JP4676004B2 - 顕色剤分散液の安定化方法 - Google Patents

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Description

本発明は、顕色剤を微粒化分散した際に、保存安定性に優れる分散液を得ることができる顕色剤分散液の安定化方法に関する。
発色性染料と顕色剤との反応による発色を利用した記録材料は、現像定着等の煩雑な処理を施すことなく比較的簡単な装置で短時間に記録できることから、ファクシミリ、プリンター等の出力記録のための感熱記録材料又は感圧複写材料等に広く使用されている。これらの記録材料は、速やかに発色し、未発色部分(以下、「地肌」という。)の白度が保持され、かつ、発色した画像及び地肌の堅労性の高いものが要望されている。特に、近年においては、高速記録に対する要求が高くなり、高速記録に十分対応できる高感度の記録材料の開発が望まれている。
このような記録材料として、特許文献1及び2等においては、画像の耐光性に優れる、ヒドロキシアニリド誘導体を含有する記録材料が記載されている。
しかしながら、これら文献記載の記録材料は、顕色剤を微粒化分散した際に、分散液が着色する等の分散液の保存安定性に欠けるという問題があった。
WO01/25193号公報 WO02/81229号公報
本発明は、かかる従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、顕色剤を微粒化分散した際に、保存安定性に優れた分散液を得ることができる顕色剤分散液の安定化方法を提供することを課題とする。
上記課題を解決すべく、本発明は、顕色剤である(B)成分として、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリンの中から選ばれる少なくとも1種、を含有する顕色剤分散液に、(C)成分として、非晶質シリカ、水酸化アルミニウム及び酸化チタンの中から選ばれる少なくとも1種を、前記(B)成分100重量部に対して、50〜1000重量部、又は、次亜硫酸亜鉛、ジクロロ亜鉛、亜硫酸ナトリウム及びチオ硫酸ナトリウムの中から選ばれる少なくとも1種を、前記(B)成分100重量部に対して、0.1〜5重量部添加することを特徴とする顕色剤分散液の安定化方法を提供する。
本発明の安定化方法においては、前記(B)成分が、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリンの中から選ばれる少なくとも2種であることが好ましい。
本発明の安定化方法においては、前記(B)成分が、下記(a)〜(c)のいずれかであることがより好ましい。
(a)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン
(b)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン
(c)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン
本発明によれば、顕色剤を微粒化分散した際に、保存安定性に優れた分散液を得ることができる顕色剤分散液の安定化方法が提供される。保存安定性に優れた分散液を塗布して得られる記録材料は、地肌及び画像の保存性に優れる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明の顕色剤分散液の安定化方法は、(B)成分として、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリンの中から選ばれる少なくとも1種を含有する顕色剤分散液に、(C)成分として、非晶質シリカ、水酸化アルミニウム及び酸化チタンの中から選ばれる少なくとも1種を、前記(B)成分100重量部に対して、50〜1000重量部、又は、次亜硫酸亜鉛、ジクロロ亜鉛、亜硫酸ナトリウム及びチオ硫酸ナトリウムの中から選ばれる少なくとも1種を、前記(B)成分100重量部に対して、0.1〜5重量部添加することを特徴とする。
本発明に用いる(B)成分としては、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリンの中から選ばれる少なくとも2種であるのが好ましい。
本発明に用いる(B)成分としては、次の(a)〜(c)のいずれかであるのが特に好ましい。
(a)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン
(b)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン
(c)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン
本発明に用いる(B)成分が2種以上の化合物からなる場合、このものは顕色剤混合物として使用することができる。その混合方法としては、それぞれの粉体での混合、溶融混合、前記式(2)で表される化合物の晶析時添加混合、及び原料のヒドロキシアニリンとして、o−ヒドロキシアニリン、m−ヒドロキシアニリン、p−ヒドロキシアニリン等の混合物を用いて反応させて、同時に2種又は3種以上の化合物を合成・含有させる方法等がある。
(C)成分
(C)成分としては、非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、酸化チタン、多価金属化合物、還元剤の中から選ばれる少なくとも1種を使用できる。
非晶質シリカとしては、例えば、水澤化学工業(株)製P−603、604、527、832、日本シリカ工業(株)製E−743、E−75、E−220、HD等が挙げられる。
水酸化アルミニウムとしては、例えば、昭和電工(株)製ハイジライトH31、H32、H42、H42M、H43、H43M等が挙げられる。
酸化チタンとしては、例えば、石原産業(株)製タイペークR−980、R−630、A−220、W−10、CR−50、CR−60、CR−80等が挙げられる。
多価金属化合物としては、例えば、硫酸亜鉛、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、硫酸アルミニウム等の硫酸塩;次亜硫酸亜鉛等の次亜硫酸塩;塩化亜鉛(ジクロロ亜鉛)、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、塩化バリウム、塩化ニッケル、塩化コバルト、塩化アルミニウム等の塩化物;酢酸亜鉛、酢酸マンガン等の酢酸塩;硝酸亜鉛等の硝酸塩等が挙げられる。これらの中でも、次亜硫酸亜鉛、ジクロロ亜鉛が好ましい。
