JP4673579B2 - 表示装置 - Google Patents

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本発明は、表示装置に関する。
近年の情報通信分野における急速な技術開発の進展に伴い、CRTに代わるフラットディスプレイに大きな期待が寄せられている。なかでも有機ELディスプレイは、高速応答性、視認性、輝度などの点に優れるため盛んに研究が行われている。
1987年に米国コダック社のTangらによって発表された有機EL素子は、有機薄膜の2層積層構造を有し、発光層にトリス(8−キノリノラト)アルミニウム(以下「Alq」と略称する)を使用し、10V以下の低電圧駆動で緑色の発光を生じ、1000cd/mと高輝度が得られた(例えば、非特許文献1参照)。発光効率は1.5ルーメン/Wであった。
以降、急速に実用化に向けた研究が進められ、正孔注入電極と電子注入電極に挟まれた有機層が1〜10層程度の様々な積層型の有機EL素子が開発されてきている。
有機EL材料に関しても、多岐に渡る低分子化合物を真空蒸着法等により薄膜形成する方法のみならず、高分子系化合物をスピンコート法、インクジェット、ダイコート、フレキソ印刷といった方法で薄膜形成して有機EL素子を作成する方法が提案されている。
なお、特許庁のホームページに、「技術分野別特許マップ作成委員会」によって作成された有機EL素子に関する技術情報が掲載されており、いわゆる基本特許や、さまざまな材料、製法、デバイス構造、駆動方法、カラー化技術、耐久性向上、用途などに関し、特許出願公開や登録特許などを引用し統括的に報告が行なわれている。
有機ELディスプレイに用いられる有機EL素子基板は、基板上に陽極が形成され、陽極の上に薄膜状の有機化合物が積層され、その有機化合物の層の上に、基板上に形成された透明な陽極と対向するように陰極が形成された構造である。有機EL素子は、陽極と陰極との間に配置された有機化合物の層に電流が供給されると自発光する電流駆動型の表示素子である。以下、積層される有機化合物の薄膜を有機薄膜層と記す。陽極、複数の有機薄膜層および陰極を重ねて配置した個所が表示画素となる。そして、透明な陽極から光を取り出し、所望の画像を表示させる。
ところで、有機EL表示装置は電流駆動素子を使用しており、パッシブ駆動型有機EL表示装置では、各行が選択された時間内で瞬間発光する必要がある。その結果液晶デバイス等の電圧駆動型表示素子を使用する場合と比較して大電流が電極に流れ込むことになる。
従って、陰極配線及び陽極配線を低抵抗にすることが重要となる。パネルの大型化、高精細化、高輝度化が進むとこれらの配線の更なる低抵抗化が必要となってくると同時に、これらの配線と接続される補助配線との間のコンタクトや駆動回路接続端子と補助配線との低抵抗化が課題となって来ている。これに関し、有機EL表示装置の陰極配線と接続される陰極補助配線について、開示された先行技術がある(例えば、特許文献1)。
この先行技術では、駆動回路接続端子に透明電極材料を用い、かつ、陰極材料と陰極補助配線材料とを同一とする。この場合、陰極材料と陰極補助配線材料との接続前に陰極表面や陰極補助配線表面が酸化されなければ、陰極と陰極補助配線とのコンタクト抵抗の問題は解消する可能性が大きくなる。
また、製造時のベークによる金属電極の接触抵抗の増加を解消しようとする有機エレクトロルミネセンス表示素子が開示されている(例えば、特許文献2)。そのため、透明基板に設けられた引出し電極の表層にバリア層を形成し、その引出し電極は有機発光層を介して透明基板の上に積層された金属電極にバリア層を介して接触させる。
引出し電極は、Cr、Al、Cu、Ag、Au、Pt、Pd、Ni、Mo、Ta、Ti、W、C、Fe、In、Ag−Mn、Zn等の金属質導電材料で形成される。バリア層は耐熱変質性の良好な高融点金属、貴金属、酸化物、窒化物又は酸窒化物で形成される。
よって、層間絶縁膜形成時等の際に加熱を行っても、引出し電極と金属電極との接触抵抗が低く維持され、低電圧で駆動できると説明している。また、密着性改善層を介して引出し電極を形成するとき、透明基板に対する引出し電極の密着性が向上し、引出し電極と金属電極と良好な導通状態が維持される。
一方、陽極配線は通常、透明導電膜で形成されるためITO(Indium Tin Oxides)等の金属酸化膜が用いられる。このような金属酸化膜は一般的に金属と比べて比抵抗が高いため、配線抵抗の低抵抗化が困難である。従って、表示領域外に金属材料からなる陽極補助配線を設けて低抵抗化を図ることが可能である。
陽極補助配線を設けた有機EL表示装置の構成について図7を用いて説明する。図7は有機EL表示装置に用いられる有機EL素子基板の構成を示す上面図である。
