JP4675186B2 - 乗客コンベア踏段清掃装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エスカレーター、動く歩道等の乗客コンベアの踏段の踏面に形成された溝部を清掃する乗客コンベア踏段清掃装置に関するものである。
一般に乗客コンベアの運転中に踏段の踏面に設けられた溝部の内面には乗客コンベアの走行時間の積算に応じて塵埃や機械油等の汚れが付着するため、従来、この溝部の内面の清掃は作業員が手作業で行っていた。しかしながら、この手作業による溝部の内面の清掃は多大な時間と労力を要するものであった。
このような従来の問題を解決する一手段として、多数の噴出孔が設けられた円筒状の回転清掃体の外周面にブラシを設けるとともに、回転清掃体の内側に非回転の洗浄液噴出管を挿入し回転清掃体が洗浄液噴出管の周りを回転するようにし、洗浄液噴出管にはその周方向の一部のみに噴出方向制限孔を設け噴出方向制限孔と重なった噴出孔から洗浄液を噴出させるようにし、清掃部分に噴出された洗浄液は洗浄液吸引ノズルから吸引され洗浄液回収管を介して洗浄液回収槽に回収される構成とした乗客コンベア踏段清掃装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
また、中心部に突出した突出棒が垂設された取付台と、長片部と短片部とを有し、突出棒が長片部を貫通した断面Lの字形状の金板と、短片部を貫通して垂設された縦棒と、この縦棒の先端部に設けられ踏段の溝を清掃する清掃体を備える構成とした乗客コンベア踏段清掃装置が提案されている(例えば特許文献2参照。)。
特開2001−2360号公報(第1−3頁、第4図) 特開平8−113460号公報(第1頁、第1図)
上記のような従来技術のうち、特許文献1に記載された発明では、回転清掃体のブラシと洗浄液により踏段の踏面から落とした塵埃等のごみを含む汚れを洗浄液吸引ノズルによって吸引するものであったため、踏面の溝部に入り込んだ汚れを有効に除去できるものではなかった。
また、特許文献2に記載された発明では、先端にブラシを有した清掃体を踏段の踏面の溝部に当接させ塵埃を除去するものであったが、溝部の底面に染み付いた機械油等の液状の汚れについては除去できるものではなかった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、踏段の溝部の底面に付着した塵埃や機械油等の汚れを有効に除去することのできる乗客コンベア踏段清掃装置を得るものである。
この発明に係る乗客コンベア踏段清掃装置においては、駆動ローラを含む複数のローラに掛け渡されて循環移動する無端状の紐状清掃具を備え、この紐状清掃具は循環移動する方向に並行して複数設けられ、紐状清掃具を無端状に連接された複数の踏段の各踏面に一連に形成された溝部内にそれぞれ挿入し、踏段の移動により紐状清掃具を溝部内面に連続的に摺接させるようにしたものである。
この発明によれば、溝部の内面に循環移動する無端状の紐状清掃具の一部を摺接させることにより、溝部の内面に付着した塵埃や機械油等の汚れを有効に除去することができる
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1による踏段清掃装置を備えたエスカレーターの要部側面図である。図2は、本発明の実施の形態1による乗客コンベア踏段清掃装置の側方断面図である。図3は、図2のX方向からの矢視図である。図4は、図2のY方向からの矢視図である。図5は図4のV−V線における矢視断面図である。図6は、図2のVI−VI線における要部矢視断面図である。図7は、図2のVII−VII線における要部矢視断面図である。図8は、図2のVIII−VIII線における要部矢視断面図である。図9は、図5のIX−IX線における要部矢視断面図である。図10は、図5のX−X線における要部矢視断面図である。図11は、図2のXI−XI線における要部矢視断面図である。