還元剤としては、例えば、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム、硫化ナトリウム、塩化スズ、シュウ酸ナトリウム等の塩類;カルシウム、マグネシウム、亜鉛等の金属単体;グルコース、ラクトース、ガラクトース等の還元糖類;等が挙げられる。これらの中でも、亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウムが好ましい。
前記非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、酸化チタンの含有率は任意であるが、前記(B)成分100重量部に対して、通常50〜1000重量部、好ましくは75〜700重量部、より好ましくは100〜500重量部の範囲である。また、前記多価金属化合物又は還元剤(好ましくは、次亜硫酸亜鉛、ジクロロ亜鉛、亜硫酸ナトリウム及びチオ硫酸ナトリウムの中から選ばれる少なくとも1種)の含有率は任意であるが、前記(B)成分100重量部に対して、通常0.1〜5重量部、好ましくは0.15〜4重量部、より好ましくは0.2〜3重量部の範囲である。
1)記録材料
記録材料は、(A)成分:発色性染料の少なくとも1種、(B)成分:前記式(1)で表される化合物の少なくとも1種、及び(C)成分:非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、酸化チタン、多価金属化合物、還元剤の中から選ばれる少なくとも1種を含有する。
(A)成分
本発明の記録材料の(A)成分は、発色性染料の少なくとも1種からなる。
本発明の記録材料に使用される発色性染料としては、酸性物質である顕色剤と接触することにより発色する発色性染料であれば特に制限はない。その具体例としては、フルオラン系、フタリド系、ラクタム系、トリフェニルメタン系、フェノチアジン系、スピロピラン系等のロイコ染料が挙げられる。
フルオラン系の発色性染料としては、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−クロロアニリノ)フルオラン、3−(N−エチル−p−トルイジノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジメチルアミノ−7−(m−トリフロロメチルアニリノ)フルオラン、3−ジペンチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エトキシプロピル−N−エチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−7−(o−フロロアニリノ)フルオラン、3−ジエチルアミノベンゾ[a]フルオラン、3−ジメチルアミノ−6−メチル−7−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミノフルオラン、3−ジエチルアミノ−5−クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−(N,N’−ジベンジルアミノ)フルオラン、3,6−ジメトキシフルオラン、2,4−ジメチル−6−(4−ジメチルアミノフェニル)アミノフルオラン等が挙げられる。
また、フタリド系の発色性染料としては、3−{4−[4−(4−アニリノ)−アニリノ]アニリノ}−6−メチル−7−クロロフルオラン、3,3−ビス[2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−(4−メトキシフェニル)ビニル]−4,5,6,7−テトラクロロフタリド、3,6,6’−トリス(ジメチルアミノ)スピロ(フルオレン−9,3’−フタリド)、3,3−ビス(4’−ジエチルアミノフェニル)−6−ジエチルアミノフタリド等が挙げられる。
これらの中でも、フルオラン系の発色性染料が好ましく、3−ジエチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−ジブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソブチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−メチル−N−プロピルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−エチル−N−イソペンチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−(N−シクロヘキシル−N−メチルアミノ)−6−メチル−7−アニリノフルオランがより好ましい。
これらの発色性染料は、単独で使用してその発色する色の記録材料を得ることができることは勿論であるが、それらの2種以上を混合して使用することもできる。例えば、赤色、青色、緑色の3原色の発色性染料又は黒色染料を混合使用して真に黒色に発色する記録材料を製造することができる。
記録材料は、発色性染料の少なくとも1種、前記(B)成分、及び(C)成分を含有する記録材料であればどのような用途にも使用でき、例えば、感熱記録材料又は感圧複写材料等に利用することができる。
記録材料の中には、前記(A)〜(C)成分のほかに、公知の他の顕色剤、画像安定剤、増感剤、他の無機顔料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤等を必要に応じ1種又は2種以上含有させることができる。
これらの薬剤は、発色層中に含有せしめてもよいが、多層構造からなる場合には、例えば保護層等任意の層中に含有せしめてもよい。特に、発色層の上部及び/又は下部にオーバーコート層やアンダーコート層を設けた場合、これらの層には酸化防止剤、光安定剤等を含有することができる。さらに、酸化防止剤、光安定剤は必要に応じマイクロカプセルに内包するかたちで、これらの層に含有させることができる。
他の顕色剤としては、感熱記録材料用のものと、感圧記録材料用のものが挙げられる。前者の具体例としては、ビスフェノールA、4,4’−sec−ブチリデンビスフェノール、4,4’−シクロヘキシリデンビスフェノール、2,2−ジメチル−3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2’−ジヒドロキシジフェニル、ペンタメチレン−ビス(4−ヒドロキシベンゾエート)、2,2−ジメチル−3,3−ジ(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、2,2−ジ(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン等のビスフェノール化合物;4,4’−ジヒドロキシジフェニルチオエーテル、1,7−ジ(4−ヒドロキシフェニルチオ)−3,5−ジオキサヘプタン、2,2’−ビス(4−ヒドロキシフェニルチオ)ジエチルエーテル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルジフェニルチオエーテル等の含硫黄ビスフェノール化合物;