透明導電膜により複数の陽極配線1が形成されている。この陽極配線1の基板端側にはそれぞれの陽極配線1に対応して陽極補助配線26が形成される。陽極補助配線26は陽極配線1の上に重ねられるようにパターニングされる。これにより、陽極配線1と陽極補助配線26が接続される。陽極補助配線26は陽極配線1よりも比抵抗の低い金属膜により形成されるため、配線抵抗を低減することができる。このとき、陰極補助配線21に対応するパターンも同時に形成する。
陽極補助配線26及び陰極補助配線21には比抵抗の低いAl又はAl合金が主に用いられる。さらにその上層及び下層にはバリア層として、例えば、高融点金属膜が用いられる。Alの下層の高融点金属膜は透明導電膜とのコンタクト抵抗を良好にするため形成される。Alの上層の高融点金属膜は、後の工程においてAlが酸化等により変質して、コンタクト抵抗が劣化するのを防ぐために形成される。
この上から画素電極に対応する開口部23を有する絶縁膜22を形成する。絶縁膜22には例えば、感光性のポリイミド樹脂が用いられる。この開口部23を形成する工程では、陰極補助配線21と陰極配線5を接続するためのコンタクトホール25が形成される。そして、陰極配線5を分離するため、逆テーパ構造の隔壁10を形成する。その上から図示しない有機薄膜層を形成し、さらにその上から陰極配線5を形成する。陰極配線5は隔壁10により分離され、陽極配線1と交差するように形成される。この陰極配線5と陽極配線1とが交差する位置に設けられた開口部23において有機薄膜層に電流が流れ発光する。
陰極補助配線21及び陽極補助配線26は例えば、FPC等と接続するための金属パッドとして用いられる。例えば、陰極補助配線21及び陽極補助配線26の上に異方性導電膜(以下、ACF)を貼り付け、さらにACFの上からFPC等を重ね合わせて圧着する。これにより、FPC等と金属パッドである陰極補助配線21又は陽極補助配線26が接続され、陽極配線1に電流を供給することができる。陰極補助配線21及び陽極補助配線26は金属により形成されるため、ITOなどの金属酸化物から形成される透明導電膜を金属パッドとして用いた場合よりも配線抵抗及び外部配線との接続抵抗を低減することができる。
しかしながら、金属からなる陽極補助配線26又は陰極補助配線21を外部配線と接続するための金属パッドとして用いる構成では以下のような問題点があった。金属からなる陰極補助配線21及び陽極補助配線26が製造工程中あるいは製造工程後に腐食してしまうことがある。そして、金属の腐食が発生すると、腐食部分が時間ともに徐々に広がっていき、FPC等の外部配線との接続抵抗や配線抵抗を劣化させてしまう。よって、金属腐食が発生した配線のみ抵抗が劣化して、表示ムラが生じてしまう。特に、外部配線と接続している部分の全体又は大部分が腐食してしまうと、接続抵抗の劣化が著しくなってしまう。この金属の腐食は、例えば、FPC等の外部配線に含まれている不純物に起因して発生し、発生箇所から徐々に金属パッド全体に広がっていく。このように、従来の有機EL表示装置では、接続抵抗が劣化し、表示特性が劣化するおそれがあるという問題点があった。
特開平11−317292号公報 特開2001−351778号公報 Appl.Phys.Lett.,51,913(1987)
このように従来の有機EL表示装置では、抵抗の劣化により表示特性が劣化するおそれがあるという問題点があった。
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、抵抗の劣化による表示特性の劣化が低減された表示装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる表示装置は、外部配線と重ねあわされる端子部において、基板(例えば、本発明の実施の形態における基板11)上に、導電性の金属酸化物層(例えば、本発明の実施の形態における透明導電膜パターン29)が配置され、該金属酸化物層に積層されるように複数の金属パッド(例えば、本発明の実施の形態における金属パッド41)が配置され、前記複数の金属パッドが、互いに分離されて前記金属酸化物層の反基板側表面に配置され、前記金属酸化物層と前記複数の金属パッドとはそれぞれ導電接続され、前記金属パッドの反基板面側において、前記外部配線(例えば、本発明の実施の形態におけるFPC62)が異方導電性膜を介して前記複数の金属パッドと導電接続されてなるものである。これにより、抵抗の劣化による表示特性の劣化を低減することができる。
本発明の第2の態様にかかる表示装置は、上述の表示装置において、前記金属酸化物層の長手方に沿って、複数の金属パッドが配置されてなるものである。これにより、抵抗の劣化による表示特性の劣化を低減することができる。
本発明の第3の態様にかかる表示装置は、上述の表示装置において、前記金属酸化物層の幅方向に、複数の金属パッドが並置されてなるこれにより、抵抗の劣化による表示特性の劣化を低減することができる。
