JP4674595B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、セキュリティプリントが可能な画像形成装置に関するものである。
ネットワークに接続された画像形成装置は、同じくネットワークに接続されたクライアント装置などからプリントの指示を受けて画像を形成する。ネットワークには多数の装置が接続されており、画像形成装置は多数の利用者により共用されることが多い。
このように多数の利用者により共用され、ネットワークを通じてプリントの指示を受けて画像を形成する場合、出力した画像は複数の利用者が目にする可能性がある。しかし出力する画像によっては、他人に見られたくない、あるいは他人に見せてはならない場合もある。このような場合に対応するため、従来より、画像形成装置に対してデータを送った本人が画像形成装置本体の操作を行うことにより画像の形成を開始するセキュリティプリントと呼ぶ機能がある。本人が画像形成装置の近くにいれば、出力後に他人が見る可能性を低減することができ、また機密も守ることができる。
セキュリティプリントでは、出力するデータを送信した利用者と、画像形成装置を操作している利用者とが同一人であることを確認しなければならない。そのための方法として、例えば特許文献1や特許文献2では、データ送信時にパスワードあるいはさらにユーザIDを付加して画像形成装置に転送し、画像形成装置で出力指示を行う際にパスワードあるいはさらにユーザIDを入力することにより利用者の確認を行っている。また、例えば特許文献3では、セキュリティプリントを指示した時に画像形成装置から受付番号を返し、その受付番号を画像形成装置に対して入力することにより出力を開始している。
しかし、データの送信時と出力開始時とでパスワードを入力する方法では、データ送信時に入力を間違えると、出力開始時にもともと設定しようとしていたパスワードを入力しても一致せず、出力そのものができなくなってしまう。また、データ送信時にユーザIDを入力する場合、そのユーザIDを間違えると、送信したデータが他人と関連づけられてしまい、セキュリティが維持できないという問題がある。さらに受付番号を入力する方法では、受付番号は利用者が決めたものではないため、利用者が記憶しておくことは困難であり、受付番号を忘れて出力ができなくなったり、受付番号の入力を間違えて他人のデータを出力してしまうという問題があった。
特開平2−268321号公報 特許第3025738号公報 特許第3213853号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、セキュリティプリントの機能を利用する際の利用者の操作負担を軽減するとともに、操作ミスによってセキュリティプリントが利用できなくなったりセキュリティが低下するのを防止した画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、セキュリティプリントの機能を有する画像形成装置において、ログインのためのユーザ情報及び認証情報を記憶する記憶手段と、ユーザからの操作を受け付ける操作手段と、外部の画像形成制御装置からのログインを受け付けるとともにログイン中のユーザについてセキュリティプリントの指示を受け付け、また前記操作手段からのログインおよびセキュリティプリントの選択を受け付けて前記セキュリティプリントを実行する制御手段を有し、前記制御手段は、前記操作手段でセキュリティプリントが選択されると前記画像形成制御装置との通信をオフライン状態にすることを特徴とするものである。
なお、セキュリティプリントの指示を受け付けてから一定時間が経過しても当該セキュリティプリントの実行指示が行われない場合には、当該セキュリティプリントを削除することにより、長期にわたりセキュリティプリントのデータを保持することによるセキュリティの低下を防止するように構成することができる。
また、操作手段からログインを受け付けた後、所定時間放置された場合には、ログインした利用者が装置の周囲に存在しないことが考えられるので、当該ユーザをログアウトすることによりセキュリティを保持するように構成することができる。
本発明では、前記操作手段で前記セキュリティプリントが選択されると前記画像形成制御装置との通信をオフライン状態にしてセキュリティプリントを優先するように構成しているが、このとき、セキュリティプリントの実行完了により前記画像形成制御装置との通信についてオフライン状態を解除するとよい。
本発明によれば、利用者が普段から行っている画像形成装置に対するログインの操作をセキュリティプリントの際の認証に利用することができるので、入力誤りによる不具合の発生を防止することができる。また、既にログインしていたり、認証情報が登録されていれば、改めてユーザIDやパスワードなどの認証情報の入力を行うことなくセキュリティプリントの指示を行うことができ、利用者の操作負担を軽減することができる。さらに、画像形成装置においては、従来のようにセキュリティプリントごとにパスワードなどを管理しなくても、利用者毎に管理すればよいため、管理も容易となるなど、本発明によれば様々な効果がある。
