JP4676916B2 - 意識低下検出装置、意識低下検出方法及び居眠り運転防止装置。 - Google Patents

意識低下検出装置、意識低下検出方法及び居眠り運転防止装置。 Download PDF

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本発明は、産業用車両又は産業機械等の作業者の運転操作に伴う物理的な身体の動きの変化から、作業者の意識低下状態(意識レベル状態)を検出する意識低下検出装置、意識低下検出方法及び居眠り運転防止装置に関する。
従来、居眠り運転防止装置は、運転者の瞳孔の開閉頻度、開閉時間、視線方向等を監視したり、運転者の脳波、脈動、体温等の変化を監視することにより、運転者の意識レベルを検出し、当該運転者に対して警告を促す居眠り運転防止装置が多数提案されている。
例えば、特許文献1には、運転者席に設けられた密閉空気式音センサから出力される信号が一定のレベルに達しない持続時間を検出し、かつ信号の持続時間内の特定の傾向(運転者の安静呼吸等)を検出することで、当該運転者の意識レベル状態を検出する居眠り運転防止装置が提案されている。
特開2002−187450号公報(段落0019、図11等)
しかしながら、上記従来の技術は、一般車両には適用可能であるが、製造業等において使用される産業用車両又は機械(ダンプ、クレーン、建設機械等の大型車両など)には、コスト面及び産業用車両等の運転操作時における特殊性の問題から、上記従来の一般車両用の居眠り運転防止装置を、産業用車両等に適用することが困難である。
すなわち、産業用車両等の第1の特殊性として、その運転操作時における振動が大きいことが挙げられる。このために、運転者の瞳孔の開閉頻度、開閉時間、視線方向等を検出して作業者の意識低下を検出することは難しく、誤検出等が生じやすい。
また、運転者の脳波、脈動、体温等の変化を検出して作業者の意識レベルを検出する従来の居眠り運転防止装置は、装置が複雑化し、コストも高い。このため、振動による装置の故障や装置を使用する際の初期設定(数値設定や作業者へのセンサ等の取り付け)の必要性から、特に、産業用車両には適していない。
第2の特殊性としては、産業用車両等の作業者は、大きな振動に対応するために、運転座席の背もたれに寄りかかった状態での運転操作を行うのではなく、片方の腕で車体の運転座席付近に設けられたグリップを掴み、他方の腕でハンドル等を操作したり、両腕でハンドル等を操作したりする。このために、運転座席の背もたれ(背面)に検出装置を配置する上記特許文献1を含む従来の居眠り運転防止装置では、検出手段と作業者とが常に接している状態において作業者の意識低下を検出することを前提技術としているため、このような運転操作中の作業者の意識低下を検出することができない。
また、製造業等では、24時間操業の製鉄所や鉱山、建設現場が多く、居眠り運転防止に関する対策が急務となっており、産業用車両に適用可能な作業者の意識低下検出装置及び検出方法が望まれていた。
本発明の目的は、振動の大きい産業用車両や産業機械の運転操作時においても、作業者の意識低下を検出可能な意識低下検出装置、意識低下検出方法及び居眠り運転防止装置を実現することにある。
本発明の産業用の車両又は産業機械を運転操作する作業者の意識低下を検出する意識低下検出装置は、運転座席の座面と背面との境界部に固定され、意識低下に伴う前記作業者の後屈に応じた前記作業者からの加圧力を検出する圧力検出手段と、該圧力検出手段により検出された加圧力の変化が所定値以上である場合に、前記作業者の意識が低下していると判別し、意識低下信号を出力する判別手段とを有し、前記圧力検出手段は、圧力検出部と、前記圧力検出部を支持するとともに、前記境界部において前記背面と前記座面とに挟み込まれるように配設されることにより、前記背面に後屈する作業者の腰椎に対応する位置に前記圧力検出部を位置させる支持体と、前記支持体から延びて前記境界部の間隙に圧入する固定部材と、を有することを特徴とする。
なお、上記判別手段は、前記加圧力の変化が、所定値以上でかつ所定時間継続している場合に、意識低下信号を出力することが好ましい。
また、上記意識低下検出装置に、産業用の車両の速度を検出する速度検出手段を設け、上記判別手段が、速度検出手段による検出加速度が所定値以上である場合に、意識低下信号を出力するように構成することが好ましく、また、前記速度検出手段から検出された速度に基づいて加速度を算出する手段を設け、上記判別手段が、算出された加速度が所定値以下である場合に、意識低下信号を出力するように構成してもよい。
