JP2017045242A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017045242A
JP2017045242A JP2015166803A JP2015166803A JP2017045242A JP 2017045242 A JP2017045242 A JP 2017045242A JP 2015166803 A JP2015166803 A JP 2015166803A JP 2015166803 A JP2015166803 A JP 2015166803A JP 2017045242 A JP2017045242 A JP 2017045242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
passenger
display
unit
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015166803A
Other languages
English (en)
Inventor
勝利 稲垣
Katsutoshi Inagaki
勝利 稲垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP2015166803A priority Critical patent/JP2017045242A/ja
Publication of JP2017045242A publication Critical patent/JP2017045242A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】搭乗者に応じて生体情報の表示を容易に切り替えることができる情報表示装置を提供する。【解決手段】ナビゲーション装置1において、人物識別部2で車両の搭乗者を識別し、制御部4が、一の搭乗者についての生体情報を他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報5aに基づいて、一の搭乗者についての生体情報を表示部6に表示させる。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば車両等の搭乗者に関する情報を表示する情報表示装置に関する。
従来、自動車の運転者の心拍数などの生体情報を取得して、その生体情報に基づいて運転者の健康状態等を解析して表示等をすることは知られている。
例えば、特許文献1には、運転者の生体情報、運転者が運転する自動車の走行に係る自動車情報、自動車内外の環境に係る情報、更には、自主申告や聞き取り調査された運転者の健康状態情報等に基づき、運転者の健康状態及び運転技術に関する良否が判定され、判定結果を運転者端末200と第三者端末600において共用することが開示されている。
特開2015−75895号公報
上述した生体情報や健康状態等は個人情報であり、他人には開示したくない場合も多い。しかしながら、自動車等の車両は、運転者以外の搭乗者が搭乗することがある。そのため、例えばナビゲーション装置等の表示部が本人以外からも視認可能な機器に生体情報を表示する場合は、例えば搭乗者に応じて表示の有無を切り替えるなどの対策が必要となるが、運転者が搭乗者に応じてその都度表示を切り替えるのは非常に煩雑である。
また、近年では、座席に配置されたセンサ等やウェアラブル端末等によって、運転者に限らず助手席等に乗車している他の搭乗者の生体情報等を取得することが可能となっている。この際においても、助手席等に乗車している他の搭乗者は、本人の許可なく他人に生体情報等を開示するのは好ましくない。
そこで、本発明は、上述した問題に鑑み、例えば、搭乗者に応じて生体情報の表示を容易に切り替えることができる情報表示装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、移動体の搭乗者を識別する識別部と、前記識別部により識別された一の搭乗者についての生体情報を前記識別部により識別された他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報に基づいて、前記一の搭乗者についての生体情報を表示する表示部と、を備えることを特徴とする情報表示装置である。
また、請求項7に記載の発明は、情報表示装置によって実行される情報表示方法であって、移動体の搭乗者を識別する識別工程と、前記識別工程において識別された一の搭乗者についての生体情報を前記識別工程において識別された他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報に基づいて、前記一の搭乗者についての生体情報を表示部に表示させる表示工程と、を含むことを特徴とする情報表示方法である。
また、請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の情報表示方法を、コンピュータにより実行させることを特徴とする情報表示プログラムである。