4−ヒドロキシ安息香酸ベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸イソブチル、4−ヒドロキシ安息香酸クロロベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸メチルベンジル、4−ヒドロキシ安息香酸ジフェニルメチル等の4−ヒドロキシ安息香酸エステル類;安息香酸亜鉛、4−ニトロ安息香酸亜鉛等の安息香酸金属塩、4−[2−(4−メトキシフェニルオキシ)エチルオキシ]サリチル酸等のサリチル酸類;サリチル酸亜鉛、ビス[4−(オクチルオキシカルボニルアミノ)−2−ヒドロキシ安息香酸]亜鉛等のサリチル酸金属塩;
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−イソプロポキシジフェニルスルホン、4−ヒドロキシ−4’−ブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジアリルジフェニルスルホン、3,4−ジヒドロキシ−4’−メチルジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’,5,5’−テトラブロモジフェニルスルホン等のヒドロキシスルホン類;4−ヒドロキシフタル酸ジメチル、4−ヒドロキシフタル酸ジシクロヘキシル、4−ヒドロキシフタル酸ジフェニル等の4−ヒドロキシフタル酸ジエステル類;2−ヒドロキシ−6−カルボキシナフタレン等のヒドロキシナフトエ酸のエステル類;トリブロモメチルフェニルスルホン等のトリハロメチルスルホン類;4,4’−ビス(p−トルエンスルホニルアミノカルボニルアミノ)ジフェニルメタン等のスルホニルウレア類;ヒドロキシアセトフェノン、p−フェニルフェノール、4−ヒドロキシフェニル酢酸ベンジル、p−ベンジルフェノール、ハイドロキノン−モノベンジルエーテル、2,4−ジヒドロキシ−2’−メトキシベンズアニリド、テトラシアノキノジメタン類;又は下記式(5)
Figure 0004676004
で表されるジフェニルスルホン架橋型化合物若しくはそれらの混合物等が挙げられる。
また、後者の感圧記録材料用の顕色剤の具体例としては、酸性白土、活性白土、アパタルジャイト、ベントナイト、コロイダルシリカ、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛、珪酸錫、焼成カオリン、タルク等の無機酸性物質;シュウ酸、マレイン酸、酒石酸、クエン酸、コハク酸、ステアリン酸等の脂肪族カルボン酸;安息香酸、p−t−ブチル安息香酸、フタル酸、没食子酸、サリチル酸、3−イソプロピルサリチル酸、3−フェニルサリチル酸、3−シクロヘキシルサリチル酸、3,5−ジ−t−ブチルサリチル酸、3−メチル−5−ベンジルサリチル酸、3−フェニル−5−(2,2−ジメチルベンジル)サリチル酸、3,5−ジ−(2−メチルベンジル)サリチル酸、2−ヒドロキシ−1−ベンジル−3−ナフトエ酸等の芳香族カルボン酸;これら芳香族カルボン酸の亜鉛、マグネシウム、アルミニウム、チタン等の金属塩;p−フェニルフェノール−ホルマリン樹脂、p−ブチルフェノール−アセチレン樹脂等のフェノール樹脂系顕色剤;これらフェノール樹脂系顕色剤と上記芳香族カルボン酸の金属塩との混合物等が挙げられる。
画像安定剤としては、4−ベンジルオキシ−4’−(2−メチルグリシジルオキシ)−ジフェニルスルホン、4,4’−ジグリシジルオキシジフェニルスルホン等のエポキシ基含有ジフェニルスルホン類;1,4−ジグリシジルオキシベンゼン、4−[α−(ヒドロキシメチル)ベンジルオキシ]−4’−ヒドロキシジフェニルスルホン、2−プロパノール誘導体、サリチル酸誘導体、オキシナフトエ酸誘導体の金属塩(特に亜鉛塩)、2,2−メチレンビス(4,6−t−ブチルフェニル)フォスフェイトの金属塩、その他水不溶性の亜鉛化合物等が挙げられる。
増感剤としては、ステアリン酸アミド等の高級脂肪酸アミド;ベンズアミド;ステアリン酸アニリド、アセト酢酸アニリド、チオアセトアニリド、p−アセトトルイジド、m−アセトトルイジド、o−アセトトルイジド等のアニリド類;シュウ酸ジベンジル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)、シュウ酸ジ(4−クロロベンジル)、ビス(t−ブチルフェノール)類;ジフェニルスルホン及びその誘導体;4,4’−ジメトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジエトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジプロポキシジフェニルスルホン、4,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホン、4,4’−ジブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジイソブトキシジフェニルスルホン、4,4’−ジペンチルオキシジフェニルスルホン、4,4’−ジヘキシルオキシジフェニルスルホン等の4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類;2,4’−ジメトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジエトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジプロポキシジフェニルスルホン、2,4’−ジイソプロポキシジフェニルスルホン、2,4’−ジブトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジイソブトキシジフェニルスルホン、2,4’−ジペンチルオキシジフェニルスルホン、2,4’−ジヘキシルオキシジフェニルスルホン等の2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類;
