JP4674362B2 - 水硬性の結合材と骨材を撹拌混合した組成物を袋詰めした製品 - Google Patents

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発明の詳細な説明
本発明は、水硬性の結合材と骨材を撹拌混合した組成物を、透水性を有するシートで袋詰めした製品に関する。
セメントや既調合のモルタルなど、水硬性の結合材を袋詰めした製品では、現場における作業性や作業環境を向上するためにその包装についての工夫が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−85565号公報(第2頁)
特許文献1に開示された製品によれば、水硬性の結合材を主成分とする組成物を、フイルム形成能および水溶性を有する包装用袋で包装することにより、結合材が入った製品を袋ごと混練容器に投入できるため、開封の煩わしさや粉塵の飛散による作業環境の悪化を解消することができる。
しかしながら、従来の製品は、上記の通り開封工程は省略されるが、製品と水を混練容器に投入した後で従前と同じ混練工程が必要であり、現場における作業量を大幅に軽減するものではなかった。
例えば、家庭用または応急用途として簡易の壁を形成する場合について説明すると、レンガなどの構造材料を並べ、その上に混練したセメントやモルタルを塗布し、その上から更に構造材料を積層するという作業を繰り返して壁を形成してゆく。このように、セメントやモルタルなどを用いて構造物を形成する場合、構造材料の準備と、セメントやモルタルなどの混練及び塗布作業の両方が必要であり、これらの作業が煩雑であるという課題があった。
花壇の壁や雨水の浸入を防止するための壁を応急的に形成する場合など、相当の強度が必要でない構造物を形成する場合、できるだけ迅速に、且つ容易に作業が行えることが好ましい。これを実現するためには、構造材料としての機能と結合材としての機能が一体化できればよい。
そこで本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、製品自体を構造材料として使用でき、且つ結合材としての役割も担わせることができる袋詰めの製品を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の請求項1に記載の袋詰めの製品は、透水性を有するシ ートで形成された包装用袋と、これに充填される水硬性の結合材及び骨材を撹拌混合した 組成物を主要成分とする組成物と、から構成される袋詰めの製品において、前記透水性を 有するシートは、メッシュまたは孔を有する構造であり、そのメッシュ径または孔径は、 少なくとも前記結合材の粒径よりも大きく、且つ前記骨材の粒径よりも小さい径であるこ とを特徴とする。
上記構成によれば、積層した製品同士を簡易に接着させるための結合材を効果的に浸出させることができる。
本発明の袋詰めの製品によれば、製品自体を構造材料として使用でき、且つ結合材としての役割も担わせることができるので、相当の強度を要しない構造物を容易に迅速に形成することができる。
以下、本発明の実施の形態における袋詰めの製品について、図面を用いて詳細に説明する。本実施の形態では、結合材としてセメント、骨材として砂または砂利を用いた製品を例に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における袋詰めの製品の外観を示す斜視図である。図に示すように、本実施の形態の袋詰めの製品は、透水性のシートで形成された袋体10に、結合材であるセメントと骨材である砂または砂利を予め撹拌混合した組成物が所定量封入されている。袋体10のシートは、透水性を有するように、メッシュや孔を含む構造の紙や布、樹脂などで形成されている。具体的には、不織布や濾紙、樹脂製メッシュシートなどが適用可能である。袋体10両端の開口部は、接着剤または高周波圧着などの方法にて封止されている。このように、粒子状の結合材と骨材が袋体10に封入された製品は、袋体10に柔軟性があるため、例えば、封止部分を折り曲げるなどして略直方体の形状に整えることができる。
一方、図2に示すように、プレス加工などにより予め袋体10を略直方体となるように成型しておき、その後組成物を封入して封止してもよい。この場合は、図1に示す場合に比較して、より寸法のばらつきの少ない直方体の製品とすることができるので、後述する製品の積層が行いやすい。
