユニット2のトナー濃度センサ27(ここではトナー濃度センサ27-1)のメモリチップに対し、SCLからクロックを供給すると共にSDAからメモリチップのアドレス”001”を供給し、第1記憶エリアのデータを読み出し、その値を制御ボード30側の記憶部に一時的に記憶する。
次にトナー濃度センサ27-1に対して特定の値(例えば5V)の制御電圧Vcntを供給し、返ってきたVt の値と先に第1記憶エリアに記憶した値とを比較し、返ってきたVt の値が第1記憶エリアに記憶した値以上であれば現像器22がセットされていると判定し、返ってきたVt の値が第1記憶エリアの値未満であれば現像器22がセットされていないと判定する。
この方法によれば、第1記憶エリア内のデータは、製造工程の中で実際にセットしたときの検知データであるため、図9に示す方法のように、大量の濃度センサのばらつきに関係なく、そのセンサに応じた値で検出できるため、誤検知などのおそれがない。また、まずメモリチップアクセスのためSCL、SDA、Vcnt =Hを送出し、メモリチップへのアクセスを行っているが、センサアクセス時のVcntの値を5Vに設定することで、メモリアクセス時であってもVt にはセット検知の検出電圧が返ってくるので、先にメモリアクセスとセンサアクセスとは排他的と説明したが、このVcnt =5Vの条件のみ、同時処理を行い、時間的効率を上げることが可能である。ただし、アクセスモードで記憶データを読み出した後に、センサモードに切り替えてVt を読み出し、セットされているか否かを判定するほうが、ソフトウェアの作成は容易である。
図11は表1の(ウ)におけるVt2=1.2Vを用いて、シール材が引き抜かれた否を判定するときの動作を示すタイミング図である。SCL及びSDAを非アクティブにする。また、Vcnt =4V (第2制御電圧:PWM信号のデユーティ=80%)を制御ボード30より送出し、濃度センサ27側の回路によりPWM信号のデューティに比例した4Vの直流基準電圧Vref に変換し、現像器22内に現像剤が有るか無いかを電圧Vt のレベルから検出する。ここでは、Vt が1.2V以上であれば、現像剤が有ると判定し、1.2V未満であれば無いと判定している。
図12は表1の(ウ)における第2記憶エリアの記憶データを用いて、シール材が引き抜かれたか否かを判定するときの動作を示すタイミング図である。この図において破線のタイミングT0 より前はメモリチップ33へのアクセスであり、T0 より後はトナー濃度センサ27-1に対するセンサアクセスを示す。
メモリチップ33へのアクセス動作は図9の場合と同様にして、メモリチップ33の第2記憶エリアのデータを読み出し、その値を制御ボード30側の記憶部に一時的に記憶する。次に、トナー濃度センサ27-1に対しVcnt=4Vを供給し、返ってきたVt の値と先に第2記憶エリアに記憶した値とを比較し、返ってきたVt の値が第2記憶エリアに記憶した値以上であればシール材が引き抜かれていると判定し、返ってきたVt の値が第2記憶エリアに記憶した値未満であればシール材が引き抜かれていないと判定する。
図13は表1の(エ)におけるVt3=1.3Vを用いて、搬送スクリュー24,25により正常な攪拌が行われたか否かを判定するときの動作を示すタイミング図である。この図に示すように、SCL及びSDAを非アクティブにする。また、Vcnt =4V(第3制御電圧、PWM信号のデユーティ=80%)を制御ボード30より送出し、濃度センサ27側の回路によりPWM信号のデューティに比例した4Vの直流基準電圧Vref に変換し、現像器22内の現像剤が十分に攪拌されたか否かを電圧Vt のレベルから判定する。ここでは、Vt が1.3V以上であれば、正常に攪拌されたと判定し、1.3V未満であれば攪拌が異常であると判定している。
ここで、シール材が手順どおり引き抜かれると、撹拌室に初期剤が移り、撹拌動作が行われる。しかし、搬送スクリュー24,25が正常に回転しない場合、或いは初期剤そのものが高温に曝され凝固した場合は、Vt は正常な値(1.3V以上)にならない。即ち、適正な撹拌動作が行われていないことを示している。一方、正常に初期剤が投入され、正常に撹拌された場合は、トナー濃度センサ27-1より適正なVt 値が得られる。
図14は表1の(エ)における第3記憶エリアの記憶データを用いて、搬送スクリュー24,25により正常な攪拌が行われたか否かを判定するときの動作を示すタイミング図である。この図において破線のタイミングT1 より前はメモリチップ33へのアクセスを示し、T1 より後はトナー濃度センサ27-1に対するセンサアクセスを示す。
メモリチップ33へのアクセス動作は図10の場合と同様にして、メモリチップ33の第3記憶エリアのデータを読み出し、その値を制御ボード30側の記憶部に一時的に記憶している。次いで、図12の場合と同様にして、トナー濃度センサ27-1に対しVcntを供給し、返ってきたVt の値と先に第3記憶エリアに記憶した値とを比較し、返ってきたVt の値が第3記憶エリアの値に記憶した値以上であれば正常に攪拌されていると判定し、返ってきたVt の値が第3記憶エリアに記憶した値未満であれば攪拌が異常であると判定している。
