JP2004050860A - 着座荷重検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両用シートの歪みの発生が抑えられ荷重を正しく検出できる着座荷重検出装置を提供すること。
【解決手段】アッパレール6とロアアーム7は、支持部材11、荷重センサ部材12及び円筒状のロッド14を介して連結されている。荷重センサ部材12は、起歪体17、第1挟持部18及び第2挟持部19及び起歪体に貼着された検出素子から構成されている。起歪体17は、一端が第1挟持部18により挟持され、他端が第2挟持部19により挟持されている。第2挟持部19は、押さえ板22及び調整台23により構成されている。ロッド14は、両ロアアーム7を連結しており、該ロッド14と調整台23は、組み付け工程の最終段階で溶着され固定される。
【選択図】 図3
【解決手段】アッパレール6とロアアーム7は、支持部材11、荷重センサ部材12及び円筒状のロッド14を介して連結されている。荷重センサ部材12は、起歪体17、第1挟持部18及び第2挟持部19及び起歪体に貼着された検出素子から構成されている。起歪体17は、一端が第1挟持部18により挟持され、他端が第2挟持部19により挟持されている。第2挟持部19は、押さえ板22及び調整台23により構成されている。ロッド14は、両ロアアーム7を連結しており、該ロッド14と調整台23は、組み付け工程の最終段階で溶着され固定される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座荷重検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、着座荷重検出装置としては英国特許2337027号公報に記載のものが知られている。同公報に記載の車両用シートは、車両の幅方向に取着された一対のアッパレール及びロアアームを介して車両フロアに固着されている。そして、この車両用シートが備える着座荷重検出装置は、前記アッパレールに一体に固着されたブラケットと、車両用シートに一体に固着されたロアアームとの間に介在する荷重センサ部材によって車両用シートに付加された荷重の検出を行っている。ブラケットには車両幅方向に向かってボルトが貫挿されており、該ボルトの先端部が車両幅方向に突出している。
【0003】
荷重センサ部材は、弾性部材とブラケット及び弾性部材の上面に貼着された荷重検出素子を備えており、ブラケットが溶接によりロアアームと一体に固着されている。また、弾性部材とブラケットはネジによって固着されており、弾性部材が上部に配置されるように両者の間で車両幅方向に突出したボルトの先端部を挟持している。
【0004】
車両用シートに荷重が付加されるとロアアームとともに荷重センサ部材を下方に付勢する力はボルトの先端部によって支持される。ボルトの上部には、荷重検出素子が貼着された弾性部材が当接しているため、弾性部材が荷重検出素子と一体となって撓む。着座荷重検出装置は、この撓み量によって車両用シートに付加された荷重を検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ロアアームは、車両フロアの幅方向両側に一対で固着されたアッパレールに対して、それぞれが別々に固着されているため、車両用シートの剛性が低かった。そして、車両用シートの剛性が低いために乗員が着座した際に乗員荷重の付加を安定して支持できず、車両用シートに歪みが発生する場合があった。このような場合には、該歪みの影響で荷重センサ部材が車両用シートに付加された荷重を正しく検出できないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、車両用シートの歪みの発生が抑えられ荷重を正しく検出できる着座荷重検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、シート本体の幅方向両側に設けられるロアアームと、該ロアアームを介して該シート本体を支持するアッパレールと、前記ロアアームと前記アッパレールの間に設けられ、前記シート本体に付加される荷重を検出する荷重センサ部材とを備えた着座荷重検出装置において、前記シート本体の幅方向に延びて前記両側ロアアームを連結するロッドを備え、前記荷重センサ部材の一方側を前記アッパレールに、他方側を前記ロッドに結合した。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記荷重センサ部材の他方側を前記ロッドにネジ手段で結合し、前記ネジ手段を緩めて、前記荷重センサ部材の他方側を、前記ロッドに対して前記シート本体の幅方向に移動可能に構成した。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記アッパレールに固定され、前記ロッドに対して少なくとも上下の一方側に所定の間隔を設け配置される当接部を有する移動制限部材を備えた。