1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(4−メチルフェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、2−ナフトールベンジルエーテル、ジフェニルアミン、カルバゾール、2,3−ジ−m−トリルブタン、4−ベンジルビフェニル、4,4’−ジメチルビフェニル、m−ターフェニル、ジ−β−ナフチルフェニレンジアミン、1−ヒドロキシ−ナフトエ酸フェニル、2−ナフチルベンジルエーテル、4−メチルフェニル−ビフェニルエーテル、2,2−ビス(3,4−ジメチルフェニル)エタン、2,3,5,6−テトラメチル−4’−メチルジフェニルメタン、炭酸ジフェニル等が挙げられる。これらの中でも、好ましくは、1,2−ビス(フェノキシ)エタン、1,2−ビス(3−メチルフェノキシ)エタン、2−ナフチルベンジルエーテル等のエーテル類;m−ターフェニル、4−ベンジルビフェニル、シュウ酸ジ(4−メチルベンジル)等の芳香族炭化水素類;ジフェニルスルホン、ジフェニルスルホンの誘導体;4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類及び2,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンのジエーテル類等が挙げられる。
他の無機顔料としては、本発明で使用する非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、酸化チタン以外に、例えば、シリカ、クレー、カオリン、焼成カオリン、タルク、サテンホワイト、炭酸カルシウム、カルサイト系炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、プラスチックピグメント等が挙げられる。
分散剤としては、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム等のスルホコハク酸エステル類、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ラウリルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩、脂肪酸塩等が挙げられる。
酸化防止剤としては、2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−プロピルメチレンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(2−t−ブチル−5−メチルフェノール)、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,1,3−トリス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−シクロヘキシルフェニル)ブタン、4−{4−[1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エチル]−α,α−ジメチルベンジル}フェノール等が挙げられる。
減感剤としては、脂肪族高級アルコール、ポリエチレングリコール、グアニジン誘導体等が挙げられる。
粘着防止剤としては、ステアリン酸、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、カルナウバワックス、パラフィンワックス、エステルワックス等が挙げられる。
光安定剤としては、フェニルサリシレート、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノン、ビス(2−メトキシ−4−ヒドロキシ−5−ベンゾイルフェニル)メタン等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;2’−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート等のシアノアクリレート系紫外線吸収剤;ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、コハク酸−ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)エステル、2−(3,5−ジ−t−ブチル)マロン酸−ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)エステル等のヒンダードアミン系紫外線吸収剤;
2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3 ’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’ −ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−4’−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−3’−(3’’,4’’,5’’,6’’−テトラヒドロフタルイミドメチル)−5’−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、2,2’−メチレンビス[4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)]フェノール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ベンゾトリアゾリル)−p−クレゾール、2−(5−クロロ−2−ベンゾトリアゾリル)−6−t−ブチル−p−クレゾール、1−[3,5−ジ(2H−1,2,3−ベンゾトリアゾール−2−イル)−2,4−ジヒドロキシフェニル]エタン−1−オン、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−6−ドデシル−4−メチルフェノール、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4,6−ビス(1−メチル−1−フェニルエチル)フェノール、2,2’−メチレンビス[6−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−t−オクチルフェノール]、