また、上記意識定低下検出装置が、圧力検出手段からの出力信号のうち、産業用の車両又は産業機械の固有振動に関する圧力成分をフィルタリングするフィルタ手段を備え、上記判別手段が、フィルタ手段でフィルタリングされた圧力検出手段からの出力信号に基づき、作業者の意識低下を判別するように構成することが好ましい。
また、本発明の居眠り運転防止装置は、上記意識低下検出装置と、該意識低下検出装置から出力された意識低下信号に基づき、作業者に覚醒を促す覚醒手段とを有することを特徴とする。ここで、覚醒手段とともに又は覚醒手段にかえて、意識低下信号に基づき産業用の車両又は産業機械を減速する減速手段を設けてもよい。
また、本発明の産業用の車両又は産業機械を運転操作する作業者の意識低下を検出する意識低下検出方法は、運転座席の座面と背面との境界部に固定された圧力検出手段により、意識低下に伴う前記作業者の後屈に応じた前記作業者からの前記圧力検出手段に対する加圧力を検出する検出ステップと、車両の速度と加速度を検出するステップを有し、該検出ステップで検出された加圧力の変化が所定値以上でかつ所定時間継続し、車両の速度が閾値以上でかつ車両の加速度が閾値以下である場合に、前記作業者の意識が低下していると判別する判別ステップとを含み、前記圧力検出手段は、圧力検出部と、前記圧力検出部を支持するとともに、前記境界部において前記背面と前記座面とに挟み込まれるように配設されることにより、前記背面に後屈する作業者の腰椎に対応する位置に前記圧力検出部を位置させる支持体と、前記支持体から延びて前記境界部の間隙に圧入する固定部材と、を有することを特徴とする。
なお、上記判別ステップは、前記加圧力の変化が、所定値以上でかつ所定時間継続している場合に、作業者の意識が低下していると判別することが好ましい。
本発明によれば、運転座席の座面と背面との境界部に設けられた圧力検出手段により、意識低下に伴う作業者の後屈に応じた作業者からの加圧力を検出し、作業者の意識低下を判別している。このため、運転操作時に振動の大きい産業用車両や産業機械であっても、作業者の意識低下を正確に検出でき、産業用車両等における特殊性に対しても好適な居眠り運転防止装置を提供することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施例について説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の意識低下検出方法により作業者の意識低下を検出し、作業者に覚醒を促す覚醒手段及び運転停止制御手段が設けられた居眠り運転防止装置の全体構成図である。本実施例の意識低下検出装置は、産業用車両等の運転座席1の背部2と座部3との境界部4に設けられた圧力検出手段10と、該圧力検出手段10と接続線50で接続された信号検出装置20とで構成される。そして、該意識低下検出装置、意識が低下している作業者に対して覚醒を促すための覚醒手段としての警告装置30及び運転操作中の産業用車両等の運転を停止等するための運転停止制御手段としての運転停止制御装置40により、居眠り運転防止装置が構成されている(図1(a)参照)。
本実施例の居眠り運転防止装置は、意識低下検出装置により検出された作業者の意識低下(眠気、居眠り等)に対し、覚醒手段による覚醒及び運転停止制御手段による運転停止制御を提供し、意識低下状態からの(正常な意識状態への復帰)及び意識低下状態の運転操作の安全性の確保(事故防止)を行う。
本実施例の圧力検出手段10は、図1(b)に示すように、圧力検出部101と、圧力検出部101を運転座席1の背部2と座部3との境界部4との間に設置するための、支持体102及びこの支持体102から延びる固定部材103とで構成されている。本実施例の圧力検出部101として空気動圧センサを適用しているが、その他に圧電素子等を用いることも可能である。
支持体102は、背部2に後屈する作業者の腰椎に対応する位置に圧力検出部101が配設されるように、当該圧力検出部101の配設角度、高さ等に応じた形状に形成され、また、境界部4に配置されることを考慮して、台形形状に形成することが好ましい。また支持体102は、木材や金属等の剛性体で形成してもよいが、作業者に対して不快感を与えないために、スポンジや発泡材等の柔軟性のある材質で構成することが好ましい。固定部材103は、圧力検出手段10を運転座席1に固定させるために、運転座席1の背部2と座部3との間の間隙(境界部4)に圧入可能な薄板状に形成されている。