次に、画像形成装置の電源オン時の初期動作時に実行する処理について図15に示すフローチャートを参照しながら説明する。
画像形成装置の電源がオンになったとき又は外装カバーが閉じられらとき、画像形成装置全体のウォームアップを行い、各種チェックを実施して立ち上がる(ステップS1)。そして,所定のタイミングで現像ユニット2が正常にセットされているかをチェックする(ステップS2)。これは、電源オフの間、或いはカバーが開いている間に、サービスマン或いはユーザが使用済みの現像ユニットを引き出し、新品の現像ユニットに交換する作業を行ったときに、正常にセットしなかったり、セットし忘れたりすることがあるからである。
ステップS2における検知方法は、表1の(ア)を参照しながら説明した方法を用いる。ここで、現像ユニット2が正常にセットされていない場合はステップS3へ移行してマシン停止、及びエラー表示を行う。現像ユニット2が正常にセットされていれば、ステップS4へ移行し、新品検知処理を行う。新品検知処理は、表1の(イ)を参照しながら説明した方法を用いる。新品の場合はステップS5へ移行して、所定時間攪拌動作を行う。この攪拌動作は、電源オン又はマシンカバーを閉じた後の最初の攪拌動作であり、次のステップS6で行われる剤なし検知のための準備攪拌動作である。
ステップS6では、表1の(ウ)を参照しながら説明した何れかの方法を用いて、現像剤が現像器22内に移動したか否か(シール材が引き抜かれたか否を)を判定する。シール引き抜き忘れと判定した場合はステップS8へ移行してマシンストップ及びエラー表示を行う。引き抜かれたと判定した場合はステップS7へ移行し、攪拌動作を行う。ここで、ステップS5の攪拌時間とステップS7の攪拌時間との和は例えば100秒程度である。この攪拌動作は、殆どのトナーが帯電していない状態であるため電位的に感光体へ移動できない初期剤に対し十分な攪拌を施すことで帯電可能にするものである。なお、ステップS4にて、既に使用中の現像器であると判定した場合もステップS7にて攪拌動作を実行する。
攪拌時間終了後、ステップS9へ移行し、表1の(エ)を参照しながら説明した方法を用いて、正常に攪拌されたか否かをチェックする。正常に攪拌されていないと判断した場合は、マシンをストップさせると共にエラー表示を行う。正常攪拌と判断した場合はステップS10へ移行して、そこで改めて通常のフローと合流する。なお、ここでは第3固定値として1.3Vの代わりに、ステップS6で得たVt値プラス何Vという判定方法でもよい。
なお、メモリチップ33内部に製造ロット番号などを記憶しておき、メモリチップ33の内容を読み出すときに、この情報も併せて読み出し、製造ロット番号から、この画像形成装置に装着された現像ユニットが正規品か否かを判断するように構成してもよい。そして、正規品でない場合は、画像形成を禁止したり、劣化した画像を形成するように画像形成条件を変更したりして、ユーザに現像ユニットの交換を促してもよい。また、現像ユニット2が故障した際、この製造ロット番号から、製造の履歴を遡って調査することができ、故障発生の原因解析などを容易に行えるようになる。
また、上記メモリチップ33の内容を読み出すときに、メモリチップ33の記憶されている部品の使用履歴や、現像ユニット2自体の使用履歴から、現像ユニット2の寿命や劣化状態を把握するように構成してもよい。この寿命の把握は、例えばメモリチップ33に部品や現像ユニット2の使用履歴の他、現像ユニット2の部品及び現像ユニット2の保証期間や限界コピー枚数などを記憶しておき、メモリチップ33から部品の使用履歴と共に、上記保証期間や限界コピー枚数などの寿命情報も読み出すことで実現する。そして、画像形成装置内のCPUで使用経歴と寿命情報とを比較し、使用履歴が寿命情報を越えていた場合は、現像ユニット2の寿命がきたとして、警告表示してもよい。このような現像ユニット2の寿命検知は、電源オン時の初期動作に限らず、例えば、所定枚数コピーを実行したときにする等、所定のタイミングで行うことも可能である。
なお、上記部品には、現像ユニット2内の感光体11や現像ローラ23の他に、現像ユニット2や帯電装置などの装置も含まれる。また、読み出された使用履歴情報から現像ユニットの劣化状態を把握し、その劣化状態に合わせて、現像条件等を変更するように構成してもよい。さらに、上記メモリチップ33の内容を読み出すときに、トナー濃度センサ27に固有の感度(トナー濃度/出力電圧)及び検知レベル(制御電圧/出力電圧)を読み出して、この情報を画像形成装置のメモリに記憶させてもよい。この感度情報は、トナー濃度制御のときに用いられ、検知レベルの情報は、上述した交換初期動作モードの時にそれぞれ画像形成装置から読み出される。
このように、Yの位置に装着された現像ユニットのメモリチップと通信を行い、新品検知、誤セット検知、メモリチップに使用履歴などの書き込みを終了したら、次にMの位置に装着されている現像ユニットについて、新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報更新の制御を行う。この制御フローは、Yの位置に装着されている現像ユニットで行った制御フローと同じで、Cの位置、Kの位置に装着されている現像ユニットについても同様な通信制御を行って、新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報の更新を行う。