図1は、本発明の実施の一形態を示すブロック図である。図中、1はクライアント装置、2は画像形成装置、11は操作部、12は制御部、13は通信部、14は記憶部、21は記憶部、22は操作部、23は制御部、24は通信部、25は画像形成部である。クライアント装置1と画像形成装置2は通信路を通じて通信可能に接続されている。
クライアント装置1は、画像形成装置2にデータを送信し、プリントさせる制御を行う画像形成制御装置としての機能を有している。そのための構成として、この例ではクライアント装置1は、操作部11、制御部12、通信部13、記憶部14等を含んで構成されている。
操作部11は、ユーザからの様々な操作を受け付ける。その一つとして、ユーザがセキュリティプリントの指示を行った場合、その指示を受け付ける。また、画像形成装置2に対するログインの操作、例えばログインのためのユーザIDおよびパスワードなどの入力を受け付ける。
制御部12は、操作部11からの指示に従い、通信部13を通じて画像形成装置2にプリントを実行させるための制御を行う。プリントの一つの機能としてセキュリティプリントが指示された場合、その時点で画像形成装置2にログインしていなければ、まず画像形成装置2へのログインを行う。その後ログインした状態で、セキュリティプリントの指示を画像形成装置2に対して行う。また、セキュリティプリントが指示された時点でログイン中の場合には、ログインしたままでセキュリティプリントの指示を画像形成装置2に対して行う。このとき、ログインしているユーザの確認を操作部11で受けるように構成してもよい。
制御部12は画像形成装置2に対してログインを行う際には、例えば操作部11で受け付けたユーザIDおよびパスワード等の認証情報を通信部13から画像形成装置2へ送り、ログインを要求する。認証に成功したら、その認証情報を記憶部14に記憶しておき、以後のログインの際には操作部11からの入力を受けずに記憶部14に記憶されている認証情報を画像形成装置2へ送ってログインを要求する。もちろん、毎回、ログインの際に操作部11でユーザからの認証情報を受け付けてもよい。
通信部13は、通信路を通じて通信可能に接続されている、例えば画像形成装置2などとの通信を行う。
記憶部14は、クライアント装置1において様々な情報を記憶することができる。ここでは、画像形成装置2で認証に成功した認証情報(ユーザIDおよびパスワードなど)を記憶する。
画像形成装置2は、例えばクライアント装置1などの外部の装置から受け取ったデータを画像として形成し、出力する。その一つの機能として、セキュリティプリントの機能を有している。図1に示した例では、画像形成装置2は、記憶部21、操作部22、制御部23、通信部24、画像形成部25等を含んで構成されている。
記憶部21は、画像形成装置2において記憶する必要がある様々な情報を記憶することができる。その一つとして、ログインのためのユーザID及びパスワードなどの認証情報を記憶している。このユーザIDおよびパスワードなどの認証情報は、予め登録しておく。認証情報としては、パスワードの他、カードによる認証や生体認証などを行うための情報であってもよい。また記憶部21には、画像を形成すべきデータを記憶しておくことができる。特にセキュリティプリントの際にはユーザIDと対応づけてデータを記憶しておく。
操作部22は、ユーザからの様々な操作を受け付ける。例えば、この画像形成装置2に対するログインのためのユーザIDおよびパスワードの入力を受け付けたり、ログインした状態でセキュリティプリントの実行指示操作などを受け付けることができる。
制御部23は、画像形成装置2の各部を制御し、様々な機能を実現する。その一つとして、セキュリティプリントの機能を実現する。通信部24を通じて例えばクライアント装置1などからセキュリティプリントの指示を受けると、その指示を行ったログイン中のユーザのユーザIDと対応づけてデータを記憶部21に記憶させる。その後、操作部22からユーザがログインし、記憶部21に記憶されているデータの出力を指示(セキュリティプリントの実行指示)することによって、ログインしたユーザに対応づけて記憶されているデータを画像形成部25に渡し、画像を形成して出力させる。これにより、セキュリティプリントを実行することができる。
なお、セキュリティプリントが指示されたデータの機密を保持するため、セキュリティプリントの指示を受け付けてから一定時間が経過しても、そのセキュリティプリントの実行指示が行われない場合には、当該セキュリティプリントが指示されたデータを削除する。また、操作部22からログインした後、何も操作しないまま所定時間放置されている場合には、ログインしたユーザが装置のそばにいないことが想定されるので、自動的にログアウトして他人がセキュリティプリントの実行指示を行わないようにする。さらに、セキュリティプリントはユーザが装置のそばにいるときに実行することが望ましい。そのため、ユーザによるセキュリティプリントの実行指示を受付可能になったら、他の出力によってユーザが長時間待たされることがないように、通信部24による例えばクライアント装置1などの外部装置との通信を一時的にオフライン状態にする。そして、セキュリティプリント完了により、オフライン状態を解除してオンライン状態に復帰するように構成するとよい。