【0010】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、荷重センサ部材の上記他方側は、シート本体の幅方向に延びるロッドに結合される。従って、例えば、荷重センサの組み付け時にはロッドに対し幅方向に移動させて位置調整しつつ、同ロッドにその上記他方側を結合させる。これにより荷重センサ部材は、ロッド幅方向の組み付け誤差が吸収されて、同ロッドに結合される。このため、組み付け後において、荷重センサ部材に幅方向の応力が低減される。
【0011】
また、ロッドは両ロアアーム間に連結されていることで、シート本体の剛性が増し、ひいてはロッドに結合される荷重センサ部材の組み付け状態が安定化される。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、ネジ手段を緩めることで、荷重センサ部材が幅方向に移動可能になることで位置調整が容易となる。
請求項3に記載の発明によれば、ロッドに対して当接部が当接されることで、同ロッドの少なくとも上下の一方向への変位が所定の範囲に規制される。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の着座荷重検出装置を備えた車両用シートの第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0014】
図1は車両用シートの斜視図を示す。車両用シート1は、図示しない車両フロアに固着された前後一対の設置部材3の上部に設置されている。設置部材3の上部にはロアレール4が車両フロアに対して前後方向(図1においてX矢印方向)に支持固定されている。
【0015】
左右一対のロアレール4は断面U字状に形成され、その上方が開口しその開口部が前後方向に延びるスライド溝5を形成している。
各ロアレール4に形成されたスライド溝5には、シート本体1aを設置するための左右一対のアッパレール6がスライド溝5に沿って前後方向に摺動可能にそれぞれ配設されている。シート本体1aは、アッパレール6と連結される左右一対のロアアーム7を有している。
【0016】
図2は、車両用シートの後ろ側のアッパレールとロアアームの連結状態を表す説明図であり、図3は、図2の組み付け図である。尚、図2及び図3においては図面が煩雑となるのをさけるため一部符号を省略している。また、左右一対に設けられた各アッパレール6とロアアーム7は、ほぼ左右対称に形成され連結されているためここでは車両左側に位置するアッパレール6とロアアーム7との連結状態についてのみ詳細に説明する。また、車両用シート1の前側は、図面が煩雑となるのをさけるため図示していないが、アッパレール6とロアアーム7とが互いに荷重検出センサを含むブラケットを介して連結されている。そして、車両用シート1に付加された荷重の合計値は、車両用シート1の前側及び後ろ側の合計値で算出されている。
【0017】
アッパレール6とロアアーム7は、移動制限部材としての支持部材11、荷重センサ部材12及び円筒状のロッド14を介して連結されている。
アッパレール6は車両幅方向外側に位置し上方に向かって延設された側壁6aを有し、該側壁6aの上部内側には支持部材11がネジ15,16により固着されている。
【0018】
支持部材11は後端(図2、図3において右端)に、その上部及び下部を後方(図2、図3において右方向)に向かって突出して略C字状の当接部11aが形成されている。
【0019】
支持部材11には、荷重センサ部材12がネジ挿通孔21cに貫挿されたネジ26により固定されている。
荷重センサ部材12は、起歪体17、第1挟持部18及び第2挟持部19と、起歪体17に貼着された検出素子(図示略)とから構成されている。起歪体17は金属製の長方形平板状に形成されており、その中央にはどちらか一方の面側に検出素子が起歪体17と一体で撓むように貼着されている。検出素子は起歪体17の撓み量に応じた電気信号を出力するように形成されており、該電気信号の大きさを利用して車両用シート1に付加された荷重の検出を行っている。
【0020】
起歪体17には、長手方向両端側にそれぞれ2つずつ合計4つの図示しない孔が形成されており、後述するリベット24,25及びネジ手段としてのボルト31,32が貫挿されている。
【0021】
起歪体17は、車両前方側が第1挟持部18により挟持され、車両後方側が第2挟持部19により挟持されている。
第1挟持部18は、押さえ板20及び支持台21により構成されている。
【0022】
押さえ板20は、平面が長四角形状をなす平板によって形成されている。支持台21は、平板部21aと、該平板部21aから垂直方向に延びる固着板21bを備えている。平板部21aは、平面が長四角形状をなす平板によって形成されている。押さえ板20及び平板部21aは、起歪体17を挟むように重ねられ、リベット24,25によって挟持状態に固定される。
【0023】
第2挟持部19は、押さえ板22及び調整台23により構成されている。
押さえ板22は、平面が長四角形状をなす平板によって形成されており、長手方向に沿ってネジ挿通孔22a,22bが形成されている。調整台23は、押さえ板22と同様に平面が長四角形状をなす平板によって形成された挟持台23aと、該挟持台23aの左右両端からそれぞれ垂直下方向に延びる脚部23b,23cを備えている。
