JP4677771B2 - シート上荷重検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート上荷重検出装置に関するものである。
従来、シート上荷重検出装置としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。このシート上荷重検出装置は、歪ゲージ(22)を備えた長方形片持ち梁式の起歪体(21)を有している。すなわち、この起歪体の一端側はシートの着座部側に断面略L字状のブラケット(23)を介して固定されており、一方、他端側はシートの車体側に別の断面略L字状のブラケット(24)を介して固定・支持されている。このような構造にあって、シート上に加わる荷重により起歪体の一端側が他端側に対し撓むと、その撓み量に応じ歪ゲージの出力信号が変動して当該荷重の検出に供されるようになっている。
しかしながら、このシート上荷重検出装置では、シートの搭載において上記した断面略L字状のブラケットが必要とされることになり、装置全体として大型化及び重量の増大を余儀なくされる。また、起歪体が片持ち梁の構造を有することから、シートを支持する強度を確保するために起歪体の上下方向の歪み量を所定量に規制するためのストッパ構造(25a,27a)を設ける必要があり、その構造も複雑なものとなっている。
一方、こうした装置全体としての大型化等を解消し得るシート上荷重検出装置として、例えば特許文献2に記載されたものが知られている。このシート上荷重検出装置は、アッパレール(42)に面接触して取り付けられるフランジ部(20)と、フランジ部に形成された凹部(24)に装着される円盤状の起歪部(14)を一体的に有してフランジ部に対して鉛直方向に形成されたボルト部(30)とを備えている。このボルト部は、シートを取り付けるためのブラケット(48)にナット(66)を介して取り付けられる。そして、起歪部には、ボルト部に軸方向に加わる荷重を検出するためのセンサ(12)が配置されている。このような構造にあって、シート上に加わる荷重によりボルト部に軸方向に荷重が加わって、起歪部の内周側が外周側に対し撓むと、その撓み量に応じセンサの出力信号が変動して当該荷重の検出に供されるようになっている。特に、起歪部がいわゆるダイアフラムの構造を有することから、コンパクトながらもシートを支持するための強度が十分に確保される。
特開2003−83798号公報(第3−4図) 特開2004−268620号公報(第1−4図)
ところで、特許文献2のシート上荷重検出装置では、ボルト部と、シートを取り付けるためのブラケットとの間に、前後方向に傾いた組付け誤差がある場合には、これらの組付け性が低減されてしまう。あるいは、こうした組付け誤差を抑制すべく部品精度や組付け精度を向上させる場合には、コストの増大という別の問題が生じてしまう。
また、組付け後の状態において、前記ブラケットを前後方向に傾けようとする荷重が残留していると、これに伴いボルト部に作用する力のモーメントによって、起歪部に不要な歪みが生じ荷重の検出精度が低減されてしまう。
本発明の目的は、組付け性及び検出精度を向上することができるシート上荷重検出装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、床側シート固定部材とシート側固定部材との間に介在し、シート上に加わる荷重を検出するシート上荷重検出装置であって、上下方向に軸線が伸びる円環状の起歪部と、前記床側シート固定部材に取り付けられ、前記起歪部の外周側縁部を保持する外周側保持部材と、前記シート側固定部材に取り付けられ、前記起歪部の内周側縁部を保持する内周側保持部材と、前記起歪部に設けられ、該起歪部の外周側と内周側との間の歪み量に基づきシート上に加わる荷重を検出する検出用素子とを備えるシート上荷重検出装置において、前記内周側保持部材は、上下方向に軸線が伸びて前記起歪部の内周側縁部を挟持する挟持用ボルト及び該挟持用ボルトに締め付けられる挟持用ナットからなり、前記挟持用ナットには、幅方向の貫通方向を有して前記シート側固定部材を揺動可能に連結するための取付孔が形成されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載のシート上荷重検出装置において、前記取付孔には、前記シート側固定部材を揺動可能に支持するブッシュが装着されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のシート上荷重検出装置において、前記取付孔は、前記内周側保持部材の軸線上に配置されていることを要旨とする。