通信部24は、通信路を通じて通信可能に接続されている、例えばクライアント装置1などとの通信を行う。
画像形成部25は、データに従って例えば用紙等の媒体上に画像を形成し、出力する。
次に、本発明の実施の一形態における動作の一例について説明する。ここでは、画像形成装置2において、ユーザ認証のための認証情報が予め登録され、記憶部21に記憶されているものとする。
またクライアント装置1においても、予め画像形成装置2に対してログインを行うための認証情報を登録しておく。図2は、認証情報登録画面の一例の説明図である。例えばドライバソフトウェアのインストール時やユーザ情報の変更時などにおいて、図2に示すような認証情報登録画面において、認証情報としてここではユーザIDおよびパスワードを使用するものとし、ユーザからのユーザIDおよびパスワードの入力を操作部11で受け付ける。「登録」ボタンが操作されると、制御部12は、操作部11で受け付けたユーザIDおよびパスワードを通信部13を通じて画像形成装置2に送り、認証を受ける。画像形成装置2で認証されたら、そのユーザIDおよびパスワードなどの認証情報を記憶部14に記憶しておく。なお、画像形成装置2で認証に失敗した場合や認証情報の登録がキャンセルされた場合には、認証情報は記憶部14に記憶されない。また、画像形成装置2に対してログイン要求により認証を受ける場合には、認証確認後にログアウトしておく。
図3は、クライアント装置1におけるセキュリティプリント時の動作の一例を示すフローチャートである。セキュリティプリントを行う場合には、クライアント装置1では、まずS31においてセキュリティプリントの指定を行ってプリントの指示を行う。図4は、クライアント装置1におけるセキュリティプリント指定時の表示画面の一例の説明図である。ユーザがプリントを指示する際に、例えば図4(A)に示したような表示画面においてセキュリティプリントをONにすることによりセキュリティプリントを指定することができる。この指定およびプリントの指示は操作部11で受け取られ、制御部12に伝えられる。
セキュリティプリントが指定されてプリントが指示されると、制御部12は、S32において、画像形成装置2に対してログイン中であるか否かを判定する。ログイン中でなければ、画像形成装置2に対するログインの処理を行う。ログインのために、まずS33において、クライアント装置1の記憶部14に認証情報が記憶されているか否かを判定する。記憶されていなければ、S34において、例えば図2と同様のログインのための表示画面において、ユーザIDおよびパスワードなどの認証情報の入力を操作部11で受け付ける。
S35では、例えば図2と同様のログインのための表示画面においてキャンセルが指示されたか否かを判断する。キャンセルが指示された場合には、セキュリティプリントを受け付けない。従って、この例ではセキュリティプリントの処理を終了する。あるいは、S31へ戻って、例えば図4に示す表示画面でセキュリティプリントを行うか否かの選択から行うように構成してもよい。この場合には、図4(B)に示すように、セキュリティプリントを指定する項目とともに、ログインのためのユーザIDおよびパスワードなどの認証情報を入力する項目を表示画面中に設けておくとよい。
S34でユーザIDおよびパスワードなどの認証情報の入力を操作部11で受け取り、S35でキャンセルされていない場合には、S36において、操作部11で受け取ったユーザIDおよびパスワードなどの認証情報を通信部13から画像形成装置2へ送信し、ログインを要求する。そしてS37において、例えば画像形成装置2からのレスポンスなどによって、ログインが完了したか否かを判断する。例えばエラーなどによりログインが行えなかった場合には、S34へ戻り、ユーザにログインの操作をやり直してもらう。
ログインが完了したら、S38において、ログインの際に画像形成装置2に送った認証情報を記憶部14に記憶させてログインの際に使用できるようにし、以後、ログインの際にユーザが認証情報を入力しなくてもよいようにする。そしてS43において、セキュリティプリントを指定して、プリントすべきデータを画像形成装置2へ送信して、セキュリティプリントの処理を終える。