また、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の情報表示プログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータで読み取り可能な記録媒体である。
本発明の一実施例にかかる情報表示装置の概略構成図である。 図1に示された閲覧許可情報の説明図である。 図1に示された表示部における表示例の説明図である。 図1に示された情報表示装置のユーザ登録動作のフローチャートである。 図1に示された情報表示装置の搭乗時動作のフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態にかかる情報表示装置を説明する。本発明の一実施形態にかかる情報表示装置は、識別部で移動体の搭乗者を識別し、表示部で一の搭乗者についての生体情報を他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報に基づいて、一の搭乗者についての生体情報を表示する。このようにすることにより、閲覧許可情報の設定に基づいて、識別部で識別された移動体の搭乗者が一の搭乗者についての生体情報を閲覧できるか否かを決定できる。したがって、搭乗者に応じて生体情報の表示を容易に切り替えることができる。
また、識別部が識別した搭乗者の中に、一の搭乗者についての生体情報の閲覧を許可しないと閲覧許可情報に設定された搭乗者があった場合は、表示部は、一の搭乗者についての生体情報を表示しないようにしてもよい。このようにすることにより、生体情報を開示したくない人物が搭乗していた場合は、一の搭乗者の生体情報を表示させないようにすることができる。
また、識別部は、識別した搭乗者の着席位置を示す情報を取得し、表示部は、閲覧許可情報と着席位置とに基づいて一の搭乗者についての生体情報の表示を促す表示をするようにしてもよい。このようにすることにより、例えば運転席に着席している運転者は、運転の影響を考慮してなるべく生体情報を表示できるようにすることができる。
また、他の搭乗者に対して、一の搭乗者と他の搭乗者との親密度レベルに応じて閲覧許可情報の設定を行う閲覧許可情報設定部を備えてもよい。このようにすることにより、例えば家族等の親密度が高い搭乗者がいる場合は生体情報を表示し、親密度の低い搭乗者がいる場合は生体情報を表示しないようにすることができる。また、親密度の低い搭乗者の生体情報は表示しないようにすることも可能となる。
また、親密度レベルは、一の搭乗者と他の搭乗者が移動体に同乗した回数に基づいて定まってもよい。このようにすることにより、移動体に同乗した回数が多いほど親密度が高いと定めることが可能となる。したがって、例えば家族等といった他の個人情報に基づかなくとも親密度を定めることができる。
また、搭乗者から生体情報を取得する取得部を備え、取得部は、搭乗者から生体情報の取得を許可するか否かが設定された取得許可情報に基づいて、生体情報の取得を行うようにしてもよい。このようにすることにより、取得許可情報に基づいて生体情報自体の取得を行うかを決定できる。
また、本発明の一実施形態にかかる情報表示方法は、情報表示装置によって実行される情報表示方法であって、識別工程で移動体の搭乗者を識別し、表示工程で一の搭乗者についての生体情報を他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報に基づいて、一の搭乗者についての生体情報を表示部に表示させる。このようにすることにより、閲覧許可情報の設定に基づいて、識別工程で識別された搭乗者が一の搭乗者についての生体情報を閲覧できるか否かを決定できる。したがって、搭乗者に応じて生体情報の表示を容易に切り替えることができる。
また、上述した情報表示方法をコンピュータにより実行させる情報表示プログラムとしてもよい。このようにすることにより、コンピュータを用いて、搭乗者に応じて生体情報の表示を容易に切り替えることができる。
また、上述した情報表示プログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納してもよい。このようにすることにより、当該プログラムを機器に組み込む以外に単体でも流通させることができ、バージョンアップ等も容易に行える。
本発明の一実施例にかかる情報表示装置を図1乃至図5を参照して説明する。本実施例にかかる情報表示装置としてのナビゲーション装置1は、図1に示したように、人物識別部2と、生体情報取得部3と、制御部4と、記憶部5と、表示部6と、を備えている。
ナビゲーション装置1は、自動車等の車両に搭載されて、例えば現在地から設定された目的地までの経路を探索し案内する周知の装置である。
人物識別部2は、例えば車内に設置されたカメラが撮影した画像を取得して、車両に乗車した搭乗者を識別する。搭乗者の識別は、予め登録された画像や特徴量との一致をとる等、周知の顔認識アルゴリズムにより行えばよい。
なお、人物識別部2は、車内に設置されたカメラに限らず、スマートフォン等が内蔵するカメラ等で撮影された画像から識別してもよい。また、カメラが撮影した画像に限らず、指紋センサにより得られる指紋を用いる方法や、近赤外光を手のひら、指等に透過させて得られる静脈パターンを用いる方法、或いは虹彩パターンを用いる方法などを用いてもよい。更には、上述した複数の方法を組み合わせてもよい。