請求項1又は2に記載の発明によれば、前記内周側保持部材(挟持用ナット)には、幅方向の貫通方向を有する取付孔が形成される。そして、前記取付孔に揺動可能に連結される前記シート側固定部材は、前記取付孔の軸線を回転軸とする若干の回動、すなわち前後方向への傾動が許容される。従って、前記シート側固定部材と前記内周側保持部材(挟持用ナット)との間の前後方向に傾いた組付け誤差を、これらの揺動可能範囲で吸収することで、円滑な組付けを行うことができる。また、組付けに際し、前記シート側固定部材を前後方向に傾けようとする荷重が解放されるため、前記起歪部の内周側縁部を保持する前記内周側保持部材(挟持用ナット)との間に生じる力のモーメントに起因する不要な歪みを低減して検出精度を向上させることができる。
請求項に記載の発明によれば、前記シート側固定部材は、前記内周側保持部材の軸線上で前記取付孔に連結される。従って、前記シート側固定部材を介して伝達されるシート上からの荷重は、前記取付孔を介して軸方向以外の力の成分が吸収されて内周側保持部材等に伝達されるため、不要な歪みを低減して検出精度を向上させることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態について図面に従って説明する。
図1は、例えば自動車などの車両の助手席側に搭載されるシート本体1の骨格部を示す側面図であり、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。また、図3は図2のB−B線に沿った断面図であり、図4は図2の矢印C方向から見た立面図である。なお、図1で示される骨格部は、シート本体1の幅方向(図1において紙面に直交する方向)で対をなして配設されており、ここでは車両の前方に向かって左側に配置された骨格部をシート外側から見た側面図を示している。車両の前方に向かって右側に配置される骨格部については同様の形状であるため、左側の骨格部を代表して以下に説明する。
図1に示されるように、車両フロアには、前後方向に伸びるロアレール2が支持されている。このロアレール2は、上方が開口するように断面U字状に形成されており、開口側の各先端は幅方向内側(図2の左右内側)に屈曲されて下方に折り返されている。一方、床側シート固定部材としてのアッパレール3は、下方が開口するように断面U字状に形成されており、開口側の各先端は幅方向外側に屈曲されて上方に折り返されている。そして、アッパレール3は、幅方向中央部で上方に突出する平坦面3aを有している。上記アッパレール3は、その折返し部が前記ロアレール2の折返し部に上下方向で重合する態様で同ロアレール2に対し前後方向に移動可能に装着されている。
図1に示されるように、前記アッパレール3の平坦面3aには、前後一対のセンサ本体10を介して所定の間隔をおいてシート側固定部材としてのロアブラケット4がそれぞれ支持されている。これらロアブラケット4には、シートクッションの骨格をなすロアアーム5が固定・支持されている。
アッパレール3とロアブラケット4との間に介在する前記センサ本体10は、シート上に加わる荷重(シートクッションに対し上下方向に加わる荷重)を検出する。図2に示されるように、上記センサ本体10は、プレート部材11と、外周側保持部材12と、内周側保持部材13とを備えている。