S33で記憶部14に認証情報が記憶されていると判断された場合には、S39において、記憶部14に記憶されている認証情報を通信部13から画像形成装置2へ送信し、ログインを要求する。これにより、ユーザにログイン操作の手間をかけずにログインを行うことができる。そしてS40において、例えば画像形成装置2からのレスポンスなどによって、ログインが完了したか否かを判断する。記憶部14に記憶されている認証情報は、一度は画像形成装置2で認証に成功したものであるので、通常は認証に成功する。しかし、画像形成装置2の登録内容が変更された場合など、エラーよりログインが行えなかった場合には、S34に進み、ユーザにログインの操作を行わせる。S40でログインが完了したと判断したら、S43において、セキュリティプリントを指定して、プリントすべきデータを画像形成装置2へ送信して、セキュリティプリントの処理を終える。
一方、S32においてログイン中であると判定された場合には、S41において、ログイン中のユーザの確認を行う。画像形成装置2に対するログインは、プリント以外にも各種の設定を行う場合にも必要となる。そのため、プリントの指示を行う時点で既にログインしている場合があり、その場合には改めてログインの操作を行わず、ユーザの操作負担や操作誤りを軽減する。S41では、ログイン中のユーザの確認を行っている。図5は、クライアント装置1におけるユーザ確認の際の表示画面の一例の説明図である。図5に示す例では、既にログインしているユーザIDを表示し、このままでよいか否かをユーザに問い合わせる。図2に示した表示画面と比較してわかるように、既にログインしている場合にはユーザIDおよびパスワードを入力する欄は表示されない。
S42において、ログインしているユーザの確認がとれたか否かを判定する。例えば図5に示す表示画面であれば、OKが指示されたかキャンセルが指示されたかを判定すればよい。ユーザの確認が済んだら、S43において、セキュリティプリントを指定してプリントすべきデータを画像形成装置2へ送信し、セキュリティプリントの処理を終える。なお、ログイン中であればユーザの確認を行わずにそのままS43へ進んでもよい。
また、S42でユーザの確認がとれない場合には、S33以降のログイン処理に移行する。これにより、別のユーザIDによりログインし直してセキュリティプリントを行うことができる。
このようにして、クライアント装置1では画像形成装置2に対してログインした状態で、画像形成装置2に対するセキュリティプリントの指示を行う。このとき、ログイン中であれば改めてユーザIDなどを入力する必要はない。また、ログイン中でなくても、過去に画像形成装置2で認証された認証情報を記憶しておき、この認証情報を用いてログインすることによりユーザのログイン操作の手間を軽減することができる。さらに、従来のようにセキュリティプリントのためのIDなどは用いないので、プリント指示時にIDを忘れたり、タイプミスが発生してプリントできなくなるといった不具合を軽減することができる。
なお、上述のクライアント装置1におけるセキュリティプリント時の動作例では、認証情報を記憶部14に記憶させておく例を示しているが、記憶せずにログイン時に毎回、認証情報の入力をユーザに要求するように構成してもよい。また、クライアント装置1を複数人で共用している場合などでは、クライアント装置1に対するユーザログイン時のユーザ名などと画像形成装置2に対する認証情報を対応づけておいて、クライアント装置1の使用者に対応した認証情報が使用されるように構成することもできる。
図3に示したクライアント装置1におけるセキュリティプリントの指示は、画像形成装置2において受け付けられる。以下、画像形成装置2における動作の一例について説明する。なお、クライアント装置1からのログイン要求に対する処理は示していないが、クライアント装置1からユーザIDおよびパスワードなどの認証情報を受け取ると、記憶部21に記憶されている認証情報と比較することによりユーザの認証を行い、認証されれば当該ユーザによる特定の機能の利用を許可する。この許可される機能の一つとしてセキュリティプリントが含まれている。
図6は、画像形成装置2におけるプリント指示受信時の動作の一例を示すフローチャートである。外部の例えばクライアント装置1からプリント指示を通信部24を通じて受け取ると、制御部23は、S51において、受け取ったプリント指示の中にセキュリティプリントの指定があるか否かを判定する。ここでは、セキュリティプリントの指定がなければ、S52において、そのまま当該プリント指示に従って画像形成部25でプリントを実行する。
セキュリティプリントの指定がある場合には、S53において、ログイン中のユーザのユーザIDと対応づけて、送られてきたプリントすべきデータを記憶部21に記憶させ、受信時の動作を終了する。セキュリティプリントの場合には、受信しただけではプリントを実行しない。次に説明するように、画像形成装置2においてユーザがプリントの操作を行うことによりプリント出力が行われることになる。
なお、セキュリティプリントが指示されて受信したデータは、一定時間経過しても次のセキュリティプリントの実行指示が行われない場合には削除する。これによって、セキュリティプリントが指示されたデータのセキュリティを保持することができる。また、忘れ去られたデータにより記憶部21の記憶領域が占有されるのを防ぐことができる。