【0024】
図4(a)は調整台を車両用シート前方からみた正面図、図4(b)は調整台の側面図である。
挟持台23aは、車両前後方向にネジ挿通孔が併設されており、下方から上方に向かってボルト31,32が貫挿されている。ボルト31,32の間隔は、前述した押さえ板22に形成されたネジ挿通孔22a,22bの間隔と同等に形成されている。
【0025】
脚部23b,23cは、それぞれ下方から上方に向かって半円状に切り欠かれており、その切り欠きは互いに同軸線上で且つロッド14の外径と略同一の半径を持つ半円を描いている。その円弧部から互いに反対方向(外側)に向かって半円筒状の当接部23d,23eが延設されている。
【0026】
押さえ板22及び調整台23は、ボルト31,32をネジ挿通孔22a,22bに貫挿させ起歪体17の後端を挟むように重ねられ、該ボルト31,32にナット33,34を螺合させることで挟持状態に固定されている。
【0027】
ロッド14は、その両端部14a,14bが左右一対に形成されたロアアーム7のロッド孔7a(図には片側のみ表示)に挿通され、ロアアーム7に溶着されており、車両用シート1の剛性を高めている。
【0028】
ロッド14は、端部14aの近傍位置に調整台23が溶着されている。調整台23は、車両用シート1の組み付け時に荷重センサ部材12に組み付けに伴う応力が発生しない位置に溶着されている。詳述すると、車両用シート1の組み付けにおいて、先ず、アッパレール6側において、該アッパレール6に支持部材11を固着し、該支持部材11に荷重センサ部材12を固着する。次に、ロアアーム7側において、該ロアアーム7とロッド14を固着する。その後、アッパレール6側及びロアアーム7側の両者を組み付ける。そして、調整台23をロッド14に溶着し、車両用シート1の組み付けを終了する。即ち、調整台23は、車両用シート1の組み付け工程の最終段階で溶着されており、アッパレール6とロアアーム7の製造及び組み付け状態によるバラツキによる荷重センサ部材12への応力がかからない。
【0029】
次に、上記のように構成された着座荷重検出装置を備えた車両用シートの作用を図2及び図3に従って説明する。
車両用シート1に荷重が付加されると、その荷重によってシート本体1a(ロアアーム7及びロッド14)が下方に移動する。従って、そのロッド14に固着された調整台23即ち第2挟持部19が下方へ移動し、起歪体17が撓み、該起歪体17の裏面に貼着された図示しない荷重検出素子からその撓み量即ち荷重に応じた電気信号が出力される。
【0030】
尚、車両用シート1に大きな荷重が付加された時にはロッド14の両端部14a,14bが当接部11aに当接することにより両端部14a,14b及び当接部11aがロッド14及び該ロッド14に固着されたロアアーム7の変位幅を制限している。そのため、起歪体17の撓みは許容範囲内に制限される。
【0031】
以上詳述したように、第1実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ロッド14と調整台23の溶着は、車両用シート1の組み付け工程の最終段階で行われるため、ロアアーム7とアッパレール6の間の製造及び組み付け状態におけるバラツキは、起歪体17に影響しない。従って、起歪体17には車両用シート1の幅方向への応力が作用することなく、車両用シート1に付加された荷重のみが作用することとなり、車両用シート1に付加された荷重の正確な値を検出することができる。
【0032】
(2)両ロアアーム7は、ロッド14によって互いに連結されている。従って、両ロアアーム7及び該ロアアーム7に一体で形成されているシート本体1aの剛性を高めることができる。
【0033】
(3)ロッド14を用いてロアアーム7及びシート本体1aの剛性を高めたため、荷重センサ部材12の組み付け状態が安定化される。従って、荷重センサ部材12に組み付け状態による応力などが発生するのを抑制することができ、車両用シート1に付加された荷重を正確に検出することができる。
【0034】
(4)車両用シート1に大きな荷重が付加された時にはロッド14の両端部14a,14bが支持部材11に形成された当接部11aに当接するため、ロッド14の両端部14a,14bの移動はこの範囲内に抑えられる。従って、ロッド14に連結されたロアアーム7の移動範囲が制限されることにより車両用シート1の移動範囲を決定することができる。そのため起歪体17に過度の撓みが発生することによる検出精度の悪化を防ぐことができる。
【0035】
(第2実施形態)
以下、本発明の着座荷重検出装置を備えた車両用シートの第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。
【0036】
図5は、アッパレールとロアアームの組み付け図である。図6(a)は、調整台にボルトを貫挿した状態の側断面図であり、図6(b)は、調整台の上面図である。尚、第2実施形態の着座荷重検出装置は、第1実施形態の着座荷重検出装置における調整台23の形状を変更したものであり、その他の構成は第1実施形態における着座荷重検出装置と同様のものである。従って、第2実施形態では調整台の形状を中心に説明し、第1実施形態と同じ構成の箇所については同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0037】