4−ブトキシ−安息香酸 2−ベンゾトリアゾール−2−イル−フェニルエステル、4−メチル−安息香酸 2−ベンゾトリアゾール−2−イル−4−メチル−フェニルエステル、フラン−2−カルボン酸 2−ベンゾトリアゾール−2−イル−4−メチル−フェニルエステル、2,4−ジクロロ−安息香酸 2−ベンゾトリアゾール−2−イル−4−メチル−フェニルエステル、2−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)−4−メチル−6−(2−プロペニル)−フェノール、トルエン−4−スルホン酸 2−ベンゾトリアゾール−2−イル−4−メチル−フェニルエステル、2−(2’−メタクリロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、3−フェニルカルバモイル−ベンゼンスルホン酸 2−ベンゾトリアゾール−2−イル−4−メチル−フェニルエステル、2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ドデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ウンデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−トリデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−テトラデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ペンタデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−ヘキサデシル−5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2’’−エチルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2’’−エチルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2’’−エチルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2’’−プロピルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2’’−プロピルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(2’’−プロピルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’’−エチルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’’−エチルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’−エチルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’’−プロピルオクチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’’−プロピルヘプチル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール、2−[2’−ヒドロキシ−4’−(1’’−プロピルヘキシル)オキシフェニル]ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤;1,8−ジヒドロキシ−2−アセチル−3−メチル−6−メトキシナフタレン等が挙げられる。
蛍光増白剤としては、4,4’−ビス[2−アニリノ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−アニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−メトキシ−4−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−メトキシ−4−(2−ヒドロキシプロピル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−m−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=二ナトリウム塩、4−[2−p−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]−4’−[2−m−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−p−スルホアニリノ−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、
4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−フェノキシアミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−(p−メトキシカルボニルフェノキシ)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(p−スルホフェノキシ)−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=四ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−ホルマリニルアミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩、4,4’−ビス[2−(2,5−ジスルホアニリノ)−4−ビス(ヒドロキシエチル)アミノ−1,3,5−トリアジニル−6−アミノ]スチルベン−2,2’−ジスルホン酸=六ナトリウム塩等が挙げられる。
上述した顕色剤、画像安定剤、増感剤、無機顔料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤等は、それぞれ1種単独あるいは2種以上を混合して使用することができる。それぞれの使用量は、発色性染料1重量部に対して、通常0.1〜15重量部、好ましくは1〜10重量部の範囲である。
2)記録シート
記録シートは、基材シート上に、前記記録材料を用いて形成されてなる記録材料層を有する。
用いる基材シートとしては、紙基材シート、合成樹脂フィルム又は合成樹脂シート等が挙げられる。紙基材シートとしては、例えば、薄葉紙、クラフト紙、チタン紙、リンター紙、板紙、上質紙、コート紙、アート紙、硫酸紙、グラシン紙、パーチメント紙、パラフィン紙、再生紙等が挙げられる。合成樹脂フィルム又は合成樹脂シートとしては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリスチレン、三酢酸セルロース、セロハン、ポリカーボネート等のフィルム又はシートが挙げられる。これらの中でも、紙基材シートの使用が好ましい。基材シートの厚みは特に制限はないが、通常1〜500μm程度である。
記録材料層は、例えば、記録材料の溶液又は分散液を基材シート上に公知の塗工法により塗工することにより形成することができる。分散液の塗工量は、記録材料の溶液又は分散液の濃度にもよるが、通常乾燥後で0.1〜100g/m、好ましくは1〜20g/mの範囲である。