このように本実施例の圧力検出手段10は、その支持体102が運転座席1の境界部4にて背部2及び座部3に挟み込まれるように配設され、固定部材103によって運転座席1に固定されることによって、運転操作の際に振動が大きい産業用車両等に対しても安定して運転座席1に固定されるとともに、運転座席1への圧力検出手段10の設置作業及び取り外し作業が容易となる。
次に、本実施例の意識低下検出の検出原理について説明する。本実施例の意識低下検出方法は、産業用車両や産業機械などの一般車両とは異なる上述した特殊性に鑑み、意識低下に伴う作業者の後屈を検出することで、作業者の意識の低下を検出する。すなわち、図3(a)に示すように、産業用車両等を運転操作している作業者Sは、産業用車両等に加わる振動に対応するため、運転座席1の背部2に接することなく、背部2と離間した状態となっている。このとき、作業者Sと圧力検出手段10は当接していないか、若しくは、両者が当接しているが、圧力検出手段10に対する作業者Sからの加圧力が加わっていない状態となる。
そして、図3(b)に示すように、振動に対応しようとして運転座席1の背部2に接していない状態で運転操作していた作業者Sの意識が低下すると、当該作業者Sは、運転座席1に対して背部2方向に後屈する。より具体的に説明すると、意識低下に伴って作業者Sの腰椎付近が、身体の力が緩むように運転座席1に対して背部2方向に後屈し、作業者Sが圧力検出手段10の当接面101aに当接し、圧力検出手段10に圧力が加わる。本実施例では、この意識低下に伴う作業者Sの後屈を、運転座席1の境界部4に設けられた圧力検出手段10に対する加圧力として検出する。
このように本実施例の意識低下検出方法は、その産業用車両等の産業用車両等の運転操作中の作業者Sの意識が眠気等により低下した場合、その意識低下によって身体の緊張、すなわち、作業者Sの身体における腰椎付近の緊張が解かれ、作業者Sの腰椎が後屈することに着目し、作業者Sの後方へ後屈を検出することによって、当該作業者Sの意識低下を検出する。
したがって、本実施例の意識低下検出方法では、運転座席1の背部2に接することなく背部2と離間した状態で運転操作している作業者Sの意識が低下することにより、当該作業者Sの腰椎付近が後屈し、作業者Sの背中が背部2の当接することなく圧力検出手段10に対して加圧力を加える場合の他に、作業者Sの背中が先に背部2に当接しても、その後当該意識低下による身体の緊張の解放により、当該業者Sの腰椎付近は必然的に後方若しくは下方に後屈することから、当該作業者Sの意識低下(後屈)を検出することが可能である。
図4は、図3に示した作業者Sの意識低下に伴う圧力検出手段10への加圧力に変化を示す一例である。Pは基準圧力、Pは閾値圧力、Pは検出された検出圧力(計測圧力)である。圧力変化量ΔP(P−P)が閾値圧力P以上(基準圧力を0とした場合には、検出圧力PがP以上)である場合、作業者の意識状態が正常状態から眠気や居眠りなどの意識低下状態に遷移したと判別することができる。すなわち、作業者Sの意識が低下することにより、当該作業者Sの身体の緊張が解かれ、上述したように作業者Sの腰椎付近が後屈し、圧力検出手段10に閾値圧力P以上の加圧力を加えることになるので、作業者Sの意識低下を検出することができる。
また、誤検出を防止するために、この圧力変化量ΔP(P)が閾値圧力P以上となっている継続時間Δt(t−t)が所定時間(t)以上である場合に、作業者Sの意識が低下していると判別することが好ましい。つまり、作業者Sの後屈による検出圧力Pが単に閾値圧力P以上であっても、正常な意識状態にある作業者Sが圧力検出手段10に加圧力を及ぼすような動作(産業用車両等に加わる振動によって作業者Sと圧力検出手段10とが当接して、加圧力を及ぼす場合等)も考えられ、意識低下に伴う作業者Sの身体の緊張が所定時間継続して解かれた状態であることをその判別条件として適用することで、より正確な意識低下検出を実現できる。
このように、本実施例では、作業者Sの腰椎付近が運転座席1に対して背部2方向に後屈して、圧力検出手段10に加圧力が加わっている状態が、所定圧力以上であって、かつ所定時間継続している場合(ΔP≧P、かつそのΔPの圧力変化量の持続時間がΔt≧tの場合)に、作業者Sの意識が低下していると判別する。