まず実施の形態1の踏段清掃装置を適用する乗客コンベアの構成をエスカレーターを例に説明する。図1に示すエスカレーターは、無端状に連結され乗客が乗降する上部乗降口2及び図示しない下部乗降口間を走行する複数の踏段1aと、これらの踏段1aの両側方に設けられるスカートガード3及び欄干パネル4と、この欄干パネル4の周辺部に係合した状態で踏段1aと同期して移動する移動手摺5とを有している。上部乗降口2の床面の一部を構成するコムプレート6の端部には踏段1aの踏面1bに形成される複数個の溝部(いわゆるクリート)1cにそれぞれ係合可能な図示しない複数の櫛板が設けられている
そして実施の形態1による踏段清掃装置は、図2に示すようにコムプレート6に設けられた櫛板用取付孔8にボルト9によりブラケット10の取付板10aを締結して踏段の移動方向と対向するような位置に設置される。
踏段清掃装置は図2に示すように、本体であるブラケット10、以下後に詳しく説明する紐状清掃具11、駆動ローラ20と加圧ローラ30とを有する第1加圧装置40、駆動手段50、洗浄液供給手段60、第1返しローラ70、第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100、第5返しローラ110と搾りローラ120とを有する第2加圧装置130、第6返しローラ140、第1清掃部ローラ150、複第2清掃部ローラ160、押圧装置170、緊張ローラ180を有する緊張装置190、操作部200等によって構成される。なお、紐状清掃具11、駆動ローラ20、加圧ローラ30、各返しローラ(70、80、90、100、110、140)、搾りローラ120、各清掃部ローラ(150、160)および緊張ローラ180は、踏段1aに形成されている溝部1cの数の少なくとも1/2に等しい数だけ設けられる。
次に紐状清掃具11について詳しく説明する。図2、図3に示すように、綿等の柔軟性のある繊維によって構成され溝部1cの溝幅にほぼ等しいか、やや大きめの径をもつ無端状に接続された紐状清掃具11の一部が溝部1c内に挿入され、押圧装置170によって溝部1cの底面に所定の長さ分が押圧されている。また紐状清掃具11は溝部1cに対向してブラケット10内の適宜位置に配置される駆動ローラ20、第1返しローラ70、第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100、第5返しローラ110、第6返しローラ140、第1清掃部ローラ150、複第2清掃部ローラ160、緊張ローラ180に掛け渡されて駆動手段50の駆動力によりブラケット10内を循環移動する。
次に駆動ローラ20と加圧ローラ30とを有する第1加圧装置40について詳しく説明する。図2、図6に示すように、ブラケット10内には駆動ローラ20が溝部1cに対向して駆動ローラ軸21に支持されている。駆動ローラ20の外周には周方向に沿って半円形状の溝22が形成され紐状清掃具11をガイドする。駆動ローラ軸21の両端部は、それぞれ側板10b、側板10cの適宜位置に軸受12により回転自在に支持された第1駆動ローラ軸継手23、第2駆動ローラ継手24にビス13により締結されている。側板10cより突出した第2駆動ローラ継手24の端部には駆動ローラプーリ25が固定されている。
駆動ローラ20の上部には溝22にガイドされ循環移動する紐状清掃具11を挟んで加圧ローラ30が対向して配置されている。加圧ローラ30は加圧ローラ軸31に軸受14を介して回転自在に支持されている。加圧ローラ軸31の両端部は、それぞれ側板10bの適宜位置に設けられた長孔15aに挿通された加圧ローラ軸第1継手32と、側板10cの適宜位置に設けられた長孔15bに挿通された加圧ローラ軸第2継手33にビス13により締結されている。側板10b、側板10cから突出した加圧ローラ軸第1継手32と加圧ローラ軸第2継手33の端部はそれぞれ第1加圧装置40の加圧ローラ軸支持具41に挿通され図示しないビスにより固定されている。