本発明の第4の態様にかかる表示装置は、上述の表示装置において、前記金属酸化物層の上に形成された金属層は、前記複数の金属パッドと該金属パッドから分離された補助配線部を形成してなり、該補助配線部は、前記複数の金属パッドより表示領域側であって、前記外部配線の端部より表示領域側に設けられているものである。これにより、配線の抵抗を低減することができる。
本発明の第5の態様にかかる表示装置は、上記第4の態様において、前記異方性導電膜の表示領域側の端部が、前記補助配線部より反表示領域側に位置しているものである。これにより、簡易な構成で抵抗の劣化による表示特性の劣化が低減された表示装置を提供することができる。
本発明の第6の態様にかかる表示装置は、基板上に陽極配線と有機薄膜層と陰極配線とが順に積層された有機EL発光素子を有する表示装置において、前記陽極配線及び前記陰極配線の夫々の基板端子側において該陽極配線及び陰極配線の夫々に接続された補助配線を有し、前記補助配線は、基板上に配置された導電性の金属酸化物層と、その上に形成された前記金属酸化物よりも抵抗の低い金属層とを有し、前記補助配線の基板端部側において、前記金属層は互いに分離された複数の金属パッドとして形成されており、前記複数の金属パッドと前記外部配線とが異方性導電膜を介して接続されてなる。これにより、簡易な構成で抵抗の劣化による表示特性の劣化が低減された表示装置を提供することができる。
本発明の第7の態様にかかる表示装置は、上記第6の態様において、前記複数の金属パッドのうち少なくとも1個の金属パッドが、前記外部配線の表示領域側の端部よりも表示領域側に配置されてなるものである。
本発明の第8の態様にかかる表示装置は、上記第6又は第7の態様において、前記補助配線の金属酸化物層の上に形成された金属層は、金属パッドと分離された補助配線部を有し、該補助配線部は異方性導電膜の端部より表示領域側に設けられているものである。
本発明の第9の態様にかかる表示装置は、上記第6乃至第8の態様において、前記金属酸化物層の長手方向に沿って、複数の金属パッドが配置されてなるものである。
本発明によれば端子部における電極の耐候性及び耐腐食性を改善し、電子デバイスとしての長期信頼性性能を向上せしめた表示装置を提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明が以下の実施形態に限定されるものではない。説明の明確化のため、以下の記載は、適宜、省略及び簡略化がなされている。又、当業者であれば、以下の実施形態の各要素を、本発明の範囲において容易に変更、追加、変換することが可能であろう。尚、各図において同一の符号を付されたものは同様の要素を示しており、適宜、説明が省略される。
本実施の形態にかかる有機EL表示装置の有機EL発光素子が形成されている素子基板について図1を用いて説明する。図1は有機EL表示装置の素子基板の構成を示す平面図である。1は陽極配線、5は陰極配線、10は隔壁、11は基板、21は陰極補助配線、22は絶縁膜、23は開口部、25はコンタクトホール、26は陽極補助配線、27は補助配線部、28は金属パターン、29は透明導電膜パターンである。本発明では陰極補助配線21が透明導電膜パターン29とその上に設けられた金属パターン28との2層構造をしている。40は陰極補助配線21の端子部である。
基板11上には、基板11の表面に接するように複数の陽極配線1が形成されている。複数の陽極配線1はそれぞれ平行に形成されている。基板端部側において、陽極配線1の上にはそれぞれの陽極配線1に対応された陽極補助配線26が形成されている。基板端部側において、陽極補助配線26はFPC(Flexible Printed Circuit board)やTCP(Tape Career Package)等の外部配線と接続するための金属パッドとして機能する。すなわち、陽極補助配線26の上に異方性導電膜(以下、ACF)を貼り付け、さらにACFの上から外部配線を重ね合わせて圧着する。これにより、外部配線と金属パッドである陽極補助配線26とが接続される。この外部配線を介して、駆動回路から陽極配線1に電流を供給することができる。陽極配線1と同じ層には透明導電膜パターン29が形成されている。陽極補助配線26と同じ層には金属パターン28が形成されている。
金属パターン28は陰極配線5の本数に対応して形成されている。金属パターン28は陰極配線5と垂直な方向に分離されている。金属パターン28のうち表示領域側に設けられている部分は補助配線部27となる。一方、金属パターン28のうち基板端側に設けられている部分は外部配線と接続するための端子部40となる。端子部40にはFPCやTCP等の外部配線と接続するための金属パッドが形成されている。この端子部40の周辺の構成については後述する。