記録材料の溶液又は分散液を基材シート上に塗布する方法としては、特に制限されず、公知の塗工方法を採用できる。例えば、ロールコート法、カーテンフローコート法、マイヤバーコート法、リバースコート法、グラビアコート法、グラビアリバースコート法、エアーナイフコート法、キスコート法、ブレードコート法、スムーズコート法、ロールナイフコート法等が挙げられる。
記録材料層は、上述したように基材シート上に直接形成することができるが、例えばアンカーコート層等の他の層を介在させて形成することもできる。また、記録材料層上にさらに保護層を形成することもできる。
かかるアンカーコート層及び保護層は、公知の合成樹脂の1種又は2種以上を含む溶液又は分散液から形成でき、前述の他の顕色剤、画像安定剤、増感剤、他の無機顔料、分散剤、酸化防止剤、減感剤、粘着防止剤、消泡剤、光安定剤、蛍光増白剤等を必要に応じて含有させることができる。
記録シートは、感熱記録紙や感圧複写紙であるのが特に好ましい。感熱記録紙は、例えば、発色性染料の微粒子及び記録材料の微粒子をそれぞれポリビニルアルコールやセルロース等の水溶性結合剤の水溶液中に分散させて分散液を調製し、得られた分散液を基材シート上に塗布し、乾燥することにより製造することができる。
また、感圧複写紙は、例えば、公知の方法によりマイクロカプセル化した発色性染料を適当な分散剤によって分散させ発色性染料分散液を調製し、該分散液を第1の紙基材シート上に塗布して発色性染料シートを作製し、一方、顕色剤の分散液を第2の紙基材シートに塗布して顕色剤シートを作製し、得られた両シートを組合せて感圧複写紙を製造することができる。その際、本発明の記録材料を発色性染料分散液若しくは顕色剤の分散液のいずれか又は両方の分散液中に分散させる。
感圧複写紙は、発色性染料の有機溶媒溶液を内包するマイクロカプセルが下面に塗布担持されてなる上用紙と、顕色剤(酸性物質)が上面に塗布担持されてなる下用紙とからなるユニットからなっていてもよく、あるいは、発色性染料の有機溶媒溶液を内包するマイクロカプセルと顕色剤とが同一の紙面に塗布されてなるいわゆるセルフコンテントペーパーであってもよい。顕色剤としては、前記感圧記録材料用の顕色剤として用いることができるものとして列記したものと同様なものが挙げられる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に限定されるものではない。なお、特に断りがない限り「部」は、「重量部」を意味する。画像濃度(マクベス値)は、マクベス反射濃度計(商品名:RD−514、使用フィルター:#106、マクベス社製)で測定した。
合成例1 N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリンの合成
2−アミノフェノール109g、炭酸水素ナトリウム88g、アセトン1000mL及び水300mL中に、クロロアセチルクロライド115gを室温で滴下し、3時間攪拌した。反応混合物を分液し、有機層からアセトンを留去して、アセトン/水で再結晶して、2−クロロアセチル−2−ヒドロキシアニリンを166g得た。得られた2−クロロアセチル−2−ヒドロキシアニリン87gをアセトン250mLに溶解し、4−メルカプトフェノール64gを加え、25%水酸化ナトリウム水溶液を82g室温で滴下し、3時間攪拌した。反応混合物を分液し、有機層からアセトンを留去して、アセトン/水で再結晶してN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリンを118g得た。
合成例2 N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリンの合成
合成例1において、2−アミノフェノールを4−アミノフェノールに変更した以外は、合成例1と同様にしてN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリンを得た。
実施例1 分散液1の調製
まず、下記成分を含む分散液1を調製した。
顕色剤分散液(A液)
・N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン8部とN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン8部の混合物
・ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
無機顔料分散液(B液)
・非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製) 27.8部
・ポリビニルアルコール10%水溶液 26.2部
・水 71部
これらの分散液を、A液1重量部、B液2重量部の割合で混合して分散液を調製した。
実施例2 分散液2の調製
実施例1において、顕色剤分散液(A液)中、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン8部とN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン8部の混合物をN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン16部に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液2を調製した。
実施例3 分散液3の調製
実施例1において、顕色剤分散液(A液)中、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン8部とN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン8部の混合物をN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン16部に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液3を調製した。
比較例1 分散液4の調製
実施例1において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を炭酸カルシウムに変更した以外は、実施例1と同様にして分散液4を調製した。
比較例2 分散液5の調製
実施例2において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を炭酸カルシウムに変更した以外は、実施例2と同様にして分散液5を調製した。
比較例3 分散液6の調製
実施例3において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を炭酸カルシウムに変更した以外は、実施例3と同様にして分散液6を調製した。
試験例1 分散液の安定性試験−1