一端を加圧ローラ軸支持具41の上面に挿通されナット42にて固定された加圧軸43は二つのナット42、バネ座44、バネ45を通してもう一端を側板10bに形成された加圧軸摺動部46もしくは側板10cに形成された加圧軸摺動部47に挿通している。バネ座44の下面に接しているナット42を締付けるとバネ45の弾発力によって加圧軸43は加圧ローラ軸支持具41とともに下方に移動する。これによって加圧ローラ30も下方に移動するため駆動ローラ20と加圧ローラ30との間に挟まれた紐状清掃具11は駆動ローラ20に押付けられる。
次に駆動手段50について詳しく説明する。図3〜図5に示すように駆動部設置板10dの上面に減速機51が図示しないボルトによって適宜位置に固定され、減速機51の上部には電動機52が図示しないボルトによって適宜位置に固定されている。操作部200の電動機スイッチ201を操作することにより電動機52が回転し、その回転は電動機プーリ53からベルト54を介して減速機51の電動機側プーリ55に伝えられ、減速機51にて減速され、減速機51の加圧ローラ側プーリ56からベルト57を介して駆動ローラプーリ25に伝えられる。
次に洗浄液供給手段60について詳しく説明する。図2、図3、図5に示すようにブラケット10内部には側板10b、側板10c、仕切り板10e、背板10fによって洗浄液槽61が形成され第1返しローラ70と第5返しローラ110が浸らない位置まで洗浄液として洗剤液62が注入されている。操作部200のポンプスイッチ202を操作することによりポンプ63が作動し洗浄液槽61の下面中央部に設けられた洗浄液回収孔64に接続された洗浄液回収管65より洗剤液62が回収され、洗浄液フィルター装置66に送られる。洗浄液フィルター装置66によってろ過された洗剤液62は洗浄液供給管67を通して洗浄液槽61の側面に設けられた洗浄液供給孔68より洗浄液槽61に供給され循環利用される。
次に第1返しローラ70、第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100、第5返しローラ110について詳しく説明する。図2、図7(第1返しローラ70の要部断面図であるが第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100、第5返しローラ110も同様の構成であるため併せて説明する。)に示すように、洗
浄液槽61内には第1返しローラ70、第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100、第5返しローラ110がそれぞれ溝部1cに対向して配置され、それぞれ第1返しローラ軸71、第2返しローラ軸81、第3返しローラ軸91、第4返しローラ軸101、第5返しローラ軸111に軸受14を介して回転自在に支持されている。
第1返しローラ70、第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100、第5返しローラ110のそれぞれの外周には周方向に沿って半円形状の溝72、溝82、溝92、溝102、溝112が形成され紐状清掃具11を洗浄液槽61内を2往復に渡ってガイドする。第1返しローラ軸71、第2返しローラ軸81、第3返しローラ軸91、第4返しローラ軸101、第5返しローラ軸111の両端部はそれぞれ側板10bの適宜位置に設けられた第1返しローラ軸支持部73、第2返しローラ軸支持部83、第3返しローラ軸支持部93、第4返しローラ軸支持部103、第5返しローラ軸支持部113と側板10cの適宜位置に設けられた第1返しローラ軸支持部74、第2返しローラ軸支持部84、第3返しローラ軸支持部94、第4返しローラ軸支持部104、第5返しローラ軸支持部114にビス13によりに締結されている。