陽極配線1及び透明導電膜パターン29は例えば、ITO等などの透明導電膜により形成される。陽極補助配線26及び金属パターン28は多層構造又は単層構造の金属膜により形成される。例えば、下からMo層、Al層、Mo層の順番で陽極補助配線26及び金属パターン28となる積層金属膜が構成される。陽極配線1と交差するように陰極配線5が配置され、陰極配線5の基板端側には陰極補助配線21が形成されている。陽極補助配線1、陽極補助配線26及び陰極補助配線21が形成された基板上には、絶縁膜22が形成される。絶縁膜22の膜厚は、例えば、0.7μmである。絶縁膜22には、陽極配線1と陰極配線5とが交差する位置(すなわち表示画素となる位置)に開口部23が設けられている。
表示領域の外側には陰極補助配線21と陰極配線5とを接続するため、絶縁膜22にコンタクトホール25が形成されている。このコンタクトホール25において、陰極配線5と陰極補助配線21とが接続される。陰極補助配線21の基板端側に配置された端子部40において、陰極補助配線21がACFを介して外部配線及び外部配線と接続された駆動回路と接続される。これにより、開口部23において陽極配線1と陰極配線5に挟まれる有機薄膜層に電流を流すことができ、有機薄膜層が発光する。この開口部23が設けられている領域が表示領域となり、所望の画像を表示することができる。
絶縁膜22の上層には、複数の有機薄膜層(有機化合物層)、陰極配線5が順に積層される。従って、有機薄膜層は陰極配線5と陽極配線1に挟まれる構成となる。ただし、図1では有機薄膜層の図示を省略している。また、有機薄膜層を形成する前に、隣接する陰極配線同士を区分する分離構造体(以下、隔壁10と記す。)が設けられる。隔壁10は、陰極配線5を蒸着等により形成する前に、所望のパターンに形成される。例えば、図1に示すように、陽極配線1と直交する複数の陰極配線5を形成するため、陽極配線1と直交する複数の隔壁10が陽極配線1の上に形成される。
隔壁10は、逆テーパ構造を有していることが好ましい。すなわち、基板11から離れるにつれて断面が広がるように形成されることが好ましい。これにより、隔壁10の側壁及び立ち上がり部分が蒸着の陰となり、陰極配線5を区分することができる。隔壁10は例えば、高さが3.4μmで、幅が10μmで形成することができる。
隔壁10が形成された後、有機薄膜層が蒸着法あるいは塗布法等により形成される。さらに有機薄膜層の上から金属を蒸着する。蒸着された金属膜は逆テーパ構造の隔壁10により分断され、複数の陰極配線5が形成される。陰極配線5となる金属膜は隔壁10の外側には形成されないようマスクを用いて蒸着される。有機EL素子基板は上述のような構成を備えている。
この素子基板と捕水材が形成された対向基板とが対向配置される。対向する面に設けられたシール材で素子基板と対向基板とを貼り合わせ、有機EL素子が設けられた空間を封止する。そして、配線の接続端子に外部配線を接続し、駆動回路を実装することにより有機EL表示パネルが形成される。
次に基板端側に設けられた端子部40の構成について図2を用いて説明する。図2(a)は端子部40の周辺を含めて拡大して示す上面図であり、1本の透明導電層パターン29に着目して図示している。図2(b)は端子部40を拡大して示す断面図である。41は金属パッド、42は切断部、51は対向基板、53は対向基板51と基板11とを貼り合わせるためのシール材、61はACF、62はFPC、63はFPC62に設けられた導電層、66は水分等の浸入を防ぐためのカバー樹脂である。また、図2において65はACFの表示領域側の端部を示している。図2において左側が表示領域側であり、右側が基板端側である。
本実施の形態では、陰極補助配線21が透明導電膜パターン29と透明導電膜パターン29の上に設けられた金属パターン28との積層構造となっている。図2に示すように、端子部40において、FPC62と接続するための金属パッド41を複数設けている。すなわち、端子部40において、配線方向と垂直に金属パターン28を切断する切断部42を設け、金属パターン28を分離することにより複数の金属パッド41を形成している。複数の金属パッド41は配線方向に沿って、一列に配置されている。
複数の金属パッド41は透明導電膜パターン29の上に直接設けられているため、透明導電膜パターン29と電気的に接続されている。このように互いに分離された金属パッド41を複数形成することにより、たとえ腐食が発生したとしても、その腐食箇所が広がるのを防ぐことができる。すなわち、1つの金属パッド41で腐食が発生した場合であっても、隣接する金属パッド41とは金属パターン28が分離されているため、隣接する金属パッド41に金属の腐食が拡大することを防止できる。これにより、金属の腐食の拡大に基づく抵抗の劣化を低減できる。よって、金属パッド41が腐食しても抵抗の劣化による配線の電気的特性を維持することができる。