生体情報取得部3は、座席に内蔵された生体情報取得センサ等が収集した心拍数や血圧、血糖値、呼吸等の生体情報を取得する。なお、生体情報を収集するのは、腕時計型等で搭乗者が身に着ける形態の端末、所謂ウェアラブル端末であってもよい。また、生体情報としては、目や瞼の動きや顔色といった情報も含めることができ、このような情報は車内に設置されたカメラで取得することができる。このカメラは、人物識別部2が利用するカメラと共用としてもよい。なお、生体情報取得部3は、複数のセンサ等が収集した生体情報を同時に取得することができる。つまり、複数人分の生体情報を同時に取得することができる。
制御部4は、ナビゲーション装置1の全体の制御を司る。制御部4は、例えばCPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等を備えるマイクロコンピュータ等で構成されている。制御部4は、人物識別部2が識別した搭乗者の情報と記憶部5に記憶されている閲覧許可情報5aに基づいて表示部6に生体情報取得部3が取得した生体情報を表示するか否かを判定する。
また、制御部4は、生体情報取得部3が取得した生体情報を、例えばグラフ等のように、表示部6に表示するデータ等に変換し、表示部6に出力する。また、制御部4は、生体情報から例えば眠気度や疲労度、緊張度等の情報を算出して表示部6に出力してもよい。即ち、本実施例の表示部6に出力される生体情報とは、生体情報取得部3で取得した情報に限らず、取得した生体情報から算出された搭乗者の心身に関する情報等も含むものである。
記憶部5は、例えば半導体メモリやハードディスク等で構成されている。記憶部5は、閲覧許可情報5aが記憶されている。閲覧許可情報5aとは、一の搭乗者の生体情報の閲覧の可否を他の搭乗者毎に設定した情報、即ち、一の搭乗者についての生体情報を他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された情報である。閲覧許可情報5aの例を図2に示す。
図2は、搭乗者としてA、B、Cの3名が登録されている場合の例である。図2の2番目の行は、Aが一の搭乗者の場合の設定である。この場合、AはB、Cに対しては閲覧を許可している(○)が、B、C以外のその他の搭乗者の場合は閲覧を許可しない(×)。従って、搭乗者がA、B、Cの場合は、Aの生体情報は表示部6に表示するように制御部4は制御する。
なお、図2の右端は生体情報の取得自体の可否の設定である。即ち、搭乗者から生体情報の取得を許可するか否かが設定された取得許可情報である。つまり、本実施例では、閲覧許可情報5aに取得許可情報が含まれている。図2の例では、A、B、Cとも生体情報の取得自体は許可されている。
図2の3番目の行は、Bが一の搭乗者の場合の設定である。この場合、BはAに対しては閲覧を許可している(○)が、Cとその他の搭乗者の場合は閲覧を許可しない(×)。従って、搭乗者がA、B、Cの場合は、Cを含むので、Bの生体情報は表示部6に表示しないように制御部4は制御する。
図2の4番目の行は、Cが一の搭乗者の場合の設定である。この場合、Cは誰に対しても閲覧を許可している(○)。従って、C以外の搭乗者が誰であっても、Cの生体情報は表示部6に表示するように制御部4は制御する。
図2の5番目の行は、その他の搭乗者の場合の設定である。その他とは、上記A〜C以外の未登録或いは設定(登録)を拒否した者の場合の設定である。この場合、不特定の者であるので○や×等の設定はできないことから閲覧許可の情報は未設定(−)となるが、未設定の場合は原則として表示部6に表示しないように制御部4は制御する。なお、この未設定(−)は、新規登録者の閲覧許可情報の初期値となる。
なお、閲覧許可情報5aは、記憶部5に記憶しなくてもよく、外部サーバ等から通信により制御部4が取得してもよい。
表示部6は、例えば液晶ディスプレイ等で構成され、車内のインストルメントパネル等に運転者や他の搭乗者から視認可能な位置に設置されている。表示部6は、制御部4から出力された生体情報等を表示する。なお、表示部6は、タッチパネルで構成され、表示機能と操作機能とを兼ねるようにしてもよい。
図3に表示部6に表示する例を示す。図3は、A、B、C、Dの4名の生体情報を表示する例である。図3では、表示部6の表示領域全体を利用して表示しているが、例えば、画面を分割して地図等の案内情報と同時に表示してもよい。また、表示する内容としては、心拍等の心身情報を数値として表示してもよいし、折れ線グラフや棒グラフ等として表示してもよい。また、グラフ等の場合は、複数人分を1つのグラフに表示してもよい。更には、心身情報から算出された眠気度等を数値やグラフ等で表示してもよい。