上記実施形態においては、ある色の位置に装着されている現像ユニットについて新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報更新を行った後に別の色の位置に装着されている現像ユニットについて新品検知、誤セット検知、メモリチップの情報更新を行っている。しかし、これに限られず、例えば、Yの位置に装着されている現像ユニットについて新品検知を行った後に、M、C、Kの位置に装着されている現像ユニットについてそれぞれ新品検知を行い、各色の位置に装着されているそれぞれの現像ユニットの新品検知が終了したら、各色の位置に装着されているそれぞれの現像ユニットの誤セット検知を行い、次いで各色の位置に装着されているそれぞれの現像ユニットのメモリチップ情報を更新するようにしてもよい。
また、本実施形態では、メモリチップをトナー濃度センサと同一基板に設けた例について説明したが、これに限られず、例えば、Pセンサと同一の基板にメモリチップを設けても良い。
本発明の実施形態に係る画像形成装置における感光体ユニット及び現像ユニットの構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置におけるトナー濃度センサとホスト側制御ボーとの電気的接続関係を示す図である。 トナー濃度センサにおけるセンサ部とメモリチップとの電気的接続関係を示す図である。 トナー濃度センサのセンサ部の回路構成を示す図である。 トナー濃度センサのセンサ部の発振回路及び共振回路の出力電圧とトナー濃度と関係を示す図である。 トナー濃度センサのセンサ部の位相比較回路の出力電圧とトナー濃度と関係を示す図である。 トナー濃度センサのセンサ部の平滑化回路の出力電圧とトナー濃度と関係を示す図である。 トナー濃度センサおける入力制御電圧Vcnt とセンサ出力電圧Vt との関係を示すグラフである。 表1の(ア)におけるVt1=1Vを用いて、現像器が画像形成装置にセットされているか否かを検知するときの動作を示すタイミング図である。 表1の(ア)における第1記憶エリアの記憶値を用いて、現像器が画像形成装置にセットされているか否かを検知するときの動作を示すタイミング図である。 表1の(ウ)におけるVt2=1.2Vを用いて、シール材が引き抜かれた否を判定するときの動作を示すタイミング図である。 表1の(ウ)における第2記憶エリアの記憶データを用いて、シール材が引き抜かれたか否かを判定するときの動作を示すタイミング図である。 表1の(エ)におけるVt3=1.3Vを用いて、正常な攪拌が行われたか否かを判定するときの動作を示すタイミング図である。 表1の(エ)における第3記憶エリアの記憶データを用いて、正常な攪拌が行われたか否かを判定するときの動作を示すタイミング図である。 画像形成装置の電源オン時の初期動作時に実行する処理を示すフローチャートである。
符号の説明
2・・・現像ユニット、21・・・現像剤カートリッジ、22・・・現像器、24,25・・・搬送スクリュー、27・・・濃度センサ、30・・・制御ボード、32・・・センサ部、33・・・メモリチップ。

Claims (3)

  1. 所定比率で磁性粒子とトナーとが混合された現像剤を収容する複数の現像剤カートリッジと、
    該現像剤カートリッジが着脱自在に装着され、かつ該現像剤カートリッジから供給される現像剤の攪拌機能を有すると共に、画像形成装置本体に着脱自在に装着される複数の現像器と、
    該現像器内に設けられ、該現像器内のトナー濃度を検知すると共に、制御装置から供給される制御電圧に応答して、トナー濃度データをセンサ出力電圧値として前記制御装置へ出力するセンサ部と、前記現像剤カートリッジ非装着時の前記センサ部の制御電圧対センサ出力電圧特性から決定された、所定の第1制御電圧に対応する第1センサ出力電圧値が記憶されている記憶部とを有する複数のトナー濃度センサと、
    前記制御装置から各トナー濃度センサのセンサ部前記第1制御電圧を印加したときのセンサ出力電圧値と、前記制御装置が各トナー濃度センサの記憶部から読み出した第1センサ出力電圧との大小関係に基づいて、現像器が前記画像形成装置本体に装着されているか否かを判定する判定手段とを有し、
    前記制御装置は、アナログ電圧伝送ラインを用いて各センサ部との間で制御電圧及びセンサ出力電圧値の送受を行い、デジタルインタフェースを用いて各記憶部にアクセスし、
    前記制御装置による各記憶部の選択は、各記憶部に設定された物理アドレスと同じ論理アドレスを前記デジタルインタフェースを介して各記憶部に与えることで行われ、