前記プレート部材11は、平板状を呈しており、図5に示されるように、円環状の起歪部16と、ネック部17を介して起歪部16の径方向に延出する基板部18とを一体的に有している。このプレート部材11は、その起歪部16の軸線が上下方向に伸びる態様でアッパレール3及びロアブラケット4間に配置されている(図2参照)。そして、上記起歪部16には、径方向に所定距離だけ離隔された一対の検出用素子としての歪ゲージ(例えば、厚膜ゲージ等)21,22が所定角度ごとに複数対で配設されている。これら歪ゲージ21,22は、歪ゲージ21が歪ゲージ22よりも外周側に配置されるように互いに同心円上に配置されている。これら歪ゲージ21,22は、起歪部16上の配線部23とともに印刷・焼付けにて形成されている。上記歪ゲージ21,22は、起歪部16の外周側と内周側との間の歪み量に基づき、同起歪部16の軸方向に加わる荷重に応じた信号を配線部23を介して出力する。
一方、前記基板部18には、ネック部17を介して起歪部16上の配線部23に連続する配線部24が印刷・焼付けにて形成されている。そして、基板部18には、この配線部24に対応して電気回路(図示略)が実装されている。従って、この基板部18に実装された電気回路は、配線部23,24等を介して前記歪ゲージ21,22と電気的に接続されている。この電気回路は、例えば増幅器等を構成しており、前記歪ゲージ21,22の出力信号を処理してシート上に加わる荷重の検出に供される。なお、電気回路の実装された基板部18には、外部の給電線や信号線との電気接続用のコネクタ25が締結されている(図2参照)。
図2及び図3に示されるように、前記外周側保持部材12は、第1外周側ホルダ31と、第2外周側ホルダ32とを備えている。第1外周側ホルダ31は、前記起歪部16の外径よりも小さい内径及び大きい外径を有して円環状に形成されている。そして、この第1外周側ホルダ31には、前記起歪部16の外径と同等の内径を有して軸方向一側(第2外周側ホルダ32側である図3の下側)に突出する段差31aと、更にその外周側で軸方向一側に円環状に突設された突壁部31bとが形成されている。つまり、第1外周側ホルダ31は、その外周側に向かって軸方向一側に階段状に突出している。
そして、前記起歪部16は、その外周面の一部が前記段差31aに嵌め入れられる態様で軸方向他側端面(図3における上面)の外周側縁部を第1外周側ホルダ31に当接させている。なお、前記プレート部材11に印刷・焼付けされた歪ゲージ21,22等は、第2外周側ホルダ32側である図3の下側に配置されている。そして、前記起歪部16は、軸方向他側端面における前記第1外周側ホルダ31との内周側の当接部に沿って同第1外周側ホルダ31に溶着されている。また、前記第1外周側ホルダ31には、前記プレート部材11のネック部17を介して前記基板部18を外部に導出するための切り欠き31cが形成されている(図2参照)。
第2外周側ホルダ32は、前記第1外周側ホルダ31と同等の内径及び外径を有する円環状に形成されている。そして、この第2外周側ホルダ32には、径方向両外側に延出形成されたフランジ部32aが形成されている。このフランジ部32aは、その延出方向が前記プレート部材11の基板部18の延出方向に直交する方向と一致するように配置されている。このフランジ部32aには、径方向両外側に配置され上下方向に貫通する一対のボルト孔32bが形成されている。
上記第2外周側ホルダ32には、前記第1外周側ホルダ31の内径と同等の内径及び前記突壁部31bの内径と同等の外径を有する円環状の嵌着壁部32cが形成されている。この嵌着壁部32cは、前記突壁部31bの内周面及び段差31aに嵌め入れられた起歪部16の外形に対応して段付き形状を有している。上記第1及び第2外周側ホルダ31,32は、これら突壁部31b及び嵌着壁部32cの嵌め合いによって取着されている。
そして、前記起歪部16は、その外周面の残りの一部が前記嵌着壁部32cの内周面に嵌め入れられる態様でその底面に軸方向一側端面(図3における下面)の外周側縁部を当接させている。つまり、前記起歪部16の外周側縁部は、これら第1及び第2外周側ホルダ31,32により挟持されている。なお、前記第2外周側ホルダ32(嵌着壁部32c)には、前記プレート部材11のネック部17を介して前記基板部18を外部に導出するための切り欠き32dが形成されている(図2参照)。