ここで、図3の例、即ち、A、B、C、Dが搭乗者の場合において、図2の閲覧許可情報5aを適用した場合を説明する。このときDはその他とする。この場合、Aはその他(D)に閲覧を許可していないのでAの生体情報は表示されない。BはCとその他(D)に閲覧を許可していないのでBの生体情報は表示されない。その他(D)は未設定であり原則として表示しないのでDの生体情報は表示されない。従って、Cの生体情報のみが表示されることとなる。即ち、識別部(人物識別部2)が識別した搭乗者の中に、一の搭乗者についての生体情報の閲覧を許可しないと閲覧許可情報5aに設定された搭乗者があった場合は、表示部は(制御部4は表示部6に)、一の搭乗者についての生体情報を表示しない(させない)。
なお、ナビゲーション装置1は、図1に示したブロック以外に、GPS(Global Positioning System)等により現在地を取得する手段、目的地までの経路を探索する手段、地図情報等を格納する手段及び各種操作等を行うボタン等の入力手段等も備えている。
次に、上述した構成のナビゲーション装置1の動作について、図4及び図5のフローチャートを参照して説明する。図4及び図5は、車内に設置されたカメラ(車内カメラ)によって搭乗者を識別し、生体情報はウェアラブル端末で収集する場合の例である。図4はユーザ登録動作のフローチャートである。
まず、ステップS11において、人物識別部2が車内カメラに搭乗者を撮影させる。この時点では、当該搭乗者は登録されていないので人物識別部2は、未登録の搭乗者と認識され、撮影された画像や特徴量等が以後の人物識別用の情報として登録される。
次に、ステップS12において、生体情報取得部3がウェアラブル端末と、例えばBluetooth(登録商標)等の通信規格により一度接続してウェアラブル端末の機器IDを取得する。そして、制御部4は、撮影された搭乗者の画像と取得した機器IDとをひも付けする。この動作により、ウェアラブル端末から送信されてきた生体情報がどの搭乗者のものかが判別できる。
次に、ステップS13において、ユーザ等の操作に基づいて制御部4が閲覧許可情報5aを設定する。これは、ステップS11、S12が実行された対象の搭乗者を一の搭乗者として、他の搭乗者に閲覧を許可するか否かを設定する。このとき、他の搭乗者がいない場合(運転者のみの場合)は、自身以外の閲覧を許可するかの設定をするようにしてもよい。また、他に登録されているユーザ等がある場合は、そのユーザ毎に閲覧を許可するか設定するようにしてもよい。
次に、ステップS14において、制御部4がステップS13で設定された閲覧許可情報5aを記憶部5に記憶(保存)する。以上で、搭乗者(ユーザ)の初期登録がなされる。
なお、図4は、生体情報を収集するのがウェアラブル端末の場合のフローチャートであったが、例えば座席に内蔵された生体情報取得センサ等の場合は、図5で説明する搭乗時の動作において着座位置の認識を行うことにより、ステップS12は不要となる。着座位置は、着座センサや車内カメラ等から取得することができる。
次に、図5に示した搭乗時動作のフローチャートについて説明する。まず、ステップS21において、人物識別部2が車内カメラに搭乗者を撮影させる。次に、ステップS22において、人物識別部2がステップS21で撮影された画像から搭乗者を識別する。
次に、ステップS23において、制御部4は現在搭乗している搭乗者は全員閲覧許可情報5aが設定済みか否かを判断し、設定済みである場合(YESの場合)はステップS25に進み、設定済みでない搭乗者がいる場合(NOの場合)はステップS24に進む。
次に、ステップS24において、制御部4は閲覧許可情報を設定済みでない搭乗者がいたので、その搭乗者の閲覧許可情報5aを設定するために設定画面を表示部6に表示させる。閲覧許可情報の設定は、原則としてステップS13と同様でもよいが、現在他の搭乗者がいる場合は、当該他の同乗者に対して閲覧を許可するか否かを設定するようにしてもよい。或いは、設定を拒否するような選択肢を与えてもよい。例えば、以後搭乗する機会が殆どないと搭乗者本人が認識している場合等は設定をしないようにしてもよい。この場合、設定を拒否された搭乗者は、ステップ25以降は図2のその他として扱われる。
なお、閲覧許可情報5aの設定画面は、例えば図2に示したような表を表示部6に表示して、○又は×をタッチパネル等から入力するようにすればよい。
次に、ステップS25において、制御部4は搭乗者の組み合わせから表示部6への表示内容や、生体情報を取得する搭乗者を決定する。つまり、閲覧許可情報5aに基づいて、表示部6に生体情報を表示する搭乗者や生体情報を取得する搭乗者を決定する。
そして、ステップS26において、制御部4は表示部6の表示を制御する。つまり、ステップS25で表示することを決定した搭乗者の生体情報を表示部に表示させる。なお、表示のタイミングは、リアルタイムで常時表示するに限らず、生体情報が異常な値となった場合に表示するようにしてもよいし、所定時間間隔や下車時等であってもよい。
また、ステップS27においては、制御部4は生体情報取得センサを制御する。つまり、生体情報取得部3に、閲覧許可情報5a(取得許可情報)に取得を許可しないと設定されているウェアラブル端末との接続を切断させる。即ち、制御部4は搭乗者から取得許可情報に基づいて、生体情報の取得を行う。
