JP4674565B2 - 光学素子の製造方法 - Google Patents
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Description
本実施例は、本発明における光学素子をプリズムに適用させたものであり、図1から図9を用いて説明を行う。
図10および図11を用いて実施例2について説明する。この実施例2は、光学素子の形態がシリンドリカルレンズ11であるため、前述の実施例1と異なる。なお、前述の実施例1と同等の構成については、実施例1と同様の符号を付し、本実施例2における説明を省略する。
図12を用いて実施例3について説明する。この実施例3は、光学素子の形態が、複数の光学素子からなる光学素子群である点で、前述の各実施例と異なる。なお、前述の各実施例と同等の構成については、各実施例と同様の符号を付し、本実施例3における説明を省略する。
図13および図14を用いて実施例4について説明する。この実施例4は、ストッパー部4を光学素子周辺の壁面16で代用している。なお、前述の各実施例と同等の構成については、前述の各実施例と同様の符号を付し、本実施例4における説明を省略する。
図15を用いて実施例5について説明する。この実施例5は、光学素子(シリンドリカルレンズ11)に加えて光導波路18を一体に形成する点で、前述の実施例4と異なる。なお、前述の各実施例と同等の構成については、前述の各実施例と同様の符号を付し、本実施例5における説明を省略する。
図16から図18を用いて実施例6について説明する。この実施例6は、ストッパー部4の形状が、複雑である点で前述の各実施例と異なる。なお、前述の各実施例と同等の構成については、前述の各実施例と同様の符号を付し、本実施例6における説明を省略する。
前述の実施例1から実施例6では、熱酸化を行う際の温度を1100℃程度とした。熱酸化の温度を1100℃とした理由は、一般的な酸化炉が1200℃程度の温度にまで耐えられるシリカガラスを用いているためである。しかしながら、1200℃以上の高温であっても耐えられる酸化炉を用いるならば、シリコン酸化物が融解しない程度の高温で熱酸化を行っても良い。
2 プリズム
3 柱構造体
4 ストッパー部
5 連結部(台座部)
6 周囲溝
7 酸化膜マスク
8 トレンチ
9 輪郭構造体
10 酸化残り
11 シリンドリカルレンズ
12 両凹レンズ
13 両凸レンズ
14 メニスカスレンズ
15 平凹レンズ
16 壁面
17 不純物添加層(エピタキシャル層)
18 光導波路
Claims (22)
- パターニングしたマスク(7)を用いてシリコン基板(1)の基板面をエッチングし、光学素子(2,11,12,13,14,15,18)を形成するための基となる光学素子形成体であって、複数の構造体が各構造体間にトレンチ(8)を隔てて該基板面上に並設されてなる複数の柱構造体(3)と、該複数の柱構造体(3)に連結するとともに、該複数の柱構造体(3)を内包する輪郭構造体(9)とを該基板面上に形成する第1工程と、
前記光学素子形成体を酸化する工程であって、該光学素子形成体が酸化され始めてから、前記柱構造体(3)が酸化されるまでの第2工程と、
前記第2工程の後、該第2工程において酸化され残った前記輪郭構造体の一部(10)が酸化されるまでの第3工程とからなる光が透過可能なシリコン酸化物で構成される光学素子の製造方法であって、
前記第2工程が終了した時点において、前記トレンチ(8)が残っており、
前記第3工程において、前記輪郭構造体(9)は、少なくとも前記柱構造体(3)の並設方向に対する変形を、前記光学素子形成体における前記柱構造体(3)の並立方向側端面に一体形成されたシリコン基板(1)の一部であるストッパー(4)により抑制されることを特徴とする光学素子の製造方法。 - 前記ストッパー(4)により前記柱構造体(3)の並立方向側への膨張を抑制されたシリコン酸化物は、前記トレンチ(8)に流入することを特徴とする請求項1に記載の光学素子の製造方法。
- 前記第3工程が終了した時点で、前記トレンチ(8)が完全に埋まらず空隙として残っており、シリコン酸化膜の成膜処理により該空隙を埋めることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学素子の製造方法。
- 前記ストッパー(4)は、前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)への入射光の入射面および出射面以外の面に接することを特徴とする請求項1〜3いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記ストッパー(4)は、前記柱構造体(3)の並立方向に直交する方向に対して凸形状または凹形状を有することを特徴とする請求項1〜4いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記第3工程において、前記ストッパー(4)は、前記酸化され残った輪郭構造体の一部(10)が酸化されることによる前記柱構造体(3)の並設方向に対する前記輪郭構造体(9)の変形を抑制することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)へ入射される光は、前記柱構造体(3)の並立方向に直交する側の端面に入射されることを特徴とする請求項1〜6いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)の前記シリコン基板側端面は、前記シリコン基板(1)の延設方向に対して連続する凹凸形状を有する状態であることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)の前記シリコン基板側端面は、光軸に対して垂直な方向に連続する凹凸形状を有する状態であることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 複数の前記柱構造体(3)は、前記シリコン基板(1)の上面において光軸に対し平行に延設されていることを特徴とする請求項1〜9いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)の前記シリコン基板側端面は、該光学素子(2,11,12,13,14,15,18)と同形状のシリコン基板(1)からなる連結部(5)に連結していることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)は、前記シリコン基板(1)に形成された凹部に存在するとともに、該光学素子(2,11,12,13,14,15,18)への入射光側および出射光側の端面と、該凹部の壁面(16)とは間隔を隔てていることを特徴とする請求項1〜11いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)の該光学素子(2,11,12,13,14,15,18)への入射光側および出射光側の端面以外の端面が、該凹部の壁面(16)に接しており、前記輪郭構造体(9)の変形は該壁面(16)により抑制されることを特徴とする請求項12に記載の光学素子の製造方法。
- 前記第3工程が終了した時点で、前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)は、上下方向の厚さが10μm以上であることを特徴とする請求項1〜13いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)は、不純物が上下方向において濃度分布をもつようにして添加されていることを特徴とする請求項1〜14いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記不純物はゲルマニウム(Ge)、リン(P)、スズ(Sn)、ホウ素(B)の少なくともいずれか1つを含むことを特徴とする請求項15に記載の光学素子の製造方法。
- 前記シリコン基板(1)に、レンズ(2,11,12,13,14,15)と光導波路(18)とスリットのうちの少なくとも一つを含む複数の光学部品を作り込んだことを特徴とする請求項1〜16いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記第1工程における前記トレンチ(8)の幅および前記柱構造体(3)の幅は、前記第3工程の熱酸化において該トレンチ(8)内がシリコン酸化物で充填されると同時に、前記輪郭構造体(9)がシリコン酸化物となる寸法としたことを特徴とする請求項1〜17いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記第1工程において多数並設されるトレンチ(8)は、光軸に対し平行に延設されていることを特徴とする請求項1〜18いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記第1工程は、反応性イオンエッチングにて前記トレンチ(8)を形成し、該トレンチ内壁に保護用酸化膜を形成し、さらに、該トレンチ底部の保護用酸化膜をエッチングした後に該底部から反応性イオンエッチングにより該トレンチ(8)を更に深くすることにより、1以上のアスペクト比を有するトレンチ(8)を形成するようにしたことを特徴とする請求項1〜19いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 上下方向において不純物濃度を変えたシリコン基板(1)に対し前記トレンチ(8)を形成することにより前記光学素子(2,11,12,13,14,15,18)に含まれる不純物を該光学素子(2,11,12,13,14,15,18)の上下方向において濃度分布をもたせたことを特徴とする請求項1〜20いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
- 前記第3工程における酸化は、前記シリコン酸化物をアニール可能な温度で行われ、
前記トレンチ(8)を挟んで対向する前記柱構造体(3)同士が融着することを特徴とする請求項1〜21いずれか1項に記載の光学素子の製造方法。
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