    前記制御装置は、各記憶部に与える論理アドレスを固定するとともに、各記憶部のアドレス端子に供給する電圧レベルの高、低により各記憶部の物理アドレスを変化させ、選択したい記憶部の物理アドレスとして前記固定した論理アドレスを設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記記憶部には、前記現像剤カートリッジ非装着時の前記センサ部の制御電圧対センサ出力電圧特性から決定された、所定の第2制御電圧に対応する第2センサ出力電圧値が記憶されており、
    前記現像器が前記画像形成装置本体に装着されていると判定されたとき、前記磁性粒子とトナーとの撹拌動作を一定時間実行させる手段と、
    前記撹拌後に制御装置から前記センサ部に前記第2制御電圧を印加したときのセンサ出力電圧値と、前記制御装置が前記記憶部から読み出した第2センサ出力電圧値との大小関係に基づいて、現像剤カートリッジのシール材の有無を判定する判定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項記載の画像形成装置において、
    前記記憶部には、前記現像剤カートリッジ装着時の前記センサ部の制御電圧対センサ出力電圧特性から決定された、所定の第3制御電圧に対応する第3センサ出力電圧値が記憶されており、
    前記現像器が前記画像形成装置本体に装着されていると判定されたとき、前記磁性粒子とトナーとの撹拌動作を一定時間実行させる手段と、
    前記撹拌後に制御装置から前記センサ部に前記第3制御電圧を印加したときのセンサ出力電圧値と、前記制御装置が前記記憶部から読み出した第3センサ出力電圧値との大小関係に基づいて、前記現像剤が正常に攪拌されたか否かを判定する判定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
JP2005258320A 2005-09-06 2005-09-06 画像形成装置 Active JP4679310B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258320A JP4679310B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005258320A JP4679310B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007072123A JP2007072123A (ja) 2007-03-22
JP4679310B2 true JP4679310B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=37933623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005258320A Active JP4679310B2 (ja) 2005-09-06 2005-09-06 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4679310B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9170233B2 (en) 2013-04-23 2015-10-27 Ricoh Company, Ltd. Magnetic permeability detector, developing device, image forming apparatus, and oscillation signal frequency calculation method therefor
JP2017161801A (ja) * 2016-03-11 2017-09-14 ブラザー工業株式会社 カートリッジおよび画像形成装置
JP2017161802A (ja) 2016-03-11 2017-09-14 ブラザー工業株式会社 カートリッジおよび画像形成装置
JP7443152B2 (ja) 2020-04-30 2024-03-05 キヤノン株式会社 画像形成装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03138672A (ja) * 1989-10-25 1991-06-13 Casio Electron Mfg Co Ltd 画像形成装置
JPH1026876A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2002357991A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2003122202A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法
JP2004510228A (ja) * 2000-09-19 2004-04-02 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム I2c環境に於いてプログラミング可能なアドレスを有する集積回路