実施例1〜3及び比較例1〜3で調製した分散液1〜6のそれぞれを、50℃で1日、2日、3日、5日、7日間放置した。放置後の各分散液を光彩感度分光色差計(Spectrophotometer SE2000:日本電色社製)を用いてL値、a値、b値、W値(L、a、b)を測定した。測定結果を第1表に示す。
Figure 0004676004
実施例4 分散液7の調製
実施例1において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を水酸化アルミニウム(ハイジライトH42:昭和電工(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液7を調製した。
実施例5 分散液8の調製
実施例1において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を水酸化アルミニウム(ハイジライトH42M:昭和電工(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液8を調製した。
実施例6 分散液9の調製
実施例1において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を水酸化アルミニウム(ハイジライトH43M:昭和電工(株)製)に変更した以外は実施例1と同様にして分散液9を調製した。
実施例7 分散液10の調製
実施例1において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を酸化チタン(タイペークA−220:石原産業(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液10を調製した。
実施例8 分散液11の調製
実施例1において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を酸化チタン(タイペークCR−60:石原産業(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液11を調製した。
実施例9 分散液12の調製
実施例1において、無機顔料分散液(B液)中、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)を酸化チタン(タイペークCR−80:石原産業(株)製)に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液12を調製した。
試験例2 分散液の安定性試験−2
実施例4〜9及び比較例1で調製した分散液4、7〜12のそれぞれを、50℃で1日、2日、6日、8日、10日間放置した。放置後の各分散液を光彩感度分光色差計(Spectrophotometer SE2000:日本電色社製)を用いてL値、a値、b値、W値(L、a、b)を測定した。測定結果を第2表に示す。
Figure 0004676004
実施例10 分散液13の調製
実施例1において、顕色剤分散液(A液)を下記に示す顕色剤分散液(A’液)に変更した以外は、実施例1と同様にして分散液13を調製した。
顕色剤分散液(A’液)
・N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン2.97部、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン2.97部及び次亜硫酸亜鉛0.06部の混合物
・ポリビニルアルコール10%水溶液 31.5部
実施例11 分散液14の調製
実施例10において、顕色剤分散液(A’液)中、次亜硫酸亜鉛をジクロロ亜鉛に変更した以外は、実施例10と同様にして分散液14を調製した。
実施例12 分散液15の調製
実施例10において、顕色剤分散液(A’液)中、次亜硫酸亜鉛を亜硫酸ナトリウムに変更した以外は、実施例10と同様にして分散液15を調製した。
実施例13 分散液16の調製
実施例10において、顕色剤分散液(A’液)中、次亜硫酸亜鉛をチオ硫酸ナトリウムに変更した以外は、実施例10と同様にして分散液16を調製した。
試験例3 分散液の安定性試験−3
実施例10〜13及び比較例1で調製した分散液4、13〜16のそれぞれを、3日間室温で放置した後、50℃で3日、4日、5日、10日間放置した。放置後の各分散液を光彩感度分光色差計(Spectrophotometer SE2000:日本電色社製)を用いてL値、a値、b値、W値(L、a、b)を測定した。測定結果を第3表に示す。
Figure 0004676004
参考例1 感熱記録紙の作製
まず、下記成分を含む分散液(C〜E液)を調製した。
染料分散液(C液)
・3−ジ−n−ブチルアミノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン 16部
・ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
顕色剤分散液(D液)
・N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン8部とN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン8部の混合物
・ポリビニルアルコール10%水溶液 84部
無機顔料分散液(E液)
・非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製) 27.8部
・ポリビニルアルコール10%水溶液 26.2部
・水 71部
これらの分散液を、C液1重量部、D液2重量部、E液4重量部の割合で混合し、感熱記録紙用記録材料の塗布液を調製した。
次いで、記録材料の塗布液をワイヤーロッド(商品名:ワイヤーバー、No.12、ウェブスター社製)を使用して白色紙上に塗布(塗布量=乾燥重量で約5.5g/m)し、乾燥した後、カレンダー掛け処理して、感熱記録紙を作製した。得られた感熱記録紙を目視観察した結果、地肌カブリは見られなかった。
参考例2 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(E液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、非晶質シリカ(P−527:水澤化学工業(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
参考比較例1 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(C液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、炭酸カルシウム(Unibur−70:白石工業(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
