JP4673819B2 - 携帯端末装置および防塵パッキン部材の貼り付け方法 - Google Patents

携帯端末装置および防塵パッキン部材の貼り付け方法 Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末装置および防塵パッキン部材の貼り付け方法に関し、特に、LCDパネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け作業を容易且つ確実に行なうことのできる携帯端末装置および防塵パッキン部材の貼り付け方法に関するものである。
近年の携帯電話機には、比較的大型のLCDパネル(液晶表示パネル)を備えているものが多い。そして、このようなLCDパネルを携帯電話機に取り付ける場合には、両面に粘着部材が塗布された両面テープ(以下、「両面粘着シート」という)を使用して、携帯電話機のフロントケースに貼り付ける方法が主に採用されている。また、このLCDパネルには、携帯電話機のフロントケースの内部などに塵や埃などのゴミや水の浸入を防止するための防塵および防水用のパッキン部材も貼り付けられている。
[従来の両面粘着シートおよび防塵パッキン部材の構成]
ここで、図8−1、図8−2を参照して、従来から使用されている両面粘着シートの構成について説明する。図8−1は、両面粘着シート20の全体構成を示す平面図を、図8−2は、両面粘着シート20の要部である縦断面図をそれぞれ示している。
図8−1および図8−2に示すように、従来の両面粘着シート20には、LCDパネル9(図10)の大きさとほぼ同一形状(同じ幅寸法)に形成されている表裏両面に粘着層を有する両面粘着シートが使用される。
また、同図に示すように、この両面粘着シート20を構成するシート部21の大半の領域は、LCDパネル9の表示部9a(図10)に対応する矩形状の開口部22として形成され、その他の領域(図中に示すハッチングの部分)の表裏両面は粘着層を有する領域となっている。なお、実際には、この両面粘着シート20(シート部21)の粘着層が外部と触れないように、この粘着層には剥離紙が設けられる。
次に、図9−1、図9−2を参照して、防塵パッキン部材30の構成について説明する。図9−1は、防塵パッキン部材30の全体構成を示す平面図を、図9−2は、防塵パッキン部材30の要部である縦断面図をそれぞれ示している。
図9−1および図9−2に示すように、防塵パッキン部材30は、全体が矩形状に形成され開口部32を有するとともに、LCDパネル9の表示部9a(図10)の外縁部に沿って貼り付け固定する構成となっているため、LCDパネル9の表示部9aの大きさ(外形寸法)よりも僅かに小さい外形寸法を有する。
また、この防塵パッキン部材30は、LCDパネル9の表示部9aに、この防塵パッキン部材30を貼り付けるために、防塵パッキン31と両面粘着層33とから成る2層構造となっている。すなわち、防塵パッキン部材30の裏面に位置する両面粘着層33の一端面(図9−2の左側)がLCDパネル9の表示部9aに貼着される貼り付け面となる。
[従来の防塵パッキン部材の貼り付け方法の概要]
次に、従来の防塵パッキン部材30の貼り付け方法の概要について簡単に説明する。図10は、従来の両面粘着シート20および防塵パッキン部材30の貼り付け手順の一例を説明する図である。また、図11は、従来の防塵パッキン部材30が貼り付けられたLCDパネル9の取り付け手順を説明する図である。(1)すなわち、先ず、図10に示すように、LCDパネル9の表面部に対して、両面粘着シート20の裏面を専用の治具を使用して貼り付ける。
(2)次に、LCDパネル9の表示部9aの所定位置(両面粘着シート20の開口部22の内縁部)に防塵パッキン部材30の裏面(両面粘着層33)を専用の治具を使用して貼り付ける。以上説明した、(1)、(2)により、防塵パッキン部材30と、この防塵パッキン部材30を貼り付けたLCDパネル9を可動フロントケース7(図11)に取り付けるための両面粘着シート20の貼り付け作業を行なうことができる。
以下、図11に示すように、防塵パッキン部材30が貼り付けられたLCDパネル9を両面粘着シート20の粘着層を利用して、可動フロントケース7に取り付け固定する。これにより、防塵パッキン部材30を設けたLCDパネル9を携帯電話機Pの可動フロントケース7に取り付けることができる。
また、この種のパッキン部材などのシール材に関する貼り付け構造について、例えば、特許文献1には、シール貼り付け面にシール材を両面テープにより貼り付け固定するとともに、貼り付け面の端部のみ粘着剤を除く構造について開示されている。具体的には、粘着剤を有するシール材の先端部を粘着剤を取り除いた非粘着部とすることにより、このシール材の先端部をシール材を剥がす時の摘み代として利用できるため、本構造によると、シール材の貼り付け強度を強くできるうえ、シール材の剥がし作業の容易化を図ることができる。