図7は、画像形成装置2におけるセキュリティプリント実行時の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、例えばユーザから操作部22に対してセキュリティプリントを実行するためのメニューの選択が行われたものとして、その際の主な動作について示している。図8は、画像形成装置2におけるプリンタ機能メニュー表示画面の一例の説明図である。図8に示したメニュー画面において、矢印で示した「セキュリティプリント」ボタンをユーザが操作することによって上述のセキュリティプリントを実行するためのメニューの選択とし、図7に示す動作を開始する。
まず制御部23は、S61において、通信部24による外部の装置との通信を行わないオフライン状態とする。これは、セキュリティプリント実行中に他のプリントが挟まったり、プリント出力させようとしているユーザが画像形成装置2のそばに居るにもかかわらず、外部の装置からのプリントデータが到来して、そのプリント出力によりユーザが長時間待たされる状態を防ぐものである。なお、この時点で他のデータをプリント出力中の場合、プリント出力を中断してもよいし、プリント出力に続けてセキュリティプリントのプリント出力が行われてもよい。あるいは、一般のプリント出力が終了してからセキュリティプリントの実行指示操作に移行するようにし、他のプリント出力と確実に区別できるようにしてもよい。
S62において、現在、ユーザがログインの状態にあるか否かを判定する。ログインは、セキュリティプリント以外にも特定の操作を行う場合に必要であり、セキュリティプリントを行おうとする以前に既にログインしている場合がある。S62では、このような場合について判定している。
ログインしていなければ、S63において、ユーザからログインのための入力を受ける。図9は、画像形成装置2におけるログイン画面の一例の説明図である。ここでは登録されているユーザの一覧を表示しており、いずれかを選択すればよい。選択した後、パスワードを入力することにより認証が行われる。
S64において、図9に示すログイン画面でキャンセルが指示されたか否かを判定し、キャンセルが指示された場合にはS72においてオフライン状態を解除し、セキュリティプリントの処理を終了する。キャンセルが指示されていなければS65において、認証が成功してログインが完了したか否かを判断する。ログインが完了していなければS63に戻り、ログインをやり直す。ログインが完了したら、S66へ進む。
S62で既にログイン中であると判断された場合、およびS63でのログインの操作によりS65でログインが完了したと判断された場合には、S66において、出力すべきデータを選択する。図10は、画像形成装置2におけるデータ選択画面の一例の説明図である。図3に示したクライアント装置2におけるセキュリティプリントの動作によって、セキュリティプリントが指示されたデータが画像形成装置2に転送され、記憶部21に記憶されている。このようなセキュリティプリントが指示され、記憶部21に記憶されているデータのうち、ログインしているユーザIDに対応づけられているデータの一覧を、例えば図10に示すように表示する。表示されたデータの一覧から、ユーザは出力するものを選択すればよい。ユーザによる選択を操作部22で受け取り、選択されたデータをプリント出力するものと決定する。なお、S66におけるデータの選択を行わずに、ユーザIDに対応づけられている1ないし複数のデータを一括してプリント出力するようにしてもよい。
S67において、データの選択が完了したか否かを判定し、S68においてタイムアウトをチェック後、S66へ戻ってデータ選択を続ける。S68で行うタイムアウトのチェックは、ログインしてセキュリティプリントの実行を指示できる状態にあるのに、例えばユーザが装置から離れてしまった場合に、他のユーザによる不正使用を防止するためのものである。例えば、S65でユーザによるログインの完了を検出してからの時間や、図7に示すセキュリティプリントの実行のための処理が開始されてからの時間、あるいは最後の操作からの時間などを計測し、所定時間が経過したか否かによりタイムアウトのチェックを行えばよい。S68でタイムアウトが検出されたら、S69において、現在ログイン中のユーザについてログアウトの処理を行い、S72においてオフライン状態を解除し、セキュリティプリントの処理を終了する。
例えば図10に示したデータ選択画面においてプリントボタンを操作するなどによりデータの出力が指示され、S67でデータの選択が完了したと判定されたら、S70において、選択されたデータの画像形成部2によるプリント出力を行う。S71においてプリント出力が完了したか否かを判定し、選択されたデータのプリント出力が完了するまでS70のプリント出力を行う。S71でプリント出力の完了を判定したら、S72においてオフライン状態を解除してオンライン状態に戻し、セキュリティプリントの処理を終了する。なお、S72のオフライン状態の解除は、S67でデータの選択が完了したと判定された直後に行ってもよい。