次に、上記構造の袋詰めの製品を用いた構造物の形成方法について説明する。ここでは、例として、概略寸法が縦20cm、横10cm、高さ8cm程度の略直方体となるように組成物が封入された製品を用いて、花壇の壁や雨水の浸入を防止するための壁を形成する場合の例について説明する。
はじめに、所望の形状の壁となるように製品を積み重ねていく。図3は、上記の製品を積層させて構造物を形成した例を示す図である。
前述のように、製品の形状には柔軟性があるため、積み重ねる際に上から手などで加圧したり、製品を数回摺動させたりして製品同士が十分に密着するようにする。
製品を積層して所望の形状が完了したら、構造物の上部から水を噴霧する。この際、ジョウロやホースなどを用いて、水滴が均一に分散して製品に噴霧されるようにする。適量の水が噴霧されると、袋体の透水性シートから製品内に水が入ると共に、シートのメッシュまたは孔の部分から水硬性の結合材であるセメントの一部が袋体10の外表面へ浸出する。この作用について説明する。
図4は、袋詰めの製品の断面形状を模式的に示す図である。袋体10の内側には、結合材であるセメント20と、骨材である砂または砂利30が撹拌混合された状態で封入されているので、セメントと砂または砂利はほぼ均一に分散されている。袋体10の透水性シートにはメッシュまたは孔による開口部11が形成されており、この開口径は、結合材であるセメントの粒径より大きく、且つ骨材である砂や砂利の粒径より小さくなるように調整されている。そのため、製品内部に入り込んだ水によりセメントが硬化して砂や砂利を固定すると共に、製品内を通過する水によってセメント粒子だけが製品の外表面に浸出する。一方、粒径の大きな骨材は製品外に浸出することはない。浸出したセメントは、製品の上下で接触する双方の袋体10を簡易に接着する。このように、水を噴霧して適切な時間が経過すると製品内部と製品同士の接触部分が簡易に接着されて構造物全体が固化する。尚、形成された構造物に対して更なる強度が必要な場合は、一旦、固化した後に構造物表面にセメントやモルタルを塗布して仕上げてもよい。
以上のように、本発明の袋詰めの製品によれば、製品を所望の形状に積層して水を噴霧するだけで製品内部の固化及び製品同士の簡易接着が行われるので、相当の強度を必要としない用途に適する構造物を簡単な作業で容易に迅速に形成することができる。
尚、本発明の袋詰めの製品は、透水性のシートで形成された袋体を使用しているため、湿度の高い環境では、結露などにより水硬性の結合材が固化してしまう場合もあるため、使用前の製品をビニル製袋などで包装しておき、使用時に剥がして使用するようにすることが好ましい。
ところで、以上の実施の形態ではセメントを結合材とし、砂または砂利を骨材とする製品について説明したが、結合材並びに骨材はこれに捕らわれるものではない。特に、結合材は水硬性材料であればどのようなものでもよく、例えば、種々のセメント、骨材が既調合となったセメントモルタル、セメントを配合した仕上げ塗材、石膏、しっくい、水硬性樹脂など、あらゆる水硬性材料が適用可能であることは言うまでもない。
本発明にかかわる袋詰めの製品は、製品自体を構造材料として使用でき、且つ結合材としての役割も担わせることができるので、構造物を迅速に容易に形成できるという効果を有し、相当の強度を必要としない用途の構造物の形成において有用である。
本発明の実施の形態における袋詰めの製品の外観を示す斜視図 別の袋詰めの製品の外観を示す斜視図 製品を積層させて構造物を形成した例を示す図 袋詰めの製品の断面形状を模式的に示す図
10 袋体
11 袋体に形成された開口部
20 結合材
30 骨材

Claims (1)

  1. 透水性を有するシートで形成された包装用袋と、
    これに充填される水硬性の結合材及び骨材を撹拌混合した組成物を主要成分とする組成物 と、から構成される袋詰めの製品において、
    前記透水性を有するシートは、メッシュまたは孔を有する構造であり、
    そのメッシュ径または孔径は、少なくとも前記結合材の粒径よりも大きく、且つ前記骨材 の粒径よりも小さい径であることを特徴とする袋詰めの製品。
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