以上のフローチャートの説明から明らかなように、ステップS21が識別工程、ステップS25、S26が表示工程として機能し、制御部4と表示部6が特許請求の範囲の表示部に相当する。
なお、図5は、生体情報を収集するのがウェアラブル端末の場合のフローチャートであったが、例えば座席に内蔵された生体情報取得センサ等の場合は、ステップS22において搭乗者の着座位置も認識する。これは、座席に内蔵されたセンサが収集した生体情報と識別された搭乗者とをひも付けるためである。
本実施例によれば、人物識別部2で車両の搭乗者を識別し、制御部4が、一の搭乗者についての生体情報を他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報5aに基づいて、一の搭乗者についての生体情報を表示部6に表示させる。このようにすることにより、閲覧許可情報5aの設定に基づいて、人物識別部2で識別された車両の搭乗者が一の搭乗者についての生体情報を閲覧できるか否かを決定できる。したがって、搭乗者に応じて生体情報の表示を容易に切り替えることができる。
また、人物識別部2が識別した搭乗者の中に、一の搭乗者についての生体情報の閲覧を許可しないと閲覧許可情報5aに設定された搭乗者があった場合は、制御部4は、一の搭乗者についての生体情報を表示部6に表示させないようにしている。このようにすることにより、生体情報を開示したくない人物が搭乗していた場合は、一の搭乗者の生体情報を表示させないようにすることができる。
なお、上述した実施例では、搭乗者の着席位置は、座席に内蔵された生体情報取得センサの場合に利用するとしたが、ウェアラブル端末の場合に利用してもよい。例えば、運転者の場合、生体情報の異常が運転に影響を及ぼすこともあるので、運転席に着席している搭乗者は、ステップS24で設定済みであっても、ステップS25で閲覧許可情報5aの設定画面を表示して生体情報の表示を促すようにしてもよい。即ち、表示部6は、閲覧許可情報5aと着席位置とに基づいて一の搭乗者についての生体情報の表示を促す表示をしてもよい。
また、閲覧許可情報5aの設定は、搭乗者間の親密度に応じて自動的に行うようにしてもよい。生体情報は、上述したように個人情報であるので、親密度が高くない相手には開示したくないことが多い。従って、例えば他の搭乗者との親密度をレベルで表し、親密度レベルが低い場合は、閲覧許可情報5aを設定画面は表示せずに、表示しないように自動的に設定してもよい(或いは図2のその他扱いとしてもよい)。即ち、制御部4は他の搭乗者に対して、一の搭乗者と他の搭乗者との親密度レベルに応じて閲覧許可情報5aの設定を行う閲覧許可情報設定部として機能する。
親密度レベルは、例えば親密度レベルを算出する相手と同乗した回数に比例して高くなるようにすればよい。この同乗回数は、例えば人物識別部2で自身と相手が共に識別された回数を用いればよい。例えば親密度レベルを高、中、低の3段階とした場合、同乗回数が0回以上3回未満の場合は“低”、3回以上6回未満の場合は“中”、6回以上の場合は“高”などとする。また、親密度レベルが“低”の場合は上述したとおりであるが、親密度レベルが“高”など一定レベル以上となった場合は、その相手に対しては自動的に閲覧許可と設定するようにしてもよい。或いは、親密度レベルが一定レベル以上となった場合は、自動的な設定までは行わずに、閲覧許可情報5aの設定画面を表示するようにしてもよい。この場合一度設定済みであっても再度設定画面を表示するようにしてもよい。つまり、親密度の上昇に伴って再設定できるようにしてもよい。
また、搭乗者が複数人いる場合、特定の搭乗者に対する親密度レベルが異なることがある。例えば、搭乗者がA、B、Cの3人の場合、Cに対する親密度レベルがAは“高”だがBは“低”の場合、CはBに対して生体情報を開示したくないと考える可能性が高い。このような場合は、例えば親密度レベルが低いBの方を基準にCの生体情報を表示するか否かを判断すればよい。
また、例えば家族等の血縁関係がある者の場合は、搭乗回数によらず予め自動的に親密度レベルを高く設定してもよい。家族等の設定は、図4に示したフローチャート実行時やステップS25の実行時に直接設定するようにすればよい。
また、表示部6に表示しないと制御されている搭乗者の生体情報について、当該搭乗者が所持している携帯端末やウェアラブル端末、或いはヘッドアップディスプレイ等の当該搭乗者のみが視認するような他の表示部が別途存在する場合は、当該搭乗者の生体情報を当該他の表示部に表示するようにしてもよい。このようにすることにより、他人に開示することなく自身の生体情報を確認することができる。
なお、上述した実施例では、情報表示装置としてナビゲーション装置1で説明したが、それに限らず、車両に設置され、複数の搭乗者から視認可能な表示部を備える機器であればよい。また、スマートフォンやタブレット端末等の車内に持ち込み可能な機器であってもよい。また、上述した実施例では、自動車等の車両で説明したが、車両に限らず、航空機や船舶等の搭乗者が複数あるような移動体であってもよい。
また、本発明は上記実施例に限定されるものではない。即ち、当業者は、従来公知の知見に従い、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。かかる変形によってもなお本発明の情報表示装置の構成を具備する限り、勿論、本発明の範疇に含まれるものである。