次に第5返しローラ110と搾りローラ120とを有する第2加圧装置130について詳しく説明する。図2、図8に示すように、第5返しローラ110の上部には溝112にガイドされ循環移動する紐状清掃具11を挟んで搾りローラ120が対向して配置されている。搾りローラ120は搾りローラ軸121に軸受14を介して回転自在に支持されている。搾りローラ軸121の両端部はそれぞれ側板10bの適宜位置に設けられた長孔16aに挿通された搾りローラ軸第1継手122と、側板10cの適宜位置に設けられた長孔16bに挿通された搾りローラ軸第2継手123にビス13により締結されている。側板10b、側板10cから突出した搾りローラ軸第1継手122と搾りローラ軸第2継手123のそれぞれの端部は第2加圧装置130の搾りローラ軸支持具131に挿通され図示しないビスにより固定されている。
一端を搾りローラ軸支持具131の上面に挿通されナット132にて固定された搾り軸133は二つのナット132、バネ座134、バネ135を通してもう一端を側板10bに形成された搾り軸摺動部136もしくは側板10cに形成された搾り軸摺動部137に挿通している。バネ座134の下面に接しているナット132を締付けるとバネ135の弾発力によって搾り軸131は下方に移動するため第5返しローラ110と搾りローラと120の間に挟まれた紐状清掃具11に含浸されている洗剤液62のうち余分量が搾られ洗浄液槽61に返還される。
次に第6返しローラ140について詳しく説明する。図2、図7(第1返しローラの要部断面図であるが第6返しローラ140も同様の構成であるため併せて説明する。)に示
すように、ブラケット10内には第6返しローラが溝部1cに対向して配置され、第6返しローラ軸141に軸受14を介して回転自在に支持されている。第6返しローラ140の外周には周方向に沿って半円形状の溝142が形成され紐状清掃具11をガイドする。第6返しローラ軸141の両端部はそれぞれ側板10bの適宜位置に設けられた第6返しローラ軸支持部143と側板10cの適宜位置に設けられた第6返しローラ軸支持部144にビス13によりに締結されている。
次に第1清掃部ローラ150、第2清掃部ローラ160について詳しく説明する。図2、図5、図9に示すように、ブラケット10内には溝部1cに対向して紐状清掃具11を挟んで第1清掃部ローラ150と第2清掃部ローラ160がその周縁の一部をブラケット10の下部から突出するとともに溝部1cの延伸方向に所定間隔をおいて配置され、それぞれ第1清掃部ローラ軸151と第2清掃部ローラ軸161に軸受14を介して回転自在に支持されている。第1清掃部ローラ150、第2清掃部ローラ160のそれぞれの外周には周方向に沿って半円形状の溝152、溝162が形成され紐状清掃具11をガイドする。第1清掃部ローラ軸141と第2清掃部ローラ軸151の両端部はそれぞれ側板10bの適宜位置に設けられた第1清掃部ローラ軸支持部153、第2清掃部ローラ軸支持部163と側板10cの適宜位置に設けられた第1清掃部ローラ軸支持部154、第2清掃部ローラ軸支持部154にビス13によりに締結されている。
次に押圧装置170について詳しく説明する。図2、図5、図10に示すように、第1清掃部ローラ150と第2清掃部ローラ160との間には押圧装置170が配置されている。押圧装置170の本体であるU型構造の押圧装置本体171の下部には連なる踏段1aの溝部1cに対向して紐状清掃具11を挟んで複数の直方体構造の押圧具172が配置されている。押圧具172は上面の長手方向に沿って設けられた二つの押圧軸173にそれぞれバネ174を通して押圧装置本体171の軸孔175を挿通してナット176により締結される。また、押圧具173の下面には長手方向に沿って半円状の溝177が形成されている。
押圧装置170は押圧装置本体171に設けられた長孔178によってバネ174に抗してボルト179により側板10b、側板10cに締結されている。すなわち、溝部1c内部に紐状清掃具11を挟んで配置された押圧具172は所定の長さの紐状清掃具11をバネ174の弾発力によって溝部1cの底面に押圧する。