試験例4 動的発色感度試験
参考例1、2及び参考比較例1で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、これをそれぞれ各試験紙とした。各試験紙について、感熱紙発色試験装置(商品名:TH−PMD型、大倉電気(株)製)を使用し、1ドットあたり0.38、0.50mJの各条件で熱を加え、市松模様に飽和発色させ、その印字濃度(マクベス値)をマクベス反射濃度計(商品名:RD−514、Macbeth社製)で測定した。その結果を第4表に示した。
Figure 0004676004
試験例5 地肌耐光性試験−1
参考例1、2及び参考比較例1で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、耐光性試験機(商品名:紫外線ロングライフフェードメーター FAL−5型、スガ試験機(株)製)を使用して、波長380nmの紫外線の照射2時間後、6時間後、12時間後の各試験紙の地肌濃度(マクベス値)を測定した。測定結果を第5表に示した。
表中、Bはマクベスフィルターラッテン#106、Yはマクベスフィルターラッテン#47をそれぞれ表す(以下にて同じ。)。
Figure 0004676004
参考例3 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(E液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、水酸化アルミニウム(ハイジライトH42:昭和電工(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
参考例4 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(E液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、水酸化アルミニウム(ハイジライトH42M:昭和電工(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
参考例5 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(E液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、水酸化アルミニウム(ハイジライトH43M:昭和電工(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
参考例6 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(E液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、酸化チタン(タイペークA−220:石原産業(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
参考例7 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(E液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、酸化チタン(タイペークCR−60:石原産業(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
参考例8 感熱記録紙の作製
参考例1において、無機顔料分散液(E液)中、非晶質シリカ(P−603:水澤化学工業(株)製)を、酸化チタン(タイペークCR−80:石原産業(株)製)に変更した以外は、参考例1に記載の方法と同様にして記録材料を調製し、感熱記録紙を作製した。
試験例6 地肌耐光性試験−2
参考例3〜8及び参考比較例1で作製した感熱記録紙の一部を切り取り、耐光性試験機(商品名:紫外線ロングライフフェードメーター FAL−5型、スガ試験機(株)製)を使用して、波長380nmの紫外線の照射2時間後、6時間後、12時間後の各試験紙の地肌濃度(マクベス値)を測定した。測定結果を第6表に示した。
Figure 0004676004

Claims (4)

  1. (B)成分として、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリンの中から選ばれる少なくとも1種、を含有する顕色剤分散液に、(C)成分として、非晶質シリカ、水酸化アルミニウム及び酸化チタンの中から選ばれる少なくとも1種を、前記(B)成分100重量部に対して、50〜1000重量部添加することを特徴とする顕色剤分散液の安定化方法。
  2. (B)成分として、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリンの中から選ばれる少なくとも1種、を含有する顕色剤分散液に、(C)成分として、次亜硫酸亜鉛、ジクロロ亜鉛、亜硫酸ナトリウム及びチオ硫酸ナトリウムの中から選ばれる少なくとも1種を、前記(B)成分100重量部に対して、0.1〜5重量部添加することを特徴とする顕色剤分散液の安定化方法。
  3. 前記(B)成分が、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、N−(2’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、N−(3’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリンの中から選ばれる少なくとも2種である請求項1又は2に記載の安定化方法。
  4. 前記(B)成分が、下記(a)〜(c)のいずれかである請求項1又は2に記載の安定化方法。
    (a)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン
    (b)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン
    (c)N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−2−ヒドロキシアニリン、N−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−4−ヒドロキシアニリン、及びN−(4’−ヒドロキシフェニルチオ)アセチル−3−ヒドロキシアニリン
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