調整台41は、湾曲部42、締結部43,44及び補強壁45〜48を備えている。湾曲部42は、平面略長四角形状の平板をC字状に湾曲させるとともに、その内周面が描く円の径がロッド14の外周面が描く円の径と略等しく形成されている。
【0038】
湾曲部42の両端には上面が同一平面上に並ぶように締結部43,44が形成されている。締結部43,44は平面略半円状をなす平板によって形成されており、略中央位置にはネジ挿通孔が形成され、それらネジ挿通孔にはネジ手段としてのボルト31,32が挿通されている。補強壁45〜48は、湾曲部42の両側端面と締結部43,44の両側端面に一体化されており、調整台41の剛性を高めている。
【0039】
調整台41は、湾曲部42の一端が開放されたC字状に形成されているため、湾曲部42は径方向外側へ向かう力を加えることによって拡径し、内側へ向かう力を加えることによって縮径する。従って、湾曲部42を拡径とすることによって、調整台41は内側にロッド14を差し込んだ状態で幅方向に移動することができる。また、湾曲部42を縮径とすることによって、調整台41はロッド14に固定される。
【0040】
押さえ板22及び調整台41は、ボルト31,32をネジ挿通孔22a,22bに貫挿させ起歪体17の後端を挟むように重ねられ該ボルト31,32にナット33,34を螺合させることで挟持状態に固定されている。ボルト31,32とナット33,34を螺合させる際には、ネジ挿通孔が、起歪体17に形成された図示しない孔及びネジ挿通孔22a,22bと同軸上に並べられ、下方から上方に向かってボルト31,32が貫挿される。ネジ挿通孔は、該ネジ挿通孔が起歪体17に形成された図示しない孔及びネジ挿通孔22a,22bと同軸上に並べられたとき湾曲部42を縮径状態とする位置に形成されている。
【0041】
従って、ボルト31,32の締結状態では、湾曲部42が縮径状態となりロッド14に圧接するので調整台41がロッド14に固定される。
以上詳述したように、第2実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果に加え以下に示す効果が得られるようになる。
【0042】
(1)調整台41のロッド14に対する幅方向の位置はボルト31,32とナット33,34を締め付けることによって行われる。従って、調整台41をロッド14に溶着する工程を省くことができる。
【0043】
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・上記実施形態において、車両用シート1の後方にロッド14が設けられている場合について説明したが、同様に前方にもロッドを設けて車両用シート1の荷重の検出を行うようにしてもよい。
【0044】
・上記実施形態において、荷重センサ部材12,51はロッド14に対して、溶着により固着されたり、締め付けにより固着されたりした。しかし、固着方法は限定されず、荷重センサ部材12,51をロッド14に固着する前にロッド14及びアッパレール6間において該ロッド14に対してシート本体1aの幅方向に移動可能であればよい。
【0045】
次に、以上の実施形態から把握することができる技術的思想をその効果と共に以下に記載する。
(イ)前記荷重センサ部材及び前記ロッドがシート本体の前後方向2箇所に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の着座荷重検出装置。この構成によりシート本体に付加された全荷重を正確に検出する着座荷重検出装置が得られる。
【0046】
(ロ)前記荷重センサ部材は、該荷重センサ部材を前記ロッドに締め付け固定するための締付部を備えたことを特徴とする請求項1〜3または上記(イ)のうちの何れか一項に記載の着座荷重検出装置。この構成により溶着工程を行わなくても荷重センサ部材をロッドに固着することができ、着座荷重検出装置の組み付けを容易に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば車両用シートの歪みの発生が抑えられ荷重を正しく検出できる着座荷重検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用シートの斜視図。
【図2】アッパレールとロアアームの連結状態を表す説明図。
【図3】アッパレールとロアアームの組み付け図。
【図4】調整台の説明図。
【図5】第2の実施形態のアッパレールとロアアームの組み付け図。
【図6】第2の実施形態の調整台の説明図。
【符号の説明】
1…車両用シート、1a…シート本体、6…アッパレール、7…ロアアーム、11…移動制限部材としての支持部材、11a…当接部、12,51…荷重センサ部材、14…ロッド、23,41…調整台、31,32ネジ手段としてのボルト。
【発明の属する技術分野】