次に、本実施例の信号検出装置20について説明する。図2は、信号検出装置20の構成ブロック図であり、圧力検出手段10からの圧力検出信号を電気信号に変換する圧電変換回路201、圧電変換回路201から出力された電気信号に含まれる産業用車両等に加わる振動(固有振動)に対応する圧力成分を当該電気信号から除去してCPU203に出力するローパスフィルタ202、ローパスフィルタ202から出力された電気信号に基づいて、作業者の意識低下を判別し、判別結果に応じて意識低下信号出力回路204に意識低下信号の出力を指示するとともに、信号検出装置20全体の制御を行うCPU203とで構成されている。
さらに、本実施例では、作業者Sが運転操作する産業用車両等に設けられた車速検出手段からの速度信号を受信して、当該車両のスペードレベルを検出するスピードレベル検出回路205及びスピードレベル検出回路205からの出力信号に基づいて、当該産業用車両等の加速度を算出する加速度演算回路206が設けられている。
本実施例では、ローパスフィルタ202により圧電変換回路201から出力された電気信号に含まれるこの産業用車両等の固有振動に応じた圧力成分を除去し、作業者Sの意識低下検出の精度を向上させるとともに、スピードレベル検出回路205により検出された車両のスピードレベル及び車両の加速度を意識低下検出における判別要素として考慮することで、誤検出を防止する。具体的には、スピードレベルが低い場合には、車両の運転開始動作時又は停止動作時であると推定され、運転開始動作時又は停止動作時において、作業者Sが居眠りを起こすことは考えにくい。
したがって、このような場合の誤検出を防止するため、上述のように、圧力検出手段10に対する加圧力が所定圧力以上であっても、作業者Sの意識が低下していると判別しないように、産業用車両のスピードレベルをその判別条件として考慮する。また、作業者が圧力検出手段10に接している状態での運転操作は、低速における低振動の他に、車両後進の際の後方確認(振り返り動作)やパネル等の操作による作業者の体重移動が考えられ、これらの誤検出の要因も車両のスピードレベル検出により排除することが可能である。
このため、振動を伴う産業用車両の運転操作に適用しようとして作業者Sが運転座席1の背部2に接しない状態での運転操作を必要とせず、作業者Sが圧力検出手段10に接している状態での運転操作している状態(作業者Sの意識が正常状態)である。
また、加速度演算回路206は、信号検出装置20に加わる加速度、すなわち、産業用車両等の加速に伴う加速度を、スピードレベル検出回路205からの速度データを微分して加速度を算出する。上述したように、本発明の意識低下検出は、運転操作している作業者Sの意識低下に伴う当該作業者Sの後屈に応じた加圧力を検出することにより、作業者Sの意識低下を検出する。しかしながら、産業用車両等が加速している場合では、作業者Sは運転座席1の後方、すなわち、背部2に向かって引っ張られるように力を受け、作業者Sが圧力検出手段10と接し、圧力検出手段10が作業者Sから加圧力を受けることになる。
このため、作業者Sの意識が正常であっても、加速による圧力検出手段10は、作業者Sからの加圧力を検出することになるので、信号検出装置20は、作業者Sの意識が低下しているものと判別してしまう。そこで、本実施例の信号検出装置20は、加速度演算回路206により加速度を算出し、加速度が所定値以下である場合に、作業者Sの意識が低下しているものと判別することで、正確な作業者Sの意識低下を検出可能としている。なお、本実施例では、速度データから加速度を算出する加速度演算回路206を適用しているが、例えば、加速度センサを信号検出装置20に適用し、直接加速度を検出するように構成することも可能である。
以下、本実施例の意識低下検出の処理遷移を、図5に示すフローチャートを参照しながら詳細に説明する。
信号検出装置20は、産業用車両等の始動(エンジン始動、電源投入等)又は作業者Sが信号検出装置20に対して検出開始操作を行うことにより、意識低下検出を開始する(ステップS100)。
運転座席1の境界部4に設けられた圧力検出手段10は、随時、信号検出装置20に接続線50を介して検出信号を出力する。信号検出装置20では、この圧力検出手段10からの検出信号を受信して、圧電変換回路201が当該検出信号を電気信号に変換して、ローパスフィルタ202に出力する(ステップS101)。また、スピードレベル検出回路205は、運転操作中の産業用車両等からの車速に関する信号を随時受信して、車両のスピードレベルを検出する。
ローパスフィルタ202は、受信した電気信号に含まれる産業用車両等に加わる振動(固有振動)に対応する圧力成分を除去(フィルタリング)する。産業用車両等の固有振動数は、約3Hz〜4Hzであり、圧電変換回路201から出力された電気信号には、この固有振動に係る圧力成分が含まれることになる。そこで、作業者Sの意識低下に伴う圧力検出手段10への加圧力の周波数をより正確に検出するために、ローパスフィルタ202は、電気信号に含まれる固有振動に係る圧力成分をカットしてCPU203に出力する。