ちなみに、前記第1及び第2外周側ホルダ31,32は、径方向外側で軸方向に重ねられており、径方向外側で軸方向と直交する方向(径方向)に平行な当接面を有している。本実施形態では、これら第1及び第2外周側ホルダ31,32の軸方向に重ねられた径方向外側に対し、例えばレーザ溶接にて径方向に指向させた溶接を行っている。これにより、第1及び第2外周側ホルダ31,32は、その当接面に沿って深く溶融されて固着されている。
前記内周側保持部材13は、挟持用ボルト33と、挟持用ナット34とを備えている。挟持用ボルト33のボルト部(ねじ軸部)は、前記起歪部16の内径と同等の外径を有しており、同起歪部16に軸方向一側(図3の下側)から挿通されている。そして、挟持用ボルト33の頭部は、前記起歪部16の軸方向一側端面(図3における下面)の内周側縁部に当接している。なお、挟持用ボルト33の頭部と前記第2外周側ホルダ32の軸方向一側端面との間には所定の間隙が設定されて、前記起歪部16の外周側と内周側との間の歪みが許容されている。
前記挟持用ナット34は、頭部に取付孔を備えたいわゆるアイナットであって、ナット状の締結部34aと、同締結部34aの軸線(中心軸)に沿って立設された取付部34bとを一体的に備えている。この挟持用ナット34は、締結部34aにおいて前記起歪部16に挿通された挟持用ボルト33のボルト部に締め付けられて同起歪部16の軸方向他側端面(図3における上面)の内周側縁部に当接している。この挟持用ナット34の起歪部16との当接部の外径は、前記挟持用ボルト33の頭部の外径と同等に設定されている。つまり、前記起歪部16の内周側縁部は、これら挟持用ボルト33及び挟持用ナット34(締結部34a)により挟持されている。
前記取付部34bには、厚さ方向に中央部を貫通する取付孔34cが形成されている。この取付孔34cは、前記挟持用ボルト33のボルト部に締め付けられた状態において幅方向(アッパレール3の幅方向)の貫通方向を有している。すなわち、この取付孔34cの貫通方向は、前記基板部18の延出方向に一致している。そして、この取付孔34cには、その内径と同等の外径を有するブッシュ35が装着されている。このブッシュ35は、軸方向両端部にそれぞれ形成された外向きフランジが取付部34bを挟むことで抜け止めされている。
図3に示されるように、前記センサ本体10は、前記フランジ部32aの延出方向を前記アッパレール3の長手方向に一致させる態様で前記平坦面3aに載置されている。このとき、前記プレート部材11は、前記基板部18の延出方向が上記フランジ部32aの延出方向に直交する幅方向内側と一致するように配置・支持されている(図2参照)。これにより、基板部18に締結されるコネクタ25がアッパレール3と干渉することを回避している。そして、センサ本体10は、平坦面3aを介して前記ボルト孔32bを貫通するボルト36のボルト部にナット37が締め付けられてアッパレール3に締結されている。なお、外周側保持部材12(第2外周側ホルダ32)は、アッパレール3に対しボルト36及びナット37による2箇所で締結されることで、これら外周側保持部材12とアッパレール3との間の相対回動が規制されている。
一方、図2に示されるように、前記取付孔34cに装着されたブッシュ35には、ボルト38が挿通されている。このボルト38は、ブッシュ35の内径よりも若干小さい外径及び同等の軸長を有する大径部38aと、大径部38aから突設されたボルト部38bとを備えている。このボルト38は、前記取付孔34cに装着されたブッシュ35に対し幅方向内側から挿通され、ブッシュ35と大径部38aとの間で若干の遊びを有して支持されている。
前記ロアブラケット4には、幅方向の貫通方向を有する取付孔4aが形成されている。この取付孔4aは、前記ボルト部38bの外径と同等の内径を有している。ロアブラケット4は、前記ブッシュ35(取付孔34c)を貫通するボルト部38bが上記取付孔4aに挿通される態様で挟持用ナット34(内周側保持部材13)に支持されている。前記センサ本体10(内周側保持部材13)は、取付孔4aの幅方向外側に突出するボルト部38bに固定用ナット39が締め付けられてロアブラケット4に締結されている。