また、例えば、特許文献2には、弾接部と取着部とを一体に有するガスケットの表面に無電解メッキ膜を形成することで、筐体の隙間を塞ぐことのできるガスケットについて開示されている。本構造によると、筐体の隙間を通じて筐体内に電磁波が漏洩することを防止できるシール特性を得ることができる。
特開2001−356598号公報 実開平6−82893号公報
ところが、上述した従来例で示したLCDパネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け構造の場合には、以下に示すような問題がある。すなわち、上述したように携帯電話機Pの可動フロントケース7に対して、防塵パッキン部材30をLCDパネル9に貼り付ける際には、LCDパネル9に両面粘着シート20を貼付固定した後に、専用の治具を使用して、防塵パッキン部材30をLCDパネル9に貼り付けるようにしている。
ところが、この場合、両面粘着シート20の材質は、軟質材であるため変形し易いことから、専用の治具を使用しても、この両面粘着シート20をLCDパネル9に貼り付け固定する際には、余分な手間が必要となるため、作業性の点で問題がある。
また、同様に、防塵パッキン部材30の材質も、軟質材であるため変形し易いことから、専用の治具を使用しても、この防塵パッキン部材30をLCDパネル9に貼り付ける際には、余分な手間が必要となるため、作業性の点で問題がある。
また、上述した従来技術として開示された公知例(特許文献1、特許文献2)の場合においても、シール材の剥がし作業の効率化を図ることができたり、シール材による気密性を図ることができるが、シール材の貼り付けに関する課題を解決するには至らないという問題がある。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、LCDパネルに対する防塵用のパッキン部材(シール)の貼り付け作業を容易且つ確実に行なうことのできる携帯端末装置および防塵パッキン部材の貼り付け方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、表示パネルを有する筐体を備える携帯端末装置であって、前記表示パネルを前記筐体に取り付けるための両面粘着シートを備え、前記両面粘着シートは、前記表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、前記表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、前記両面粘着シートが有する両面粘着層の一部を共有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、上記発明において、前記両面粘着シートは、前記表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、当該両面粘着層のうちの一方の粘着層は、表示パネルに貼り付けられ、他方の粘着層は、前記筐体に貼り付けられるとともに、前記表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、前記両面粘着層の一方の粘着層の一部を共有することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、上記発明において、前記両面粘着シートの所定位置には、前記防塵パッキン部材が配設される領域以外の防塵パッキン部材および/または両面粘着層の領域を不要領域として切り離すための切り欠き部が形成されることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、上記発明において、前記防塵パッキン部材は、前記表示パネルの表示領域と前記筐体に対する当該表示パネルの貼り付け領域との境界位置に配設されることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、表示パネルを有する携帯端末装置における防塵パッキン部材の貼り付け方法であって、前記表示パネルに対して、防塵パッキン部材および両面粘着層が一体的に形成された両面粘着シートを貼り付ける両面粘着シート貼付工程と、前記表示パネルのうち表示領域を含む所定の領域について、前記防塵パッキン部材及び/または前記両面粘着層を取り除く不要領域取り除き工程と、を含むことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、両面粘着シートは、表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、両面粘着シートが有する両面粘着層の一部を共有するので、表示部パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け作業を専用の治具を使用することなく容易且つ確実に行なうことができるうえ、両面粘着シートの両面粘着層を防塵パッキン部材の粘着層として、共有することができ、これにより、両面粘着シートと防塵パッキン部材とを別体部品とすることがなく、この結果、部品点数の低減によりコストダウンを図ることができる。