具体的には、本実施例では、1Hz以下の周波数の電気信号のみを抽出し、CPU203に出力する。これは、作業者Sの意識低下に伴う無意識に近い状態での作業者Sの圧力検出手段10への加圧力の周波数は、産業用車両等の固有振動数よりも小さいと推測されることから、電気信号における1Hz以下の成分のみをCPU203に出力している(ステップS102)。
次に、CPU203は、ローパスフィルタ202から出力された電気信号に基づいて、作業者Sの意識低下検出を行う。具体的には、上述したように、まず、CPU203は、電気信号に基づく検出された検出圧力Pと基準圧力Pとの圧力変化量ΔPが閾値圧力P以上であるか否かを判別する(ステップS103)。圧力変化量ΔPが閾値圧力P以上である場合には、CPU203はさらに、この検出圧力Pが閾値圧力P以上である継続時間が所定時間以上であるか否か判別する(ステップS104)。
そして、このようにCPU203は、ステップS103、104を経て、ΔP≧P、かつそのΔPの圧力変化量の継続時間がΔt≧tである場合に、作業者Sの意識低下を検出するが、本実施例では、上述した車両の低速度における誤検出、車両後進の際の後方確認のための作業者Sの振り返り動作やパネル等の操作による作業者の体重移動による誤検出を防止するため、スピードレベル検出回路205から出力されたスピードレベルが所定値以上(車速が所定速度以上)であるか否かを判別し(ステップS105)、スピードレベルが所定値以上である場合、ステップS105aに進み、加速度演算回路206で算出された加速度が所定値以下であるか否かを判別し、所定値以上である場合には、産業用車両等の加速に伴う作業者Sの後方への体重移動として判別し、当該作業者Sの意識は正常であると検出する。
このステップS105及びS105aにおいて、車速が所定速度以上で、かつ加速度が所定値以下であると判別された場合には、CPU203は、意識低下信号出力回路204に対して意識低下信号の出力要請を行い、意識低下信号出力回路204が、覚醒手段としての警告装置30に当該意識低下信号を出力することにより、作業者Sへの覚醒を促すとともに、当該意識低下信号は、運転停止制御装置40に出力され、運転停止制御装置40は、例えば、自動的に産業用車両の回転速度を低下させて減速させたり、停止させるなどの運転停止制御を産業用車両等に対して行う(ステップS106)。
なお、本実施例では、意識低下信号出力回路204が意識低下信号を出力しているが、これは、覚醒手段である警告装置30は、多様な形態が考えられるため、多様な異なるデータ形式に応じた意識低下信号を出力するためである。
したがって、CPU203が、判別結果に応じて意識低下信号を警告装置30に対して直接出力する構成としてもよい。また、CPU203は、意識低下が検出された場合に、意識低下信号出力回路204に意識低下信号の出力を指示しているが、逆に、上述の意識低下検出処理において、作業者Sの意識低下を検出できなかった場合に、意識低下信号出力回路204に対して、当該意識低下信号の出力を禁止する出力禁止信号を出力するように構成することも可能である。運転停止制御装置40もまた同様である。
図6は、本実施例の意識低下検出の実測値を示すグラフである。図6(a)は、ローパスフィルタ202から出力される車両の固有振動数がカットされた1Hz以下の周波数成分の検出圧力を示すグラフであり、図6(b)は、スピードレベル検出回路205から出力された車両のスピードレベルを示すグラフである。同図に示すように、閾値圧力Px以上の検出圧力が、所定時間以上継続している場合であって、車両のスピードレベルが閾値Vx以上である場合に、作業者Sの意識低下を検出する。
具体的に説明すると、図6のAでは、検出圧力Pが閾値圧力Pを超えたものの、図6(b)における産業用車両等のスピードレベルがVを超えていない(低速)ため、CPU203は、意識低下として検出せず、また、図6のBでは、検出圧力Pが閾値圧力Pを超え、かつ図6(b)における産業用車両等のスピードレベルがVを超えているが、検出圧力P(圧力変化量ΔP)が閾値圧力P以上となっている継続時間Δtが所定時間t以上でないため、CPU203は意識低下として検出しない。