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03138672A (ja) * 1989-10-25 1991-06-13 Casio Electron Mfg Co Ltd 画像形成装置
JPH1026876A (ja) * 1996-07-11 1998-01-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2004510228A (ja) * 2000-09-19 2004-04-02 トムソン ライセンシング ソシエテ アノニム I2c環境に於いてプログラミング可能なアドレスを有する集積回路
JP2002357991A (ja) * 2001-06-01 2002-12-13 Canon Inc 画像形成装置
JP2003122202A (ja) * 2001-10-10 2003-04-25 Canon Inc 画像形成装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007072123A (ja) 2007-03-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050254833A1 (en) Image forming device and image forming system having a replacement unit mounted therein
US7149438B2 (en) Consumable-article detecting apparatus, method and program, and image forming apparatus
US6912366B1 (en) Image forming apparatus comprising means for detecting an amount of developer contained in a developer container, a memory for storing the amount detected by the detecting means, and control means for updating the information stored in the memory
JP4679310B2 (ja) 画像形成装置
US8144362B2 (en) Determining a perfect replaceable unit mounted in image forming apparatus and image forming system
JP5282312B2 (ja) 画像形成装置
CN101464647B (zh) 图像形成装置
JP2001215785A (ja) 画像形成装置及びこの画像形成装置に着脱可能なカートリッジ
JP2008139884A (ja) 粉体量検出装置、現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
US20020164168A1 (en) Image forming apparatus, control method thereof, and process cartridge
JP2015152761A (ja) 画像形成装置
JP4667850B2 (ja) 画像形成装置
JP2005024702A (ja) トナーカートリッジ、画像形成装置及びトナーカートリッジの履歴による画像形成装置の制御方法
JP4980702B2 (ja) 画像形成装置
JP2010113376A (ja) トナー濃度センサおよびトナー濃度センサを備えた画像形成装置
JP3897505B2 (ja) 異常検知システム
JP2007286131A (ja) 現像装置および画像形成装置
JP2004206041A (ja) 現像装置を備えた画像形成装置及び画像形成装置の制御方法
JP3912947B2 (ja) 異常検知システム
JP2001356670A (ja) 画像形成装置、プロセスカートリッジ、および記憶媒体
JP2002132030A (ja) カートリッジ、画像形成装置、及び画像形成システム
JP2005164920A (ja) 画像形成装置
JP3957935B2 (ja) 画像形成装置
JP2010281885A (ja) 画像形成装置
JP2017009876A (ja) 潜像担持体評価装置、画像形成装置及び潜像担持体評価方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080630

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100702

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110201

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4679310

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3