なお、これらセンサ本体10(内周側保持部材13)及びロアブラケット4(ロアアーム5)は、前記ブッシュ35と大径部38aとの間の遊びの範囲で揺動可能になっている。すなわち、前記ロアアーム5が固定・支持されるロアブラケット4は、前記ブッシュ35等の軸線を回転軸とする若干の回動(即ち前後方向への傾動)が許容されている。これは、前記センサ本体10(内周側保持部材13)及びロアブラケット4の前後方向に傾いた組付け誤差を吸収してこれらの組み付け性を向上させる等のためである。
このような構造にあって、シート上に荷重が加わると、センサ本体10の起歪部16に対し軸方向の荷重が加わって同起歪部16の外周側と内周側との間に歪みが生じる。そして、上記起歪部16に印刷・焼付けされた前記歪ゲージ21,22は、その歪み量に応じた信号を出力する。この歪ゲージ21,22の出力信号は、前記基板部18に実装された電気回路において処理されることで、シート上に加わる荷重の検出に供される。
以上詳述したように、本実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)本実施形態では、前記ロアブラケット4と挟持用ナット34(内周側保持部材13)との間の前後方向に傾いた組付け誤差を、前記ブッシュ35及び大径部38a間の遊びによる揺動可能範囲で吸収することで、円滑な組付けを行うことができる。また、組付けに際し、前記ロアブラケット4を前後方向に傾けようとする荷重が解放されるため、前記挟持用ナット34(内周側保持部材13)との間に生じる力のモーメントに起因する不要な歪みを低減して検出精度を向上させることができる。
(2)本実施形態では、ロアアーム5が固定されるロアブラケット4を、締結部34a(内周側保持部材13)の軸線(中心軸)に沿って立設された取付部34bで支持した。すなわち、ロアブラケット4を、内周側保持部材13の軸線上に配置された取付孔34cにおいて連結した。従って、ロアブラケット4を介して伝達されるシート上からの荷重は、取付孔34c(取付部34b)を介して軸方向以外の力の成分が吸収されて締結部34a(内周側保持部材13)等に伝達されるため、不要な歪みを低減して検出精度を向上させることができる。
(3)本実施形態では、前記起歪部16の内周側縁部を挟持する挟持用ナット34に、幅方向の貫通方向を有する取付孔34cが形成される。従って、ボルト−ナット等の締結具を上下方向に組み付けて前記内周側保持部材13とロアブラケット(ロアアーム)とを連結することがスペース上、困難であっても、前記挟持用ナット34の取付孔34cを利用して、幅方向(貫通方向)にこうした締結具を組み付けてこれらを固定することができるため、部品点数を増やすことなく設計の自由度を増大することができる。
(4)本実施形態では、第2外周側ホルダ32を軸方向に突出させることなくフランジ部32aを形成し、このフランジ部32aにおいて直にアッパレール3と締結するようにしたことで、センサ本体10をより薄型化することができる。そして、センサ本体10のシート本体への搭載性を向上することができる。また、例えばアッパレール3等との締結のために別途、ブラケット等を設ける場合に比べ、部品点数及びコストを削減することができる。
(5)本実施形態では、出力信号(ゲージ出力)の大きな歪ゲージ(厚膜ゲージ)21,22にて歪み量を検出することで、センサ本体10を全体として小型化・薄型化することができる。そして、センサ本体10のシート本体1(アッパレール3及びロアブラケット4間)への搭載性を向上することができる。また、起歪部16をいわゆるダイアフラム構造としたことで、コンパクトながらもシートを支持するための強度を十分に確保することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・前記実施形態において、挟持用ナットの取付部は、締結部の軸線(中心軸)からずらして軸方向と平行に立設・配置してもよい。すなわち、図6に示すように、前記実施形態とは異なる形状のロアブラケット51及びこれに固定・支持されるロアアーム50に対応して、前記挟持用ボルト33とともに内周側保持部材13を構成する挟持用ナット53は、ナット状の締結部53aと、同締結部53aの軸線(中心軸)からずらして軸方向と平行に立設された取付部53bとを一体的に備えている。