図6のC及びDでは、検出圧力Pが閾値圧力Pを超え、かつ図6(b)における産業用車両等のスピードレベルがVを超えており、さらに、検出圧力P(圧力変化量ΔP)が閾値圧力P以上となっている継続時間Δtが所定時間t以上であるので、CPU203は、この図6のC及びDにおける波形を意識低下として検出する。
このように、本実施例の居眠り運転防止装置は、運転座席1の背面2座面3との間の境界部4に設けられた圧力検出手段10により、意識低下に伴う作業者Sの後屈に応じた作業者Sからの加圧力を検出することにより、作業者Sの意識低下を判別している。このため、運転操作の際に比較的大きな振動を伴う産業用車両や産業機械であっても、作業者Sの意識低下を正確に検出でき、産業用車両等における特殊性に対しても適用可能な居眠り運転防止装置を実現することが可能となる。
(実施例2)
図7は、本発明の第2の実施例における信号検出装置20aの構成ブロック図である。本実施例の信号検出装置20aは、上記実施例1のようには加速度を考慮せず、ローパスフィルタ202により圧電変換回路201から出力された電気信号に含まれるこの産業用車両等の固有振動に応じた圧力成分を除去し、作業者Sの意識低下検出の精度を向上させるとともに、スピードレベル検出回路205により検出された車両のスピードレベルを意識低下検出における判別要素として考慮し、誤検出を防止する意識低下検出を行う。
図7に示すように、信号検出装置20aは、上記実施例1の図1に示した加速度演算回路206が設けずに、誤検出を防止し、検出精度の高い意識低下検出を提供するものであり、上記実施例1に比べ、装置が簡素化されている。
図8は、本実施例の意識低下検出の処理遷移を示すフローチャートであり、上記実施例1の図5におけるステップS105aが省かれ、CPU203が、電気信号に基づく検出された検出圧力Pと基準圧力Pとの圧力変化量ΔPが閾値圧力P以上であるか否かを判別し(ステップS103)、圧力変化量ΔPが閾値圧力P以上である場合には、CPU203はさらに、この検出圧力Pが閾値圧力P以上である継続時間が所定時間以上であるか否か判別する(ステップS104)。
そして、ステップ105において、上述した車両の低速度における誤検出、車両後進の際の後方確認のための作業者Sの振り返り動作やパネル等の操作による作業者の体重移動による誤検出を防止するため、スピードレベル検出回路205から出力されたスピードレベルが所定値以上(車速が所定速度以上)であるか否かを判別し(ステップS105)、車速が所定速度以上であると判別された場合には、CPU203は、意識低下信号出力回路204に対して意識低下信号の出力要請を行い、意識低下信号出力回路204が、覚醒手段としての警告装置30に当該意識低下信号を出力することにより、作業者Sへの覚醒を促すとともに、当該意識低下信号は、運転停止制御装置40に出力され、運転停止制御装置40は、例えば、自動的に産業用車両の回転速度を低下させて減速させたり、停止させるなどの運転停止制御を産業用車両等に対して行う(ステップS106)。
なお、その他の構成は、上記実施例1と同様であるため、説明を省略する(図2、図5参照)。
以上、上記実施例において、圧力検出手段10と信号検出装置20とを接続線50で接続しているが、これに限らず、例えば、ワイヤレス通信手段により圧力検出手段10で検出された情報を、信号検出装置20に送信するように構成することも可能である。
また、覚醒手段としての警告装置30は、作業者に覚醒を促すための音声等を発する音声出力装置やその他の警告装置であり、これに限定されるものではない。例えば、音声の他に光(フラッシュ光等)を発して覚醒を促すことも可能である。また、上記実施例では、意識低下に対して作業者Sの覚醒を促しているが、例えば、運転操作している車両のエンジンを停止、又は車両の速度を減速させたりするように構成することも可能であり、意識低下に伴う事故防止のための複合的な手段(音声警告+エンジン停止)を用いることも可能である。
また、本実施例の居眠り運転防止装置は、覚醒手段及び運転停止制御手段を備え、作業者に対する覚醒及び事故防止を図っているが、覚醒手段のみを備えるように構成し、意識低下状態にある作業者の意識を正常に復帰させることでも、事故を防止する手段として十分に機能する。
本発明の意識低下検出装置が適用された運転防止装置の概略構成図であり、(b)は、圧力検出手段が運転座席に設置された状態を示す側面図である。 本発明の実施例1の意識低下検出装置の信号検出装置の構成ブロック図である。 本発明の意識低下検出の検出原理を説明するための模式図である。 図3の検出原理に対応した出力信号の波形の一例を示す図である。 本発明の実施例1における意識低下検出の処理遷移を説明するためのフローチャートである。 本発明の意識低下検出の実測値を示すグラフである。 本発明の実施例2の意識低下検出装置の信号検出装置の構成ブロック図である。 本発明の実施例2における意識低下検出の処理遷移を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