また、請求項2の発明によれば、両面粘着シートは、表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、当該両面粘着層のうちの一方の粘着層は、表示パネルに貼り付けられ、他方の粘着層は、筐体に貼り付けられるとともに、表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、両面粘着層の一方の粘着層の一部を共有するので、請求項1の発明と同様に、防塵パッキン部材の貼り付け作業を容易且つ確実に行なうことができるうえ、両面粘着シートと防塵パッキン部材とを別体部品とすることがなく部品点数の低減を図ることができる。
また、請求項3の発明によれば、両面粘着シートの所定位置には、防塵パッキン部材が配設される領域以外の防塵パッキン部材および/または両面粘着層の領域を不要領域として切り離すための切り欠き部が形成されるので、切り欠き部を利用して防塵パッキン部材として必要な領域以外の部分を不要領域として切り離すことができるため、容易且つ効率的に表示パネルの所定の位置に防塵パッキン部材を設けることができる。
また、請求項4の発明によれば、防塵パッキン部材は、表示パネルの表示領域と筐体に対する当該表示パネルの貼り付け領域との境界位置に配設されるので、容易に所定の位置に防塵パッキン部材を配設することができるうえ、この防塵パッキン部材により、携帯電話機の内部に塵や埃などのゴミや水が浸入することを確実に防止することができる。
また、請求項5の発明によれば、表示パネルに対して、防塵パッキン部材および両面粘着層が一体的に形成された両面粘着シートを貼り付ける両面粘着シート貼付工程と、前記表示パネルのうち表示領域を含む所定の領域について、前記防塵パッキン部材及び/または前記両面粘着層を取り除く不要領域取り除き工程とを含むので、請求項1の発明と同様に、防塵パッキン部材の貼り付け作業を容易且つ確実に行なうことができるうえ、両面粘着シートと防塵パッキン部材とを別体部品とすることがなく、これにより、部品点数の低減によりコストダウンを図ることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る携帯端末装置の好適な実施例を詳細に説明する。ここで、本実施例では、携帯端末装置の一例として携帯電話機への適用例を示す。なお、以下に示す実施例によりこの発明が限定されるものではない。
[携帯電話機Pを示す外観斜視図]
図1は、本発明の実施例である携帯電話機Pを示す外観斜視図である。同図に示すように、本実施例の携帯電話機Pは、ヒンジ部1により折り畳み自在に連結された固定側筐体2と該固定側筐体2とほぼ同等サイズに形成された可動側筐体5とを備える。また、固定側筐体2は、固定リアケース3と固定フロントケース4とが組み付けられた2層構造となっている。また、可動側筐体5も可動リアケース6と可動フロントケース7とが組み付けられた2層構造となっている。
また、送話用として用いられる固定側筐体2は、テンキー(0〜9)、各種の機能キー(モード設定キー)などの操作キー8などを備えており、受話用として用いられる可動側筐体5は、表示部9aを有するLCDパネル(液晶表示装置)9、スピーカなどを内蔵した受話部10、カメラ用の撮影窓11などを備えている。
[可動側筐体5の内部構成の一例を示す分解斜視図]
図2は、可動側筐体5の内部構成の一例を示す分解斜視図である。同図に示すように、可動側筐体5は、箱形状の可動リアケース6と、この可動リアケース6の開口部の位置に組み付け固定される箱形状の可動フロントケース7とを備えている。
また、これら可動リアケース6と可動フロントケース7の内部には、LCDユニット12(液晶ディスプレイ)と基板13とが配置された状態で組み付けられる。また、可動フロントケース7の内面部7aには、防塵パッキン部材50が貼り付けられたLCDパネル9が両面粘着シート40により貼り付け固定されることとなる。
ここで、本発明の特徴は、可動フロントケース7に対するLCDパネル9の貼り付けとLCDパネル9に対する防塵パッキン部材50の貼り付けとを兼用する両面粘着シート40の構成にある。