次に緊張ローラ180を有する緊張装置190について詳しく説明する。図2、図11に示すようにブラケット10内には緊張ローラ190が溝部1cに対向して配置され、緊張ローラ軸181に軸受14を介して回転自在に支持されている。緊張ローラ180の外周には周方向に沿って半円形状の溝182が形成され紐状清掃具11をガイドする。緊張ローラ軸181の両端部はそれぞれ側板10bの適宜位置に設けられた長孔17aに挿通された緊張ローラ軸第1継手183と側板10cの適宜位置に設けられた長孔17bに挿通された緊張ローラ軸第2継手184にビス13により固定されている。側板10b、側板10cから突出した緊張ローラ軸第1継手183と緊張ローラ軸第2継手184の端部はそれぞれ緊張ローラ軸支持具191に挿通され図示しないビスにより固定されている。
一端を緊張ローラ軸支持具191の上面に挿通されナット192にて固定された緊張軸193のもう一端は側板10bに形成された緊張軸摺動部194もしくは側板10cに形成された緊張軸摺動部195を挿通され、バネ196、バネ座197を通して二つナット192が取付けられている。バネ座197の上面に接したナット192を締付けるとバネ196の弾発力によって緊張軸193は緊張ローラ軸支持具191とともに上方に移動する。これによって緊張ローラ180とともに紐状清掃具11も上方に移動するため紐状清掃具11に適度の張力が与えられる。
次に踏段清掃装置の動作について説明する。
側板10bを上部乗降口2から図示しない下部乗降口に向かって右側のスカートガード3に隣接させて踏段清掃装置を設置し、上部乗降口2のコムプレート6の櫛板取付孔8を利用してボルト9にてブラケット10を締結する。このとき、図4、図5に示すように
、踏段清掃装置は図示しない下部乗降口に向かって踏面1bの中央より右側に位置した複数の溝部1cに対向して紐状清掃具11を配置している。
エスカレーターを上部乗降口2から図示しない下部乗降口に向けて運転を開始すると踏段1aは下部乗降口に向けて移動する。電動機スイッチ201とポンプスイッチ202を操作し電動機52とポンプ63を駆動させる。
電動機52の回転は減速機51にて減速され駆動ローラ20は踏段1aの移動速度より早い速度で回転する。駆動ローラ20と加圧ローラ30との間に挟まれている紐状清掃具11は第1加圧装置40のバネ45の弾発力により駆動ローラ20に押付けられ、駆動ローラ20の回転に併せて循環移動を開始する。第1返しローラ70を経て、洗剤液62に浸された第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100を通過すると紐状清掃具11には洗剤液62が含浸される。
第5返しローラ110を通過するとき、第5返しローラ110と搾りローラ120との間に挟まれている紐状清掃具11は含浸した洗剤液62のうち余分量を第2加圧装置130の加圧力により搾られ洗浄槽61に返還する。
適量の洗剤液62を含浸した紐状清掃具11は第6返しローラ140、第1清掃部ローラを経て、溝部1cの底面と押圧具172との間に挟まれ押圧装置170のバネ174の弾発力によって溝部1cの底面に押付けられる。このとき、踏段1aの移動速度より早い速度で移動している紐状清掃具11は溝部1cの底面および側面に付着した塵埃や機械油等を拭き取りながら移動する。
塵埃や機械油等を拭き取った紐状清掃具11は第2清掃部ローラ160と緊張ローラ180、駆動ローラ20、第1返しローラ70を経て、洗剤液62に浸された第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100を通過するときに、付着した塵埃や機械油等の洗浄と洗剤液62の含浸がなされ、以下循環移動によって溝部1cの底面の清掃作業を継続する。洗浄液槽61の洗浄液62に混入した塵埃や機械油等はポンプ63によって洗浄液フィルター装置66に送られ、ろ過後循環利用される。
全ての踏段1aの踏面1bの中央部より右側に位置した溝部1cの内面に付着した塵埃や機械油等の洗剤液62による清掃が完了すると、電動機スイッチ201、ポンプスイッチ202を操作し電動機52とポンプ63を停止させ、エスカレーターの手動運転を停止する。