10 圧力検出手段
20 信号検出装置
30 警告装置
40 運転停止制御装置
50 接続線
101 圧力検出部
102 支持体
103 固定部材

Claims (8)

  1. 業用の車両又は産業機械を運転操作する作業者の意識低下を検出する意識低下検出装置であって、
    運転座席の座面と背面との境界部に固定され、意識低下に伴う前記作業者の後屈に応じた前記作業者からの加圧力を検出する圧力検出手段と、
    該圧力検出手段により検出された加圧力の変化が所定値以上である場合に、前記作業者の意識が低下していると判別し、意識低下信号を出力する判別手段とを有し、
    前記圧力検出手段は、
    圧力検出部と、
    前記圧力検出部を支持するとともに、前記境界部において前記背面と前記座面とに挟み込まれるように配設されることにより、前記背面に後屈する作業者の腰椎に対応する位置に前記圧力検出部を位置させる支持体と、
    前記支持体から延びて前記境界部の間隙に圧入する固定部材と、を有することを特徴とする意識低下検出装置。
  2. 前記判別手段は、前記加圧力の変化が、所定値以上でかつ所定時間継続している場合に、前記意識低下信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の意識低下検出装置。
  3. 前記産業用の車両の速度を検出する速度検出手段を有し、
    前記判別手段は、前記速度検出手段による検出速度が所定値以上である場合に、前記意識低下信号を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の意識低下検出装置。
  4. 前記速度検出手段から検出された速度に基づいて加速度を算出する手段を有し、
    前記判別手段は、算出された加速度が所定値以下である場合に、前記意識低下信号を出力することを特徴とする請求項に記載の意識低下検出装置。
  5. 前記圧力検出手段からの出力信号のうち、前記産業用の車両又は産業機械の固有振動に関する圧力成分をフィルタリングするフィルタ手段を有し、
    前記判別手段は、前記フィルタ手段でフィルタリングされた前記圧力検出手段からの出力信号に基づき、前記作業者の意識低下を判別することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1つに記載の意識低下検出装置。
  6. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の意識低下検出装置と、
    該意識低下検出装置から出力された前記意識低下信号に基づき、前記作業者に覚醒を促す覚醒手段とを有することを特徴とする居眠り運転防止装置。
  7. 請求項1乃至のいずれか1つに記載の意識低下検出装置と、
    該意識低下検出装置から出力された前記意識低下信号に基づき、前記産業用の車両又は産業機械の運転速度を減速する減速手段とを有することを特徴とする居眠り運転防止装置。
  8. 業用の車両又は産業機械を運転操作する作業者の意識低下を検出する意識低下検出方法であって、
    運転座席の座面と背面との境界部に固定された圧力検出手段により、意識低下に伴う前記作業者の後屈に応じた前記作業者からの前記圧力検出手段に対する加圧力を検出する検出ステップと、
    車両の速度と加速度を検出するステップを有し、
    該検出ステップで検出された加圧力の変化が所定値以上でかつ所定時間継続し、車両の速度が閾値以上でかつ車両の加速度が閾値以下である場合に、前記作業者の意識が低下していると判別する判別ステップとを含み、
    前記圧力検出手段は、
    圧力検出部と、
    前記圧力検出部を支持するとともに、前記境界部において前記背面と前記座面とに挟み込まれるように配設されることにより、前記背面に後屈する作業者の腰椎に対応する位置に前記圧力検出部を位置させる支持体と、
    前記支持体から延びて前記境界部の間隙に圧入する固定部材と、を有することを特徴とする意識低下検出方法。
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