図2に示す例では9つの金属パッド41を配線が設けられた方向に沿って配置している。金属パッド41は透明導電膜パターン29が露出している領域の上に形成され、透明導電膜パターン29の上に直接配置される。金属パッド41の上にはACF61が圧着されている。金属パッド41はACF61と十分密着して、十分な接続抵抗が得られる程度の大きさで形成することが好ましい。
ここでは、金属パッド41を200μm×200μmの幅で形成している。金属パッド41の大きさは、例えば、ACF61に含まれる導電性粒子の大きさ、ACF61との密着性を考慮した大きさにするようにする。例えば、ACF61に含まれる導電性粒子の大きさよりも金属パッドを十分大きくすることが好ましい。また、あまり金属パッド41の面積が大きいと、腐食の拡大による抵抗の劣化が大きくなってしまうからである。
一般に金属膜の比抵抗は透明導電膜の比抵抗よりも低く、電流が流れやすい。従って、切断部42の幅を狭くすることによって、配線全体として抵抗を低減することができる。すなわち、陰極補助配線21の抵抗を低減することができ表示品質を向上することができる。また、切断部42の幅をパターニング精度以上で形成することによって、隣接する金属パッド41が接触するのを防ぐことができる。ここでは金属パターンのパターニング精度から切断部42を10μmとして形成して、配線の抵抗を低減させている。すなわち、隣接する金属パッド41には10μmの隙間が設けられている。この切断部42では透明導電膜パターン29が最上層に露出する。切断部42の幅は抵抗の劣化を低減するため10μm以下とすることが好ましい。
図2では陰極配線5の方向に沿って、9個の金属パッド41を一列に配置している。この9個の金属パッド41は平行に設けられている。そして、左から3個目の金属パッド41の上にはFPC62の端部が設けられている。すなわち、FPC62は、表示領域側の端部が左から3個目の金属パッド41の上に配置されるよう取り付けられる。従って、FPC62の表示領域側の端部よりも内側にはさらに2つの金属パッドがある。
そして、最も表示領域側にある金属パッド41の上にはACFの端部65が配置される。FPC62の基板側には、導電層63が設けられている。この導電層63が上からACF61に接触するように設けられる。この導電層63を介して金属パッド41の電流が供給される。金属パターン28は透明導電膜パターン29が露出してしまう領域にはカバー樹脂66を設けている。カバー樹脂66は透水性の低い樹脂であり、陰極補助配線21や封止された空間に水分等が侵入するのを防ぐ。
最も表示領域側の金属パッド41よりも内側に補助配線部27が形成されている。補助配線部27及び金属パッド41は金属パターンの一部として形成されている。すなわち、補助配線部27及び金属パッド41は同じ工程により形成される。補助配線部27はシール材の内側まで延在して設けられている。すなわち、シール材53は補助配線部27の上に配置される構成となる。なお、補助配線部27をシール材53の内側に配置してもよい。そして補助配線部27は陰極配線5の方向に沿って、図1に示すコンタクトホール25の内側まで形成される。金属パターン28の比抵抗は透明導電膜パターン29の比抵抗よりも低いため、配線方向に沿って補助配線部27を設けることによって、陰極補助配線21の配線抵抗を低減することができる。
さらに、金属パッド41と補助配線部27とを分離して配置し、補助配線部27をFPC62よりも内側に設けることによって、FPC62に含まれている不純物によって発生する腐食が補助配線部27に対して発生するのを防ぐことができる。これにより、配線抵抗の劣化を防ぐことができる。さらに、ACFの端部65よりも表示領域側に設けることによって、ACF65に含まれる不純物に起因して発生する腐食が補助配線部27に対して発生するのを防ぐことができる。これにより、配線抵抗の劣化を防ぐことができる。
FPC62の導電層63には駆動回路(図示せず)が接続されている。そして、金属パッド41を介して駆動回路からの電流が陰極補助配線21に供給される。図2において外部配線はFPC62を用いたがもちろん駆動回路が実装されたTCPを用いてもよい。もちろん、上述の金属パッドの数、大きさ等は一例であり、上述のものに限られるものではない。さらに複数の金属パッドには様々な配置が考えられる。複数の金属パッドの配置例を図、図及び図にそれぞれ示す。図、図及び図は金属パッドの配置例を模式的に示す上面図である。