そして、前記取付部53bには、厚さ方向に中央部を貫通する取付孔53cが形成されている。この取付孔53cは、前記挟持用ボルト33のボルト部に締め付けられた状態において幅方向(アッパレール3の幅方向)の貫通方向を有している。そして、この取付孔53cには、前記ブッシュ35が装着されている。
一方、前記ロアブラケット51には、幅方向の貫通方向を有する取付孔51aが形成されている。ロアブラケット51は、前記取付孔53cに装着されたブッシュ35に対し幅方向外側から挿通されてこれを貫通する前記ボルト38のボルト部38bが上記取付孔51aに挿通される態様で挟持用ナット53(内周側保持部材13)に支持されている。そして、センサ本体(内周側保持部材13)は、取付孔51aの幅方向内側に突出するボルト部38bに前記固定用ナット39が締め付けられてロアブラケット51に締結されている。
なお、センサ本体(内周側保持部材13)及びロアブラケット51(ロアアーム50)は、前記ブッシュ35と前記大径部38aとの間の遊びの範囲で揺動可能になっていることは前記実施形態と同様である。この変形形態では、前記締結部53aに対する前記取付部53bのずれ量(軸線からのずれ量)を調整することで、各種形状のロアアーム等に対応してこれらを連結することができる。
・前記実施形態において、前記取付孔34c,53cに、ブッシュ35に代えて円筒状のカラーを装着してもよい。また、センサ本体(内周側保持部材13)及びロアブラケットが揺動可能であれば、ブッシュを割愛してもよい。
・前記実施形態において、締結部材としてのボルト38及び固定用ナット39を、例えばリベットピンに代えてもよい。
・前記実施形態において、前記起歪部16は、外周側保持部材12及び内周側保持部材13間において実質的に歪みが生じる部分が円環状であれば、その外形が方形であってもよい。
・前記実施形態において、ロアブラケットとロアアームとを一体形成してもよい。
本発明が適用されるシート本体を示す概略図。 図1のA−A線に沿った断面図。 図2のB−B線に沿った断面図。 図2の矢印C方向に見た立面図。 プレート部材を示す平面図。 本発明の変形形態を示す断面図。
符号の説明
3…床側シート固定部材としてのアッパレール、4,51…床側シート固定部材としてのロアブラケット、10…センサ本体、12…外周側保持部材、13…内周側保持部材、16…起歪部、21,22…検出用素子としての歪ゲージ、33…挟持用ボルト、34,53…挟持用ナット、34c,53c…取付孔、35…ブッシュ、38…締結部材を構成するボルト、39…締結部材を構成する固定用ナット。

Claims (3)

  1. 床側シート固定部材とシート側固定部材との間に介在し、シート上に加わる荷重を検出するシート上荷重検出装置であって、
    上下方向に軸線が伸びる円環状の起歪部と、
    前記床側シート固定部材に取り付けられ、前記起歪部の外周側縁部を保持する外周側保持部材と、
    前記シート側固定部材に取り付けられ、前記起歪部の内周側縁部を保持する内周側保持部材と、
    前記起歪部に設けられ、該起歪部の外周側と内周側との間の歪み量に基づきシート上に加わる荷重を検出する検出用素子とを備えるシート上荷重検出装置において、
    前記内周側保持部材は、上下方向に軸線が伸びて前記起歪部の内周側縁部を挟持する挟持用ボルト及び該挟持用ボルトに締め付けられる挟持用ナットからなり、
    前記挟持用ナットには、幅方向の貫通方向を有して前記シート側固定部材を揺動可能に連結するための取付孔が形成されていることを特徴とするシート上荷重検出装置。
  2. 請求項1に記載のシート上荷重検出装置において、
    前記取付孔には、前記シート側固定部材を揺動可能に支持するブッシュが装着されていることを特徴とするシート上荷重検出装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシート上荷重検出装置において、
    前記取付孔は、前記内周側保持部材の軸線上に配置されていることを特徴とするシート上荷重検出装置。
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