1 ナビゲーション装置(情報表示装置)
2 人物識別部(識別部)
3 生体情報取得部(取得部)
4 制御部(表示部、閲覧許可情報設定部)
5a 閲覧許可情報
6 表示部
S21 車内カメラで搭乗者を撮影(識別工程)
S25 搭乗者の組み合わせから、表示/取得方法を決定(表示工程)
S26 表示を制御(表示工程)

Claims (9)

  1. 移動体の搭乗者を識別する識別部と、
    前記識別部により識別された一の搭乗者についての生体情報を前記識別部により識別された他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報に基づいて、前記一の搭乗者についての生体情報を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする情報表示装置。
  2. 前記識別部が識別した搭乗者の中に、前記一の搭乗者についての生体情報の閲覧を許可しないと前記閲覧許可情報に設定された搭乗者があった場合は、前記表示部は、前記一の搭乗者についての生体情報を表示しないことを特徴とする請求項1に記載の情報表示装置。
  3. 前記識別部は、識別した搭乗者の着席位置を示す情報を取得し、
    前記表示部は、前記閲覧許可情報と前記着席位置とに基づいて前記一の搭乗者についての生体情報の表示を促す表示をする、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報表示装置。
  4. 前記他の搭乗者に対して、前記一の搭乗者と前記他の搭乗者との親密度レベルに応じて前記閲覧許可情報の設定を行う閲覧許可情報設定部を備えることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一項に記載の情報表示装置。
  5. 前記親密度レベルは、前記一の搭乗者と前記他の搭乗者が前記移動体に同乗した回数に基づいて定まることを特徴とする請求項4に記載の情報表示装置。
  6. 前記搭乗者から前記生体情報を取得する取得部を備え、
    前記取得部は、前記搭乗者から前記生体情報の取得を許可するか否かが設定された取得許可情報に基づいて、前記生体情報の取得を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至5のうちいずれか一項に記載の情報表示装置。
  7. 情報表示装置によって実行される情報表示方法であって、
    移動体の搭乗者を識別する識別工程と、
    前記識別工程において識別された一の搭乗者についての生体情報を前記識別工程において識別された他の搭乗者に閲覧を許可するか否かが設定された閲覧許可情報に基づいて、前記一の搭乗者についての生体情報を表示部に表示させる表示工程と、
    を含むことを特徴とする情報表示方法。
  8. 請求項7に記載の情報表示方法を、コンピュータにより実行させることを特徴とする情報表示プログラム。
  9. 請求項8に記載の情報表示プログラムを格納したことを特徴とする、コンピュータで読み取り可能な記録媒体。
JP2015166803A 2015-08-26 2015-08-26 情報表示装置 Pending JP2017045242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166803A JP2017045242A (ja) 2015-08-26 2015-08-26 情報表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015166803A JP2017045242A (ja) 2015-08-26 2015-08-26 情報表示装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020009840A Division JP2020080160A (ja) 2020-01-24 2020-01-24 情報表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017045242A true JP2017045242A (ja) 2017-03-02

Family

ID=58210262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015166803A Pending JP2017045242A (ja) 2015-08-26 2015-08-26 情報表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017045242A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019040457A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 日産自動車株式会社 関係性推定方法、関係性推定装置、及び情報提供方法