に示す配置では、図2に示す配置に対して金属パッド41をさらに配線と平行な方向に分離している。これにより、1つの金属パッド41の面積を小さくすることができ、腐食が発生したとしても腐食が広がる領域を狭くすることができる。さらに図に示す配置では、金属パッドにおいて、補助配線部27を細くしている。そして、補助配線部27の細い部分の両側に金属パッド41をそれぞれ配置している。また、図に示す配置では補助配線部27をコの字状に形成している。そしてコの字状の部分の内側に金属パッド41を配置している。このように、複数の金属パッド41は様々な配置をすることができる。
なお、上述の説明では陰極補助配線21の端子部に複数の金属パッド41を設けたが、陽極補助配線26に対して複数の金属パッドを形成してもよい。すなわち、陽極補助配線26の基板端側に複数の金属パッドを形成することにより、陽極配線側でも抵抗の劣化を防ぐことができる。
次に、図を用いて、本実施例にかかる有機ELディスプレイの製造方法について説明する。図は、本実施例にかかる有機ELディスプレイの製造方法の一例を示すフローチャートである。
まず、基板11上に陽極配線1及び透明導電膜パターン29となるITO膜を成膜する(ステップS101)。基板11として、例えばガラス基板等の透明基板を用いる。ガラス基板としては、たとえばソーダライムガラスを使用することができる。ITO膜の厚さは通常50〜200nmである。より好ましくは100〜150nmである。典型的には、DCスパッタ法により作製した厚さ150nmのITO膜である。ITO膜は、一般的には、このほか、真空蒸着法、イオンプレーティング法等の物理的気相成長法(PVD)で作製することができる。この説明ではITO膜を使用する。もちろんITO以外にもIZO等の透明な金属酸化物からなる導電膜でもよい。
ITOはスパッタや蒸着によって、ガラス基板全面に均一性よく成膜することができる。フォトリソグラフィー及びエッチングによりITO膜をパターニングして、陽極配線1を形成する(ステップS102)。レジストとしてはフェノールノボラック樹脂を使用し、露光現像を行う。エッチングはウェットエッチングあるいはドライエッチングのいずれでもよいが、例えば、塩酸及び硝酸の混合水溶液を使用してITOをパターニングすることができる。レジスト剥離材としては例えば、モノエタノールアミンを使用することができる。これにより、陽極配線1及び透明導電膜パターン29が形成される。
次にMo層、Al層、Mo層の積層金属膜をDCスパッタ法により成膜する(ステップS103)。これらは連続して成膜することができる。積層金属膜は、このほか、真空蒸着法、イオンプレーティング法等の物理的気相成長法(PVD)、電解めっき、無電解めっき等のめっき法で作製することができる場合がある。
上層及び下層のMo層の厚さはそれぞれ、通常50〜200nmであり、Al層の厚さは、通常200〜400nmである。Moの代わりにMo合金を用いると耐腐食性が向上する。Mo合金としては、2成分系のMo−W、Mo−Nb、Mo−V、Mo−Taなどを用いることが好ましい。
Alの代わりにAl合金を用いることもできる。Al,Al合金のいずれかよりなる層として純Alを適用する場合には、ヒロックの発生を抑制するため、成膜温度を100℃以下にすることが好ましい。Al合金を使用する場合、Al−Ndを使用するとキュア時に低抵抗化できる点で好ましい。さらに、Al−Si、さらに、3成分系のAl−Si−Cu等も適用可能である。ここでは、Mo、Al、Moの3層の組み合わせを使用することとする。
その後、積層金属膜をパターニングする(ステップS104)。例えば、フォトリソ工程でレジストをパターニングし、積層金属膜をエッチングし、レジストを剥離する。この場合のレジストも、本発明の趣旨に反しない限り、公知のどのようなものを使用してもよい。
エッチングには、たとえば燐酸、酢酸、硝酸の混合水溶液よりなるエッチング液を使用することができる。レジストの剥離についても、本発明の趣旨に反しない限り、公知のどのような剥離剤を使用してもよい。
Mo層およびAl層はこのエッチング液で一括エッチングが可能である。これにより陽極補助配線26が形成される。また、この工程により、金属パターン28を形成する。同じ工程で陽極補助配線26及び金属パターン28を形成することにより製造工程を簡略化できる。よって、これら工程で陰極補助配線21がパターニングされる。なお、ITOの成膜工程(ステップS101)の前に、基板全面にシリカコート膜を形成してもよい。
次に、陽極配線1、金属パターン28及び陽極補助配線26を設けた基板11の面に上から絶縁膜22を成膜する(ステップS105)。例えば、感光性のポリイミドの溶液をスピンコーティングにより塗布する。この絶縁膜22の膜厚は、例えば、0.7μmになるようにすればよい。この絶縁膜22をパターニングする(ステップS106)。例えば、絶縁膜の層をフォトリソグラフィー工程、現像工程でパターニングした後、キュアし、表示画素となる位置の絶縁膜を除去し、開口部23を設ける。後述するステップS109で形成される陰極配線5と、陽極配線1との交差部分が表示画素となる。