具体的には、従来では、別体であった両面粘着シートと防塵パッキン部材とを一体化した2層構造とすることで、両面粘着シート40の両面粘着層41をLCDパネル9に対する防塵パッキン部材50の粘着層として共有する構成としている。以下、この両面粘着シート40の構成を中心として、本実施例における防塵パッキン部材の取り付け構造について詳細に説明する。
[両面粘着シート40の構成]
図3−1は、両面粘着シート40の全体構成を示す平面図を、図3−2は、両面粘着シート40の要部の拡大断面図をそれぞれ示している。
図3−1に示すように、両面粘着シート40と防塵パッキン部材50は、LCDパネル9(図4)の全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成されている。また、防塵パッキン部材50を構成する防塵パッキン51の一端面51aが両面粘着シート40の両面粘着層41の一端面41aに対して貼り付けられている(図3−2)。また、両面粘着層41の他端面41bは、LCDパネル9に対する貼り付け面となる。従って、この両面粘着シート40は、両面粘着層41と防塵パッキン51を有する防塵パッキン部材50とが一体化された2層構造となっている。
ここで、図中に示すAの範囲は、防塵パッキン部材50の境界線となっており、この矩形状の境界線の範囲が、実際に防塵パッキン部材50として使用する部位となる。また、図中に示すBの範囲は、両面粘着シート40として使用する境界線となっており、この領域は、可動フロントケース7の内面部7aに対して貼り付けられる粘着層の領域となる。
このため、防塵パッキン部材50として使用する領域以外の領域は不要領域(X領域、Y領域、Z領域)となり、この不要領域は各領域の境界線(例えば、スリット部などを形成する)で切り離して取り除くこととなる。
[防塵パッキン部材50の貼り付け方法]
次に、図4〜図7を参照して、防塵パッキン部材50の貼り付け方法について説明する。図4から図7は、携帯電話機Pにおける防塵パッキン部材50の貼り付け方法の一例を示す説明である。このうち、図4は、両面粘着シートの貼り付け手順を説明する図を、図5は、両面粘着シートの不要領域の切り離し手順をそれぞれ説明する図である。また、図6−1は、図5のt1部の構成を示す断面図を、図6−2は、図5のt2部の構成を示す断面図を、図6−3は、図5のt3部の構成を示す断面図をそれぞれ示している。また、図7は、防塵パッキン部材50が貼り付けられたLCDパネルの貼り付け手順を説明する図を示している。
先ず、(1)図4に示すように、LCDパネル9の表面部に両面粘着シート40を構成する両面粘着層41の他端面41b(図3−1)を貼り付ける作業を行なう。これにより、LCDパネル9は、このLCDパネル9に貼り付けられた両面粘着シート40の両面粘着層41を使用して、このLCDパネル9を可動フロントケース7(図7)に取り付けることができる。
ここで、同図に示すように、両面粘着シート40の形状は、従来の両面粘着シート20(図8−1)のように開口部22を有する形状ではなく、LCDパネル9の全領域を被覆するほぼ同一形状および大きさを有しているため、LCDパネル9に両面粘着シート40を貼り付ける際に、この両面粘着シート40が変形したりズレたりすることがない。このため、従来のように、専用の治具を使用することなく容易且つ、確実にLCDパネル9に対して、両面粘着シート40を貼り付けることができる。
(2)次に、図5に示すように、不要となるX領域、Y領域、Z領域(両面粘着層41、防塵パッキン51)を剥がして取り除く作業を行なう。すなわち、LCDパネル9の表面部に貼り付られたX領域、Y領域、Z領域を、それぞれ順に剥がして、防塵パッキン部材50とLCDパネル9を可動フロントケース7に貼り付ける貼着面を残す作業を行なう。具体的には、防塵パッキン部材50として使用される領域の内方に位置するX領域を剥がして切り離す。同様に、防塵パッキン部材50として使用される領域の下方に位置するY領域を剥がして切り離す。さらに、LCDパネル9の外周側に位置するZ領域を剥がして切り離すこととなる。
これにより、図5において、図中のt1部は、X領域の防塵パッキン51を含む両面粘着層41およびY領域の防塵パッキン51を含む両面粘着層41がそれぞれ剥がされて取り除かれるため、この部分は両面粘着層41と防塵パッキン51の両者が存在しないLCDパネル9のみの構成となる(図6−1参照)。