本発明は、着座荷重検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、着座荷重検出装置としては英国特許2337027号公報に記載のものが知られている。同公報に記載の車両用シートは、車両の幅方向に取着された一対のアッパレール及びロアアームを介して車両フロアに固着されている。そして、この車両用シートが備える着座荷重検出装置は、前記アッパレールに一体に固着されたブラケットと、車両用シートに一体に固着されたロアアームとの間に介在する荷重センサ部材によって車両用シートに付加された荷重の検出を行っている。ブラケットには車両幅方向に向かってボルトが貫挿されており、該ボルトの先端部が車両幅方向に突出している。
【0003】
荷重センサ部材は、弾性部材とブラケット及び弾性部材の上面に貼着された荷重検出素子を備えており、ブラケットが溶接によりロアアームと一体に固着されている。また、弾性部材とブラケットはネジによって固着されており、弾性部材が上部に配置されるように両者の間で車両幅方向に突出したボルトの先端部を挟持している。
【0004】
車両用シートに荷重が付加されるとロアアームとともに荷重センサ部材を下方に付勢する力はボルトの先端部によって支持される。ボルトの上部には、荷重検出素子が貼着された弾性部材が当接しているため、弾性部材が荷重検出素子と一体となって撓む。着座荷重検出装置は、この撓み量によって車両用シートに付加された荷重を検出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ロアアームは、車両フロアの幅方向両側に一対で固着されたアッパレールに対して、それぞれが別々に固着されているため、車両用シートの剛性が低かった。そして、車両用シートの剛性が低いために乗員が着座した際に乗員荷重の付加を安定して支持できず、車両用シートに歪みが発生する場合があった。このような場合には、該歪みの影響で荷重センサ部材が車両用シートに付加された荷重を正しく検出できないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、車両用シートの歪みの発生が抑えられ荷重を正しく検出できる着座荷重検出装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、シート本体の幅方向両側に設けられるロアアームと、該ロアアームを介して該シート本体を支持するアッパレールと、前記ロアアームと前記アッパレールの間に設けられ、前記シート本体に付加される荷重を検出する荷重センサ部材とを備えた着座荷重検出装置において、前記シート本体の幅方向に延びて前記両側ロアアームを連結するロッドを備え、前記荷重センサ部材の一方側を前記アッパレールに、他方側を前記ロッドに結合した。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記荷重センサ部材の他方側を前記ロッドにネジ手段で結合し、前記ネジ手段を緩めて、前記荷重センサ部材の他方側を、前記ロッドに対して前記シート本体の幅方向に移動可能に構成した。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記アッパレールに固定され、前記ロッドに対して少なくとも上下の一方側に所定の間隔を設け配置される当接部を有する移動制限部材を備えた。
【0010】
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、荷重センサ部材の上記他方側は、シート本体の幅方向に延びるロッドに結合される。従って、例えば、荷重センサの組み付け時にはロッドに対し幅方向に移動させて位置調整しつつ、同ロッドにその上記他方側を結合させる。これにより荷重センサ部材は、ロッド幅方向の組み付け誤差が吸収されて、同ロッドに結合される。このため、組み付け後において、荷重センサ部材に幅方向の応力が低減される。
【0011】
また、ロッドは両ロアアーム間に連結されていることで、シート本体の剛性が増し、ひいてはロッドに結合される荷重センサ部材の組み付け状態が安定化される。
【0012】
請求項2に記載の発明によれば、ネジ手段を緩めることで、荷重センサ部材が幅方向に移動可能になることで位置調整が容易となる。
請求項3に記載の発明によれば、ロッドに対して当接部が当接されることで、同ロッドの少なくとも上下の一方向への変位が所定の範囲に規制される。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明の着座荷重検出装置を備えた車両用シートの第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0014】
図1は車両用シートの斜視図を示す。車両用シート1は、図示しない車両フロアに固着された前後一対の設置部材3の上部に設置されている。設置部材3の上部にはロアレール4が車両フロアに対して前後方向(図1においてX矢印方向)に支持固定されている。
【0015】
左右一対のロアレール4は断面U字状に形成され、その上方が開口しその開口部が前後方向に延びるスライド溝5を形成している。