同時に陰極配線5と陰極補助配線21とを接続するコンタクトホール25を形成する。例えば、画素に対応する開口部は300μm×300μm程度で形成する。陰極配線5と陰極補助配線21とのコンタクトホール25は例えば、200μm×200μm以下で形成する。画素開口部が300μm×300μm程度の場合、陰極と補助配線とのコンタクト形成部を200μm×200μm以下とすると、素子全体の大きさに影響を与えなくて済むため好ましい。
続いて、絶縁膜(ポリイミドの層)の表面において、64本の陰極配線5を分離配置できるように隔壁10を形成する(ステップS107)。なお、図1では、配線の本数について減らして模式的に図示している。隔壁10は、絶縁膜の上層にノボラック樹脂、アクリル樹脂膜等の感光性樹脂を塗布することにより形成する。例えば、感光性樹脂をスピンコートして、フォトリソグラフィー工程でパターニングした後、光反応させて陰極隔壁を形成する。陰極隔壁が逆テーパ構造を有するようネガタイプの感光性樹脂を用いることが望ましい。
ネガタイプの感光性樹脂を用いると、上から光を照射した場合、深い場所ほど光反応が不十分となる。その結果、上から見た場合、硬化部分の断面積が上の方より下の方が狭い構造を有する。これが逆テーパ構造を有するという意味である。このような構造にすると、その後、陰極の蒸着時に蒸着源から見て陰になる部分は蒸着が及ばないため、陰極同士を分離することが可能になる。
さらに、開口部23のITO層の表面改質を行うために、酸素プラズマ又は紫外線を照射してもよい。例えば、並行平板RFプラズマ(高周波プラズマ)装置を用い、酸素プラズマ照射を実施して、ITO膜の表面改質を行う。
その後、有機薄膜層を積層する(ステップS108)。まず、開口部を有する金属マスクをガラス基板に取り付ける。このとき、金属マスクの開口部と有機薄膜層を設けるべき位置が重なるように配置し、また、金属マスクとガラス基板との間に50μmの空間が空くように取り付ける。そして、0.5%(質量百分率)のポリビニルカルバゾールを溶解した安息香酸エチル溶液をマスクスプレー法によって塗布する。そして、溶液を濃縮乾燥して正孔注入層を形成する。
続いて、正孔注入層の上層にα−NPD(N,N'−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N'−ジフェニル−ベンジジン)を蒸着して膜厚40nmの正孔輸送層を形成する。さらに、その上層に、発光層のホスト化合物となるAlq(トリス(8−ヒドロキシナト)アルミニウム)と、ゲスト化合物の蛍光性色素となるクマリン6とを同時に蒸着して、膜厚60nmの発光層を形成する。続いて、発光層の上層にLiFを蒸着して、膜厚0.5nmの陰極界面層を形成する。
その後、アルミニウム等の金属材料を蒸着して、膜厚100nmの陰極配線を形成する(ステップS109)。この結果、隔壁によってアルミニウム膜は分離され、それぞれの隔壁間に陽極配線1と交差する陰極配線5を形成することができる。例えば、画素数に対応して64本の陰極配線5を形成する。これらの工程により有機EL素子基板が形成される。
次に上述の工程により形成された有機EL発光素子を封止するため、封止用の対向基板を製造する工程について説明する。まず。素子基板とは別のガラス基板を用意する。このガラス基板を加工して捕水材を収納するための捕水材収納部を形成する。捕水材収納部はガラス基板にレジストを塗布し、露光、現像により基板の一部を露出させる。この露出部分をエッチングにより薄くすることにより捕水材収納部を形成する。
この捕水材収納部に酸化カルシウム等の捕水材を配置した後、2枚の基板を重ね合わせて接着する。具体的には、対向基板の捕水材収納部が設けられた面に、ディスペンサを用いてシール材を塗布する。シール材として、例えば、エポキシ系紫外線硬化性樹脂を用いることができる。また、シール材は、有機EL素子と対向する領域の外周全体に塗布する。二枚の基板を位置合わせして対向させた後、紫外線を照射してシール材を硬化させ、基板同士を接着する。この後、シール材の硬化をより促進させるために80℃のクリーンオーブン中で1時間熱処理を施す。この結果、シール材および一対の基板によって、有機EL素子が存在する基板間と、基板の外部とが隔離される。捕水材を配置することにより、封止された空間に残留または侵入してくる水分等による有機EL素子の劣化を防止することができる。
基板の外周付近の不要部分を切断除去し、陽極補助配線26に信号電極ドライバを接続し、同様に陰極補助配線21に走査電極ドライバを接続する。基板端部において各補助配線に接続される端子部が形成されている。この端子部に異方性導電フィルム(ACF)を貼付け、FPC又は駆動回路が設けられたTCP(Tape Carrier Package)を接続する。最上層がMo層である陽極補助配線26の基板端側の一部が端子部となり、コンタクト抵抗を低減することができる。