ついで、側板10bを図示しない下部乗降口から上部乗降口2に向かって右側のスカートガード3に隣接させて踏段清掃装置を設置し、図示しない下部乗降口のコムプレート6の櫛板取付孔8を利用してボルト9にてブラケット10を締結する。このとき、踏段清掃装置は踏面1bの中央より右側に位置した複数の溝部1cに対向して紐状清掃具11を配置している。すなわち、上部乗降口2での清掃作業において清掃を実施しなかった溝部1cに紐状清掃具11を配置している。
エスカレーターを図示しない下部乗降口から上部乗降口2に向けて運転を開始すると踏段1aは上部乗降口2に向けて移動する。電動機スイッチ201とポンプスイッチ202を操作し電動機52とポンプ63を駆動させる。
電動機52の回転は減速機51にて減速され駆動ローラ20が踏段1aの移動速度より早い速度で回転する。駆動ローラ20と加圧ローラ30との間に挟まれている紐状清掃具11は第1加圧装置40のバネ45の弾発力により駆動ローラ20に押付けられ、駆動ローラ20の回転に併せて循環移動を開始する。第1返しローラ70を経て、洗浄液62に浸された第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100を通過すると紐状清掃具11には洗剤液62が含浸される。
第5返しローラ110を通過するとき、第5返しローラ110と搾りローラ120との間に挟まれている紐状清掃具11は含浸した洗浄液62のうち余分量を第2加圧装置130の加圧力により搾られ洗浄槽61に返還する。
適量の洗剤液62を含浸した紐状清掃具11は第6返しローラ140、第1清掃部ローラを経て、溝部1cの底面と押圧具172との間に挟まれ押圧装置170の押圧力によって溝部1cの底面に押付けられる。このとき、踏段1aの移動速度より早い速度で移動している紐状清掃具11は溝部1cの底面および側面に付着した塵埃や機械油等を拭き取りながら移動する。
塵埃や機械油等を拭き取った紐状清掃具11は第2清掃部ローラ160と緊張ローラ180、駆動ローラ20、第1返しローラ70を経て、洗剤液62に浸された第2返しローラ80、第3返しローラ90、第4返しローラ100を通過するときに、付着した塵埃や機械油等の洗浄と洗剤液62の含浸がなされ、以下循環移動によって溝部1cの底面の清掃作業を継続する。洗浄液槽61の洗剤液62に混入した塵埃や機械油等はポンプ63によって洗浄液フィルター装置66に送られ、ろ過後循環利用される。
全ての踏段1aの踏面1bの中央部より右側に位置した溝部1cの内面に付着した塵埃や機械油等の清掃が完了すると、電動機スイッチ201、ポンプスイッチ202を操作し電動機52とポンプ63を停止させ、エスカレーターの手動運転を停止する。これによって全ての踏段1aの溝部1cの洗剤液62による清掃が完了する。
紐状清掃具11は、第1加圧装置40、第2加圧装置130、緊張装置190のバネ45、バネ135、バネ196の圧縮を解除し、加圧ローラ軸21、加圧ローラ軸31、第1返しローラ軸71、第2返しローラ軸81、第3返しローラ軸91、第4返しローラ軸101、第5返しローラ軸111、搾りローラ軸121、第6返しローラ軸141、第1清掃部ローラ軸151、第2清掃部ローラ軸161、緊張ローラ軸181の両端部に取付けたビス13と、押圧装置170を締結しているボルト179を取外すことにより交換することができるので汚れ具合に応じて適宜交換することができ、また、溝部1cの内面の汚れ具合に応じて洗浄液槽61の洗剤液62を水に交換しての水拭き、洗浄液槽61を空にしての拭き取り、または乾燥した紐状清掃具11に交換しての乾拭きを選択することもできる。
上記説明したように、この発明の実施の形態1によれば、溝部に対向して配置した紐状清掃具を溝部内部に挿入し、踏段と紐状清掃具を循環移動させながら、さらに溝部の汚れ具合に応じて洗剤拭き、水拭き、拭き取り、乾拭きにより連続して拭き取ることで、溝部の内面に付着した塵埃や機械油等の汚れを有効に除去することができる。
なお、実施の形態1では駆動装置を紐状清掃具の横に配置した構成としたため上部乗降口と下部乗降口での清掃作業が必要であったが、紐状清掃具の上部に駆動装置を配置することにより踏面に形成された全ての溝部に紐状清掃具を対向して配置することが可能となり作業時間の短縮が図ることができる。