各ロアレール4に形成されたスライド溝5には、シート本体1aを設置するための左右一対のアッパレール6がスライド溝5に沿って前後方向に摺動可能にそれぞれ配設されている。シート本体1aは、アッパレール6と連結される左右一対のロアアーム7を有している。
【0016】
図2は、車両用シートの後ろ側のアッパレールとロアアームの連結状態を表す説明図であり、図3は、図2の組み付け図である。尚、図2及び図3においては図面が煩雑となるのをさけるため一部符号を省略している。また、左右一対に設けられた各アッパレール6とロアアーム7は、ほぼ左右対称に形成され連結されているためここでは車両左側に位置するアッパレール6とロアアーム7との連結状態についてのみ詳細に説明する。また、車両用シート1の前側は、図面が煩雑となるのをさけるため図示していないが、アッパレール6とロアアーム7とが互いに荷重検出センサを含むブラケットを介して連結されている。そして、車両用シート1に付加された荷重の合計値は、車両用シート1の前側及び後ろ側の合計値で算出されている。
【0017】
アッパレール6とロアアーム7は、移動制限部材としての支持部材11、荷重センサ部材12及び円筒状のロッド14を介して連結されている。
アッパレール6は車両幅方向外側に位置し上方に向かって延設された側壁6aを有し、該側壁6aの上部内側には支持部材11がネジ15,16により固着されている。
【0018】
支持部材11は後端(図2、図3において右端)に、その上部及び下部を後方(図2、図3において右方向)に向かって突出して略C字状の当接部11aが形成されている。
【0019】
支持部材11には、荷重センサ部材12がネジ挿通孔21cに貫挿されたネジ26により固定されている。
荷重センサ部材12は、起歪体17、第1挟持部18及び第2挟持部19と、起歪体17に貼着された検出素子(図示略)とから構成されている。起歪体17は金属製の長方形平板状に形成されており、その中央にはどちらか一方の面側に検出素子が起歪体17と一体で撓むように貼着されている。検出素子は起歪体17の撓み量に応じた電気信号を出力するように形成されており、該電気信号の大きさを利用して車両用シート1に付加された荷重の検出を行っている。
【0020】
起歪体17には、長手方向両端側にそれぞれ2つずつ合計4つの図示しない孔が形成されており、後述するリベット24,25及びネジ手段としてのボルト31,32が貫挿されている。
【0021】
起歪体17は、車両前方側が第1挟持部18により挟持され、車両後方側が第2挟持部19により挟持されている。
第1挟持部18は、押さえ板20及び支持台21により構成されている。
【0022】
押さえ板20は、平面が長四角形状をなす平板によって形成されている。支持台21は、平板部21aと、該平板部21aから垂直方向に延びる固着板21bを備えている。平板部21aは、平面が長四角形状をなす平板によって形成されている。押さえ板20及び平板部21aは、起歪体17を挟むように重ねられ、リベット24,25によって挟持状態に固定される。
【0023】
第2挟持部19は、押さえ板22及び調整台23により構成されている。
押さえ板22は、平面が長四角形状をなす平板によって形成されており、長手方向に沿ってネジ挿通孔22a,22bが形成されている。調整台23は、押さえ板22と同様に平面が長四角形状をなす平板によって形成された挟持台23aと、該挟持台23aの左右両端からそれぞれ垂直下方向に延びる脚部23b,23cを備えている。
【0024】
図4(a)は調整台を車両用シート前方からみた正面図、図4(b)は調整台の側面図である。
挟持台23aは、車両前後方向にネジ挿通孔が併設されており、下方から上方に向かってボルト31,32が貫挿されている。ボルト31,32の間隔は、前述した押さえ板22に形成されたネジ挿通孔22a,22bの間隔と同等に形成されている。
【0025】
脚部23b,23cは、それぞれ下方から上方に向かって半円状に切り欠かれており、その切り欠きは互いに同軸線上で且つロッド14の外径と略同一の半径を持つ半円を描いている。その円弧部から互いに反対方向(外側)に向かって半円筒状の当接部23d,23eが延設されている。
【0026】
押さえ板22及び調整台23は、ボルト31,32をネジ挿通孔22a,22bに貫挿させ起歪体17の後端を挟むように重ねられ、該ボルト31,32にナット33,34を螺合させることで挟持状態に固定されている。
【0027】
ロッド14は、その両端部14a,14bが左右一対に形成されたロアアーム7のロッド孔7a(図には片側のみ表示)に挿通され、ロアアーム7に溶着されており、車両用シート1の剛性を高めている。
【0028】