具体的には端子部にACFを仮圧着する。ACFは日立化成社製アニソルム7106Uを用いている。仮圧着の際の圧着温度は80℃で、圧着圧力は1.0MPa、圧着時間は5秒である。ついでFPC又は駆動回路が内蔵されたTCPを端子部に本圧着する。本圧着の際の圧着温度は170度で、圧着圧力は2.0MPa、圧着時間は20秒である。これにより駆動回路が実装される。この有機EL表示パネルが筐体に取り付けられ、有機EL表示装置が完成する。なお、上述の工程は製造工程の一例であり、これに限るものではなく、有機EL表示装置以外の表示装置に利用してもよい。もちろん、パッシブマトリクス方式の表示装置に限らず、アクティブマトリクス方式の表示装置についても利用することができる。
本発明にかかる有機EL表示装置の構成の一例を示す上面図である。 本発明にかかる有機EL表示装置の一例において、端子部周辺の構成を示す図である。 本発明の有機EL表示装置の製造工程を示すフローチャートである。 本発明にかかる有機EL表示装置において、金属パッドの配置例を示す上面図である。 本発明にかかる有機EL表示装置において、金属パッドの配置例を示す上面図である。 本発明にかかる有機EL表示装置において、金属パッドの配置例を示す上面図である。 従来例の有機EL表示装置の構成を示す上面図である。
符号の説明
1 陽極配線
5 陰極配線
10 隔壁
11 基板
21 陰極補助配線
22 絶縁膜
23 開口部
25 コンタクトホール
26 陽極補助配線
27 補助配線部
28 金属パターン
29 透明導電層パターン
40 端子部
41 金属パッド
42 切断部
51 対向基板
53 シール材
61 ACF
62 FPC
63 導電層
65 ACFの端部
66 カバー樹脂
100 有機EL素子基板

Claims (9)

  1. 外部配線と重ねあわされる端子部において、
    基板上に、導電性の金属酸化物層が配置され、該金属酸化物層に積層されるように複数の金属パッドが配置され、
    前記複数の金属パッドが、互いに分離されて前記金属酸化物層の反基板側表面に配置され、
    前記金属酸化物層と前記複数の金属パッドとはそれぞれ導電接続され、
    前記金属パッドの反基板面側において、前記外部配線が異方性導電膜を介して前記複数の金属パッドと導電接続されてなる表示装置。
  2. 前記金属酸化物層の長手方向に沿って、複数の金属パッドが配置されてなる請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記金属酸化物層の幅方向に、複数の金属パッドが並置されてなる請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記金属酸化物層の上に形成された金属層は、前記複数の金属パッドと該金属パッドから分離された補助配線部とを形成してなり、該補助配線部は、前記複数の金属パッドより表示領域側であって、前記外部配線の端部より表示領域側に設けられている請求項1、2または3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 前記異方性導電膜の表示領域側の端部が、前記補助配線部より反表示領域側に位置している請求項に記載の表示装置。
  6. 基板上に陽極配線と有機薄膜層と陰極配線とが順に積層された有機EL発光素子を有する表示装置において、
    前記陽極配線及び前記陰極配線の夫々の基板端子側において該陽極配線及び陰極配線の夫々に接続された補助配線を有し、
    前記補助配線は、基板上に配置された導電性の金属酸化物層と、その上に形成され、前記金属酸化物よりも抵抗の低い金属層とを有し、
    前記補助配線の基板端部側において、前記金属層は互いに分離された複数の金属パッドとして形成されており、
    前記複数の金属パッドと前記外部配線とが異方性導電膜を介して接続されてなる表示装置。
  7. 前記複数の金属パッドのうち少なくとも1個の金属パッドが、前記外部配線の表示領域側の端部よりも表示領域側に配置されてなる請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記補助配線の金属酸化物層の上に形成された金属層は、金属パッドと分離された補助配線部を有し、該補助配線部は異方性導電膜の端部より表示領域側に設けられている請求項6または7に記載の表示装置。
  9. 前記金属酸化物層の長手方向に沿って、複数の金属パッドが配置されてなる請求項6、7または8のいずれか1項に記載の表示装置。
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