また、図5において、図中のt2部は、LCDパネル9の外周側に位置するZ領域の防塵パッキン51が剥がされて取り除かれるため両面粘着シート40は、両面粘着層41のみの構成となり、このZ領域に対応する両面粘着層41が可動フロントケース7の内面部7aに対する貼着面となる(図6−2参照)。すなわち、防塵パッキン51が剥がされることで、両面粘着層41が露出するため、この両面粘着層41の一端面41a(図3−2)により、LCDパネル9を可動フロントケース7に貼り付け固定することができる。
また、図5において、図中のt3部は、剥がし領域がない範囲であり、防塵パッキン51を含む両面粘着層41がそのまま存在するため、この矩形状の範囲が防塵パッキン50を含む両面粘着層41として残留することとなり、この部分が防塵パッキン部材50を構成する部分となる(図6−3参照)。
以上の作業手順により、LCDパネル9の表示部9aには、防塵パッキン部材50のみを貼り付け固定した状態で残すことができる。また、このLCDパネル9を可動フロントケース7に貼り付けるための貼り付け領域(両面粘着層41)をそのままの状態で確保することができる。
(3)最後に、図5の状態となったLCDパネル9を反転(図中裏表を逆にする)させ、図7に示すように、このLCDパネル9上に貼り付け固定された両面粘着シート40の両面粘着層41(一端面41a)を可動フロントケース7の内面部7aに貼り付け固定する。
以上説明したように、本実施例では、両面粘着シート40を構成する防塵パッキン51および両面粘着層41をLCDパネル9の形状および大きさとほぼ同一形状に形成するとともに、両面粘着層41と防塵パッキン51とを一体化した2層構造から構成することにより、両面粘着シート40の両面粘着層41の一部をLCDパネル9に対する防塵パッキン部材50の粘着面として共有する構成としているので、LCDパネル9に対する両面粘着シート40および防塵パッキン部材50の貼り付け作業を専用の治具を使用することなく容易且つ確実に行なうことができるうえ、両面粘着シート40の両面粘着層41を防塵パッキン部材50の粘着層として利用することができる。
[他の実施例]
なお、上述した実施例では、ヒンジ構造による折り畳み方式の携帯電話機への適用例として説明したが、実施例で示したヒンジ構造に限らず、その他各種のヒンジ構造に、本発明を適用できる。例えば、スライド方式や平面内回転方式の連結部構成によって固定側筐体に対して可動側筐体を重ね合わせ自在とした携帯電話機を対象とすることもできる。
また、折り畳み方式でない単体で構成された携帯電話機にも本発明を適用することができる。また、本実施例では、防塵および防水を図るための防塵パッキン部材を適用するものとして説明したが、その他、気密性などを図るための各種シール材の構造に本発明を適用することができる。
また、本実施例では、携帯端末装置として、携帯電話機への適用例として説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、PDA(PersonalDigitalAssistants)のような小型情報処理端末、小型音楽再生装置、携帯型テレビ、携帯型ゲーム機等の他の各種携帯端末装置の表示パネルを対象として適用することができる。
(付記1)表示パネルを有する可動側筐体と連結部を介して重ね合わせ自在に連結される固定側筐体とを備える携帯端末装置であって、
前記表示パネルを前記可動側筐体に取り付けるための両面粘着シートを備え、
前記両面粘着シートは、
前記表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、
前記表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、前記両面粘着シートが有する両面粘着層の一部を共有することを特徴とする携帯端末装置。
(付記2)前記両面粘着シートは、
前記表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、当該両面粘着層のうちの一方の粘着層は、表示パネルに貼り付けられ、他方の粘着層は、前記可動側筐体に貼り付けられるとともに、
前記表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、前記両面粘着層の一方の粘着層の一部を共有することを特徴とする付記1に記載の携帯端末装置。
(付記3)前記両面粘着シートの所定位置には、前記防塵パッキン部材が配設される領域以外の防塵パッキン部材および/または両面粘着層の領域を不要領域として切り離すための切り欠き部が形成されることを特徴とする付記1または2に記載の携帯端末装置。
(付記4)前記防塵パッキン部材は、
前記表示パネルの表示領域と前記可動側筐体に対する当該表示パネルの貼り付け領域との境界位置に配設されることを特徴とする付記1、2または3に記載の携帯端末装置。