JP2019104354A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 日産自動車株式会社 情報処理方法及び情報処理装置
JP2019161446A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 日産自動車株式会社 着信通知方法及び着信通知装置
JP2020158006A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 日産自動車株式会社 運転支援方法及び運転支援装置
JPWO2020026402A1 (ja) * 2018-08-02 2021-03-11 三菱電機株式会社 車載情報装置および携帯端末との連携方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163080A (ja) * 1999-12-08 2001-06-19 Clarion Co Ltd 車両運転時の居眠り防止装置
JP2006350566A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyota Motor Corp 利用者認証装置
JP2007280051A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Nippon Steel Corp 意識低下検出装置、意識低下検出方法及び居眠り運転防止装置。
JP2008029728A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Equos Research Co Ltd 情報提供装置
JP2010257036A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 人間関係判定装置、人間関係判定方法及び人間関係判定プログラム
JP2011242959A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Hitachi Ltd 情報提供装置および情報提供方法
JP2013094196A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Yupiteru Corp システム、電子機器及びプログラム
JP2013114383A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Denso Corp プライバシー保護方法、車両用装置、車両用通信システムおよび携帯端末
JP2014167438A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Denso Corp 情報通知装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163080A (ja) * 1999-12-08 2001-06-19 Clarion Co Ltd 車両運転時の居眠り防止装置
JP2006350566A (ja) * 2005-06-14 2006-12-28 Toyota Motor Corp 利用者認証装置
JP2007280051A (ja) * 2006-04-06 2007-10-25 Nippon Steel Corp 意識低下検出装置、意識低下検出方法及び居眠り運転防止装置。
JP2008029728A (ja) * 2006-07-31 2008-02-14 Equos Research Co Ltd 情報提供装置
JP2010257036A (ja) * 2009-04-22 2010-11-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 人間関係判定装置、人間関係判定方法及び人間関係判定プログラム
JP2011242959A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Hitachi Ltd 情報提供装置および情報提供方法
JP2013094196A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Yupiteru Corp システム、電子機器及びプログラム
JP2013114383A (ja) * 2011-11-28 2013-06-10 Denso Corp プライバシー保護方法、車両用装置、車両用通信システムおよび携帯端末
JP2014167438A (ja) * 2013-02-28 2014-09-11 Denso Corp 情報通知装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019040457A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 日産自動車株式会社 関係性推定方法、関係性推定装置、及び情報提供方法