このようにして、予めクライアント装置1からセキュリティプリントが指示されて転送されているデータを、画像形成装置2に対する操作を行うことでプリント出力させることができる。画像形成装置2に対して操作を行うと言うことは、ユーザが画像形成装置2のそばにいることを示しており、出力された内容の機密を保持することができる。また、セキュリティプリントが指示されているデータのプリント出力操作においては、画像形成装置2に対するログイン操作により認証を行うので、従来のようにセキュリティプリントのために特別なIDなどを記憶しておく必要はなく、データのプリント出力ができなくなるという事態の発生を低減することができる。さらに、セキュリティプリントの実行指示の際に、他の操作などで既にログインを行っていれば、改めてログインの操作を行うことなくセキュリティプリントの実行指示を行うことができるので、ユーザの操作負担を軽減することができる。さらに、一度画像形成装置2で認証を受けておけば、ログインの操作も省略することができ、ユーザの操作負担はさらに軽減される。
セキュリティプリントのプリント出力後は、通常のプリント出力が可能になる。しかし、セキュリティプリントのプリント出力と後続のプリント出力とを確実に区別するため、セキュリティプリントのプリント出力後、例えばある程度の時間だけ後続のプリント出力を停止したり、出力された用紙等がスタッカから除去されたか否かを判断できるセンサが備わっていれば、セキュリティプリントのプリント出力された用紙等が取り去られたことを検出してから後続のプリント出力を開始するようにしてもよい。
なお、上述の動作の説明において示した各表示画面は一例であって、適宜変更することができる。例えば図9に示したログイン画面では、ユーザの一覧を表示せず、ユーザIDを直接入力できるようにしてもよい。また図10に示すデータの一覧についても、データ名などを直接入力するように構成してもよい。逆に図2に示したクライアント装置1におけるログイン画面において図9に示すような一覧の中から選択するように構成することもできる。特にクライアント装置1を複数のユーザで共用している場合に適用するとよい。さらに、クライアント装置1および画像形成装置2のいずれにおけるログインの操作においても、パスワードの代わりに、例えばIDカードからの情報の読み込みや生体認証など、他の認証方式を用いてもよいことは言うまでもない。
本発明の実施の一形態を示すブロック図である。 クライアント装置1における認証情報登録画面の一例の説明図である。 クライアント装置1におけるセキュリティプリント時の動作の一例を示すフローチャートである。 クライアント装置1におけるセキュリティプリント指定時の表示画面の一例の説明図である。 クライアント装置1におけるユーザ確認の際の表示画面の一例の説明図である。 画像形成装置2におけるプリント指示受信時の動作の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置2におけるセキュリティプリント実行時の動作の一例を示すフローチャートである。 画像形成装置2におけるプリンタ機能メニュー表示画面の一例の説明図である。 画像形成装置2におけるログイン画面の一例の説明図である。 画像形成装置2におけるデータ選択画面の一例の説明図である。
符号の説明
1…クライアント装置、2…画像形成装置、11…操作部、12…制御部、13…通信部、21…記憶部、22…操作部、23…制御部、24…通信部、25…画像形成部。

Claims (4)

  1. ログインのためのユーザ情報及び認証情報を記憶する記憶手段と、ユーザからの操作を受け付ける操作手段と、外部の画像形成制御装置からのログインを受け付けるとともにログイン中のユーザについてセキュリティプリントの指示を受け付け、また前記操作手段からのログインおよびセキュリティプリントの選択を受け付けて前記セキュリティプリントを実行する制御手段を有し、前記制御手段は、前記操作手段でセキュリティプリントが選択されると前記画像形成制御装置との通信をオフライン状態にすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記セキュリティプリントの実行完了により前記画像形成制御装置との通信についてオフライン状態を解除することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記セキュリティプリントの指示を受け付けてから一定時間が経過しても当該セキュリティプリントの実行指示が行われない場合には、当該セキュリティプリントを削除することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記操作手段からログインを受け付けた後、所定時間放置された場合には当該ユーザをログアウトすることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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