また、実施の形態1では洗浄液供給手段として洗浄液を注入した洗浄液槽に紐状清掃具を通過させる構成としたが、噴霧装置によって紐状清掃具に洗浄液を噴霧する構成としてもよい。
また、実施の形態1では、押圧装置によって紐状清掃具を溝部の底面に所定長さ押圧する構成としたが、ブラケットに取付板を枢持した構成とすると踏段清掃装置の自重を受ける清掃部ローラの押圧力により紐状清掃具は溝部の底面に押圧されるので押圧装置がなくても一定の清掃効果を得ることができ、より安価な踏段清掃装置を得ることができる。
また、実施の形態1では櫛板用取付孔にボルトによってブラケットの取付板を締結し踏段清掃装置を配設する構成としたが、踏段清掃装置は乗降口から踏段に向けて配設すればよく、欄干パネルに吸着装置によって固定する配設方法、スカートガードや飾り金の支持部材を利用してボルトで締結する配設方法、乗降口の床板を利用してボルトで固定する配設方法および欄干の構成部材に固定する配設方法等があることは言うまでもない。
本発明の実施の形態1による踏段清掃装置を備えたエスカレーターの説明図 である。 本発明の実施の形態1による踏段清掃装置の側方断面図である。 図1のX方向からの矢視図である。 図1のY方向からの矢視図である。 図4のV−V線における乗客コンベア安全装置の矢視断面図である。 図2のVI−VI線における要部矢視断面図である。 図2のVII−VII線における要部矢視断面図である。 図2のVIII−VIII線における要部矢視断面図である。 図5のIX−IX線における要部矢視断面図である。 図5のX−X線における要部矢視断面図である。 図2のXI−XI線における要部矢視断面図である。
符号の説明
1 踏段、1b 踏面、1c 溝部、6 コムプレート、8 櫛板取付孔、 踏段清掃装置、10 ブラケット、11 紐状清掃具、20 駆動ローラ、30 加圧ローラ、40 第1加圧装置、50 駆動手段、60 洗浄液供給手段、70 第1返しローラ、80 第2返しローラ、90 第3返しローラ、100 第4返しローラ、110 第5返しローラ、120 搾りローラ、130 第2加圧装置、140 第6返しローラ、150 第1清掃ローラ、160 第2清掃ローラ、170 押圧装置、180 緊張ローラ、190 緊張装置。

Claims (5)

  1. 駆動ローラを含む複数のローラに掛け渡されて循環移動する無端状の紐状清掃具を備え
    、この紐状清掃具は循環移動する方向に並行して複数設けられ、前記紐状清掃具を無端状に連接された複数の踏段の各踏面に一連に形成された溝部内にそれぞれ挿入し、前記踏段の移動により前記紐状清掃具を前記溝部内面に連続的に摺接させるようにしたことを特徴とする乗客コンベア踏段清掃装置。
  2. 前記紐状清掃具が循環移動する途中に該紐状清掃具に洗浄液を含浸させる洗浄液供給手段を配接したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベア踏段清掃装置。
  3. 前記紐状清掃具は、前記溝部内において、該紐状清掃具の一部を溝部底面に圧接させる押圧手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の乗客コンベア踏段清掃装置。
  4. 前記紐状清掃具は、前記溝部内において、該紐状清掃具を所定長さに亙って挿入し、かつ溝部内面に摺接させたことを特徴とする請求項記載の乗客コンベア踏段清掃装置。
  5. 前記複数のローラを含む前記紐状清掃具が配設されたブラケットを備え、このブラケットを乗客コンベアの乗降口を形成する床板に設けられた櫛板用取付孔に固定したことを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の乗客コンベア踏段清掃装置。
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