(付記5)前記両面粘着シートの所定位置には、前記表示パネルの表示領域の形状に合わせた不要となる領域を切り離すための切り欠き部が形成されることを特徴とする付記1、2または3に記載の携帯端末装置。
(付記6)前記両面粘着シートの所定位置には、前記可動側筐体に貼り付けられる貼り付け面となる領域の形状に合わせた切り離し用の切り欠き部が形成されることを特徴とする付記1、2または3に記載の携帯端末装置。
(付記7)表示パネルを有する携帯端末装置における防塵パッキン部材の貼り付け方法であって、
前記表示パネルに対して、防塵パッキン部材および両面粘着部材が一体的に形成された両面粘着シートを貼り付ける両面粘着シート貼付工程と、
前記防塵パッキン部材が配置された領域以外の防塵パッキン部材および両面粘着部材の領域を不用領域として取り除く不要領域取り除き工程と、
を含むことを特徴とする防塵パッキン部材の貼り付け方法。
以上のように、本発明に係る携帯端末装置および防塵パッキン部材の貼り付け方法は、防塵パッキン部材などのパッキンシートを備えた携帯端末装置に有用である。
本実施例の携帯電話機を示す外観斜視図である。 可動側筐体の内部構成の一例を示す分解斜視図である。 両面粘着シートの全体構成を示す平面図である。 図3−1の要部を示す拡大断面図である。 両面粘着シートの貼り付け手順を説明する図である。 両面粘着シートの不要領域の切り離し手順を説明する図である。 図5のt1部の構成を示す断面図である。 図5のt2部の構成を示す断面図である。 図5のt3部の構成を示す断面図である。 LCDパネルの貼り付け手順を説明する図である。 従来の両面粘着シートの全体構成を示す平面図である。 図8−1の要部を示す縦断面図である。 従来の防塵パッキン部材の全体構成を示す平面図である。 図9−1の要部を示す縦断面図である。 従来の両面粘着シートおよび防塵パッキン部材の貼り付け手順を説明する図である。 従来のLCDパネルの取り付け手順を説明する図である。
符号の説明
P 携帯電話機
1 ヒンジ部
2 固定側筐体
3 固定リアケース
4 固定フロントケース
5 可動側筐体
6 可動リアケース
7 可動フロントケース
7a 内面部
8 操作キー
9 LCDパネル(液晶表示装置)
9a 表示部
10 受話部
11 撮影窓
20、40 両面粘着シート
30、50 防塵パッキン部材
31、51 防塵パッキン
33、41 両面粘着層

Claims (5)

  1. 表示パネルを有する筐体を備える携帯端末装置であって、
    前記表示パネルを前記筐体に取り付けるための両面粘着シートを備え、
    前記両面粘着シートは、
    前記表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、
    前記表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、前記両面粘着シートが有する両面粘着層の一部を共有することを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記両面粘着シートは、
    前記表示パネルの全領域を構成する形状および外形寸法とほぼ同一に形成された防塵パッキン部材および両面粘着層との2層構造からなり、当該両面粘着層のうちの一方の粘着層は、表示パネルに貼り付けられ、他方の粘着層は、前記筐体に貼り付けられるとともに、
    前記表示パネルに対する防塵パッキン部材の貼り付け面は、前記両面粘着層の一方の粘着層の一部を共有することを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記両面粘着シートの所定位置には、前記防塵パッキン部材が配設される領域以外の防塵パッキン部材および/または両面粘着層の領域を不要領域として切り離すための切り欠き部が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記防塵パッキン部材は、
    前記表示パネルの表示領域と前記筐体に対する当該表示パネルの貼り付け領域との境界位置に配設されることを特徴とする請求項1、2または3に記載の携帯端末装置。
  5. 表示パネルを有する携帯端末装置における防塵パッキン部材の貼り付け方法であって、
    前記表示パネルに対して、防塵パッキン部材および両面粘着層が一体的に形成された両面粘着シートを貼り付ける両面粘着シート貼付工程と、
    前記表示パネルのうち表示領域を含む所定の領域について、前記防塵パッキン部材及び/または前記両面粘着層を取り除く不要領域取り除き工程と、
    を含むことを特徴とする防塵パッキン部材の貼り付け方法。
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