ロッド14は、端部14aの近傍位置に調整台23が溶着されている。調整台23は、車両用シート1の組み付け時に荷重センサ部材12に組み付けに伴う応力が発生しない位置に溶着されている。詳述すると、車両用シート1の組み付けにおいて、先ず、アッパレール6側において、該アッパレール6に支持部材11を固着し、該支持部材11に荷重センサ部材12を固着する。次に、ロアアーム7側において、該ロアアーム7とロッド14を固着する。その後、アッパレール6側及びロアアーム7側の両者を組み付ける。そして、調整台23をロッド14に溶着し、車両用シート1の組み付けを終了する。即ち、調整台23は、車両用シート1の組み付け工程の最終段階で溶着されており、アッパレール6とロアアーム7の製造及び組み付け状態によるバラツキによる荷重センサ部材12への応力がかからない。
【0029】
次に、上記のように構成された着座荷重検出装置を備えた車両用シートの作用を図2及び図3に従って説明する。
車両用シート1に荷重が付加されると、その荷重によってシート本体1a(ロアアーム7及びロッド14)が下方に移動する。従って、そのロッド14に固着された調整台23即ち第2挟持部19が下方へ移動し、起歪体17が撓み、該起歪体17の裏面に貼着された図示しない荷重検出素子からその撓み量即ち荷重に応じた電気信号が出力される。
【0030】
尚、車両用シート1に大きな荷重が付加された時にはロッド14の両端部14a,14bが当接部11aに当接することにより両端部14a,14b及び当接部11aがロッド14及び該ロッド14に固着されたロアアーム7の変位幅を制限している。そのため、起歪体17の撓みは許容範囲内に制限される。
【0031】
以上詳述したように、第1実施形態によれば、以下に示す効果が得られるようになる。
(1)ロッド14と調整台23の溶着は、車両用シート1の組み付け工程の最終段階で行われるため、ロアアーム7とアッパレール6の間の製造及び組み付け状態におけるバラツキは、起歪体17に影響しない。従って、起歪体17には車両用シート1の幅方向への応力が作用することなく、車両用シート1に付加された荷重のみが作用することとなり、車両用シート1に付加された荷重の正確な値を検出することができる。
【0032】
(2)両ロアアーム7は、ロッド14によって互いに連結されている。従って、両ロアアーム7及び該ロアアーム7に一体で形成されているシート本体1aの剛性を高めることができる。
【0033】
(3)ロッド14を用いてロアアーム7及びシート本体1aの剛性を高めたため、荷重センサ部材12の組み付け状態が安定化される。従って、荷重センサ部材12に組み付け状態による応力などが発生するのを抑制することができ、車両用シート1に付加された荷重を正確に検出することができる。
【0034】
(4)車両用シート1に大きな荷重が付加された時にはロッド14の両端部14a,14bが支持部材11に形成された当接部11aに当接するため、ロッド14の両端部14a,14bの移動はこの範囲内に抑えられる。従って、ロッド14に連結されたロアアーム7の移動範囲が制限されることにより車両用シート1の移動範囲を決定することができる。そのため起歪体17に過度の撓みが発生することによる検出精度の悪化を防ぐことができる。
【0035】
(第2実施形態)
以下、本発明の着座荷重検出装置を備えた車両用シートの第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。
【0036】
図5は、アッパレールとロアアームの組み付け図である。図6(a)は、調整台にボルトを貫挿した状態の側断面図であり、図6(b)は、調整台の上面図である。尚、第2実施形態の着座荷重検出装置は、第1実施形態の着座荷重検出装置における調整台23の形状を変更したものであり、その他の構成は第1実施形態における着座荷重検出装置と同様のものである。従って、第2実施形態では調整台の形状を中心に説明し、第1実施形態と同じ構成の箇所については同一符号を付しその詳細な説明を省略する。
【0037】
調整台41は、湾曲部42、締結部43,44及び補強壁45〜48を備えている。湾曲部42は、平面略長四角形状の平板をC字状に湾曲させるとともに、その内周面が描く円の径がロッド14の外周面が描く円の径と略等しく形成されている。
【0038】
湾曲部42の両端には上面が同一平面上に並ぶように締結部43,44が形成されている。締結部43,44は平面略半円状をなす平板によって形成されており、略中央位置にはネジ挿通孔が形成され、それらネジ挿通孔にはネジ手段としてのボルト31,32が挿通されている。補強壁45〜48は、湾曲部42の両側端面と締結部43,44の両側端面に一体化されており、調整台41の剛性を高めている。
【0039】
調整台41は、湾曲部42の一端が開放されたC字状に形成されているため、湾曲部42は径方向外側へ向かう力を加えることによって拡径し、内側へ向かう力を加えることによって縮径する。従って、湾曲部42を拡径とすることによって、調整台41は内側にロッド14を差し込んだ状態で幅方向に移動することができる。また、湾曲部42を縮径とすることによって、調整台41はロッド14に固定される。
【0040】
押さえ板22及び調整台41は、ボルト31,32をネジ挿通孔22a,22bに貫挿させ起歪体17の後端を挟むように重ねられ該ボルト31,32にナット33,34を螺合させることで挟持状態に固定されている。ボルト31,32とナット33,34を螺合させる際には、ネジ挿通孔が、起歪体17に形成された図示しない孔及びネジ挿通孔22a,22bと同軸上に並べられ、下方から上方に向かってボルト31,32が貫挿される。ネジ挿通孔は、該ネジ挿通孔が起歪体17に形成された図示しない孔及びネジ挿通孔22a,22bと同軸上に並べられたとき湾曲部42を縮径状態とする位置に形成されている。