JP7013729B2 (ja) 2017-08-25 2022-02-01 日産自動車株式会社 関係性推定方法、関係性推定装置、及び情報提供方法
JP2019104354A (ja) * 2017-12-12 2019-06-27 日産自動車株式会社 情報処理方法及び情報処理装置
JP2019161446A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 日産自動車株式会社 着信通知方法及び着信通知装置
JP7069868B2 (ja) 2018-03-13 2022-05-18 日産自動車株式会社 着信通知方法及び着信通知装置
JPWO2020026402A1 (ja) * 2018-08-02 2021-03-11 三菱電機株式会社 車載情報装置および携帯端末との連携方法
JP2020158006A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 日産自動車株式会社 運転支援方法及び運転支援装置
JP7333186B2 (ja) 2019-03-27 2023-08-24 日産自動車株式会社 運転支援方法及び運転支援装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665696B2 (ja) 車載装置
CN107791893B (zh) 车辆座椅
US11027608B2 (en) Driving assistance apparatus and driving assistance method
JP7288911B2 (ja) 情報処理装置、移動装置、および方法、並びにプログラム
US10357195B2 (en) Pupillometry and sensor fusion for monitoring and predicting a vehicle operator&#39;s condition
JP2017045242A (ja) 情報表示装置
KR101659027B1 (ko) 이동 단말기 및 차량 제어 장치
CN105015445B (zh) 用于对车辆的驾驶员进行与人相关的辅助的方法和系统
US20180345909A1 (en) Vehicle with wearable for identifying one or more vehicle occupants
CN111709264A (zh) 驾驶员注意力监测方法和装置及电子设备
US20200247422A1 (en) Inattentive driving suppression system
EP1770572A2 (en) Information processing apparatus and information processing method, information processing system, program and recording media
US10460186B2 (en) Arrangement for creating an image of a scene
JP2019021229A (ja) 車両制御装置および車両制御方法
CN110291478A (zh) 驾驶员监视和响应系统
WO2019208450A1 (ja) 運転支援装置、運転支援方法及びプログラム
CN113491519A (zh) 基于情感-认知负荷的数字助理
JPWO2018179406A1 (ja) 車載装置、情報管理サーバ、情報管理システム、および方法
US11978287B2 (en) Information provision system, information terminal, and information provision method
CN113766479A (zh) 用于车辆的向救援呼叫中心发送乘员信息的方法及装置
CN113655638A (zh) 用于控制智能家电的方法及装置、智能眼镜
US10981574B2 (en) Biological information storage system and in-vehicle biological information storage device
JP2020080160A (ja) 情報表示装置
CN114882999A (zh) 生理状态检测方法、装置、设备及存储介质
KR101602265B1 (ko) 이동 단말기 및 이의 제어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180226

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180705

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20180815

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190426

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20191105