【0041】
従って、ボルト31,32の締結状態では、湾曲部42が縮径状態となりロッド14に圧接するので調整台41がロッド14に固定される。
以上詳述したように、第2実施形態によれば、第1実施形態に記載の効果に加え以下に示す効果が得られるようになる。
【0042】
(1)調整台41のロッド14に対する幅方向の位置はボルト31,32とナット33,34を締め付けることによって行われる。従って、調整台41をロッド14に溶着する工程を省くことができる。
【0043】
なお、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、次のように変更してもよい。
・上記実施形態において、車両用シート1の後方にロッド14が設けられている場合について説明したが、同様に前方にもロッドを設けて車両用シート1の荷重の検出を行うようにしてもよい。
【0044】
・上記実施形態において、荷重センサ部材12,51はロッド14に対して、溶着により固着されたり、締め付けにより固着されたりした。しかし、固着方法は限定されず、荷重センサ部材12,51をロッド14に固着する前にロッド14及びアッパレール6間において該ロッド14に対してシート本体1aの幅方向に移動可能であればよい。
【0045】
次に、以上の実施形態から把握することができる技術的思想をその効果と共に以下に記載する。
(イ)前記荷重センサ部材及び前記ロッドがシート本体の前後方向2箇所に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちの何れか一項に記載の着座荷重検出装置。この構成によりシート本体に付加された全荷重を正確に検出する着座荷重検出装置が得られる。
【0046】
(ロ)前記荷重センサ部材は、該荷重センサ部材を前記ロッドに締め付け固定するための締付部を備えたことを特徴とする請求項1〜3または上記(イ)のうちの何れか一項に記載の着座荷重検出装置。この構成により溶着工程を行わなくても荷重センサ部材をロッドに固着することができ、着座荷重検出装置の組み付けを容易に行うことができる。
【0047】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば車両用シートの歪みの発生が抑えられ荷重を正しく検出できる着座荷重検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用シートの斜視図。
【図2】アッパレールとロアアームの連結状態を表す説明図。
【図3】アッパレールとロアアームの組み付け図。
【図4】調整台の説明図。
【図5】第2の実施形態のアッパレールとロアアームの組み付け図。
【図6】第2の実施形態の調整台の説明図。
【符号の説明】
1…車両用シート、1a…シート本体、6…アッパレール、7…ロアアーム、11…移動制限部材としての支持部材、11a…当接部、12,51…荷重センサ部材、14…ロッド、23,41…調整台、31,32ネジ手段としてのボルト。
Claims (3)
- シート本体の幅方向両側に設けられるロアアームと、該ロアアームを介して該シート本体を支持するアッパレールと、前記ロアアームと前記アッパレールの間に設けられ、前記シート本体に付加される荷重を検出する荷重センサ部材とを備えた着座荷重検出装置において、
前記シート本体の幅方向に延びて前記両ロアアームを連結するロッドを備え、前記荷重センサ部材の一方側を前記アッパレールに、他方側を前記ロッドに結合したことを特徴とする着座荷重検出装置。 - 前記荷重センサ部材の他方側を前記ロッドにネジ手段で結合し、前記ネジ手段を緩めて、前記荷重センサ部材の他方側を、前記ロッドに対して前記シート本体の幅方向に移動可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の着座荷重検出装置。
- 前記アッパレールに固定され、前記ロッドに対して少なくとも上下の一方側に所定の間隔を設け配置される当接部を有する移動制限部材を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の着座荷重検出装置。
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KR20120059904A (ko) * | 2010-12-01 | 2012-06-11 | 현대모비스 주식회사 | 승객식별장치 |
WO2013022063A1 (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-14 | テイ・エス テック株式会社 | 荷重測定センサの支持構造 |
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